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ベルリンの定番観光地15選!芸術、科学、歴史、政治の世界都市





ドイツの首都ベルリンは、ドイツ東部に位置し、日本から向かうと飛行機を乗り継いで約12時間のフライトとなります。

貴族による統治、東西分断などによる歴史の深さや、世界有数のコレクション数を誇る数多くの博物館、歴史的建造物、科学、文化。
それらに触れようと、毎年多くの観光客やビジネス客がベルリンを訪れています。

様々な分野において国際的な中心都市と名高いベルリンですが、本記事では数多くの観光名所の中からおすすめスポットや、滞在に便利なホテルを厳選してご紹介します。

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【目次】ベルリンの定番観光地15選!芸術、科学、歴史、政治の世界都市

 

 

ベルリンの基本情報

治安

時差

気温とベストシーズン

ベルリンへのアクセス

<ベルリンの歴史を学べるおすすめ観光スポット>

1. ドイツの分離と東西再統一のシンボル「ブランデンブルク門(Brandenburger Tor)」

2. 市民へと開かれた議会政治の場「ドイツ連邦議会議事堂(Reichstag Building)」

3. ベルリンで最も近代的な場所「ポツダム広場(Potsdamer Platz)」

4. ”壁越え”の歴史を伝える「チェックポイントチャーリー(Checkpoint Charlie)壁博物館(Mauermuseum)」

5. 重大な変化のその後を見る「イーストサイドギャラリー(East Side Gallery)」

6. ベルリンの新旧の風景「カイザー・ヴィルヘルム記念教会(Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche)」

7. ポツダム会談の場「ツェツィリエンホーフ宮殿(Schloss Cecilienhof)」

8. 東西ベルリン分裂の歴史が学べる「ベルリンの壁記念館(Gedenkstätte Berliener Mauer)」

<大聖堂や宮殿などベルリンの定番観光スポット>

1. 音楽と祈りの場所「ベルリン大聖堂(Berliner Dom)」

2. 遺跡を丸ごと再現!?「ペルガモン博物館(Pergamonmuseum)」

3. 世界屈指のオーケストラの本拠地「ベルリン・フィルハーモニー(Berliner Philharmonie)」

4. ベルリンで最も美しい広場「ジャンダルメンマルクト(Gendarmenmarkt)」

5. ベルリンで最も美しい宮殿「シャルロッテンブルク宮殿(Schloss Charlottenburg)」

6. ベルリンのランドマーク「ベルリンテレビ塔(Fernsehturm)」

7. ポツダムで1番人気のスポット「サンスーシ宮殿(Schloss Sanssouci)」

<ベルリンのおすすめホテル>

1. ホテル アドロン ケンピンスキー(Hotel Adlon Kempinski)

2. ザ ・マンダラ ホテル(The Mandala Hotel)

3. ブライブトロイ・ホテル(Bleibtreu Hotel)

 

 

ベルリンの基本情報

 

ベルリンの基本情報

 

まず、ベルリンの治安と時差、気温とベストシーズンについて詳しくご紹介します。

ベルリン観光をより充実させるためにも、現地の基本情報を押さえてから行くようにしましょう。

 

治安

 

ベルリン 街並み 路地

 

ベルリンの治安は比較的良好ですが、  東西で治安の良し悪しが分かれます。

 

西ベルリンの方が治安は良く、東ベルリンの方はあまり良くありません。

東ベルリンは最近、カフェやクラブなどが増え、若者が多く集まっているためです。

 

特に注意したいのは、  クラブ周辺や人気の少ない通りの夜間の一人歩きです。

場所によっては夜間にドラッグの売人や酔っぱらい、浮浪者がいる地域もあるので注意してください。

 

時差

 

飛行機 ルフトハンザ

 

日本とベルリン(ドイツ)の時差は  7時間。

日本の方がベルリンより7時間進んでいます。

 

なお、  ドイツはサマータイムを導入しています。

毎年3月の最終日曜日から10月の最終日曜日までの7ヶ月間は、時差が8時間になります。

 

この期間にドイツに行く人は、時差が1時間違うため注意しましょう。

 

気温とベストシーズン

 

ベルリン 気候 ベストシーズン 気温

 

ベルリンの年間平均気温は  約9℃です。

平均最高気温は13℃、平均最低気温が5℃と、年間を通して気温は低い傾向にあるのが特徴です。

 

1年で最も暑くなるのは7〜8月で、平均最高気温は約22℃。

逆に最も寒いのが12〜1月で、平均気温は約-2℃と日本より寒くなります。

 

観光のベストシーズンは、  暖かさが感じられる6~9月頃。

服装は夏服で構いませんが、朝晩は冷えることもあります。

そのため、薄手のカーディガンのような羽織るものを持っていくと良いでしょう。

 

6~9月頃は雨が少ないだけでなく、21時を過ぎても明るいので、遅い時間まで観光を楽しめるメリットがありますよ。

10月頃から肌寒くなるため、長袖やコートなどを持っていきましょう。

 

 

ベルリンへのアクセス

 

ベルリンへのアクセス

 

日本からベルリンまでは、  直行便がないため乗り継いで行く必要があります。

 

ベルリンに行くには、  フランクフルト  や  ミュンヘン  などの都市やヨーロッパ諸国を経由します。

 

所要時間は、  フランクフルトフルトやミュンヘンなどの都市で乗り継ぐ場合は約13~14時間。

ヨーロッパを経由して行く場合の所要時間もほぼ同じくらいですが、乗り継ぎ回数によっても変わります。

 

また、フランクフルトやミュンヘンから飛行機ではなく、列車やバスなどで移動することも可能です。

その場合は、飛行機より時間がかかることを念頭に入れておきましょう。

 

テーゲル空港

 

ベルリンには、  ベルリン・テーゲル空港とベルリン・シェーネフェルト空港 の2つの空港があります。

 

あと数年のうちに統合されるとの話もありますが、現状ではどちらの空港を利用するにしてもバスやタクシー、鉄道など移動手段は豊富にあるので、観光地に向かうのに困ることはあまり無いでしょう。

効率よく巡れば2〜3泊でも十分回りきれるはずです。

 

 


<ベルリンの歴史を学べるおすすめ観光スポット>

 

ベルリンといえば、冷戦時代の東西分裂の歴史を色濃く残す街。

一見美しい建物でも、その中には戦禍と分断の歴史が刻まれており、これからの未来や平和について考える良いきっかけになるはずです。

 

なお、ここで取り上げる観光スポットはミッテ区にあるものが多いため、旅程を立てやすいでしょう。

 

1. ドイツの分離と東西再統一のシンボル「ブランデンブルク門(Brandenburger Tor)」

 

ブランデンブルク門

 

ブランデンブルク門は18世紀後半に建てられたもので、高さは26m、幅は65.5m、奥行きは11mの、砂岩でできた古典主義様式の造りとなっています。

ギリシャのアテネにあるアクロポリス神殿の入口門をモデルにしており、門の上部にある像は勝利の女神であるヴィクトリア。

 

ベルリンはかつて星型要塞に囲まれた城郭都市でしたが、市街地の要塞外への拡大と軍事的価値の減少に伴い、1734年にプロイセン王フリードリヒ・ヴィルヘルム1世は要塞の廃止を命じました。

その代わりに、市街地全体を大きく取り囲むようにベルリン税関壁が設けられたのです。

 

ベルリンから各地に向かう街道と壁が交差するところには、最初に14か所(のちに18か所)の関税門が設けられ、ブランデンブルク門も関税門のひとつでした。

1868年に税関壁の取り壊しとともに門も多くが姿を消していく中、ブランデンブルク門はそのまま残されました。

 

ブランデンブルク門

 

第二次世界大戦を経て、時は冷戦時代へと突入すると、東ベルリンと西ベルリンとの境界線が門のすぐ西側に引かれ、ブランデンブルク門は東ベルリン側になります。

それでも門を通っての東西ベルリンの往来は活発でした。

 

しかし、1961年に東ドイツが国民流出を防ぐためベルリンの境界線を封鎖し、後に「ベルリンの壁」と呼ばれる壁を建設すると、門の前を壁が通る形となったため、門は東ベルリン西端の行き止まりとなり通行できなくなりました。

 

そして、再び門が開いたのは壁の崩壊時、壁が建設されてから実に28年後の1989年のことでした。

 

ベルリンの壁は崩壊し、再び門の下を通行できるようになります。

その時は多くの東西ベルリン市民が壁を乗り越えていきました。

今日ではドイツのユーロ硬貨の裏面にも彫られており、現在誰もが通ることのできるこの門は、ドイツ再統一の証となっています。

 

ベルリンを旅行するとなると、こういった東西分断時の名残が随所で見られます。

ブランデンブルク門へはテーゲル空港からバスで向かうこともできますし、ブランデンブルク門駅(Bahnhof Brandenburger Tor)まで着ければ門は徒歩ですぐ。

 

ベルリンの旅の出発地点としてはうってつけではないでしょうか。

 

ブランデンブルク門


住所 : Pariser Platz, 10117 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Sバーン1・2・25、Uバーン55号線ブランデンブルクトアー(Brandenburger Tor)駅

公式サイト : ブランデンブルク門

 

2. 市民へと開かれた議会政治の場「ドイツ連邦議会議事堂(Reichstag Building)」

 

ドイツ連邦議会議事堂

 

ドイツの国会に相当する建物が、この連邦議会議事堂です。

 

ドイツ帝国時代の呼び名は”ライヒスターク”。

首都ベルリン・ミッテ区にある議事堂で、現在では”ブンデスターク”と呼ばれています。

 

ブランデンブルク門からベルリン中央駅(Berlin Hauptbahnhof)に行く途中にあります。

 

ベルリンを代表する現代建築の1つで、歴史的な趣を感じる建物の屋上にある高さ23mのガラスドームが有名。

中はらせん状になったスロープを上りながら見学でき、シャープなデザインと屋上からの眺めの良さで人気のスポットです。

 

ベルリンの基本情報

 

議事堂頂上のガラスドーム中は、見学者のための通路がめぐらされており、屋上からはベルリン市街が一望でき、眼下に議場がのぞけるようになっています。

また、ガラス張りの議場にも上のドームから天然光が降り注ぎ、石造建築の屋内にも関わらず開放感があり、常に明るい光で満たすよう設計されているのだそう。

 

国会議事堂内部は明快で簡素な現代風オフィスとなっており、広い壁面を利用し現代美術家の作品も各所に展示され、美術館のようになっています。

「環境に配慮し文化的で、市民に開放された今日のドイツ政治」というイメージを議事堂によってアピールしている、まさにベルリン観光の目玉と言えるでしょう。

 

国会議事堂

 

1871年に統一ドイツが誕生して以来、国会(ライヒスターク)は既存の建物を転々としながら開催されていました。

後に新しい国会議事堂の必要性が叫ばれ、その場所としてベルリン市街地の西にある国王広場(ケーニヒスプラッツ、現在の共和国広場)の東側が選定されましたが、予定地の買収が進まず、巨額の費用もかかる事から建設計画は一時宙に浮きます。

 

1881年にようやく議会は予定地の買収を決め、1884年になって最初の礎石を皇帝が置き建設が始まります。

 

そして、10年の歳月をかけて1894年に完成しました。

当時は建物頂上の鉄とガラスのドームは最先端技術の粋と言われていたそうです。

 

議事堂は1度不審火によって炎上してしまいましたが、1999年に修復され、現在は入場無料で一般公開されています。

そのため、入場待ちの長い列ができていることもしばしば。

 

見学は事前に  HP  で予約もできるので、申し込んでおくことをおすすめします。

 

ドイツ連邦議会議事堂


住所 : Platz der Republik 1, 11011 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Uバーン55号線ブンデスタグ(Bundestag)駅から徒歩3分

定休日 : 12/24・12/31 ~16:00

営業時間 : 8:00~24:00(最終入場~22:00)

公式サイト : ドイツ連邦議会議事堂

 

3. ベルリンで最も近代的な場所「ポツダム広場(Potsdamer Platz)」

 

 

ポツダム広場は、ドイツの首都ベルリンのミッテ区にある主要な広場で、かつて戦争で徹底的に破壊された場所でした。

 

1989年にベルリンの壁が崩壊すると、1990年7月には東・西ドイツ分断終結を記念する巨大なチャリティーコンサートが空っぽのポツダム広場で開かれます。

1990年以降、広場はベルリンの中心部からすぐという魅力的な場所ということもあり注目を集め、ベルリン市はこの地域を4分割し、それぞれ再開発を始めました。

 

現在数々の近代建築物が立ち並ぶポツダム広場ですが、その中でもガラスと鉄からできた軽快な一枚岩のソニーセンターは、ベルリンにおける近代建築の最高峰の一つだとみなされています。

 

ソニーセンターは、戦前のベルリンを代表するホテル「エスプラナーデ」に残されていたカイザーザール(皇帝の間)を取り込むかたちで保存しており、現在はレストランとして利用されています。

 

今では1日に7万人がポツダム広場を訪れ、ほぼ終日人で溢れており、旅行者にとっては必ず行くべき場所にであると同時に、ベルリン市民にとっても最高のショッピングエリアとなりました。

 

現在では3つの映画館と1つの映画学校、1つの映画博物館の40ヶ所のスクリーンがあり、2000年からは2月にベルリン国際映画祭が開かれています。

 

 

ポツダム広場の観光はポツダマー通りの南側(通称ダイムラーシティ)のエリアから始めるのが良いでしょう。

ショッピングセンターやデザインホテル、劇場などが並ぶ中にカラフルな現代アートのオブジェが置かれています。

 

その後はポツダマー通り北側のソニーセンターへ。

噴水を中心に、レストランやカフェ、映画館などの施設もありショッピング、食事、エンターテイメントを楽しむ場所として最高の場所と言えます。

 

ポツダム広場


住所 : Potsdamer Platz 10785 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Sバーン1・2・25、Uバーン2号線ポツダム広場(Potsdamer Platz)駅からすぐ

公式サイト : ポツダム広場

 

4. ”壁越え”の歴史を伝える「チェックポイントチャーリー(Checkpoint Charlie)壁博物館(Mauermuseum)」

 

チェックポイントチャーリー

 

チェックポイント・チャーリー(Checkpoint Charlie)は、第二次世界大戦後の冷戦期においてドイツ・ベルリンが東西に分断されていた時代に、同市内の東西境界線上に置かれていた国境検問所のことです。

1945年から1990年まで存在し、ベルリンの壁と並ぶ東西分断の象徴として、また一部の東ドイツ市民にとっては自由への窓口として、冷戦のシンボルのように捉えられていました。

 

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、ジョン・ル・カレなどのスパイ小説や映画にもたびたび登場していますよね。

パッと見はただのプレハブ小屋ですが、分断時代においては東西ドイツを結ぶ唯一の検問所だった場所なんです。

 

冷戦後に1度は撤去されたものの、現在は復元されており、記念撮影のサービスもある人気の観光スポットとなっています。

過去には検問所を舞台とした事件も数多くあり、ベルリンの壁にまつわるドラマの数々とともに、検問所跡地のすぐ隣にある壁博物館に展示されています。

 

 

チェックポイント・チャーリー博物館(壁博物館とも言う)は1963年に開館した民間の博物館です。

 

自動車・飛行船・潜水艦・トンネルなどを使って壁を越え西側に逃亡しようとした人々の紹介のほか、ドイツ分断の歴史やベルリンの壁についての資料を数多く展示しています。

2007年には85万人が来訪するなど、ベルリンの中でも最も来訪者の多い博物館の一つとして知られているんです。

 

名前は、ベルリンの壁にあった検問所チェックポイント・チャーリーにちなんだもの。

東ドイツの将軍だったカール=ハインツ・ホフマンが「世界で最も安全な国境」と表現し、東西ベルリン間の国境について記録するために作られたものです。

 

東ドイツから脱出を試みて成功した人たちの写真やその記録、また脱出に使用された装置、熱気球、検問をくぐり抜けた車、トンネル、ミニ潜水艦などが展示されています。

 

展示を見て歩けば、「嘘でしょ!?こんなことまで?」と驚きを隠せないほど様々な方法で脱出を試みていたこと、ソファ、トランク、ボートの中などあらゆる方法で気付かれないように潜入をしていた様子が見て取れます。

 

成功者がいた一方で、多くの犠牲者が失敗し、命を落としている。

当時の人々はどのような気持ちでこの境界線を渡ったのか、そんな彼らの当時の様子をご覧になるのは決して無駄ではないはずです。

 

チェックポイントチャーリー


住所 :  Friedrichstraße 43-45 10969 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Uバーン6号線コッホ通り(Kochstrasse)駅からすぐ

定休日 : 無休

営業時間 : 9:00~22:00

料金 : 大人17.50ユーロ、学生11.50ユーロ、6歳以下無料

公式サイト : チェックポイントチャーリー

 

5. 重大な変化のその後を見る「イーストサイドギャラリー(East Side Gallery)」

 

イーストギャラリー

 

ベルリンの壁を見るとなれば、ここは定番ではないでしょうか。

イーストサイドギャラリーは、イーストバーンホフ駅とヴァルシャウアー シュトラーセ駅の間にあります。

 

シュプレー川沿いに現存する最長のベルリンの壁1.3kmの壁の東側に、世界各国のアーティスト118人が絵画を描き、文化財として保存されているオープンギャラリーです。

 

ベルリン イーストギャラリー

 

かの有名な旧ソ連のブレジネフ書記長と旧東ドイツのホーネッカー書記長のキスをしている戯画が描かれているのはこの場所のこと。

描かれた作品はユーモラスなものもあれば、深く考えさせられるものもあり、とても見応えがあります。

 

イーストギャラリー

 

けど、アレ…?壁少し低くないかな?それでも越えられなかったの?  と感じることがあるかもしれませんが、実はベルリンの壁は1枚ではなく二重構造だったんです。

1つの壁を越えたからと言って、そこは西側ではなく、数十メートル先にもう1枚壁があったのだそう。

 

しかも、その間には番犬が放してあったり、地雷が仕掛けられてたり、有刺鉄線もあり、もちろん見張りの兵士もいる。

そのベルリンの壁を越えて西側へ逃れるということは、まさに命がけでした。

 

歴史の重大な変化の名残をぜひご覧になってください。

 

イーストサイドギャラリー


住所 : Bernauer Strasse、 Eberswalder Strasse、Muehlenstrasse、Potsdamer Platz

マップ : Googleマップ

アクセス : Sバーン5・7・75号線オストバーンホーフ(Ostbahnhof)駅から徒歩1分

 

※ベルリンの壁関連記事:  ベルリンの歴史に触れよう!ベルリンの壁の見どころと関連スポットを紹介

 

6. ベルリンの新旧の風景「カイザー・ヴィルヘルム記念教会(Kaiser-Wilhelm-Gedächtniskirche)」

 

カイザーヴィルヘルム記念教会

 

カイザー・ヴィルヘルム記念教会は、ドイツ・ベルリンにあるプロテスタントの教会で、”ヴィルヘルム皇帝記念教会”とも訳されます。

ベルリン動物園駅(Zoologischer Garten Bhf)の正面、約200mのところに建つ教会です。

 

この教会は、1888年に死去したドイツ皇帝ヴィルヘルム1世を追悼して、1891年の彼の誕生日3月22日に起工し1895年9月1日に落成しました。

ロマネスク様式2740m²のモザイクを含み、尖塔の高さは113m、身廊は2000人以上の座席。

 

しかし、それはかつての話で、この教会は1度ベルリンの大空襲において破壊されてしまい、現在では最低限の修復を施した上で崩れたままの姿で時計塔と美しい記念ホールとして利用されています。

 

決してあの頃の空襲の悲惨さを忘れぬようにと、広島市の原爆ドームと同様に”目に見える記憶として”ベルリンの西側に保存されているのです。

 

カイザー・ヴィルヘルム記念教会

 

なお、現在の教会は崩れた教会のすぐ横に建てられており、現在は八角形の教会堂がその機能を担っています。

新しい教会堂内にはスターリングラードの聖母と呼ばれる、木炭で描かれた聖母を見ることができます。

 

これはクルト・ロイバーが包囲下のスターリングラードでソ連赤軍の地図の裏に描いたものであり、「光・命・愛」という『ヨハネの福音書』からの言葉が書き添えられています。

彼ははソ連赤軍の捕虜となった後、1944年1月に収容所で病死し、多くの手紙を送った妻子のもとに帰ることは叶いませんでした。

 

彼の描いた聖母像は最後の手紙と一緒に息子の元に戻され、戦後に教会内に飾られ現在に至りました。

 

新しい内部の壁面は、3万3千枚の青ガラスで透き通った光に満ちた神秘的な空間が広がっています。

外から見ると青い光が漏れていて、一面青い世界の景色を見た人間には中の様子が見て取れるようです。

 

日曜の午前中はミサが行われており、参加者でなければ中に入ることはできませんが、外からガラスの扉越しに中を覗くことができます。

現在教会に分類されるこの教会ですが、連日多くの観光客が訪れる人気スポットになっています。

 

ベルリンの新と旧が隣り合うこの貴重な場所。

ぜひ観光スケジュールに入れ込むことをおすすめします。

 

カイザー・ヴィルヘルム記念教会


住所 : Breitscheidplatz, 10789 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Uバーン6号線コッホ通り(Kochstrasse)駅からすぐ

営業時間 : 12:00~18:00

料金 : 無料

公式サイト : カイザー・ヴィルヘルム記念教会

 

7. ポツダム会談の場「ツェツィリエンホーフ宮殿(Schloss Cecilienhof)」

 

 

こちらの「ツェツィリエンホーフ宮殿世界遺産」も、サンスーシ宮殿と並び「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の構成資産の1つ。

ドイツ最後の皇帝ヴィルヘルム2世が、皇太子時代に妃のツェツィリエのために造らせた宮殿です。

 

1918年にヴィルヘルム2世が亡命・退位したため、宮殿は国のものとなり、1945年ソ連軍に占領されました。

 

1945年7月17日から8月2日、アメリカ・イギリス・ソ連(当時)の首脳により、第二次世界大戦の戦後処理について話し合いが行われたポツダム会談の場として使われた事で有名になりました。

ベルリン市内は空襲による破壊が激しかったため、警備がしやすいツェツィリエンホーフ宮殿が選ばれたと言います。

 

ポツダム会談が行われた部屋や、列席したトルーマン・チャーチル・スターリンの記念写真、資料などを見ることが出来ます。

宮殿の一部はホテルとして使用され、庭園を眺めながら食事を楽しめるテラスレストランがあります。

 

ツェツィリエンホーフ宮殿


住所 : Am Neuer Garten, 14469 Potsdam

マップ : Googleマップ

アクセス :

鉄道 ポツダム中央(POTSDAM)駅から5km。
バス(692番)ツェツィリエンホーフ宮殿(SCHLOSS CECILIENHOF)停留所から徒歩3分

定休日 : 月曜、12/24、12/25、ほか一部祝日

営業時間 : 10:00~17:30(4~10月)、10:00~16:30(11~3月)

料金 : 大人10ユーロ

公式サイト : ツェツィリエンホーフ宮殿

 

8. 東西ベルリン分裂の歴史が学べる「ベルリンの壁記念館(Gedenkstätte Berliener Mauer )」

 

ベルリンの壁記念館

 

「ベルリンの壁記念館」は、分断されたドイツの資料館として、首都ベルリンの中心にあります。

1998年8月13日に一般入場できるようになったのですが、  実は1961年の同日にベルリンの壁ができ、東西が分断された因縁の日でもあるのです。

 

記念館の中には大きな壁が築かれ、東西ドイツが分断されていた当時の状況を伝えてくれます。

べルリンの壁記念館では、実際のベルリンの壁のほかに、当時壁の周りにあった施設も見学できます。

 

ベルリンの壁

 

記念館には、  最後のベルリンの壁の一部が今でも残っています。

そのほかにも、冷戦時に命を落とした人々を追悼するための「追悼記念の窓」や「監視塔」を間近で見ることができる貴重な場所です。

 

東西ドイツ分断時代の厳重な警備の様子や、ベルリンの壁が果たした役割なども垣間見れるでしょう。

 

監視塔

 

見どころの一つが「監視塔」。

一夜にして造られた大きな壁によって、多くの人が家族や友人と別れることになりました。

 

家族に会うために壁を超えて脱走を試みた人もいましたが、監視官に見つかってここで射殺された人もいました。

犠牲になった人のことを想うと、色々と考えさせられる場所でもあります。

 

ベルリンの壁記念館

 

分断されていた当時の写真と共に、何が起きたのかを英語とドイツ語で紹介されています。

日本語の説明書きはないのですが、建物や写真などから当時の悲惨さや雰囲気は伝わってくるでしょう。

 

ベルリンの壁記念館

 

イーストサイドギャラリーはアート的要素が強いですが、ベルリンの壁記念館は当時の分断時代の悲惨な歴史を間近に感じられます。

ベルリンの壁にまつわる歴史のいきさつを詳しく知りたいなら、必見のスポットです。

 

多くの人の目に触れられるようにと、 外にある展示物や壁などは全て無料で見学することができますよ。

 

また、壁の近くには、訪問者センター(Besucherzentrum)や別館の資料センター(Dokumentationszentrum)もあります。

訪問者センターでは映像や書籍、お土産などが、資料センターでは映像と写真で分断当時の歴史を知る良い機会なので、合わせて訪れてみましょう。

 

ベルリンの壁記念館


住所 : Bernauer Straße 111 , 13355 Berlin,ドイツ

マップ : Googleマップ

アクセス :

S-Bahn S1番線, S2番線, S25番線 Nordbahnhof駅から徒歩5分
U-Bahn U8番線Bernauer Straße駅から徒歩1分
トラム M 10番線 Nordbahnhof駅、またはGedenkstätte Berliner Mauer駅から徒歩1分
バス 247番線S Nordbahnhof/Gartenstr.駅から徒歩1分

電話番号 : +49 030-2537250

定休日 : なし

営業時間 : 8:00~22:00

料金 : 無料

公式サイト : ベルリンの壁記念館

 

 

<大聖堂や宮殿などベルリンの定番観光スポット>

 

歴史を感じられるスポットと合わせてベルリン観光で欠かせないのが、大聖堂や宮殿などの美しい建築物たち。

かの有名なベルリン大聖堂をはじめとして、ネオバロック様式やロココ様式といった様々な様式の建造物が集結しています。

 

また、世界的にも有名な博物館やコンサートホールも取り上げるので、アート好きさんは必見です。

 

1. 音楽と祈りの場所「ベルリン大聖堂(Berliner Dom)」

 

ベルリン大聖堂

 

鉄道を利用しベルリン中央駅(Berlin Hauptbahnhof)、ハッケンシャー・マルクト駅(Bahnhof Berlin Hackescher Markt)、ベルリン・フリードリッヒ通り駅(Bahnhof Berlin Friedrichstraße)のどちらからも徒歩で向かうことができるのがこのベルリン大聖堂。

 

ベルリンのミッテ区にあるホーエンツォレルン王家の記念教会で、ベルリン=ブランデンブルク=シュレージシェ・オーバーラウジッツ福音主義教会に属し、ルター派の礼拝を行っています。

 

街中を流れるシュプレー川沿いの  世界遺産に登録される博物館島(  ムゼウムスインゼル  ) と呼ばれる場所の一角にそびえ立ち、その美しく鮮やかな水色のドームは巨大な砂岩の壁によって支えられています。

 

ベルリン大聖堂

 

ベルリン大聖堂は、元々の教会がヴィルヘルム2世の命令によって1905年に建て替えられました。

その後、第二次世界大戦で被害を受けましたが、1993年に修復され現在の姿となります。

 

中にある聖書の「山上の説教」をモチーフにしたモザイク画は50万枚ものタイルで作られており、身廊に出ればキリストの誕生、受難、復活を描くステンドグラスが人々の目を奪います。

礼拝の時間になれば、鮮やかなパイプオルガンの音色が、よりその景色に深みを持たせてくれます。

 

ドームの高さは実に114メートルにもなり、その存在感には思わず口が開いてしまうほど。

270段の階段という決して楽ではない階段を上り天蓋部分へ出れば、博物館島を囲むシュプレー川、戦争と祈りと、音楽、芸術と共に発展してきたベルリンの街並みが一望できます。

 

ぜひご自身の足で登り、その景色をご覧になれば「ここまでやってきて良かった」と思えるに違いありません。

 

ベルリン大聖堂


住所 : Am Lustgarten, 10178 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Sバーン5・7・75号線ハッケシャー・マルクト(Hackescher Markt)駅から徒歩7分

営業時間 : 月曜~土曜は9:00~20:00 日曜、祝日は12:00~20:00 10/1~3/31までは19:00まで

料金 : 大人9ユーロ、18歳以下無料

公式サイト : ベルリン大聖堂

 

2. 遺跡を丸ごと再現!?「ペルガモン博物館(Pergamonmuseum)」

 

 

博物館島内のベルリン大聖堂の北側には、世界有数のコレクションを誇る博物館が5館集中しています。

そして、  ベルリン観光に欠かせない!博物館に興味がない人でもここだけは!  という博物館がこのペルガモン博物館です。

 

古代ギリシャや古代中東の美術品については世界有数のコレクションを誇っており、館名の由来にもなっている”ペルガモンの大祭壇”を始めとするギリシャ、ローマ、中近東のヘレニズム美術品、イスラム美術品が展示されています。

 

遺跡を館内に丸ごと再現してしまうなど、そのスケールに圧倒されることでしょう。

 

 

博物館島にはペルガモン博物館のほか、ボーデ博物館(Bodemuseum)、旧国立美術館(Alte Nationalgalerie)、旧博物館(Alte Museum)、新博物館(Neue Museum)もあります。

ペルガモン博物館で美術品に心を奪われたのであれば、その足で他の博物館を回ってみるのも良いでしょう。

 

ペルガモン博物館


住所 : Bodestrasse 1-3, 10178 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Sバーン5・7・75号線ハッケシャー・マルクト(Hackescher Markt)駅から徒歩10分

電話番号 : (49)3020905577

定休日 : 月曜日

営業時間 : 10:00~18:00 ※木曜は22:00まで

料金 : 大人12ユーロ、18歳以下無料

公式サイト : ペルガモン博物館

 

3. 世界屈指のオーケストラの本拠地「ベルリン・フィルハーモニー(Berliner Philharmonie)」

 

ベルリンフィルハーモニー

 

都合が付くなら是非鑑賞しておきたいのがベルリン・フィルハーモニー。

世界最高のオーケストラと言われ、BPh(Berliner Philharmoniker)とも略され世界中から愛されているベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の本拠地です。

 

コンサートホールはポツダム広場駅(Bahnhof Berlin Potsdamer Platz)から徒歩10分程の距離にあります。

 

残響音にまで細かく計算されて建設された五角形の施設で、ヴィンヤード型大ホールの収容人数は2,440席、室内楽ホールは1,180人。

ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の定期演奏会だけでなく、ジルベスターコンサートなどの特別演奏会も開催されています。

 

日本では数万円するチケットが、ベルリンなら数千円という価格帯なのも魅力的です。

 

ただし、演目によってはチケット当日券の入手が困難な場合もあるので、もし確実に鑑賞をしたいのであれば予め  公式HP  でチケットを確保しておくのがおすすめ。

運良く当日券が出る場合は、公演1時間前に開くアーベントカッセ(Abend Kasse)に並んで入手する方法もあるため、こまめにチェックしておきましょう。

 

BPhは1882年5月1日に設立され、平均年齢30歳未満、60人のメンバーから構成される非常に若いオーケストラでした。

ナチス・ドイツ時代にはナチス政策を批判し、ヒンデミット事件として知られるメンデルスゾーンを演奏会で取り上げたり、ユダヤ人演奏家への援助も行っていました。

 

1944年に空襲で旧フィルハーモニーが破壊されたあとも場所を変えながら演奏会を続け、傷ついたベルリン市民の希望となります。

音楽と共に発展し、復興を遂げてきたベルリンの都市とは切っても切れない縁があるのです。

 

ベルリンフィルハーモニー


住所 : Herbert-von-Karajan-Straße 1 10785 Berlin

マップ : Googleマップ

公式サイト : ベルリンフィルハーモニー

 

4. ベルリンで最も美しい広場「ジャンダルメンマルクト(Gendarmenmarkt)」

 

ジャンダルメンマルクト

 

1688年に作られたこの広場、  "その美しさはドイツだけでなくヨーロッパ随一!"  とも言われており、ドイツ大聖堂、フランス大聖堂、コンツェルトハウスの景色が相まって見事な調和を表現しています。

 

1736年から1782年の間に「ジャンダルム(憲兵)」によって利用されており、ジャンダルメン・マルクトという名称になり今に至りました。

 

ジャンダルメンマルクト

 

夏の間は広場で野外コンサートが行われ、クリスマスの時期ともなれば実に100以上ものマーケットが立ち並びます。

 

その数およそ100箇所!

期間も長く、クオリティの面でもジャンダルメンマルクトのクリスマスマーケットが1番と言われています。

 

ジャンダルメンマルクト

 

マーケットではソーセージとホットワインという定番屋台以外に巻きのオーブンで焼いたナンのようなチーズベーコンパン、たっぷりスープなど食でも十分楽しめる。

フリードリッヒ通りのイルミネーションや、この周辺でショッピングやコンサート鑑賞もできてしまう…!

 

広場周辺には、レストランやショップ、ホテルなどが数多くありますし、いずれにしろベルリンを訪れるのであれば、1度は見ておくべき場所の一つです。

 

ジャンダルメンマルクト


住所 : Gendarmenmarkt 10117 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Uバーン2号線ハウスフォグタイプラッツ(Hausvogteiplatz)駅から徒歩5分

 

5. ベルリンで最も美しい宮殿「シャルロッテンブルク宮殿(Schloss Charlottenburg)」

 

シャルロッテンブルク宮殿

 

ベルリンで最も美しい宮殿と名高いシャルロッテンブルク宮殿は、初代プロイセン王フリードリヒ1世の命によって造られた夏の離宮です。

 

世界遺産「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の構成資産の1つで、第二次世界大戦の戦火を逃れたベルリンに残る唯一のプロイセン時代の建物。

フリードリヒ1世は虚栄心が大変強く、フランスのルイ14世に強い憧れを抱いていたため、ヴェルサイユ宮殿を彷彿とさせる宮殿を造らせました。

 

王妃ゾフィー・シャルロッテの夏の離宮として建てられましたが、王妃は36歳という若さで他界。

そのため、王妃を偲んで、宮殿の名称をリーツェンブルク宮殿からシャルロッテンブルク宮殿に改称しました。

 

 

のちの歴代の王が100年かけて改装や拡張をしたため、バロック様式やロココ様式などの建築様式が混在する宮殿となりました。

本棟の他に、ベルヴェデーレや新パビリオンなどいくつもの建物がありますが、観光のメインとなるのは、フリードリヒ1世と王妃の部屋。

 

壁を埋め尽くすかのように飾られた陶磁器が圧巻な「歴史の間」は必見です。

当時、日本や中国の陶磁器がヨーロッパの王侯貴族の間で大変人気があったことを見て取れます。

 

シャルロッテブルク宮殿のオランジェリーでは、ベルリンレジデンツオーケストラによるベルリンレジデンツコンサートが行われています。

 

オーケストラ団員はクラッシックな衣装を身にまとい、バッハやヘンデルなど古典派とバロック後期の名曲を演奏。

雰囲気がとても良いので、時間が合えばぜひ訪れてみてください。

 

シャルロッテンブルク宮殿


住所 : Spandauer Damm 10-22, 14059 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス :

Sバーン5・7・75、Uバーン2・9号線ツォーロギッシャー・ガルテン動物園(Zoologischer Garten)駅から
路線バス109、309、M45番でシャルロッテンブルク宮殿(Schloss Charlottenburg)下車、徒歩3分

定休日 : 旧宮殿は月曜日

営業時間 : 10:00~18:00 ※1月~3月は17:00まで

料金 : 大人17ユーロ

公式サイト : シャルロッテンブルク宮殿

 

6. ベルリンのランドマーク「ベルリンテレビ塔(Fernsehturm)」

 

ベルリンテレビ塔

 

ベルリン中心地のどこからでも見えるテレビ塔は、年間100万人もの人が訪れる人気の観光スポット。

キラキラした球体のデザインが新しく見えますが、実際は1965年から1969年という、東西分断時に東ドイツ側に建てられたものです。

 

今でこそ各地で見られるテレビ塔ですが、高さ365mの塔の200m地点に、球体の展望台を作るのは当時の技術としては簡単な物ではありませんでした。

 

地上で球体の部分を組み立ててクレーンで持ち上げてコンクリートシャフトと繋げるという方法が取られ、東ドイツの技術力や工業力を西側に見せつけるには十分すぎるほど立派なタワーが完成したのです。

 

ベルリンテレビ塔

 

建設当初は高さ365mでしたが、1990年にアンテナが増設されて368mになり、展望台は203m地点にあります。

夏の観光シーズンや週末はチケット購入、入場制限があり行列ができるため、事前にオンライン購入するのがおすすめです。

 

チケットには通常チケットと、日時指定(待ち時間なし)のファストビューチケット、展望台の上の階にあるレストランの窓側予約チケットなどがあるので、予定が決まり次第、  公式サイト  で確認するようにしてください。

展望台からの眺めは抜群で、ベルリン市街が一望できるので、旅の最後に訪れた場所を確認してみるのも良いですね。

 

ベルリンテレビ塔


住所 : Panoramastrasse 1A, 10178 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Sバーン5・7・75号線Uバーン2・5・8号線アレクサンダープラッツ(Alexanderplatz)駅から徒歩5分

定休日 : 無休

営業時間 : 9:00~24:00 ※11月~2月は10:00から

料金 :

大人25.50ユーロ、学生 20.40ユーロ、子ども 15.50ユーロ、4歳以下無料
※なお、オンラインで事前購入した場合は大人22.5ユーロ、子ども 12.50ユーロです

公式サイト : ベルリンテレビ塔

 

7. ポツダムで1番人気のスポット「サンスーシ宮殿(Schloss Sanssouci)」

 

サンスーシ宮殿

 

ベルリンを訪れたならぜひ足を伸ばして頂きたいのがポツダムの街。

ベルリン中央駅からポツダム中央駅までは、Sバーンで30分~40分程度なので、日帰りも可能な距離です。

 

ポツダム観光のメインとなるのがサンスーシ宮殿で、世界遺産「ポツダムとベルリンの宮殿群と公園群」の構成資産の1つです。

18世紀半ばに、フリードリヒ2世の命により、夏の離宮としてわずか2年で造られました。

 

サンスーシとはフランス語で「憂いなし」を意味します。

小国のプロイセン王国を列強国に育て上げたフリードリヒ2世。

 

常に戦闘に追われていた人生の中で、学問や芸術を愛していた側面を持つフリードリヒ2世にとって、この離宮はほっと一息つける憂いの無い特別な場所だったのかもしれません。

 

サンスーシ宮殿

 

サンスーシ宮殿を代表する景色と言えるのが、宮殿の周囲に広がるサンスーシ庭園。

その広さは約290万㎡で、宮殿前の丘の斜面を使った6段に連なるテラスと噴水はサンスーシ宮殿を代表する景色です。

 

テラスにはぶどうやいちじくが植えられており、新緑の季節には最高に美しい庭園を見ることが出来ます。

 

サンスーシ宮殿
サンスーシ宮殿

 

サンスーシ宮殿はドイツ・ロココ様式の代表と言われていますが、全長100mの平屋建てで、その外観は意外とシンプルでこじんまりとしています。

部屋数はわずか12で、王の執務室兼寝室、客室、王のコレクションが飾られたギャラリー、図書室や音楽室があり、約40分間のガイドツアーで見学することができます。

 

内部で1番豪華なのは音楽演奏室で、王自身が演奏していたというフルートが飾られています。

 

サンスーシ宮殿
新宮殿

 

対照的なのがこちらのバロック様式で建てられた新宮殿で、1756年から1763年に行われた七年戦争に勝利したのちに建てられました。

迎賓館として、諸外国への威厳を見せるという目的もあったため、サンスーシ宮殿よりも大きく立派な宮殿となりました。

 

全長220m、部屋数は200以上もあり、貝殻で装飾された洞窟の間や大理石の広間、宴会広間、劇場などの豪華な装飾が特徴。

夏の観光シーズンになるとかなり混み合い、チケットを入手するために行列ができるので、事前にオンライン購入するのがおすすめです。

 

サンスーシ宮殿


住所 : Schloss Sanssouci, Maulbeerallee Potsdam

マップ : Googleマップ

アクセス : 鉄道 サンスーシー公園(PARK SANSSOUCI)駅から徒歩 5分

定休日 : 月曜日、12/24、12/25

営業時間 : 10:00~17:30 ※11~3月は16:30まで

料金 : 大人19ユーロ

公式サイト : サンスーシ宮殿

 

 


<ベルリンのおすすめホテル>

 

ベルリン 街並み

 

ベルリンはドイツ屈指のアートの街であり、カルチャー発信地の役割を担っています。

 

そんなベルリンには、他のヨーロッパの街に比べて、圧倒的にデザイナーズ系のホテルが多いのが特徴です。

せっかくのベルリン滞在ならば、ちょっと個性的なホテルに泊まって美術館や博物館めぐりをするのも良いですね。

 

交通網が発達しているベルリンでは、どのエリアに泊まってもアクセス良好なので、あまりエリアを気にせずに泊まりたいと思うホテルを選んでも大丈夫。

 

観光がメインという方なら、ブランデンブルク門やテレビ塔、博物館島などの観光スポットがあり、ショッピングモール、レストラン、カフェなどが多くあるミッテ地区にあるホテルがおすすめです。

 

1. ホテル アドロン ケンピンスキー(Hotel Adlon Kempinski)

 

 

ブランデンブルク門のすぐそばに位置する「ホテルアドロンケンピンスキー」は、ベルリンの高級ホテルの代表のような存在。

ドイツ帝国皇帝ヴィルヘルム2世の御用達ホテルとして1907年に開業し、国賓をはじめ、多くの著名人を迎えてきました。

 

第二次世界大戦時に建物の大部分が破壊され、戦後は東ドイツ政府の管理下に置かれたのち、取り壊されています。

東西ドイツ統一後、西ドイツ側の資本が入り、1995年に再建が開始され、翌々年にケンピンスキーグループのホテルとして復活しました。

 

 

スイートを含む全375室は、クラッシックとモダンを上手く融合させたデザインで、さすがケンピンスキーというクオリティ。

無料Wi-Fi、衛星放送対応テレビ、固定電話ではなく携帯電話を完備、大理石のバスルームなど、最新の設備が整っています。

 

ホテル内には、ミシュラン2つ星獲得のレストラン「Lorenz Adlon」があり、ベルリンきっての美食が味わえると人気です。

 

「ホテルアドロンケンピンスキー」は、ベルリンで評判の良い一流ホテルに泊まりたいという方に、真っ先におすすめしたいホテルです。

 

ホテル アドロン ケンピンスキー


住所 : Unter den Linden 77, Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Sバーン1・2・25、Uバーン55号線ブランデンブルクトアー(Brandenburger Tor)駅下車

電話番号 : +49 30 22610

チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00

公式サイト : ホテル アドロン ケンピンスキー

予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com

 

2. ザ ・マンダラ ホテル(The Mandala Hotel)

 

 

次にご紹介するのは、ベルリンらしいデザイナーズホテルです。

「ザ・マンダラホテル」は、ポツダム広場からすぐ、ブランデンブルク門までも徒歩圏内という便利な場所に位置する5つ星ホテルです。

 

ホテル名にマンダラとあるように、ホテル全体が禅のテイストを感じるシンプルな造りで、落ち着いた雰囲気。

デザイナーズホテルにありがちな、奇抜なデザインや個性の強い主張が無いので、ゆったりとくつろげます。

 

 

客室は全158室で、一番小さい客室タイプ、スタジオタイプでも40㎡という広さがあり、すべての部屋に簡易キッチンが付いています。

ベルリンの街のど真ん中で、まるで暮らすように滞在できるのが特徴と言えるでしょう。

 

ホテルの5階、「Facil」はたった14席しかない隠れ家的なレストラン。

ミシュラン2つ星の受賞歴もあり、洗練されたお料理を楽しむことができます。

 

ザ マンダラ ホテル


住所 : Potsdamer Str. 3, Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Sバーン1・2・25、Uバーン2号線ポツダム広場(Potsdamer Platz)駅から徒歩2分

電話番号 : +49 30 202920

チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00

公式サイト : ザ マンダラ ホテル

予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com

 

3. ブライブトロイ・ホテル(Bleibtreu Hotel)

 

 

最後にご紹介するのは、ベルリン西部のクーダム地区にあるホテルです。

 

クーダム通りは、ベルリンのシャンゼリゼと言われるおしゃれな通りで、ルイ・ヴィトン、シャネルといったハイブランド店や、レストラン、カフェなどが多くお散歩に最適。

大型ホテルよりも、家族経営のような小さなホテルが多く、意外にリーズナブルなホテルが見つかります。

 

「ブライブトロイ・ホテル」は、19世紀の建物を改装した4つ星ホテルで、クーダム通りから1本入ったブライブトロイ通りに面しています。

 

 

客室は60室で、温かみのある色合いの内装、白を基調としたオリジナルデザイン家具ですっきりとまとめられています。

全体的に清潔感があり、無料Wi-Fiをはじめセーフティーボックス、デスク、ミニバー内無料(ソフトドリンクのみ)など必要なものはしっかり揃っていて安心。

 

人気のポイントはいくつかありますが、スタッフの方が親切でフレンドリーというのが、リピーターが多い一番の理由と言えるでしょう。

中庭にある共有スペースで、世界各国の旅行者との交流が楽しめるかもしれませんね。

 

ブライブトロイ・ホテル


住所 : Bleibtreustraße 31, 10707 Berlin

マップ : Googleマップ

アクセス : Uバーンウーラントシュトラーセ駅から徒歩7分

電話番号 : +49 30 884740

チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00

公式サイト : ブライブトロイ・ホテル

予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com

 

 

ベルリンのおすすめ観光スポットとホテルをご紹介しました。

 

本当に何もかも焼き尽くされた場所からの目覚しい復興、芸術が息づき、歴史を築き上げてきた、近代と過去が融合する都市ベルリン。

きっと素晴らしい場所に出会えることでしょう。

 

 

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最終更新日 : 2022/11/21

公開日 : 2016/10/28



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