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お出かけ前に、店舗・施設の公式HPやSNS等で最新情報のご確認をお願い致します。
1. 旧市街広場(Rynek Starego Miasta)
3. ショパン博物館(Muzeum Fryderyka Chopina)
4. ポーランド・ユダヤ人歴史博物館(Muzeum Historii Zydow Polskitch)
5. キュリー夫人博物館(Marii Sktodowskiej-Curie Muzem)
1. ヴァヴェル城(Zamek Krolewski na Wawelu)
3. アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館(Muzeum Auschwitz-Birkenau)
4. ヴィエリチカ岩塩坑(Kopalnia Soli Wieliczka)
5. シンドラーの工場(Fabryka Schindlera)
6. 日本美術・技術博物館「マンガ館」(Muzeum Sztuki Techniki Japonskiej "Manggha")
1. 高い門・黄金の門・緑の門(Brama Wyzynna・Ztota Brama・Zielona Brama)
1. パノラマ・ラツワヴィツカ民族博物館(Panorama Ractawicka)
ポーランドはヨーロッパの国々の中でも苦しい支配に悩まされてきた国です。
ナチス・ドイツだけでなく、これまでの歴史の中でもドイツやソ連などの大国に幾度となく占領され、苦難の歴史を歩んできています。
その度に、国民たちだけでなく歴史的建造物も何度も破壊を繰り返されてきています。
それでも意志の強い国民性によって、いくつもの歴史的建造物は復活を遂げ、ユネスコの世界遺産に認定されています。
社会主義による支配や、アウシュヴィッツ強制収容所などの暗いイメージがつきまとうポーランドですが、1989年の民主化によって大きく変貌を遂げています。
街の美しさもさることながら、偉大な音楽家を生んだ近代都市、世界遺産の古都など魅力的なポイントがポーランドには山ほどあるので、ぜひ生まれ変わった近代都市ポーランドを堪能してください。
今回は世界遺産ひしめくポーランドの都市の中から、ワルシャワ・クラクフ・グダンスク・ヴロツワフを中心に観光スポットをご紹介します。
国名:ポーランド共和国
首都:ワルシャワ
国土:31万2679平方キロメートル
人口:約3842万人(2019年時点)
民族:ポーランド人、シレジア人
言語:ポーランド語
宗教:キリスト教(ローマ・カトリック、プロテスタント)、ユダヤ教、イスラム教
日本との時差:冬マイナス8時間、夏マイナス7時間
通貨:ズウォティ 1zł=28.73円(2019年6月時点)
日本からは LOTポーランド航空 が、成田国際空港からワルシャワまでの直行便を毎日運航しています。(約11時間のフライト)
それ以外にも、ヘルシンキ、フランクフルト、ロンドンなどから乗り継いでいくことも可能です。
また、全て飛行機でなくてもベルリン、プラハ、ウィーンなどから列車で首都ワルシャワに行く方法もあります。
詳細なスケジュールはそれぞれのオフィシャルサイトから確認してみてください。
ポーランドはシェンゲン協定国なので、滞在日数の合計が90日以内の観光目的の旅ならビザ取得の必要はありません。
パスポートの残存期間は入国時3ヶ月+滞在日数以上必要となるので、事前にパスポートの残存期間をチェックしておきましょう。
ポーランドの観光スポットをご紹介する前に、まずはポーランドについて知っておいてもらいたいキーワードをいくつかご紹介します。
どのキーワードも観光スポットごとに関係してくるため事前に覚えておきましょう。
ポーランドの偉人で人気なのがショパンです。
偉大な音楽家であるショパンは、ワルシャワで生まれた後、ウィーンでは芽が出なかったものの、パリに行き開花し、その評価は今に至ります。
ポーランドのあちこちでショパンの音楽を耳にするほど国民的な音楽家です。
その他にも、ノーベル賞を2度も受賞したキュリー夫人(マリ・キュリー)や、地動説を唱えたコペルニクスもここポーランドの生まれです。
さらに、第264代ローマ教皇に選ばれたヨハネ・パウロ2世もポーランド出身です。
ヨハネ・パウロ2世は史上初となるスラヴ系の教皇で、世界100ヶ国以上も訪問したことから「空飛ぶ教皇」と総称され、死後10年以上経った今でもポーランド中で愛されています。
旅の醍醐味といえばやっぱり料理ですよね。
ポーランドには地域ごとに様々な郷土料理があります。
その中でもグダンスクのような海沿いの街には、ニシンやエビなどの魚料理が充実しています。
他にも、山岳地方では肉料理が豊富に揃っています。
パッと見た感じではロシア料理に似ていますが、その味は少しずつ異なりポーランド特有の独特な味わいを楽しめます。
人気No.1はピエロギです。
ピエロギとは水餃子の一種であり、ひき肉やチーズ、キノコなどの具が入っています。
その他にもジューレック(発酵ライ麦パンにすっぱいスープ入り)やゴヴォンギ(ポーランド風のロールキャベツ)も大人気です。
ポーランドではピエルニクという名物菓子があります。
これは一般的にはジンジャーブレッドと言われるお菓子であり、ポーランドではトルンの名物になります。
現在も多くの人がポーランドお土産として買って帰っています。
作り方は簡単で、小麦粉、牛乳、卵、砂糖といったベースとなるクッキー生地に、シナモン、ショウガ、ナツメグなど数種類のスパイスをミックスさせて練り込みます。
ポーランドにはこのピエルニク専門店も多数あり、ハマってしまった人は日本に帰ってからもマネして作っている人も多くいるようです。
単純ですが、奥深い伝統のポーランド菓子を堪能してください。
ポーランドは、その歴史の中で何度も隣国からの支配を受け続けてきています。
その反面、自らの文化を守る傾向も強く、お土産に代表される伝統は、今も根強く昔からの流れを絶やすことなく引き継いでいます。
中でも人気なのはボレスワヴィエツ陶器です。
ザクワデ社とマヌファクトゥーラ社のボレスワヴィエツ陶器は、ポーランドを代表するお土産です。
ザクワデ社は1900年創業の最古メーカーで、スタンプから手書きまで豊富なパターンを持ち、食器から花瓶、オブジェまで様々なアイテムパターンがあります。
一方のマヌファクトゥーラ社は比較的新しいブランドで、伝統にとらわれないモダンなパターンを作成し、一躍人気メーカーとなったブランドです。
ワルシャワ中央駅のすぐそばにあり、旅行者にも人気で派手なポップなカラーリングが目を引きます。
陶器の他にも様々な伝統的な手工芸品があります。
民族衣装、かごバック、切り絵、人形、ラグマットなど多種多様な手工芸品があるので、時間があればお土産ショップをくまなく探してみましょう。
一般的にポーランドの治安はヨーロッパの中では悪い方ではありません。
ただし、外国人観光客はどの国でも狙われやすい対象になるため注意が必要です。
特にスリは多いので、列車やトラムなどの公共交通の車内では周りに注意を配りましょう。
中でも窃盗は現在でも多発しています。
特にワルシャワ中央駅、ワルシャワ東駅の構内は旅行者を狙った窃盗グループが潜んでいる可能性があるためご注意ください。
日本のように安全な国はヨーロッパにはどこにもないので、夜出歩くのも最低限にしましょう。
かの有名な作曲家であるショパンが生まれたことでも知られるポーランドのワルシャワ。
14世紀以降商業と工業が急激に発展することになり、1596年にはポーランドの首都へと変わっています。
首都になって以降、ワルシャワはさらに発展をしながら首都としての風貌を整えるために宮殿や庭園も増やしていきました。
経済の中心でありながら美しい街と変貌を遂げています。
ところが、その後第二次世界大戦でナチス・ドイツによって壊滅的な打撃を受け、街は破壊されてしまいます。
それでも、ポーランド国民は戦争が終わってから必死で立て直しをはかり、現在は忠実に元の姿を取り戻しかつての美しさに戻っています。
この復活により、ワルシャワの旧市街は1980年にユネスコの世界遺産に登録されたほどです。
ワルシャワで最も賑やかな場所がここ旧市街広場です。
ユネスコの世界遺産にも登録されており、観光のメインスポットになります。
旧市街広場を中心に、北から南に新市街と旧王宮を繋いでいます。
ワルシャワに着いたら、まずはこの旧市街広場に赴いて旅の準備と腹ごしらえをしましょう。
旧市街広場の周りには、レストランやカフェだけでなくお土産屋さんや露天市も出ているので、半日くらいはあっという間に過ぎ去ってしまいます。
もちろん、ショップだけではなく歴史的建造物にも周りを囲まれているため、ポーランドらしい街並みを体験したい人にもおすすめのスポットです。
まずは旧市街広場を拠点にワルシャワの街を攻略していきましょう。
英名 :Old Town Market Square
住所 :rynek Starego Miasta, Warszawa
マップ: Googleマップ
アクセス :ワルシャワ旧王宮徒歩3分
公式URL : 旧市街広場
旧市街の一番の見所と言えば旧王宮です。
旧市街広場で休憩したら、旧王宮まで向かいながら景色を堪能するのがワルシャワ散策の定番です。
第二次世界大戦でナチスドイツに無残にも破壊されてしまいましたが、現在は忠実に再現されています。
内部撮影も可能なのはありがたいポイントです。
王宮内はツアーで入らなくても、セルフガイド方式なので分かりやすく回れます。
観光に2時間はかかるため、たっぷりと時間を用意しておきましょう。
王宮とはいえ、王の住居というだけでなく、国会や大統領執務室としても使われていたり、国立劇場としても使われていました。
政治だけでなく、文化や経済の中心でもあった場所です。
なお、おすすめスポットは王冠の間、大理石の間、レンブラントの絵画あたりです。
英名 :Royal Castle
住所 :plac Zamkowy 4, Warszawa
マップ: Googleマップ
アクセス :旧市街広場から徒歩5分
電話番号 :+48 22 355 5170
定休日 :9〜4月の月曜
営業時間 :月〜木・土(10:00〜18:00)、金(10:00〜20:00)、日(11:00〜18:00)
料金 :30zł
注意点 :王宮ツアー水曜無料
ショパンは20歳までワルシャワで過ごしただけあって、ゆかりの場所が点在しています。
特に王宮広場とワジェンキ公園の間には、ショパンゆかりのスポットがたくさんあります。
その中でも。ショパン好きでなくても一度は立ち寄って欲しいのがショパン博物館です。
人気であるため、オンシーズンの場合には事前予約が必要です。
オフシーズンであれば、待たずに入れる場合もあるので事前にホームページをチェックしておきましょう。
中は、ショパンのパリ時代の展示物から作曲を手がけた譜面をはじめ、デスマスクを実際に展示するなど見所満点の博物館です。
英名 :Frederik Chopin Museum
住所 :Pałac Gnińskich, 00-368, Okólnik 1, Warszawa
マップ: Googleマップ
アクセス :地下鉄Nowy Swiatunixersytet 徒歩5分
電話番号 :+48 22 441 6251
定休日 :月曜
営業時間 :11:00〜20:00
料金 :大人(22zł)、学生・子供(13zł)
注意点 :水曜は無料
公式URL : ショパン博物館
ポーランドの歴史からユダヤ人の存在は切り離すことはできません。
あまりに多くの犠牲を伴った第二次世界大戦の悲劇ばかりを想像してしまいますが、この歴史博物館は暗いイメージではなく、しっかりとユダヤ人の歴史を学ぶために建設されたものです。
1943年のワルシャワ・ゲットー蜂起から70年後の2013年に開設され、中世から現代までの約1000年間をテーマにした展示で成り立っています。
8つのギャラリーに分かれ、ユダヤ人の文化や風俗だけではなく、ナチスによる迫害や共産党政権下での抑圧の歴を事細かに展示しています。
また、歴史を感じるだけでなく外観も壮観です。
フィンランド人建築家ライナー・マフラマキの設計で、とてもユニークな外観となっています。
英名 :Musem of the History of Polish Jews
住所 :Mordechaja Anielewicza 6, Warszawa
マップ: Googleマップ
アクセス :トラム15、18、35番Muranow駅徒歩5分、17、33番Anielewicza徒歩5分
電話番号 :+48 22 471 0301
定休日 :火曜日
営業時間 :月・木・金(10:00〜18:00)、水・土・日(10:00〜20:00)
料金 :大人(30zł)、学生・子供(20zł)
注意点 :木曜無料
公式URL : ポーランド・ユダヤ人歴史博物館
キュリー夫人博物館は、ノーベル賞学者キュリー夫人の生家を利用した博物館です。
こぢんまりとした佇まいですが、ここに貯蔵されている研究資料や写真は、とても貴重なものばかりです。
キュリー夫人の研究分野は物理学・化学です。
具体的には放射線の研究やラジウムの発見でノーベル賞を受賞しています。
しかも受賞は2度です。
「放射能」という言葉を作ったのはこのキュリー夫人であり、キュリー夫人がいたからこそ、現在では色々な病気を未然に発見し治療することができたとも言えます。
一風変わった博物館ですが、ポーランドは戦争や民族紛争だけではなく、科学の分野でも世界から注目されていたことがわかり、改めてポーランドの奥深さを感じる一面です。
旧市街から新市街に向かう道すがらにあるため、移動の際にはぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
英名 :Marie Curie Museum
住所 :Freta 16 , Warszawa
マップ: Googleマップ
アクセス :旧市街広場から徒歩10分
電話番号 :+48 22 831 8092
定休日 :月曜
営業時間 :6〜8月(10:00〜19:00)、9〜5月(9:00〜16:30)
料金 :大人(11zł)、学生・子供(6zł)
公式URL : キュリー夫人博物館
ワジェンキ公園は公園としても素晴らしい公園ですが、何と言っても注目なのはショパンコンサートです。
ワルシャワでは夏の風物詩と言われ、公園にあるショパン像の前でコンサートが開かれます。
花畑に囲まれながら聴くショパンの旋律は、貴重な体験になること間違いなしです。
このショパン像も第二次世界大戦で爆撃されてしまったのですが、無事に戦後には復元され、柳の木の下に座りワルシャワの自然を眺めるショパンを見ることができます。
ワジェンキ公園はヨーロッパで最も美しい公園の1つとして数えられてもいるため、夏でなくとも公園を散策するだけで十分に楽しめます。
春は新緑を秋は黄葉を楽しむことができますし、公園内にはワジェンキ水上宮殿をはじめ見所があり、たっぷりと時間を割けるようスケジュールを組みましょう。
英名 :Lazienki Park
住所 :Agrykala 1 , Warszawa
マップ: Googleマップ
アクセス 旧市街から116、180番トラムでLazienki Krolewskie下車
電話番号 :+48 22 506 0024
定休日 :なし
営業時間 :日の出〜日没
料金 :無料
注意点:ショパンコンサートは5月中旬〜9月まで(日曜限定:無料)
公式URL : ワジェンキ公園
クラクフは現在は首都ではありませんが、11世紀から550年間ポーランドの首都として栄えた都市でもあり、日本でいうところの京都にあたる都市です。
しかもボヘミアのプラハ、オーストリアのウィーンと共に、ヨーロッパ文化の中心都市として栄えていました。
1939年にナチス・ドイツに侵攻された際にも、他の都市ほど大打撃を受けなかったのは美しい街並みが要因だったかもしれません。
1978年には街並み自体がユネスコ世界遺産に登録されています。
中世のヨーロッパの街並みが残っている美しさもありながら、ナチス・ドイツによる強制収容所であるアウシュヴィッツなどの戦争の爪跡も残る都市。
ポーランドにおいてワルシャワ以上に知名度のあるクラクフを、歴史と合わせて散策してみましょう。
ヴァヴェル城は、第二次世界大戦での破壊すら免れたまさに鉄壁の城です。
クラクフの旧市街の南を外れ、ヴィスワ川がへの字に曲がった位置にそびえ立っています。
城壁沿いの坂を登って城内に入っていくことができます。
ヴァヴェル城は、大きく分けて3ヶ所の観光スポットがあります。
ヴァヴェル大聖堂、旧王宮、竜の洞窟はそれぞれに歴史的な背景を持っています。
ヴァヴェル大聖堂は、歴代王の戴冠式を14〜18世紀までの400年間に渡って執り行ってきています。
それでいて国王の墓所ともなっています。
中央にある銀細工の棺にはポーランドの守護聖人:聖スタニスワフの聖遺物が納められています。
旧王宮は、ジグムント1世によってシンプルなゴシックとルネッサンスの複合様式からできています。
中には、歴代の王族の私室やオリエンタルアートなどの展示がなされています。
竜の洞窟は、クラクフに伝わる伝説の竜がいたという洞窟です。
伝説の竜はヴィスワ川に棲む美しい娘たちを食べていたのですが、靴職人の弟によって退治され、その男は王の娘と結婚したという伝説があります。
この伝説にちなんで、ヴァヴェル城のふもとに竜の洞窟が作られ、入口には竜の像があり、定期的に火をふく演出をしてくれます。
英名 :Wawel Royal Castle
住所 :Wawel 5 , krakow
マップ: Googleマップ
アクセス :中央広場から徒歩15分
電話番号 :+48 12 422 5155
定休日 :大聖堂(無休)、旧王宮・竜の洞窟(11〜3月)
営業時間 :4〜10月(9:00〜17:00)、11〜3月(9:00〜16:00)
料金 :大聖堂(大人12zł・学生・子供7zł )、旧王宮(大人10zł・学生・子供7zł )竜の洞窟(5zł)
注意点 :入場制限あり
公式URL : ヴァヴェル城
クラクフの最大の見所の1つが、このカジミエシュ地区のユダヤ人街です。
1335年にカジミエシュ大王の手で作られたこのカジミエシュ地区は、第二次世界大戦まではユダヤ人街として栄えた場所で、ここ近年で生まれ変わり観光スポットとして人気になっています。
中でも人気なのがスタラ・シナゴーグです。
シナゴーグとはユダヤ教の会堂のことを指し、カジミエシュ地区には色々なシナゴーグがあります。
ポーランド最古のユダヤ教の神殿でもあるスタラ・シナゴーグ以外にも、イザーク・シナゴーグなど多くのシナゴーグがあり、いくつかは観光客も訪れることが可能です。
シナゴーグの多くは、繊細な装飾で彩られた建物や内装は一見の価値ありです。
シナゴーグを訪れる際に注意して欲しいのが服装。
あくまで宗教施設であるため、男性は頭に帽子を被り、女性は露出度の高い服装は避けるようにしましょう。
英名 :Stara Synagoga
住所 :Szeroka 24 , krakow
マップ: Googleマップ
アクセス :ヴァヴェル城から徒歩10分
電話番号 :+48 12 422 0962
定休日 :無休
営業時間 :
4〜10月 月(10:00〜14:00)、火〜日(9:00〜17:00)
11〜3月 月(10:00〜14:00)、火〜木、土、日(9:00〜16:00)、金(10:00〜17:00)
料金 :大人11zł・学生・子供9zł
注意点 :月曜無料
第二次世界大戦中に行われた最も悲惨な殺戮こそ、ユダヤ人の大量虐殺(ホロコースト)です。
その際にユダヤ人が収容されていたのが、ここアウシュヴィッツ強制収容所です。
悲しい歴史を繰り返さないようにと、世界各地から年間200万人が訪れると言われているポーランド最大の観光地でもあります。
クラクフから少し遠く54kmもあるので、クラクフから専用のバスで向かいましょう。
元々はポーランドの政治犯を捕らえるための施設でしたが、そのうちにユダヤ人、ロマ、ソ連軍捕虜なども収容するうち、ここまで大きな殺人工場となってしまいました。
収容所のゲートには「働けば自由になる」という文字が掲げられ、苦しい当時の状況に胸を打たれます。
収容所内には28楝の囚人楝からなり、最大2万8000人も収容されていたといいます。
そして、もう1つの強制収容所が2km離れたところにあるビルケナウです。
こちらはさらに広大な敷地を占めており、300楝以上のバラックが並びアウシュヴィッツ強制収容所よりもさらに大規模な収容所になります。
虐殺された人数であれば、ビルケナウの方が遥かに多いと考えられています。
また、収容されていた人の中には有名な人も多く、アンネ・フランク、ハンナ・ブレイディ、コルベ神父などがいました。
アウシュヴィッツには日本人ガイドもいるので、詳しい情報を聞きたい人におすすめです。
英名 :musiam Auschwitz-Birkenau
住所 :Wiezniow Oswiecimia 20 , Oswiecim ,
マップ: Googleマップ
アクセス :MDAバスターミナルから90分(1時間に2便)
電話番号 :+48 33 844 8100
定休日 :1/1、イースター、12/25
営業時間 :7:30〜17:00(月ごとに変動あり)
料金 :無料
公式URL : アウシュヴィッツ・ビルケナウ博物館
これまたクラクフからちょっとばかり足を伸ばして訪れられるのがヴィエリチカ岩塩坑です。
ヴィエリチカ岩塩坑は、ヴィエリチカという街の地下にできた岩塩採掘場です。
1250〜1950年まで稼働していた、世界トップクラスの大きさの岩塩坑です。
地下最大325mまで深く掘られた採掘場は、とてつもなく複雑に入り組んでおり、全部で3kmもの長さになっています。
基本的にはガイドツアーと一緒に色々な採掘場や礼拝堂、地底湖などのスポットを回ります。
最大の見所は聖キンガ礼拝堂ですが、深さ101mにある巨大な地下礼拝堂は、宗教画もすべて塩製です。
観光の際には服装にも注意しましょう。
また、採掘場内は年間を通じて14℃に管理されているので、夏でも薄手の上着を必ず持っていきましょう。
ツアーの最後に立ち寄るショップでは、岩塩坑らしく岩塩を使ったバスソルトなどを販売しています。
英名 :Wieliczka Salt Mine
住所 :Danitowicza 10 , Wieliczka
マップ: Googleマップ
アクセス :クラクフからMatopolskie社の列車で20分
電話番号 :+48 12 278 7302
定休日 :1/1、イースター、11/1、12/24,25
営業時間 :4〜10月(7:30〜19:30)、11〜3月(8:00〜17:00)
料金 :大人89zł・学生・子供69zł
注意点 :季節により料金に変動あり
公式URL : ヴィエリチカ岩塩坑
スピルバーグ監督のアカデミー賞映画である「シンドラーのリスト」でも話題となった、第二次世界大戦中の収容者を救ったオスカー・シンドラーの工場こそが、このクラクフのシンドラーの工場です。
オスカー・シンドラーは多くのユダヤ人の命を救った実業家であり、このスポットは当時経営していたホーロー工場跡を博物館としています。
単なる工場跡なだけではなく、ナチス占領下のクラクフを、時代ごとに歴史を追える作りになっているのも注目すべきところです。
当時のクラクフの旧市街やゲットーの様子、映像などを見ることができます。
また、工場のとなりにはクラクフ現代美術館(MOCAK)もあったり、近年はレストランやカフェもオープンしており、観光者からも注目されているスポットになっています。
英名 :Oskar Schindler's Factory
住所 :Lipowa 4 , krakow
マップ: Googleマップ
アクセス :トラム PlacBohaterow Getta駅下車徒歩8分
電話番号 :+48 12 257 1017
定休日 :無休
営業時間 :
4〜10月(月10:00〜16:00、火〜日9:00〜20:00)
11〜3月(月10:00〜14:00、火〜日10:00〜18:00)
料金 :大人24zł・学生・子供18zł
注意点 :月曜無料、時間ごとの人数制限あり
ちょうどヴァヴェル城の対岸には、日本人建築士である磯崎新氏設計のマンガ館が建っています。
ここはマンガのみならず、あらゆる日本美術のコレクションが展示してあります。
あまり知られていなませんが、ポーランドではマンガを筆頭に日本文化に対する絶大な人気があります。
ヨーロッパでも特に親日家が多いのもポーランドの特徴なのです。
この博物館も、日本美術マニアとしても有名なフェリクス・マンガ・ヤシェンスキ氏が収集した1万2000点におよぶ日本美術コレクションが常時展示されています。
コレクションの中心は浮世絵であり、その他にも木彫、鎧、日本刀、着物、陶器などがあります。
設立には「灰とダイヤモンド」の映画監督でも知られているアンジェイ・ワイダ氏が尽力したと言われており、館内はポーランドの日本通の聖地となっています。
日本食を出すカフェなども出店していて日本人も多く訪れています。
英名 :Manga Museum of Japanese Art & Technology
住所 :M.Konopnickiej 26 , krakow
マップ: Googleマップ
アクセス :Konopnickiej駅から徒歩3分
電話番号 :+48 12 267 2703
定休日 :月曜
営業時間 :10:00〜18:00
料金 :大人30zł・学生・子供20zł
注意点 :火曜無料
公式URL : 日本美術・技術博物館「マンガ館」
グダンスクは、ポーランドでも最も美しい街とも言われている港湾都市です。
ポーランドが世界に誇る文化と観光の一大拠点でもあります。
1000年以上の歴史を誇っており、14世紀にはハンザ同盟都市として大いに繁栄した巨大都市です。
建物も味わい深く、ゴシック、ルネッサンス、バロックなど各時代のハイライトが詰まった、まさに繁栄した街の数百年後のあるべき姿を残しています。
首都ワルシャワからも飛行機で1時間、列車で3時間くらいでたどり着けるので、ぜひスケジュールに入れてみてはいかがでしょうか。
もちろん、激動の国ポーランドの街だけあって、歴史的にも自由都市、ポーランド領、プロイセン領などと立場を変え、第二次世界大戦でも大きな被害を受けましたが、現在は復興し、美しい姿を取り戻しています。
グダンスクの旧市街の周りには3つの有名な門があります。
まずは、旧市街の入り口である「高い門」です。
ヴァウィ・ヤギェロニスキ通りになる堂々とした門で、まさにグダニスク旧市街の表玄関と言えます。
その昔ははね橋となっており、押し寄せる外敵を寄せ付けなかったと言われています。
門にはポーランドやドイツ騎士団などの紋章が残っています。
「高い門」から囚人塔を通過すると、次に現れるのが「黄金の門」です。
ドゥーガ通りの西の入り口として存在し、オランダ・ルネッサンス様式で建設され、旧約聖書の詩篇が門に書かれています。
そして、グダニスク旧市街の東に位置しているのが「緑の門」です。
ドゥーギ広場の突き当たりに位置し、その昔は王宮の一部ともなっていた由緒正しき門です。
現在はグダンスク国立博物館の分館となっています。
英名 :Upland Gate・Golden Gate・Green Gate
住所 :Długa 1, Gdańsk
マップ: Googleマップ
アクセス :ドゥーギ広場徒歩3分
グダンスクの近郊には、ドイツ騎士団が建てた大城塞であるマルボルク城がそびえ立ちます。
しかもこのマルボルク城は、ユネスコの世界遺産にも認定されており、城塞の中は今も中世の雰囲気を色濃く残しています。
第二次世界大戦で甚大な被害を受けには受けましたが、その後全力で復元し、現在は立派な要塞を誇っています。
マルボルク城の内部は「中の城」と「高い城」からなっており、橋で結ばれています。
「ヨハネの黙示録」が描かれた回廊を通って、中世の城に入っていきます。
中には大食堂、緑の部屋、食堂、聖母マリア教会などが設置されています。
また、5〜9月にかけてはナイトツアーもあるため、タイミングがあった人はナイトツアーをおすすめします。
英名 :Malbork Castle
住所 :Staroscinska 1 , Malbork
マップ: Googleマップ
アクセス :グダンスクから列車で30分のMalbork駅から徒歩10分
電話番号 :+48 55 647 0978
定休日 :無休
営業時間 :5〜9月(9:00〜19:00)、10〜4月(10:00〜15:00)
料金 :5〜9月(大人39.5zł、学生・子供29.5zł )、10〜4月(大人29.5zł、学生・子供20.5zł )
注意点 :月曜無料
公式URL : マルボルク城
ヴロツワフはポーランドの中でも チェコ に最も近い都市であり、数々の歴史的な変革を経て今に至っています。
14世紀にはボヘミア王国に支配、その後神聖ローマ帝国に組み込まれ、1945年まではドイツの一部ですらあったのです。
そんな複雑な歴史を持っていることも影響しているかもしれませんが、この都市にはポーランドの他の都市にはない変わった建物がいくつかあります。
その中の1つはユネスコの世界遺産であることもあり、国内外から観光客が絶えず来る知る人ぞ知る街となっています。
パラママ・ラツワヴィツカ民族博物館は、1794年にロシアに対して蜂起したコシチェシコ将軍と農民たちが、ロシア軍と戦って勝利したラツワヴィツカの戦いを描いたパロラマを観ることができます。
パロラマといってもちょっとやそこらのパノラマではなく、全長120mで高さ15mもある大パノラアで見物客を取り巻くように展示されています。
たった二人の歴史画家によって19世紀に制作されており、中だけでなく外観も円柱形のユニークな建物になっています。
日本語オーディオガイド付きもあるので、訪れた際にはぜひ日本語オーディオガイドに頼って細かくラツワヴィツェの戦いを堪能しましょう。
英名 :Panorama of the Battle of Ractawice
住所 :Purkyniego 11 , wroctaw
マップ: Googleマップ
アクセス :Wrocław Główny駅徒歩10分
電話番号 :+48 71 344 2344
定休日 :11〜3月の月曜
営業時間 :4〜10月(8:30〜19:00)、11〜3月(火〜金・日9:30〜16:00、土9:30〜17:00)
料金 :大人30zł、学生・子供23zł
公式URL : パノラマ・ラツワヴィツカ民族博物館
百年記念会館は、シチトゥニツキ公園の一画を占める形で建造された記念会館です。
ナポレオン戦争におけるライプツィヒの戦いの勝利から100年を記念して、1911年から2年かけて造られた巨大なモニュメントです。
世界最大級のコンクリート製円形ドームを誇っており、2006年にはユネスコの世界遺産に登録され、近代建築の重要な位置を占めています。
注目されているのは外観だけではなく、建造物横のある噴水です。
500本の可動式ノズルによる毎時ごとの噴水ショーは必見。
特に夜はライトアップされて美しいので、5〜10月の10:00〜21:00に訪れた際には噴水ショーをチェックしてください。
英名 :Centennial Hall
住所 :Wystawowa 1 , wroctaw
マップ: Googleマップ
アクセス :Wrocław Główny駅徒歩15分
電話番号 :+48 71 347 5150
定休日 :第1月曜
営業時間 :4〜10月(日〜木9:00〜18:00、金・土9:00〜19:00)、11〜3月(9:00〜17:00)
料金 :大人14zł、学生・子供11zł
公式URL : 百年記念会館
ポーランドに訪れた際は、目を背けたくなるかもしれませんが、今後同じ過ちを繰り返さないためにも戦争の爪痕を体感して欲しいと思います。
アウシュヴィッツ強制収容所まで赴かなくとも、ユダヤ人街を少し散策するだけでもそのダメージを知ることはできます。
もちろん、悲しい側面だけを観るのではなく、そこから美しく復活し、自由に成長している新しいポーランドを余すことなく堪能してみてください!