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世界で最も有名な滝である世界三大瀑布の一つです。
ナイアガラの滝以外だと、南米のアルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝、アフリカのジンバブエとザンビアにまたがるヴィクトリアの滝があります。
いずれの滝も2つの国をまたいでいることから、国境としても扱われます。
この中で唯一、世界遺産と認められていないのはナイアガラの滝です。
その理由は、人工的にコントロールされた滝だからです。
自然のまま放置しておくと侵食が進み、滝が後退していく恐れがあるため、夜間や冬季は水量をできるだけ抑えて侵食が進むのを抑えていると言われています。
ちなみに、落差が世界一の滝はベネズエラにあるエンジェルフォールで、落差はなんと979mと言われています。
とてつもないスケールですね。
滝それ自体としては、1万年前の氷河期に形成されたと言われており、当時は現在よりも11kmも下流にあったらしく、現在は侵食によって上流に移動しているようです。
その侵食を防ぐための工事が行われ人工的な滝となってきていますが、今でも侵食は毎年3cmほど進んできているようで将来的には消滅する恐れがあるそうです。
ナイアガラの滝はカナダとアメリカの国境地点にあるため、それぞれの国から見ることができるという2つの側面があります。
カナダ側から見るナイアガラの滝と、アメリカ側から見るナイアガラの景色は全く違うため、ここでは双方の観点から見ていきたいと思います。
まずはアメリカ側からナイアガラの滝を見てみましょう。
アメリカ側のナイアガラの滝は、最大でも落差が55mほどとカナダ側と大差はないですが、幅(260mほど)がカナダ側の半分ぐらいなので、迫力でいうとそこまで凄くはないかもしれません。
反対に、カナダ側のナイアガラの滝は落差は53mほどですが、幅がなんと670mほどあります。
アメリカ側の倍以上もあるため、なんといっても迫力が全然違います。
また、幅があるため水量もアメリカ側とは比較にならないほど多く、常に水しぶきがナイアガラの街に飛び散っていてます。滝の全貌も見ることは難しいですね。
写真を見るだけでも物凄い力強さが伺えます。
また、見て頂けるように船に乗ってナイアガラの滝に出来る限り近づくことができます。
あまりの水量に、必ず合羽を着てボートに乗らされます。
実際に船に乗りましたが、嵐のような水しぶきを食らうことになります。
ここでお伝えしたいことは、とにかくナイアガラの滝はアメリカ側ではなく、カナダ側から見て頂きたいということです。
1901年に当時63歳の女性教師であるアニー・テラーが有名になろうと、飼い猫と共にワイン樽に入ってナイアガラの滝を下ったことが影響し、全国各地の冒険家たちも彼女の真似をして樽に入って滝下りを実施しました。
総勢16名も冒険家たちが挑戦し、うち5名が死亡するという悲惨な事態になってしまい、現在はナイアガラの滝を下ることは法律で禁止されています。
仮にやってしまった場合は、1万ドル(日本円にして100万円前後)の罰金を科せられます。
やろうとする方は絶対にいないかと思いますが、念頭に置いておきましょう!
スカイロンタワーは、ナイアガラの滝を一望できる絶景スポットです。
最上階のレストランは常に満席状態ですが、事前に予約をして是非行ってみてください。
また、周辺地域を移動する場合は、ケーブルカーの「インクライン・レイルウェイ」や、循環バスの「ピープル・ムーバー」がおすすめです。
ここはテーマパークのようになっており、観覧車のあるアミューズメントパークだけではなく、ホテルやレストランなどがある繁華街のようになっています。
予算があればですが、ナイアガラの滝を一番堪能できるヘリコプターツアーに行って頂きたいです。
まるで滝を自分のもののようにした感覚を味わえるかと思います。
カナダとアメリカの2つの国をまたぐ世界三大瀑布の一つナイアガラの滝。
その壮大さと素晴らしさを少しはお届けできたのではないかと思います。
カナダに行かれる際は、是非ナイアガラの滝に足を運んでみてください!
公開日 : 2016/02/16