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ロンドンに限らず、イギリスに旅行に行く際に知っておいてほしいことをご紹介します。
日本からの観光目的の場合は、6カ月以下の滞在ならビザは原則不要です。
ただし、帰りの航空券や滞在時のホテルに関して尋ねられることがあります。
領収書や案内書等何か証明出来るものをもっておくと、スムーズに入国することができます。
日本との時差は9時間で、日本の方が9時間分時間が進んでいます。
また、毎年3月最終の日曜日の午前2時から、10月最終の日曜日の午前2時まではサマータイムが適用されます。
サマータイムが適用されている感はイギリスと日本の時差は1時間縮まり、8時間差となるのでご注意ください。
ちなみに、ご存知の方も多いと思いますが、グリニッジ天文台のあるイギリスの標準時が世界標準時となっています。
滞在の目的にもよりますが、6~9月がおすすめの時期です。
イギリスは意外と緯度が高く、北海道よりも北に位置しています。
そのため、冬は非常に寒いです。
逆に夏は湿度も日本ほど高くなく、気温も20度を超えることはなく非常に過ごしやすいです。
さらには、高緯度のため夏は中々太陽が沈まず20時頃まで明るい日もあります。
また、イギリスと言えば王宮庭園をはじめとしたガーデニングで大変有名です。
庭園の花々が咲き誇るベストシーズンは4~6月なので、6月なら良いところを両取りできますね。
ロンドンのみの滞在となる場合は、3泊5日がモデルプランです。
日本からロンドンへの直行便が12~13時間程かかるため、移動で2日使ってしまいます。
ただ、到着後はロンドン市内は交通の便も良く狭いため、3日もあれば効率よく観光スポットを回っていくことができます。
ロンドン以外も周ってイギリスを楽しみつくしたい場合には、最低でも5~6泊が必要です。
ちなみに、ロンドン以外では長閑な田園風景が楽しめる「 コッツウォルズ 」や、美しい湖でクルージングも楽しむことが出来る「湖水地方」が人気の観光地です。
イギリスは今年までEU加盟国であったものの、EURO(ユーロ)には加盟していません。
そのため、EU離脱前から引き続きポンド(£)とその下の単位のペンス(p)が基本通貨です。
紙幣は£50、20、10、5の計4種類、硬貨は£2~1pの8種類があります。
スコットランドや北アイルランドでは一部独自通貨も流通しています。
また、物価は為替レートにも大きく影響を受けますが、総じて日本よりは高いです。
よく言われることとして、1ポンド=100円で日本とイギリスの物価が釣り合うと言われています。
最後にチップに関してですが、イギリスでは今でもチップを渡す習慣があります。
レストラン・カフェの店員や、タクシー運転手へのチップの目安は料金の10~15%です。
小額紙幣または硬貨を多めに持っておくと便利ですが、「おつりはいらないよ」という意味合いで端数部分をチップとして渡すことも多いですね。
なお、最近はカードでもチップを支払うことが出来るお店が多くなっています。
pinコードの入力を求められた際にチップの金額入力も行います。
この場合も金額の目安は同じく10~15%です。
なお、ホテルのスタッフには料金の◯%と言う形ではなく、1~2ポンド程を支払うことが一般的です。
もちろん英語です(地域によって異なりますが、英語はどこでも通じます)。
しかし、日本の学校で習うことの多いアメリカ英語とは少し違います。
クイーンズ・イングリッシュと呼ばれたりもしますが、巻き舌が少なく発音がはっきりと聞き取りやすいのが特徴です。
また、単語や語彙も異下記の様に異なることがあります(でも大概は通じます)。
日本語 | イギリス英語 | アメリカ英語 |
地下鉄 | underground | subway |
秋 | autumn | fall |
映画 | film | movie |
特別悪いというほどでもありませんが、やはり日本と比べると悪いです。
観光地にはどこも言えることですが、スリやひったくりが多いので繁華街を歩く際には注意しましょう。
カード付帯のものでもいいので最低限の保険に入った上で、持ち歩く現金を少なくすると安心です。
もちろん、特に女性・子どもの夜間の外出は控えましょう。
お土産としてお手頃かつ無難なのは紅茶やそれに合う洋菓子です。
多少値が張るものでも大丈夫であれば、カシミヤやウール等の羊毛製品、バーバリー等の高級ブランド、王宮御用達のアンティークやブランド品が喜ばれます。
ロンドンにはハロッズ、リバティー、セルフリッジ、ハーヴェイ ニコルズといういわゆる4大百貨店があります。
どれも老舗百貨店で歩いているだけでも十分楽しめますし、品揃えも非常に豊富なので、お土産もバッチリ揃います。
個人的なおすすめはリバティーで、ガラス吹き抜けのおしゃれな店内に可愛いアンティークが目白押しです。
現地で食べておきたい定番料理としては、まず一番にフィッシュアンドチップス!
次にボリューム満点のイングリッシュブレックファストや優雅なアフタヌーンティーが挙げられます。
まずは、ロンドンの定番的な観光スポットであり、ロンドン、そしてイギリスを知るのに欠かせない場所からご紹介します。
超有名な観光スポット、バッキンガム宮殿。
18世紀にバッキンガム公爵の邸宅をジョージ3世が私邸として購入したのが宮廷としての歴史の始まりです。
有名な建築家のジョン・ナッシュが現在の豪華絢爛な姿に生まれ変わらせたと言われており、19世紀からはイギリス王室の正式な宮殿に指定されています。
敷地面積は約1万坪!
総部屋数は775、スイートルームはもちろん、舞踏会場から図書館まであり、浴室だけでもなんと78もあるそうです。
宮殿に勤務する侍従や衛兵を合わせると450名もあり、人件費は年間13億円。
何から何までスケールが桁違いですね
緑あふれる宮廷庭園への入場は無料で、夏期の7月26日~9月24日の2カ月間、国王がスコットランドに滞在している期間のみ立ち入ることの出来る宮廷内部は有料です。
入場料はどこまで立ち入るかによって異なるので、 公式サイト でチェックしましょう。
スイートルームは人気なので、ご覧になりたい方は事前に予約しておいた方が良いかもしれません。
ちなみに、集めた入場料はウィンザー城の改修費に充てているそうですよ。
バッキンガム宮殿内部に立ち入らずとも見どころは沢山あります。
宮殿正面に広がるセント・ジェームズパークや、王室が所蔵する美術品を見ることの出来るクイーンズ・ギャラリーが有名ですが、なんともいっても一番おすすめは衛兵の交代式!
以下で、見どころやおすすめポイントをチェックしましょう。
なんといっても一番のおすすめはこの衛兵の交代式!
バッキンガム宮殿を護衛する衛兵と、セント・ジェームズ宮殿を護衛する衛兵が定期的に交代式を行っています。
5~7月は毎日、8~4月は隔日で行われており、時間は午前11:30~12:10頃までです。
雨天では中止になるので観光プランを立てる際には注意してください。
衛兵交代式を見学するおすすめのスポットは、宮廷正面のフェンス前です。
宮廷正面では迫力のある楽隊の演奏や、宮廷の鍵の受け渡しなどを見ることができます。
ただし、人気のスポットになるので最低でも式が始まる1時間前には到着した方が良いでしょう。
もし宮廷正面が確保出来なくても、バッキンガム宮殿正面から伸びるメインストリート(The Mall)からであれば、どこからでも衛兵交代式は見ることができます。
交代式中は人が多くて移動しづらくなるので、お手洗い等には先に行っておきましょう。
※イギリスは日本と比べてトイレの数が非常に少ないです。駅にある有料トイレを利用するか、喫茶店等に入ってトイレを借りたい旨を伝えるかがおすすめです(もちろん何か頼まないといけません)。
住所 : Buckingham Palace, Buckingham Gate, London, SW1A 1AA
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ヴィクトリア駅またはグリーン パーク駅より徒歩10分
電話番号 : +44 303 123 7300
休館日 : 11〜6月
開館時間 : 【7〜8月】9:30〜19:30(最終入場17:15)【9〜10月】9:30〜18:30(最終入場16:15)
料金 :
公式サイト : バッキンガム宮殿
ロンドンを象徴するフォトジェニックな橋、タワーブリッジ。
1886年に着工し1894年に完成した開閉式の跳ね橋で、ロンドン東部の発展を目指して作られました。
橋の長さは244mで、左右にあるゴシックスタイルのタワーは高さ65mあり、内部は展望通路と歴史博物館になっています。
橋が持ち上がる動力は蓄圧器に蓄えられた蒸気が使われていましたが、現在は油圧と電気モーターで動かしていて、月に数回は開閉する姿を見ることができます。
橋の開閉を見たいという方は、公式サイトのBridge Lift Timesに三か月分の予定が出ているので確認してください。
2本の塔を繋ぐのが高さ42m地点にある通路、ウォーク・ウェイズです。
本来は橋が上がって対岸に渡れない時の為に作った歩行者道路ですが、わざわざ階段を上がり降りするのが面倒だと利用者があまりいなかったので、1910年に閉鎖されました。
この通路が現在はウォーク・ウェイズとして復活し、人々の人気を集めています。
通路には世界の有名な橋についての説明や、タワーブリッジの建設過程を映像で見る事が出来るコーナーもあります。
見学の目玉は、南側通路と北側通路を結ぶ、全長11mのガラス張りの通路です。
自分の足の下をテムズ川が流れ、人や車が橋を通行する様子も見えるというのは特別な体験ですよね。
ガラスは四層構造になっているので安心です。
ガラス張りの通路の横には普通の通路もあるので、高いところは怖いという方でも大丈夫ですよ。
住所 : Tower Bridge Road, London, SE1 2UP
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄 タワーヒル(Tower Hill)駅またはタワー・ゲートウェイ(Tower Gateway)駅から徒歩 3分
電話番号 : (020)7403 3761
営業時間 :
料金 : 橋を渡るだけなら無料、Tower Bridge Exhibision入場料、大人11.40£、子供5.70£
公式サイト : タワーブリッジ
1066年にウイリアム1世が築いた王の居城です。
見た目も塔というよりは城砦ですね。
見た目の優雅さとは打って変わって血塗られた歴史を持つ城砦です。
当初は王の権力の象徴として建城され、市民が武装ほう起した際の避難場所でもありました。
徐々に増築を繰り返しながら13世紀には監獄として使用され、16世紀には宗教上の異端者や王への反逆者を幽閉するためにも使われました。
処刑場としても使用されていたため、色々なオカルト・心霊ネタが絶えないスポットでもあります。
立地はタワーヒル(Tower Hill)駅から歩いてすぐで、城のすぐ手前をテムズ川が流れます。
そこから見て回る分には無料ですが、中を見学するのは有料で30ポンドほどかかります。
ロンドン塔は外から眺める景色だけでも十分に雄大で、特に夜にライトアップされたロンドン塔は圧巻です。
目の前のテムズ川にかかるタワーブリッジを渡りながら、ぜひロンドンタワーを眺めてみてください。
ちなみに、タワーブリッジを渡ってすぐのシャードは2013年に完成したロンドンの新名所です。
地上310メートルを誇るタワーの70階付近に展望台が設置されているので、絶好のデートスポットになります。
晴れた日には64キロ先も見渡せるというシャードから、また違った角度でロンドンタワーを見下ろしてみるのも良いかもしれません。
中に入って見学するのであればジュエル・ハウスがおすすめです。
現女王のものを含む、王冠や装飾品が展示されています。
内部は撮影禁止なので、ロンドン塔に足を運んだ際には、ぜひその目で確認してください!
こちらのホワイトタワーもおすすめです。
高さ27.4メートルもあるロンドン塔の原型となった建物で、中には中世の武具が展示されています。
住所 : HM TOWER OF LONDON, London, EC3N 4AB
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄タワーヒル駅より徒歩1分
電話番号 : +44 20 3166 6000
定休日 : 1/1、12/24〜26
開館時間 :
料金 : 大人29.90£、子ども(5〜15歳)14.90£
公式サイト : ロンドン塔
11世紀に建てられたウェストミンスター宮殿が、16世紀以降は国会議事堂として使われています。
また、それに付随する大時鐘がビッグ・ベンです。
国会議事堂、ビッグ・ベン共に1834年の火災でそのほとんどが焼失し、現在のネオ・ゴシック(ゴシック復興)様式と呼ばれる建築手法で再建されました。
その後、第二次世界大戦時に国会議事堂が再度破壊された際も、ビッグ・ベンは壊れずに鐘を鳴らし続けたそうです。
なお、宮廷内(議場内)はガイドツアーも企画されており、議会の傍聴も可能です。
時間がない方は、対岸やウエストミンスター・ブリッジから全体を見渡すだけでも十分に楽しめるでしょう。
夜には国会議事堂全体がライトアップされるため、近くのロンドンアイから見下ろすようにして眺めるのもおすすめです。
内部を見学する場合は、中央ロビーを挟んで南側が上院、北側が下院となっています。
上院の方が内装は豪華なので観光の際にはお勧めです。
また、1834年の火災で燃えずに残ったウエストミンスター・ホールも必見です。
ビッグ・ベンの正式名称はかつて「クロック・タワー」でしたが、エリザベス2世の在位60周年を記念して、現在は「エリザベス・タワー」と改修されています。
時計台全体を指して「ビッグ・ベン」と思っている人が多いですが、本当は「ビッグ・ベン」は鐘単体のことを指します。
ちなみに、ビッグ・ベンと呼ばれるようになった由来ははっきりしないそうで、一説では工事を担当した"ベン"ジャミン・ホールの名から来ているとも言われています。
ビッグ・ベンは今現在も現役で、15分毎に鐘が鳴ります。
また、その音色は8キロ先まで届くとも言われているそうです。
ビッグ・ベンには完成当初に出来たひび割れが今でも残っていて、それがビッグ・ベン独特の音色の元になっているようです。
1860年頃の完成間もない頃に近くで行われた工事が原因で傾いているそうです。
イギリスの大衆紙、 サンデーテレグラフ が伝えるところによると、当時は3ミリ程度だった傾きは年々ひどくなり、2011年当時で既に43センチも垂直線から離れていたそう。
ピサの斜塔並に傾くにはまだ4000年程かかるとのことなので、倒壊の危険はなさそうですが…
目視でもわかるレベルになってきているとのことなので、ぜひ目を凝らしてみてください。
住所 : Westminster, London SW1A 0AA
マップ : Googleマップ
アクセス : ウェストミンスター駅より徒歩すぐ
電話番号 : +44 20 7219 4272
見学 :
料金 : 大人 £25、11歳~17歳 £10
注意 : ビッグベンのツアー参加者は334 段の階段を自力で登れる11歳以上に限る
公式サイト : UK Parliament
西暦960年にベネディクト派の修道院として建立され、当時はノルマン様式の寺院でしたが、13世紀にフランスの建築家を招き、フランスゴシック様式に改装され現在の寺院の原型になりました。
20世紀まで墓所や西側正面、塔などの増改築が行われてきたので、様々な建築様式が混在しています。
アーチ状の天井や美しいステンドグラスは必見です。
王族の冠婚葬祭、追悼式などの行事も執り行われ、王族、貴族、政治家、著名人などが埋葬されている事でも知られています。
1997年にダイアナ妃の葬儀が世界に中継され、一躍有名になりました。
2011年にはウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式。
2022年9月にエリザベス女王の国葬が行われたのは記憶に新しいところです。
1066年、ウィリアム征服王の戴冠式以降、エドワード5世とエドワード8世を除く歴代のイギリス王が、「エドワード懺悔王の礼拝堂」で戴冠式を行っています。
王族以外で埋葬されている著名人は、アイザック・ニュートン、チャールズ・ダーウィン、作曲家のヘンデルなど、まさに所狭しといった感じで床にも壁にもずらり。
1987年、ユネスコの世界文化遺産に登録されました。
じっくりと見学したい方は、日本語のオーディオガイド無料貸し出しがあるので利用しましょう。
ちなみに、1927年にウェストミンスター寺院の為に作曲された「ウェストミンスターの鐘」は「キンコンカンコーン♪」という学校のチャイムのもとになったメロディーです。
住所 : 20 Deans Yd, London SW1P 3PA
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ウェストミンスター駅より徒歩2分
電話番号 : +44 20 7219 4114(チケットオフィス)
開放定休日 : 日曜
開館時間 : 9:30~15:30(土曜日9:00~15:30)
料金 :
公式サイト : ウェストミンスター寺院
ウェストミンスターの公園ケンジントン・ガーデンズ内にあるケンジントン宮殿。
もともとはノッティンガム伯爵のための邸宅だったものを、17世紀末にウィリアム3世が買い取ってからは、王族が暮らすようになりました。
大英帝国の象徴的存在だったヴィクトリア女王は、この宮殿で生まれ、即位するまでここで暮らしています。
チャールズ国王と故ダイアナ妃も新婚時代から、亡くなるまでを過ごした場所。
没後20年が経っても、ダイアナ妃の命日には多くの人が花束を持って訪れています。
1760年に王宮がバッキンガム宮殿に移されてからは、王家の親族が暮らすようになり、ケンブリッジ公爵ウィリアム王子とキャサリン妃の家族が暮らしていた事もあります。
実際に王族が住む宮殿の一部が博物館として公開されているというのも、イギリス王室らしいところ。
ヴィクトリア女王の愛用品やドレス、ダイアナ妃が描いた壁画など、珍しいコレクションを見ることができます。
なお、ヴィクトリア女王の純白ウェディングドレスは当時はかなり大胆なチョイスだったそうで、それ以降、一般にも白いウェディングドレスが流行したんだそう。
他にもジョージ王朝時代の居間や調度品など、見応えのある展示品ばかりです。
見学に疲れたら、ケンジントンガーデンズの敷地内にあるティールーム「 オランジェリー 」がおすすめです。
オランジェリーとはオレンジの温室という意味で、アン王女がオレンジやレモンなどを栽培していた場所がティールームになっています。
多くの人のお目当ては、カジュアルに楽しめる本格的なアフタヌーンティー。
人気があり行列が出来るので、あらかじめ予約をしていきましょう。
住所 : Kensington Gardens, London W8 4PX
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄クイーンズウェイ駅より徒歩10分
電話番号 : +44 333 320 6000
閉館日 : 不定休(公式サイトにて要事前確認)
閉館時間 :
料金 : 大人16£、こども(16歳以下)8£
公式サイト : ケンジントン宮殿
ロンドンを訪れたなら、博物館や美術館巡りも欠かせません。
大英博物館をはじめ、イギリス全土で国立の博物館や美術館が無料というのは、物価が高いイギリスではかなり嬉しいポイントです。
数あるロンドンの観光観光地の中でも、一押しは"大英博物館"です!
大英博物館は1759年に設立され、年間600万人の来館者数を誇ります。来館者の半数以上は旅行・観光客が占めるとも言われまさに名実ともにロンドン随一の観光スポットです。
ルーヴル博物館やエルミタージュ博物館と並んで"世界三大美術館"とも称され(三大美術館には色々なパターンがあるみたいですが…)、その収蔵数はなんと800万点。
常設されているのは15万点程で常にすべての収蔵物が展示されているわけではないため、何度足を運んでも違った作品に出合えるのも魅力です。
実はその収蔵品のほとんどが個人からの寄付で成り立っているという大英博物館には世界史で何度も登場するような美術品の他にも、考古学的な遺物・標本や世界各地の工芸品、民俗資料など様々なものが収蔵されています。
これだけのスペックを誇りながら入場料はなんと無料(寄付を受けつけています)!
立地もロンドン中心街からほど近いホルボーン(Horborn)で、ディナーや買い物を楽しむのにぴったりなSOHO地区にも徒歩で行ける距離なので観光プランにも組み入れやすいのも魅力ですね。
余りにも有名かつ貴重な収蔵物が多いため、今回はTABI CHANNEL編集部の独断と偏見でおすすめ収蔵物を3点だけご紹介します!
大英博物館の収蔵物に関しては本を一冊書いても語り切れないほどの魅力があるので、詳しくは別記事でご紹介しますね。
1799年のナポレオンのエジプト遠征の際に発見された石碑です。
エジプトプトレマイオス朝のプトレマイオス3世を称える碑文がヒエログリフ、デモティック、古代ギリシャ文字の3種類の文字で刻まれているのですが、この中に楕円で囲まれた文字があり、これが当時のファラオの名を示します。
これにシャンポリオンが気付いたことがヒエログリフ解読のきっかけになったと言われています。
ロゼッタストーンは1階、メインエントランス入って右側のエジプトコーナーに展示されています。
アッシリアの古代守護神で"ラマッソス"とも呼ばれています。
頭部が人間で体が牡牛で更には羽が生えています。
古代アッシリアでは牛(水牛)はライオンと並んで力強さを表す象徴とされていたそうです。
この像の特徴は、大英博物館の展示物で一番という大きさ、高さ・長さ共に4.4メートルもあり重さは16トンもあります。
当時の技術ではそのまま運べないためいくつかに切断して運び込まれたと言われ、よく見るとそのあとを見つけることができます。
また、足が前から見ると2本足、横から見ると4本足、合計だと5本脚という不思議なつくりをしているため、これも注目して見てみてください。
ラマッソスもロゼッタストーンと同じく1階、正面玄関を入って左側のエジプトコーナーの奥、ギリシア・ローマ コーナーにあります。
ミイラといえばファラオのものが有名ですが、こちらのジンジャーを今回はおすすめします。
ジンジャーの名称は頭髪の赤い色から付いた通称で、BC3400年頃のミイラだと言われています。
実は当時はまだミイラ作りの技術が確立されていなかったのでジンジャーは自然に水分が抜けてミイラ化したそうです。
注目ポイントは埋葬方法ですね。
古代エジプトでは心臓は心を司る大事な臓器だと考えられていたので、このような左胸を包み込むような体制で埋葬されていたそうです。
住所 : GREAT RUSSELL STREET, LONDON, WC1B 3DG
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 20 7323 8299
定休日 : 1/1、12/24、12/25、12/26
開館時間 : 10:00~17:00(最終入場16:00) ※金曜は20:30(最終入場19:30)まで
料金 : 無料(特別展は有料)
公式サイト : 大英博物館
トラファルガー広場に面した「ナショナルギャラリー」は、所蔵数約2300点、年間600万人以上が訪れる人気の高い美術館です。
創立は1824年、銀行家の38点のコレクションを国が買い取って国立美術館をスタートさせたという、ヨーロッパでは珍しい経緯があります。
主なコレクションは13世紀から19世紀にかけてのヨーロッパ絵画で、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロ、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホなど、巨匠と言える画家の作品が一堂に会しています。
ナショナルギャラリーは、年代別に展示されているので、セインズベリー棟(13世紀~15世紀)、ウェスト棟(16世紀)、ノース棟(17世紀)、イースト棟(18世紀~20世紀前半)という順で周るのがおすすめです。
「ひまわり」1888年/ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ
ナショナルギャラリーで一番人気がある作品がこちらの「ひまわり」です。
世界に7点(1点は焼失)ある同じ構図の「ひまわり」の中で、4番目に描いたとされる作品。
損保ジャパン東郷青児美術館にある「ひまわり」は、この作品をゴッホ自身が模写した5番目と言われ、アムステルダムのゴッホ美術館の「ひまわり」は、5番目を模写した物だと言われています。
ジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー 「解体されるために最後の停泊地に曳かれてゆく戦艦テレメール号」
この作品は、BBCが企画した「イギリス国民が選ぶイギリス所蔵の最高傑作」に選ばれ、2020年以降の20ポンド札の図案に採用が決定しています。
1805年のトラファルガーの海戦で活躍した海軍帆船テメレール号が、牽引されて解体場へ向かう姿が描かれています。
夕日を浴びるテメレール号の姿がどことなく物悲しげで、人間の晩年を感じさせ、見る者の心を捉えて止みません。
他にも、オランダの巨匠フェルメールの「ヴァージナルの前に立つ若い女」や、レオナルド・ダ・ヴィンチの「岩窟の聖母」などが人気です。
ナショナルギャラリーには、本格レストランの「The National Dining Room」と手軽に利用できる「The National Cafe」があるので、休憩を挟みながらゆっくり名画鑑賞を楽しんでくださいね。
ミュージアムショップも充実しています。
大英博物館と同じく入場料は無料ですが、寄付を受け付けているので、気持ちだけでもぜひどうぞ。
住所 : The National Gallery, Trafalgar Square, London WC2N 5DN
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄チャリングクロス駅から徒歩4分
電話番号 : (020)77472885
定休日 : 1/1、12/24〜12/26
営業時間 : 10:00〜18:00 ※金曜は〜21:00まで
料金 : 無料
公式サイト : ナショナルギャラリー
通称V&Aとして知られるヴィクトリア&アルバート博物館は、1851年のロンドン万博をきっかけに、翌年から製品博物館として開館しました。
その後、サウスケンジントンに移転しサウスケンジントン博物館として親しまれてきましたが、1899年にヴィクトリア女王がヴィクトリア&アルバート博物館の名に改称します。
以来、各国から集められた伝統工芸品、現代美術、ファッション、デザインなど多岐にわたるコレクションを誇るロンドン屈指の博物館として現在に至ります。
コレクションの数は400万点以上で、その質の高さやバラエティの豊かさは世界でも並ぶものが無いとまで言われています。
ギャラリー数が145、通路の全長が13キロと広大なので、マップであらかじめ見たい物の場所をチェックしておきましょう。
数あるコレクションの中でも、興味深く人気が高いのがファッションコレクションです。
中世のドレスから、移り変わるファッションコレクションを見ているだけでも楽しいですよ。
現代ファッションの代表として、ヴィヴィアンウェストウッドやアレキサンダーマックイーンのコレクションがあるのはさすがイギリスですね。
英国ロイヤルファミリー所有の宝飾品や、古代ギリシャから現代までの3000点を超える豪華なジュエリーの展示はため息ものです。
今では美術館や博物館にカフェが併設されているのはごく一般的ですが、その発祥はV&Aのカフェとなっています。
豪華な内装でクラシカルな雰囲気を味わえるカフェですが、セルフサービスなので実はとてもリーズナブル。
ロンドンで1番豪華でカジュアルなカフェと言われるほどなので、ぜひ利用してみてください。
住所 : Cromwell Rd, London SW7 5BD
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄サウスケンジントン(South Kensington)駅から徒歩5分
電話番号 : (020)79422000
定休日 : 12/24、12/25、12/26
営業時間 : 10:00~17:45 ※金曜は22:00まで
料金 : 無料
公式サイト : ヴィクトリア&アルバート博物館
ちょっとマニアックな博物館、「シャーロックホームズ博物館」をご紹介します。
イギリスの小説家アーサー・コナン・ドイルが書いた名探偵小説は、発表から100年経った今なお世界中にファンを持つ名作です。
小説の中で、ホームズと友人のワトソン氏が下宿をしていたのが、221B Baker Streetでした。
そして、この地にシャーロック・ホームズにちなんだ博物館が作られたのです。
シャーロック・ホームズのモチーフが描かれたベーカーストリート駅を出ると、シャーロック・ホームズの銅像がお出迎え、博物館まではそこから徒歩3分ほどです。
単に下宿の部屋を再現しただけではなく、調査用のアイテムや、解決のきっかけになった証拠品など、細かい設定がファンにはたまらないはず。
モリアーティ教授など登場人物の蝋人形や、「まだらの紐」などの名場面の再現などもあり、帰国後にもう一度小説を読みたくなるかもしれませんね。
1階は下宿の女主人であったハドソン夫人の手料理が出てくるという設定のレストランがあるので、ランチにでもいかがでしょうか。
チケット代わりに日本語のパンフレットが渡されるため、見学の前に目を通しておくと良いですよ。
映画を見たり、小説を読んでから行くとより一層楽しめると思います。
入り口では当時の服装をした門番さんがお出迎え、ホームズとワトソン氏が被っていた帽子が置かれているので、被って写真を撮るのもお忘れなく。
住所 : 221b Baker St., London NW1 6XE
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ベイカーストリート(Baker Street)駅から徒歩3分
電話番号 : (020)72243688
定休日 : 12/25
営業時間 : 9:30~18:00
料金 : 大人16£、こども(16歳以下)11£
公式サイト : シャーロックホームズ博物館
ロンドンでは、かつてロンドンで一番高い建物であったセントポール大聖堂の景観を守るため、セントポール大聖堂周辺に高層ビルをたてる事が禁止されています。
そのため、ロンドンの高層ビルは、シティと呼ばれる金融街に集まっていますが、数はそれほど多くはありません。
そんなロンドンでは高い所から景色が楽しめる場所は貴重な存在です。
ミレニアムを記念して作られた、高さ135メートル、合計で32個あるカプセル一戸当たりの定員は25名を誇るヨーロッパ最大の観覧車です。
開業当時は大きさ・カプセル一戸当たりの定員共に世界一だったのですが、2008年にシンガポール・フライヤー(高さ150メートル、カプセル一戸当たり定員28人)にその座を奪われました。
テムズ川南岸のサウス・バンクに位置しているため、近くにはコンサートホールや劇場、美術館、レストラン等がひしめいており観光の際には短時間で色々と回ることが出来て非常におすすめです。
また、制作当初はミレニアム記念事業として5年限定での運営を予定していましたが、人気スポットとなったためそのまま現在まで営業が続けられているという経緯があります。
何よりも135メートルの高さから見下ろすロンドンの絶景がおすすめです。
昼なら晴れた日には40キロ先まで見渡すことが出来ると言われていますし、夜には対岸の国会議事堂をはじめ、ライトアップされたロンドンの観光名所を一望することができます。
また、時速0.9キロメートルでゆっくりと回るため1周するのに30分ほどかかります。
ゆっくりと眺望を楽しむことができますね。
ちなみに、全カプセルにエアコン完備なのですが、乗っている人数も多いため、夏にはサウナ状態になることもあります。
当日乗り場でも購入することができますが、おすすめは ネット予約 です。
並びたくない方は、通常チケットと比べて3-4割高いですがファストチケットも用意されています。
また、裏ワザとしてピカデリーサーカス駅近くのマイバスセンターで購入するという手もあります。
大抵の場合は現地よりも混雑していないですし、バスツアーの中に組み込んだり、他の観光スポットを値段を比べながら購入したりできます。
3名以上で貸し切りも出来るそうです。
料金は日本円で9万円ほど…
30分間ロンドンの絶景を独占出来るなら、安いものかもしれませんね。
住所 : Riverside Building, County Hall, London SE1 7PB
マップ : Googleマップ
アクセス : 鉄道または地下鉄ウォータールー駅より徒歩5分
電話番号 : +44 20 7967 8020(チケットオフィス)
休業日 : 12/25、メンテナンス時
営業時間 : 11:00〜18:00
料金 :
公式サイト : ロンドンアイ
2012年に完成したヨーロッパ(EC圏内)で1番高いビル「ザ・シャード」は、その印象的なデザインが特徴。
それもそのはず、手掛けたのはパリのポンピドゥーセンターや関西国際空港ターミナル、銀座のメゾン・エルメスなどを設計したイタリアを代表する建築家レンツォ・ピアノ氏なんです。
建物には1万枚以上のガラス板が使われていることから、シャード(ガラスなどの「破片」)と名付けられました。
互いに接触しない8つの面からなり、透明度の高い低鉄ガラスが角度をつけて取り付けられています。
高さ310m、87階建ての全容は、2~28階がオフィス、31~33階がバー、レストラン、34~52階がロンドン初進出のシャングリラホテル、53~65階がマンション、そして68~72階部分がルーフテラスと展望施設、75~87階は塔屋になっています。
EU圏で1番高いといっても高さ310mと言えば、東京スカイツリーの半分程度。
ザ・シャドーでは、スカイスクレイパーを楽しむのではなくて、ここからしか見ることが出来ないロンドンの全景を楽しみましょう。
展望台は69階の室内と、72階の屋外デッキの2か所で244m地点にあります。
すぐ目の前にテムズ川にかかるタワーブリッジ、ロンドンアイにビッグベン、高すぎず低すぎず、絶妙な高さゆえに建物がはっきり見えるのが特徴とも言えます。
EU圏で1番高いビルだけに、展望台の料金もおそらく世界一かもしれません。
事前にオンラインで予約すると割引があるので、ぜひ利用してください。
階数は下がりますが、31階~33階にあるバーやレストランを利用すれば、展望台の料金は不要。
バー利用だけなら、10£程度でロンドンのパノラマを楽しめるため、展望の高さを求めなければこちらがおすすめです。
住所 : Joiner Street, London, SE1 9QU
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ロンドン・ブリッジ駅より徒歩4分
電話番号 : +44 844 499 7111
定休日 : 不定休
開館時間 : 10:00〜22:00
料金 : 一般入場 32£
注意点 : 開館時間は日によって異なるため要事前確認
公式サイト : ザ・シャード
2014年、ロンドンの中心部シティにオープンした高層ビルである20フェンチャーチは、高さ150m、37階建てで、その形からウォーキートーキー(トランシーバー)とニックネームが付けられています。
このビルの35階に2015年1月にオープンしたのが、今やロンドン観光の人気スポットになっている「スカイガーデン」です。
ガラス張りのスペースにバー、ブラッセリー、レストラン、オープンエアのテラス、そしてガーデンがあり、360度パノラマの景色が広がっています。
高すぎず、低すぎない場所から眺めるテムズ川沿いの、ロンドン塔やタワーブリッジはまるでジオラマのよう。
川を挟んだちょうど反対側には、先述した「ザ・シャード」がそびえ立っていて、その全景を眺めることもできますよ。
スカイガーデンの入場はなんと無料!
ただし、完全予約制となっているため、公式サイトからの事前予約が必須になります。
英語ですが、日時と人数と個人情報の入力だけなので頑張ってトライしてみてください。
毎週月曜日に3週間先の1週間分のチケットが予約可能というシステムなので、希望の日時がすぐ埋まってしまう可能性もあります。
そんな時には、36階にあるブラッセリー「 ダーウィン 」での朝食やランチ、ディナーはいかがでしょうか。
こちらも当日だと入れないこともあるので、旅程が決まり次第予約を入れてくださいね。
予約で窓側の席が取れなかった場合でも、食事の前後に35階の展望フロアに行く事が出来るのでゆっくり景色は堪能することができます。
住所 : 20 Fenchurch Street London EC3M 3BY
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄モニュメント駅(Monument)から徒歩1分
電話番号 : (020)7337 2344
定休日 : 12/25
営業時間 :
料金 : 無料
公式サイト : スカイガーデン
最後にご紹介するのは、ロンドン郊外のおすすめスポット。
時間があればぜひ足をのばして訪れていただきたい、地元の人にも人気の場所を厳選しました。
ハリーポッター映画全8作を制作したリーブスデンスタジオの舞台セットや小道具、衣装などを見学できるファンにはたまらないツアーです。
ツアーと言っても集団で見学するのは最初の数か所のみ、あとは自分のペースでゆっくりと周ることができます。
見学ツアーのチケットは事前予約のみで当日券は販売しておらず、 公式サイト からの購入のみ。
日本への郵送(有料)もできますし、予約票をプリントして行けば、当日入り口で発券する事も可能です。
ただ、あまりに人気が高く、かなり先の日程まで売り切れになっているので要注意です。
そんな場合のおすすめは、ツアー会社の販売する送迎付き、オックスフォード観光付き、チケットのみなど様々なパッケージ。
特に送迎付きならば移動もラクラク、確実にチケットを入手するならばプラス数千円の投資もありですよね。
ツアー名: ハリー・ポッター・スタジオツアー スタジオ見学4時間 申込と同時に予約確定!オフィシャルバス利用<ロンドン・ヴィクトリア駅発>
予約サイト: VELTRA
申し込みと同時に予約が確定するので、予定が立てやすい嬉しいツアーです。
ハリー・ポッター仕様のオフィシャルバスに乗り込み、ワーナー・ブラザーススタジオに向けて出発。
スタジオでは、約4時間の自由時間となります。
お馴染みのグリフィンドール寮の談話室、魔法学校の大広間、一作目に登場したダイアゴン横丁、ホグワーツ特急にコンパートメント!
どれも映画の名場面が色鮮やかに蘇るセットばかりです。
セット以外にも特殊メイク道具やキャラクター、アイテムのデザインなど、ハリーポッターの映画に関する物で溢れています。
殆どの場所が写真撮影OKなので、登場人物になりきって撮影しちゃいましょう。
フードコートでは、バタービールをどうぞ。
USJで飲むのとはひと味違うのは、やはりここが本場だから?
スーベニアグラスは持ち帰り可能、プラスチック製なので割れる心配は無用です。
見学コースの最後に登場するのが、多くの場面で使用されたホグワーツ城の巨大な模型。
各セットには英語の説明パネルがついていますが、より詳しい説明を聞きたい方には、日本語のオーディオガイド(有料)がおすすめです。
最後はお楽しみのお土産コーナー。
寮ごとのウェアやマント、小物類も充実していて、百味ビーンズや蛙チョコもここで買えます。
写真を撮ったりしながら見学すると、2時間~3時間はかかるかもあるので、時間をたっぷり取って訪れましょう。
住所 : Studio Tour Drive Leavesden, Hertfordshire WD25 7LR
マップ : Googleマップ
アクセス : ロンドン・ユーストン(Euston)駅から直通で約20分、ワトフォードジャンクション(Watford Junction)駅下車、駅からはシャトルバスで約15分
電話番号 : (0345)0840900
定休日 : 不定期
営業時間 : 10:00〜20:00(最終ツアーは16:00開始)
料金 : 大人 51.50£、こども 40£
公式サイト : ワーナーブラザーズスタジオツアー
※ハリーポッターの関連記事: 本場ロンドンの「ハリーポッタースタジオ」に潜入してみた!見どころや予約方法まで徹底解説
ロンドンから西に34km、テムズ川南岸に築かれたウィンザー城。
イギリス王室の所有で、エリザベス女王が週末を過ごすお気に入りの場所だった事でも知られています。
11世紀に征服王として知られるウィリアム1世が木造の砦を築いたのが始まりで、その後何世紀にも渡り増改築が繰り返されてきました。
時代が変わるにつれ建築様式も変わり、チェダー、ゴシックなどの様式が混在した重厚な雰囲気を持つ城として人気があります。
お城の敷地内に入ったら、日本語のガイドマップ(無料)と日本語のオーディオガイド(入場料に含まれている)を受け取って説明を聞きながら周りましょう。
現在も国家的行事に使用されているステートアパートメントや、メアリー王妃のドールハウスなど必見。
オーディオガイドはかなり詳しい説明なので、滞在時間が短い場合などは端折りながら進んでくださいね。
夏季(4月~7月)は日曜日を除く毎日11時から、冬季は月、水、金、土の11時からの45分間、イギリス近衛兵による衛兵交代が行われています。
現在でも実戦部隊として活躍している近衛兵による衛兵交代は、見物客のすぐそばを通り抜けていくので、バッキンガム宮殿よりも穴場だと言われています。
ぜひ時間を合わせて見学しましょう。
開催日については、試験的にスケジュールを色々と変えているので、公式ホームページで確認してください。
1475年から約50年かけて建設されたセントジョージ礼拝堂は、英国ゴシックの最高峰と称されています。
アーチ状にデザインされた天井、両脇にはイギリス王室からガーター勲章を受けた家の家紋が印刷された旗がずらりと並び圧巻です。
天皇家の菊の御紋もあるので探してみましょう。
2022年9月には、エリザベス女王の棺が、2021年に亡くなったフィリップ殿下とともに埋葬されました。
観光シーズンにはチケット売り場に行列ができ、セキュリティにも時間がかかるので余裕をもって訪れてください。
住所 : Windsor Castle, Berkshire SL4 1NJ
マップ : Googleマップ
アクセス : ロンドン/ウォータールー(WATERLOO)駅から鉄道 50分、ウインザー&イートンリバーサイド(WINDSOR&EATON RIVERSIDE)駅下車、徒歩 5分
電話番号 : (020)77667300
営業時間 :
料金 : 大人 28£、こども 15.50£
公式サイト : ウィンザー城
世界最大級の王立植物園「キューガーデン」では、世界中の植物種の1/10以上のおよそ700万種類もの植物が育てられています。
18世紀に造られた時は小さな庭園だったものが、徐々に敷地を拡げ、ジョージ三世の時代に大規模な植物園になりました。
広大な敷地内には、19世紀ヴィクトリア時代に建てられたガラス温室のパームハウス、日本庭園、中国パゴタなどがあり、植物好きなら1日いても飽きないはず。
2003年に世界遺産に登録されています。
キューガーデンの目玉とも言えるのがパームハウスです。
1844年に当時の造船技術を採り入れ、鉄とガラスで作られた温室で、全長110m、高さ19mという巨大サイズ。
その名の通り、大きなパームツリーをはじめとした、世界中から集められた熱帯植物が大陸別に植えられていて、まるでジャングルのよう。
パームハウスの裏手には、キューガーデン創立250周年の記念に造られたローズガーデンが広がります。
開花時期の違うバラが植えられているため、大体5月中旬から9月頃まで美しいバラを楽しむことができます。
ロンドンの町中からちょっと離れて、ピクニックがてら1日を過ごすのにもピッタリの気持ちの良い場所です。
住所 : Royal Botanic Gardens, Kew, Richmond, Surrey, TW9 3AB3
マップ : Googleマップ
アクセス : 鉄道Overground線Kew Gardens駅
定休日 : 12/24,12/25
営業時間 : 10:00〜19:00
料金 : 季節により異なるので公式サイトで確認してください
公式サイト : キューガーデン
グリニッジ天文台は、ロンドン市街地から東に約5キロ、テムズ川の畔にあるグリニッジパークの敷地内にあります。
グリニッジの街自体が「海軍都市グリニッジ」として世界遺産に登録されていて、見どころは沢山ありますが、やはり1番有名なのはグリニッジ天文台でしょう。
天文台は1675年に航海術の向上を目的にチャールズ二世の命によって造られ、1884年の国際会議で、ここが世界の時間の基準となる場所になったのです。
ただ、天文台としての機能は1954年に停止していて、現在は国立海洋博物館の一部になっています。
人気はグリニッジ子午線、つまり経度0度の線で、東半球と西半球をまたぐ形で写真撮影する人で行列ができています。
また、天文台の中央にあるフラムスティードハウスの上にある串に刺したような赤い球が見えますが、これは時の珠と呼ばれる物。
12:45になると珠が上がり始め、12:55頃に串の真ん中辺りまで上がり、12:58に頂点に達します。
そして、13:00ちょうどに球が落下して時を知らせるという仕組みで、1833年に設置されて以来、現在まで現役で動いているんですよ。
歴史的な時報を聞いてみたいと思う方は、時間を合わせて訪れてくださいね。
ロンドン唯一のプラネタリウムでは、実際の宇宙の映像とCGを組み合わせた臨場感のある映像を楽しめます。
住所 : Blackheath Av., Greenwich SE10 8XJ
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄カティサーク駅から徒歩10分
電話番号 : +44 20 8312 6608
休館日 : 12月24〜26日
開館時間 : 10:00~17:00(最終入場 16:15)
料金 : 大人16£、子供8£
注意点 : ストライキによる臨時休業の可能性あり
公式サイト : グリニッジ天文台
物価が高いロンドンでは、ホテル料金もかなり高いことで知られています。
ロンドンの中心地になると、4つ星ホテルでも一泊2~3万円以上することが多いので、ホテル代を節約したい方は、格安ホテルチェーンを利用するか、郊外のホテルを選ぶことになるでしょう。
ただし、格安ホテルの中には清潔感や安全面に問題があるホテルもあるので、ホテル予約サイトの口コミ情報をしっかり確認してください。
また、ロンドンは世界で一番5つ星ホテルが多い街だと言われています。
驚くことに、5つ星ホテルになると一番安い部屋でも一泊5万円から、有名ホテルなら10万円からというのが一般的。
伝統と格式がある老舗ホテルから、モダンでおしゃれなホテル、デザイナーズホテルなど選択肢も多く、設備のみならずサービスも一流なので、記念日旅行やハネムーンなら想い出に残ることでしょう。
ロンドンは世界で一番5つ星ホテルが多い街だとご紹介しましたが、歴史的な背景を持っていたり、伝統と格式があるホテルが多いのも特徴と言えるでしょう。
今回取り上げる「ザ・ネッド」は、シティオブロンドン、金融街の中心地に建つ5つ星ホテル。
元の建物は、イギリスの建築家エドウィン・ラッチェンス(通称ネッド)の設計によって1939年に完成したミッドランド銀行本店で、2017年5月にホテルとして開業しています。
かつての銀行窓口だった1階部分は、レストランやバーが10店舗も入る広いスペース。
建物が第一級指定建造物に指定されているので、当時の特徴的な92本の柱や窓口のパネルなどを保護せねばならず、改装にはかなり苦労をしたんだとか。
モダンなデザインを避け、1930年代当時のクラッシックなデザインでまとめられているのも「ザ・ネッド」の特徴です。
客室は全252室。
無料Wi-Fiはもちろん、デスク、ミニバー、セーフティーボックス、バスローブ、スリッパ、バスアメニティなど設備も備品も最新の物が取り揃えられているので安心です。
スタンダードからスイートまで様々なタイプの部屋があり、一番安い部屋でも約400ポンド~なので、決して安くはないですが、話題のホテルに泊まってみたいという方にはおすすめです。
住所 : 27 Poultry, London EC2R 8AJ
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄バンク駅から徒歩1分
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00
公式サイト : ザ・ネッド
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ロンドンの人気スポットの一つ、ナイツブリッジエリアにある「ミレニアム ホテル ロンドン ナイツブリッジ」は人気の4つ星ホテルです。
地下鉄ナイツブリッジ駅から徒歩2分、ハロッズやハーヴェイニコルズをはじめ、ブランドショップ、レストラン、カフェ、スーパーなど何でも揃う賑やかなエリアという好立地。
ハイドパークまでも歩いてすぐなので、朝食までに散歩を楽しむこともできますね。
客室は全222室で、スタンダード、スーペリア、クラブの3カテゴリーに分かれています。
スタンダードの広さは18㎡で、聞くと狭く感じるかもしれませんが、ロンドン中心地としては悪くないサイズ。
客室の設備的にはやや旧式ですが、無料Wi-Fi、32インチスマートテレビ、ミニバー、セーフティーボックス、ネスプレッソマシーンなど、必要な物はしっかりと揃えられています。
ナイツブリッジ周辺で、4つ星クラスのホテルを探している方におすすめのホテルです。
住所 : 17 Sloane St, Knightsbridge, London SW1X 9NU
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ナイツブリッジ駅(Knightsbridge)から徒歩2分
チェックイン/チェックアウト : 14:00〜/12:00
公式サイト : ミレニアム ホテル ロンドン ナイツブリッジ
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ヒースロー空港からヒースローエキスプレス1本で到着するパディントン駅は、地下鉄の乗り入れもありどこに行くにも便利なので、周辺にはたくさんのホテルがあります。
中でも、パディントン駅から徒歩2分という立地の「ザ ピルグリム ホテル」は、ロンドンは観光目的、ホテルは寝るだけという旅好きな方におすすめしたいホテルです。
フロントは存在せず、チェックインは各自オンラインで行うスタイル。
アメニティは最低限、ルームサービスなしなど、ミニマリストに徹底していることでコストを抑え、中心地とは思えないリーズナブルな料金を実現させています。
客室は全73室。
嬉しいのは、全体的にスタイリッシュかつアート感に溢れている点で、ロンドンで駅近のおしゃれなアパートに一人暮らしをしているかのような感覚が味わえます。
1階の人気カフェでコーヒーを飲んだら、街歩きに出かけましょう。
住所 : 25 London St, Tyburnia, London W2 1HH
マップ : Googleマップ
アクセス : パディントン駅から徒歩2分
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00
公式サイト : ザ ピルグリム ホテル
予約サイト : Expedia Booking.com
ロンドンのおすすめ観光スポットやホテルをご紹介しました。
本記事では、イギリス・ロンドンのおすすめ観光スポットを随時更新していきます。
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最終更新日 : 2023/08/16
公開日 : 2016/03/24