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「台南市」は、台湾西南部に位置する人口約188万人の都市。
新北市、台北市、桃園市、台中市、高雄市と並び、台湾六大直轄市の一つに指定されています。
17世紀のオランダによる統治時代には首府が置かれており、政治、経済、文化の中心として栄えていました。
街中には、鄭氏政権時代、清朝統治時代、日本統治時代の旧跡が残されており、ノスタルジックな雰囲気とも相まって、日本人からは台湾の京都とも呼ばれています。
また、多くの人が台南を訪れる理由の一つに、台南グルメがあります。
小吃(シャオチー)と呼ばれる屋台や食堂で提供される料理は、種類豊富で台北では見られないものもあり、美味しいと評判です。
筆者も何度か訪れたことがありますが、町全体がのんびりとした雰囲気で、温厚で優しい人が多く、とても快適に過ごせました。
台湾好きならぜひ訪れてみていただきたい魅力的な台南について、ここから詳しく紹介していきます。
台南には、雨季(5月~8月)と乾季(9月~4月)があります。
一般的に、乾季の中でも台風が多い9月を避けた10月~4月頃が観光におすすめのシーズンと言われています。
雨季と言っても、朝から晩まで雨模様というよりは、一時的に強い雨が降るスコール。
気になる方は、雨が降らない時期が良いでしょう。
ただし、台南名産のマンゴーを食べたい方は6月~8月がシーズン。
台北などでは冷凍のマンゴーを出すかき氷店も多いですが、台南のお店はほとんどが旬の季節しか提供がありません。
真夏は温度も高く蒸し暑いですが、日本の夏と大差はないので、旬のマンゴー目当てなら6月〜7月がおすすめです。
現在、日本から台南への直行便は運航していないので、台北または高雄までの直行便で行き、そこから新幹線か在来線で移動することになります。
台北に行く用事がないのであれば、高雄から台南は地下鉄と在来線利用で45分なので、高雄行の直行便利用が最短です。
台北+台南の予定ならば、台北から台南へのアクセスは以下の通りです。
台湾新幹線で到着する高鉄台南駅からは、中心地まで2路線のシャトルバスが運行。
台湾新幹線の当日チケットがあれば無料で利用できます。
台南には、ミシュラングリーンガイドで3つ星を獲得したスポットが5つもあります。
その5つとは、台南の中心地に、赤崁樓、大天后宮、祀典武廟、台南孔子廟の4か所、郊外に南鯤鯓代天府。
ちなみに、台湾は国家として認められていないため、国連加盟も、国連の関係機関のユネスコへも加盟できないことから、世界遺産は一つもないのが現状です。
台南は小さな街なので、中心地の観光スポットは、ほとんど徒歩で巡ることができます。
時間がたっぷりあれば徒歩またはバスで移動、時間があまりなくて効率よく訪れたい方はタクシー利用が便利です。
2021年からは、台南市内で配車アプリUberのサービスが開始しています。
クレジットカード登録で現金不要、配車時間、到着時間がわかる、ドライバーの質が良い…と便利なのでおすすめです。
台南のランドマーク的な存在である「赤嵌樓」。
オランダの東インド会社が台湾島南部を制圧した1624年から、鄭成功の攻撃によってオランダ東インド会社が台湾から完全撤退した1662年までの38年間が、台湾のオランダ統治時代。
この時に建てられた「プロヴィンティア城」は、鄭成功によるオランダ駆逐後に名を変え、鄭氏政権時代、清朝統治時代、日本統治時代の間に破壊と修復を繰り返し、現在の「赤嵌樓」の姿になりました。
清朝時代に建てられた海神廟、文昌閣、蓬壺書院などが見所で、内部は小一時間もあれば見学できます。
オランダ時代の建設当初の姿を残すのは、煉瓦でできた城門と基台のみなので、探してみてください。
夜になるとライトアップされ、昼間とはまた違った雰囲気を見せてくれるため、時間があれば昼間と夜に訪れてみてください。
住所 : No. 212, Section 2, Minzu Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +886 6 220 5647
定休日 : なし
営業時間 : 8:30~21:30
料金 : 大人 70元、子ども 35元
公式サイト : 赤嵌樓
「台南孔子廟」は、オランダ駆逐後、鄭成功の息子の鄭経によって1665年に建立されました。
台湾各地にある孔子廟の中で最も古いもので、廟内には孔子とその弟子たちが祀られています。
長い年月の間、天災にも遭い、何度も修復や改修が行われ、現在の姿になったのは日本統治下の1917年の改修によるもの。
学問の神様として知られ、受験やテストのシーズンになると台湾の学生達や親が合格祈願や、学業成就を願って訪れます。
大成門の入り口の壁には黄色い紙がたくさん貼ってある場所があり、これは願い事を書いて机の上にあるハンコを押して壁に貼ると願いが叶うというもの。
黄色い紙は受付で貰えるので、ぜひやってみてください。
台湾における最高学府であること、学問発祥の地である事こと示す「全臺首學」という大きな扁額のある東大成坊という門から入り、国学を歩き、禮門をくぐって文廟を参拝、義路を通り西台成坊から出るルートが一般的です。
住所 : No. 2號, Nanmen Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
マップ : Googleマップ
アクセス : 台湾鉄道台南駅から徒歩15分
電話番号 : +886 6 221 4647
定休日 : なし
営業時間 : 8:30~17:30
料金 : 25元(大成殿)
公式サイト : 台南孔子廟
1624年、オランダが現在の安平を占領し、防御要塞の目的で建てられたゼーランディア城が前身で、1662年に鄭成功がオランダを駆逐したあと「安平城」と名を改めました。
1683年に鄭氏政権が清朝によって滅ぼされてからは荒れ果ててしまい、清代末期には赤レンガ城壁の一部が、億載金城という海防用の要塞の資材に利用されました。
日本統治時代には、オランダ風の建物はすべて壊され、赤レンガの土台を残して西洋風の部屋が建てられ、税関宿舎として使われていました。
戦後に「安平古堡」と改名され、現在では国定古蹟となっています。
オランダ時代の遺構は城壁だけしか残っていませんが、内部の「史跡記念館(文物陳列館)」で詳しい歴史を知ることができます。
「安平古堡」のシンボル的な存在の展望台は、もとは監視台だったも塔に屋根をつけたもので、安平地区が一望できます。
階段が狭いので、注意して上ってください。
住所 : No. 82, Guosheng Rd, Anping District, Tainan City, 台湾 708
マップ : Googleマップ
アクセス : 「安平古堡」バス停より徒歩すぐ
電話番号 : +886 6 226 7348
定休日 : なし
営業時間 : 8:30~17:00
料金 : 大人 70元、子ども35元
「安平樹屋」は、イギリスの貿易会社、徳記洋行の倉庫として使われていたもので、日本統治時代に大日本塩業株式会社の倉庫として使用されていました。
戦後に使われなくなった倉庫は廃墟化し、ガジュマルが繁殖して建物を覆っています。
なんとも不思議で独特の雰囲気が話題となり、今や人気のインスタ映えスポットに。
整備が行われ、見学ルートが作られ、多くの観光客が訪れるようになりました。
入ってすぐ左手にある徳記洋行の建物内は、資料や展示物が置かれ、当時の繁栄ぶりが伺えます。
徳記洋行の後ろ側に「安平樹屋」があります。
敷地内にはカフェやお土産屋さんもあるので、写真を撮りながら休憩を挟みつつ、ゆっくりと見学を楽しみましょう。
住所 : No. 104, Gubao St, Anping District, Tainan City, 台湾 708
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +886 6 391 3901
定休日 : なし
営業時間 : 8:30~17:30
料金 : 大人 70元、子ども35元
台南の大きな通りには飲食店や様々なお店が並びますが、ふと見ると必ずといっていいほど路地があり、そこには人々の普通の生活が息づいています。
中でも「神農街」は、戦前の日本統治時代の街並みがや清代の面影が残り、ノスタルジックな雰囲気が人気。
夜になると提灯の灯りがともり、昼間とはまた違った雰囲気が楽しめます。
細い通りの両側には、古民家を改装したカフェや、おしゃれな雑貨屋さんが並びます。
レトロ可愛い台湾雑貨は見ているだけでも楽しくて、ついつい時間を忘れてしまいそう。
神農街には、小さな廟「金華府」や、道教寺院の「三協境全台開基薬王廟」などもあるので、地元の人たちに交じってお参りしてみるのも良いですね。
住所 : 700 台湾 Tainan City, West Central District, 神農街58-1號
マップ : Googleマップ
アクセス : 「神農街水仙宮」バス停より徒歩すぐ
電話番号 : 店舗により異なる
定休日 : 店舗により異なる
営業時間 :
明治16年、山口県に生まれた林方一氏は、子供の頃に両親を亡くし様々な仕事を経験した苦労人。
明治45年に台湾に渡り、小さな商店を開きました。
このお店が成功し、その後二つの店舗を開業、4つの会社への投資などで得た資金で、昭和7年(1932年)に、当時台南1の目抜き通りだった末広通りに、「ハヤシ百貨店」をオープンさせました。
当時の最先端を集めた建物は、台南で1番高い鉄筋コンクリート造りの6階建てで、近代的なエレベーターや手動式のシャッターを備えていました。
敗戦後は廃業となり、製塩公社や軍、警察の施設に流用されましたが、1980年代には空きビルに。
1998年に建物が台南市の市定古跡に認定されたことによって、アメリカ軍に空爆された跡が残る外壁や、当時の床材の一部などを残して創業当時の姿を再現し、2013年に修復工事が完成しました。
台南市政府文化局により経営運営業者が公募され、2014年6月に地元企業の特産品販売施設としての「林百貨」がオープンしました。
店内には、伝統工芸品や雑貨など、レトロ可愛い商品が売られていて、好きな方にはたまりません。
台南でおしゃれなお土産を探している方におすすめです。
また、屋上には創業当時にあった稲荷神社の祠と鳥居があります。
ご神体は終戦後に撤去されているので、記念のモニュメントのような存在。
屋上は台南市街を見渡せる絶好の展望スポットなので、ぜひ行ってみてください。
住所 : No. 63號, Section 2, Zhongyi Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +886 6 221 3000
定休日 : なし
営業時間 : 11:00~21:00
公式サイト : 林百貨
台湾の各都市に必ずといっていいほど存在するのが夜市。
台北市の士林夜市、饒河街夜市や、高雄市の六合観光夜市などは規模も大きく有名です。
台南には4つの有名な夜市があり、開催曜日が決められていて、毎日この4つの夜市のどこかが開催されているという仕組みになっています。
ちなみに、台南最大級の「花園夜市」は木曜日、土曜日、日曜日。
台南駅の東側に位置する「大東夜市」は、月曜日、火曜日、金曜日。
台南で一番古い夜市「武聖夜市」は水曜日と土曜日。
そして、ローカル色が強く、小さ目な夜市「小北成功夜市」は火曜日と金曜日に開催しています。
もし一晩しか夜市に行けないのならば、台南で一番規模が大きく人気がある「花園夜市」がおすすめです。
日暮れ頃からトラックで屋台が搬入されはじめ、暗くなった頃には所狭しと食べ物の屋台を中心に、洋服や雑貨の露店、昔懐かしいタイプのゲームコーナーなどが並びます。
花園夜市の人気グルメは、「蚵仔煎」という牡蠣入りオムレツ。
片栗粉の生地に、卵、レタス、もやし、そして小ぶりの牡蠣が数個入っていて、ニンニクが効いた甘じょっぱいタレがかかっています。
屋台グルメは、手がべたべたになる物が多いので、ウェットティッシュは必携。
治安が良い台南ですが、混んでいる場所では貴重品に注意してくださいね。
住所 : No. 533號, Section 3, Hai'an Rd, North District, Tainan City, 台湾 704
マップ : Googleマップ
アクセス : 台鉄台南駅から11番か0番のバスで「花園夜市」下車、タクシーで10分程度
営業時間 : 木曜日、土曜日、日曜日の夕方5時くらいから夜中まで
台北から日帰りで訪れるので時間がない、または一泊しか時間が取れないから効率よく巡りたい、観光名所は日本語ガイドの解説を聞きながら楽しみたい。
そんな方におすすめなのが、台南発着のオプショナルツアーです。
ツアー名: 【貸切】台南の定番スポットを巡る決定版!赤崁楼+天后宮+林百貨+安平+孔子廟+神農街 人気店「台南度小月」の担仔麺ランチ付き<1日/台南発/日本語ガイド>
予約サイト: VELTRA
専用車で日本語ガイドとともに周るので、時間の無駄がないだけではなく、定番をしっかり押さえているのがポイント。
台南グルメでご紹介する人気店「度小月」の担仔麺のランチ付きです。
観光スポットでの解説はもちろん、道中も台南についての案内や、質問にも答えてくれるので、台南をより一層身近に感じられますね。
ツアー名: 【貸切】台南と高雄を1日で巡る欲張りプラン!安平+赤崁楼+孔子廟と高雄のSNS映えスポット龍虎塔+美麗島<台南発/高雄お送り/1日/日本語ドライバー>
予約サイト: VELTRA
こちらは、台南を出発し、台南での観光のあと高雄に向かい、観光をしてから高雄で解散というプラン。
台南初日にツアーに含まれていない場所や食べ歩きを楽しみ、翌日にツアーに参加して台南と高雄の観光、その翌日に高雄のまだ見ていない場所や食べ歩きを楽しむというプランはいかがでしょうか。
台南はグルメの街として知られており、「食は台南にあり」という言葉があるほど。
台湾にハマった人が、台北を訪れるうちに台南グルメの噂を聞いて、次に小旅行として台南を訪れるというパターンが多めです。
台南グルメのほとんどは、小吃(シャオチー)と呼ばれる屋台や食堂のようなお店で出される軽食的な一品。
さっと食べれる物が多いので、食べ歩きも楽しめます。
台北の料理は意外とあっさり薄味が多いのですが、台南グルメは味が濃いめで、味付けに深みがあり、甘じょっぱい系やニンニクたっぷり系が多いのも特徴です。
台南名物と言えば必ず名前が挙がる「牛肉湯」。
台南には台湾最大規模の屠殺場があることから新鮮な牛肉が流通するので、牛肉を使った料理が人気です。
「牛肉湯」は牛スープの中に新鮮な牛肉の赤身が入った料理で、主に台南周辺で食べられているご当地グルメ。
一般的には朝ごはんとして食べられています。
牛スープは意外にあっさりとしているため、朝からでも大丈夫。
中に入る牛肉の赤身は薄切りで噛み応えを残しつつ、するりと食べられる美味しさです。
煮込むのではなく、生のお肉に熱々のスープをかけてちょっとレアな状態でいただきます。
有名店では朝5時の開店に行列ができて、9時までに売り切れてしまうこともあるというから驚きです。
台南を離れるとほぼ見なくなる料理なので、台南滞在中にぜひ食べておきましょう。
観光スポットでご紹介した安平古堡、安平樹屋などがある安平地区にある「文章牛肉湯」は、在住日本人にも人気のお店。
写真のローカル感たっぷりの店舗は老店(本店)で、常に行列ができています。
2022年には新店がオープンし、行列はかなり緩和されました。
スープ類を注文すると白飯、豬肉燥飯、牛肉燥飯のいずれかが1杯無料で付いてきます。
まずはそのまま食べて、後半はほんのり赤さが残った牛肉を取り出して、卓上に置いてある細切り生姜やタレにつけてご飯と一緒に食べてみましょう。
新鮮な牛肉は噛み応えもあり、赤身の美味しさをしっかり感じられます。
朝食後、そのまま安平地区の観光に行き、後ほどご紹介する「同記安平豆花」でおやつタイムに美味しい豆花を食べるコースはいかがでしょうか。
住所 : No. 300號, Anping Rd, Anping District, Tainan City, 台湾 708
マップ : Googleマップ
アクセス : 台南駅からタクシーで約15分
電話番号 : +886 6 228 4626
定休日 : 月曜の12:00~火曜の10:30まで
営業時間 : 16:30~翌14:00(第2・3日曜は~20:30まで)
予算 : ~1,000円
台南発祥の「担仔麺」は、その昔、売り子が具材から調理用具など一式を「担子(天秤棒)」を担いで売り歩いていた事から名付けられた麺料理。
現在では台北をはじめ、台湾全土で食べられていますが、本場台南の美味しさにはかなわないと言われています。
柔らかめの麺に、肉や海老でとったスープ、トッピングされるのは豚そぼろ、海老、パクチー、もやし、ニラ、にんにくなど。
お店によってスープの味わい、トッピングなどが違うので、現地の人でも好みのお店が分かれます。
小さな丼に入っているので、おやつ感覚で小腹がすいた時に食べるのに最適。
気に入った方は、台南の有名店を食べ歩いてみるのも良いですね。
台北にも支店がある有名店、「度小月担仔麺」の本店は台南にあります。
人気スポットの「林百貨店」に近いので、買い物と合わせて、おやつに食べるのがおすすめです。
創業1895年という長い歴史を持つ「度小月」という店名には、小月を過ごすという意味があります。
台南の沿海に住む漁業を生業としていた人々は、毎年7〜8月の台風シーズンは漁に出れない閑散期を「小月」と呼んでいました。
この苦しい小月を乗り切るために、売り始めたのが担仔麺だったので、店名を「度小月」と付けたと言われています。
店内には屋台をイメージした一角が設けられ、手際よく作られているのを見ることもできます。
トッピングは、ニンニクが効いた豚そぼろに、茹で海老、パクチー、おろしニンニク。
パクチーとニンニクは入れても大丈夫かちゃんと聞いてくれます。
お茶碗サイズの小と、少し大きなサイズの大がありますが、大でも日本のラーメン丼よりは小さめ。
ランチや夕食にするのならば、大サイズと空心菜や、海老と野菜炒めなどのサイドを頼めば、お腹いっぱいになります。
食べ歩きが目的ならば、小サイズにとどめておきましょう。
住所 : No. 16號, Jhongjheng Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
マップ : Googleマップ
アクセス : 台南駅より徒歩15分
電話番号 : +886 6 223 1744
定休日 : なし
営業時間 : 11:00~21:30(L.O.20:50)
予算 : ~1,000円
キャッシュレス決済 : 不可
公式サイト : 度小月
台南名物「蝦仁飯」は、味付けしたご飯にプリプリの赤海老がのったご飯。
かつお出汁、甘い醤油、ラードがまぜたつゆだく状態のご飯に、赤海老とネギがトッピングされています。
見ためはチャーハンのようですが、炒めていないのでチャーハンでなく、具を後乗せするので、炊き込みご飯とも違った味わい。
こぶりな丼なので量は少な目ですが、ラードを使って炒めているので、意外に腹持ちします。
台南の有名店と言えば、「矮仔成蝦仁飯」と「集品蝦仁飯」。
どちらも「海安路」という大通り沿いの道を挟んで2~3分という距離に位置しています。
地元の人でも好みが分かれるというので、興味があれば食べ比べてみても良いですね。
トッピングに、濃厚な味の鴨の玉子をのせるのが地元流。
海苔のスープやかきたまスープ、ハマグリのスープなど、スープも一緒に頼むと油っぽさが中和されるのでおすすめです。
観光スポットでご紹介した「神農街」から近いため、観光と合わせたランチにいかがでしょうか。
住所 : No. 66號, Section 1, Hai'an Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
マップ : Googleマップ
アクセス : 台南駅からタクシーで10分
電話番号 : +886 6 220 1897
定休日 : 火曜(その他不定休もあり)
営業時間 : 8:30~19:30
予算 : ~1,000円
住所 : No. 107號, Section 1, Hai'an Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
マップ : Googleマップ
アクセス : 台南駅より車で12分、徒歩35分
電話番号 : +886 6 226 3929
定休日 : 不定休
営業時間 : 9:30~21:00
予算 : ~1,000円
サバヒーは淡白な白身魚で、英語ではミルクフィッシュと呼ばれています。
東南アジアを中心に、世界各地で養殖が行われていますが、中でも台南は世界上位の漁獲量を誇り、大衆魚として人気があります。
台南や高雄には、サバヒー料理の専門店、サバヒー粥の専門店などもあり、地元の人で賑わっています。
傷みやすい魚なので、早朝に魚市場で買い付けたものを、午前中に食べる習慣があり、お粥やハラミ焼きなどでいただくのが一般的。
川魚のような匂いがあるので、好みは分かれるところ。
お腹周りにたっぷりの脂肪分があり、独特の食感が楽しめます。
まずはお粥から、気に入ったらハラミ焼きなどで、サバヒーをじっくり味わってみてください。
台南のサバヒー粥店で必ず名前があがるのが「阿堂鹹粥」。
サバヒーの鮮度を大切に、目の前でさばいて調理しているので、支店は設けず、こちらの店舗のみで営業しています。
店内飲食の場合は、自分で空いている席を見つけて、席に置いてあるオーダー用紙に記入をしてから先に会計を済ませるというスタイル。
混雑時には皆さんどんどん相席して座っていくので、頑張って席取りをしましょう。
サバヒーの身にサワラ、小さな牡蠣などが入った「綜合鹹粥」をオーダーしましょう。
魚の出汁がしっかり効いていて、サバヒーの身もたっぷり。
台湾ではおなじみの、油條という揚げパンを浸しながら食べるのが地元流です。
サバヒーの大きなハラミがのった「魚肚鹹粥」は地元民に人気のメニュー。
ハラミは脂がのっていて、独特の食感が楽しめます。
住所 : No. 728, Section 1, Ximen Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
マップ : Googleマップ
アクセス : 台南駅より車で12分、徒歩30分
電話番号 : +886 6 213 2572
定休日 : 火曜日
営業時間 : 6:00~13:00
予算 : ~1,000円
台南はマンゴーを筆頭にフルーツの名産地。
台南市郊外の玉井では、愛文マンゴー、金煌マンゴー、玉林マンゴー、海頓マンゴー、凱特マンゴー、玉文マンゴーなどなど、様々なマンゴーの栽培が盛んに行われています。
玉井には、観光客もマンゴー摘みが楽しめる農園があるほどです。
日本へは生のマンゴーの持ち込みはできないので、現地でしっかり味わって、お土産にドライマンゴーを買って帰りましょう。
台南のマンゴーの季節は、5月から9月までと品種によって若干ずれがあります。
ほとんどの品種が勢揃いするのが6月~8月なので、マンゴー好きならこの時期が狙い目で、食べ比べも楽しめます。
台南の3大人気フルーツ店の一つ「台南裕成水果店」。
いつも地元の人と観光客で賑わっている人気店です。
店頭には新鮮なフルーツが並べられ、甘い香りを漂わせています。
メインメニューはフルーツジュース、フルーツジュース+ミルク、カットフルーツ、かき氷など。
深夜1時までオープンしているので、食べ歩きの締めくくりに最適です。
台湾と言えば「マンゴーかき氷」というほど定番になっているメニュー。
「台南裕成水果店」では愛文マンゴーの旬の夏季(例年6月~8月)にしか販売していません。
マンゴージュースで作ったかき氷に、たっぷりの愛文マンゴー、刻んだナタデココ、マンゴーシロップ、練乳。
冬に訪れたなら、山盛りイチゴのかき氷が楽しめます。
住所 : No. 122號, Section 1, Minsheng Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
マップ : Googleマップ
アクセス : 台南駅より車で10分
電話番号 : +886 6 229 6196
定休日 : 月曜日
営業時間 : 12:00~翌1:00
予算 : ~1,000円
豆花(トゥーファー)は、豆乳を固めて作ったお豆腐のような食感のスイーツ。
中国発祥で、香港やベトナムでも親しまれています。
場所によって食べ方は様々で、例えば発祥の地である中国の北部では、鶏ガラベースのスープに入った塩辛い豆花。
中国南部では辛いスープに入った豆花が一般的です。
台湾や香港ではスイーツとして食べるので、甘いシロップをかけて、サツマイモ、フルーツ、タピオカ、小豆、ピーナッツなどをトッピングしていただきます。
冬には生姜が入った温かいシロップをかけて、温スイーツとして食べるのも人気。
絹ごし豆腐よりも柔らかく、フルフルとした食感は、一度食べたら病みつきになる人続出です。
台南で豆花といえば、1970年創業の「同記安平豆花」。
同じ安平内に1店舗、台南中心地に2店舗、高雄にも支店がありますが、台北にはないので、わざわざ台北から訪れる人もいるという人気店。
店内飲食と、テイクアウト用のレジが分かれていて、店内で食べる場合は「内用區」と書かれたレジに並び、会計をして豆花を受け取ってから席に着くシステムです。
豆花は、白豆花(普通の豆花)、竹炭黒豆花(竹炭入り黒豆)、香濃鮮奶豆花(白豆+牛乳)の3種類。
これに、紅豆(あずき)、緑豆(みどり豆)、珍珠(タピオカ)、檸檬(レモンシロップ)から2つのトッピングが選べます。
「同記安平豆花」の豆花は、豆の風味がしっかりしていて、舌触りも滑らか。
白豆花とレモンシロップの組み合わせは、レモンの風味が爽やかで美味しいと評判なので、ぜひ試してみてください。
住所 : No. 433, Anbei Rd, Anping District, Tainan City, 台湾 708
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +886 6 391 5385
定休日 : なし
営業時間 : 9:00~23:00
公式サイト : 同記安平豆花
台北から新幹線を利用すれば日帰りも可能な距離ですが、やはり最短でも1泊、できれば2泊はしてゆっくり観光とグルメを楽しんでいただきたいところ。
台南にはゲストルーム的な小さな宿から豪華ホテルまで、様々なタイプのホテルが揃っています。
台北に比べると2~3割は安いと言われているので、せっかくならば高級ホテルに泊まってみましょう。
普段の旅行では格安ホテルが定宿という方も、同じ料金でワンランク上のホテルに泊まれるチャンスです。
台南駅前の百貨店、「遠東百貨店」に隣接する「シャングリ・ラ ファーイースタンプラザ ホテル 台南」は、旅行通の間では、世界一安いシャングリ・ラホテルとして旅好きの間で知られるホテルです。
高い建物が少ない台南では高層と言える38階建ての建物は、遠くからでもすぐわかるランドマーク的な存在。
台南駅前、百貨店直結という便利すぎる立地に、百貨店内にはフードコートも入っているので、食事に困ることはありません。
台南駅の裏手にあたるので、主な観光スポットに行くにはホテルが運行している市内巡回バスを利用するのが便利です。
客室は全331室。
スタンダードルームでも39㎡あり、デラックスルームからは50㎡と広々としています。
無料Wi-Fi、薄型テレビ、デスク、セーフティーボックス、ミニバー、電気ケトル、無料ボトルウォーター、バスローブ、スリッパ、バスアメニティ、レインフォールシャワー、選べるピローメニューなど、設備やアメニティもしっかり揃っているのは、さすが5つ星ホテル。
ワンランク上の滞在が楽しめるのが「ホライズンクラブ」。
24階のラウンジにてチェックイン、チェックアウトができ、朝食をはじめ、コーヒー、紅茶、ジュース、ソフトドリンクなどのリフレッシュメント、イブニングカクテルタイムなどのサービスも充実しています。
イブニングカクテルタイムには、軽食やホットミールも提供されるので、夕食代わりにもなりますね。
住所 : 701 台湾 Tainan City, East District, 大學路西段89號
マップ : Googleマップ
アクセス : 台南駅から徒歩1分
電話番号 : +886 6 702 8888
営業時間 : チェックイン15:00~/チェックアウト ~12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
台南で1番キッズフレンドリーなホテルと言われる「 ホテル COZZI 西門 台南」。
ロビー階には広々としたキッズスペースがあり、ボールプールや砂場、子供用のミニ列車や電動車などがあり、家族連れに大好評です。
宿泊客専用のラウンジでは、無料のコーヒーやお茶、Wi-Fi、デスクトップコンピューター、新聞、ガイドブック、55インチテレビ、ボードゲームなどが用意されていて、ゆったりとくつろぐことができます。
客室は全220室。
グレーと木目を基調としたデザインに大きな窓、シンプルで落ち着いた雰囲気の客室は、広々としているくつろぎ空間。
全室バスタブ付きなので、ゆっくり湯船につかって疲れを取ることができます。
全室ウォシュレット付きなのも嬉しいポイントです。
家族連れに人気があるのは、カートゥーン ネットワークの3つの人気番組、アドベンチャー・タイム、パワーパフ ガールズ、ぼくらベアベアーズに出会えるコンセプトルーム。
計18種類の可愛い壁紙が出迎えてくれます。(テーマの指定はできません)
リクエストをすれば、ベビーベッドとベビーバスも用意してくれますよ。
住所 : No. 658之2號, Section 1, Ximen Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 70051
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +886 6 702 6699
営業時間 : チェックイン 16:00~翌0:00/チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com Trip.com
台湾最大のホテルチェーンのシルクスホテルグループのホテル「シルクプレイス台南」は、2014年開業の、5つ星ホテルです。
「新光三越新天地デパート」に隣接する便利な立地です。
台南グルメでご紹介した海老飯やサバヒー粥の有名店も徒歩圏内なので、食べ歩きにも便利。
館内には、4つのレストラン、バー、屋外プール、フィットネスセンター、キッズクラブ、ウェディング会場、会議室などがあり、充実したホテルステイが楽しめます。
客室は全255室。
一般フロアと、エグゼクティブとスイーツのシルクスフロアがあり、全部で10タイプのお部屋が用意されています。
明るくナチュラルテイストな客室は、全室バスタブ付き、ウォシュレット完備。
ワンランク上のシルクスフロアに滞在すると、専用デスクでのチェックイン、チエックアウト、洋食ビュッフェの朝食、コーヒー、お茶、クッキーのサービス、ハッピーアワーの飲み物とオードブル、各種雑誌と新聞、スーツまたはドレス一着のプレスと靴磨きなど様々な特典が楽しめます。
お得なプランも用意されているので、ホテル予約サイトからチェックしてみてください。
住所 : No. 1號, Heyi Rd, West Central District, Tainan City, 台湾 700
マップ : Googleマップ
アクセス : 「小西門站」バス停より徒歩すぐ
電話番号 : +886 6 213 6290
営業時間 : チェックイン 16:00~/チェックアウト ~12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com Trip.com
台南のおすすめ観光スポット、グルメ、ホテルをご紹介しました。
台北からのアクセスも良く、ちょうどよいミニトリップが楽しめるので、台湾好きならぜひ一度訪れてみてください。
まるで昔の日本を訪れたかのような、ちょっと懐かしい気持ちになれることでしょう。
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最終更新日 : 2024/03/14
公開日 : 2024/03/14