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1. ウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)
2. ロンドン・マリオット・ホテル・カウンティー・ホール(London Marriott Hotel County Hall)
3. パーク プラザ ウエストミンスター ブリッジ ロンドン(Park Plaza Westminster Bridge London)
ビッグベンは、英国国会議事堂として使用されているウェストミンスター宮殿に付属している時計台。
ロンドン の顔として非常に有名です。
高さ96.3mの時計台で、ロンドンを象徴する建物となっています。
ロンドンやイギリスといえばまずビッグベンを思い描く人も多いことでしょう。
ディズニー映画『ピーターパン』に登場するなど、幅広い世代に親しまれている観光スポットです。
2017年から約5年に及ぶ大規模改修工事を経て、2022年11月に再びその鐘が響き渡りました。
今回は、そんなビッグベン・国会議事堂について、アクセスや見どころなどの基本情報から、知っておきたいウンチク話まで詳しくまとめました。
住所 : Westminster, London SW1A 0AA
マップ : Googleマップ
アクセス : ウェストミンスター駅より徒歩すぐ
電話番号 : +44 20 7219 4272
見学 :
料金 : 大人 £25、11歳~17歳 £10
注意 : ビッグベンのツアー参加者は334 段の階段を自力で登れる11歳以上に限る
公式サイト : UK Parliament
最もおすすめの交通手段は、空港ターミナル3から出ているヒースロー・エクスプレスでパディントン駅まで行き、地下鉄でウェストミンスター駅へ行く方法です。
ウェストミンスター駅を降りて、少し歩けば国会議事堂・ビックベンへ辿り着きます。
空港からの料金は約20ポンド、所要時間は40分ほどです。
各ターミナルで、地下鉄・ピカデリー線に乗車します。
そして、グリーンパーク駅でジュピリー線に乗り換えて、ウェストミンスター駅へ。
地下鉄の乗り換えが簡単で分かりやすいので、海外旅行初心者でも安心ですね。
料金は約30ポンド、所要時間は約1時間です。
各ターミナルの出口を出たところに、ロンドンの有名なブラックキャブの乗り場があります。
荷物が多いなどにおすすめです。
ロンドンは比較的タクシー会社がしっかりしているので、他国で聞くようなぼったくりはほとんどありませんが、心配なら乗る前に尋ねましょう。
料金は通常約50ポンド、所要時間は1時間ほどです。
国会議事堂は、国会が閉会している期間に内部を見学することができます。
オーディオガイドを借りて自由に周ることもできれば、専門知識を持ったスタッフによるガイドツアーに参加することも可能です。
残念ながらどちらも日本語版は用意されていませんが、美しい宮殿の歴史や建築を学ぶならおすすめ。
チケット購入方法は以下の通りとなっています。
少し奥まった場所にあるJEWEL TOWERと書かれたチケット購入場所で購入します。
看板なども外に出ておらず、分かりにくい可能性があるので、場所を確認しておきましょう。
あらかじめオンラインでチケットを取っておくのもおすすめ。
こちら からツアーを選択します。
オンラインで購入しておけば、当日並ばずにツアーに参加することができます。
見学可能時間帯:月13:00〜17:15、火〜金9:00〜16:30頃、土9:00〜16:15 ※年や日によって若干の変動があります。
所要時間:オーディオガイドツアー60分〜75分、ガイドツアー約90分
ビッグベンを擁するウェストミンスター宮殿は11世紀、歴代の王の居城として使われてきた宮殿。
1090年ウィリアム征服王の時代に完成しました。
しかし、1834年の火災により建物の大部分は焼失、その後の世界大戦の戦禍により再建が繰り返されました。
ビッグベンは、1859年におよそ13年の年月をかけて完成された、ゴシック復興様式の当時世界最大の時計です。
第二次世界大戦中に国会議事堂は破壊されたときにも、時計台は壊れず、鐘を鳴らし続けました。
ビッグベンの名で親しまれていますが、実は正式名称ではありません。
ビッグベンこと時計台の正式名称は、「エリザベス・タワー」。
2012年6月26日、エリザベス2世女王の在位60年を祝して「クロック・タワー」から改称されました。
ビッグベンとは、鐘「グレート・ベル」のニックネーム。
由来については諸説ありますが、この鐘の名が時計塔自体の名前として親しまれるようになっていったのです。
ちなみに、TOTOトイレのCMでお馴染みとなったビッグベン・リトルベンは「便」にかけた名前であり、ロンドンのビッグベンとは関係ありません。
実はビッグベンの鐘のメロディーは、日本人なら誰でも知っているメロディー。
曲名「ウェストミンスターの鐘」という四つの音で奏でられるメロディーです。
これは、日本の学校のチャイムのメロディーの基となったため、日本人にとても馴染み深い音楽となっています。
1859年5月の時計塔完成から2ヶ月後の7月11日に初めて鐘が鳴らされました。
当時このメロディーは「ケンブリッジ・クォーター」と呼ばれ、後に「ウエストミンスター・クォーター(Westminster Quarters)」と呼ばれるようになります。
日本で初めて取り入れられたのは、東京都大田区の中学校です。
当時は授業開始の合図にベルを使っていたものの、そのベルがよく故障していたことから、メロディーがあっておしゃれなロンドンの「ウエストミンスターの鐘」のメロディーを代わりに使用することになりました。
ビッグベンをよく見ても分かりませんが、実は少しだけ傾いてます。
もちろん、ピサの斜塔のように大きな傾きではありませんが、近くで行われたトンネル工事が原因で、北西方向に約22cm傾いてしまったとのこと。
そして2003年以来、毎年約1mmずつ傾いていると言われています。
もしかすると数世紀後、「ビッグベン斜塔」と呼ばれる日が来るかもしれませんね。
煌びやかな内装に圧倒される国会議事堂。
旅行に出かけるその前に、見所を一緒にチェックしていきましょう。
観光客がツアーの順番待ちをするのがウェストミンスター・ホール。
まずは見事な彫刻やゴシック様式の高い天井の美しさを堪能してください。
圧巻のステンドグラスの美しさにも驚かされます。
ウェストミンスター宮殿の中央に位置するセントラル・ロビー。
八角形の形をしたロビーで、上院と下院と呼ばれる議員が二手に分かれて議会へ参加する入口があります。
ロービングルームは、イギリス国王が正装して国会でスピーチする際の控室。
レプリカではなく本物の控室を見学することができます。
英国議会が執り行なわれる議会室。
豪華絢爛な装飾に調度品がイギリス議会の華やかさを想像させます。
エリザベス女王が鎮座する様は、伝統を守り続けるイギリス国会の雰囲気を思わせます。
内見ツアー以外にも、見どころは満載。
例えば、国会議事堂の外には2つの銅像。
ひとつはオリバー・クロムウェルの銅像、もうひとつはリチャード獅子心王騎馬像です。
オリバー・クロムウェルは、17世紀に現在のイギリス連合王国の礎を築いた軍人。
アイルランドの併合とスコットランド侵攻を行った張本人ですが、彼がいなければ今のイギリスは存在しないでしょう。
また、リチャード獅子心王は、リチャード1世のニックネーム。
王位在位中、戦争に明け暮れたことで知られており、この銅像は19世紀からこの地に存在しています。
イギリスの歴史にとって非常に重要な君主とされています。
イギリスの国会議事堂の場合、閉会中であればガイドツアーが実施されていますが、実はお金を支払うことなく内部を見学することも可能。
それが、会議を傍聴するという方法です。
下院の会議は傍聴することが可能で、無料で内部を見られる上に白熱した議会の様子まで見学することができます。
傍聴券の入手には国籍等の制限はなく、外国人旅行者であっても申請書に必要事項を記入すればOKです。
ビッグベンのあるロンドン市内は観光スポットがぎゅっと詰まった町。
ここでは、ビッグベン周辺のおすすめ観光スポットをご紹介します。
戴冠式や結婚式、葬儀など、英国王室の行事が執り行われる国教会の寺院。
1065年に現在のような大寺院に造りかえられ、200年後ヘンリー3世の大改装によりゴシック建築様式の教会とされました。
2022年9月にはエリザベス女王の国葬の様子が世界に中継されたので、記憶に新しいところではないでしょうか。
寺院内の床や壁には、エリザベス1世を含む歴代の王や著名人埋葬された墓地が残っています。
「最も美しいキリスト教会」といわれるヘンリー7世のチャペルも敷地内にあります。
住所 : 20 Deans Yd, London SW1P 3PA
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ウェストミンスター駅より徒歩2分
電話番号 : +44 20 7219 4114(チケットオフィス)
開放定休日 : 日曜
開館時間 : 9:30~15:30(土曜日9:00~15:30)
料金 :
公式サイト : ウェストミンスター寺院
ウィリアム征服王がロンドンの要塞として建設したホワイトタワー。
宮廷として使用された後、牢獄および公開処刑場として使われた歴史を持ちます。
王室の宝を展示するジュエル・ハウスの「クラウン・ジュエル」、世界最大のダイヤモンド「アフリカの星」は必見。
イギリスの歴史と文化を深く学ぶことができる定番観光スポットです。
※ロンドン塔については、下記記事で詳しく紹介しているので、ぜひご覧ください。
→ 監獄に怪奇現象!イギリス・ロンドンきっての恐怖スポット「ロンドン塔」の見どころを一挙紹介
住所 : HM TOWER OF LONDON, London, EC3N 4AB
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄タワーヒル駅より徒歩1分
電話番号 : +44 20 3166 6000
定休日 : 1/1、12/24〜26
開館時間 :
料金 : 大人29.90£、子ども(5〜15歳)14.90£
公式サイト : ロンドン塔
ロンドンの新名所である定番観光スポット「ロンドンアイ」は、高さ135m、ヨーロッパ1の大きさを誇る大観覧車。
2000年3月9日の開業以来、毎年平均350万人以上の人が訪れるほどの人気を誇ります。
当初は5年間という期限付きの営業予定でしたが、あまりにも人気が高いので、引き続き営業することとなり現在に至ります。
定員25名という大きなカプセル型のゴンドラは32基あり、すべて空調完備、バリアフリー対応。
約30分かけて一周する空中散歩では、ロンドン市内はもちろん、視界が良ければ最大40㎞先まで見渡せるので、ウィンザー城が見える事もあるそうです。
チケットは当日窓口でも購入可能ですが、観光シーズンになると、希望の時間帯が売り切れているということもあり得るので、事前のオンライン購入がおすすめです。
様々な割引や、リバークルーズとの組み合わせチケットなどもあるので、 公式サイト でチェックしてください。
住所 : Riverside Building, County Hall, London SE1 7PB
マップ : Googleマップ
アクセス : 鉄道または地下鉄ウォータールー駅より徒歩5分
電話番号 : +44 20 7967 8020(チケットオフィス)
定休日 : 12/25、メンテナンス時
運行時間 : 11:00〜18:00
料金 : 大人 £40(オンライン購入は£30.50~、3歳~15歳のオンライン購入は£27.50~)
公式サイト : ロンドアイ
ビッグベンではギフトショップも営業しています。
イギリス王室やビッグベンをモチーフにしたユニークなアイテムがずらり。
眺めているだけでも楽しめます。
ビッグベンの見学後はもちろん、内部に入らなかったとしても訪れたいショップですね。
イギリス土産の定番である「アヒル」。
日本でいうご当地キャラクターグッズのように、そのスポットならではのアヒルが展開されており、コレクターも多いアイテムです。
このアヒルのビッグベンバージョンは、最も定番のお土産のひとつ。
小さい子へのお土産はもちろん、自分用にコレクションを始めるのも良いですね。
イギリスといえば紅茶。
紅茶を美味しくいただけるティーセットも、お土産として非常に人気があります。
ギフトショップに売られているマグカップやティーポット、紅茶が冷めないように被せるティーコージーには、ビッグベンを思わせる時計のプリントが施されています。
おしゃれでティータイムが楽しくなるグッズです。
ステーショナリーグッズも非常に豊富。
ポストカードやレターセット、ボールペンやノートにもビッグベンが印刷されています。
日常使いしやすく、喜ばれるお土産ですね。
自分用に買っておくのもおすすめです。
世界的にも、ホテル料金が高い事で知られるロンドン。
ビッグベン、ウェストミンスター寺院を眺めることができるホテルとなると、位置的にテムズ川を挟んだ対岸になります。
場所的にはロンドン市内のど真ん中にあたるので、高級ホテルとなり、その料金もかなりのもの。
今回は、最高級ホテル、高級ホテル、そして比較的リーズナブルな4つ星ホテルをご紹介します。
ロンドンには超一流と呼ばれるホテルがいくつもあり、そのほとんどが歴史がある老舗ホテルです。
その中の一つ、創業1889年の「ザ・サヴォイ」は、近代ホテルの先駆けとして知られる5つ星ホテル。
今では当たり前の、客室付きバスルームや、電動エレベーター、24時間対応のルームサービスなどもサヴォイが発祥です。
2005年にはカナダのフェアモントグループに経営が変わり、2007年~2010年の3年かけての大改装が行われ、開業当時のクラシカルな部分と、現代のトレンドがうまく融合した新生「ザ・サヴォイ」に生まれ変わり、注目を集めています。
ロンドンの中心地、トラファルガースクエアやコベントガーデンにも近く、最寄り駅のチャリングクロスまでは徒歩約5分という抜群のロケーション。
数々の著名人を迎えてきた実績、一流のサービスには定評があり、1度は泊まってみたい憧れのホテルの1つとして常に名前が挙がる、名門ラグジュアリーホテルの代名詞と言えるでしょう。
客室はスイートを含む全267室。
エレガントな英国エドワーディアン様式と、アールデコ様式のいずれかの装飾でまとめられています。
無料Wi-Fi、レーベ製フラットスクリーンテレビ、Ruark/Vita Audio製iPodドッキングステーション、デスク、ミニバー、無料ボトルウォーター、ティー/コーヒーメーカー、オーダーメイトのサボイ特製家具を備えています。
多くの客室からは、テムズ川とウェストミンスター寺院、ビッグベンを眺める事ができますが、そうではない客室もあるので、ホテル予約サイトで確認してください。
住所 : Strand, London WC2R 0EZ
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 20 7836 4343
営業時間 : チェックイン 15:00~/チェックアウト ~12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
テムズ川のほとり、ウェストミンスター橋からすぐという素晴らしいロケーションを誇る「 ロンドン・マリオット・ホテル・カウンティー・ホール」。
観覧車ロンドンアイからも近く、橋を渡った対岸すぐにビッグベンがあり、多くの客室、スイートルーム、公共スペースなどから、その雄姿を眺めることができます。
マリオット・インターナショナルのカテゴリーの中でも最上位クラスのホテルで、もちろん5つ星。
ロケーションだけではなく、設備、サービスも一流なので、常に高い人気を誇っています。
客室は全206室。
白を基調にした客室は、明るくスタイリッシュな雰囲気。
無料Wi-Fi、32インチ液晶テレビ、デスク、セーフティーボックス、ミニバー、ティー/コーヒーメーカー、無料ボトルウォーター、ピローメニュー他、必要な物はしっかり揃っているので安心です。
1番狭い部屋でも30㎡あり、ゆったりと寛ぐのに最適。
少し割高にはなりますが、せっかくならばリバービューの部屋をリクエストして、ロンドンを象徴する景色を独り占めしてください。
ホテル名になっているように、もともとはロンドンの議会庁舎として、1922年に建てられた建物で、建物の一部がマリオットホテルになっています。
当時の図書館を改装したレストラン「The Library」では、伝統的な英国アフタヌーンティーが楽しめます。
目の前に国会議事堂とビッグベンの姿を眺めながらのティータイムは格別です。
ロンドンには観光客ばかりが集まるアフタヌーンティーもありますが、こちらは地元の人にも人気なので、予約は忘れずに。
ドレスコードはスマートカジュアルです。
住所 : County Hall, Westminster Bridge Rd, London SE1 7PB
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 20 7928 5200
営業時間 : チェックイン 15:00~/チェックアウト ~12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
4つ星ということもあり、前述の二つのホテルに比べると数段リーズナブルに宿泊できる「パーク プラザ ウエストミンスター ブリッジ ロンドン」。
ロンドンの中心地にあるホテルは古い建物を改装しているものが多い中、こちらは2010年に開業した新築のホテルです。
ロンドンアイまでは徒歩約5分、ビッグベン、ウェストミンスター寺院までは橋を渡って約6分、地下鉄のウォータールー駅までは約5分とどこに行くにも便利な立地。
15階建て、1000室以上の大型ホテルで、屋内プール、スパ、フィットネスジムなどの設備も整っているので、ゆったりとホテルステイを楽しむにも最適です。
客室は全1019室。
無料Wi-Fi、37インチプラズマテレビ、デスク、セーフティーボックス、ミニバー、コーヒー/ティーメーカー、バスアメニティなど、必要な物はしっかり揃っているので安心。
スマホ施錠、スマホでルームサービスなどの近代的なサービスも人気です。
眺望はビッグベンビュー、ロンドンアイビューなど細かく分かれているので、ホテル予約サイトでしっかり確認してください。
住所 : 200 Westminster Bridge Rd, London SE1 7UT
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 333 400 6112
営業時間 : チェックイン 15:00~/チェックアウト ~12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ビッグベンの知られざる魅力をお伝えできたのではないでしょうか。
百聞は一見にしかずなので、ぜひ自身の目でその偉大な姿を見て、鐘の音色を耳で楽しんでくださいね。
最終更新日 : 2023/06/12
公開日 : 2018/04/26