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南米大陸のエクアドル本土から西に約1,000km離れたところに浮かぶ火山島群、ガラパゴス諸島。
大小様々な123の島と無数の岩礁が、赤道をまたいで東西およそ200kmという広範囲に点在する自然豊かなエリアで、世界的な知名度を誇る人気観光地です。
海底火山の噴火により造り出されたといわれる島々には、独自の進化を遂げた野生生物が多く生息しています。
1835年にはこの地を訪れた生物学者チャールズ・ダーウィンに「進化論」の着想を与えたとされ、その豊かな自然環境から1978年にユネスコの世界遺産として登録されました。
ガラパゴス諸島が持つ最大の魅力は、なんと言ってもここでしか見られない自然を間近で観察できること。
国立公園内には、海に潜って海藻を食べるウミイグアナ、飛ぶことをやめたガラパゴスコバネウなど、約5,500〜6,000種ともいわれる希少な動植物が広く分布しています。
輝ける生命の楽園には、実際に訪れた人にしか経験できないような感動や発見、そして驚きが多く隠されています。
ゆったりと流れる島時間を可愛い動物たちと過ごしに、ガラパゴス諸島を訪れてみませんか?
ガラパゴス諸島に属する島々の約97%は、国立公園として登録されています。
このうち、サンタクルス島・サンクリストバル島・フロレアーナ島・イサベラ島の4島は有人島で、指定エリア内であればガイドを同伴することなく自由に観光が楽しめますよ。
これらの島々でも、自然保護区に指定されている場所は、現地の生態や地理などを熟知したナチュラリスト・ガイドの同伴が必要となるため注意が必要です。
個人で旅行される方でも、訪れるスポットにより現地ツアーへの参加が必要な場合があるので、旅行の予算は100〜200ドル程度多めに見積もっておくことをオススメします。
国名: エクアドル共和国
日本との時差: -15時間(首都キトでは-14時間)
言語: スペイン語(観光地は英語も可)
通貨: ドル
宗教: キリスト教
観光にかかる日数: 4泊7日〜
ベストシーズン: 6〜11月頃
ガラパゴス諸島を訪れるには、出発空港またはオンラインでの入島手続きおよびエクアドル政府が定める入島料の支払いが必要です。
また、ガラパゴス諸島には自然保護を目的としたルールがいくつかあります。
ガラパゴス諸島への旅行には、出発空港に併設されたCONSEJOブース、またはオンラインでの事前登録・入島管理カード(TCTカード)の取得が義務付けられています。
入島手続きにかかる費用は20ドル(2022年10月現在)で、空港カウンターでのチェックイン時には CONSEJO(ガラパゴス特区政府審議会) が発行するTCTカードの提示が必要となるため注意が必要です。
CONSEJOブースの混雑状況によって手続きに要する時間が大幅に異なるため、空港には出発時刻の2時間前に到着することをオススメします。
また、オンラインでの事前登録も可能なので希望する方は こちら をご覧ください。
ガラパゴス諸島を訪れるには入島料を支払う必要があります。
TCTカードの提出による入島管理、および入島料の徴収は空港内で行われるので、エクアドル本土を出発する前に必要な現金を必ず用意するようにしましょう。
※ クレジットカードの使用不可
ガラパゴス諸島には、自然保護を目的としたいくつかのルールがあります。
地球上に残された動物たちの「最後の楽園」を守るためにも、以下の項目をしっかりと理解した上で行動するようにしましょう。
1. 貝殻・砂・植物の採取、および地面に落ちている石などを移動する行為は禁止
島内に自生する植物や地面に落ちている石などには触らないようにしましょう。
また、根のある植物・種子・生肉・野生化する恐れのある動物の持ち込みも禁止されています。
2. サンタクルス島のプエルト・アヨラを除く、その他のエリアは禁煙
3. ゴミのポイ捨て厳禁
4. 島に生息する動物には触れない
人間の手には、現地の動物が対応できないような細菌が付着している可能性があります。
また、野生動物に人間の匂いが付着してしまうと、群れから仲間外れにされてしまうことも。
その他、動物を脅かしたり、フラッシュを使用して撮影するのも禁止されています。
5. 動物にエサを与えない
野生の動物にエサを与えると、固有の食物連鎖が狂ってしまいます。
プエルト・アヨラにある魚市場では、現地の方がアシカやペリカンに魚を与える姿を見掛けるかもしれませんが、絶対に真似しないでください。
日本からガラパゴス諸島へは、エクアドルの首都キト(Quito)、またはグアヤキル(Guayaquil)発着の航空便を利用してアクセスするのが一般的です。
日本からエクアドルまでの直行便は運航していないため、北米や メキシコ の主要都市を経由することになります。
経由地での乗り換え時間が長いフライトを予約すると、現地までの所要時間が片道約30時間以上となるため、なるべく総移動時間が短い便を予約すると良いですよ。
移動時間が長くなる場合は、エクアドル本土に1泊滞在してからガラパゴス諸島へ向かうと、より旅行を楽しめるでしょう。
本土からの飛行機が発着する空港は、バルトラ島(サンタクルス島と接続)およびサンクリストバル島の2ヵ所 で、その他の島へはスピードボート(片道35ドル)もしくは現地ツアーを利用してアクセスすることができます。
キトからバルトラ島へは、 アビアンカ航空 が直行便を運航しています。
所要時間は2時間10分となります。
グアヤキルはキトに比べ運航本数が多く、所要時間も約1時間50分程度と短めなので、こちらから向かうのも選択肢の一つ。
こちらの空港からは1日2〜6便ほど運航しているので、どちらの都市も訪れる方はグアヤキルからアクセスするのも良いでしょう。
エクアドル本土からサンクリストバル島へは、 アビアンカ航空 および ラタム・エクアドル航空 が直行便を運航しています。
所要時間はキトから3時間30分、グアヤキルからは約1時間50分が目安です。
サンタクルス島は、ガラパゴス諸島の観光拠点として多くの旅行客が訪れる人気の島です。
その面積は986平方kmで、ガラパゴス諸島の中ではイサベラ島に次ぐ2番目の大きさを誇ります。
島の南端に位置するプエルト・アヨラ(Puerto Ayora)はガラパゴス最大の町で知られ、ガラパゴス・クルーズの拠点として親しまれています。
また、メインストリートであるチャールズ・ダーウィン通りには、旅行会社やレストランなど、観光客向けの施設が多く立ち並んでいるため、ホテルを予約する際はこの通りの近くをチェックしてみましょう。
ガラパゴス諸島で最も賑やかな島なので、日中の観光だけでなくナイトライフも楽しみたい方には最適です。
もちろん、アシカやペリカン・ウミイグアナ ・ダーウィンフィンチなどの野生動物も見られますよ。
ガラパゴスらしい見どころが凝縮された島なので、短期間の旅行で訪れるならサンタクルス島で間違いありません。
1959年にガラパゴス諸島全体が国立公園に指定された際に、絶滅が危惧されるゾウガメの保護を目的として設立された施設です。
チャールズ・ダーウィン研究所はプエルト・アヨラの東端に位置しています。
アクセスが良いため、サンタクルス島を訪れる旅行客のほとんどが足を運ぶ人気スポットとして親しまれていますよ。
この施設では、ガラパゴス諸島の保全を担う科学的研究・環境教育のほか、固有種全般の保護および繁殖活動なども積極的に行われていて、ゾウガメだけでなく、リクイグアナなども間近で見ることが可能です。
英名 : Charles Darwin Research Station
住所 : Ave Charles Darwin 854, Puerto Ayora 200350 Ecuador
マップ : Googleマップ
アクセス : プエルト・アヨラ中心部から徒歩約20分
電話番号 : +593 5 252 6146
定休日 : なし
営業時間 : 8:00〜12:30/14:30〜17:30
料金 : 10ドル
公式サイト : チャールズ・ダーウィン研究所
トルトゥーガ・ベイは、パウダーサンドの砂浜が約1kmにわたって広がる砂浜で、国立公園内で唯一ガイドなしで訪れることが許されている人気のビーチです。
プエルト・アヨラ郊外に位置するコンベンションセンターで入場受付を済ませて、サボテン林の中にある舗装された遊歩道を約2.5km歩いた先に砂浜があります。
コンベンションセンターの先には、食べ物や飲み物を販売するお店はないため、訪れる際は必ず水分補給用の飲料水を持参するようにしましょう。
マングローブの木陰や岩の上で日光浴を楽しむウミイグアナをはじめ、ウミイグアナやペリカン、そして時々フラミンゴも見られる素晴らしいスポットなので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
英名 : Tortuga Bay
住所 : South-West of the town of Puerto Ayora 200350 Ecuador
マップ : Googleマップ
アクセス : プエルト・アヨラ中心部から徒歩約35分
営業時間 : 8:30〜11:30/14:00〜17:30(コンベンションセンター)
ガラパゴス諸島最大の島で、5つの火山が連なって島を形成しています。
その面積は4,588平方kmと、沖縄県の約2倍ほどの大きさを誇り、火山性の大地やマングローブの森など変化に富んだ自然を有するのが特徴です。
島の南部に位置するプエルト・ビジャミル(Puerto Villamil)には、観光客向けのホテルやレストランなどが点在しています。
集落のすぐ向こう側に広がる白砂のビーチでは、アオアシカツオドリが集団で海にダイビングする様子を見ることができますよ。
さらに、沖の岩礁であるティントレーラス(Los Tintoreras)まで行けば、ペンギンやネムリブカなど様々な生き物にも出会えます。
海でのアクティビティーのほか、火山でのトレッキングなども楽しめるので、非常に見応えがある島です。
ガラパゴス諸島に生息するゾウガメの繁殖を目的とした飼育施設です。
プエルト・ビジャミル郊外に位置しており、町の中心部から徒歩約20分の場所にあります。
飼育センターまでの道のりは湿地帯になっていて、遊歩道がしっかりと整備されているので、小さなお子さま連れの方も安心して訪れることができますよ。
この施設で繁殖されたゾウガメは、捕食などから逃れられる大きさなどになった時に自然界へと返されます。
ゾウガメの観察だけでなく、途中に広がる美しい景色も楽しめるのでオススメです。
英名 : Centro de Crianza Arnaldo Tupiza
住所 : Puerto Villamil, Isla Isabela, Equador
マップ : Googleマップ
アクセス : プエルト・バケリソ・モレノ港から徒歩約35分
営業時間 : 8:00〜17:00
料金 : 無料
パールシェル(別名:コンチャ・デ・ペルラ)は、プエルト・ビジャミル郊外に位置するシュノーケリングスポットです。
ガラパゴス諸島にある観光スポットの多くは国立公園に属していますが、この場所はガラパゴスでは珍しく国立公園区域外にあるため、ガイドなしで自由にシュノーケリングが楽しめます。
このスポットでは、アシカやペンギンをはじめ、ウミイグアナ・ウミガメ・その他多くの野生生物と泳ぐことができますよ。
シュノーケリングに必要なアイテムは町の中にある旅行会社などでレンタル可能ですが、何度も海に潜る場合は現地で購入、または持参する方が安いでしょう。
英名 : Pearl Shell
住所 : Concha de Perla, Isla Isabela, Equador
マップ : Googleマップ
アクセス : プエルト・バケリソ・モレノ港から徒歩約4分
営業時間 : 6:00〜18:00
複数の火山が消滅し、陸地となったことにより形成された島で、ガラパゴス諸島の東端に位置しています。
ガラパゴス諸島では地質学的に最も古いとされる島の1つに数えられており、6つの植生帯を有するのが特徴です。
島の中心部はプエルト・バケリソ・モレノ(Puerto Baquerizo Moreno)で、ガラパゴス県の県庁所在地として親しまれています。
町の中心部とハイランド地域はガイドなしで回れるため、なるべくご自身で観光を楽しみたい方にオススメの島です。
1835年にチャールズ・ダーウィンがビーグル号で最初に上陸したことで知られるほか、ガラパゴスゾウガメの飼育施設や淡水湖などの見どころもありますよ。
プエルト・バケリソ・モレノから北東に約20分ほど歩いた場所にある展望台で、丘の上から素晴らしい景色が望めます。
サボテンやガラパゴス特有の植物が自生する遊歩道を歩きながら植物観察ができるほか、海岸沿いまで下りればシュノーケリングも楽しめる人気観光スポットです。
ティヘレータスの丘に設けられた遊歩道は、約1時間30分ほどで一周できるので、滞在時間に余裕のある方はぜひ散策を楽しんでみてください。
英名 : Cerro Tijeretas
住所 : Mirador Cerro Tijeretas, Isla de San Cristóbal,
マップ : Googleマップ
アクセス : サンクリストバル空港から車で約15分
キッカーロックは、プエルト・バケリソ・モレノから催行されている現地ツアーを利用して行くことができる景勝地です。
全長約152mを誇る奇岩で、溶岩丘が侵食されて形成された海食柱であるとされています。
ある方向から眺める姿がライオンが座っているように見えることから、スペイン語で「眠るライオン」を意味する「レオン・ドルミド(Leon Dormido)」という名でも親しまれています。
周辺には、アオアシカツオドリ・ナスカカツオドリ・アジサシ・ウミツバメなどが生息しています。
特にアオアシカツオドリは真っ青な足がとても分かりやすく、判別もしやすいので、ぜひ探してみてくださいね。
英名 : Kicker Rock
住所 : Roca Leon Dormido, Ecuador
マップ : Googleマップ
アクセス : サンクリストバル島からボートツアーに参加して見学
ガラパゴス諸島には様々な固有種が生息しています。
その割合は、陸生哺乳類の約93%・昆虫類約47%・陸鳥の約28%、陸生の爬虫類に至っては100%がガラパゴスの固有種であるといわれています。
同じ名前を持つ動物でも、島ごとの自然環境に応じて異なる進化を遂げた複数の種類に分類されるので、とても面白いですよ。
ここでは、ガラパゴス諸島で出会える代表的な生き物をご紹介します。
ゾウガメは、「ガラパゴス諸島」という名に由来するとされる世界最大のリクガメです。
かつては、この辺りに点在する島々に約20万頭以上のリクガメが生息していたとされていますが、現在見られるのは約1万5,000頭ほどに限られています。
ガラパゴス諸島の存在が広く世に知れ渡ることになったのは19世紀半ば以降のことですが、17世紀頃から既に海賊たちによって自然環境が荒らされていたことが、頭数減少の原因の一つと考えられます。
中でもガラパゴスゾウガメは、格好のタンパク源として親しまれ、その多くが犠牲となりました。
また、人間に食べられることなく生き残ったガラパゴスゾウガメも、島に立ち寄る船に連れ去られるなどして、その数を大きく減らしたといわれています。
このような厳しい状況を生き延びたガラパゴスゾウガメは、島ごとに個別の進化を遂げたとされる動物の典型例です。
現在ガラパゴス諸島では、11種類のガラパゴスゾウガメが確認されています。
それらの平均寿命は100年以上で、人間よりも長く生きるというから驚きですよね。
大きさは最大で約1.5m・体重約250kgとされ、隣に立ってみると改めてその大きさを実感することができます。
ガラパゴスゾウガメの祖先は南米大陸に生息するチャコリクガメの類縁種とされていますが、いつ・どうやってガラパゴス諸島に辿り着いたのかは定かではないそうです。
現在、ガラパゴス諸島に生息するほとんどの個体は、エクアドル政府によって慎重に保護されている状態です。
しかしながら、サンタクルス島のハイランド(内陸部)とイサベラ島のウルビーナベイなど、一部のエリアには保護下に置かれていないゾウガメも存在します。
野生のゾウガメに出会えた時の感動はひとしおですよ。
茂みの中で静かに休んでいることもあるので、観光に出掛ける際は周辺を注意を向けながら歩くことをオススメします。
ガラパゴス諸島に生息する肉食の哺乳類で、サンタクルス島やイサベラ島など、様々な島で見られます。
警戒心が薄く好奇心旺盛なので、アシカから人間に近付いてくることもしばしばあるほどフレンドリーなんですよ。
一般にオスの体長は平均約2m、メスはそれよりもひと回り小さいのが特徴で、とても可愛い見た目からガラパゴスの人気者として親しまれています。
基本的にこちらから近付くことはできないのですが、動物が自ら歩み寄ってくる場合は暖かく迎え入れてあげてくださいね。
アオアシカツオドリは、鮮やかな青い足を持つガラパゴス固有の海鳥です。
体長は約60cmと小さめですが、イワシなど魚の群れを見つけると獲物に向かって急降下し、猛スピードで海に飛び込むというアスリートさながらの特技を持ちます。
その速さは時速約100kmに達することもあるそうで、一瞬にして深さ約20mまで達するとか。
美しい足の色は、魚に含まれる成分が蓄積することによってつくり出されるといわれています。
青ければ青いほど狩りが上手で、健康であるとされ、メスからの人気もあるんですよ。
エスパニョーラ島、イサベラ島、フロレアーナ島などに約2万羽ほど生息しているので、これらの島を訪れる際はぜひ探してみてくださいね。
海を泳ぎ、海藻をエサにすることで知られる世界唯一のイグアナです。
イグアナといえば、木の葉や果実などの植物を食べるのが一般的ですが、ガラパゴス諸島に生息するウミイグアナは岩に付着した海藻だけをエサにするとされています。
カラダを器用にくねらせながら海中を優雅に泳ぐ姿は、思わず目が釘付けになるほどのインパクトがあります。
潜水時間は約1時間ともいわれ、浅瀬のほか、ある程度水深のあるエリアにも出没するので、運が良ければ海水浴やシュノーケリングをする際に周りを泳ぐ姿が見られます。
また、ウミイグアナは常に海を泳いでいる訳ではなく、岩礁に群れをなして生活しているため、ビーチを訪れると木陰でくつろいでいるウミイグアナに出会うこともあります。
ガラパゴス諸島周辺の海流は温度が低いので、ウミイグアナは日光浴をしてカラダを温めてから海に潜るんですよ。
ほとんどのウミイグアナは黒っぽい色をしていますが、エスパニョーラ島では部分的に赤い皮膚を持つ種も生息しています。
暗い体色は、一般に太陽の光を吸収しやすくするほか、敵に見つからないよう岩場で自分の身をカモフラージュする役目を果たしているそうですよ。
厳しい自然界で生き抜くウミイグアナだからこそ、このような色に進化したのではないでしょうか。
また、ガラパゴス諸島にはウミイグアナのほかに、サボテンの花や果実を好物とするリクイグアナも多く生息しています。
それぞれの特徴を比べながら、観察を楽しむのも良いでしょう。
ウミイグアナは、身の危険を感じると鼻孔に溜まった塩水を吹き付けて威嚇するので、観察する際はあまり近寄らず、ウミイグアナにストレスを与えないよう気を付けてくださいね。
アメリカグンカンドリは、ガラパゴス諸島を含むエクアドルをはじめ、メキシコ、西インド諸島およびカーボベルデなど、全世界の熱帯・亜熱帯エリアに広く分布する野鳥の一種です。
この鳥は、全長約89〜114cm(翼開長217〜244cm)を誇り、世界中に生息するグンカンドリの中で最も大きいといわれています。
ガラパゴス諸島では、ノース・セコイア島に多く生息するとされ、毎年繁殖期(3月頃)を迎えるとオスが真っ赤な喉袋を風船のように膨らませてメスに求愛することで有名です。
灌木(かんぼく)の茂みの上に巣を作り、群れを成して生活する習性があり、それぞれの巣に1個だけ産卵します。
アメリカグンカンドリは通常2年に1度しか繁殖しないそうなので、とても貴重な卵であることが分かりますよね。
繁殖期を除く時期は赤い喉袋を確認することができないため、バードウォッチングを目的に旅行する方は注意が必要です。
ここでは、ガラパゴス諸島にあるおすすめのホテルをご紹介します。
ガイド無しで訪れることができるのは有人島のみなので、旅行の計画を立てる際は注意が必要です。
ガラパゴス諸島のホテルは一般的なホテルと比べ、チェックイン時間が早い傾向にあります。
キトやグアヤキル発の便を予約する際は、少し早めの時間帯に到着するフライトを選んでも良いかもしれません。
いくつかの島を巡る予定の方は、ホテルからスピードボートが発着する港までの距離も確認しておくと便利ですよ。
「ガラパゴス最大の町」として親しまれる、サンタクルス島のプエルト・アヨラ。
この島にはエクアドル本土からフライトが到着する空港があります。
プエルト・アヨラはサンタクルス島の観光拠点で、島内でも多くのホテルがこの町に集中しています。
空港から島の南部に向かう途中にもホテルがいくつかあるのですが、買い物や食事には車が無いと不便でしょう。
筆者はプエルト・アヨラ中心部と近郊にある町の両方に泊まったことがあるのですが、やはり徒歩での散策には街中が最も便利という印象を抱きました。
ここで紹介する「ブル ガラパゴス」は、海を一望するロケーションが自慢のホテルです。
ビーチからの距離は350m、港までは徒歩10分。
プールはありませんが海に面したウッドデッキがあるので、お部屋以外でもゆっくりとくつろげます。
特殊な土地柄、サンベッドでは先客が昼寝をしていることも。
ガラパゴス諸島では私たち人間だけでなく、アシカやペリカンをはじめとする動物も大事なお客さまなのです。
客室はスタンダード、スーペリア、スイートの3種類。
眺望は中庭または海側からお選びできます。
宿泊料金が最もお手頃なスタンダードルームでも、広さは30平米以上。
インテリアはシンプルですが、エアコンや薄型テレビ、冷蔵庫など必要なものは揃っています。
島内の観光に欠かせない自転車も、ホテルの宿泊者なら無料で利用することができますよ。
某旅行予約サイトの口コミでは、スタッフのホスピタリティも高い評価を得ています。
他の島へのスピードボートやツアーの手配などもしてもらえるので、お困りのことがあったら気軽に相談してみてください。
住所 : Avenida charles Darwin, Puerto Ayora, Santa Cruz, Galapagos.
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +593-98 751 9170
営業時間 : チェックイン 13:00/チェックアウト 10:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
「ロハ イサベラ」は、イサベラ島のプエルト・ビジャミルにあるホテル。
スピードボートが発着する桟橋からは1.5kmほど離れていますが、観光を楽しむにはベストなロケーションです。
ホテルへの送迎(有料)は、事前のリクエストにより手配することができます。
歩いても約20分の距離なので、スーツケースなど大型の荷物をお持ちでなければご自身でアクセスすることも可能です。
町の中心部ではありますがメインストリートの裏通りに位置しているため、夜は静かに過ごせるでしょう。
客室は全部で8室。
シンプルな内装ですが、清潔感のある雰囲気です。
お部屋はシングルルーム・ダブルルーム・ツインルーム・クイーンルーム・ファミリールームの5種類。
最大4名まで同時に宿泊できるので、グループ旅行やお子さま連れの方は必見です。
写真は広さ14平米のスタンダード ダブルルーム。
シングルで利用するなら、1泊のお値段は7,000円〜となります。
テレビや冷蔵庫、ポットなどの設備はありませんが、立地と安さを重視するならとても魅力的。
朝食もバラエティー豊富かつ出来立てを提供してくれるので、気になる方はぜひ追加してみてください。
住所 : Avenida 16 de Marzo y los cactus barrio loja, Puerto Villamil 200250, Ecuador
マップ : Googleマップ
アクセス : 最寄りの桟橋より車で5分(徒歩の場合は18〜20分)
電話番号 : +593 5 252 9174
営業時間 : チェックイン 9:00/チェックアウト 12:00
予約サイト : Booking.com
最後はサンクリストバル島にある3つ星ホテルをご紹介します。
ガラパゴス諸島を訪れるなら、この島にある空港も利用できます。
筆者はグアヤキルからサンタクルス島、そこからイサベラ島を経由してサンクリストバル島発のフライトでキトまで移動しました。
エクアドル本土とサンタクルス島を往復するのも良いですが、その他の島々も訪れてみたい方は "往路と復路で別の空港を利用する" のが便利です。
「ガラパゴス サンセットホテル」は、空港のすぐ側にあるプエルト・バケリソ・モレノに位置しています。
空港からは歩いて15分、スピードボートが発着する桟橋は目の前という絶好のロケーション。
港を利用するなら、島内では屈指のアクセスの良さを誇ります。
客室はスタンダードルーム、コンフォートルーム、プレミアムスイートの3種類があります。
全てのゲストルームにはシャワールームはもちろん、エアコン、薄型テレビ、空気清浄機、セーフティボックス、ミニ冷蔵庫が備わっています。
最も小さなお部屋でも30平米以上あり、広さも十分。
ホテルには珍しく電子レンジも備わっているので、長めの滞在でも安心です。
バルコニー付きの客室もあるので、ぜひチェックしてみてください。
天気が良ければ素敵な夕日を眺められます。
屋上のテラスからでも海が一望できますが、プライベートバルコニーで過ごすゆっくりとした時間、きっと良い思い出になることでしょう。
住所 : Av. Charles Darwin and Herman Melville, Puerto Baquerizo Moreno 200101, Ecuador
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +593 5 252 0529
営業時間 : チェックイン 13:00/チェックアウト 10:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
南米・エクアドルが誇る世界遺産「ガラパゴス諸島」のオススメ観光スポットや現地で出会える可愛い生き物など、旅行に役立つ情報をまとめてご紹介しました。
ガラパゴス諸島は、美しい大自然と 個性豊かな動物たちが魅力である人気の旅行先です。
いくつかの島々をフェリーで巡るツアーに参加したり、サンタクルス島などの有人島を拠点としてスキューバダイビングやトレッキングなどのアクティビティーをしたりなど様々な楽しみ方があるため、何度訪れても飽きません。
本記事では、ナチュラリスト・ガイドを同伴しなくても滞在できる3島のおすすめ観光スポットを取り上げているため、個人で旅行する方にも楽しんでいただけます。
大自然の中で暮らす動物の「本来あるべき姿」を間近で見られる貴重な旅行先なので、ぜひ訪れてみてくださいね。
最終更新日 : 2022/10/28
公開日 : 2021/02/24