北海道のエリア別おすすめ観光スポット38選！札幌周辺はもちろん釧路や知床の大自然に触れる名所も紹介

 

 

1. 札幌のおすすめ観光スポット

 

 

北海道の中では「道央」と呼ばれるエリアに属する、北海道の中心都市「札幌」。

札幌は北海道の中でも言わずとしれた観光地ですが、今回は札幌市内で観光する際に、アクセスの良さも考慮した観光地をピックアップしました。

 

いずれの観光地も札幌の中心部から移動しやすい場所ですので、ぜひ一度訪れてみてください。

 

四季を楽しめる憩いの場所「大通公園」

 

 

札幌市民の憩いの場所でもある「大通公園」。

大通公園は札幌の中心地にある公園で、観光地としても最適な場所です。

 

中でも短い北海道の夏におすすめなのが、7月下旬〜8月中旬にかけて開催される「  さっぽろ大通りビアガーデン  」です。

大通公園は1丁目から12丁目までありますが、期間中は5丁目から11丁目までが大賑わいとなります。

 

9月には道内全域の特産品が大集合する食のイベント「  さっぽろオータムフェスト  」が開催。

北海道内のご当地グルメが一同に集まるので、観光の際にはぜひ狙いたいイベントの一つです。

 

 

11月〜2月にかけては北海道ならではのイベントとも言える「  ミュンヘン・クリスマス市  」や「  さっぽろ雪まつり  」をはじめとしたイベントが開催され、このシーズンには「ホワイトイルミネーション」の美しい雪景色を楽しむことができます。

 

このように、大通公園では北海道の四季に合わせて様々なイベントが開催されているので、イベント中を狙って観光に訪れるのがおすすめです。

 

 

札幌観光の締めに夜景を楽しめる「JRタワー展望室T38（タワー・スリー・エイト）」

 

 

札幌観光でロマンチックなひとときを過ごすのであれば、「JRタワー展望室 T38（タワー・スリーエイト）」がおすすめ。

もちろん、日中もおすすめの場所ですので、札幌観光の際には外せない場所の一つです。

 

日本新三大夜景都市でもある札幌の夜景を、道内一の高さである地上160mから眺められるJRタワー展望室。

札幌の景観を360℃ぐるりとパノラマで見られるので、札幌全体の夜景を楽しむことができます。

 

 

また、展望室は22時まで（最終入場は21:30）営業しています。

日中に札幌観光を思う存分楽しんで、ディナーを楽しんだあとでも十分に夜景を楽しむことができるのも嬉しいですね。

 

展望室にはカフェも併設されており、展望室と同じく22:00まで営業（ラストオーダー21:45）していますので、カフェでのんびりしながら夜景を楽しむこともできます。

 

その他、男性におすすめなのが展望室のトイレ。

夜景の見える開放感のあるトイレになっているので、用事が無くとも一度は行っておくべきです。

 

 

夜景を見ながらロマンチックな時間を過ごせる「藻岩山」

 

 

札幌の夜景が見られるのはJRタワーだけではありません。

JRタワーよりも西に位置する「藻岩山」も、札幌の風景・夜景を眺めるのにぴったりな場所となっています。

 

藻岩山は麓からロープウェイを利用して中腹まで上がり、その後は「もーりすカー」へと乗り継いで頂上まで上がる形になります。

車で観光しているのであれば、観光道路を利用することで中腹まで上がることも可能ですが、頂上まではもーりすカーに乗らなければ上がれません。

 

 

カップルで観光しているのであれば夜景を見ながら「幸せの鐘」を鳴らすのもおすすめです。

 

そして、藻岩山の頂上には夜景もさることながら、夜景を眺めながら食事ができる「  THE JEWELS  」がありますので、夜景を見ながらロマンチックな時間を過ごすこともできます。

 

カップルで札幌に訪れる際には、藻岩山に立ち寄ってみてください。

 

 

さらなる盛り上がりが期待される「円山動物園」

 

 

札幌を代表する観光地の一つに挙げられるのが「円山動物園」です。

円山動物園の歴史は1950年からと古く、北海道で初めて誕生した動物園がこの円山動物園でした。

 

「北海道の動物園は冬の期間も営業しているの？」という疑問も持たれますが、円山動物園オールシーズン開園しており、冬こそ楽しめるという声があるほど。

 

そうというのも、前述の通り円山動物園は1950年（正式には1951年）に開園し、1953年にはアジアゾウの花子が来園して、円山動物園の人気者として活躍していました。

その後、花子が2007年1月（60歳）に天国へと旅立って以来、円山動物園は象が不在の動物園となっていました。

 

 

2018年の秋頃にアジアゾウ4頭が円山動物園へと来園することが決定し、2019年にはゾウ舎が公開されました。

現在はホッキョクグマが円山動物園のシンボルとなっていますが、人気者の象が来園することで動物園も盛り上がりを見せるかもしれませんので、観光の際にも要チェックです。

 

 

※円山公園の観光関連記事：  「円山動物園」の歴史や見所、料金やアクセス情報など

 

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2. 旭川のおすすめ観光スポット

 

 

北海道内では、旭川は「道北」に属するエリアで、豊かな自然や北海道らしい風景が見られる人気の地です。

家族旅行にも適していて、のんびりと車で観光するのにも最適です。

 

今回は、そんな旭川エリアから家族で楽しめる観光スポットをまとめました。

 

旭川の定番観光スポット「旭山動物園」

 

 

旭川に観光に来たのであれば「旭山動物園」は外せない観光地の一つでしょう。

 

日本最北の動物園という点でも興味がそそられますが、今となっては全国区でも知られる動物園である旭山動物園。

動物の行動に基づいて作られた「行動展示」と呼ばれる展示方法を取り入れていることで知られています。

 

 

中でも旭山動物園でチェックしておきたい動物や展示施設は、「ホッキョクグマ館」と水中トンネルを優雅に泳いでいる様子が見られる「あざらし館」「ぺんぎん館」です。

特に有名なのは上記に挙げた展示施設ですが、他にも「おらんうーたん館」や「チンパンジーの森」といった展示施設も人気が高いです。

 

この他、色々な展示施設がどんどん作られていっているので、何回訪れても楽しめる内容となっています。

 

 

※旭山動物園の観光関連記事：  動物園好きなら必ず行っておきたい！「旭山動物園」の情報と魅力まとめ

 

アイヌの聖地「神居古潭」

 

 

北海道の先住民であるアイヌの方々の「聖地」でもある場所が、この「神居古潭（カムイコタン）」。

独特な雰囲気を持つこの峡谷は1億年以上もの時間をかけて作られ、天然記念物としても認定されている、北海道を代表する景勝地です。

 

札幌〜旭川間の国道脇にあるのですぐに場所もわかりますが、車を止めてから橋を渡って峡谷付近まで降りていくと「神居古潭駅 跡地」が現れてきます。

この跡地にはかつて使われていた線路やSLが設置されており、撮影スポットとしても最適な場所となっています。

 

 

神居古潭付は峡谷以外にも「ストーンサークル」や「神居古潭おう穴群」といった文化史跡・指定文化財が残されており、かつてこの付近にアイヌの方々が生活していたというのが感じられる場所になっています。

 

 

北海道の歴史を学ぶのに最適な「旭川市博物館」

 

 

旭川には上記でも紹介した「神居古潭」の他にも、いくつかの史跡が存在します。

中でも「旭川市開基100年」を記念して建てられたのが「旭川市博物館」です。

 

北海道内にはいくつものアイヌの史跡が存在していますが、そんなアイヌの方々の生活や歴史を学ぶことのできる博物館となっています。

 

また、アイヌの方々の道具なども展示されており、歴史的にも非常に貴重な展示物の数々を見ることができます。

 

 

北海道観光に訪れた際には、かつての北海道がどのような姿だったのか、どのような生活を営んでいたのかを知ってみると、また違った北海道の楽しみ方ができると思います。

 

これまで北海道に何度か訪れたことのある方でしたら、アイヌの奥の深い歴史に触れてみることで、また違ったルートで北海道内を回りたくなることでしょう。

初めての北海道観光の方も、何度か北海道に訪れている方も、ぜひ一度覗いみて欲しい施設の一つです。

 

 

あの日本酒がここで！「高砂明治酒造」

 

 

旭川市で1899年（明治42年）より酒を作り続けている酒蔵の「高砂明治酒蔵」。

日本酒の「国士無双（こくしむそう）」や「旭高砂（あさひたかさご）」でお馴染みの酒蔵で、平成9年からは一般見学もできるようになりました。

 

この高砂明治酒蔵は酒蔵としても非常に貴重なものですが、建物自体も歴史的建造物として扱われており、工場見学ができたり直売店なども併設された酒蔵となっています。

 

直売店では無料で試飲することができますので、日本酒が好きな方であれば楽しめることでしょう。

 

 

道産米にこだわって作られている、高砂酒造の日本酒。

旭川に観光に来られた方は、旭川土産として日本酒を買っていくというのもおすすめですよ。

 

 

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3. 富良野のおすすめ観光スポット

 

 

北海道の「道央〜道北」にエリア分けされ、北海道の「へそ」とも言われるのがこの富良野エリアです。

テレビドラマでもお馴染みの富良野ですが、たくさんの自然と花々が印象的な土地です。

 

今回はこの富良野エリアから、お子様連れで楽しめる観光地をピックアップしました。

 

富良野といえば「ファーム富田」のラベンダー畑

 

 

富良野といえばラベンダー畑というイメージを築き上げたと言っても過言ではない、中富良野町にある「ファーム富田」のラベンダー畑。

上記に挙げたような景色も、あまりにも有名な景色となりました。

 

ファーム富田を観光する際にチェックしておきたいのが、ラベンダーの開花時期。

実はラベンダーの開花時期は7月上旬から約1ヵ月ほどしかありません。

 

そのため、「ラベンダー」目的でファーム富田に行くのであれば、7月中旬頃を目掛けていくのがベストです。

 

そうとはいえ、ファーム富田にはラベンダー以外にもたくさんの植物が育てられているので、4月中旬頃から10月中旬頃までは、たくさんの花々を楽しむことができます。

 

 

そして、ファーム富田で試しておきたいのが「ラベンダーソフトクリーム」。

ラベンダーエキスが入ったソフトクリームは、ソフトクリームの甘さとラベンダーの爽やかな香りが楽しめるうえ、非常に美味しいのでおすすめ。

 

この他、北海道産の生クリームを使用したソフトクリームや、北海道産メロン果汁が入ったメロンソフトクリームなど、北海道ならではのスイーツも当然ながら美味しいです。

 

 

手作り体験も楽しめる「富良野チーズ工房」

 

 

北海道といえば牛もたくさんいて、乳製品が美味しいというイメージも強いですよね。

「富良野チーズ工房」はお土産としても見かけることの多い北海道を代表するチーズのひとつ。

 

中でも、富良野チーズ工房のチーズはワインが入った「ワインチェダー」が特に有名な商品の一つですが、富良野チーズ工房と同じく、富良野で生産された「ふらのワイン」が入っているのが特徴となります。

 

 

また、富良野チーズ工房では「手作り体験工房」も毎日開催されており、「バター」や「アイス」「チーズ」いずれかの手作り体験が行えます。

料金に関しては1,000〜1,100円と、リーズナブルな料金で体験することができるので、ご家族連れでも安心です。

 

そして、富良野チーズ工房では本格派のナポリピッツァが食べられる「ピッツア工房」も併設されています。

ナポリから取り寄せたという薪窯と、富良野で生産された具材、富良野チーズ工房で作られたモッツアレラチーズを使用したピザはぜひ食べてみましょう。

 

 

「ふらのジャム園」と「アンパンマンショップ」

 

 

富良野観光に訪れたのであれば、お子様連れでもカップルでも「ふらのジャム園」と「アンパンマンショップ」に行ってみてはいかがでしょうか。

 

「ジャムおじさん」ならぬ「ジャムおばさんのジャム工房」を構える富良野ジャム園では、昭和61年にオープンして以来、38種類ものジャムを販売。

試食しながら好みのジャムを選ぶことができるので、お土産にジャムを買っていくのにも最適なスポットです。

 

 

また、ふらのジャム園の園内には子供たちに大人気の「アンパンマン」のショップである「アンパンマンショップ」も併設。

2000年にオープンしたアンパンマンショップは、アンパンマンのファンもうなる、国内最大級のアンパンマングッズを取り揃えるショップとなっています。

 

アンパンマンのファンのみならず、様々な方が楽しめる内装と、可愛らしい石像がたくさん並ぶ広場は、写真撮影にもってこいのスポット。

ふらのジャム園でお土産のジャムを選んで、アンパンマンショップでくつろぐというコースもおすすめです。

 

 

ドライブにも最適な「ジェットコースターの路」

 

 

車で富良野観光に訪れているのであれば、「ジェットコースターの路」を通過してみるのもおすすめ。

 

ジェットコースターの路は、上富良野の素晴らしい景観を見られる「かみふらの八景」の中の一景。

その名の通り、アップダウンの激しい急勾配の道路と2.5kmの直線道路が、まるでジェットコースターのような景観を生んでいる素晴らしい場所となっています。

 

 

たかが道路とあなどるなかれ、実際に走ってみるとその景色の良さに驚かされること間違いなしです。

また特に天気が良い日は、富良野らしい素晴らしい風景と空のコントラストが美しく、一見の価値ありです。

 

実はテレビドラマ「優しい時間」の撮影でも使われている場所で、ドラマのファンの方は特におすすめのスポットです。

天気の良い日のドライブには最適な道なので、車で移動している際にはぜひ通ってみてはいかがでしょうか。

 

 

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4. 函館のおすすめ観光スポット

 

北海道を代表する観光地でもある「函館」。

北海道では「道南」と呼ばれるエリアに属され、海の幸が豊富なエリアとしても知られます。

 

函館エリアからは、函館観光には欠かせない観光スポットをご紹介します。

 

海産物を堪能する裏観光名所「はこだて自由市場」

 

 

函館に来たのであれば、必ず堪能しておきたいのが海の幸です。

 

港町である函館は、新鮮な魚介類の宝庫としても知られますが、そんな魚介類を味わうには「函館朝市」がおすすめ。

と言いたいところですが、実は「はこだて自由市場」も密かにおすすめな場所となっています。

 

はこだて自由市場はかつて闇市として繁盛していた市場でしたが、現在では地元の方も足を運ぶ地域に根づいた市場です。

 

 

はこだて自由市場の特徴はなんと言っても取り扱っている海鮮の新鮮さですが、何よりも驚くのが魚介類の安さ。

そして、おすすめなのが市場で魚を選び、丼を作ってくれる「自由海鮮丼」です。

 

地元客はもちろん知っている場所ですが、じわじわと観光客の方も増えつつあるはこだて自由市場。

函館朝市も注目される観光名所ですが、はこだて自由市場は裏観光名所として知られ始めているので、もしかすると徐々にその姿も変わっていくかもしれません。

 

まさに「今」行っておきたい函館の観光名所の一つです。

 

 

函館の定番観光スポット「函館山」

 

 

函館に観光に行くのであれば、定番中の定番とも言える「函館山」は外せません。

函館山の展望所では、函館の街並みをパノラマで見ることができるので、その独特な地形にも感動することでしょう。

 

日中に登っても、夜に登っても楽しめる観光名所ですが、やはり函館山から見る夜景は一見の価値ありです。

 

また、函館山山頂まではロープウェイで行くこともできますが、夏は車で山頂まで上がっていくこともできます。

 

 

180℃に近いようなカーブが連続するため、運転初心者の方にはおすすめできませんが、山頂までの道中で夜景がじわじわと見えてくるので、山頂で見る夜景に期待度もアップすることでしょう。

 

函館山からは夜景だけではなく、日の出や日の入りも見ることができますので、何度か函館山に行ったことがある方は、ぜひ違う函館山の楽しみ方をしてみるといいでしょう。

 

函館山ロープウェイの  ホームページ  にも、日の入りの時間や夜景になる時刻の目安が出ていますので、チェックしてから移動するのがポイントです。

 

 

歴史ある湯治場で知られる「湯の川温泉」

 

 

函館といえば「湯の川温泉」。

1653年もの歴史ある湯治場として知られる湯の川温泉は、今もなお人気の高い温泉地として知られ、かつてはあの新撰組の榎本武揚も湯の川温泉に通っていたと言われます。

 

湯の川温泉は、すぐ目の前に津軽海峡の海が広がる立地にあり、一部の温泉宿ではオーシャンビューの部屋を設けています。

大浴場もおすすめですが、海を眺めながら部屋で温泉に浸かることができる室内露天風呂がおすすめですよ。

 

 

また、湯の川温泉のすぐ近くには函館市内を走行する市電があり、函館市内や駅からのアクセスにも最適。

函館市電は「函館どっく前」や「魚市場通り」「五稜郭公園前」など、函館の観光名所を通過する路線ですので、湯の川と市内観光地への行き来もしやすいです。

 

温泉もおすすめですが、湯の川近辺を散歩するのも楽しいですよ。

歩いていける近辺にはサル山温泉で有名な「  函館市熱帯植物園  」や「  湯倉神社  」といった観光名所があるので、のんびりと時間を使いながら散歩するのにも最適です。

 

 

函館観光のお土産はココで！「金森赤レンガ倉庫」

 

 

函館の「金森赤レンガ倉庫」は、函館の観光名所の中でも特に多くの観光客で賑わう場所です。

 

金森赤レンガ倉庫は1909年に建築された倉庫群で、かつては輸入雑貨や船具といった荷物を収容していた倉庫でした。

現在はショッピングモールとしてリニューアルをし、新鮮な海産物や函館土産はもちろん、レストランやビアホールと行った飲食店も入っています。

 

 

また、金森赤レンガ倉庫を含む街並みは北海道遺産としても選定されています。

特に冬になるとイルミネーションのような街路灯が灯り、非常に美しい光景が見られますよ。

金森赤レンガ倉庫では季節に合わせたイベントも開催されており、クリスマスシーズンは特に盛り上がりを見せます。

 

特に館内にある「サンタポスト」にクリスマスカードを投函すると、クリスマスに届けてくれるというサービスも。

春や夏にサンタポストに投函すると、忘れた頃にクリスマスカードが届くので、旅のちょっとした思い出にもおすすめです。

 

 

函館を代表する美しい景観の「八幡坂」

 

 

「八幡坂」は、その景観の良さからTVコマーシャルやTVドラマでも使用されたことのある、函館を代表する「坂」の一つです。

 

函館は坂の多い街としても知られ、この八幡坂以外にもいくつかの名前の付いた坂があります。

その中でも特に有名なのが八幡坂で、石畳の道と異国情緒のある風景が、日本で無いかのような雰囲気を作り出しています。

 

 

函館山の麓にあたる場所のため、八幡坂を登りきるのはなかなかの体力が必要。

しかし、歩道には手すりが付けられていたり、色々な店が立ち並んでいるので休みながらも観光することができます。

 

函館は夜の景観も良いですが、八幡坂は日中の晴れた日の景観が非常に素晴らしく、坂から臨んだ景色には「  青函連絡船記念館 摩周丸  」も見られます。

八幡坂を含め、いくつかの坂をぜひ日中に訪れてみてはいかがでしょうか。

 

 

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5. 釧路のおすすめ観光スポット

 

 

北海道では「道東」エリアに属する釧路エリア。

釧路方面の魅力は、手付かずに近い自然が見られたり、天然記念物となる動物が野生に近い形で生活している様子が見られるなど、より自然に近い環境が揃う場所です。

 

そんな釧路エリアからは、自然を堪能できる観光スポットを紹介していきます。

 

天然記念物の丹頂鶴を見るなら「釧路市丹頂鶴自然公園」

 

 

かつては日本にもたくさんいたはずが、次第にその生活圏が無くなっていってしまったため、1935年には国の天然記念物としても指定された丹頂鶴（たんちょうづる）。

丹頂鶴は日本を代表する鳥の1種でもあり、かつての千円札（夏目漱石の）などにも描かれていました。

 

そんな丹頂鶴ですが、釧路湿原をはじめとした、釧路にある湿地帯では野生の丹頂鶴を見ることができます。

 

ただ、やはり自然に生息する丹頂鶴ですので、タイミングが合わなければ見ることもできません。

 

 

「釧路市丹頂鶴自然公園」は1958年にオープンして以来、丹頂鶴の保護と繁殖を行なってきており、1度は絶滅したと考えられていた丹頂鶴ですが、平成14年には1,400羽を超えるまでに個体数も回復してきています。

 

この釧路市丹頂鶴自然公園では、保護・育成のために放し飼いされている美しい丹頂鶴を1年中観察することができます。

時期によってはヒナを育てる丹頂鶴の姿を確認できたりと、ただでさえ希少な丹頂鶴の姿に加え、子育てしている様子を見られるのはここだけでしょう。

 

 

世界三大夕日にも選ばれる場所「幣舞橋」

 

 

釧路のシンボルとも言えるのが、この「幣舞橋（ぬさまいばし）」です。

実はあまり知られていませんが、釧路の「夕日」は非常に美しい事でも知られており、「世界三大夕日」としても制定されているほど。

 

夏に見ても美しい夕日を眺めることはできますが、特におすすめなのが冬の夕日。

気候や条件によっては「正直普通の夕日だな」と感じることもありますが、条件が揃っているときの夕日は、なるほど確かに世界三大夕日だなと思えるほどの絶景です。

 

 

筆者も何度か見ていますが、基本的に道東の空は非常に広く感じ、雲の様子もくっきりとわかりやすい印象。

幣舞橋からの綺麗な夕日を一発で見れたのなら、それはすごくラッキーな事かもしれません。

 

ヨーロッパ風の橋をイメージしたと言われている通り、幣舞橋はどこか海外の雰囲気もある橋ですので、フォトスポットとしてもおすすめです。

 

 

活火山ならではの絶景が望める「雌阿寒岳」

 

 

体力に自信がある方で、登山が好きという方であれば、「雌阿寒岳（めあかんだけ）」に登ってみるのもおすすめです。

 

雌阿寒岳は標高1,371mの活火山で、噴火によって形成された10つもの山からなる噴火山。

南方には「阿寒富士」が望める他、「トドマツ」や「アカエゾマツ」「メアカンフスマ」「メアカンキンバイ」といった北海道ならでは、雌阿寒岳ならではの植物も見られます。

 

雌阿寒岳を登山するには、往復でおおよそ4時間が目安となる「雌阿寒温泉コース」、往復おおよそ5時間が目安となる「オンネトーコース」、往復おおよそ6時間が目安となる「阿寒温泉コース」があります。

 

あまり登山に慣れていない方は「雌阿寒温泉コース」を選択して、片道はおおよそ2時間程度、往復で4時間程度を見ておくようにしましょう。

 

 

山頂に近づくと「オンネトー湖」を望む絶景や、火口底の「青沼」など、素晴らしい絶景が見られておすすめです。

 

なお、雌阿寒岳は活火山ですのでまれに入山規制が入ります。

観光で雌阿寒岳を訪れる際には、事前に気象庁ホームページなども参照しておきましょう。

 

 

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6. 小樽のおすすめ観光スポット

 

小樽は「北の商都」として明治時代以降に発展したレトロな港町。

独特な異国情緒を感じさせる風景は、今も昔も変わることなく人々を魅了し続けています。

 

ここでは、小樽を訪れるなら外せない人気観光スポットを紹介していきます。

 

異国情緒たっぷりのレトロなスポット「小樽運河」

 

 

小樽運河は、港町・小樽を代表する観光スポットです。

 

小樽港は北海道開拓の玄関口として発展したのがはじまりで、運河は大きな船から下ろす積荷を運ぶことを目的に整備されました。

運河沿いの景色だけを眺めると港町には見えませんが、実は港に沿うように造られています。

 

完成したのは大正12年（1923）、戦後には港の埠頭岸壁の整備が行われ運河が使用されることはなくなってしまいましたが、風情ある景観は多くの人々を魅了します。

 

 

運河は全長1140m、幅は約20m。

 

ちなみに、現在見られる運河は以前の半分にあたる幅なのだそう。

運河沿いの景色はゆっくりと歩きながらはもちろんのこと、約40分間の  小樽運河クルーズ  でも楽しむことができます。

 

日没以降は運河沿いの倉庫群がライトアップされ、幻想的な雰囲気が楽しめるので夜の観光もおすすめです。

 

 

80分のクルーズで気軽に行ける小樽の秘境「青の洞窟」

 

 

小樽に行くならぜひ訪れていただきたいのが、青の洞窟です。

青の洞窟といえば沖縄のイメージが強いですが、実は北海道にもあるのをご存知でしょうか。

 

ここは北海道唯一の海域公園である  ニセコ積丹小樽海岸国定公園  に位置しています。

海岸沿いの洞窟なので自力でアクセスするのは難しいですが、そこには海からしか見られない絶景があります。

 

 

小樽港ではいくつかの会社がボートクルーズを催行しているので、ぜひ参加してみてください。

 

クルーズの所要時間は約80分間。

龍宮クルーズ  は1日最大6便運航しており、事前予約も可能なので自分のスケジュールに合わせて参加できます。

 

料金は大人 6,000円（23歳未満 5,500円）、3歳から小学生は4,000円です。

 

 

北海道を代表する夜景スポットの一つ「小樽天狗山ロープウェイ」

 

 

標高約532mの天狗山は、小樽のシンボル的存在です。

北海道の夜景は函館が有名ですが、小樽も「北海道三大夜景」の一つに数えられています。

 

天狗山までは市内中心部から車で約15分。

小樽駅から路線バスも運行しているので、車なしでも気軽に訪れることができます。

 

 

山麓から山頂までは30人乗りのロープウェイで、片道4分あまりで到着します。

小樽港や石狩湾はもちろん、よく晴れた日には暑寒別連峰や積丹半島まで見渡すことができる絶好のビューポイント。

 

冬には   小樽雪あかりの路   が開催され、雪のハートオブジェや雪のテラスなど素敵な見どころも楽しめるので、カップルのデートスポットとしてもおすすめです。

 

 

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7. 阿寒・摩周のおすすめ観光スポット

 

 

釧路市内から北へ80kmほど離れた場所に位置するのが、  阿寒摩周国立公園  。

日本最大のカルデラ地形を有する自然豊かなエリアで、湖や温泉、アイヌ文化など見どころが豊富なのが特徴です。

 

代表的な見どころは阿寒湖と摩周湖の2ヵ所ですが、これらは60kmほど離れているので観光にはレンタカーが欠かせません。

地球の息吹を感じさせるダイナミックな景観は、一見の価値ありです。

 

マリモが有名！季節を問わず楽しめるアクティビティが満載「阿寒湖」

 

 

雌阿寒岳（標高1,370m）の噴火によって、今から約15万年前に誕生したのが阿寒湖です。

淡水湖としては北海道で5番目に大きいことで知られ、全域が阿寒摩周国立公園に属しています。

 

筆者も実際に訪れて驚いたのですが、こちらの国立公園の面積は東京23区の約1.5倍もあるのだそう。

 

湖畔には温泉街があるので、ホテルや旅館に泊まってゆっくりと周辺観光を楽しむのがおすすめ。

既にご紹介した阿寒湖アイヌコタンへは歩いて行けますし、雌阿寒岳の登山にも便利なロケーションです。

 

 

湖には特別天然記念物に指定されるマリモをはじめ、ベニザケやヒメマス、ワカサギも生息しています。

ハイキングの他にも、サイクリングやクルージング、フィッシングなど様々なアクティビティーが楽しめるので、訪れる際は事前にチェックしておくと良いでしょう。

 

意外かもしれませんが、冬もワカサギ釣りにスノーモービル、スノーシュートレッキングなど楽しみが満載。

最も寒い時期は-20度を記録する阿寒地域、冬しか見られない幻想的な景観も風情があるものです。

 

ニュー阿寒ホテル  の公式サイトでは季節ごとに楽しめるアクティビティを紹介しているので、気になる方はぜひチェックしてみてください。

 

 

温泉とアイヌの大規模集落で知られる「阿寒湖アイヌコタン」

 

 

阿寒湖畔より数分のところにある「阿寒湖アイヌコタン」。

北海道の先住民であるアイヌの人々が暮らす集落で、北海道内にあるアイヌコタンの中でも最大規模です。

 

阿寒湖アイヌコタンでは、実際にアイヌ民族の民芸品やアイヌ料理を堪能することができ、アイヌ民族の伝統的な文化を知ることのできる場所になっています。

 

 

阿寒湖アイヌコタンにある「イコロ」と呼ばれる場所では、国の重要無形民俗文化財にも指定されている、アイヌ民族に伝わる伝統的な「アイヌ古式舞踊」を見ることができます。

また、4月〜11月末にかけては「ロストカムイ」を堪能できるので、タイミングを合わせて旅行を計画してみてはいかがでしょうか。

 

阿寒湖アイヌコタンではこうした体験の他にも、アイヌ文様の刺繍体験や木彫り体験ができます。

もし阿寒湖まで訪れたのであれば、ぜひ一度は非常に神秘的で伝統のあるアイヌ民族の文化に触れ合ってみてください。

 

 

現実離れした絶景が見られる「摩周湖カムイテラス」

 

 

摩周湖はアイヌ語で「カムイトー（神の湖）」と呼ばれ、古くより神聖な場所として崇められてきた湖です。

 

こちらは約7,000年前に発生した噴火によって形成されたカルデラ湖で、周囲約20kmの大きさとされています。

北海道の湖はどれも広大なので、なんだか感覚が麻痺してきませんか。

 

この湖の魅力はなんと言っても、その景観の美しさにあります。

周辺を取り囲む150〜350mの壁と真っ青の湖面の組み合わせは、この世のものとは思えないほどの美しさを誇ります。

 

 

湖の周辺には「摩周第一展望台」「摩周第三展望台」「裏摩周展望台」の3つの展望台が設けられています。

摩周湖カムイテラスが位置するのは、摩周第一展望台です。

 

見学は基本的に自由ですが、夏季は乗用車 500円（バイク 200円）／台の駐車料金の支払いが必要となります。

支払時にもらえる駐車券は硫黄山と共通なので、あわせて足を運んでみてください。

 

摩周湖カムイテラスには広々とした土産販売スペースと軽食カウンターがあるので、観光で訪れるのに最適です。

 

 

筆者は「いもだんご（350円）」を注文しました。

もっちりとした生地に甘じょっぱいみたらしを絡めた、ボリューミーな逸品です。

 

道民のソウルフードとしてお馴染みの定番グルメなので、小腹が空いた際はぜひ食べてみてください。

 

 

神秘的なオーラを放つ裏摩周「神の子池」

 

 

摩周第一展望台から湖を挟んで反対側は、裏摩周と呼ばれています。

かつて「カムイトー（神の湖）」という名で親しまれた摩周湖ですが、その地下水が湧き出る池があります。

 

その名も、神の子池。

 

地図で見ると近いのですがアクセスするための道路が一本しか無いので、移動には車で片道約1時間かかります。

摩周湖は年間100日あまり霧に覆われているので、クリアな景色が見られるかは運次第。

 

少し遠いですが、摩周湖第一展望台を訪れた際に霧がかかっていたら、一旦神の子池に移動して裏摩周展望台から再び景色を確認するという選択肢もあります。

 

 

とはいえ、往復するだけで約2時間かかるのでなるべく早めの時間帯に行動することをおすすめします。

池の真上から太陽が差し込むお昼前後が最も美しいので、時間帯も考慮しながらスケジュールを組むと良いでしょう。

 

ちなみに、よく晴れた日に撮影したのが1枚目、2枚目の写真は雲がかった時の様子。

見た目の違いは一目瞭然ですよね。

 

摩周湖および神の子池はタイミングが命なので、訪れる際は天気予報をしっかりとチェックしておきましょう。

 

 

露天風呂ならぬ野天風呂の宝庫「屈斜路湖」

 

 

屈斜路湖も阿寒摩周国立公園にある湖の一つ。

その大きさは周囲57kmと圧倒的な規模を誇り、国内最大のカルデラ湖として知られています。

 

火山活動から生まれたということもあり、湖畔には温泉が点在しています。

すぐ近くには有名な温泉地である川湯温泉がありますが、温泉から望む景色の美しさは屈斜路湖が圧勝でしょう。

 

中でも南部の和琴半島にあるいわゆる「野天風呂」は、温泉好きには堪らないスポットです。

 

温泉は混浴ですが、水着OKなので女性でも気軽に楽しめます。

 

 

こちらは湖の東側にある、砂湯。

筆者は砂風呂と勘違いしていたのですが、どうやら湖畔の砂地から温泉が湧出することに由来するのだそう。

 

地面に触れてみるとほんのり温かく、ここが温泉であるということを実感します。

ちょっと面倒かもしれませんが、砂を掘れば温泉が出てくるので時間に余裕のある人は足湯作りに挑戦してみてください。

 

自分が掘った温泉に入るという経験はなかなか無いので、大人から子供まで楽しめること間違いなし。

すぐ近くには  RECAMP砂湯  というキャンプ場があるので、こちらも必見です。

 

 

 

8. 支笏・洞爺湖のおすすめ観光スポット

 

 

道央を代表する景勝地といえば、洞爺湖。

支笏・洞爺湖エリアは札幌からそれほど遠くないので、新千歳空港を観光拠点にすると便利でしょう。

 

周辺にはバラエティー豊かな見どころが点在しているので、最低でも1泊するのが理想です。

ここでは札幌から日帰りで行けるおすすめの観光スポットをご紹介します。

 

札幌から近くてアクセス便利な自然スポット「支笏湖」

 

 

支笏（しこつ）湖は、新千歳空港から車で1時間以内の場所にあるカルデラ湖です。

 

最深部はおよそ360m、秋田県の田沢湖に次ぐ国内第二の深さを誇ります。

北海道は冬の寒さが厳しいため湖も当然凍ってしまうのですが、支笏湖は結氷しないという興味深い特徴を持ちます。

 

こちらも湖の周辺には多くの火山が点在し、一帯が支笏洞爺国立公園に指定されています。

この国立公園はやはり札幌からのアクセスの良さが魅力で、季節を問わず国内外から多くの観光客が訪れています。

 

 

周辺には紋別岳（標高 866m）や樽前山（標高 1,041m）など初心者でも簡単に登れる山があるので、登山にもぴったりです。

時間に余裕のある人は  支笏湖ビジターセンター  に立ち寄って、情報収集してから行くのがおすすめです。

 

湖畔にある支笏湖温泉は、ミネラルを豊富に含んだとろみのあるお湯が魅力。

トレッキングやカヤックなどのアクティビティーを楽しんだ後は、温泉にゆっくりと浸かって疲れを癒しましょう。

 

毎年1〜2月には北海道を代表する祭典「  千歳・支笏湖氷濤まつり   」が開催されるので、ぜひ冬の時期にも足を運んでみてください。

 

 

4〜10月は毎晩花火大会が楽しめる「洞爺湖温泉」

 

 

北海道の数ある温泉の中で、筆者が最もおすすめしたいのが洞爺湖温泉です。

支笏湖からは車でさらに2時間近くかかるので、訪れるなら泊まりがけが理想。

 

洞爺湖は屈斜路湖、支笏湖に次いで国内3番目の大きさを誇るカルデラ湖で、有珠山や昭和新山に囲まれた美しい景観が魅力の人気観光地です。

日帰りで訪れる人も少なくありませんが、洞爺湖周辺はとにかく見どころ盛り沢山。

 

温泉は1910年の有珠山噴火により湧出したもので「美肌の湯」として親しまれています。

 

 

筆者が宿泊したのは、湖畔に位置する  洞爺観光ホテル  。

湖をすぐ目の前に望むロケーションもさることながら、客室に居ながら花火を鑑賞できるのも人気の秘密です。

 

洞爺湖温泉では毎年4月下旬から10月まで、毎晩  洞爺湖ロングラン花火大会  という花火大会が開催されています。

 

 

気になる時間は20時45分から21時05分までの20分間と少し遅めなので、やはりホテルや旅館に宿泊するついでに楽しむのがベスト。

 

花火観賞用の観光船  の運行もあるので、湖畔から少し離れた場所の宿を予約する方はぜひチェックしてみてください。

 

※洞爺湖ロングラン花火大会は雨天決行、風向・風速が不安定な場合中止になることがあります。

 

 

ため息が出るほど美しい絶景を見渡す「サイロ展望台」

 

 

洞爺湖は日本百景に選ばれる、日本を代表する景勝地です。

「せっかく訪れるなら湖を見渡す展望スポットに行きたい」と思っていたところ、筆者が辿り着いたのがこちら。

 

サイロ展望台をグーグルマップで検索するとなぜか営業時間が表示されるのですが、それは展望台のすぐ隣にある店舗のものです。

 

筆者は日没前に到着したのですが、ご覧のような絶景を見ることができました。

洞爺湖は、個人的に摩周湖と並ぶほど美しいと感じた湖なので、皆さんにもぜひ一度訪れていただきたいです。

 

 

夕方であったということで、展望台の裏手に広がる草原はご覧のような絶景でした。

洞爺湖温泉に向かう途中は、このような景色が2kmあまり続きます。

 

草原の向こうに聳えるのは、羊蹄山（標高 1,898m）。

この山が「蝦夷富士」と例えられるのも納得、まさにゴールデンアワーでした。

 

洞爺湖周辺は乗馬やカヌー、サイクリングなど様々なレジャーも楽しめるので、ぜひご自身の好みに合わせてアレンジしてみてください。

 

※詳しくは 洞爺湖温泉観光協会のホームページ  をご覧ください。

 

 

9. 登別のおすすめ観光スポット

 

 

支笏・洞爺湖エリアの南側、太平洋沿岸に位置するのが登別（のぼりべつ）。

全国でも有数の温泉地として知られ、9つの泉質が湧出することから「温泉のデパート」という愛称で親しまれています。

 

札幌および函館の区間を車で移動する場合は必ず経由するので、ぜひ立ち寄ってみてください。

公共交通機関でも比較的アクセスしやすいため、最近では外国人観光客の姿もよく見かけます。

 

ダイナミックな自然を気軽に楽しめる「登別地獄谷」

 

 

登別を訪れるなら、必ず訪れていただきたいのが地獄谷。

ここは、今から約1万5000年前に発生した日和山の噴火によって形成された爆裂火口跡です。

直径約450mの巨大なもので、当時の噴火の凄まじさを物語っています。

 

ここから湧出する温泉は、なんと1日1万トンにも及ぶのだそう。

泉質は多様で、温泉街のホテルや旅館へと給湯されています。

 

周辺には遊歩道が整備されており、歩きながら温泉地獄を見学することができますよ。

 

 

所要時間は地獄谷のみなら約30分、ゆっくりと散策するなら約90分が目安。

足元は基本的に安定していますが、傾斜があるのでなるべく歩きやすい靴で訪れることをおすすめします。

 

すぐ近くには有料の駐車場（車1台あたり 500円／台）があるので、車で行く場合はそちらを利用しましょう。

駐車券は  大湯沼  と共通なので、足腰の悪い人にはかなり使い勝手が良いと思います。

 

入り口から片道20〜25分歩く代わりに、車でまっすぐ移動できるのは嬉しいですよね。

 

 

秘境感たっぷりの「大湯沼川天然足湯」

 

 

大湯沼の駐車場から歩いて7〜8分ほどの場所には、自然豊かな足湯があります。

 

これは大湯沼から流れ出す温泉の川のほとりにあるスポット。

大湯沼は最高温度が100度以上に達する場所もあるほどで入浴できませんが、ここまで来ると心地よい温度に。

時期にもよりますが、筆者が訪れた6月上旬頃は体感で約40度でした。

 

川沿いには木製の床が設けられているので、休憩を兼ねてぜひ立ち寄ってみてください。

 

 

地獄谷から歩いて行くことも可能ですが、既にお伝えした通り片道約20分かかります。

「なるべく近場の駐車場が良い」という方は、車で登別地獄谷から大湯沼川天然足湯の順で移動するとスムーズでしょう。

 

ひとつだけ注意していただきたいのですが、途中に歩行者が車道を横切るポイントが1ヵ所だけあります。

探勝歩道が一瞬だけ途切れる場所で車が来ることに気付かない人が居るかもしれないので、運転する際は注意が必要です。

 

大湯沼の駐車場から徒歩でアクセスする場合は、来た道を戻ると右手に木製の看板が見えるので「天然足湯」の標識に従って進むと見えてきます。

 

 

ちょっと足を延ばして自然に癒される「倶多楽湖」

 

 

登別の見どころは温泉ばかりではありません。

倶多楽（くったら）湖は登別温泉街の東側に位置する湖です。

 

湖畔の駐車場までは大湯沼から車で10分ほどの距離なので、観光のついでに訪れてみませんか？

途中には倶多楽湖 扇型展望台というビューポイントがあるのですが、残念ながら木々に覆われているので全体を眺めることはできません。

 

そうとはいえ、湖そのものはとても美しいので、ぜひ湖畔まで行ってみてください。

 

周囲8km程の小さな湖なので、ドローンなどの空撮には最適です。

空から見渡す円形のカルデラは、まるで映画『  君の名は。  』に登場した湖のよう。

 

水質も極めて良好で透明度が非常に高いので、訪れる価値ありです。

 

 

※登別の観光関連記事：  北海道・登別の人気おすすめ観光スポットを紹介！登別温泉を堪能できる日帰りモデルコースも解説

 

 

10. 網走・知床のおすすめ観光スポット

 

 

北海道の北東部に位置する、網走・知床エリア。

最寄りの空港は女満別空港で、JALやANAのほかLCC（格安航空会社）も就航しています。

 

Peach航空を利用すれば、関西国際空港（大阪）から片道6,000円ほどという安さでアクセスできるのも魅力。

ここでは網走を拠点に行ける、おすすめの観光スポットをご紹介します。

 

全国的に珍しい湖の紅葉が見られる「能取湖」

 

 

網走周辺には、サロマ湖や網走湖、藻琴湖など複数の湖が点在しています。

なかでも、西部に位置する能取（のとろ）湖は、日本一のサンゴ草群生地として知られる有名な観光地。

 

多くの人はサンゴ草と聞いてもパッと来ないかもしれませんが、湿地に生息する植物の一種です。

普段はご覧のように鮮やかな緑色で、湿地を芝生のように覆っています。

 

木道から外れても草の上を歩けるのではないかと思うほどの見た目ですよね。

 

 

緑一色の景色も美しいですが、おすすめは紅葉の時期です。

毎年8月下旬から9月下旬にかけてはサンゴ草が真っ赤に染まり、一面真っ赤な絨毯のようになります。

 

SNSでも話題の絶景なので、この時期に網走を訪れる場合はぜひ足を運んでみてください。

 

 

世界自然遺産「知床五湖」で貴重な自然環境を訪ねる

 

 

壮大な自然を求めて北海道を訪れるなら、知床は見逃せません。

 

日本にある世界自然遺産は知床や白神山地、屋久島、小笠原諸島、および奄美大島、徳之島、沖縄島北部及び西表島です。

奄美や沖縄は複数の島々で1つのエリアとされているので、実際には5ヵ所しかありません。

 

世界文化遺産は数え切れないほど存在する中で、自然遺産は意外と少ないのが事実。

自然豊かな北海道ですが、世界遺産の自然は知床だけであるというのも正直驚きです。

 

 

そんな知床を代表するのが、知床五湖です。

その名の通り、五つの湖が連なる湿地帯で野生動物や豊かな植生を観察することができます。

 

散策コースは高架木道を歩いて一湖に行って折り返すルート（通年自由散策可）と、遊歩道を歩きながらすべての湖を巡るルートの2種類があります。

一湖から五湖まで巡るコースでも所要時間は最短で1時間前後です。

 

 

基本的には自由に散策できますが、ヒグマの活動期である5月上旬から7月はガイド同伴でないと歩くことはできません。

 

筆者は2023年6月上旬にガイドツアーに参加したのですが、参加日の前日および翌日ともにヒグマの目撃情報が出ていました。

散策コース上でヒグマの目撃情報が出た際は、残念ながらツアーは中断されてしまうので悪しからず。

 

あくまでも、野生動物たちが暮らす森の中にお邪魔させていただいているという謙虚な姿勢が必要ですね。

 

 

日本の滝100選に指定される名瀑「オシンコシンの滝」

 

 

オシンコシンの滝は「知床八景」の一つに数えられる景勝地です。

落差は約50m、滝幅30mを誇る知床一の瀑布で、日本の滝100選に選ばれています。

 

特徴的な名前はアイヌ語の「オ・シュンク・ウシ（エゾマツが群生するところ）」に由来するのだそう。

北海道にはこうしたアイヌ語を語源とする地名やスポットが多くあります。

 

 

滝は規模こそ大きいものの、国道334号沿いに位置しているためか気付かずに通り過ぎてしまう人が多いので、車で訪れる場合は注意が必要です。

 

階段を登ると間近で滝を見られるのですが、あまりの迫力にびっくり。

すぐ目の前には海が広がり夕陽が見られるので、日没前の時間帯もおすすめです。

 

 

新鮮な海鮮が味わえる地元の食堂「ウトロ漁協婦人部」

 

 

せっかく知床を訪れるなら、美味しい海鮮は欠かせません。

 

ウトロ漁協婦人部は知床半島西部のウトロ地区の港で地元漁師の奥さんたちが営む小さな食堂です。

ひっそりとした店構えですが、観光のガイドブックに掲載されるほど有名な超人気店。

 

筆者が訪れた時は店内が満席でした。

 

 

メニューは定番のカレーライスや醤油ラーメンから海鮮丼までさまざま。

それでも、やはり人気は三種丼といくら丼なようで、皆さんこぞって同じものを注文していました。

少しくらい高くても、美味しい食べ物には敵いませんね。

 

気になるお味は期待通りの美味しさで、食べていると贅沢な気持ちになります。

おしゃれなカフェやレストランも良いですが、たまには素朴な雰囲気の食堂も良いものですね。

 

営業時間は8:30～15:30までと短いので、なるべく早めに行くことをおすすめします。

 

砂丘に広がる天然のお花畑「小清水原生花園」

 

 

小清水原生花園は網走から知床へと向かう途中に位置しています。

ここは、オホーツク海の濤沸湖の間に全長8kmにわたってのびる砂丘の上に形成された天然の花畑です。

 

海沿いにはJR網走本線が通っているので、車がなくても気軽に行くことができます。

車での移動がメインの北海道で電車を利用して観光できるスポットは、なかなか貴重です。

 

 

4月末頃から9月までの観光シーズンには、およそ200種類もの植物が花を咲かせます。

筆者が訪れた6月上旬はエゾキスゲとクロユリが咲いていました。

 

その他にもエゾスカシユリやハマナス、ヒオウギアヤメ、ノハナショウブなども有名です。

最盛期は絵に描いたような風景が広がり、多くの旅行者の目を楽しませています。

 

 

北海道の夏と冬の楽しみ方

 

 

春夏秋冬で異なる趣を魅せる、北海道の自然。

北海道は広いので基本的にはエリアを絞って観光するのが理想ですが、季節選びも重要です。

 

富良野でラベンダー、ニセコでスキーといったイメージは多くの人に共通するものだと思いますが、ここでは「他に何かできるのか」という部分にフォーカスしてそれぞれの季節の楽しみ方をご紹介します。

 

夏は定番のアクティビティを満喫

 

 

北海道を観光するなら、6月から9月が最適です。

何を基準とするかによってベストシーズンは異なりますが、この時期は比較的穏やかな気候で日が長いので、観光をより楽しむことができます。

 

北海道の夏といえば、富良野や利尻島の花畑が有名です。

 

そうとはいえ、せっかくなら夏ならではの緑豊かな景色を堪能しませんか？

 

 

ハイキングやキャンプ、ドライブなど趣味のジャンルに合わせても良いですし、あえて非日常的なアクティビティにチャレンジしてみるのも選択肢の一つです。

例えば、乗馬で草原を駆け抜ける、湖でカヤックを漕ぐ、青の洞窟でのクルーズ、川の激流でラフティングなど様々な楽しみ方があります。

 

これらは丸一日使うというよりは半日くらいでサクッと楽しめるのが特徴なので、ぜひ観光にプラスしてみてください。

 

冬は非日常的な体験を求めて

 

 

冬の北海道は  さっぽろ雪まつり  をはじめ、  千歳・支笏湖氷濤まつり  、  層雲峡温泉氷瀑まつり  など楽しいイベントが盛り沢山。

12月から2月には本格的なスキーシーズンを迎え、世界最高レベルの雪質を求めて世界中の行楽客が集います。

 

毎年12月上旬から3月中旬は、トマムに期間限定の  アイスヴィレッジ  が登場。

星のリゾートが手がける氷の街には「氷のホテル」や「氷の教会」もあり、SNSで話題となっています。

 

 

毎晩19:30には花火の打ち上げも行っているので、泊まりがけで訪れてゆっくりと過ごすのがおすすめです。

この時期も犬ぞりやスノーモービル、スノーシューなど冬しかできないアクティビティと組み合わせると、さらに充実すること間違いなし。

 

2月上旬から3月にかけては網走でオホーツク海の流氷が見られるので、砕氷船に乗って流氷クルーズを楽しむのも良いでしょう。

流氷が浮かぶ海の中を進むシーカヤックや専用スーツで行く流氷ウォークなど、この時期ならではの体験も目白押し。

 

欲張りに色々と楽しむなら、2月が狙い目です。

 

 

北海道は非常に広大であり、観光する際にも旅程をしっかり組まなければ、思うような観光ができません。

今回ご紹介してきたエリア分けであれば、1泊2日でも観光することは可能なので、北海道観光の際にはぜひ参考にしてみてください。

 

 

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