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4. 聖ヴィート大聖堂(Katedrála svatého Víta)
1. チェスキー・クルムロフ城(ceský Krumlov Castle)
4. 聖ペテロ聖パウロ大聖堂(Katedrala sv. Petra a Pavla)
1. ザハリアーシュ広場(Náměstí Zachariáše z Hradce)
1. ムリーンスカー・コロナーダ(Mlýnské Kolonáda)
2. ヴジーデルニー コロナーダ(Vřídelníkolonáda)
3. モーゼル・ガラス博物館(Moser Glass Museum)
チェコはちょうどヨーロッパの真ん中に位置しており、北緯は北海道よりも高く、大きさは日本の5分の1ほどの小さな国です。
チェコと聞くと、多くの人は世界一美しい街と称されるプラハを思い浮かべると思いますが、チェコの人気観光地はプラハだけではありません。
チェコはどの街も美しいため、どこに行っても中世ヨーロッパの妖艶な街並みを堪能できます。
今回は、数あるチェコの観光都市の中から厳選して、プラハ、チェスキー・クルムロフ、ブルノ、テルチ、カルロビバリの5都市をご紹介します。
国名:チェコ共和国
首都:プラハ
国土:7万8866平方キロメートル
人口:約1,052万人(2022年時点)
民族:チェコ人、モラヴィア人、スロバキア人など
言語:チェコ語
宗教:キリスト教(ローマ・カトリック、プロテスタント)、仏教、ペイガニズム、イスラム教
日本との時差:冬マイナス8時間、夏マイナス7時間
通貨:コルナ 1Kč=6.08円(2023年3月時点)
日本からチェコへは直行便がないため、ヨーロッパの他の国や中東を経由して行く必要があります。
乗り換えも含めて約13時間になります。
ヨーロッパ各都市経由なら、ドイツのミュンヘン経由、フィンランドのヘルシンキ経由、ロシアのモスクワ経由、イギリスのロンドン経由など様々な路線があります。
ヨーロッパの各都市からのチェコまでのフライトは1〜2時間ほどです。
チェコはシェンゲン協定加盟国なので、180日以内で合計90日までの観光目的の滞在であればビザは不要です。
パスポートの残存有効期間は、チェコ出国時に3ヵ月以上必要で、パスポートの査証欄の余白が2ページ以上必要ですので、事前にパスポートを確認しておきましょう。
チェコの観光スポットをご紹介する前に、チェコについて知っておいてもらいたいキーワードをいくつか取り上げます。
どのキーワードも観光スポットごとに関係してくるため、ぜひ事前にチェックしておいてください。
あまり知られていませんが、チェコはビール大国です。
なんと一人当たりの年間ビール消費量は世界一!
安くて美味しいビールは、夏には水代わりに飲む人も多いのだそう。
チェコ人がビールを飲む時は、食べたとしても簡単なおつまみ程度か、全くおつまみも食べずにひたすら飲む人が多いので驚かされます。
チェコはビルスナービール発祥の地でもあり、ピヴニッツェ(ビアホール)とホスポダ(居酒屋)が至るところにあります。
ビール好きな人は、ぜひ居酒屋で本場のチェコビールを堪能してみてください。
チェコといえばアール・ヌーヴォーの国です。
アール・ヌーヴォーとは、ヨーロッパを中心に19世紀末から20世紀初頭に沸き起こった国際的な美術運動で、「新しい芸術」を意味しています。
花や植物などの有機的なモチーフや自由曲線の組み合わせで、従来の概念をくつがえし、装飾性が高いものを造っていく風潮です。
分野としては建築、工芸品、絵画などが挙げられます。
その中でもチェコでアール・ヌーヴォーといったらミュシャです。
日本でもファンが多く、日本の美術館でも特別展が行われる事もあるほど。
後ほど紹介しますが、プラハにはミュシャの美術館があるため、絵画に興味がなくても一度足を運んでみることをおすすめします。
その他にも、プラハ駅もアール・ヌーヴォー建築なので、興味のある方は観光してみることをおすすめします。
チェコには様々なお土産品があります。
中でも民芸品やおもちゃなどの雑貨のレベルが高く、絵本や人形も一風変わったクオリティーのものが取り揃えてあります。
中でも、プラハの旧市街では一点ものの雑貨に出会うことができます。
民芸品やおもちゃに限らず、チェコビーズやオーガニックコスメも人気商品です。
旅行のラストは、ぜひプラハの旧市街でお土産を買ってみてください。
ビールも有名なチェコですが、ここ数年はカフェも有名になってきました。
最近では、チェコ人の老いも若きもプラハのカフェでコーヒーを楽しんでいます。
歴史を感じる空間や建築美とともに、絵画の中にいるようなコーヒータイムを体験してみてください。
日本人にとって馴染みのないチェコ料理。
海の無い国とあって、肉料理がメインとなり、森で獲れるジビエ料理なども名物です。
ドイツ、オーストリア、ハンガリーといった周辺国の影響を多大に受けているため、全く同じ料理があったりもします。
スパイスは多用しないシンプルな味付け、スープ類が豊富、野菜と肉類の煮込み料理が多いなど、日本人の口にも合うほっとする味わい。
チェコ料理と言えば必ず名前が上がるのが、写真の「スヴィーチコヴァー」という牛肉料理です。
茹でた牛フィレ肉に野菜を煮込んで作ったソースがかかり、チェコでしか見られない蒸しパンのようなクネドリーキが添えられ、甘くないホイップクリームとクランベリーソースがかかっています。
お肉の味は想像できるけれど、「クランベリーソース?」「クネドリーキってどんな味?」という方は、ぜひオーダーしてみてください。
チェコの伝統芸能のひとつであるマリオネット(あやつり人形)の人形劇は、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
プラハの街を歩いていると、お土産屋さんには必ずと言っていいほど個性的なマリオネットが置かれていて、あちこちに専門店もあるので、ちょっと不思議に思うかもしれません。
チェコの歴史を振り返ると、そこには長きにわたる隣国の支配がありました。
特に16世紀からのドイツ支配時代には公共の場でのチェコ語の使用が禁止されていました。
そんな時でも、マリオネットだけはチェコ語での上演が許されていたため、チェコ人にとって「チェコ」を感じる大切な場所となっていったのです。
上演内容も、政治や社会情勢に対するメッセージを含むようになり、大人が楽しむものになりました。
現在プラハの「国立マリオネット劇場」では、オペラ「ドン・ジョヴァンニ」の演目がほぼ毎日公演されています。
時間が合えば、プラハでマリオネットを鑑賞してみてはいかがでしょうか。
首都にして最大の都市であるプラハは、世界で最も美しい街と言っても過言ではない街です。
チェコの都市で唯一人口100万人を超えており、ヨーロッパの隠れた名都として日々多くの観光者が訪れています。
川沿いにそびえ立つプラハ城、聖像が立ち並ぶカレル橋、そして「百塔の町」という名前にふさわしい塔が林立する様は、中世の面影が色濃いチェコならではの光景です。
世界で最も美しい街の評判は伊達ではありません。
プラハの街を歩いて、ロマネスク、ゴシック、バロック、ルネッサンスなどの中世の建築様式を楽しんでみてください。
プラハに来たら、まずは旧市街エリアに向かいましょう。
ヨーロッパ各国から行き交う商人のために整備された街並みは、まさに中世の雰囲気がそのまま残された感じです。
世界で最も美しい街の旧市街だけあり、叙情豊かな雰囲気は最高。
その中でも、最も賑わっているのは旧市街広場です。
昔は市民のデモや処刑も行われてきた場所でもあります。
広場の中央にはヤンフス像がどっしりと構え、周囲にはおしゃれなレストランやお土産屋さんが連なります。
プラハに着いたら、まずは旧市街広場でプラハの雰囲気を楽しみながら、観光の予定でも練ってみてはいかがでしょうか。
ぜひ百塔の街プラハの中世建築散策の前に立ち寄りましょう。
住所 : Staroměstské nám, 110 00 Staré Město
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄A線Staroměstská駅より徒歩4分
旧市街地区とプラハ城のあるフラッチャニ地区を結んでいるのが、このカレル橋です。
1357年に、カレル4世の命で若き建築家ペトル・パルレーシュが約60年もかけて建築した長さ520m・幅10mの壮大な橋です。
このカレル橋は単なる橋ではなく、馬上試合や裁判、歴代の王の戴冠式も行われてきており、別名「王の道」とも呼ばれています。
カレル橋では路上パフォーマンスなどを楽しみながら、30体も並ぶ聖像を1つずつチェックしてみるのもおすすめです。
最高のフォトスポットは、旧市街側の橋塔からの眺め。
1枚の写真にカレル橋とプラハ城の両方を収めることができます。
ちなみに、観光シーズン中のカレル橋ではスリも出没するので、貴重品には注意してくださいね。
住所 : Karlův most, 110 00 Praha 1
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄A線Staroměstská駅下車 徒歩5分、旧市街から徒歩8分
営業時間(橋塔) :
料金 :
プラハ城は、旧市街からカレル橋でヴルダヴァ川を渡ったところにあるフラッチャニ地区にあります。
14世紀のカレル4世の時代に現在の形となり、城壁に囲まれた広大な敷地には、城だけではなく宮殿、教会、修道院などが立ち並んでいます。
プラハ城は旧王宮と宗教施設が見事に複合した世界でも最大規模の城であり、旧市街との対比がとても美しい構図を作り出しています。
チェコを支配していた歴代の王たちの増築を重ねるごとに、その時代ごとの様々な様式が複合されることで、現在の圧倒的な外観を織りなすこととなりました。
城内エリアは聖ヴィート大聖堂、聖イジー教会、コールの噴水、聖ゲオルギウスの噴水、マティアス門など見所満載です。
見学チケットは、定番コースのルートBに、さらに多くの個所が含まれるルートAがあります。
ルートA=旧王宮、常設展示「プラハ城の物語」、聖ジョージ大聖堂、ゴールデンレーン、パウダータワー、聖ヴィート大聖堂、ヴァーツラフ、アダルベルト大聖堂、ローゼンバーグ宮殿
ルートB=旧王宮、聖ジョージ大聖堂、ゴールデンレーン、聖ヴィート大聖堂、ヴァーツラフ、アダルベルト大聖堂
住所 : 119 08 Praha 1
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄A線Malostranská駅下車
電話番号 : +420 224 373 368
定休日 : 12月24日
営業時間 :
料金 :
プラハ城敷地内への入場料は無料(城内施設は有料のため、下記チケットがおすすめ)
【プラハ城周遊チケット】一般 250Kč 、割引 125Kč 、ファミリー 500Kč公式サイト : プラハ城
プラハ城に訪れたら必ず立ち寄って欲しいのが、この聖ヴィート大聖堂です。
かなり後ろまで下がらないと全体の写真が撮れないほどの大きさに圧倒されるでしょう。
聖ヴィート大聖堂の中には、ミュシャの大作「聖キリルと聖メトディウス」のステンドグラスがあります。
教会内でもひときわ妖艶な輝きを放つのがこちらのステンドグラス。
ミュシャ特有の柔らかな曲線美による色彩がとても美しく、いつまでも見ていられるほどの魅力があります。
これだけではなく、ロマネスク様式からゴシック様式に建て替えられた外観や、チェコの守護聖人であるネポムツキーの墓も国宝級の豪華さを誇っています。
住所 : III. nádvoří 48/2, 119 01 Praha 1-Hradčany
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄A線Malostranská駅下車 徒歩7分
電話番号 : +420 224 372 434
定休日 : 12月24日
営業時間 :
料金 :
備考 : 建物内での撮影において三脚やフラッシュの使用は禁止
公式サイト : 聖ヴィート大聖堂
チェコを代表する芸術家といえば、やっぱりアルフォンス・ミュシャです。
最近では日本でも人気が出てきており、毎年のように日本のどこかで特別展が開催されています。
ミュシャはアール・ヌーヴォーを代表する芸術家で、このミュシャ美術館にはまだ日本未公開の作品も多数収められています。
収められてる作品でも特に注目したいのは、「ヒヤシンス姫」、「芸術シリーズ」、「ジスモンダ」「花シリーズ」、そして数々の名作ポスター。
館内のショップでは、日本では手に入らないミュシャの絵をモチーフにした色々なグッズを販売しているので、立ち寄った際にはチェックしてみてください。
住所 : Panská 7, Nové Město, 110 00 Praha-Praha 1
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄(A・B線) ムーステック(Mustek)駅から徒歩 5分
電話番号 : +420 224 216 415
定休日 : 無休
開館時間 : 10:00〜18:00
料金 : 大人300Kč 、子ども・学生・65歳以上 200Kč 、ファミリーチケット(大人2名+子ども2名)750Kč
公式サイト : ミュシャ美術館
※もっと詳しいプラハの観光スポット、おすすめホテルなどは下記記事で紹介しています。
→ 世界で一番美しい街。プラハのおすすめ観光スポット19選!
チェスキー・クルムロフは、チェコの南に位置し、ヴルタヴァ川に囲まれた高台に佇む小さな街。
プラハからは、列車で約4時間、バスで約3時間という距離に位置しています。
オーストリアをすぐ南に構える辺境の街ですが、中世の美しい街並みが色濃く残っているチェコでも有数の観光都市。
「チェスキー・クルムロフ歴史地区」の名称で、1992年に世界遺産に登録されています。
多くの旅行者が、プラハだけではなく、チェスキー・クルムロフを観るためにチェコに来訪しているのではないでしょうか。
日本の旅行者もチェコに行こうと思ったきっかけが、チェスキー・クルムロフのレンガ屋根の街並みであった人も多いと言われています。
旅行者の多くがチェスキー・クルムロフをプラハだと勘違いしていることもあるため、間違えずに旅行の行程を組みましょう。
名画にも数多く描かれている美しい街並みを、ぜひ堪能してください。
チェスキー・クルムロフの名物はマス料理。
チェコはご存じのように海がない内陸の国なので、お肉料理が主流です。
お魚と言えば、マス、鯉、パイクなどの川魚が一般的。
チェスキー・クルムロフのレストランでは、シンプルにグリルをしてレモンを絞っていただくマス料理にトライしましょう。
付け合わせはホクホクのポテト。
チェコ旅行ではどうしてもお肉料理が続きがちなので、ほっとする一品になるはずです。
チェスキー・クルムロフ城は、13世紀に豪族ヴィーテク家の屋敷として建てられたものです。
16世紀にはルネッサンス様式に改築され、そこから6世紀に渡り少しずつ改築され今に至っています。
チェスキー・クルムロフ=チェスキー・クルムロフ城と言ってもいいほど重要な観光名所です。
中庭や庭園は無料ですが、建築物内部は有料となっています。
5つの中庭と40の建築物(塔、博物館)があるので、1日かけてゆっくり観ることをおすすめします。
住所 : Zamek 59, 38101 Cesky Krumlov
マップ : Googleマップ
アクセス : スヴォルノスティ広場から徒歩8分
電話番号 : +420 380 704 721
定休日 : 月曜日、11月4日
営業時間 :
料金 :
公式サイト : チェスキー・クルムロフ城
チェスキー・クルムロフは、城だけではなく城内にある教会、回廊、エッゲンベルクの間、ルネッサンスの間、仮面大広間など見所が多数あります。
教会は14世紀に造られた後にバロック様式に改築され、吹き抜けの天井は美しい化粧漆喰が施されています。
回廊もロージェンベルク家の住んでいた当時のまま保存されており、中世の世界観が好きな人には貴重な場所です。
その他にも、エッゲルベルクの間にはローマ教皇に運ぶための貢物を乗せる黄金の馬車があったり、ルネッサンスの間では旧約聖書や古代の神々が描かれた壁画を楽しむことができます。
チェスキー・クルムロフ城に来たら、必ず城内の教会、回廊、広間を回ることをおすすめします。
住所 : Zamek 59, 38101 Cesky Krumlov
マップ : Googleマップ
アクセス : スヴォルノスティ広場から徒歩8分
電話番号 : +420 380 704 721
定休日 : 月曜日、11月4日
営業時間 :
料金 :
公式サイト : チェスキー・クルムロフ城
日本からの中欧をめぐるツアーの場合、ゆったりとした日程のコースでない限り、プラハからの日帰りツアーや、プラハからウィーンへ行く途中に立ち寄る程度で、あまり宿泊する事がないチェスキークルムロフ。
個人旅行で訪れるなら、絶対に1泊だけでもして欲しい街だと言うことは、写真を見るだけでお分かり頂けるはずです。
小さい街なので、ほとんどのホテルは個人経営の中型ホテルで、もっと小さなペンションも沢山あります。
おすすめの場所はやはり旧市街で、中でも街の中心と言えるスヴォルノスティ広場周辺なら、雰囲気も良くて飲食店も多く便利。
夏の観光シーズンには、人気のあるホテルから予約で埋まってしまうので、早めに計画を立てて良いホテルを押さえておきましょう。
一番のおすすめエリア、スヴォルノスティ広場に面した「ホテルオールドイン」は、人気の高い4つ星ホテル。
中世の雰囲気を色濃く残した可愛い3つの建物からなり、窓から広場が眺められる部屋もあります。
2019年に改装されているので、客室や共有部分も新しく、快適に過ごせると評判です。
また、チェスキークルムロフでは数少ない5つ星ホテルの1つである「ホテルリュゼ」は姉妹ホテルで、館内の施設が利用可能なのは嬉しいポイント。
歩いて2分ほどなので、屋内プールやフィットネスセンターなどで楽しみましょう。
客室は全52室。
外観からはちょっと想像がつかないモダンな雰囲気でまとめられています。
無料Wi-Fi、衛星チャンネル付きテレビ、セーフティーボックス、ミニバー、コーヒー/ティーメーカー、バスローブ、バスアメニティ、スリッパなど、必要な物はしっかり揃っているので安心。
部屋数が少ないこともあり、観光シーズンにはすぐに予約で埋まってしまうので、早めに予約を入れるようにしましょう。
住所 : nám. Svornosti 12, 381 01 Český Krumlov, チェコ
マップ : Googleマップ
アクセス : チェスキークルムロフ城から徒歩6分
電話番号 : +420 388 288 888
営業時間 : チェックイン 15:00~/ チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
中世の雰囲気を味わえる究極のホテル「クルムロフタワー」。
1505年に建てられた街の監視塔に泊まることができるという、とても珍しい体験ができます。
フロントは常駐していないので、ホテルというよりペンションといったレベルで、到着時間や入室方法などは、オーナー氏と直接やり取りをする形になります。
スヴォルノスティ広場までは徒歩10分、チェスキークルムロフ城までは徒歩約18分。
ブルタバ川のすぐそばなので、川沿いのお散歩をしてのんびり過ごすのにも最適です。
古めかしい塔の外観からは想像つかないほど、モダンで清潔感がある客室で、無料Wi-Fiも完備。
客室には暖房はありますが、エアコンがついていません。
ただし、チェスキークルムロフの夏の最高気温は23℃前後なので問題はないはず。
とても珍しい宿泊施設として知られているので、夏の観光シーズンはすぐに予約で埋まります。
また、ハイシーズン料金でかなり料金アップするので、ホテル予約サイトで確認してください。
住所 : Pivovarská 28, Latrán, 381 01 Český Krumlov, チェコ
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 非公開
営業時間 : チェックイン 14:00~/チェックアウト ~10:30
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
チェコ第二の都市であり、南モラヴィア地方の中心都市であるブルノ。
チェコの南東に位置しており、スヴィタヴァ川とスヴラトゥカ川の合流地点に位置しています。
プラハに比べると商業的でもあるので、都会に感じるかもしれません。
ブルノにはゴシック様式の教会や世界遺産に認定されている建築物も豊富にあるため、日程に余裕があればぜひ訪れてもらいたい都市です。
ブルノの旧市街地にある自由広場は、観光の拠点となる場所。
広場の周りには多くのレストランやお土産ショップが並んでいます。
レトロな路面電車が走っており、近代と中世が合体したような雰囲気です。
広場の一角には花崗岩でできた弾丸型の天文時計が設置されており、異彩を放っています。
この天文時計、かなり複雑なシステムなので地元の人も時間が読めないという代物。
「自由広場で時間が知りたければ、少し下がって遠くに見える聖ペテロ聖パオロ大聖堂の時計を見ましょう」というジョークがあるほど。
毎日11時になると、天文時計のてっぺんからガラス玉が転がされ、拾った人は持ち帰ることができます。
時間が合えばぜひ行ってみてください。
住所 : nám. Svobody, 602 00 Brno-střed, チェコ
マップ : Googleマップ
アクセス : Náměstí Svobody駅から徒歩5分
ブルノの旧市街の西の見晴らしの良いところには、ブルノの観光で最も人気の高いシュピルベルク城があります。
このお城、実は17世紀には監獄として利用されていたり、第二次世界大戦中にはナチス・ドイツにも使われていたという、ちょっぴり恐ろしいエピソードのある城なんです。
現在は博物館として、監獄や拷問に使われていた道具が展示されています。
13世紀に建てられたときは、王家の権力を知らしめるために建てられたとも言われてるくらいなので、その見晴らしはブルノ随一。
監獄に使われていただけあって、城壁もしっかりしており、城自体に興味のある人にも魅力的な建造物と言えます。
住所 : Spilberk 210/1 Brno Czech Republic
マップ : Googleマップ
アクセス : Hrad Špilberk駅下車 徒歩5分
電話番号 : +420 542 123 611
定休日 : 10月~3月の月曜日
営業時間 : 9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
料金 :
公式サイト : シュピルベルク城
トゥーゲントハット邸は、ブルノにおける有名な世界遺産です。
1939年に完成した本建築は、ドイツの総合的造形学校である「バウハウス」の校長も務めた、ドイツを代表する建築家であるミース・ファン・デル・ローエによる作品です。
チェコの近代建築物の中でも最も重要な建物と言われています。
2001年にユネスコの世界遺産に登録され、チェコでは11番目の文化遺産となりました。
「自由な平面」の概念を持ちつつ、食堂、書斎、サロンなどが機能的に結び付けられ、仕切られることなく位置しています。
庭側はすべてガラス張り、間仕切りの壁一面に総大理石を使用するなどの斬新さも合わせ持っています。
建築物に興味のない人でも楽しめると思うので、ブルノに立ち寄った際には訪れてみましょう。
住所 : Černopolní 45, 613 00 Brno, チェコ
マップ : Googleマップ
アクセス : Brno駅から67番バスで5駅目下車 徒歩10分
電話番号 : +420 515 511 015
定休日 : 月曜(1月と2月は火曜も休業)
営業時間 : 9:00~17:00(最終入場は16:30)
料金 :
公式サイト : トゥーゲントハット邸
聖ペテル聖パウロ大聖堂は、鋭く尖った2つの塔が特徴的なブルノでもひときわ目立つ大聖堂。
チェコの10コルナコインにデザインされているほどの有名な場所です。
先ほど紹介したシュピルベルク城とともに、ブルノにいればどこからでも見つけることができます。
場所はペトロフの丘にあり、建てられたのは11世紀末なのでかなり歴史のある大聖堂で、最初はロマネスク様式でしたが、14世紀に入りゴシック様式に改築されています。
20世紀初頭には、ネオゴシック様式の塔を取り入れることで現在の形になっています。
中はかなり細分化されて見学ができるのですが、せっかくならば博物館も含めてすべて回ることをおすすめします。
2つの塔にも登ることができるため、体力に自信のある方はぜひ。
塔の上からはブルノの街全体を見渡すことができますよ。
訪れるタイミングは夕日の見える時間も良いですが、午前11時の鐘の音を聞くのが最もメジャーな楽しみ方なので、昼食前に足を運ぶのも良いですね。
住所 : Petrov 9, 602 00 Brno 2, チェコ
マップ : Googleマップ
アクセス : Brno駅下車 徒歩8分
定休日 : なし
営業時間 : 8:15〜18:30(日曜は7:00〜)
料金 :
ブルノと同じく、南モラヴィア地方の街テルチは、プラハとオーストリアのウィーンとのちょうど中間地点あたりに位置しています。
プラハからは、バスで約3時間、ブルノからはバスで約2時間ほど。
パステルカラーの可愛らしい街並みはどこも絶好の写真スポットで、「モラヴィアの真珠」と謳われる美しさです。
テルチの中心地は「テルチ歴史地区」の名称で、1992年に世界遺産に登録されています。
16世紀に火災に見舞われたテルチでは、新たな街づくりの際に、建築様式をルネッサンス様式かバロック様式で、建物の高さを揃えるように指定しました。
広場周辺の市民たちはカラフルな色合いと塗装で統一したため、まるで絵本の中の世界のような可愛らしい街並みが誕生したのです。
広場に面したカフェやレストランで過ごしたあとは、可愛いテルチの街をのんびりと散策してみましょう。
※2023年6月30日まで修復工事のため休業中
テルチで時間があれば訪れてみたいのが、街のシンボル的な存在であるテルチ城です。
13世紀に建てられた簡素な城を、16世紀半ばに領主ザハリアーシュが豪華なルネッサンス様式の城に改築しています。
内部の見どころは「アフリカの間」で、最後の所有者の叔父にあたるカレル・ポドスタツキーが、1900年初頭に5度も訪れて狩猟を楽しんだ際の獲物のはく製。
壁に貼られた巨大なワニのはく製は迫力満点です。
また、中世の時代に実際に使用された鎧兜が展示されている「騎士の間」や、装飾が目をひく「黄金の間」も必見です。
テルチ城は、中庭までは無料で入る事が出来ますが、城内の見学はガイドツアーに参加しなければなりません。
コースによって所要時間も料金も違うので、興味がある方は、公式サイトでチェックしてみてください。
住所 : nám. Zachariáše z Hradce 1, 588 56 Telč
マップ : Googleマップ
アクセス : 鉄道テルチ駅から徒歩約10分
電話番号 : +420 567 243 943
定休日 : 月曜日
営業時間 : 10:00~12:00/13:00~16:00 ※季節により時間変更あり
料金 :
公式サイト : テルチ城
カルロビバリは、チェコの西部でドイツとの国境に近い街。
ヨーロッパの人たちには、お隣のマリエンバートとともに、飲料温泉の地として知られています。
1992年には群馬県の草津市と温泉つながりで、姉妹都市提携をしています。
日本では温泉というと体全体をどっぷりと浸からせるのが一般的ですが、ヨーロッパの温泉は療養の意味で用いられることが多く、飲泉(温泉水を飲む)が一般的です。
療養に訪れた人は、健康保険制度下の温泉医の処方に基づいて、決められた量を決められた時間にゆっくり時間をかけて飲むのが本式。
カルロビバリの各飲泉所では、このような様々なデザインの特製マグが販売されています。
滞在中はこのマイマグを持って源泉巡りを楽しみましょう。
ヨーロッパ各地の温泉では、それぞれ特徴のある飲泉マグがあり、ガラス製、陶磁器製、プラスティック製など様々。
カルロビバリのある西ボヘミア地方は、ボヘミア磁器の産地なので、薄くて軽くて持ち運びやすい磁器製が主流です。
こちらは観光局でも販売している、カルロビバリの景色付きマグ。
持ち歩いても溢れにくい平たい形状と、取ってが飲み口になっているのが特徴です。
細い飲み口を付けることで、最高73℃にもなる熱い源泉が冷やされるという優れものです。
裏には各源泉の名前と温度が書かれているので、旅の良い記念になりますね。
ムリーンスカー・コロナーダは、カルロビバリの中心街にある神殿様式のコロナーダ(飲泉所)です。
数あるコロナーダの中でもネオルネッサンス風が大人気で、カルロビバリで一番美しいコロナーダと言われています。
1800年代に作られた古典的な100mを超える回廊も評判で、美しい天井は歴史的にも重要なものとなっています。
6つの温泉水があり、それぞれの温度や湯量を楽しむことができます。
1階では飲泉を楽しみ、2階からはテプラー川を眺めながらのんびりすることもできます。
住所 : Mlynske Nabrezi., 360 01 Karlovy Vary
マップ : Googleマップ
アクセス : KARLOVY VARY駅下車 徒歩17分
定休日 : なし
営業時間 : 24時間
料金 : 無料
公式サイト : ムリーンスカー・コロナーダ
前述のムリーンスカー・コロナーダは、一番美しいコロナーダと言われていますが、こちらのヴジーデルニー・ コロナーダは、一番人気が高いコロナーダ。
ガラス張りの大きな建物は、1975年に建てられました。
ヴジードロというミネラル豊富な源泉が沸き出ており、循環器系、消化器系の病気に効くと言われています。
飲泉蛇口は30℃、50℃、72℃の3種類に分かれ、味は鉄分強めなので、初めての人にはちょっと飲み辛いかもしれません。
間欠泉からは、深さ2,500mの地下から毎分2000リットルものお湯が約10mの高さまで噴き出していて圧巻です。
途切れる事無く噴き出しているので、いつ訪れても見ることができます。
住所 : Vridelni Karlovy Vary
マップ : Googleマップ
アクセス : Tržnice(バスターミナル)から2番バスでDivadelnínáměstí下車のち徒歩2分
電話番号 : +420 3 5336 2100
定休日 : なし
営業時間 : 9:00~17:00 (土日は10:00オープン)
料金 : 無料
チェコはボヘミアングラスでも有名な国です。
1857年にルードヴィッヒ・モーゼルが始めたモーゼル社は、今ではチェコを代表する会社として知られています。
ここは博物館と工場を兼ねており、ボヘミアングラスを造っている現場を工場見学することもできますし、ショールームで購入することもできます。
ボヘミアンガラスは鉛を含まないので、透明度の高さが特徴です。
カルロビバリの最後に、ガラス職人やカッティング師のつくるハンドメイドのボヘミアングラスの美しさと品質を堪能してみてください。
住所 : 19, Kpt. Jaroše 46, Dvory, 360 06 Karlovy Vary
マップ : Googleマップ
アクセス : Karlovy Varyバスターミナルから1番バス SKLARSKA下車
電話番号 : +420 353 416 132
定休日 : 日曜日
営業時間 :
料金 :
公式サイト : モーゼル・ガラス博物館
カルロビバリを訪れたなら、ぜひ足を運んでいただきたいのが、標高562mの丘に建てられたディアナ展望台です。
丘の上までは、ケーブルカーが15分間隔で運行しているので、誰でも気軽に訪れる事ができます。
時間に余裕がある方は、舗装された遊歩道があるので、森林浴をしながらお散歩するのもおすすめ。
高さ約40mの展望台の上からは、美しいカルロビバリの街並みを望む事ができます。
エレベーターもありますが、体力があれば、昔ながらの木製階段150段を上ってみましょう。
展望台の周辺にはミニ動物園、バタフライハウス、レストラン、お土産屋さんもあり、ちょっとした時間を過ごすのに最適です。
住所 : Vrch přátelství 360 01, 360 01 Karlovy Vary, Czechia
マップ : Googleマップ
アクセス :
定休日 : 不定休あり
営業時間 :
料金 :
公式サイト : ディアナ展望台
プラハからはバスで2時間半という距離なので日帰りも可能ですが、せっかくならばホテルに泊まって、高級保養地の雰囲気を味わってみてください。
チェコの温泉は保養目的で訪れる人が多いので、1週間や2週間の滞在は当たり前という場所。
忙しい日本人にはそこまでの長期滞在は難しいにしても、1泊だけでも雰囲気の良いホテルに泊まって、ヨーロッパの人たちの保養リゾート体験を楽しみましょう。
森に囲まれた静かな一角に、まるで宮殿かのような豪華なホテルが建っています。
カルロビバリを代表するホテルといえば、「グランドホテル・パップ」。
300年以上前に建てられた小さなホールをパップ家が買い取り、1778年からは各国の要人を迎える迎賓館となり、19世紀末から本格的なホテルとしての営業を始めたと言われています。
大ヒット映画「007/カジノ・ロワイヤル」の撮影で使われた事でも知られ、映画ファンが訪れるロケ地巡りスポットという一面も。
映画では、ジェームスボンドがモンテネグロで行われるポーカーゲームに参加するという設定でしたが、実際はグランドホテル・パップのカジノで撮影されており、映画を見てから訪れると、見覚えのある場所がいくつも登場します。
客室は全228室。
無料Wi-Fi、薄型テレビ、デスク、セーフティーボックス、ミニバー、エスプレッソマシン、バスローブなど、必要なものはしっかり揃えられています。
本館(リバーサイド)と別館(パークサイド)に分かれており、豪華なスイートルームなどがあるのは本館の方。
かなり雰囲気が違うので、予算に余裕があれば、ぜひ本館のお部屋を選んでください。
館内のロイヤルスパでは、リラクゼーションプール、メディテーションスパ、各種サウナ、フィットネスジムなどが無料で利用できます。
バッハ、ワーグナー、ベートーベンなども滞在したという歴史のあるホテルでリラックスタイムを楽しみましょう。
住所 : Mírové nám. 2, 360 01 Karlovy Vary, チェコ
マップ : Googleマップ
アクセス : ムルンスカコロナダの温泉から徒歩12分
電話番号 : +420 353 109 631
営業時間 : チェックイン 14:00~/ チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
カルロビバリの中心地で一際目を引く黄色い建物が「ホテルロマンスプスキン」です。
その歴史は1867年と古く、多くの人々を迎え入れてきました。
白いレース編みのようなデザインが美しい、トルジニー・コロナーダが目の前にあり、すぐそばには間欠泉で人気のヴジーデルニー コロナーダがあり、コロナーダ巡りにも便利な立地です。
客室は全30室と少なく、アットホームな雰囲気。
無料Wi-Fi、40インチスマートテレビ、デスク、セーフティーボックス、ミニバー、電気ケトル、ティー/コーヒーメーカー、バスアメニティなど必要な物はしっかり揃っているので安心です。
街の中心地にある4つ星ホテルながら、リーズナブルな料金で種類豊富な朝食も付いているため、かなりコスパが良いホテルと言えます。
何より、スタッフの方々のフレンドリー、かつ丁寧なサービスが高評価を得ている点は、ホテル選びの重要なポイントになりますね。
住所 : Tržiště 384/37, 360 01 Karlovy Vary, チェコ
マップ : Googleマップ
アクセス : ミルコロネードの温泉から徒歩5分
電話番号 : +420 353 222 646
営業時間 : チェックイン 14:00~/チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Hotels.com
チェコは、中世ヨーロッパの雰囲気を現在まで残している数少ない国です。
プラハは世界的にも有名ですが、それ以外の街も妖艶な魅力を放っています。
ぜひこの機会に、チェコへの旅行・観光を考えてみてください。
最終更新日 : 2023/08/25
公開日 : 2019/06/18