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【ドイツ】芸術の街デュッセルドルフのおすすめ観光スポット10選!おすすめホテルも厳選!





ドイツ西部、ライン川沿いに位置するデュッセルドルフは、人口約61万人の国際都市です。
日系企業が多いため在住日本人は約7,000人と言われ、その数はヨーロッパではロンドン、パリについで第3位。

観光スポットが少ないように思われるかもしれませんが、世界的に有名な建築家による現代建築の宝庫であり、世界一美しいといわれる並木道や18世紀のお城や美術館など見どころはたくさんあります。

センスの良いショップやレストランも多く、ほど良いサイズ感に居心地が良いと評判のデュッセルドルフを旅行してみませんか?

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【目次】【ドイツ】芸術の街デュッセルドルフのおすすめ観光スポット10選!おすすめホテルも厳選!

 

 

 

 

デュッセルドルフってどんなところ?

 

デュッセルドルフ

 

人口約61万人の国際都市デュッセルドルフ。

ドイツ   西部、ノルトライン・ヴェストファーレン州の州都で、ルール工業地帯の南西部に位置しています。

 

日本との関係がとても強く、デュッセルドルフにある約5,000の外国企業のうち、約300が日本企業だと言われています。

家族で駐在する人も多いため、ヨーロッパでは  ロンドン   、  パリ   に次ぐ日本人コミュニティがあり、ラインの日本と呼ばれるほど。

 

2002年より毎年開催されている日本デー(Japan-Tag)は、100万人以上の人が訪れる一大イベントになっています。

 

 

デュッセルドルフへのアクセス

 

ANA

 

日本からデュッセルドルフへは、  全日空   が成田から直行便を毎日運航しています。

所要時間は約12時間で、空港は市の中心に近く、デュッセルドルフ中央駅までは列車Sバーンで約10分ととても便利です。

 

他に、  日本航空   は成田から  フランクフルト   まで、  ルフトハンザ航空   は羽田、名古屋、関空からフランクフルトまで、また羽田から  ミュンヘン  への直行便を運航しているので、国内線での乗り継ぎでも1時間前後でデュッセルドルフへ行くことができます。

 

ちなみに、列車の場合はフランクフルトから約1時間半なので、フランクフルトとデュッセルドルフの2都市観光もおすすめです。

 

 


デュッセルドルフのおすすめ観光スポット

 

デュッセルドルフ

 

第二次世界大戦で激しい爆撃を受けたため、町の大半が焼失してしまったデュッセルドルフ。

戦後に再建された建物が多いため、中世の街並みを楽しむようなスポットはドイツの街としては比較的少なめですが、芸術の街として知られ、美術館や博物館が多いのが特徴です。

 

また、再開発地帯には世界的な建築家によるアーティスティックな建物が並び必見です。

 

デュッセルドルフ

 

ライン川沿いに広がるデュッセルドルフの街。

ライン川沿いには市民の憩いの場所がいくつもあり、日々ジョギングをする人や散歩をする人、川沿いのカフェでお茶を飲む人、ボートやカヌーで川遊びをする人などで賑わっています。

 

都会的なデュッセルドルフの街で、ちょっとした面白スポットになっているのが、川沿いの敷地での羊の放牧。

弱い電流が流れる柵があるので、羊は逃げることもなく、のんびりを草を食んでいます。

 

ベビー誕生シーズンには、可愛らしい子羊の姿も見られるので、機会があれば近くまで行ってみてはいかがでしょうか。

 

デュッセルドルフカード

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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デュッセルドルフの街で移動が多い、博物館や美術館巡りをしたい、そんな方におすすめなのがデュッセルドルフカードです。

 

デュッセルドルフの市内公共交通機関が乗り放題になり、主要観光スポットの入場料が無料になったり割引になるお得なカード。

以前は、デュッセルドルフウェルカムカードという名称でしたが、デュッセルドルフカードという名称に代わり、デザインも新たになりました。

 

購入は観光案内所や市内80カ所に設置された自動販売機にて。

 

  • 24時間カード 11.90ユーロ
  • 48時間カード 17.90ユーロ
  • 72時間カード 23.90ユーロ
  • 96時間カード 29.90ユーロ

 

デュッセルドルフカードについての詳細は  こちら   (英語)からチェックしてください。

また、2019年より、以下の7つの博物館が日曜日に入場無料サービスを行っています。

 

  • 映画博物館(Filmmuseum)
  • 航海博物館(Schiffahrt-Museum)
  • 演劇博物館(Theatermuseum)
  • ゲーテ博物館(Goethe-Museum)
  • ハインリッヒ・ハイネ記念館(Heinrich-Heine-Institut)
  • 郷土博物館(Stadtmuseum)
  • ヘッチェンス・ドイツ陶磁器博物館(Hetjens)

 

旅程を決める際に参考にしてください。

ただし、ドイツのお店のほとんどが日曜日が休みなので、ショッピングが目的という方は気を付けてくださいね。

 

1. ラインタワー(Rheinturm)

 

ラインタワー

 

デュッセルドルフのシンボル的な存在「ラインタワー」は、高さが240.5mある電波塔です。

1979年に着工され、1981年に完成して以来、現在までデュッセルドルフはもちろん、ノルトライン・ヴェストファーレン州で1番高い建物として知られています。

 

高さ168m地点に、バーラウンジ(M168)があり、展望台になっています。

展望台は屋内ですが、ガラス張りの窓が足元まで斜めになっている場所があるので、ちょうど真下が見えてなかなかスリルがあります。

デュッセルドルフ市街が一望できるので、まず最初に訪れて全体を見渡して見ましょう。

 

また、さらに上の172.5m地点には回転式のQOMOレストランがあり、360度の景色を楽しみながら食事をすることができます。

 

ラインタワー(Rheinturm)


住所 : Stromstraße 20, 40221 Düsseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : 中央駅よりバス732番Rheinturm下車、徒歩約3分

電話番号 : +49 211 863 2000

定休日 : 無休

営業時間 : 10:00~24:00 ※金土は翌1:00まで

料金 : 大人10ユーロ、学生(7~18歳)8ユーロ、6歳以下無料

公式サイト : ラインタワー

 

 


2. メディエンハーフェン(MedienHafen)

 

メディエンハーフェン(MedienHafen)

 

デュッセルドルフの必見スポットの一つ、メディエンハーフェン。

ラインタワーの西側エリアで、メディア地区としての再開発に伴い有名建築家によるユニークな現代建築が立ち並ぶおしゃれスポットに生まれ変わりました。

 

オフィスビル、居住地区、ホテルの他、おしゃれなカフェ、レストラン、クラブ、バーなどがあり、デュッセルドルフの"今"を体感できる場所になっています。

 

メディエンハーフェン(MedienHafen)

 

メディエンハーフェンのランドマーク的な存在なのが、カナダ人建築家フランク・O・ゲーリーが手掛けた3つの建物「Neuer Zollhof」です。

ねじれたり傾斜していたりと、高さも形も異なるアシメントリーが特徴で、1988年~1989年にかけて建てられ、オフィスや住居として使用されています。

 

中は一体どうなってるのか気になるところですが、プライベート空間なので、入れるのは1階のカフェのみ。

外から眺めるだけでも圧巻なので、ぜひ近くまで行ってみてください。

 

メディエンハーフェン(MedienHafen)

 

こちらはドイツのアーティストが手掛けた作品Flossisです。

 

もともと1988年のプラスティック展に作られ、保管されていた人型のプラスティックを既存のビルに設置したもの。

色とりどりのプラスティック人型がビルを這い上っていて、登りきった人型のガッツポーズや、疲れて?腰かけている姿は本当にユニークです。

 

メディエンハーフェン(MedienHafen)

 

こちらは、イギリスの建築家ウィル・アソップによって2001年に建てられた17階建てのColoriumです。

2013年にスペインのメリアホテルチェーンが建物の大半を買い取り、Innside by Meliá Düsseldorf Hafen(インサイド バイ メリア デュッセルドルフ ハーフェン)として営業しています。

 

外観に合わせて部屋もモダンなデザインで、1室1万円前後(時期、部屋タイプによって異なる)と手頃なので、デュッセルドルフの宿泊に利用するのも記念になりますね。

 

メディエンハーフェン


住所 : Harbour, 40211 Dusseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : トラム702番Medienhafen, Kesselstraße行き、またはバス732番Lausward行き

公式サイト : メディエンハーフェン

 

3. ラインキルメス(Kirmes)

 

ラインキルメス

 

ドイツ各地で夏の風物詩として親しまれている移動遊園地キルメス。

 

ドイツ最大のキルメスは、ビール祭りとして知られるミュンヘンのオクトーバーフェストに併設されるものですが、デュッセルドルフも負けてはいません。

デュッセルドルフのキルメスは、毎年7月中旬の金曜日から翌週の日曜日までの10日間、ライン川沿いの約165,000㎡という広大なスペースで開催されます。

 

例年400万人ほどの人が訪れると聞けば、その規模が想像できるでしょうか。

この規模の設営に約3週間、撤収に約1週間というスピードは、さすが合理的で仕事が早いドイツといった感じですね。

 

ラインキルメス

 

小さな子供が楽しめボールプールから、大人が絶叫するジェットコースターまで70近くの乗り物が設置され、ゲームコーナーや屋台が並ぶまさに巨大お祭り会場。

 

アトラクションは1つが5ユーロ前後と、フリーパス制ではないのでご注意を。

最終金曜日には、夜10時半頃から花火が打ち上げられ、盛り上がりは最高潮を迎えます。

 

入場は無料、オクトーバーフェストさながらの野外ビアホールもオープンするので、ビールとソーセージを食べながら雰囲気を楽しむだけでも行く価値ありの大イベントです。

毎年の開催日は公式サイトで確認してくださいね。

 

ラインキルメス(Kirmes)


住所 : Oberkasseler Rheinwiesen

マップ : Googleマップ

アクセス : 中央駅から地下鉄(U-bahn)のU70,74,75,76,77でLuegplatz(ルークプラッツ)下車

営業時間 :

【平日】14:00~翌1:00
【土曜】13:00~翌2:00
【日曜】11:00~翌1:00

料金 : 入場無料、アトラクションは別料金

公式サイト : キルメス

 

 


4. ケーニヒスアレー(Königsalle)

 

ケーニヒスアレー

 

ケーの愛称で親しまれているケーニヒスアレーは、長さ約800m続くマロニエの美しい並木道。

幅31mの運河に沿って両側にブランドショップやショッピングアーケード、レストラン、カフェなどが軒を連ねる美しい通りとして知られています。

 

ケーニヒスアレーは皇帝ナポレオンによって作られ、当初は単にマロニエの通りと呼ばれていましたが、1848年に当時のプロイセン王、フリードリッヒ・ヴィルヘイム4世が市民から馬糞を投げつけられたり、侮辱をするという事件が勃発し、のちに市当局は謝意を表すために、この通りをケーニヒスアレー(王の通り)と命名しました。

マロニエ並木、運河、噴水、橋などが続くこの美しい通りは、1994年にドイツの文化財に指定されています。

 

ケーニヒスアレーのほぼ真ん中あたりにあるショッピングセンター「ケーギャラリー」は、ブランドショップの他、MUJI(無印良品)のドイツ1号店が入っています。

地下にはフードコートやスーパーがあるので、ちょっと覗いてみるのも良いですね。

 

ケーニヒスアレー


住所 : Konigsallee 40212 Dusseldorf, Deutschland

マップ : Googleマップ

アクセス : Steinstraße/Königsallee 下車

公式サイト : ケーニヒスアレー

 

 

5. インマーマン通り(immermannstraße)

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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デュッセルドルフ中央駅よりのびるインマーマン通りと、その周辺はヨーロッパ屈指の日本人街として知られています。

和食店、ラーメン店、居酒屋、パン屋、日系の書店、美容室、クリーニング店、マッサージ店、日本食を扱うスーパーなどがずらりと並んでいます。

 

ランチタイムに、日本人のビジネスマンがスーツ姿で定食屋さんに集う姿はまるで日本の街角のよう。

最近は韓国をはじめとするアジア系のお店も増えてアジア街の様相です。

 

インマーマン通りのランドマーク的な存在なのが、ホテルニッコーデュッセルドルフ。

創業40周年を超える老舗ですが、館内はリニューアルされているためモダンで綺麗、デュッセルドルフ駅からも近く便利です。

 

麺処 匠

 

 

ドイツに行ってまで日本食を食べなくても…確かに短期旅行なら、あえてこの通りに足を運ぶ必要はないかもしれませんが、長期旅行中なら美味しい和食を求めていく価値あり。

日本人駐在員の厳しい目にかなったお店しか生き残れないので、そのレベルの高さには定評があります。

 

ドイツ人も行列を作るほどの人気を誇るのが「麺処・匠」です。

ドイツだけでも、  ベルリン   、  ミュンヘン   、  フランクルフルト   、ハンブルグに支店があり、  オランダ   に2店、  バルセロナ   に1店と展開しており、どこも大人気のラーメン屋さんです。

 

札幌から直送するこだわりの麺は、気温や湿度に合わせて熟成させて最高の状態で提供するように調節。

豚骨、鶏ガラ、野菜、昆布などで煮込んで作るスープは、日本で食べる豚骨そのものです。

 

餃子や唐揚げといったサイドも充実しており、旅行中のパワーチャージにおすすめです。

 

麺処 匠


住所 : Immermannstraße 28, 40210 Düsseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : デュッセルドルフ駅より徒歩7分

電話番号 : +49 211 179 3308

定休日 : 無休

営業時間 : 月〜金11:30〜22:30、土11:30〜21:45、日11:30〜22:00

公式サイト : 麺処 匠 デュッセルドルフ店

 

 


6. アルトシュタット(Altstadt)

 

アルトシュタット(Altstadt)

 

アルトシュタットとは旧市街のこと。

近代建築が有名なデュッセルドルフでもライン川沿いの旧市街に行くと、ヨーロッパらしい中世の街並みが残されています。

 

旧市街の中心となるマルクト広場の大半を占めているのが、ラートハウス(市庁舎)。

最初の建物は1570年に建てられ、のちに18世紀、20世紀と増築されているので、ルネッサンス様式、バロック様式、そしてネオルネッサンス様式と、3つの異なった建築様式の特徴がみられる珍しい建物として知られています。

 

マルクト広場には11月後半からクリスマスツリーが立ち、クリスマスマーケットで賑わいます。

 

また、旧市街周辺にはわずか500平方メートルの中に、約260軒ものバーやパブ、レストランがある事から、世界一長いバーカウンターと呼ばれています。

デュッセルドルフの地ビールである、アルトビールを片手に、定番のソーセージをはじめとした  ドイツ料理   を楽しみましょう。

 

アルトシュタット


住所 : Heinrich-Heine-Allee, 40213 Dusseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : Heinrich-Heine-Allee駅下車

 

 

7. ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館(Kunstsammlung Nordrhein-Westfalen)

 

ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館は、20世紀の美術作品を展示する近代美術館K20と、20世紀末から21世紀にかけての作品を展示する現代美術館K21、そしてイベントや小規模の展覧会に使われるSchmela Hausの3館からなる州立美術館です。

 

K20とK21の間は徒歩15分ほどの距離ですが、便利なシャトルバスサービスがあるので、利用してぜひ両館を見学してみてください。

 

K21現代美術館(K21 Ständehaus)

 

 

1880年に建てられた旧州議会議事堂を改装し、2002年に現代美術館としてオープンした現代美術館で、20世紀末から21世紀にかけての作品が展示されています。

美しいガラスのドームを持つ天井が特徴で、吹き抜けになっており、その周りをいくつもの部屋が取り囲むように配されています。

 

床全体に鏡が敷き詰められた部屋では、壁に映し出された映像が床に反射することで、不思議な映像の世界が広がっています。

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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最上階には、天井全体にスチールワイヤーを張った蜘蛛の巣のようなインスタレーションがあり、その中を巨大風船に入って歩き回るという体験ができます(12歳以上)。

蜘蛛の巣を逃げ惑う餌になった気分で、25m地点のワイヤーの上を歩くという特別な体験は、高所恐怖症でなければぜひ試してみたいものですね。

 

公式サイトには  動画   も掲載されているので、どんな感じなのか気になる方はチェックしてみてください。

 

K21美術館


住所 : Ständehausstr. 1 , 40217 Düsseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : Graf-Adorf-Platz駅より徒歩1分

電話番号 : 211 838 1204

定休日 : 月曜日

営業時間 : 10:00~18:00 ※土日祝は11:00開館

料金 : 大人12ユーロ、K21との共通券18ユーロ

公式サイト : ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館

 

K20近代美術館(K20 Grabbeplatz)

 

 

黒い流線型の外観が印象的なK20現代美術館は、旧市街に位置しています。

アメリカの収集家から、スイスの画家パウル・クレーの作品を88点購入して、1961年に開館しましたが、1986年に現在の場所に移転し、2010年に拡張されてリニューアルオープンしました。

 

パウル・クレーはデュッセルドルフの美術大学クンストアカデミーの教授を務めたこともある人物。

現在は、100点を超えるパウル・クレーの作品をはじめ、キュビズム以降のピカソ、シャガールやマティス、カンディンスキーなどの作品が展示されています。

 

また、マックス・エルンストとレネ・マグリットを中心としたシュールレアリズムの作品もあり、見応えがありますよ。

 

K20美術館


住所 : Grabbeplatz 5 , 40213 Düsseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : Heinrich-Heine-Allee駅より徒歩3分

電話番号 : 211 838 1204

定休日 : 月曜日

営業時間 : 10:00~18:00 ※土日祝は11:00開館

料金 : 大人12ユーロ、K21との共通券18ユーロ

公式サイト : ノルトライン・ヴェストファーレン州立美術館

 

8. イエーガーホーフ城(Schloss Jaegerhof)

 

 

ピンク色の外観が印象的なイエーガーホーフ城は、バイエルン選帝侯カール4世フィリップ・テオドールの命により1749年に着工し、1763年に完成した館で、選帝侯に仕えていた狩猟長のために建てられました。

1910年にデュッセルドルフ市の所有となり、郷土博物館や州立美術館として使用されたのち、1987年よりゲーテ博物館として公開されています。

 

フランクフルト出身の文豪ゲーテは、詩人であり、小説家であり、法律家、自然科学者、政治家といった多方面で活躍した人物で、「若きウェルテルの悩み」や「ファウスト」といった作品で知られています。

 

ドイツ、ライプツィヒの出版社インゼル書店の社主であるアントン・キッペンベルクで、50年以上かけて収集したゲーテに関する5万点が所蔵されており、ファウストの原書をはじめとする貴重な資料が展示されています。

 

ゲーテに興味がある方はぜひ入場を、そうでもないという方はお城の外観の写真を撮ったり、彫刻などが置かれている公園内をお散歩するだけでも気持ちが良いので、ぜひ出かけてみてください。

 

イエーガーホーフ城


住所 : Jacobistrasse 2, 40211 Duesseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : トラム イエーガーホーフ城(SCHLOSS JAEGERHOF)停留所下車

電話番号 : +49 211 899 6262

定休日 : 月曜日

営業時間 : 11:00~17:00、土曜日13:00~17:00

料金 : 大人4ユーロ 午後4時以降、日曜日無料

公式サイト : イエーガーホーフ城(ゲーテ博物館)

 

 

9. ベンラート城(Schloss Benrath)

 

ベンラート城

 

デュッセルドルフ市の南部に位置するベンラート城は、イエーガーホーフ城と同じく、バイエルン選帝侯カール4世フィリップ・テオドールによって建てられました。

ピンク色のお城の正面には湖があり、裏手には美しい庭園があり、周辺は散歩やジョギングを楽しむ事ができる市民の憩いのスペースとして人気があります。

 

また、美しい庭園にピンクのお城というコントラストは、ウェディングフォトの人気スポットにもなっています。

 

お城の見学はガイドツアー(ドイツ語・英語)のみで所要時間は約90分。

チケットは、お城のみか、左右に建つ自然史博物館とヨーロッパ庭園博物館も含むものの2種類で、オンライン購入か自然史博物館のショップでの購入になります。

 

定員制なので、夏の観光シーズンには希望の時間が取れないこともあります。

予定が決まり次第、オンラインで予約しておくと安心です。

 

ベンラート城

 

お城の内部は、ピンクのお部屋があったり、庭を眺めるガーデンルーム、演奏会やダンスを楽しむためのホールなどがあり、天井画やシャンデリア、漆喰細工、豪華な調度品など見どころ満載。

居住用ではなく、狩猟用のコテージとして、または夏の離宮として使われていたこともあり、女性好みの可愛らしく、ロマンティックな雰囲気が楽しめます。

 

子供の頃に読んだ絵本に出てきたようなお城といえばイメージが湧くでしょうか。

デュッセルドルフ中央駅からは電車で15分~20分程度でアクセスも良いので、ぜひ訪れてみてください。

 

ベンラート城


住所 : Benrather Schloßallee 100-108, 40597 Düsseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : 地下鉄U71またはU83でBenrath行き、Schloss Benrath下車、徒歩5分

電話番号 : +49 211 892 1903

定休日 : 月曜日

営業時間 : 11:00~17:00 ※土日は18:00まで

料金 : 大人14ユーロ

公式サイト : ベンラート城

 

 

10. カイザースヴェルト(Kaiserswerth)

 

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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カイザースヴェルトは、デュッセルドルフから北へ約10kmの地点にある、歴史的な建物が多く残る小さな町です。

 

地下鉄なら約22分、ライン川を船で行くことも出来るというミニトリップは、観光客のみならずデュッセルドルフ市民にも人気のコース。

観光スポットの1つカイザープファルツは、神聖ローマ帝国皇帝のバルバロッサ(赤ひげ王)と呼ばれたフリードリッヒ1世の居城でしたが、1702年のスペイン王位継承戦争の戦場となり、廃墟となりました。

 

その後、町の再建のために採石場となり、のちに修復も行われていますが、いまだその姿は廃墟そのもの。

歴史の重みを感じながら、重厚なお城を想像しながら自由に見学できるという、廃墟好きにはたまらないスポットです。

 

1時間もあればぐるっと散策できてしまうほどの小さな町ですが、石畳の街並みは風情があり、デュッセルドルフとは違った顔を見せてくれます。

ミシュラン星付きレストランから、気軽なカフェレストランや、ライン川沿いのビアハウス、屋台もあるので、天気が良い日のランチタイムを目指していくのがおすすめです。

 

カイザースヴェルト


住所 : Kaiserswerth, 40489 Dusseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : デュッセルドルフ中央駅から地下鉄の79番デュイスブルク行きでKlemensplatz下車

電話番号 : +49 211 2297 3077

営業時間 : 9:00~18:00

料金 : 無料

公式サイト : カイザースヴェルト城

 

 

デュッセルドルフのおすすめホテル

 

デュッセルドルフ

 

デュッセルドルフはさほど大きな街ではないので、どこに泊まっても移動に困ることはありません。

 

ホテルが多く集まるのは、デュッセルドルフ中央駅周辺で、比較的リーズナブルなホテルが多いので、長期滞在する場合におすすめです。

また、華やかなケーニヒスアレー通りには5つ星・4つ星ホテルがあり、観光やショッピング目的の方や、雰囲気重視の方におすすめです。

 

ドイツでホテル選びをする際にキーワードになるのは「メッセ(見本市)」です。

デュッセルドルフでも年に数回、大きな見本市が開かれ、ホテルの値段が倍、またはそれ以上に跳ね上がるので要注意。

 

ホテル予約サイトを見て、異常に値段が高い数日があれば、ほぼメッセ開催週だと思って間違いないです。

予約もすぐに埋まるので、観光で訪れるのなら、メッセ期間を外すようにしましょう。

 

1. ホテル ニッコー デュッセルドルフ(Hotel Nikko Düsseldorf)

 

 

デュッセルドルフ中央駅から徒歩約5分、おすすめ観光スポットでもご紹介した、インマーマン通り(別名、日本人街)に面して建つのが、「ホテル ニッコー デュッセルドルフ」です。

周辺には日本食のスーパーや和食店、ラーメン店など、日本関連のお店がたくさんあるので、特にビジネスでの数日滞在の場合など、食に困ることはありません。

 

ホテルには日本人の方もいらっしゃるので、何かと心強いのも嬉しいポイント。

ホテルの目の前にはトラム停留所があり、市内中心地へのアクセスも良好です。

 

 

スイートを含む全393室は、リニューアルされてモダンで機能的な客室に生まれ変わりました。

駅周辺のホテルとしてはかなり広々としており、ビジネス利用の方もしっかりとしたデスクがあるので、使い勝手が良いと評判。

 

バスタブが付いている部屋と付いていない部屋があるので、チェックイン時にリクエストしましょう。

 

ホテル ニッコー デュッセルドルフ


住所 : Immermannstraße 41 40210 Düsseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : デュッセルドルフ中央駅より徒歩5分

電話番号 : +49 211 834 0

チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00

公式サイト : ホテル ニッコー デュッセルドルフ

予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com

 

 

2. ホテルアサヒ(Hotel Asahi)

 

 

デュッセルドルフ中央駅から徒歩約4分の場所に位置する「ホテルアサヒ」は、ホテルニッコーデュッセルドルフと人気を二分している日本人御用達の4つ星ホテルです。

 

レセプションには日本人、または日本語OKなスタッフの方がいらっしゃるので、言葉が心配という方には心強いですよね。

インマーマン通りへもすぐなので、長期滞在などで和食が恋しくなっても安心です。

 

 

客室はシンプルで機能的。

設備が若干古めな感じも否めませんが、全客室にデスクが置かれ、JSTV(日本語放送TV)、ミニバー、スリッパ、コーヒーメーカー、セーフティーボックス他、必要なものはちゃんと揃っているので、快適に過ごせます。

小規模ですが、フィットネスエリアもあり、フィンランドスタイルのサウナも利用できます。

 

 

日本人に人気な理由の1つが朝食。

ビュッフェメニューには、ドイツスタイルの卵料理やソーセージ、種類豊富なチーズなどに加えて、白飯とお味噌汁、冷奴やお漬物などの和食が並びます。

 

ホテルアサヒ


住所 : Kurfürstenstrasse 30 D-40211 Düsseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : デュッセルドルフ中央駅より徒歩4分

電話番号 : +49 211 36120

チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/11:00

公式サイト : ホテルアサヒ

予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com

 

 

3. シュタイゲンベルガー パークホテル デュッセルドルフ(Steigenberger Parkhotel Düsseldorf)

 

 

中央駅から離れて、美しいケーニヒスアレー通り周辺に向かいましょう。

デュッセルドルフには、モダンな外資系のホテルが増えていますが、ヨーロッパらしい重厚感のあるドイツ資本のホテルも外せません。

 

「シュタイゲンベルガー・パークホテル」は、ケーニヒスアレー通りの一番端、広大なホーフガルテン公園に隣接した抜群のロケーションを誇る5つ星ホテルです。

高級感のある内装、充実した施設、一流のサービスには定評があり、日程やルームタイプにもよりますが、デュッセルドルフの5つ星ホテルの中では、比較的リーズナブルなのが嬉しいポイントです。

 

 

客室は全130室、上品でエレガントな内装は、落ち着いた雰囲気でリラックスできると評判です。

早起きしてホーフガルテン公園をお散歩してから、優雅な朝食タイムはいかがでしょうか。

 

ホテル敷地内にはショッピングモールやアートギャラリー、人気のスパもあるので、ホテルライフを楽しむのに最適です。

 

シュタイゲンベルガー パークホテル デュッセルドルフ


住所 : Königsallee 1a 40212 Düsseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス : ケーニヒスアレーからすぐ

電話番号 : +49 211 13810

チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00

公式サイト : シュタイゲンベルガー パークホテル デュッセルドルフ

予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com

 

 

4. ハイアット リージェンシー デュッセルドルフ(Hyatt Regency Düsseldorf)

 

 

「ハイアット リージェンシー デュッセルドル」は、ユニークな現代建築が立ち並ぶ、デュッセルドルフきってのおしゃれエリア「メディエンハーフェン」に位置する5つ星ホテルです。

周辺はドイツの今を知るエリアと言われ、おしゃれなカフェ、レストラン、ナイトスポットなどがあり、綺麗な夜景も楽しめます。

 

観光の中心地であるアルトシュタットまでは、歩いて20分程度。

金曜日と土曜日は、デュッセルドルフ市内中心部への無料シャトルが運行しています。

 

 

全303室の客室は、32平米からのゆったりサイズ。

ビュールーム、またはデラックスビュールームの客室には、床から天井まで届く大きな窓が配され、遮るものがないパノラマビューが広がります。

 

バスルームにはウォークインレインシャワーと、独立した深めのバスタブがあるので、たっぷりお湯を張って旅の疲れを癒しましょう。

 

ハイアット リージェンシー デュッセルドルフ


住所 : Speditionstrasse 19  Dusseldorf

マップ : Googleマップ

アクセス :

SバーンD-Völklinger Straße S駅より徒歩15分
空港無料シャトルバスあり

電話番号 : +49 211 9134 1234

チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00

公式サイト : ハイアット リージェンシー デュッセルドルフ

予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com

 

 

デュッセルドルフのおすすめ観光スポットとホテルをご紹介しました。

 

日本からのツアーでは訪れることがまずないデュッセルドルフの街ですが、実は見どころがたくさんあります。

近くには世界遺産に登録されている「ケルン大聖堂」で知られるケルンの街もあるので、合わせて訪れるのも良いでしょう。

 

 

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