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最近では、日本でも 日比谷公園 や お台場 などで開催されるオクトーバーフェストですが、本家はドイツのバイエルン州ミュンヘンで開催されています。
ドイツのオクトーバーフェストは毎年9月下旬~10月上旬まで2週間に渡り開催され、世界中からおよそ600万人もの人々が訪れる最大級のビールの祭典です。
オクトーバーフェストの営業時間ですが、平日は10時~23時30分まで、土日祝日は午前9時からオープンします。
会場ではビールやドイツソーセージ、プレッツェルなどのドイツならではの食事はもちろんのこと、遊園地のようなアトラクションもあるので、子供から大人まで楽しむことができます。
そんなオクトーバーフェストの歴史は古く、始まりは1810年10月12日。
最初はバイエルン王子のルートヴィヒ1世と王女テレーゼ・フォン・ザクセンヒルトブルクハウゼンの結婚の祝福のために開催されました。
オクトーバーフェストは日本語で「10月祭」を意味していて、当時は10月17日に開催されたのが名前の由来です。
1812年には「競馬大会と収穫祭」という名目で2回目のパーティーが開催され、それ以降、年々お祭りの規模は拡大していきました。
20世紀に入ってから戦争の影響もあり、度々中止することがありました。
戦後になってから第一回に伝統だった競馬が廃止され、単に「収穫祭」として市民が楽しむお祭りに変わりました。
1950年にミュンヘン市長によるビールのお祭りの開始を告げる号令が恒例化し、今のオクトーバーフェストに形が近付いてきています。
オクトーバーフェストは、ドイツミュンヘンのテレージエンヴィーゼ(Theresienwiese)という旧市街南西にある公園で開催されます。
ここでは、まずは「日本からミュンヘンまでの行き方」と「ミュンヘンからオクトーバーフェストの会場までの行き方」に分けて紹介します。
日本からドイツのミュンヘンまでは、直行便が就航しています。
所要時間は成田から最短14時間30分 、運賃は乗継便で片道6万円前後からありますが、乗り継ぎ回数や時期によって変わります。
オクトーバーフェスト会場であるテレージエンヴィーゼはミュンヘンの中心部にあり、以下の3つの行き方があります。
ミュンヘン中央駅から会場まで歩いて15分程度、テレージエンヴィーゼ駅とシュヴァンタラーヘーエ駅からは数分程度で会場に着きます。
おすすめの行き方は、ミュンヘン中央駅から会場まで歩いて向かうことです。
距離的に歩けない距離でもありません。
特にオクトーバーフェスト期間中は駅が大変混雑しているので、オクトーバーフェストの運営側からも歩いていくことが推奨されています。
アクセス情報や営業時間などその他詳しい情報に関しては、 公式サイト を参照してください。
住所 : Theresienwiese, Bavariaring, 80336 München, ドイツ
マップ : Googleマップ
アクセス :
オクトーバーフェスト開催期間 : 9月下旬~10月上旬までの2週間(詳細は公式サイトを参照してください)
定休日 : 開催期間中は無休
営業時間 :
料金 : 入場料無料、会場内での飲食代やアトラクション代のみ
公式サイト : オクトーバフェスト公式サイト
オクトーバーフェストに行くにあたって、航空券と宿の手配以外に他にやることはありません。
個人で行く場合はそのまま現地に向かうだけでも大丈夫です。
オクトーバーフェスト会場の入場料は無料なので、かかる費用は現地での飲食代やお土産代、アトラクション代だけ。
いくらかかかるかは食べ飲みの量にもよるので一概に言えませんが、 グラスビール(500ml)が1杯12,60~14,90ユーロ、フードは9〜15ユーロが目安 となります。
その他にもお土産を買ったり、アトラクションにも乗ればさらにお金がかかります。
アトラクションは3〜9ユーロ と乗り物ごとに異なります。
※詳細は こちら でご確認いただけます。
念のため、少し多めにお金を持っておくのが理想です。
なお、オクトーバーフェストの会場内では現金しか使えないので、その点にも注意してください。
※各種料金は2023年時点の情報となります。
憧れのオクトーバーフェストですが、一人旅の場合はちょっと行きづらいのが本音。
そんな方はツアーに参加して他の参加者と一緒に楽しんでみるのも良いでしょう。
ツアー料金は安くないですが、以下のツアーなら人気テント「ホフブロイテント」の座席確約に加え、2リットルのビールとローストチキン(ハーフサイズ)が付いています。
とても人気のあるツアーなので、気になる方はなるべくお早めにカレンダーの空きをチェックしてみてください。
→ オクトーバーフェスト2023 一番人気の巨大テント「ホフブロイテント」確約 <9月16日~10月3日/英語ガイド/ミュンヘン発>
本場ドイツのオクトーバーフェストを楽しむために、ここでは注意すべきことをご紹介します。
オクトーバーフェストに行く日程が決まったら、早めに航空券と宿の手配をしましょう。
早い人だと半年以上前から手配している人もいるほど。
オクトーバーフェストはドイツ人だけでなく海外からもたくさんの人が訪れるので、直前だと航空券や宿の値段が高くなります。
筆者が行った時は予約が直前になってしまい、会場から遠く離れた宿でも高かったので、日程が決まったらなるべく早めに航空券と宿を押さえておくことをおすすめします。
できればミュンヘン中央駅や会場周辺に宿を予約しておくと、帰りが遅くなっても楽ですし、治安面でも安全です。
規定で大きい荷物を持ち込めないようになっており、 リュックサックの持ち込みもできません。
持ち込み可能な手荷物の大きさは20cm×15cm×10cm以内と決められています。
そのため、宿泊先に荷物を預けておくのが良いでしょう。
それができない人は、ミュンヘン中央駅のロッカーに荷物を預けるか、オクトーバーフェスト会場で荷物を預けることになります。
ただ、ミュンヘン中央駅のコインロッカーはオクトーバーフェスト期間中はとても混雑しているので、なるべく午前中までに行くようにしましょう。
また、 オクトーバーフェスト会場で荷物を預ける場合は、荷物の大きさにもよりますが有料で4〜7ユーロです。
荷物預かりは金曜日と土曜日は午前11時から24時まで、それ以外の曜日は午前11時から23時まで利用できます。
ちなみに、場所はオクトーバーフェストのエントランス隣です。
お祭りだと食べ過ぎたり、飲みすぎてしまいがちですが、ペースを飛ばして体調を崩さないように注意してください。
気を付けて楽しんでいただきたいですが、それでも万が一体調が悪くなってしまった時は、 会場内に設置されている4ヶ所のいずれかの救急診察室に行きましょう。
Service Zentrum(サービスセンター)内やアルテ・ヴィーズン(有料のイベントスペース)敷地内などに設置されています。
オクトーバーフェストでは、ビールやジュースを注文する際に事前にデポジットといって飲み物代に加えてグラス代が取られます。
これはデポジットなので、 グラスや瓶を返却するタイミングで全額戻ってくるので安心してください。
ただ、このグラスや瓶を割ってしまうとお金が戻ってきません。
そのため、くれぐれもグラスや瓶を割らないように取り扱いには注意しましょう。
お酒を飲んで陽気になると気が緩みがちです。
貴重品やスマートフォンを席に置いたままにして席を立てば盗まれる恐れがありますし、忘れ物をしたら戻ってくる可能性は低いです。
せっかくの楽しいお祭が、嫌な思い出になってしまうかもしれないので、貴重品の管理には十分に気を付けてください。
オクトーバーフェストの楽しみ方をご紹介します。
ここで紹介する楽しみ方を参考に、本番のオクトーバーフェストを満喫してください。
オクトーバーフェストと言えば、やはりドイツビールにソーセージ!
ビールだけでも何種類かあるので、自分のお気に入りを見つけるのも楽しいでしょう。
有名なのは黒いビールのドゥンケル。
お酒はビール以外にもワインがあるので、ワインもぜひ味わってみてください。
ただ、中にはお酒が苦手な人やお子さん連れの人もいると思います。
そのような方のために、水やりんごの炭酸ジュースなどのソフトドリンクが販売されているので安心してください。
フードでおすすめなのは、白いソーセージのヴァイスブルストや、塩味が利いたドイツの発祥の焼き菓子プレッツェルです。
ヴァイスブルストは、ハーブの香りが口の中に広がる本場ならではのひと品。
プレッツェルは程よく塩味がきいて、ソーセージやビールなどのお供にも相性抜群です!
その他にも、仔牛のヒレ肉や赤身肉をカツレツにしたシュニッツェルもおいしいですよ。
会場内にはつい目移りしてしまうくらい色々なフードが売られているので、王道のソーセージ以外にも味わってみるのが良いでしょう。
オクトーバーフェストではドイツや周辺諸国の伝統料理が食べられるため、せっかくここまで来たなら色々なグルメを堪能してください!
※ドイツビールの関連記事: 【スタイル別】ドイツビールのおすすめ銘柄17選!有名銘柄から飲みやすい銘柄まで
オクトーバーフェストでは民族衣装を来て、年に1度のお祭りを楽しむことができます。
女性はDirndl(ディアンドル)、男性はLederhose(レダーホーゼ)という民族衣装を着ます。
どちらもバイエルン地方の民族衣装として有名で、地元の人にとっては馴染みのある衣装です。
観光客だけでなく、会場で働くスタッフさんも衣装を着ているくらい浸透しています。
この民族衣装はミュンヘン中央駅の構内で買うことができます。
女性用のDirndlは60ユーロ~、男性用のLederhoseは150〜180ユーロ、男性の衣装は皮付きのため女性のものより高いです。
買うのは予算的に厳しいけれど、どうしても衣装を着て現地のお祭り気分を味わいたい人には、レンタルサービスがおすすめ!
ミュンヘン市内にある bavarian-outfitters というお店で衣装を借りることができるので、衣装を着て楽しみたい人はレンタルしてみましょう。
色々な種類があるので、ぜひ好みのものを探してみてくださいね。
オクトーバーフェストの会場内には、アトラクションがたくさんあります。
アトラクションは観覧車やジェットコースター、ブランコなど種類も豊富で遊園地に引けを取らないほど。
会場はお子様も飽きないように工夫が施されているので、一緒に楽しむことができますよ。
ただ、激しい乗り物に乗ると気分が悪くなってしまう可能性があるため、お酒が入った状態で乗らないように気を付けてください。
オクトーバーフェストに来たら、お土産を買って帰りましょう。
会場内には飲食店のテントだけでなく、お土産コーナーも設置されています。
中では、毎年デザインが変わるジョッキやオクトーバーフェストの公式マスコット「Wiesn Wastl」のグッズ、お菓子などが売られています。
オクトーバーフェストでしか手に入らないものもあるのでお見逃しなく。
オクトーバフェストに行くなら、合わせて行きたいミュンヘンの観光スポットをご紹介します。
時間に余裕があるなら、せっかくなのでミュンヘン市内の観光スポットも回りましょう。
ミュンヘン新市庁舎は、「マリエン広場」の北側に面している人気観光スポット。
1867から1909年に建設された、ネオゴシック様式の建物です。
まずは外から写真を撮ってみてほしいですが、時間に余裕があるなら塔の上に登ってミュンヘン市内を一望してみるのも良いですね。
塔を登るのは有料ですが、6.5ユーロで入ることができます。
チケットは塔の横にある「Iマーク」の目印があるインフォメーションで買うことができるので、事前にここでチケットを買ってから塔の中へ入りましょう。
チケット購入場所と塔の出入口が違うので、お間違えないように。
塔に登れるのは18時までと時間が限られているため、その点だけ注意してください。
住所 : Marienplatz 8, 80331 München, ドイツ
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +49 89 23300
定休日 : 1月1日、12月24日、12月25日、12月31日
営業時間 : 10:00~20:00
料金 : 6.5€
公式サイト : ミュンヘン新市庁舎
マリエン広場はミュンヘンの中心部に位置しており、1158年から市の主要広場となっているミュンヘン観光の要となるスポットです。
ミュンヘン有数の観光スポットなので、一見の価値あり!
マリエン広場の歴史は古く、かつてはここで市場や決闘が行われていました。
この辺りは歩行者天国になっていて、レストランやカフェ、デパート、お土産屋さんなどのお店がたくさんあります。
ミュンヘン随一の繁華街でもあり、いつも多くの人で賑わっています。
観光だけでなく、買い物も楽しむことができるので、新市庁舎と合わせて行ってみてください。
住所 : Schloß Nymphenburg 1, 80638 München, ドイツ
マップ : Googleマップ
アクセス :
公式サイト : マリエン広場
ニンフェルンブルグ城は、ミュンヘンの西側にある17世紀から19世紀にかけて建てられたヴィッテルスバッハ家の夏の離宮です。
敷地内は広く、 ニンフェルンブルグ城以外にも広大な庭園や館や馬車博物館など、約30ヶ所の見どころがあります。
ニンフェンブルク城内の1番の見どころは、見学をスタートして最初に目にするロココ様式の内装でできている「祝祭大ホール」。
このホールはニンフェンブルク城内でも1番大きくて豪勢で、造られた当時のままの状態が今も残されています。
ニンフェルンブルグ城まではミュンヘン中央駅からトラム1本で行けるアクセスの良さなので、ミュンヘンを訪れた際にはぜひ足を運んでみてください。
住所 : Schloß Nymphenburg 1, 80638 München, ドイツ
マップ : Googleマップ
アクセス : 「Schloss Nympheburg(ニンフェンブルク城)」停留所から徒歩5分
電話番号 : +49 89 179080
定休日 : 1月1日、12月24・25・31日
営業時間 :
料金 :
公式サイト : ニンフェンブルク城
※ミュンヘンの観光関連記事: ミュンヘンのおすすめ観光スポット16選!歴史・芸術・ビールが彩る南ドイツ最大都市ミュンヘンを満喫しよう
本場ドイツのオクトーバーフェストは規模も大きくて、食事だけでなく、アトラクションもあって楽しめる要素が満載!
子供から大人まで楽しめるようになっており、家族や友達、恋人と一緒に行ってみてください。
タイミングが良ければ、旅行のついでにプラスするだけで、楽しみが増すこと間違いなしです。
本記事で紹介した注意点にも留意しつつ、歴史あるオクトーバーフェストだけでなく、ミュンヘンの観光スポットまで思う存分楽しみましょう。
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最終更新日 : 2023/10/02
公開日 : 2020/07/01