top > 東アジア・中国・台湾 > 日本 > 埼玉 > 川越
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
関東の「小江戸」と呼ばれ、レトロな街並みが楽しめる 埼玉県 川越市。
どこか懐かしい駄菓子屋が並ぶ「菓子屋横丁」や、現存する貴重な建物が並ぶ「蔵造りの町並み」、強力な縁結びのパワースポット「川越氷川神社」、美術館や資料館など名所がたくさんあります。
また、名物のさつまいもやうなぎなどを堪能できるグルメスポットとして全国的にも有名です。
まるでタイムスリップしたかのような文化財だらけの街中を散策したり、歴史的名所巡りや、数あるグルメを食べ歩きしても良し♪
近年ではオシャレなカフェや雑貨屋も増え、女性にもデートにも嬉しい観光地となりました。
※埼玉観光の関連記事: 埼玉の観光スポット26選!もうダサイタマとは言わせない!
川越市(かわごえし)は、埼玉県南西部に位置する人口約35万人の市である。埼玉県内ではさいたま市、川口市に次ぐ第3位の人口を擁し、中核市と業務核都市、保健所政令市に指定されている。
旧武蔵国入間郡。
そんな川越へのアクセス方法をご紹介します。
川越散策の起点は、西武新宿線「本川越駅」か、JR川越線・東武東上線「川越駅」となります。
1. 都内→本川越駅
西武新宿線急行で西武新宿駅から約1時間(510円)
2. 都内→川越駅
JR埼京線で大宮駅から約23分(330円)
東武東上線急行で池袋駅から約30分(480円)
東急東横線横浜駅~東武東上線 和光市駅経由で約90分(870円)
1. 関越自動車道 練馬I.C.~川越I.C. 21.2km~国道16号で川越市街 約3km
2. 首都高速 首都高速埼玉大宮線 与野I.C.~国道17号~国道16号~川越市街
川越の街中は混雑するので、無料観光駐車場、もしくは「あぐれっしゅ川崎」の共同駐車場を利用し、バスかレンタサイクルで移動するのがオススメです。
川越観光の中心・蔵造りの町並みが続く一番街までは、本川越駅からだと徒歩10分、川越駅からだと徒歩20分程かかります。
主要なスポットを巡るバスが運行されているので利用してみてはいかがでしょうか。
1. 小江戸名所めぐりバス (1日フリー乗車券:大人 400円/小児 200円)
川越駅東口→喜多院→川越本丸御殿、蔵造りの町並みなどの名所を経由し、川越市駅・川越駅へ
2. 小江戸巡回バス (1日フリー乗車券:600円、大人片道 220円/小人片道 110円)
「C01 喜多院・菓子屋横丁ルート」と「C02 蔵の街・氷川神社ルート」の2ルート
いずれも川越駅西口から出発し、本川越駅を経由し名所を巡回します。
少々料金は高めですが、バスがモダンな雰囲気で素敵。
都心からおおよそ1時間という抜群のアクセスで、ちょっとした旅行気分を味わえるのが大きな魅力です♪
川越は江戸時代に親藩・譜代の川越藩の城下町として栄え、別名「小江戸(こえど)」とも呼ばれています。
城跡や神社、寺院や貴重な旧跡・歴史的建造物が、関東では神奈川県鎌倉市、栃木県日光市に次いで多くの文化財が現存しています。
なぜかというと、川越は過去の戦災や震災を免れ、歴史的な街並が破壊されずに済みました。
そして、国の「歴史まちづくり法」により、埼玉県内で唯一「歴史都市」に認定されています。
室町時代には上杉氏の家宰・太田道灌によって「河越城」が築城され、上杉氏、そして北条氏の武蔵国支配の拠点地として栄えました。
江戸時代以前は、なんと江戸を上回る都市として「江戸の母」とも呼ばれていたんだとか。
「川越城」を擁する川越藩は江戸幕府の北の守りであり、武蔵国一の大藩としての格式を誇っていました。
江戸時代より新河岸川舟運で江戸と直結した物流の要衝であり、秩父など近郊からの物資の供給地として「江戸の台所」として大いに繁栄しました。
川越といえばサツマイモが有名です。
そのルーツは、川越藩領の狭山の丘陵で河越茶(狭山茶)の栽培が進められていたことに由来します。
武蔵野の開墾地ではサツマイモの栽培が盛んになり、舟で運ばれ江戸に出回ったサツマイモは「川越芋」と呼ばれ、「栗よりうまい十三里」と称えられました。
それらのことから、「いもの町」としてのイメージが定着したと言われています。
「川越」という地名の由来をご存知でしょうか。
直接の由来は平安時代に遡り、「河越館」を構えたという豪族河越氏から付けられたとされていますが、諸説があります。
川越は昔から武蔵国の要として栄えてきましたが、川越市街地を川が囲む形となっていて、入間川を越えてやっとたどり着ける地であることから「河越」という説や、養寿院にある銅鐘(国の重要文化財)に記されている「武蔵国河肥庄」からという説、また銘吾妻鏡にも文治2年(1186年)の記述に既に「河肥」の文字があることから入間川の氾濫により肥沃な土地であることから来ているとも言われています。
それでは早速、川越の観光名所を見ていきましょう♪
小江戸・川越を訪れるなら、まち歩きは欠かせません。
主要なスポットは約1.0〜1.5km以内のエリアに集中しているので、徒歩で観光するのがおすすめです。
ゆっくりと歩きながら気になるお店に立ち寄るのも楽しいでしょう。
ここでは、ちょっとしたタイムスリップ気分が味わえる趣たっぷりなスポットをご紹介します。
「世に小京都は数あれど、小江戸は川越ばかりなり」と詠われる川越。
「川越市一番街」は、古き良き江戸の「蔵造りの町並み」が多く残されているエリアで、黒漆喰の壁に豪華な蔵造り商家が軒を連ね、様々なお店やそれを目当てに訪れる観光客でとても活気づいています。
また、江戸時代だけではなく、それ以降の時代の貴重な建物も現存しているため、町が歩んできた歴史がひしひしと感じることができます。
「蔵造り」とは火災の際、類焼を防ぐための巧妙な耐火建築で、江戸の町家形式として独自の進化を遂げてきました。
今も現役の商店街。
1年中観光客で賑わっています。
川越一番街の蔵造りの町並みは、平成11年に「重要伝統的建造物群保存地区」に選定され、平成19年には「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されました。
近年では、本場の江戸・東京でも少なくなってしまった蔵造りの風景をここではしっかりと見ることができます。
作り物でない、本物に江戸に囲まれ、江戸時代にタイムスリップした気分に浸れます♪
住所 : 埼玉県川越市幸町2
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 049-227-9496(小江戸川越観光協会)
公式サイト : 川越一番街商店街・蔵造りの町並み
川越の古き良き蔵造りの街並みを代表するシンボルとして佇む塔「時の鐘」。
高さは16m、層構造の木造の塔は地元では鐘撞堂(かねつきどう)と呼ばれて親しまれています。
かつては「鐘撞き守」がおり、定刻になると時を知らせていましたが、現在では機械式で1日4回(午前6時、正午、午後3時、午後6時)川越の街に時間を告げています。
大晦日には除夜の鐘としても使われています。
その歴史は江戸時代に遡り、寛永年間に川越藩主・酒井忠勝によって建設されました。
安永3年(1774年)、安政3年(1856年)の大火災や、明治26年(1893年)の川越大火で度々焼失し、現在の鐘楼は4代目にあたります。
塔の門をくぐると薬師神社の境内になっており、病気平癒、特に眼病に御利益があると言われています。
鐘楼建物は昭和33年(1958年)、川越市指定有形文化財に指定され、その後平成8年(1996年)に日本の音風景100選にも選定されました。
昭和10年代後半、戦争の緊迫が高まるなか警防上の理由で鐘がつけなくなりました。
また、戦後も毎年6月10日の「時の記念日」のみに使われていましたが、人々の再び鐘の音を望む声が高まり、昭和50年(1975年)に自動鐘打機が寄贈され、川越の街中に再び鐘の音が響くようになりました。
災難を何度も再起し、地元の人々に380年もの間愛され続けている鐘の音色に是非とも耳を傾けてみてください。
住所 : 埼玉県川越市幸町15-7
マップ : Googleマップ
アクセス : 東武東上線川越駅(本川越駅)からバスで(小江戸巡回バス「蔵の街」下車徒歩1分)
電話番号 : 049-227-9496(小江戸川越観光協会)
公式サイト : 菓子屋横丁(小江戸川越観光協会)
時の鐘の近く、川越でひと際観光客で賑わう大通りに、有形文化財である「原家住宅」があります。
「原家住宅」は明治26年(1893年)の川越大火後に、呉服商を営む山本平兵衛が建てた蔵造りの家です。
現在は、地元の陶芸作家の作品などを展示・販売している「陶舗やまわ」の店舗に利用されています。
よくよく屋根を上げると「山本」と書かれた瓦があり、過去の名残がしっかりと刻まれた貴重な建物です。
そして、重厚で厳粛そうな外観とは対照的に、パッと明るくちょっとハイカラな店内には、素敵な作品がずらりと並んでいて思わず目移りします。
やまわの奥蔵では「やまわ蔵部 陶芸教室」も開講されています。
仕上げたい作品に合わせて短期から長期まで。
文化財である蔵造りでの作品づくりは、より熱が入りそうですね。
テレビドラマや映画などロケや取材に多く起用されており、NHK連続テレビ小説「つばさ」では、ヒロインの実家である「甘玉堂」として登場しています。
店蔵の奥には、喫茶・食事スペース「話処 陶路子」があり、店蔵の2階は様々な展示を行う「ギャラリー蔵人」が設けられています。
見る・知る・作る・食べる・買う、と、様々な楽しみ方ができる老若男女問わず、人気の観光スポットです。
住所 : 埼玉県川越市幸町7-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
【電車でお越しの方】
⑴ JR埼京線/東武東上線 川越駅より・川越駅東口バスターミナル1または2番乗り場より乗車して、一番街バス停下車徒歩1分
⑵西武新宿線 本川越駅より・東武バス一番街バス停下車徒歩1分
【お車でお越しの方】
⑴関越自動車道 川越ICより15分電話番号 : 049-222-0989
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:00~18:00
公式サイト : 陶舗やまわ
川越には小江戸の蔵造りの街並みが広がるほか、大正時代のモダンな建物群が現存し立ち並んでいます。
まるでタイムトラベルをしているかのような時代のギャップを堪能できる街並みは川越の大きな魅力なのです♪
中でも、ひと際目を引く3つの貴重な建物をご紹介します。
こちらのルネサンス風の建物は、大正7年(1918年)、旧国立八十五銀行本店として建てられ、埼玉で初めて設立された銀行として、国の登録有形文化財の指定されています。
設計したのは明治・大正・昭和の時代に斬新なデザインで名を馳せた「保岡勝也」という建築家で、東京は丸の内、赤煉瓦のオフィス街などを筆頭に多くのモダンな建築を手がけた巨匠です。
鉄骨鉄筋コンクリート造3階建て、塔屋、金庫室付の建物で、塔尾の先端までの高さは25.2m。
その優雅な佇まいは「時の鐘」と並び、川越のもう一つのシンボルとされています。
残念ながら建物の内部に入る事ができませんが、外観を眺めるだけで当時の面影を十分に堪能できますよ♪
住所 : 埼玉県川越市幸町4-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
定休日 : 土・日・祝日(ATMは営業9:00~17:00)※外観見学は自由
営業時間 : 【平日】9:00~15:00(ATMは8:00~19:00) ※外観見学は自由
料金 : 無料 ※外観見学自由(内部見学は不可)
川越の地元民なら誰でも知っている新富町「川越クレアモール」にある地下1階、地上10階という立派な造りの「丸広百貨店」。
「丸広百貨店」は、川越初のデパートとして開店しました。
丸広百貨店が入居している「山吉ビル」は、昭和11年に建築され、鉄筋コンクリート造3階建て、ルネッサンス様式を基調とした上品な外観が特徴です。
こちらも「保岡勝也」により設計・建築され、現在この旧山吉デパートが彼の最後の建築とされています。
旧山吉デパートは廃墟として放置されていましたが、近年は復元と耐震補強が行われ、かつての当時の姿を取り戻しました。
内部を見学することはできませんが、外から見える2階正面にイオニア式の4本の柱が並んでおり、美しい唐草のレリーフが埋め込まれ、1階にはステンドグラスが施されています。
現在、1階は歯医者として利用されています。
まるで芸術作品を見ているかのようなインパクトが強い建物です。
住所 : 埼玉県川越市仲町6-6
マップ : Googleマップ
アクセス :
料金
: 外観見学無料
ギリシャ神話に出てく神殿のようなこの建物は、現役の「川越商工会議所」!
元々は旧武州銀行川越支店として利用されており、国指定有形文化財に指定されています。
当時の気鋭の建築家「前田健二郎」により設計され、昭和3年(1928年)にこの地に建てられました。
鉄筋コンクリート造りで、2階建て・地下1階の造りで、建物全体のデザインがルネッサンス・リバイバル様式という当時の金融機関で流行していた建築様式です。
そこに絢爛なギリシャ神殿風のドリス式柱やバロック風の玄関上の飾りが装飾されていて、訪れる者に威厳溢れる印象を与える豪奢な造りとなっています。
当時は建物を立派にすることで、銀行の信用性を強調していたのだとか。
そして、昭和45年(1970年)に、川越商工会議所が建物ごと譲り受けて、現在も商工会議所として多くの人々に利用されています。
住所 : 埼玉県川越市仲町1-12
マップ : Googleマップ
アクセス :
料金 : 外観見学無料
「川越まつり会館」は、国指定無形民族文化財に指定されており、毎年10月に行われる全国的にも有名な「川越まつり」の歴史や資料を知ることができる資料館です。
蔵造りの町並みの通りにあるので気軽に見学することができます。
関東三大祭りである川越まつりの最大の見どころは、お江戸の「天下祭」を今に再現した山車!
川越独自の特色を加えて発展し、精巧に作られた人形を乗せた豪華な山車が、蔵造りの町並みを中心に町中を闊歩します。
向かい合う数台の山車が、お囃子で競い合う「曳っかわせ(ひっかわせ)」は、祭り人たちが提灯を高々と振り上げ、あちこちから歓声があがり、その規模の大きさに見物客が思わず圧倒されるほど迫力!
6m×4mの大スクリーンでは、そんな川越まつりの熱気と活気が今にも迫ってくるような迫力ある映像を視聴することができますよ♪
入り口のかわいらしいミニ山車。
館内に入ると実際に祭りで使用される山車が常時2台展示されていて、その大きさと豪奢な造りを間近で鑑賞できます。
なんと、日曜、休日には祭り囃子の実演も行われます。
帰る頃には、きっと次の川越まつりに参戦したくなっているはず!
10月の第3土曜・日曜の2日間に行われるので、熱気ムンムンの迫力ある川越まつりを間近で体験してみてはいかがでしょうか。
住所 : 埼玉県川越市元町2-1-10
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 049-225-2727
定休日 :
営業時間 :
料金 : 一般300円(団体240円)/小中学生100円(団体80円) ※団体料金は20名以上の場合
公式サイト : 川越まつり会館
蔵造りの町並みと共に川越を代表する観光スポットである「菓子屋横丁」。
その始まりは明治初頭、当時2~3軒の菓子屋が関東大震災で大ダメージを受けた東京に代わり、この地で駄菓子を製造・供給するようになりました。
かつて、昭和初期には70軒ほどの業者が軒を連ねていましたが、現在は10数軒の菓子屋が当時の面影を残しながら、伝統ある菓子屋横丁として残っています。
菓子屋横丁で扱っている菓子は種類が豊富で、ふ菓子やニッキ、ハッカ飴に、和菓子、駄菓子、醤油だんご、お煎餅、羊かん、ラムネなどなど。
誰もが一度は食べた事がある、懐かしい味のお菓子がここにはあります。
「あれもこれも食べたい!」と思わず買いすぎてしまうような、ちょっぴりキケンな横丁かもしれません。
どの時代でも変わらず大人気。
「日本一長いふ菓子」はその長さ何と95cmもあります!
100m程続く通りには、種類豊富、さまざまお菓子が造られているので辺り一面には甘い良い香りが漂っています。
そのため、環境省の選定した「かおり風景100選」にも選定されています。
また、お菓子の製造風景を見ることができるお店もあり、目で見る、香りを楽しむ、食べることができる日本のお菓子のテーマパークのようなスポットと言えるでしょう。
ノスタルジック溢れる菓屋横丁で、子供の頃のようにお菓子の前で思いっきりはしゃいでみましょう♪
月曜日は定休日のお店が多いので、行かれる際に事前にチェックしてみてくださいね。
住所 : 埼玉県川越市元町2
マップ : Googleマップ
アクセス : 東武東上線川越駅(本川越駅)からバスで(小江戸巡回バス「菓子屋横丁」下車すぐ
電話番号 : 049-227-9496(小江戸川越観光協会)
注意点 : 月曜定休の店が多い
公式サイト : 菓子屋横丁(小江戸川越観光協会)
「松本醤油商店」は、文政13年(1830年)より、当時と変わらず40本程の杉桶を使い、日本の伝統的製法の「天然醸造」で醤油づくりが行われています。
その始まりは、川越の豪商・横田五郎兵衛の分家を、初代松本新次郎が土地と家屋を明治22年に購入し、同時に江戸時代から続く、醤油製造業も引き継いだことから誕生しました。
職人による手作業で、原料はもちろん、機械ではなく自然の温度変化に任せる製法「天然醸造」にこだわり、産み出された醤油は江戸時代からの伝統の味です。
麹(こうじ)づくり→熟成・発酵→櫂入れ→熟成諸味→圧搾(絞る)と、すべて人の手によりじっくりと手間と時間をかけられ、大事に作られた醤油は、まさに醤油の真骨頂と言えます。
松本醤油商店の醤油は大きく分けると「はつかり醤油」「天保蔵醤油」「甘露醤油」と3種類あり、それぞれ違う旨味や香りを楽しむことができます。
また、敷地内には直売店「醸ん楽座」もあり、醤油はもちろん調味料やもろみ漬け、たまり漬け等が販売されています。
オススメは、醤油づくりの解説や試食もできる醤油蔵の見学!
こちらはなんと料金は無料です。
予約制なので、事前に HP をチェックして行きましょう。
住所 : 埼玉県川越市仲町10-13
マップ : Googleマップ
アクセス : 東武東上線・地下鉄有楽町線・副都心線川越駅より徒歩20分
電話番号 : 049-222-0432
定休日 : 年中無休
営業時間 : 9:00~18:00 ※日曜営業
公式サイト : 松本醤油商店
「吹きガラス工房 Blue moon」は、菓子屋横丁に向かう途中、松本醤油商店の直売所の真横にあります。
現在では川越市の有形文化財に指定されていますが、かつては松本醤油商店の店蔵でした。
川越では珍しい白漆喰仕上げの非常にシンプルな外観で、窓がまたまた珍しく、内側から閉開するようになっています。
重量感がある建物が多い蔵造りの町並みの中では、比較的明るく軽やかなイメージですね♪
そんな築200年の店蔵を店舗兼工房として借り受け、川越市在住のガラスアーティスト・吉野正也先生による吹きガラスアート作品の販売や、体験教室などを行っている、川越でも人気のアートスポットです。
レトロな店内は、「くらしの中にアートを」をテーマに一輪挿しやグラス、器、あかりなどの作品が並び、まるで宝箱の中を覗いているかのような錯覚を起こします。
店前の古い木の椅子に置いてある昔の歯医者の道具。
れっきとした売り物です。
当時の梁や階段箪笥、醤油の量り売りをしていた時代を感じる重厚な金庫などがそのまま残されています。
優しい曲線を描く吹きガラスの作品と、良い意味で時代が混ざり合ったゴチャゴチャ感の店内が見事に融和しているので、思わず魅入ってしまいます。
吹きガラス体験教室では、先生がガラスの魅力と楽しさを解説しながら作品づくりを指導してくれます。
オープンから16時30分の間であれば特に時間は決まっていませんが、事前に予約することをおすすめします。
世界に一つだけのぎやまんの宝物を作ってみてはいかがでしょうか。
住所 : 埼玉県川越市仲町10-13
マップ : Googleマップ
アクセス :
【車でお越しの方】
関越自動車道「川越IC」を下車し、川越市街方面へ15分。※駐車場はございますが、満車の際には近くにコインパーキングをご利用ください。
【電車でお越しの方】
■JR埼京線/東武東上線「川越駅」より徒歩15分。
またはバスのご利用が便利です。徒歩1分です。
■西武新宿線「本川越駅」より徒歩10分。
またはバスのご利用が便利です。電話番号 : 049-226-0833
定休日 : 水曜日
営業時間 : 10:00~18:00
料金 :
公式サイト : ガラス工房 Bluemoon
新河岸川は、川越氷川神社の裏手に流れる川で、4月上旬のシーズンを迎えるとソメイヨシノが一斉に咲き乱れます。
川沿い約500mほどの桜並木は、散策やお花見を楽しむ人で賑わいます。
この新河岸川の桜並木は、昭和32年に川越きっての老舗の和菓子屋である「亀屋栄泉」の当主が、戦没者慰霊の願いを込めて約300本の桜の苗を寄贈したことから誕生しました。
別名「ほまれざくら(誉桜)」とも呼ばれている桜たち。
空を見上げても地面を見下ろしても、桜の優しいピンクの色が広がります。
見事な桜並木はもちろん、川面に映る桜や花びらが浮かぶ幻想的な風景は息を吞む絶景。
昭和13年に作られた木製のゲートの田谷堰もあります。
散策の休憩がてら、のんびりと過ごすのにもってこいの場所ですよ♪
住所 : 埼玉県川越市宮下町2-11-3 川越氷川神社の裏手の新河岸川
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 049-222-5556(川越市川越駅観光案内所)
江戸時代に川越藩の城下町として発展した川越には、多くの歴史的建造物が残されています。
レトロな町の雰囲気だけでなく、川越の歴史や文化をより深く理解するならこれらの史跡を巡るのが一番です。
ここでは、川越を訪れるなら絶対に足を運んでおきたい重要な見どころをご紹介します。
川越の寺社旧跡は互いに離れた場所に位置しているので、 小江戸川越一日乗車券 を利用して効率的に回るのがおすすめです。
今からおおよそ1500年前の古墳時代に創建されたと伝えられている「川越氷川神社」。
長禄元(1457)年、室町時代に川越城が築城されてから、城下の守護神・藩領の総鎮守として代々の城主達によって篤く敬われてきました。
江戸時代に入り、歴代の川越藩主より社殿の造営など恩恵を受け、現在の本殿には美しく精巧な彫刻が施されており、県の重要文化財に指定されています。
そして、祀られている五柱の神様(ご祭神)は家族であるため「家族円満の神さま」「夫婦円満・縁結びの神様」として昔から人々の信仰を集めてきました。
また、境内には歴史的にも重要な文化財が収められており、パワースポットでありながら多くの見所があります。
川越氷川神社名物の一つ、「鯛みくじ」。
釣り竿で鯛みくじを釣って引きます。
鯛の色により縁結びや一年安泰など内容が分かれているので、知りたい運勢を選んでください♪
おみくじの入れ物の鯛は、キーホルダーとして使えるのが嬉しいポイントです。
たくさんの願い事が書かれた想いが溢れる絵馬トンネル。
祓いの川はひどく幻想的。
この川に紙の人形(ヒトガタ)を流し、身についた汚れを清めます。
涼しげな縁結び風鈴。
たくさんの願いが風にのって運ばれていく音色が、「縁むすびの神様」へ届き、良縁が訪れますようにという意味が込められています。
縁結び風鈴の期間中(7月〜9月)の夜、氷川神社に伝わる「光る川の伝説」にならい、境内の小川がライトアップされ、夏の空に浮かぶ天の川のような幻想的な光景を見ることができますよ♪
1日限定20個配布されるという「縁結び玉」は、わざわざ遠くから足を運ぶ人もいるという人気ぶり。
確実に欲しい人は、先着順のため早めに向かって配られる整理券をもらいましょう。
境内に響く風鈴の音色と厳かな雰囲気に、帰る頃には身も心もすっかりと癒されていることでしょう♪
住所 : 埼玉県川越市宮下町2-11-3
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 049-224-0589(川越氷川神社社務所)
料金 : 参拝自由
公式サイト : 川越氷川神社
川越熊野神社は、室町時代より親しまれる開運・縁結びの神様です。
熊野神社と言えば、和歌山県の熊野三社を本宮として全国各地に約3,000社以上点在する大変有名な神社です。
川越に鎮座するのは紀州熊野より天正18年(1590年)に勧請されたことが始まりと伝えられています。
御祭神は日本神話でお馴染みの伊弉諾命(いざなぎのみこと)をはじめとする4柱です。
縁結びや開運の他にも、厄除など様々なご利益を授かれるといわれ、年間を通じて多くの参拝者が訪れています。
境内には、他の神社には無いような見どころが満載です。
例えば、輪投げで運勢を見る「運試し輪投げ」。
最近では縁日でもあまり見かけることが無くなってしまった輪投げですが、この機会にチャレンジしてみませんか?
こちらは「むすひの庭」と称される開運スポット。
鳥居を潜った先には、御神木の榊(さかき)と梛(なぎ)があります。
その向こう側には複数の水晶が置かれているのですが、どうやら参拝目的によって選ぶべき玉が異なるのだそう。
ここでは「神恩感謝」「縁結び」「開運」という3種類から選ぶことができます。
願いを込めながら触れると、八咫烏(やたがらす)様からありがたいお言葉をいただけるので、ぜひ試してみてください。
また、その他にも財運アップのご利益がある「宝池」や諸願成就の「撫で蛇様」、バラエティー豊富なおみくじなど楽しい見どころが盛り沢山です。
ここで紹介する寺社と一緒に参拝すれば、さらにご利益がありそうですね。
素敵なデザインの御朱印も授与しているので、興味のある方はぜひこちらもお見逃しなく。
住所 : 埼玉県川越市連雀町17-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 049-225-4975
営業時間 : 参拝自由(社務所 9:30〜17:00)
公式サイト : 川越熊野神社
川越大師「喜多院」は慈覚大師により、天長7年(830年)に創建された星野山無量寿寺を起源であり、後に現在の名称が付けられました。
広い境内に歴史的建造物がいくつも点在し、客殿では三代将軍・徳川家光が生まれた部屋や家光の乳母だった春日局の部屋なども見学ができます。
かつて昭和64/平成元年(1989年)に放映された大河ドラマ「春日局」の聖地として多くの歴史ファンで賑わいました。
また、3月下旬から4月上旬には、境内に100本程のソメイヨシノやしだれ桜が咲くので、お花見にももってこいのスポットです。
毎年1月3日にはだるま市が開かれ、多くの参拝者が訪れます。
そして、小江戸川越七福神めぐりの第三番・大黒天も祀られているため、パワースポットとしてその御利益を授かろうと訪れる人々が後を絶ちません。
喜多院には貴重な文化財の数々がありますが、ひと際目を引くのが「多宝塔」。
寛永16年(1639年)に建立され、県指定の有形文化財に指定されています。
表情が豊かでびっくりする「五百羅漢」群は、天明2年(1782年)からおよそ50年にわたって造られました。
その数、なんと全部で538体!
喜多院の住職いわく「人間の素直な感情をありのままに表現」されているそう。
喜怒哀楽の表情や、仏具や日用品を持っていたり、動物と一緒だったりと様々。
一人ひとりの顔をじっと眺めていくと、自分にそっくりな羅漢に出会えるという言い伝えがあるのだそう。
仙波東照宮に続く道にある仙波東照宮葵庭園はホタルの名所。
毎年6月末にホタル鑑賞会「ホタル祭り」が催されます。
正月や1月と4月、8月の17日の祭典などでは、普段は中に入ることができない「仙波東照宮」の拝殿内部や本殿を見学することができます。
取材の日はあいにく閉門していました。
小江戸と小京都が融合したかのような場所なので、歴史好きにはもってこいのスポットです!
敷地内は広いので、もし散策に疲れてしまってもお茶屋や露店があるので困りません。
また、喜多院には七不思議や伝承があるので、それらを含めて見て回るのも面白いかもしれません♪
貴重な展示が並ぶ客殿の内部は撮影禁止です。
ルールはしっかり守って気持ち良く参拝するようにしてください。
住所 : 埼玉県川越市小仙波町1-20-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 049-222-0859(喜多院拝観寺務所)
定休日 :
拝観時間 :
料金 :
公式サイト : 川崎大師 喜多院
川越城は1457年、扇谷上杉持朝(おおぎがやつうえすぎもちとも)が、太田道真・道灌父子に命じ築城されました。
江戸時代に17万石もの栄華を極めた川越藩の拠点であり、東日本で唯一、本丸御殿がある城でした。
「川越城本丸御殿」は、嘉永元年(1848年)に川越藩主松平斉典により造営され、かつては16棟の建物と1025坪(3388㎡)の建物面積という大規模なものでした。
しかし、明治時代以降に建物の移築や解体が行われて、現在では、玄関と大広間、家老詰所が残されている状態となりました。
現在では埼玉県指定文化財に指定され、全国的にも大変貴重な遺構となっています。
広く長い、開放感のある廊下。
歩く度にズダッ、ズダッと重量感のある、小気味よい木の音が鳴り響きます。
こちらは江戸時代に使用されていた大小のトイレ。
家老詰所をのぞくとびっくり!
精巧に作られ人形により、当時の会議の様子が再現されています。
本丸御殿とは城の中心部で城主の住居であり、政務をする場所で、多くの家臣達が常駐していました。
縁側に出ると庭園が整備されており、季節の花々を愛でることができます。
賑やかな川越の街の喧噪に疲れたら、川越の歴史に思いを馳せて、当時の武士達のように縁側で一休みしてみてはいかがでしょうか。
現在、日本全国に残っている城で天守が現存されているのは12カ所、そのうち御殿が残っているのは高知城とこちらの川越城の2カ所のみとなりました。
御殿内はとにかく開放感がすごい!
そして、歴史を刻んできた古い木の香りが心地よく、建物自体が風通しがとても良いので、思わず長居してしまう癒しどころでもあります♪
住所 : 埼玉県川越市郭町2-13-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 049-222-5399
定休日 :
営業時間 : 9:00~17:00 入館は16:30まで
料金 :
川越は食べ歩きの聖地でもあります。
今回は特におすすめしたいグルメをご紹介します♪
大正浪漫夢通りを一歩、川越街道方面に入ると、店先に色とりどりの野菜や果物が並べられているお店が見えてきます。
その正体は「小江戸カントリーファームキッチン」。
八百屋さんが営むデリカ&レストランでもある、食べ歩きメニューのおすすめは「バナナシェイク」。
八百屋ならでは、厳選された糖度抜群の完熟バナナをキンキンに凍らせて、丸ごとシェイク!
濃厚かつ、さっぱりとしたバナナの甘さと、程よい冷たさが散策に疲れた身体にも優しく染み渡ります。
春はいちごやメロン、夏は桃など季節毎に旬のフルーツ100%のシェイクが登場しますよ♪
2階はレストランになっており、フレンチカントリーのインテリアに囲まれ、まるで外国の農園に来たかのような温かい雰囲気。
ボリューム満点のランチメニューは、地産の新鮮な野菜やお肉がふんだんに使われており、身体に優しく美味しく大人気!
ランチビュッフェでは新鮮で瑞々しい旬の果物を好きなだけ頂くことができますよ♪
お店のアットホームな雰囲気と、美味しいグルメにほっこり癒されること間違いなし!
メディアにも紹介され、グルメな地元の人たちも多く訪れる名店なので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
住所 : 埼玉県川越市松江町1-22-11
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 049-298-5735
定休日 : 不定休
営業時間 : 10:00~18:00(L.O.17:00)
料金 :
「蔵造りの町並み」から「菓子屋横丁」へ向かう静かな路地に佇む珈琲専門店 「マメ蔵(mame蔵)」 。
店舗は歴史的建造物で、外観はもちろん店内もレトロ感満載です。
オリジナルブレンドや珈琲の器具、コーヒーカップなどが販売されています。
ドリンクはテイクアウトして飲みながら散策を続行しても良し、店の軒先の長椅子で通りを眺めながらのんびり一服するも良し。
一押しは 「ソフトフロート」 。
ポタリ、ポタリと何と8時間という長い時間をかけて水で抽出した水出しコーヒーは、芳醇な香りで雑味のないまろやかでとても飲みやすいです。
そして、上に乗っているバニラソフトクリームが超濃厚ながらも後味さっぱり。
バニラビーンズがたっぷり入っていて香りよく上品な甘さで、水出しコーヒーと相性抜群の美味しさです。
どこか懐かしいのに古さを感じさせない不思議なお店。
コーヒーの他にもこだわりのソフトドリンクやソフトクリームもあるので、コーヒーはちょっと苦手な方や小さなお子さんでも美味しく頂けますよ♪
住所 : 埼玉県川越市元町2-1-2
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 049-226-7788
定休日 : 年中無休
営業時間 : 10:30〜17:00
料金 : コーヒー:390円 ソフトフロート:520円
注意点 : 営業時間は天候や季節によって変更する可能性あり
公式サイト : 小江戸coffee mame蔵
「亀屋 」 は、天明3年(1783年)創業の旧・川越藩御用達の老舗の菓子処です。
埼玉県内に15店舗展開していますが、「蔵造りの町並み」の通りの真ん中にあある、本店には亀屋の230有余年の歴史を知ることができる「歴史ギャラリー」もあります。
数ある名作和菓子の中でも、一番のおすすめは 「小江戸川越シュー」 。
ころんとしたさつまいもの形をした小さめのシュークリーム。
一口頬張れば、シュー皮はしっとりしながら弾力ある歯ごたえで、内側のクリームは名物であるサツマイモの香りが口いっぱいに広がります。
甘さ控えめで、歩きながら思わず何個でもいけちゃう美味しさ。
お土産にも喜ばれること間違いなしの逸品です。
蔵造りの建物を利用した本店。
他にもサツマイモのフィナンシェや本店限定商品など美味しい和菓子がたくさんあります。
ちょっと忙しいですが、食べ歩きしながら食べ比べするのも良いかもしれません♪
住所 : 埼玉県川越市仲町4-3
マップ : Googleマップ
アクセス : 西武線本川越駅から徒歩15分、バス停「仲町」よりすぐ
電話番号 : 049-222-2052
定休日 : 1月1日
営業時間 : 10:00~17:00 日曜営業
料金 : 小江戸川越シュー:181円(税込)
公式サイト : 亀屋
すぐにでも小江戸・川越に行きたくなった方もいるのではないでしょうか。
本記事が、次の旅行計画の参考になれば幸いです♪
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
▼埼玉観光の関連記事
・ 【埼玉観光】日帰り旅に!県民おすすめの地域別ドライブスポットとモデルコースを紹介
・ 大宮の観光スポット9選!中心部から大宮周辺の穴場まで徹底網羅!
最終更新日 : 2024/06/20
公開日 : 2017/07/29