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ボリビアにあるウユニ塩湖はアンデス山脈に広がる塩の大地。
同じく南米にあるペルーのマチュピチュと並ぶ絶景スポットとして有名な観光名所です。
標高は約3,700m、南北100kmと富士山とほぼ同じくらいの高地にあります。
一見海と勘違いしてしまいがちなウユニ塩湖ですが、実は塩でできた平原です。
そんなウユニ塩湖は「死ぬまでに見たい絶景」として有名で、毎年多くの観光客が訪れています。
あまりに有名なので中には世界遺産だと勘違いする人も存在しますが、現時点では登録されていません。(2023年12月時点)
気候は雨が多い12月~3月の雨季と、雨があまり降らない5月~11月の乾季に分かれていますが、観光本やテレビでよく見る鏡張りのあの絶景は雨季のウユニ塩湖。
鏡張りのウユニ塩湖を見たいなら、ぜひ雨季に行きましょう。
ここでは、日本からウユニ塩湖までの行き方を「日本から首都ラパスまでの行き方」「ラパスからウユニ村までの行き方」「ウユニ村からウユニ塩湖までの行き方」に分けてそれぞれご紹介します。
日本からウユニ塩湖まで行くのは、遠い上にハイシーズンは航空券も高いですが、その価値があるほどの景色を見ることができます。
これから行く人は、それぞれの行き方を参考にしてください。
日本からウユニ塩湖までは直行便がないため、まずは首都のラパスまで行く必要があります。
ラパスまではアメリカや南米都市を2~3回乗り継いで、約30~35時間かかります。
個人で行く場合は 日本から最安で片道約15万円~、往復では約30万円~で行くことができますが、時期によって運賃は変わります。
また、運賃が安いと乗り継ぎ回数が長かったり、時間もかかるので、スケジュールと相談して決めるようにしましょう。
ラパスからウユニ村までの行き方は、飛行機とバスの2通りがあります。
1つは飛行機で行く方法で、 約1時間で片道15,000円、バスで行く場合は約10時間、運賃は2,500円~3,000円です。
飛行機で行く場合は、時期や予約のタイミングによって運賃が変わるので、改めて予約時に運賃を確認してください。
飛行機はお金がかかりますが、早く行けるのがメリット。
お金に余裕がある人は、飛行機で行くのが良いでしょう。
筆者はバスで行きましたが、バス自体はきれいで快適でした。
バスのチケットはラパスのバスターミナルで、122.5ボリビアーノ(約1,900円)~で行くことができますが、料金は会社によって異なります。 ※2020年当時
時間はかかるものの、費用を抑えたい人はバスをおすすめします。
ウユニ村からウユニ塩湖までは、日本の旅行会社で事前にツアーに申し込むか、現地のツアー会社に申し込んで行くことになります。
日本の旅行会社で申込む場合は、約15,000円でウユニ塩湖の日帰りツアーに参加することができます。
また、日本人に人気の現地のツアー会社は「 穂高ツアー 」と「 ブリサツアー 」の2社。
この2社は日本人が多く利用することで有名なツアー会社で、それもあって日本人の対応にも慣れています。
筆者は穂高ツアーを利用しましたが、ほぼ日本人しかいませんでした。
その他にもウユニ村には旅行代理店があるので、自分が良いと思ったところで申込みをするのも良いでしょう。
ウユニ塩湖のツアーは通常、時間帯ごとに4つの日帰りツアーがあります。
中には午前と午後のツアーがセットになっているものもあるので、自分の行きたい時間帯に合わせてウユニ塩湖ツアーに申し込みましょう。
ツアー会社やツアー内容によって異なるため、改めて現地で確認してみてください。
※格安のツアーをお探しなら現地で予約するのがおすすめですが、英語が通じにくいエリアなので滞在日数に余裕のない方はネットなどで事前に予約するのも選択肢の一つです。
ウユニ塩湖のベストシーズンは 雨季の12月~3月頃です。
この時期は鏡張りした塩湖が見られることから、日本人に人気のシーズン。
鏡張りしたウユニ塩湖は、まさに"天空の鏡"という言葉がふさわしく、絶景を楽しむことができますよ。
ただし、ウユニ塩湖は天候に左右されるので、天気が悪いと絶景を見ることができません。
そのため、天候が悪くなることも考慮して、日程に余裕を持って行くことを強くおすすめします。
ここではウユニ塩湖の見どころをご紹介します。
ウユニ塩湖はラパス、もしくは最寄りの空港(ウユニ空港)まで空路で移動してそこからツアーに参加するのが一般的です。
いずれにせよ、現地まで自力でアクセスする場合はウユニの町を経由することになります。
せっかくウユニ塩湖まで来たなら、欲張って思う存分ウユニ観光を満喫してください。
ウユニ塩湖に行ったら、ぜひ見ておきたいのが雨季にしか見られない鏡張りです。
鏡張りは12月~3月頃の雨季のシーズンで、天候が良い日でないと見ることができません。
この絶景を見るためにわざわざ日本から来る人もいるほどです。
雨季の中でも雨量が少ないのが、1月から2月頃だと言われています。
もしきれいな鏡張りを見る確率を高めたいなら、この時期に行くのがベスト。
条件が揃わないと鏡張りを見ることができませんが、もし1回で見られなくても滞在期間を延ばす価値があります。
水面が反射して映る人の姿や車はとても幻想的で、その絶景は息をのむほど。
塩湖に雨水が溜まるとまるで本物の鏡のように空を映し、その様子はとても神秘的です。
デイツアーに参加し、鏡張りの絶景を楽しんでくださいね。
朝日のウユニ塩湖は、だいたい5時~6時頃にかけて見ることができます。
徐々に空の色が変わっていく様子を間近で見れらるので、他の時間帯よりさまざまな変化に富んだ写真を撮れるでしょう。
シャッターチャンスが多くて忙しいですが、それだけ見るに値する朝日です。
また、ウユニ塩湖の朝は寒いので、防寒対策を忘れないように気を付けてください。
サンライズツアーに参加すると、朝焼けのウユニ塩湖を見ることができます。
鏡張りのウユニ塩湖も良いですが、夕焼けに見る景色も幻想的です。
夕焼けのウユニ塩湖は17時頃~18時頃にかけて見ることができます。
筆者が行ったのは1月の雨季の時期でしたが、乾季の夕焼けはもっときれいに見えるのだそう。
夕焼けを見るには、サンセットツアーに参加するかデイツアーとサンセットツアーがセットになったツアーに参加しましょう。
ツアー内容は、ツアー会社によって異なるので確認してみてください。
日が沈み始める頃から急に寒くなるので、夕焼けを見る人も防寒対策を忘れないように気を付けましょう。
明るい時間帯の青空に映る鏡張りも良いのですが、夜の星空もまた格別で、ぜひ見ておきたいところです。
何と言ってもウユニ塩湖で見る星空は幻想的!
標高が高いので、他ではなかなか見られない満点の星空が広がります。
数え切れないほどの星に天の川、流れ星などを見ることができ、午後や夕方とは違った良さが味わえるはずです。
もしきれいな星空を見たいなら、新月を狙って行くのがおすすめ。
新月は月に1度しかないので、その月の新月がいつ頃なのか事前に調べておくことをおすすめします。
星空はスターライトツアーに参加すると見ることできますよ。
ウユニ塩湖のツアーに参加すると、たいていどこのツアー会社でもドライバーが気を利かせて何かしらトリックアートをやってくれます。
何をしてくれるかはツアー会社やドライバー次第の部分もあるのですが、王道のペンライトアートや物を使った簡単なトリックアートなどはやってくれることが多いでしょう。
ドライバーが手慣れており、彼らの指示に従って動作をするだけなので簡単です!
色々なポーズを取ったり小道具を使ったりと、景色を見るだけじゃないのがウユニ塩湖観光の良いところ。
トリックアートはさまざまな種類があり、時間帯によってできることが違います。
ぜひ時間帯ごとのトリックアートを楽しんでくださいね。
ウユニ塩湖と言えば、雨季の絶景をイメージする人が多いかもしれません。
ただ、ウユニの景色は1年を通して楽しむことができ、 乾季のウユニ塩湖もまた雨季とは違った景色を楽しむことができます。
乾季は4月~11月になり、見渡す限り真っ白で美しい塩の大地が広がっています。
雨季とは違って乾季は晴れた日が続き、白い大地と青い空の絶妙なコントラストが印象的です。
また、乾季は雲が少なく、夜になると澄んだ空に満天の星空を見ることができます。
さらに、乾季でも一部水溜まりができると鏡張りを見られることがあります。
雨季のウユニ塩湖だけでなく、乾季にまた訪れてそれぞれの良さを楽しむのも良いでしょう。
ウユニ塩湖を観光する際は、寒暖差があるため熱中症対策と防寒対策を忘れずにしましょう。
まず日中は暑いので半袖でも問題ありませんが、 紫外線と日光の照り返しが強いので、必ず日焼け止めクリームとサングラス、水を持っていきましょう。
筆者はデイツアーとサンライズ、サンセットツアーの両方に参加しましたが、日中は暑くて夏と同じくらいの気温でした。
ただ、夕方頃から夜にかけてはかなり冷え込みます。
そのため、必ず防寒具としてジャケットや手袋、可能であればホッカイロも持っていくと重宝します。
また、寒暖差が激しいだけでなく標高が高くて体力的にも厳しいので、体調管理には気を付けてください。
ウユニ塩湖と一緒に回りたい周辺の観光スポットを紹介します。
ウユニ塩湖以外にも回るべき観光スポットがあるので、ぜひ足を運んでみてください。
ウユニ塩湖に行くときに拠点にもなるウユニ村ですが、ウユニの市場やお土産屋さん、ローカルフードが安く食べられるお店が出ています。
ウユニ塩湖に行く人は、ウユニ村での滞在が長くなるかと思いますが、ウユニ村に住んでいる人達の雰囲気も味わってみてください。
ウユニ村で食べてほしいのがリャマの肉です。
少々硬くて食べこたえがありますが、15ボリビアー(約307円)ほどとリーズナブルに食べることができるので、ウユニまで来たなら1度は食べてほしい一品!
また、アルパカの毛皮で作られたセーターやマフラー、ウユニチョコレートなどが売られているため、お土産選びにも最適な場所ですよ。
列車の墓場はウユニ村から歩いて20分ほどにある観光スポットです。
その名の通り、今では使用されなくなった列車がずらっと一面に置かれています。
廃列車という日本ではなかなか見ることのできない風景はもちろんですが、夜に訪れると満点に輝く星空とのコラボも楽しむことができます。
ウユニを訪れた人は必ずここで記念写真を撮るので、ぜひ車両の上に乗って冒険感溢れる写真を撮ってくださいね。
ウユニからチリのアタカマへ抜ける際にツアーで通るのが、ラグーナ・ゴロラダです。
ラグーナ・コロラダはスペイン語で“色のついた湖”を意味しており、カラフルな水の色が特徴的。
この塩湖が真っ赤やピンク色に染まって見えるのは、藻類の色素によるものなのだそう。
水面にはフラミンゴが佇む姿や、放たれているリャマを見ることができますよ。
ぜひウユニ塩湖とはまた変わった塩湖を楽しんでください。
チリのアタカマへ抜けるツアーは、ウユニ村のツアー会社で申し込むことができます。
ただし、ツアー会社によってウユニ塩湖のツアーしかやってないところもあるので、何社か回って直接聞いて回るのが良いでしょう。
※費用は1泊2日のツアーで200ドル程度が目安です。
住所 : Reserva Nacional de Fauna Andina Eduardo Abaroa, Uyuni, Bolivia
マップ : Googleマップ
アクセス : ウユニ駅から車で5時間
備考 : ツアー参加で訪れるのが一般的
ウユニ塩湖はシーズンや時間帯に関係なく、いつ行っても絶景を見ることができます。
日本人に人気がある雨季だけでなく、それ以外の時期によって見える景色が違うので、また別の景色を楽しむことができるでしょう。
ウユニ塩湖の絶景を見るためには、体力的にも辛い場面も出てくることもあるため、日程に余裕を持って観光を楽しんでくださいね。
メディアで見た景色を実際に自分の目で見ることができた時の感動は、きっと一生忘れられない思い出になりますよ。
あなたもウユニ塩湖の絶景に魅了されてください。
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最終更新日 : 2023/12/27
公開日 : 2020/06/12