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ドイツは、正式名称をドイツ連邦共和国(Bundesrepublik Deutschland)と言います。
中世の時代には400もの小国に分かれていたという分権国家の歴史が長く、現在は連邦という名前の通り、16の州から成り立っている国です。
日本における東京のように一都市に経済や文化が集中していることはなく、州ごとに独自の文化があることが特徴的です。
そのため、ドイツはどの都市を訪れるかによって様々な面を楽しむことができます。
つまり、何度も訪れたくなってしまう国ということなんです!
特に人気の高い観光スポットとして東西分裂の象徴でもあった ベルリン 、近年日本でもオクトーバーフェストで注目されている ミュンヘン 、大規模な見本市が行われる国際都市 フランクフルト から、自然が豊かなロマンチック街道や古城街道といった観光名所がたくさんあります。
国名:ドイツ連邦共和国
首都:ベルリン
国土:35.7万平方キロメートル(日本の約94%)
人口:約8,302万人(2018年12月,独連邦統計庁)
民族:ゲルマン系を主体とするドイツ民族
言語:ドイツ語
宗教:カトリック(29.9%)プロテスタント(28.9%)イスラム教(2.6%)ユダヤ教(0.1%)
日本との時差:マイナス8時間、サマータイム時(毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日)マイナス7時間
通貨:ユーロ 1€=約129円(2021年3月時点)
日本からドイツまでは、 ルフトハンザドイツ航空 、 日本航空 、 全日空 が直行便を運航しています。
ルフトハンザ航空は、羽田・名古屋・関空からフランクフルトまでと羽田からミュンヘンまで。
日本航空は成田からフランクフルトまで。
全日空は羽田からフランクフルトとミュンヘンまでと、成田からデュッセルドルフまで。
発着地が様々なので旅程に合わせて検討すると良いですね。
直行便は、乗り換え無しで効率が良く、飛行機を乗り降りしなければならない煩わしさがありません。
しかし、その分値段が少し上がるところがデメリットです。
経由便で行く場合、多くの航空会社を経由していくことができます。
例えば、スイス航空でチューリッヒ経由、大韓航空でソウル経由、エミレーツ航空でドバイを経由していくといった手段があります。
これはほんの一例であり、航空会社や経路によって大きく値段も異なります。
ツアーではなく、個人で飛行機を予約していく場合、こうした経由便を利用することで交通費を大幅に節約することができます。
また、トランジット中の国の空港で美味しいものに出会えるなど、思いがけない体験をすることもあるかもしれません。
ただ、ある程度英語が理解できないと係員の指示や空港の案内がわからないといった事態にもなりかねませんので、不安な方は直行便もしくはツアーで行くのが安心です。
ドイツ旅行におススメのシーズンはやはり夏から秋。
爽やかな初夏から、葉が色づく初秋頃までは天候も良く観光日和であり、観光施設の営業時間も長いので時間を有効に使えます。
8月から9月にかけて、ドイツの主要都市では「見本市 Markt」という世界規模の展覧会のようなものが開催されます。
この時、世界中から人々が集まってくるため、ホテルが非常に取りにくくなります。
また、取れた場合でも値段が相場の3倍以上といった高額になることもよくあります。
そのため、この時期の観光を考えている方は、見本市が開催されている都市を避けて宿泊するか、かなり早い段階でホテルを押さえておくことをおすすめします。
もし学生さんで旅行を考えている場合、学生証を忘れずに持って行ってください!
ドイツは学生に優しい国なので、美術館や教会、コンサートホールなど、ありとあらゆるものに学生割引があります。
場合によっては半額近くなることもあるので、忘れてしまっては絶対に損です!
国際学生証であれば確実ですが、日本で使用している学生証でも十分でしょう。
ぜひパスポートとともに携帯してください。
ドイツは フランス 、 ポーランド 、 チェコ 、 デンマーク 、 オランダ 、 ベルギー 、 ルクセンブルク 、 オーストリア 、 スイス と9つの国に隣接しています。
そのため、国境に近い街では、隣国と歴史的に密接な関係があり、文化や伝統、風習なども影響を受けている場合が多いです。
ここからは、ドイツを東部、西部、北部、南部と大きく4つのエリアに分けて、それぞれのおすすめ都市や観光スポットをご紹介します。
ベルリン州、ブランデンブルク州、ザクセン=アンハルト州、ザクセン自由州、テューリンゲン自由州の5州。
歴史に翻弄されてきた首都ベルリン、ポツダム宣言の地であるポツダム、エルベ川のフィレンツェと呼ばれる古都ドレスデンなど、文化と歴史をたっぷり感じることができるのがドイツ東部の特徴です。
ドイツの中でも一番インターナショナルな雰囲気を持ち、カルチャーの発信地として特別な雰囲気を持つドイツの首都ベルリンの街。
人口は約350万人で、そのうち約100万人が移民系の人たちなので、多様な文化が混在しているところが、魅力でもあります。
1990年東西ドイツ統一の象徴であるブランデンブルク門、ホロコースト記念碑、強制収容所、ベルリンの壁の跡などが街のあちこちに残されています。
ベルリンと聞いて最初に思い浮かぶのは「ベルリンの壁」という方が多いのではないでしょうか。
ベルリンの壁とは、冷戦の最中に東ドイツが西ドイツを包囲するために建設しました。
この壁は1989年に取り壊されましたが、現在でもその一部が残っています。
イーストサイドギャラリーは、1.3kmという現存するベルリンの壁の中では最も長いものとなっており、この壁に21か国118名ものアーティストによって作品が描かれています。
中でも、この二人の男性がキスしている絵は特に有名ですね。
この二人は、旧ソ連のブレジネフ書記長と、旧東ドイツのホーネッカー書記長です。
もちろん、実際にこのようなキスをしたわけではなく(挨拶としてのキスはしていたそうですが)、戦後東ドイツを支配していた旧ソ連と旧東ドイツとの密接な関係を皮肉して描かれたとされています。
キスの絵以外にも、メッセージ性の強い様々な作品を見ることができます。
実際の壁の威圧感を肌で感じることもでき、またそれをアートとして変容させ、後世に残して行こうとしている面白さも感じることができておすすめですよ。
ちなみに、周辺のお土産屋さんではベルリンの壁の一部とされているカケラも売られています。
本物かどうかの保証はできませんが、記念に買ってみるのも思い出になるかもしれません。
住所 : Muehlenstrasse, 14059 Berlin
マップ: Googleマップ
アクセス : Sバーン(S Bahn)のオストバンホーフ駅(Berilin Ostbahnhof)を降りてすぐ
料金 : 無料
※合わせて読みたい: ベルリンの歴史に触れよう!ベルリンの壁の見どころと関連スポットを紹介
ベルリンでは、ベルリン大聖堂がおすすめです。
この教会はホーエンツォレルン王家の記念教会ということもあり、非常に豪華な造りとなっています。
114mもの高さのあるドームが特徴的で、外から見ても圧巻ですが、この内部にはアントン・ヴェルナーという画家によるモザイク画が8点あります。
教会内には、模型や柱などの装飾といった資料を展示しているエリアもあり、また階段でドーム状の部分まで上がることもできます。
ただし、270段もの階段を上らなければならないので、多少の体力と心の準備が必要です。
ですが、この階段を上ればモザイク画を間近で見ることができ、さらに外に出ればベルリンの景色を一望することができますよ。
教会に入る前までは高いところにある天使の像も、近くで見ることができます。
また、地下にはホーエンツォレルン家の墓所があり、こちらも必見です。
広い部屋には、ドイツ皇帝ヴィルヘルム1世をはじめ7人が葬られています。
それぞれの棺に素晴らしい装飾が施され、王家の栄華を感じることができますよ。
毎年10月頃にはベルリン大聖堂をはじめ、ブランデンブルク門やフンボルト大学といった、ベルリンの主要な建物が10日弱ほどライトアップされます。
Festival of Lights(光の祭典)と呼ばれるイベントで、プロジェクションマッピングを使用した非常に迫力のあるライトアップです。
この期間に訪れると、普段とは全く異なる表情の大聖堂を見ることができるためおすすめですよ。
独名 : Berliner Dom
住所 : Am Lustgarten, 10178 Berlin
マップ: Googleマップ
アクセス : Sバーン・UバーンのAlexanderplatz駅から徒歩約10分
定休日 : なし
営業時間 : 9:00~20:00(月~土曜)、12:00~20:00(日曜、祝日)※12月~3月は19:00まで
料金 : 7ユーロ、学生5ユーロ
公式URL : ベルリン大聖堂
ベルリンといったらここ!という有名観光スポットのひとつがブランデンブルク門です。
ただ、このブランデンブルク門がなぜ作られたかご存知でしょうか。
実は、とても深い歴史があるんです。
ブランデンブルク門は本来、関税門として建設されました。
かつて要塞に囲まれていたベルリンの都市は、要塞を廃止する代わりに門を建設したのです。
その14か所の門(のちに18か所にふやされました)は、それぞれ門の先にある都市の名前を取って、「ハンブルク門」や「ポツダム門」といった名前が付けられました。
1868年の関税門の廃止とともにほぼすべての門が取り壊されましたが、ブランデンブルク門だけは残されました。
このブランデンブルク門は、王宮とつながる道に建っていたため、王族がベルリン市外へ出る際の正門のような役割を果たします。
門の上には勝利の女神ヴィクトリア像が乗っており、これは平和の勝利という意味を持たせたものです。
しかし、ナポレオンに征服されると、この門はパレードの舞台となった上、ヴィクトリア像も戦利品として持ち帰られてしまいます。
ナポレオン失脚後は再びベルリンに戻されたため、ヴィクトリア像とブランデンブルク門は次第に勝利と凱旋のシンボルとなっていきました。
第二次世界大戦後、ブランデンブルク門はすでに廃墟となっていました。
門は東ドイツによって修復されましたが、ヴィクトリア像の持つ杖は、社会主義を象徴するオリーブへと姿を変えます。
それでも、しばらくの間は東西ドイツの人々は、門を通って互いに行き来していました。
やがてベルリンの壁が建設されると、門は東ドイツの西端となってしまい、ドイツ分断のシンボルとなりました。
ベルリンの壁が崩壊すると、自由を求めた東ドイツの多くの人々は、このブランデンブルク門を通るように。
こうして、現在いわれている「自由と統一のシンボル」となっていったのです。
もちろん、今では観光客を含め誰でも通ることができます。
しかし、長い歴史の中で様々に翻弄され、壊され、修復されてきたことを思いながら通ってみると、少し違ったものに見えてくるかもしれませんね。
誰でも見られる有名なものだからこそ、背景を頭の片隅に入れておくだけで、より印象深い観光となることでしょう。
この博物館の中で1番のおすすめは、ペルガモン博物館です。
一般的な博物館のイメージを覆すのは、博物館の中に遺跡がどーんと再現されているところでしょう。
こちらは、博物館の目玉の一つである紀元前6世紀に古代バビロニアにあった「イシュタール門」で、ドイツの考古学者たちが発掘しドイツに持ち帰り再現しています。
この博物館の中で1番のおすすめは、ペルガモン博物館です。
一般的な博物館のイメージを覆すのは、博物館の中に遺跡がどーんと再現されているところでしょう。
こちらは、博物館の目玉の一つである、紀元前6世紀に古代バビロニアにあった「イシュタール門」で、ドイツの考古学者たちが発掘しドイツに持ち帰り再現しています。
イシュタール門のモチーフになっている動物たちの中には立派なライオンの姿も。
当時は高価だったと言われる青い塗料がふんだんに使われていることからも、当時の繁栄ぶりが伺えます。
古代ギリシャ、ペルガモンから発掘されたゼウス大祭壇や、小アジアの古代都市ミレトスにあったミレトスの市場門などスケールの大きい遺跡があちこちにあり、見ごたえがあります。
じっくり見ると2時間は超えるので、たっぷり時間をとってお出かけください。
独名 :Pergamonmuseum
住所 :Bodestrasse 1-3, 10178 Berlin
マップ: Googleマップ
アクセス :Sバーン5・7・75号線ハッケシャー・マルクト(Hackescher Markt)駅から徒歩10分
定休日 :12/24
営業時間 :10:00~18:00(木曜は~20:00)
公式URL : ペルガモン博物館
「ホロコースト記念碑」は、第二次大戦中にナチスのホロコーストにより、犠牲になったユダヤ人を追悼するための記念碑です。
ブランデンブルク門やドイツ連邦議会議事堂からほど近い場所にあり、100mほど歩くと突如無数のコンクリートのブロックが見えてきます。
広い敷地内には、 2711基のあらゆる高さの石碑が並べられており、その迫力に思わず言葉を失ってしまうでしょう。
高さは4.5mまでと様々な石碑があり、荘厳な雰囲気を醸し出しています。
ちなみに、石碑内には24時間いつでも入ることができます。
このホロコースト記念碑を造ったのは、ニューヨーク在住の建築家であるピーター・アイゼンマン。
スペインの「ガリシア文化都市」を造った建築家として知られています。
石碑は入口付近のものは低いのですが、奥に進めば進むほど段々高くなっていきます。
筆者も実際に中に入りましたが、まるで迷路に入ったかのように錯覚に陥る場所でした。
歩いてるうちに自分がどこにいるのか分からなくなる、おかしな感覚になるでしょう。
また、石碑は光の当たり具合によっても見え方が変わり、逆光により黒々と見えることもあります。
雨上がりの時は、石碑を流れる滴がまるで泣いているかのように見え、私たちに不思議な感覚を抱かせます。
ここにある無数の石碑が何を意味しているのかは、見る人次第だと言われています。
ホロコーストで犠牲になったユダヤ人の墓石だと思う人もいれば、犠牲者の魂を反映したものだと思う人もいるでしょう。
色々と考えさせられる場所です。
ホロコースト記念碑は無料で入れるので、ぜひドイツの歴史に思いを馳せに行ってみてください。
住所:Cora-Berliner-Straße 1, 10117 Berlin,ドイツ
マップ: Googleマップ
アクセス :ブランデンブルク門から徒歩3分
電話番号:+49 30 2639430
定休日 :なし
営業時間 :24時間
料金:無料
公式サイト : ホロコースト記念碑
※合わせて読みたい: ベルリンの定番観光地10選!芸術、科学、歴史、政治の世界都市!
ザクセン州の州都ドレスデンは、1918年までドイツに存在していたザクセン王国の首都でした。
東にはポーランドと国境を接し、南にはチェコの国境が30kmという距離にあります。
第二次世界大戦で街は壊滅的な被害を受け、現在見られる街並み、建物などはほぼ戦後に再建されたもの。
美しい街並みは見事に再建され、芸術と文化の都として人気の観光都市になっています。
ザクセン王フリードリッヒ・アウグスト1世の命により1719年に完成したツヴィンガー宮殿。
まだ木造建築が多かった当時に、ヨーロッパ各地を視察した際に見た新しい建築様式に魅了され、石造りで命じたと言われています。
敷地内には、アルテマイスター絵画館や、2万点の陶磁器コレクション、数学・物理博物館などがあります。
第二次世界大戦で壊滅状態になりましたが、再建されています。
1番のおすすめはアルテ・マイスター絵画館で、ラファエロの「システィーナの聖母」や、ジョルジョーネ作の「眠れるヴィーナス」、マンテーニャの「聖家族」などの名画が鑑賞できます。
独名 :Zwinger
住所 :Semperbau am Zwinger Theaterplatz 1, Dresden
マップ: Googleマップ
アクセス :観光案内所(Tourist Information)から徒歩5分
定休日 :月曜
営業時間 :1月~3月6:00~20:00、4月~10月6:00~22:00、11月~12月6:00~20:00
料金 :3ユーロ
公式URL : ツヴィンガー宮殿
ツヴィンガー宮殿のすぐ隣にあるドレスデン城は、15世紀から18世紀までの歴代のザクセン王の居城として使用されていました。
第二次世界大戦の空襲で建物の半分以上が破壊されましたが、2006年に最終の修復工事を終えて美しい姿を取り戻しています。
歴代のザクセン王家の財宝のコレクションを見学できる宝物殿、銅版画収集館、武器庫並びにトルコ収集館、コイン収集館も併設されています。
「歴史的緑の丸天井」と呼ばれる宝物殿の見学は時間指定になっているので、チケット売り場での予約か、オンライン予約が必要です。
ドレスデン城の外壁の1つで、アウグスト通りに面した部分には、マイセン磁器のタイルで描かれた「君主の行列」と呼ばれる102mもの長さの壁画があります。
12世紀からの歴代ザクセン王達が馬に乗っている姿や、当時の芸術家たち、行列の最後尾近くには、壁画の作者の1人であるヴァルター自身も描かれています。
もともとは1871年~1876年に描かれたものですが、1904年から1907年にかけて、マイセン磁器のタイルに置き替えられたもので、使用したタイルは25,000枚にも及びます。
奇跡的に戦火を逃れたため、オリジナルを見ることができる上に、外壁なので入場料もかかりません。
世界で1番大きいマイセン陶磁器の作品を見た後に、すぐ目の前にあるマイセンのショップを覗いてみるのも良いですね。
独名 :Residenzschloss
住所 :Augustusstrasse 1, Dresden
マップ: Googleマップ
アクセス :観光案内所(Tourist Information)から徒歩5分
営業時間 :10:00~18:00
料金:14ユーロ
公式URL : ドレスデン城
「アルトマルクト広場」は、ドレスデンの旧市街の中心に位置する観光客や地元の人で賑わう広場です。
広々としていて開放感があり、周囲には聖十字教会や市庁舎などの歴史的建築物や、大きなショッピングモールが立ち並んでいます。
アルトマルクト広場では、バザールが行われることがあり、ドイツソーセージやケーキをはじめとしたドイツ料理が味わえます。
筆者はドレスデン名物「Eierschecke」(アイアーシェッケ).を食べました。
アルトマルクト広場で食べ歩きをすると楽しいですよ!
旧市街観光で疲れた時や、軽食を食べたい時にもぴったり。
アルトマルクト広場では、春には「アルトマルクト広場の春祭り(Frühjahrsmarkt)」が、毎年11月上旬~1月上旬までクリスマスマーケットの「シュトリーツェル・マルクト」が開催されます。
「シュトリーツェル・マルクト」は、ドイツ最古のクリスマスマーケットとして有名です。
冬の時期にドレスデンに行けるなら、欠かせないイベントの一つ。
タイミングが合う人は、お祭りの時期に合わせて行っても良いでしょう。
住所:Altmarkt, 01067 Dresden ,ドイツ
マップ: Googleマップ
アクセス:路面電車Altmarkt下車後すぐ
公式URL: アルトマルクト広場
※合わせて読みたい: 【ドイツ】古都ドレスデンのおすすめ観光スポット10選!現地で食べたいスイーツも紹介
ノルトライン=ヴェストファーレン州、ヘッセン州、ラインラント=プファルツ州、ザールラント州の4州。
ヨーロッパのほぼ中心であるドイツ西部には、日本企業が多く駐在員も多く暮らすデュッセルドルフや経済、金融の中心地フランクフルトがあります。
ライン川沿いやモーゼル川沿いではワインの生産が盛んで、ワイン居酒屋やワイナリーも沢山あります。
ドイツ世界遺産第一号のアーヘン大聖堂や、有名なケルン大聖堂など観光資源も多く、見どころが多いのがドイツ西部の特徴です。
フランクフルトは大きな国際空港があるため、海外からドイツへの玄関口のような役割を果たしています。
金融、ユーロを統括する欧州中央銀行の本拠地であり、近代的な街では国際見本市が多数開催されるドイツの、そしてヨーロッパ経済の中心地です。
博物館や美術館も多く、見どころの多い街と言えるでしょう。
フランクフルトへ行ったらまずおすすめしたいのが、ゲーテハウスとゲーテ博物館です。
ドイツ人にとってゲーテはとても思い入れがあり、誇りに思っている文豪と言えるでしょう。
そのゲーテが生まれ、幼少時代を過ごした家がフランクフルトにあるゲーテハウスです。
家そのものは第二次世界大戦中に破壊され、復元されたものです。
しかし、疎開していた調度品はそのまま、壊れたものは忠実に復元され展示されています。
ゲーテは裕福な家の生まれであったため、当時の裕福な家庭の暮らしを垣間見ることができます。
ゲーテに興味のない方でも、絵画や調度品を見て楽しむことができますよ。
ちなみに、ドイツではゲーテに限らず生家やゆかりの家は◯◯ハウス(ベートーヴェンハウス、メンデルスゾーンハウスなど)といった名前が付けられているので、ぜひ他のおうちも見つけてみてください。
そして、ゲーテハウスの隣にあるのがゲーテ博物館です。
ゲーテハウスには博物館から入る形になるので、このふたつはセットで観光すると良いでしょう。
なお、ゲーテ博物館には、ゲーテゆかりの品々や、同時代の絵画などが展示されています。
ゲーテとも実際に交流があった人の作品や、影響を受けたとされる作品などを見ることができるため、ゲーテ好きなら必見です。
独名 : Goethehaus, Goethe-Museum
住所 : Grosser Hirschgraben 23-25, 60311 Frankfurt
マップ: Googleマップ
アクセス : SバーンHauptwache駅から徒歩約5分
電話番号 : (069) 1 38 80 0
定休日 : 一部祝日
営業時間 : 10:00~18:00(日曜・祝日は17:30まで)
料金 : 7ユーロ(学生3ユーロ)
公式URL : ゲーテハウス
曜日や時間が限られてしまいますが、タイミングが合うのならぜひ蚤の市をおすすめします。
なぜなら、観光だけではない部分を体感でき、かつ良いお買い物ができるからです。
この蚤の市は、日本でいうフリーマーケットのようなものですが、お土産になりそうなものがたくさんあります。
アンティークの雑貨や手作りのアクセサリー、掘り出し物のレコードから洋服・バッグまで、品揃えはお店によって様々です。
これは一体…?というものから、自分用にも買いたくなってしまうくらい可愛い雑貨まで、見ていて飽きることがありません。
特に大きいのが毎週土曜日にSchaumainkaiやLindleystrasse にて行われる蚤の市で、毎週土曜日の9:00〜14:00に行われます。
遅い時間ですと品物が減ってしまうので、少し早起きして行くことをおすすめします!
ドイツをはじめとしたヨーロッパの多くの人々は、新しいものだけではなく、古いものにも愛着を持ち、大切に使い続けるという風習があります。
家に関しても、新築よりも中古が好まれる場合もあるほどなのです。
そのため、このようなフリーマーケットが充実しています。
これらのお店は個人でやっているため、値段交渉に応じてくれることもあります。
たくさん買うから安くして!など、思い切って提案してみてはどうでしょうか。
ドイツの定番のお土産ではなく、ちょっと変わったものをあげたいという方には特におすすめです。
独名 : Flohmarkt
住所 : Lindleystrasse 14 60314 Frankfurt もしくは、Schaumainkai 60569 Frankfurt
マップ: Googleマップ
アクセス :
Lindleystrasse: Ostbahnhofから徒歩約15分
Schaumainkai: Schweizer Platzから徒歩約10分
電話番号 : +49 (0)69-212-48562
開催日 : 毎週土曜日
営業時間 : 9:00~14:00
蚤の市とセットでの観光でおすすめしたいのが、シュテーデル美術館です。
Schaumainkai通り沿いにあるため、蚤の市でのお買い物のあとに気軽に行くことができます。
フランクフルトの銀行家であったヨハン・フリードリヒ・シュテーデルの遺言によって設立されたため、この名前が付けられました。
開館は1818年ですが、ナチスドイツ時代に作品が没収され、第二次世界大戦中に建物が破壊されるなどの出来事を経て、1966年に再建されました。
ヨーロッパの美術館は広く、所蔵の豊富なところが多いですが、シュテーデル美術館は比較的規模が小さい印象です。
しかし、ボッティチェリ、ハンス・ホルバイン(父子)、デューラー、ヤン・ファン・アイク、フェルメール、ベラスケス、ドラクロワ、クールベ、モネ、ルノワールといった、ここでは挙げきれないほどの超有名画家たちの作品がたくさん所蔵されています。
特に日本で人気の高いフェルメールの作品では、「地理学者」が所蔵されています。
2011年に日本にやってきたことでも話題となりました。
この「地理学者」をもう一度見たい方、フェルメール好きの方は必見です。
また、大航海時代のフランドル絵画も多数所蔵されているので、中世ヨーロッパ好きにもおすすめですよ。
独名 : Das Städel
住所 : Schaumainkai 63 60596 Frankfurt am Main
マップ: Googleマップ
アクセス : Schweizer Platz駅から徒歩約10分
電話番号 : +49 69 605098200
定休日 : 月曜日
営業時間 : 10:00~18:00(木・金曜日は21:00まで)
料金 : 14ユーロ(学生12ユーロ)12歳未満無料
公式URL : シュテーデル美術館
フランクフルトから気軽に訪れる事ができる人気のアクティビティ、ライン河クルーズ。
ライン河は、スイスアルプスから9か国を跨いで流れ大西洋にそそいでいます。
全長1,320kmのうち、半分以上の698kmもドイツ国内を流れ、ドイツでは父なる河と呼ばれ親しまれています。
ライン河のクルーズ船は始発がマインツで、終点はケルン。
観光客に人気がある乗船区間は、リューデスハイムからザンクトゴアール間で、所要時間は1時間40分。
船内で軽食やお茶とケーキを楽しみながら、次々と現れる古城を眺めているとあっという間に時間が経ってしまいます。
途中には有名なローレライの岩があり、人気の写真スポットになっています。
リューデスハイムまではフランクフルトから電車で1時間。
ワイン酒場や、つぐみ横丁という人気の路地があり、日帰りで訪れても宿泊しても楽しいところです。
フランクフルトからオプショナルツアーも出ているので、時間があればぜひ訪れてみてください。
※合わせて読みたい: 文豪ゲーテ生誕の地!フランクフルトで外せないおすすめ観光スポット12選
ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンに次ぐドイツ第4の都市ケルン。
この街を観光で訪れるほとんどの人の目的は、世界遺産のケルン大聖堂でしょう。
ケルンは程よく都会なので、観光だけではなくショッピングやグルメを楽しむにもおすすめ。
ビール好きなら、地ビールのケルシュを本場で試すのも忘れてはいけません。
中央駅から歩いてすぐ、その大きさにまずは圧倒される事間違いなしのケルン大聖堂。
1248年着工、宗教改革による財政難のため、途中200年程の中断を経て、1880年に完成した世界最大のゴシック様式建築の教会です。
第二次世界大戦でケルンの街は壊滅状態になりましたが、大聖堂は内部は破壊されたものの、建物は奇跡的に残りました。
まずは入場無料の内部へ入ってみましょう。
世界最大の黄金で作られた聖棺には、東方三博士の頭蓋骨が納められており、多くの参拝者を集めています。
13世紀から現代までかけて造られたステンドグラスの窓が40面以上あり幻想的な雰囲気を醸し出しています。
塔の高さは157mで、南側の塔には約100mの地点に展望所が設けられています。
エレベーターはなく、500段以上の螺旋階段を登ることになりますが、時間があればぜひ挑戦してみてください。
独名 :Cologne Cathedral
住所 :50667 Dompropstei, Margarethenkloster 5, Koeln, Deutschland
マップ: Googleマップ
アクセス :ケルン中央駅からすぐ
定休日 :無休
営業時間 :6:00~21:00(5/1~10/31)、6:00~19:30(11/1~4/30)
料金 :大聖堂は無料、塔は4ユーロ
公式URL : ケルン大聖堂
※合わせて読みたい: 【ドイツ】世界最大のゴシック建築物「ケルン大聖堂」の見どころや周辺のおすすめ観光スポットを紹介
「ホーエンツォレルン橋」は、ケルン中央駅の近くからライン川に架かる409mある大きな鉄橋です。
鉄橋ですが歩道もあるため、徒歩で渡れる橋としてケルンでは有名な観光スポット。
ケルン大聖堂を訪れるなら、合わせて行きましょう。
ホーエンツォレルン橋の見どころの一つが、電橋の欄干に飾られたカップルたちが願いを込めた南京錠。
この南京錠は通称「愛の南京錠」と呼ばれています。
ホーエンツォレルン橋で、恋人同士の名前を書いた南京錠をフェンスにかけると、幸せが長く続くという言い伝えがあるのだとか。
筆者が訪れた時もカップルや夫婦と見られる人たちがたくさんいて、記念に写真を撮っている姿を目にしました。
ホーエンツォレルン橋のフェンスはほとんど南京錠でほぼ埋め尽くされており、初めて見る人はその光景に驚くことでしょう。
南京錠は近くのお土産屋さんで買えるので、わざわざ持参しなくても大丈夫です。
また、ホーエンツォレルン橋からは川の対岸からケルン大聖堂をとても綺麗に見られるので、写真を撮るのを忘れずに!
橋のたもとからライン・クルーズが出航しているため、時間があればクルーズに乗ってみても良いでしょう。
住所 :50679 Koln
マップ: Googleマップ
電話番号:+49-221-2210
アクセス :ケルン中央駅から徒歩約4分
※合わせて読みたい: 【ドイツ】ケルンのおすすめ観光名所を紹介!アクセスや周辺スポットまで網羅
シュレスヴィヒ=ホルシュタイン州、自由ハンザ都市ハンブルク、メクレンブルク=フォアポンメルン州、ニーダーザクセン州、自由ハンザ都市ブレーメンの5州。
ドイツで唯一、海に面しているのが北部ドイツです。
バルト海に面する一帯は、森と湖が広がりその景色も北欧風。
ドイツ第二の都市、ハンブルクやリューベック、ブレーメンの音楽隊で有名なブレーメンといった、かつてのハンザ同盟の都市があります。
ドイツ第2の都市ハンブルクはエルベ川の河川港を利用した貿易や商業で栄えてきました。
ハンブルクの正式名称は、「自由ハンザ都市ハンブルクFreie und Hansestadt Hamburg」。
その名の通り、世界史の教科書に載っている、あの「ハンザ同盟」の影響が色濃く残っている都市です。
ハンザ同盟は、貿易を強味とする都市たちによるつながりであったと言えます。
中世ヨーロッパにおける貿易の強味とは、海運業でした。
重たいものや遠方からの貴重な品々の多くは船で運ばれており、それを取引する港町は貿易にとても有利だったのです。
旧市街に流れる運河はハンブルクの代表的な景観で、北のヴェネチアと称されています。
ハンブルクは音楽家のメンデルスゾーン、ブラームスが生まれた地でもあります。
ベルリンからは車で1時間半程度なので、合わせての観光がおすすめです。
ドイツ帝国が成立した19世紀、ハンブルクには新たに自由港区が設けられました。
この時に倉庫街が整備され、倉庫群としては当時も現在も世界最大級の規模を誇っています。
第二次世界大戦では一部が破壊されましたが、残された部分は19世紀当時のままの姿で保存されています。
現在でも一部は現役で使用されており、オフィスやミュージアム、レストラン、カフェなどにも利用されています。
どこも絵になるノスタルジックな雰囲気が素敵な倉庫街ですが、中でも運河の左右に倉庫群が並ぶポグゲンミューレン橋は人気の撮影スポットです。
港からは1時間に1本程度の割合で 遊覧船 も出港しており、海から港を眺めることもできます。
これらの倉庫群は、「ハンブルクの倉庫街とチリハウスを含む商館街」の名称で2015年に世界遺産登録されています。
独名 :Speicherstadt
住所 :Auf dem Sande 1, 20457 Hamburg
マップ: Googleマップ
ビートルズファンなら必見なのが、レーパーバーンです。
ビートルズが世界的に有名になる前、この都市で活動していたことから多くのビートルズファンが訪れています。
ビートルズ広場(Beatles-Platz)では、メンバーのオブジェが撮影スポットとなっています。
また、ビートルズがデビューしたとされる「インドラIndra」や「カイザーケラーKeiser keller」といったライブハウスもあるので、ビートルズ好きなら見逃せないですね。
しかし、ここレーパーバーンは世界で最も罪深い町と言われているのです。
その理由は、貿易の町として栄えたハンブルクの海の男たちを相手にした風俗産業で栄えた町だからです。
現在でも「飾り窓」と呼ばれる風俗店が立ち並ぶ通りがあり、そこは未成年や女性は進入禁止となっています。
そういった風俗産業だけではなく、バーや、ディスコ、劇場といったエンターテイメント施設も多く存在します。
ご年配の方から子供まで、ツアーで訪れる人も多くいるため、そう危なくはないかもしれませんが、観光する場合は身の安全に気を付けつつ楽しんでください。
独名 : Reeperbahn
住所 :Reeperbahn, Hamburg
マップ: Googleマップ
アクセス : ハンブルク中央駅からSバーンで約10分
注意点 : 一人歩きなどは特に注意。心配であればツアーの方が良い。
バーデン=ヴュルテンベルク州、バイエルン自由州の2州。
多くの日本人がイメージするドイツといえば、ドイツ南部の雰囲気でしょう。
世界的に有名なビールの祭典オクトーバーフェストが開催され、メルセデスベンツやポルシェの本社があるミュンヘン、世界最大のクリスマスマーケットが行われるシュトットガルトがあります。
ハイデルベルクはライン川とネッカー川の合流点近くに位置し、ドイツ最古の大学「ルプレヒト・カール大学ハイデルベルク」がある学生の街です。
街のシンボルになっているハイデルベルク城には年間100万人を超える観光客が訪れます。
旧市街のメインストリートには、お土産屋さんやカフェ、レストランが並び、川沿いには遊歩道、対岸には景色を楽しめる哲学の道などがありお散歩するのに楽しい街です。
フランクフルトからは電車で1時間なので日帰りも可能ですが、旧市街に泊まってゆっくり過ごすのがおすすめです。
ハイデルベルク城は、神聖ローマ帝国の皇帝を選ぶ役目である、7人の選帝侯の中の1人、プファルツ伯の居城として14世紀に建てられました。
ところが、17世紀の30年戦争と、プファルツ継承戦争によってハイデルベルク城と城下町は徹底的に破壊されてしまいます。
18世紀に入り城の修復が始まりましたが、落雷によって炎上、その後は城は荒れ放題で、住民が城の石を持ち出して家を建てていたほどだったそう。
19世紀に入り、政府は城の取り壊しを検討しますが、フランスの文化財保護活動家のグライムベルク伯が古城の維持を主張し城に寝泊まりまでして抵抗。
結果、政府は城跡の精密調査を行い、フリードリッヒ館のみ復元工事をし、その他の部分は廃墟のまま保存するという方針を決め、取り壊しは免れました。
現在ハイデルベルク城は、バーデン・ヴュッテンブルク州の財産として管理されています。
廃墟となった城はロマン主義と呼ばれた芸術家たちを魅了し、多くの画家が訪れて作品を残しています。
ドイツを代表する文豪ゲーテは、ハイデルベルクを気に入って生涯に8度も訪れたのだそう。
城の中は庭を含めて見どころがたくさんあり、様々な逸話が残されているので、じっくりと時間をかけて廃墟の美を味わってみてください。
独名 :Schloss Heidelberg
住所 :Schlosshof 1, 69117 Heidelberg
マップ: Googleマップ
アクセス :旧市街からケーブルカーでシュロス駅下車、徒歩2分
定休日 :無休
営業時間 :8:00~18:00
料金 :大人8ユーロ
公式URL : ハイデルベルク城
ドイツの人気観光ルートである、ロマンチック街道のハイライトとして知られる中世の街並みが色濃く残るローテンブルク。
古城街道とも交差することもあり、毎年多くの観光客がこの小さな街を訪れます。
市壁に囲まれた街は中世そのままで、お土産屋さん、雑貨屋さん、カフェ、レストランなどが立ち並んでいます。
どこを歩いてもフォトスポットだらけ、旧市街には小さくて可愛いホテルもいくつかあるので、ぜひ宿泊してフォト散歩を楽しんでください。
ローテンブルグ旧市街の中心となるマルクト広場。
広場の西側にはローテンブルグの市庁舎が建っています。
高い塔を持つ白い建物は13世紀にゴシック建築で建てられ、手前の茶色い方は16世紀にルネッサンス様式で建てられ、広場に面した正面部分は、17世紀にバロック様式で増築されています。
市庁舎の塔は高さ60m。
220段の階段を登ると、まるでおもちゃ箱のようなローテンブルグの街並みを真上から見ることができます。
眼下に広がる旧市街の街並みは、色や高さの統一がとれていて美しく、タウバー谷まで見渡せるというまさに絶景。
エレベーターはないのでちょっと大変ですが、登る価値ありの景色が待っています。
独名 :Rathaus
住所 : Marktplatz 1, Rothenburg
マップ: Googleマップ
定休日 :市庁舎(土日祝)、塔は無休
営業時間 :
市庁舎) 月〜金 8:00〜18:00
塔4〜10月毎日 9:30〜12:30/13:00〜17:00 12月毎日 12:00〜15:00
11月及び1月〜3月 土日祝日 12:00〜15:00
料金 :市庁舎 無料 塔1.5ユーロ(子供1ユーロ)
公式URL : Rathaus
ローテンブルクの人気写真スポットがこちらのプレーンラインです。
ガイドブックに絵葉書にお馴染みの場所は、小さな旧市街の中なのですぐに見つけることができます。
左上の塔は1385年に建てられたジーベルス(Siebersturm)塔、右奥に見える門は1360年頃に建てられたコボルツェラー(Kobolzeller Tor)門。
この門を通り抜けて急な坂道を下りていくと、タウバー谷と二重橋に続きます。
いつも写真を撮る観光客で賑わっているので、人物が入らない写真を撮りたい方は、朝早い時間に行くのがおすすめです。
独名:Plonlein
住所 :Plonlein, Rothenburg
マップ: Googleマップ
※合わせて読みたい: 中世へタイムスリップ!ドイツ・ローテンブルグのおすすめ観光スポット12選
バイエルン州の州都ミュンヘンは、ドイツ第3の都市。
9月に開催される世界最大のビール祭り、オクトーバーフェストは日本からも訪れる人が多いほど人気です。
ドイツ南部らしく温かい人が多いとも言われ、観光客にとっても居心地が良い場所。
観光スポットも多いので、数日滞在して楽しみたいですね。
ミュンヘンでまずおすすめしたいのが、マリエン広場と新市庁舎です。
ドイツには教会と同様、各都市に市庁舎と呼ばれるものが建てられています。
日本でいう市役所や県庁に近い市政の場です。
しかし、非常に古くからある市庁舎が多く、歴史的にも価値のある建物になっていることが多いです。
また、市庁舎の前には広場があり、土日など特定の曜日に市が開かれ、地元の方々で賑わいます。
このように、ドイツの各都市は市庁舎と市を中心として発展していったと言えます。
ミュンヘンの新市庁舎は、85mもの高さの塔があり、そこに上るとミュンヘン市内を一望できます。
近くにあり、ここも名所であるフラウエン教会 Frauenkircheも見ることができ、圧巻の景色です。
また、新市庁舎で特に人気なのが仕掛け時計です。
この仕掛け時計はドイツ最大とも言われており、所定の時間になると1.4mの人形が踊りだします。
この時、新市庁舎の前のマリエン広場は観光客でいっぱいになり、皆この仕掛け時計を楽しんでいます。
ドイツをはじめヨーロッパでは古くから仕掛け時計が設置されています。
ほのぼのとして癒される光景は、一見の価値ありです。
独名 : Marienplatz/ Neues Rathaus
住所 : Marienplatz 8 80331 München
マップ: Googleマップ
アクセス : Marienplatz駅を降りてすぐ
電話番号 : (089) 23300
定休日 : 土日祝日(10月1日~4月30日の間のみ)
営業時間 :
10月1日~4月30日: 10:00~17:00
5月1日~9月30日: 10:00~19:00
料金 : 大人2.50ユーロ、18歳以下1ユーロ、6歳以下無料
公式URL : ミュンヘン市庁舎
ミュンヘンといったら有名なのが、オクトーバーフェストですね。
オクトーバーフェストの時期ではなくても、ミュンヘンのビールを楽しむことができるのが、ホフブロイハウスです。
世界一有名なビアホールとも呼ばれるホフブロイハウスは、時期でなくてもまるでオクトーバーフェストのよう。
生演奏もあり、南ドイツならではの陽気な気分でビールを楽しむことができます。
ドイツ人の多くはビールが大好きで、たくさんの量を飲むので、ここで「とりあえずビール」と頼むと1リットルほどのジョッキに入って出てきます。
アルコール度数もそれほど高くなく、すっきりとした味わいなので、意外とぐびぐび飲めるかもしれません。
ただし、飲み過ぎには注意が必要です。
ドイツでは各都市がビールを醸造しており、かつて南ドイツは薄めで量が多く、北ドイツは濃いめで量が少ないとも言われていたそうです。
今では一つの都市で様々なビールが飲めるため差を感じることは少ないかもしれませんが、1リットルの大きなジョッキを見ると、まさに南ドイツにやってきたという気分になれます。
ここではビールにあうソーセージなどのお肉料理もたくさんあるので、一緒に味わってみることをおすすめします。
また、入り口付近には常連客専用の席(Stammtisch)と呼ばれるものがあり、観光客は座ることができません。
常連客はそれぞれがマイジョッキをお店にキープしており、鍵付きの棚にそれらのジョッキを閉まっています。
独名 : Hofbräuhaus
住所 : Platzl 9 80331 München
マップ: Googleマップ
アクセス : マリエン広場から徒歩5分
電話番号 : 089-290136100
定休日 : なし
営業時間 : 9:00~23:30
料金 : ビール4.20ユーロ~
注意点 : ビアホールは1300席あり広いですが、予約をしておくと安心です
公式URL : ホフブロイハウス
「オクトーバーフェスト」は、世界中から600万人以上の人が訪れる最大級のビールの祭典です。
例年、毎年9月下旬~10月上旬まで2週間に渡り開催されます。
そんなオクトーバーフェストの歴史は古く、始まりは1810年10月12日。
開催のきっかけは、バイエルン王子のルートヴィヒ1世と、王女テレーゼ・フォン・ザクセンヒルトブルクハウゼンの結婚の祝福のためでした。
オクトーバーフェストは日本語で「10月祭」を意味し、当時は10月17日に開催されたのが名前の由来です。
1812年には「競馬大会と収穫祭」という名目で2回目のパーティーが開催されました。
それ以降年々お祭りの規模は拡大しましたが、20世紀以降は戦争の影響もあり、度々中止することも。
第二次大戦後、第一回に伝統だった競馬が廃止されてから、シンプルに「収穫祭」として市民が楽しむお祭りに変わりました。
1950年、ミュンヘン市長によるビールのお祭りの開始を告げる号令が恒例化し、今のオクトーバーフェストへと徐々に形を変えていったのだそう。
会場では、ビールやドイツソーセージ、プレッツェルなどのドイツならではの食事を味わえるだけでなく、遊園地のようなアトラクションもあります。
また、ドイツのお土産やオクトーバーフェスト限定のお土産も買えるショップもあります。
気になるものがあれば、ぜひ買って帰るのも良いですね。
入場は無料で、かかる費用は中での飲食代やアトラクション代、お土産代のみ。
子供から大人まで楽しめるスポットです。
ただし、入場時大きなかばんやリュックなどは、セキュリティの関係で持ち込めないので注意してください。
最低限の荷物で行きましょう。
大きな荷物は宿泊先に置いていく、駅のコインロッカーに預けるなどしておくと安心です。
有料ですが、会場の受付で預かってもらうこともできますよ。
タイミングが合うなら、ぜひ本場のオクトーバーフェストを堪能してみてくださいね。
住所 :Theresienwiese, Bavariaring, 80336 München, ドイツ
マップ: Googleマップ
アクセス :
ミュンヘン中央駅から徒歩15分程度
テレージエンヴィーゼ駅とシュヴァンタラーヘーエ駅からは数分程度
開催日:9月下旬~10月上旬までの2週間(詳細は公式サイトを参照してください)
定休日 :なし
営業時間 :
【平日】
10時~23時30分まで(ラストオーダー22:30)
【土日祝】
9時~23時30分(ラストオーダー22:30)
料金 :入場料無料、会場内での飲食代やアトラクション代のみ
公式サイト : オクトーバフェスト公式サイト
※オクトーバーフェスト/ミュンヘンについては下記記事で詳しく取り上げています。
→ ビールの祭典!本場ドイツの「オクトーバーフェスト」の見どころや会場へのアクセスを詳しく紹介
→ ミュンヘンのおすすめ観光スポット14選!歴史・芸術・ビールが彩る南ドイツ最大都市ミュンヘンを満喫しよう
ドイツの人気観光ルート、ロマンチック街道の終点の地フュッセン。
オーストリアと国境を接しており、周辺を山と5つの湖に囲まれている小さな街です。
ドイツの人気観光地ランキングでは例年ベスト3内に君臨している、ノイシュバンシュタイン城観光の拠点におすすめです。
ノイシュバンシュタイン城は、年間140万人以上の観光客が訪れるドイツ屈指の観光スポットです。
1868年、若きバイエルン国王ルードヴィヒ2世が23歳の時に築城を命じ、1886年に謎の死を遂げたため、未完成のまま現在に至っています。
ルードヴィッヒ2世は幼少期から古代神話や中世の騎士物語に憧れ、国王になってからは歌劇作家リヒャルト・ワーグナーに傾倒しパトロンになっています。
人里離れた標高1,000mの山あいに、自分のためだけの中世騎士の物語の世界観を持った城を建てたいという築城熱はとどまることを知らず、ノイシュバンシュタイン城の着工後、1874年にはリンダーホフ城、1878年にはヘレンキームゼー城の着工もはじめ、結局完成したのはリンダーホフ城だけでした。
外観は新白鳥城の名前通り、白くて美しいのですが、内部は豪華を通り過ぎて装飾過剰気味。
バイエルン王国の経済を破綻させたと言われる築城は、狂気とも言われ、当時奇行も目立っていたと言われる王は精神疾患があるとされ、廃位となり拘束されてしまいます。
その翌日、お抱えの医師とともにシュタルンベルク湖で溺死体となって発見されました。
この謎の死には、入水自殺説、暗殺説など様々な憶測が飛び交い、今なおその真相は闇の中です。
自分が死んだら城を取り壊して欲しいと語っていたルードヴィッヒ2世が、今この観光客の姿を見たらどう思うのでしょうか。
ただ、観光収入がバイエルン州の貴重な財源となっているので、王としての役目は果たしたと言えるのかもしれませんね。
チケット入手方法や見学方法はよく変更になるため、公式サイトから必ず確認してください。
独名 :Schloss Neuschwanstein
住所 :Schlossverwaltung Neuschwanstein, Neuschwanstein Str.20 87645 Schwangau
マップ: Googleマップ
アクセス :鉄道 フュッセン(FUESSEN BAHNHOF)駅から6km
定休日 :1/1、12/24、12/25、12/31
営業時間 :7:30~17:00(4/1~10/15)、8:30~15:00(10/16~3/31)
料金 :大人13ユーロ、18歳以下無料
公式URL : ノイシュバンシュタイン城
クリーム色が可愛らしいホーエンシュバンガウ城は、12世紀には既にこの場所に建てられていましたが、築城者は明らかになっていません。
1832年に、第3代バイエルン国王のマクシミリアン2世(ルードヴィッヒ2世の父)が夏の離宮として購入して大改装をして今のようなお城になりました。
内部は豪華な調度品や装飾品が並び、ワーグナーの歌劇ローエングリンや、中世の騎士物語にまつわる壁画が描かれています。
幼少期をこの城で過ごしたルードヴィッヒ2世はこの壁画に影響を受け、中世騎士物語や、ワーグナーの世界に傾倒していったと言います。
ノイシュバンシュタイン城の築城が始まってからは、このホーエンシュバンガウ城からその建設を見守っていました。
ホーエンシュバンガウ城の見学はノイシュバンシュタインタイン同様、ガイドツアーのみ。
チケット売り場で、両方見学する旨を伝えると、混雑状況に合わせて良い時間の予約をとってくれます。
ちなみに、2つの城の移動はバスが便利です。
ノイシュバンシュタイン城の方が通常は混んでいるので、待ち時間の間にホーエンシュバンガウ城を見学する形になること多いです。
夏の観光シーズンに訪れる方は、事前にオンライン予約をしておくのが賢明。
予約方法や見学方法は変更になることがあるので、必ず公式サイトを事前にチェックしてください。
独名 :Schloss Hohenschwangau
住所 :Muenchener Strasse 2, 87645 Schwangau
マップ: Googleマップ
アクセス :
鉄道 フュッセン(FUESSEN)駅から5km、バス利用でチケットセンターへ。
チケットセンターから徒歩20分
定休日 :12/24、1/1
営業時間 :7:30~17:00(4/1~10/15)、8:30~15:00(10/16~3/31)
料金 :大人13ユーロ、18歳以下無料
公式URL : ホーエンシュバンガウ城
ドイツのおすすめの観光スポットをご紹介しました。
気になった都市を中心に、ぜひ旅行の計画を立ててみてください。
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最終更新日 : 2023/05/19
公開日 : 2016/08/29