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5. リヒテンシュタイン現代美術館(Kunstmuseum Liechtenstein)
6. リヒテンシュタイン国立博物館(Liechtenstein Landes Museum)
7. リヒテンシュタイン観光案内所(Liechtenstein Center)
リヒテンシュタインは、日本では知らない人もいるマイナーな国です。
「リヒテンシュタインってどんな国なの?」と思っている人のために、まずはリヒテンシュタインについて詳しくご紹介します。
リヒテンシュタインは、バチカン市国やモナコなどについで”世界で6番目”に小さな国。
国土面積が160平方km(小豆島とほぼ同じ大きさ)なのに加えて人口が3万人と少なく、全体的にゆったりした雰囲気が魅力の国です♪
特に首都のファドゥーツは栄えており、観光の要にもなっています。
主な産業は、精密機械や医療機器。
また、隣国の スイス 同様に国際金融でも有名です。
国民の平均年収が高く豊かな国なので、他のヨーロッパ諸国に比べても治安がよく、女性でも安心して観光できます◎
その分物価が少し高いので、長期滞在する場合には気を付けましょう。
日本人であれば、ビザの取得なしで90日以内の滞在認められています。
ただし「帰りの航空券」を持っているのが必須なので注意してください。
現在のリヒテンシュタインの国旗は上半分が青色、下半分が赤色で、左上に冠があるデザイン。
青色は青空、赤色は炉で燃える火を意味しています。
左上の冠は「人民と統治者が一体である」というシンボルです。
リヒテンシュタインは、日本でも人気のある「ルパン三世 カリオストロの城」のモデルになった国とも言われています。
作中に出てくるお城は、リヒテンシュタインのファドゥーツ城(Vaduz Castle)を参考にしているそう。
また、作中におけるカリオストロ公国では、高度な印刷技術で「本物そっくりの偽札」を作成している設定がありました。
もちろんリヒテンシュタインで偽札は作られていませんが、カリオストロ公国と同じように非常に高度な印刷技術を持っています。
印刷技術を生かしたリヒテンシュタインの切手は、「世界で最も美しい」と言われるほど全国の切手ファンをうならせているんです♪
リヒテンシュタインは、スイスとオーストリアの間に位置する国です。
ここでは、日本からリヒテンシュタインへの行き方をご紹介します。
行き方が少し複雑なので、ぜひしっかりと目を通してみてください。
まず、リヒテンシュタインには空港がありません。
日本からリヒテンシュタインに行く場合は、まずリヒテンシュタインの隣国・スイスへと向かいましょう。
日本からスイスへ行く直行便は、 スイス インターナショナル エアラインズ のみです。
成田国際空港・関西国際空港からスイスのチューリッヒ空港までは、約13時間かかります。
なかなかの長時間フライトなので、飛行機内にはトラベルピローやアイマスクなど、安眠グッズを持っていくのがオススメです♪
チューリッヒ空港に着いたら、スイス鉄道SBBでチューリッヒ中央駅(Zürich HB)まで移動しましょう。
所要時間は約10分、料金は6.8CHF(約800円)です。
チューリッヒ中央駅に到着後、ファドゥーツ(Vadoz post)へのバスが発車するサルガンス駅(Sargans Bahnhof)まで移動します。
チューリッヒ中央駅からサルガンス駅までは、スイス国鉄SBBの特急(IC、ICEなど)に乗り、約1時間です。
料金は時間帯によっても変わるので、スイス鉄道SBBの 公式サイト をチェックしましょう!
サルガンスに着いたらリヒテンシュタインまであと少し。
リヒテンシュタインバス11番に乗って、ファドゥーツに向かいます。
バスは30分に1本の間隔で運行しており、料金は約4CHF(約400円)〜。
リヒテンシュタインバスに30分ほど揺られたら、リヒテンシュタインの首都・ファドゥーツに到着します。
ちなみに、スイスからリヒテンシュタインに入国するときには、パスポートを提示する出入国審査は必要ありません。
観光スポットがコンパクトにまとまっているリヒテンシュタインは、効率よく観光しやすいのも魅力です。
ここでは、そんなリヒテンシュタインのオススメ観光スポットをご紹介します!
リヒテンシュタインを観光する際は、ぜひ参考にしてください。
ファドゥーツの山の上にそびえ立つファドゥーツ城は、リヒテンシュタインきっての観光スポットです。
12世紀ごろに建てられた城と雄大なアルプスの自然を楽しめるとあって、リヒテンシュタインに来た多くの人が訪れます。
市街地からファドゥーツ城へは、徒歩で約20分ほど。
山を登るのは大変ですが、ファドゥーツ城の壮大な姿は近くで見る価値アリですよ!
2020年4月現在はリヒテンシュタイン公邸として利用されており、残念ながら中に入ることはできません。
ただし、建国記念日である8月15日は、ファドゥーツ城の庭が解放され、国民や観光客と共にパーティーが行われます。
「ファドゥーツ城の中に入りたい」「リヒテンシュタインのローカルな雰囲気を味わいたい」という人は、8月15日を目がけて行くのもオススメです♪
また、ファドゥーツ城は「ルパン三世 カリオストロの城」のモデルになった城とも言われています。
作品ファンの人は、ファドゥーツ城を見ればテンション上がること間違いなし。
ぜひファドゥーツ城の前で、ルパン三世やクラリスになった気分を味わってみてください♪
住所 : Fürst-Franz-Josef-Strasse 150 9490 Vaduz, Liechtenstein
マップ: Googleマップ
アクセス : 市街から徒歩20分
街の中心地から少し歩いたところにある「ファドゥーツ大聖堂」は、ファドゥーツのシンボル的存在。
リヒテンシュタインに来たら、必ず写真を撮りたいフォトスポットのひとつです。
良い写真を撮るコツは、「ファドゥーツ大聖堂」から少し離れた場所でカメラを構えること。
道路が写り込むくらいの遠さから撮影することで、バランスの良いオシャレな写真に仕上がりますよ♪
「リヒテンシュタインで雰囲気のある写真を撮りたい」と思っている人は、ぜひ試してみてくださいね。
「ファドゥーツ大聖堂」はネオゴシック様式の教会で、上部にある赤と水色の時計がユニーク。
見た目の派手さはないものの、内部には上品で美しいステンドグラスがあります。
小さな教会だからこそ親しみやすさがあり、ずっとその場にいたくなるような居心地のよさを感じました。
リヒテンシュタインの癒しスポットを探している人には、「ファドゥーツ大聖堂」をオススメします◎
住所 : Dompfarramt, St. Florinsgasse 17, 9490 Vaduz, Liechtenstein
マップ: Googleマップ
アクセス : リヒテンシュタイン観光案内所から徒歩4分
注意点 :特別な礼拝を行なっている際は、見学不可
リヒテンシュタインに来たらまず最初に訪れたいのが、メインストリートである「シュテットル通り」です。
長さ500mほどのストリートには、観光案内所から博物館、レストランやショップまで、観光施設がぎゅっと詰まっています。
近くにバス停留所もあるのでアクセスにも便利です!
ヨーロッパらしいかわいい街並みを楽しみながら、シュテットル通りを散策してみてくださいね。
運がよければ、演奏や大道芸を披露してくれるパフォーマーに会えることもあります。
時間に余裕があるときには、ヨーロッパ名物の路上パフォーマンスを楽しんでみてはいかがでしょうか。
日本では見られないようなヨーロッパらしいパフォーマーも多いので、かなり楽しめるはずですよ。
パフォーマンスが気に入ったときには、チップを渡してあげてくださいね。
住所 : Stadtle Street, Vaduz, Liechtenstein
マップ: Googleマップ
高度な印刷技術を持つリヒテンシュタインは、”美しい切手を作る国”としても有名。
そんなリヒテンシュタインには、切手にまつわる展示を行う「切手博物館」があるんです!
「切手博物館」では、世界中の切手マニアを虜にする「リヒテンシュタインの切手」の歴史を詳しく知ることができますよ。
入場無料なので、気になる人はぜひ覗いてみてください。
館内には、ユニークなデザインの切手やプレミア切手などが展示されています。
中には日本をモチーフにした切手もあるので、探してみるのも楽しいですよ♪
また、さまざまな記念切手をお土産として販売しています。
旅行に来た記念に、切手マニア絶賛の「リヒテンシュタイン切手」を買ってみるのもオススメです。
住所 : Staedtle 37, 9490 Vaduz, Liechtenstein
マップ: Googleマップ
アクセス :リヒテンシュタイン観光案内所から徒歩1分
電話番号 : +423 239 68 46
営業時間 :10:00〜12:00、13:00〜17:00
料金 : 無料
アートが好きな人にオススメなのが「リヒテンシュタイン現代美術館」です。
2000年にオープンされたばかりの比較的新しい美術館で、連日多くの観光客が訪れています。
アートに力を入れているリヒテンシュタインなだけあって、建物の外観もスタイリッシュでオシャレな雰囲気満載。
現代美術好きの心をグッとつかむような、素晴らしい美術館です。
館内にはヨーロッパの現代美術アーティストの作品をはじめ、さまざまな美術品が展示されています。
期間ごとに異なる作品を展示しているので、何度行っても新鮮な気持ちでアート鑑賞できるのも嬉しいですよね♪
また、大きなカフェが併設されているのでちょっとした休憩などにも便利。
ステキなアートを見たあとに、おいしいお茶を飲みながら感想を語り合うのも良いでしょう。
住所 :Stadtle 32, Vaduz 9490, Liechtenstein
マップ: Googleマップ
アクセス :リヒテンシュタイン観光案内所から徒歩1分
電話番号 :+423 235 03 00
定休日 :月曜日
営業時間 :
【火〜日】10:00〜17:00
【木曜日】10:00〜20:00
リヒテンシュタインについて詳しく知りたいときには、「リヒテンシュタイン国立博物館」に足を運びましょう。
「リヒテンシュタイン国立博物館」では国の歴史や文化、生息する動物からリヒテンシュタイン家についてまで、さまざまな展示を見られます。
中世の頃に使われていた自転車があったり、リヒテンシュタインに生息する動物の剥製があったりと、目で見て楽しい展示が多いのも特徴。
「難しい展示は苦手…」という人でも楽しめること間違いなしです!
また、「リヒテンシュタイン国立博物館」にはミュージアムショップも併設されています。
リヒテンシュタインにまつわるお土産を買ってみるのもオススメですよ◎
住所 :Stadtle 43, Vaduz 9490, Liechtenstein
マップ: Googleマップ
アクセス :リヒテンシュタイン観光案内所から徒歩1分
電話番号 :+423 239 68 30
定休日 :月曜日
営業時間 :
【火〜日】10:00〜17:00
【水曜日】10:00〜20:00
リヒテンシュタインの観光で困ったときには、「リヒテンシュタイン観光案内所」に行ってみましょう。
観光スポットの行き方を教えてくれたり、バスの時間を調べてくれたりなど、観光客の力強いサポートをしてくれますよ◎
また「リヒテンシュタイン観光案内所」は、パスポートに”リヒテンシュタインのスタンプ”を押してもらえることでも人気です。
スタンプは3CHF(約300円)と有料ですが、多くの観光客が記念にスタンプを押していきます。
スタンプのデザインは、リヒテンシュタインらしい冠モチーフ。
こんなにかわいいと、有料でも押してほしくなりますよね♪
リヒテンシュタインには入国審査がないので、スタンプに法的な意味はありませんが、旅行の良い思い出になること間違いなしです!
住所 :Stadtle 39, Vaduz 9490, Liechtenstein
マップ: Googleマップ
電話番号 :+423 239 63 63
定休日 : 土曜日・日曜日
営業時間 :
【5〜10月】9:00〜18:00
【11〜4月】9:00〜17:00
「トリーゼンベルク」は人口2,000人ほどのリヒテンシュタイン山岳の町です。
リヒテンシュタインの美しい山々を感じられる町で、アウトドア好きの観光客から人気を集めています。
山々の絶景が美しく、空気がキレイなので「大自然を感じてリフレッシュしたい」と思っている人にオススメです。
山には牛が放牧されていることも多く、1日中カウベルの音がのどかに響き渡ります。
美しい山に囲まれながらぼーっとカウベルの音を聞いていると、ムダな雑念を忘れ穏やかな気持ちになれますよ。
「トリーゼンベルク」の標高は約1,000mで、夏でも涼しい気候が特徴。
夏に行く場合でも、サッと羽織れるものがあると良いでしょう。
アクセス :ファドゥーツ市街から20分ほどバスに乗ります。
リヒテンシュタインからは、ヨーロッパ諸国へのアクセスも抜群。
時間に余裕がある人は、近くの国へ足を運んでみるのもオススメですよ。
ここでは、リヒテンシュタインから日帰りで行ける観光都市をご紹介します!
リヒテンシュタインの隣国・スイスのチューリッヒまでは、なんと片道1時間半ほど。
「リヒテンシュタインと一緒にスイスも観光したい!」という人は、ぜひチューリッヒまで足を伸ばしてみましょう。
「チューリッヒ国立博物館(Landesumuseum Zuerich)」や「リンデンホフの丘(Lindenhof)」など、駅から近いところに観光スポットがあるのも魅力です。
スイスの自然を感じたい人は、チューリッヒ湖の遊覧船に乗るのも良いでしょう。
天気がいいときには、アルプスの山々が見えることもありますよ♪
サクッと遊覧船に乗りたいときには、1時間半でチューリッヒ湖を巡るコースがオススメです。
また、スイスといえば「チーズ」ですよね。
お腹が空いたらチーズ料理を食べるのも忘れないようにしましょう。
チーズフォンデュやチーズバーガー、ラクレットなど、どのチーズ料理も絶品ですよ!
チューリッヒまでは、バスと電車を乗り継いでいきます。
ファドゥーツ(Vadoz post)からサルガンス駅(Sargans Bahnhof)までは、リヒテンシュタインバスで約30分。
サルガンス駅からチューリッヒ中央駅(Zürich HB)までは、スイス国鉄SBBの特急(IC、ICEなど)で約1時間です。
フェルトキルヒは、リヒテンシュタインから近いオーストリアの都市です。
中世ヨーロッパの街並みが残る美しい街なので、歩くだけで気分が上がります。
街の中心部にある大聖堂は、フェルトキルヒのシンボル的存在。
きらびやかで荘厳な装飾ではありませんが、内部のステンドグラスはとても美しいです。
教会巡りが好きな人はぜひ行ってみてください。
フェルトキルヒでは、たくさんの出店が軒を連ねています。
ぶらぶらと歩きながらショッピングをするのもオススメですよ◎
ファドゥーツからフェルトキルヒへは、バスで40分ほど。
オーストリアとの国境で入国審査をされることがあるので、常にパスポートを携帯しておきましょう。
少し上級者向けにはなりますが、「ちょっと遠い国まで足を伸ばしたい」という人は、ドイツのミュンヘンに行くのがオススメ。
ドイツの大都市・ミュンヘンでは、のどかなリヒテンシュタインとは違った、都会なヨーロッパを楽しむことができますよ。
ミュンヘン一番の観光スポットといえば、新市庁舎の仕掛け時計。
ネオゴシック様式の建物が美しい新市庁舎は、決まった時間になると仕掛け時計が動くのが特徴です。
教会の鐘の音ともにたくさんの人形たちが動くようすは圧巻で、毎日多くの人々が目を奪われています。
ミュンヘンに来たら必ず訪れたい観光スポットです。
また、ドイツといえば「ビール」を忘れてはいけないでしょう。
ミュンヘンの街では、いたるところでドイツビールを楽しむことができます。
オクトーバーフェストでも有名なミュンヘンのビールは、どれもおいしさピカイチ。
おつまみには、ドイツ名物・ヴルスト(ソーセージ)をいただきましょう!
お酒が好きな人はぜひドイツビールを楽しんでくださいね♪
ファドゥーツからミュンヘンに行くには、バスと電車を乗り継ぎます。
ファドゥーツからサルガンスまではバス、サルガンスからミュンヘンまでは電車を使いましょう。
片道4〜5時間ほどかかるので、体力に自信のある人や時間に余裕のある人にオススメです。
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「ルパン三世 カリオストロの城」のモデル地として有名な、リヒテンシュタイン。
日本ではまだまだ知名度の低い国ですが、自然・アート・街並みを一気に楽しめる魅力的な国です。
一度リヒテンシュタインに訪れれば、その魅力に心を掴まれるはず。
本記事を読んで気になった人は、ぜひリヒテンシュタインに足を運んでみてくださいね!