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テオティワカン遺跡に行く上で気を付けること、事前に準備すべきこと
テオティワカン遺跡は、メキシコ合衆国にある遺跡です。
ここでは、テオティワカン遺跡の概要について解説します。
テオティワカン遺跡は、メキシコ合衆国の首都・メキシコシティーから北東約50kmに位置する遺跡です。
紀元前2世紀から6世紀までこの土地に繁栄した、テオティワカン文明の都市があったと考えられています。
テオティワカン文明の発展は目覚しく、都市には下水道が完備されていました。
最盛期には人口15万人もの人々が暮らし、当時のローマ帝国に匹敵するほどの規模だったと考えられています。
文字記録をほとんど残さない文明だったことから正確な理由はわかっていませんが、600年頃に突如滅亡しました。
その後、13世紀にテオティワカン遺跡を発見したアステカ人が、その遺跡の規模の大きさに人間のものとは思わなかったため、「神々の都市」という意味の「テオティワカン」という名前が付けられています。
テオティワカン遺跡は、当時のアメリカ大陸では最大規模の都市で、現代でも様々な建造物などが残されています。
その中で最も注目されているのが、南北に配置されている「月のピラミッド」と「太陽のピラミッド」です。
ピラミッドといえば、エジプトの砂漠に囲まれたピラミッドを思い浮かべるかもしれませんが、テオティワカンのピラミッドは森の中にそびえ立ち、とても神聖な雰囲気を醸し出しています。
まずは、テオティワカン遺跡があるメキシコの概要について紹介します。
メキシコ合衆国は北アメリカの南部に位置し、北側にはアメリカ合衆国、南東はグアテマラとベリーズに挟まれている国で、北米と中米を繋ぐ位置にある連邦共和制国家です。
国土は日本の約5倍。
人口は日本よりもやや多い約1億3000万人となっており、スペイン語圏で最大の人口を誇る大国となっています。
通貨はペソ(Peso)を使用しており、1円=0.19ペソ(2020年12月時点)です。
通貨記号は米ドルと同じ「$」を使用して示されますが、米ドルとの混同がややこしいので、「M$」を使って表記されることも多いです。
ペソの補助単位として「センタボ(Centavo)」が使用され、100センタボ=1ペソです。
メキシコの物価は、リゾート地のカンクンを除けば日本より軒並み安いです。
メキシコ人の平均月収が4万円〜6万円となっており、物価も同程度なので、日本の感覚からするとメキシコシティーで1/5ぐらいの値段、田舎の方に行けばそれ以上に安い値段となります。
クレジットカードはホテルや高めのレストランでは使えますが、ローカルレストランや屋台、バスのチケットなどには使えません。
メキシコは治安が悪い印象が強く、あまり現金を持ち歩きたくない方も多いと思いますが、ある程度は現金を持ち歩くようにしましょう。
なお、メキシコは国土が大きく4つの時間帯があります。
テオティワカンに行く場合は、メキシコシティーが採用している中部標準時となるので、日本からマイナス15時間となります。
メキシコは北半球の国なので、寒い・暑いの季節感は日本と同じですが、乾季・雨季があるため、日本と全く同じような四季があるわけではありません。
5月〜10月が雨季、11月〜4月が乾季となっており、雨季は必ずスコールがありますが、気温は比較的暑く25℃前後となります。
乾季は雨が降らず気温が上がるため日中は暑くなりますが、メキシコシティーは標高が高いこともあり、朝晩は10℃以下になることもあります。
もし乾季に旅行をする際は、体温調整ができるような服装を持って行くようにしましょう。
乾季の方が雨が降らず、天気もカラッとしているので過ごしやすく、乾季が観光のベストシーズンと言えるでしょう。
注意点として、雨季の終わり、乾季の始まりの時期にはハリケーンが到来することがあります。
ハリケーンが来てしまうと旅行の計画に支障をきたしてしまうので、10月頃は外して行くのがおすすめです。
ここで紹介したのは、主にメキシコシティーを中心とした地域の気候です。
メキシコは国土が広く、地域によって気候も変わってくるので、カンクンなど別の地域への旅行も考えている場合は、その地域ごとの天候を確認するようにしてください。
メキシコのイメージといえば、殺人やマフィアの抗争、誘拐などの凶悪犯罪のイメージがある方もいるのではないでしょうか。
実際に筆者もメキシコに渡航する前は、そのようなイメージが強かったですが、行ってみるとそこまで危険な国ではありません。
確かに、メキシコでは空港でも全て荷物をカバンから出してチェックしますし、バスに乗っていると突然警察が乗り込んで来て荷物チェックを始めたりと、治安が悪いような国の雰囲気はあります。
しかし、日中に観光地を歩いている分には身の危険はほとんど感じません。
むしろ観光客にとても親切で、道を丁寧に教えてくれたります。
街中にはそこら中に警察官がいるので、大通りなどを歩いている分には、日中なら女性一人で歩いていても特に問題ないです。
もちろん、スリやひったくりなどの軽犯罪はそれなりにあるので、貴重品の管理などは他の外国の国と同様に気を付けましょう。
殺人や誘拐などの凶悪犯罪は、ほとんどがマフィア同士の抗争なので、旅行客を対象にすることはありません。
ただ、大通りから外れてしまうと、場所によっては危険な場所もあるため、必ず観光地の人通りの多いところを歩くようにしてください。
メキシコシティーに関していえば、露天の店が並んでいることで有名なテピート(Tepito)は、麻薬絡みの犯罪が起きたりする場所なので、あまり近づかないようにしましょう。
テオティワカンへは、メキシコシティの空港からメトロやバスを乗り継いで行きます。
筆者は、メキシコは英語も通じないため不安だったので、事前にかなり調べてから行きました。
ここでは、メキシコシティへのアクセスや、空港からテオティワカン遺跡へのアクセスをご紹介します。
メキシコへは、首都のメキシコシティへの直行便が、成田から全日空とエアロメヒコ航空が就航しています。
その他、羽田空港や関西国際空港からであれば、アメリカ経由にてアメリカの航空会社が就航しています。
直行便の所要時間は約13時間、乗り継ぎの場合は、待ち時間も含めると16時間〜19時間のかなりの長旅になります。
注意点として、アメリカ経由でメキシコに行く場合は、事前に電子渡航認証であるESTAの申請が必要になります。
14ドルで申請できるので、アメリカ経由で行く場合はしっかりと準備しておきましょう。
メキシコへは、観光目的であれば180日間まではビザ無しで入国できます。
テオティワカン遺跡へは、メキシコシティからバスで行けます。
メキシコシティへ着いたら、北バスターミナルへ目指しましょう。
北バスターミナルへは、空港から行く場合、タクシーかメトロで行けます。
タクシーで行く場合、空港から出てタクシーをつかまえ、北バスターミナルまでメーターで行ってもらうことができます。
もしくは、空港内に「タクシーチケット」を販売している場所があるので、そのタクシーチケットで目的地まで連れて行ってもらうこともできます。
タクシーチケットは距離によって固定の値段となっているため、メーターよりも少し割高ですが、その分安全に目的地まで行くことができますよ。
もう1つの選択肢として、現地で使える携帯を持っている場合はUberを使うことができます。
Uberのアプリで空港出口(Puerta)と北バスターミナル(Autobuses Norte)を指定すれば、連れて行ってもらえます。
なお、タクシー以外で行く場合、メトロで行く方法もあります。
メトロで空港から北バスターミナルへ行く場合、乗り換えなしで行けるのでとても簡単ですし、運賃も5ペソ(約30円)で行けます。
空港から行く場合、メトロは第1ターミナル(T1)からしか出ていません。
成田発のエアロメヒコ便で行く場合は、第2ターミナル(T2)に到着となるので、第1ターミナルまで移動しましょう。
第1ターミナルから第2ターミナルへは歩ける距離ではないので、無料のエアートレインバスか、有料の空港バスを利用してください。
第1ターミナルへ到着したら、1番出口から看板にしたがってメトロの入り口まで行きましょう。
5番線の「ポリテクニコ(Politecnico)方面のメトロに乗車し、20分ほどで北バスターミナル(Autobuses Norte)に到着します。
駅のすぐ目の前がバスターミナルになっています。
テオティワカン行きのバスは何本も出ていますが、北バスターミナルに到着したら、まずはチケットを購入しましょう。
北バスターミナルは空港のように大きいですが、テオティワカン行きのチケットは奥の方の8番ゲートで販売しています。
ピラミッドマークの「Autobus Teotihuacan」が目印です。
ここで往復のチケットを購入し、バスの時間も確認しておきましょう。
バスターミナルからテオティワカン遺跡までは1時間ほどで到着しますが、途中でトイレ休憩はありません。
不安な方はここでトイレを済ましておきましょう。
バスはテオティワカン遺跡に到着する前に、テオティワカンの街を通ります。
街の名前もテオティワカンなので、「テオティワカン」というアナウンスがありますが、そこはまだ遺跡ではありません。
ローカルの人々はこのテオティワカンの街でかなりバスを降りますが、それにつられて降りないようくれぐれもご注意ください。
紛らわしいので、現地では遺跡に到着した場合は「ピラミッド」というアナウンスがあります。
不安な場合は、乗車する際に運転手さんにピラミッドに到着したら教えて欲しいということを伝えておきましょう。
テオティワカン遺跡は、周りでショッピングができるような場所はありません。
そのため、メキシコシティからバスに乗る前に必要なものは準備しておきましょう。
メキシコは観光しやすい乾季に行く場合、日差しがとても強いです。
そのため、暑さ対策はしっかり行いましょう。
テオティワカン遺跡内部はほとんど日陰がないため、日差し対策が必須になります。
日本で日差し対策というと、日傘を連想する方も多いかと思います。
しかし、テオティワカン遺跡ではピラミッドに登ることになり、ピラミッドの上では風が強くあおられる可能性があるため、日傘ではなく帽子を持って行くようにしましょう。
また、テオティワカン遺跡は高地にあることから日差しがとても強いです。
肌が弱い方は、日焼け止めクリームを塗っておかないと帰りの飛行機で肌が痛くて眠れないということにもなりかねないので、持って行くようにしましょう。。
その他、サングラスもあると安心です。
テオティワカン遺跡内のメインストリートとなる「死者の道」は全長3km以上あり、2つの大きなピラミッドを登ることにもなります。
そのため、テオティワカン遺跡では歩く距離がかなり長いです。
さらに、ピラミッドの階段はとても急で、手すりがないところもあるため、サンダルなどの滑りやすい靴で行くと危険です。
長距離を歩く際にも疲れてしまうので、運動靴など歩きやすい服装で行きましょう。
荷物に関しても、なるべく身軽にしていった方が良いでしょう。
水をたくさん持って行きたい気持ちはわかりますが、遺跡内でも売っているので、メキシコシティでは大量に買わなくても大丈夫です。
少量分買っておいて、あとはピラミッドを登り終わった後に遺跡で購入することをおすすめします。
また、遺跡内にはレストランしかなく、タコスなどの軽食を販売しているところはありません。
遺跡をじっくり見たい方は、小腹が空いた時に備えてメキシコシティでスナックを購入しておくのがおすすめです。
テオティワカン遺跡は、首都のメキシコシティから近いこともあり、メキシコ人にも大人気の観光スポットです。
日曜日はメキシコ人のテオティワカン遺跡への入場料が無料となっています。
そのため、日曜日はメキシコ人でごった返します。
ピラミッドに登る際の階段は、場所によってはそこまで幅が広くないところもあるので、日曜日には長い行列ができてしまいます。
登る時も人が多いと危ないですし、壁画や装飾品も人が多いと近くからは見にくいです。
テオティワカン遺跡のスケジュールを立てるときは、日曜日は外すようにしましょう。
前述したように、テオティワカン遺跡は大きな遺跡です。
ただ、トイレはチケット売り場と、5つある入り口のうち太陽のピラミッドの向かい側にある入り口にしかありません。
チケットを購入した際に、必ずトイレは済ましておきましょう。
テオティワカン遺跡には、ピラミッドはもちろんのこと、様々な歴史的建造物があります。
ここでは、そんなテオティワカン遺跡の見どころを紹介します。
ケツァルコアトルの神殿は、チケット売り場のある入り口から入って一番最初にある神殿です。
一辺65m、高さ20mの神殿となっており、サイズは少し小さいですが、ピラミッドもあります。
古代メソアメリカでは、羽毛を持つ蛇を蛇神として信仰していました。
ケツァルコアトルも蛇神の1つで、メキシコ中央高原で繁栄したトルテカ・アステカ文明で信仰されていた蛇神です。
そのため、ケツァコアトルとは、この地域で使用されていたナワトル語で「ケツァル鳥の羽を持つ蛇」という意味です。
ケツァルコアトルの神殿ではピラミッドには登ることができませんが、とても美しい装飾を見学することができます。
ピラミッドの外側にはケツァルコアトルの彫刻や、「雨と豊穣の神」で大きな丸い目と上唇が特徴的な「トラロック」、貝などの彫刻やレリーフを近くで見学できます。
それぞれの神樣の表情は実際に見ると、古代文明と古代アメリカとは切り離せられない生贄文化を肌で感じることができ、とても迫力があります。
ケツァルコアトルの神殿は、チケット売り場のすぐ近くにあります。
テオティワカン遺跡は入り口と出口が違うので、距離が遠く炎天下ということもあり、ほとんどの人が奥のピラミッドまで行ってしまうと、入り口付近まで戻ることはありません。
ピラミッドを早く見たい気持ちがあると思いますが、戻らない前提でここもしっかりと見学しておきましょう。
住所:San Juan Teotihuacán 55800 Teotihuacán de Arista, Estado de México
マップ: Googleマップ
営業時間:9時〜17時
定休日:なし
入場料:75ペソ
テオティワカン遺跡のメインストリートとなる道が「死者の道」です。
全長は3km以上もあり、道の両側には様々な神殿や台座のあとが残っています。
「死者の道」となんとも不気味な名前をしていますが、それはテオティワカン遺跡を見つけたアステカ人が、この左右にある台座などを墓だと思ったことに由来しています。
左右にある遺跡を見学しながら歩くと、長い道のりもあっという間に感じてしまいます。
太陽のピラミッドと月のピラミッドの間の死者の道には、「ピューマの壁画」もあります。
ピューマは、テオティワカンの人々にとって最強の動物であり、「特別な動物」でした。
そんなピューマの壁画が、保存状態が良く残っています。
色もしっかり残っており、テオティワカン文明を思い起こさせてくれる色彩感は必見です。
小さい壁画なので、通り過ぎてしまわないように気を付けてください。
月のピラミッドは、テオティワカン遺跡で2番目に大きいピラミッド。
入り口から死者の道を3km以上歩いたところにある、死者の道の終着点です。
高さは47mと太陽のピラミッドほど高くありませんが、月のピラミッドがある場所は土地が少し隆起しているため、高さ自体は太陽のピラミッドとあまり変わりません。
ピラミッド内部からは生贄の埋葬跡が見つかっており、ピラミッド前の広場の大きさも太陽のピラミッドよりも大きいです。
そのため、月のピラミッドでは重要な宗教儀礼などを行なっていたと考えられており、テオティワカン遺跡の中で最も重要な場所だったことがわかっています。
月のピラミッドは、太陽のピラミッドよりも簡単に登ることができます。
死者の道の先端にあるため、上からはシンメトリーの遺跡を見渡すことができ、まるで王様にでもなったかのような気分が味わえますよ。
注意点として、月のピラミッドは太陽のピラミッドよりも登る距離はとても短いですが、階段はかなり急です。
観光客の転落事故なども起きているので、登りももちろん、下りは特に注意して降りましょう。
傾斜は下りの方が急に感じるため、高所恐怖症の方はその点も考慮して登ってください。
テオティワカン遺跡のメインとなる、もっとも大きいピラミッドが「太陽のピラミッド」です。
高さは65mにもなり、エジプトにある「クフ王のピラミッド」、「カフラー王のピラミッド」についで3番目の高さとなっています。
底面の長さは上位2つとほぼ変わらないため、かなり大きな建造物です。
何と言っても、このピラミッドの特徴は登れること。
登ることができるピラミッドとしては世界一の高さです。
月のピラミッドは頂上まで登ることが出来ませんが、この太陽のピラミッドは頂上まで登ることができます。
階段は248段もあり、テオティワカン遺跡は標高が高いので、すぐに息が上がり登るまでは一苦労です。
ただ、その分頂上には絶景が待っています。
月のピラミッドは遺跡の端っこにありますが、太陽のピラミッドは遺跡の真ん中あたりにあるので、360℃グルっと遺跡全てを見渡すことができます。
登るのは大変ですが、ぜひテオティワカン遺跡まで訪れたら頑張って登ってみてください。
「太陽のピラミッド」という名前が付いているのは、夏至の日に太陽がこのピラミッドの正面に沈むように設計されているためです。
1世紀にここまでの大きな建造物を、しかも天文学を理解した上で作っていることに、つくづく驚かされる建物です。
月のピラミッドのすぐ近くにある遺跡が、「ケツァルパパロトルの宮殿」です。
この遺跡の特徴は、テオティワカン遺跡の中でも最も当時の姿を忠実に復元した場所であることです。
テオティワカン文明において、ケツァル鳥は飛来すると雨をもたらすとされ、信仰の対象となっていました。
ケツァルパパロトルの宮殿には、そんなケツァル鳥が中庭の柱に羽を広げた姿でいくつも掘られています。
羽を広げた姿が「パパロトル(蝶)」のようだったので、ケツァルパパロトルの宮殿という名前が付きました。
天井部分の赤い装飾と青い空、柱に掘られたケツァルパパロトルが印象的な遺跡。
柱に近づいてよく見ると、ケツァルパパロトルの目には黒曜石が使用されてとても綺麗です。
テオティワカンは黒曜石の採掘が盛んな地域であり、古代にはナイフや矢じりなど、あらゆる場面で使用されていました。
遺跡内のお土産屋さんでも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。
ケツァルパパロトルの宮殿の中庭を出て、宮殿内の住居跡を横目に進むと奥にテントのようなものがあり、そこにあるのが「ジャガーの宮殿」です。
ここでは壁画が未だに鮮やかな色で残されており、「ほら貝を吹いている羽毛付きジャガー」は必見です。
当時ジャガーは、強さの象徴である大地と闇の神として崇められていました。
ジャガーの宮殿を道なりに進むと、どこからが境なのかよくわかりませんが、そのまま「羽毛の生えた巻貝の宮殿」に繋がります。
ここはケツァルパパロトルの宮殿下から発見された建造物跡で、テオティワカン人が意図的に埋蔵したと言われています。
そのため保存状態が良く、1,800年前の色がそのまま現存する「緑の鳥の行列」は色鮮やかでとても綺麗です。
宮殿の名前にもなった、羽毛の生えた巻貝の彫刻も見学できます。
緑の鳥の行列は比較的くらい場所にありますが、この場所はフラッシュ禁止のエリアとなっています。
フラッシュを焚いてしまわないように気を付けてください。
シティオ博物館は、テオティワカン遺跡内にある博物館です。
テオティワカン遺跡のピラミッドは大きいのですが、出土品などは全く置いていないので、古代の石器などが好きな方は物足りなさを感じてしまうかもしれません。
そんな時は、シティオ博物館に行きましょう。
ここではテオティワカン遺跡から発掘された石器や土偶、生贄の骨などを展示しています。
テオティワカン遺跡の土偶は、少し笑ってしまうような面白い土偶が多いので、面白い土偶を探したりするのも面白いです。
シティオ博物館は、太陽のピラミッドの横の道を1km弱ほど歩いたところにあります。
少し辺鄙なところにあるため、存在に気づかずに帰ってしまう方も多いです。
面白い土偶やミニチュアサイズで再現したかつてのテオティワカンなど、面白い展示物がたくさんあるため、時間がある方はぜひ訪れてみてくださいね。
ピラミッドと言うとどうしてもエジプトが浮かんでくるかもしれませんが、テオティワカン遺跡も古代文明の痕跡が残る素晴らしいピラミッドです。
頂上から死者の道を見渡す景色は、まさに映画の中の世界のようで感動します。
ぜひ本記事を参考に、テオティワカン遺跡を観光してみてください。
最終更新日 : 2020/12/28
公開日 : 2020/12/28