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これさえ押さえればロンドン塔が丸分かり!ロンドン塔の見どころを紹介
3. 囚人たちのメッセージが未だに残る「ビーチャム・タワー」
1. シチズンMタワーオブロンドン(citizenM Tower of London)
2. エイペックス シティ オブ ロンドン ホテル(Apex City of London Hotel)
3. ダブルツリーbyヒルトン ロンドン タワー オブ ロンドン(DoubleTree by Hilton London -Tower of London)
シティオブロンドン周辺に位置するロンドン塔。
イギリス・ロンドンの中でもビジネスの中心地でありながら、セントポール大聖堂、タワー・ブリッジといった有名な観光地としても名高いエリアにあります。
がっちりと威圧的な壁に覆われたロンドン塔は、近代的な街並みには似合わずどこか異彩を放ちます。
監獄や処刑場と恐ろしい顔を持つロンドン塔では、数知れない囚人たちが人生のピリオドを迎えました。
もちろん、現在ではそのような役割は一切ありません。
1988年には世界文化遺産としても登録されたこともあり、爆発的な人気を誇る観光名所として生まれ変わりました。
住所 : HM TOWER OF LONDON, London, EC3N 4AB
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄タワーヒル駅より徒歩1分
電話番号 : +44 20 3166 6000
定休日 : 1/1、12/24〜26
開館時間 :
料金 : 大人29.90£、子ども(5〜15歳)14.90£
公式サイト : ロンドン塔
ロンドン塔の起源は1000年近く前の11世紀まで遡ります。
1066年にヘイスティングスの戦いで勝利を収め、イングランド王に即位したウィリアム1世が、ロンドンの地を外敵から守るために要塞を建設したことから始まります。
ロンドン市内とテムズ河の両方を1度に監視できる絶好の場所として、この地が選ばれたようです。
敷地内には大小含めると20の塔から構成されています。
王室の居住地として利用されていた当時は、現在のホワイト・タワーのことをロンドン塔と呼んでいました。
ホワイト・タワーは王族の居住地として使用され、それを囲むように様々な塔が建てられました。
しかし16世紀になると、ヘンリー8世の意向により王宮は別の宮殿に定められました。
そのため、ロンドン塔は兵器などを保管する軍事施設へと姿を変えました。
中でも重要なのが監獄としての役割です。
この頃から城壁を含めた全体をその名で呼ぶようになったようです。
監獄の役割が長く続いたため、ロンドン塔は多くの人が抱いているような暗いイメージが定着してしまったのだそう。
ロンドン市内を移動する際は、地下鉄(Tube)を利用するのがおすすめです。
各方面に地下鉄網が張り巡らされているため、たいていの観光スポットに行くことができます。
ロンドンで地下鉄移動する際には、交通ICカードの「オイスターカード」が便利です。
日本のSuicaやPASMOのようにプリペイド式で利用でき、切符をいちいち購入するより、乗り換えが圧倒的に楽になりますよ。
オイスターカードは、駅構内の切符売り場で購入可能です。
他にも1日乗り放題になるトラベルカードの1日券もおすすめです。
ロンドンの中心地にあるロンドン塔は、アクセスが良いスポットです。
最寄り駅からは徒歩5分程度、周辺にはバス停もあるため様々な手段でアクセスが可能です。
また、周辺には広大なテムズ川も流れているため、散歩がてらに徒歩で訪れるのも良いでしょう。
ロンドン塔の地下鉄の最寄り駅はDistrict線またはCircle線の「Tower Hill駅」です。
最寄駅からは徒歩5分ほどの距離。
駅構内にロンドンタワーへの看板があるため、それに従って進むと安心です。
地上に出ると、ロンドン塔がすぐに目に入ります。
地下鉄は路線が非常に多いため、ロンドン塔に向かう際は別の路線に乗り間違えないよう注意してください。
二階建ての赤いバスはロンドンの象徴的な乗り物ですよね。
2階の席から一味違う目線でロンドン市内を眺めるのも、ロンドン観光の一興でしょう。
ロンドン塔へ向かうバスのルートナンバーは15、42、78、100、RV1です。
観光名所を循環するバスのほとんどがロンドン塔付近で停車するため、どこで降りればいいか分からない場合は外の風景を頼りに降りてください。
ロンドン塔入場口の西側の広場にチケットの購入受付ブースがあります。
当日券も購入できますが割高になってしまうため、事前に予約しておくのが良いでしょう。
ロンドン塔ホームページ から予約ができます。
季節や為替の変動にもよりますが、チケットの価格は下記の通りです。
これは日本の学割やシニア割と考えると良いでしょう。
家族で訪れる際は、家族割を利用するとお得にチケットを購入することができますよ。
チケットには寄付付きのものもありますが、これは任意なので、希望しない方は安い方のチケットを購入して問題ありません。
少し割高に感じるかもしれませんが、十分払う価値のある観光スポットです。
ロンドン塔内は迷路のように入り組んでおり、初めて訪れる方は迷ってしまうかもしれません。
どのスポットにも歴史的な背景が隠れているため、時間を忘れて楽しめるのがロンドン塔の魅力です。
しかし、塔内すべてを回りきるのは至難の業。
そこで、時間の無い方でも、ここだけは押さえておきたいというおすすめのスポットをご紹介します。
ここまで読み進めてきてあまり良いイメージをもてないという方もいるかと思いますが、ロンドン塔は血塗られた過去ばかりではありません。
実はロンドン塔で最も人気の高いスポットがジュエル・ハウスです。
ヘンリー8世が敷地内に宝物の保管庫を建設して以来、ロンドン塔は宝石の保管庫のような役割も兼ねるようになりました。
HRH The Prince of Wales’s Investiture Coronet is now on display in the Jewel House at the Tower 👑 This stunning coronet is made of 24 carat Welsh gold and features HRH's star sign, Scorpio, arranged as a constellation around the orb https://t.co/HlXBI2ku5s @RCT pic.twitter.com/WHiZhgfXGk
— The Tower of London (@TowerOfLondon) February 19, 2020
ジュエル・ハウスでは、見事な宝石がふんだんに散りばめられた宝物「クラウン・ジュエル」が展示されています。
これはイギリス君主の最大の権力を象徴していて、その煌びやかさに誰もが見とれてしまいます。
中でもウェストミンスター寺院での戴冠式の際に使用される「聖エドワード王冠」「宝珠」「王笏」「指輪」のセットには目が引かれます。
王笏は、世界で2番目に大きい530カラットのダイヤモンドが使用されています。
そのあまりの大きさに息をのむこと間違いありません。
【今日は何の日? 1953年6月2日】
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) June 1, 2020
英国の女王、エリザベス2世戴冠式 #6月2日
(写真はAFP時事)
記事はこちら⇒ https://t.co/r5ug0FN8kL pic.twitter.com/c288g2gRnV
これらの「即位の宝器」は故エリザベス女王が27歳の時の戴冠式でも実際に身にまとわれました。
代々受け継がれる宝石類の重厚な歴史がうかがえますね。
王室の煌びやかさが惜しみもなく感じられるジュエル・ハウスは大変込み合うため、人が少ない午前中に訪れることをおすすめします。
ロンドン塔の象徴とも言われるホワイト・タワーには甲冑や武具などロンドン塔の歴史ともいえるものが展示されています。
1000年物歴史を誇る貴重な建物の外観の美しさにもうっとりするのももちろん、内部の展示物も必見です。
拷問器具も展示されていますが、過酷な拷問の末に処刑された囚人はごく一部でした。
しかし、塔内で拷問刑に処された1人で数少ないとある囚人は、仰向けに寝かされた状態で手足や胴体を引っ張られる「引き伸ばし拷問」を科せられています。
解説プレートを読むだけでも身の毛もよだつ恐ろしさを感じます。
また、西洋の甲冑が並ぶ中、不思議にも日本の鎧兜が展示されています。
これは、1613年に2代将軍の徳川秀忠がジェームズ1世へと贈った2組のうちの1つの甲冑だそうです。
そしてこの甲冑は、1575年に長篠の戦で織田信長と徳川家康の連合軍に敗れた武田勝頼のものとのこと。
日本の歴史的な戦いの慰霊品が同じく悲惨な過去を持つロンドン塔にあるのは、何かの縁を感じますね。
展示物の数が多いホワイト・タワーでは、じっくり見て回っているとあっという間に時間が過ぎてしまします。
時間配分には十分気を付けましょう。
ビーチャム・タワーは1281年、エドワード1世の時代に建てられました。
監獄として使用されていたビーチャム・タワーの壁には、当時の囚人たちが刻み込んだ数多くのメッセージが残されています。
#OTD in 1553 Lady Jane Grey was tried & convicted of treason. She had been proclaimed queen for nine days, until Mary Tudor entered London with popular support & imprisoned her in the Tower. Eventually Mary condemned her to death. This graffiti can be found in the Beauchamp Tower pic.twitter.com/NtavxPqfoL
— The Tower of London (@TowerOfLondon) November 13, 2018
有名なものでは、ジェーン・グレイの夫であるギルフォード・ダドリーが残したと言われる「JANE」の彫刻です。
ジェーン・グレイはヘンリー7世のひ孫で、エドワード6世の死後、イングランド女王の座に擁立されました。
しかし、メアリー1世に敗れたためすぐに廃位し、ビーチャム・タワーに監獄された後、処刑された人物です。
その夫であるギルフォード・ダドリーも同日に処刑されました。
彼らの生きた証と思うと、なんとも切ない気持ちになります。
Another little project finished! Improving the paved entrance into the Beauchamp Tower @TowerOfLondon with @RadleyHouse @InspectorSidell and HRP archaeologists, curators and services engineers. Who doesn't like a 'before' and 'after' photo? pic.twitter.com/Qk3WYY9Zqm
— HRP Surveyors (@HRP_Surveyors) September 20, 2019
また、ビーチャム・タワーは他の塔とは違い、監獄ならではの構造も必見です。
タワー内の通路や扉は非常に小さく、長身の多いヨーロッパ人にはかなり狭い空間だったことが分かります。
ここで監獄されていたほとんどの囚人は処刑されてしましました。
入口からホワイト・タワーに向かって進むと見えてくるのが、大きな格子門を抱えたトレイターズ・ゲートです。
刑罰にも階級の差があり、中世から近世にかけてロンドン市内には2か所の処刑所がありました。
その中のファーストクラスに値する処刑場が、ロンドン塔裏手にあるタワーヒルという小高い丘です。
ファーストクラスで処刑を望むには、このトレイターズ・ゲートを通る必要がありました。
この門は日本語で「反逆者の門」と呼ばれます。
地獄の門に等しく、一度門をくぐると2度と生きて出てくることはできない恐ろしい門でした。
実際には75名の反逆者がこの門をくぐったそうです。
この地で処刑されたのは歴史上名高い人物ばかりで、エドワード4世の兄弟、ヘンリー8世の愛人、ヘンリー8世の2人目の妻アン・ブリーンなど、王族に関わる人物ばかりです。
一見華やかな王族も、実際はどろどろした関係が続いていたことがうかがえます。
ブラッディ・タワーは、エドワード4世の兄弟が叔父のリチャード3世によって殺害されるという残虐な事件が起きた場所です。
日本語では「血塗られた塔」と非常に不気味な名称です。
今でも兄弟が監禁されていた一室には、彼らが使用していた寝台が残されています。
寝台は樫の木で作られたもので、葡萄のツルや葉が模様として刻み込まれていました。
意外にも室内は広く、想像する監獄とは違うかもしれません。
ここには身分の高い囚人が幽閉されていたことが多かったのが納得できますね。
しかし、その兄弟というのは兄が13~14歳、弟が10歳あたりとまだまだ幼い子供です。
そんな彼らが短い生涯のほとんどをこの部屋で過ごしたことを思うと胸が痛みます。
The Bloody Tower was originally called the Garden Tower. The alleged murder of the Two Princes spurred the name change #WHDay2017 #WHSHour pic.twitter.com/Ek7gxPb9Ps
— The Tower of London (@TowerOfLondon) April 18, 2017
当時、その兄弟は行方不明になったと騒がれていましたが、彼らの遺体は150年ほど経ってからホウワト・タワーに続く入口階段下で発見されました。
ロンドン塔では子供の足音や子供の駆け回る姿が度々目撃されています。
未だに殺害された兄弟が、気付かぬまま過ごしているのかもしれません。
ロンドン塔には魅力的な建物がたくさんあることから、つい建物内部にばかり目が行きがちです。
しかし、その建物を取り囲む外部にもロンドン塔を象徴する魅力がたくさんあります。
ロンドン塔ならではの光景や伝説は、見るものをワクワクさせるでしょう。
ぜひ知識を増やして、塔全体を楽しんでください。
ロンドン塔の見学者入り口であるバイワード・タワー前では、派手な制服を着た年配の護衛官を見かけます。
彼らは通称ビーフ・イーターと呼ばれ、退役した軍人が宮廷の衛兵として仕事を全うしています。
ビーフ・イーターという名前の由来は諸説あり、昔給料の代わりに牛肉を支給されていたため、また国王の食事のあとは短剣にされる分だけの牛肉を持ち帰ることが許されたためなどの説があります。
しかし、本当の理由はいまだにわかっていないようです。
その名にふさわしく、威風堂々と構える姿はとてもかっこいいですよね。
彼らが来ている赤いコートの制服は、15世紀のチューダー王朝時代に宮廷で使用されていたもので、長い歴史を感じます。
お得意のジョークを交えた観光案内は、聞いていて非常に楽しく、これからのロンドン塔観光をよりワクワクさせてくれます。
従来は男性がその役を担っていましたが、2007年からは女性のビーフ・イーターが誕生し、長い歴史のロンドン塔でも新しい風が吹き始めました。
ロンドン塔には世界最大級の大きさを誇るワタリガラスが飼育されています。
このカラスには数々の言い伝えが残されています。
以前は勝手に住み着いていたカラスですが、チャールズ2世が駆除をする際、占い師から「カラスがいなくなるとロンドン塔が崩壊し、やがてイギリスが滅びる」とのお告げを受けたそうです。
それ以来、ロンドン塔では一定数のカラスを飼育する風習が始まったとされています。
他にも、英雄として名高いアーサー王が魔法でワタリガラスに姿を変えられてしまったという伝説が残っています。
そのため、ワタリガラスを駆除するということはアーサー王への反逆行為とみなされ、古くから不吉なことが起こるとされています。
お告げや魔法などイギリスのロマンを感じますね。
ワタリガラスは飼育専門の衛士である「レイヴンマスター」によって養われています。
毎日生肉が与えられ、寝場所はなんと専用の個室とのこと。
非常に優雅な生活を送っているようです。
また、ワタリガラスは頭が良く、モノマネをすることがあります。
運が良ければ、モノマネをする可愛らしい姿を見られるかもしれません。
昼は観光客でごった返しになるロンドン塔はもちろん夜間はクローズされてしまいますが、夜になると知る人ぞ知るイベントが欠かさず行われています。
700年間も毎日欠かさず続けられている「キー・セレモニー」です。
これはロンドン塔の守衛長が毎晩決まった時間に正門にかけるまでの作業が儀式化したものです。
Posted by Colin Pauley on Saturday, April 27, 2019
毎晩21:53になると、片手に手提げランプ、もう片方に鍵を持った守衛長が現れます。
そして、見張り番との一連の掛け声が交わされます。
この時に注目してほしいのが、見張り番は守衛長に話しかけているのではなく、鍵に対して話かけているということです。
たった7分間の儀式ですが、その神聖な雰囲気に圧倒されてしまいそうです。
元監獄だけあって、夜になるとより不気味で背中がぞくぞくします。
The ceremony of the keys pack for your viewing pleasure, to enjoy 😉
Posted by Change Range on Thursday, August 29, 2019
儀式に参加するには事前予約が必要です。
また、2か月前までには鍵がイギリスに届くよう発送しなければなりません。
文頭に「Application Form for ceremony of the Kyes」と書き、申込者と見学者全員の名前、希望日を記入して、返信用封筒にこちらの名前と住所を明記し、国際返信切手券を添えて郵送します。
1度に申し込める人数は6名まで度限りがあるため注意してください。
少し面倒な作業ではありますが、一味違ったロンドン塔は一見の価値ありです。
小説家として日本で有名な夏目漱石は、実はイギリスでの留学経験があります。
そして、その時に訪れたロンドン塔について綴った『倫敦塔』という本を出版しています。
やはりその頃からロンドン塔は人気があったんですね。
そこには、ダンテの死を引用したトレイターズ・ゲートについてこう記述されています。
憂の国に行かんするものは此門を潜れ。
永却の阿責に遭わんとするものは此門を潜れ。
迷惑の人と伍せんとするものは此門を潜れ。
正義は高き主を動かし、神威は、最上智は、最初愛はわれを作る。
我が前に物なしただ無窮あり我は無窮に忍ぶものなり。
此門を過ぎんとするものは一切の望みを捨てよ。
このように、門を潜る反逆者たちの心境が綴られている詩を事前に読んでいくことで、異なる目線から楽しむことができるでしょう。
This was delicious!
Posted by Angela Pezel on Thursday, October 31, 2019
ロンドン塔の中には、お手頃価格で楽しめるカフェ「ニュー・アーマリーズ・カフェ」が併設されています。
ロンドン市内の有名な精肉市場や魚市場、野菜市場から仕入れられた新鮮な食材を美味しくいただくことができます。
イギリス料理は不味いという噂をよく耳にしますが、こちらで提供される料理を食べるともうそんなことは言えなくなります。
セルフサービス式のカジュアルな雰囲気なので気を張る必要もありません。
また、ケーキ類も豊富に提供されているので、歩き疲れて甘いものが欲しくなったという方もぜひ立ち寄ってみてください。
ロンドン市内には観光スポットが山ほどあります。
1日じっくりロンドン塔を観光するのも良いですが、できればたくさんの観光スポットを回りたいですよね。
そこで、ここではロンドン塔と合わせて訪れたい近郊の観光スポットについてご紹介します。
建物のトップの青いドームが特徴的なセントポール大聖堂は、高さ約111m、幅約74m、奥行き約157mもある大建築の教会です。
あまりの巨大さに、遠くからははっきり見える青いドームが近づくにつれて隠れて見えなくなり、迷子になるなんてことも。
もともとは木造建築でしたが、1666年のロンドン大火災により焼失してしまいました。
現在の大聖堂はイギリスの名建築家・クリストファー・レンの設計で35年の工期を費やして完成したものです。
イタリア・ルネッサンス風の建築が取り入れられた大聖堂は、その華やかさに目を奪われます。
ただし、ここは英国国教会の教会で、カトリック教会ではありません。
外観でも美しさが際立っていましたが、その内部はさらに華麗なアート空間が広がっています。
天井を見上げると、ジェームズ・ソーンヒルによる見事な絵が施されています。
特に圧巻なのは、直径34mのドームの天井画です。
よく見てみると驚くことに、天井付近で人が歩いているのが分かります。
実はドームにはギャラリーが設置され、誰でもそこを一周することができるのです。
259段の階段を上った所にある第1中継地点は「ささやきの回廊」と呼ばれています。
そう呼ばれる理由は、34mも離れたドームの反対側にいる人の話し声が、なぜか後ろの壁から聞こえてくるからだとか。
なんとも不思議な現象ですよね。
「セントポール大聖堂頂上から見たロンドン中心部」イギリス
— マッキー@美しい風景が好き (@travel100world) September 4, 2020
聖堂内の見事な造形もさることながら、階段を登りテラスに出ればロンドンの街を一望できました❢
なんとも言えない開放感が広がっていました。 pic.twitter.com/QoQv9OIfLU
階段はさらに上へと続いていますが、徐々に狭くなるので覚悟が必要です。
しかし、そこから見えるロンドン市内の景色は圧巻させられます。
住所 : St. Paul's Churchyard, London EC4M 8AD, England
マップ : Googleマップ
アクセス : セント・ポール駅より徒歩1分
電話番号 : +44 20 7246 8350
定休日 : 日曜日(礼拝のため観光客は見学不可)
営業時間 : 8:30〜16:30(水曜は10:00〜) ※最終入は曜日に関わらず16:00
料金 : 大人(18歳以上)18£、学生・シニア16£ 子ども(6〜17歳)7.70£
公式サイト : セント・ポール大聖堂
イギリス南部を流れるテムズ川の流域は約346キロにおよび、ロンドンの水上交通の大動脈です。
ロンドンの街の発展に伴い、テムズ河を行き来する船も大型化したため、船が通れるよう必要なときに上げ下ろしできる跳ね橋の建設が始まりました。
1886年の着工から1894年の完成までおよそ8年の歳月を要して造られたのが、このタワー・ブリッジです。
現在はロンドンのシンボルであるタワー・ブリッジも、建設費用に当時のお金で118万4000ポンドも費やされたことや、二重橋という斬新な構造に非難が集中していたようです。
現在は滅多に見られませんが、完成当初は1日に50回ほど橋の上げ下ろしがなされていました。
週に数回、交通規制を伴う珍しいタワー・ブリッジを見ることができます。
観光した日に見ることができるとラッキーですね。
もちろん、タワー・ブリッジは徒歩で渡ることができます。
見どころは、北塔と南塔を結ぶガラス張りの歩道橋です。
近場にあるロンドン塔はもちろん、歴史的な建物と現代的な高層ビルの混合した風景が見渡せます。
そして橋の床は一部ガラス張りになっているため、テムズ河を見下ろしながら歩くのも良いでしょう。
スリリングな体験がしたいという方は、ぜひ歩道橋も歩いてみてください。
住所 : Tower Bridge Rd, London SE1 2UP
マップ : Googleマップ
アクセス : タワー・ヒル駅より徒歩10分
電話番号 : +44 20 7403 3761
開館時間 :
料金 :
公式サイト : タワー・ブリッジ
レドンホール・マーケットは1411年から始まった、歴史が非常に長いマーケットです。
建物は火災や戦争などで何度も焼け落ちましたが、1991年に復元されたものが現存しています。
緑色やクリーム色に塗られた装飾の天蓋や、装飾が敷き詰められた床など、歩いているだけで気分が上がります。
実はこの市場は、タワー・ブリッジも手掛けたホレス・ジョーンズ氏によって設計されました。
生鮮食品・精肉店・チーズ屋などの食料品に加え、歴史を感じる文具店や王室やVIP御用達のアウトドアウェア販売店までもが店を構えています。
日本ではあまり見かけないジビエ肉なども販売されているので、興味のある方はお店の中も覗いてみてください。
ハリポタのロケ地にもなっている、レドンホールマーケットに行ってきましたb
— frankenji.@デザフェスB-174 (@frankenji) October 22, 2019
や〜ほんとに素晴らしかった!ちょっと暗くなった頃に着いて良かったなー!
細道を歩いてても面白かった…! pic.twitter.com/h8zxYeZpi7
そして、レドンホール・マーケットは映画『ハリー・ポッターと賢者の石』のロケ地になった場所として有名です。
この青い建物が、映画で居酒屋「漏れ鍋の入り口」となった場所です。
マーケットは中心から何本もの路地が延びている少々複雑な造りになっているため、探検気分が味わえるでしょう。
住所 : Gracechurch St, London EC3V 1LT
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 20 7606 3030
定休日 : 店舗により異なる
営業時間 : 店舗により異なる
※合わせて読みたい: 本場ロンドンの「ハリーポッタースタジオ」に潜入してみた!見どころや予約方法まで徹底解説
ロンドン塔をはじめとする、ロンドン中心地の観光に便利なホテルをご紹介します。
ロンドンのホテル料金は世界的に見てもかなり高いので、中心地に泊まる場合はそれなりに覚悟が必要です。
ホテル料金を抑えたいなら、少し郊外のホテルを選ぶのがおすすめ。
安いからと中心地の安宿を選ぶと、学生やバックパッカーの利用が多く、騒がしかったり、共用シャワートイレが多いので注意しましょう。
今回ご紹介するのは、中心地にあるホテルの中では比較的リーズナブルで機能的なホテル。
どのホテルも夏の観光シーズンになると予約が取れにくいので、早めにチェックしてくださいね。
タワーヒル駅直結という便利な立地を誇る「シチズンMタワーオブロンドン」。
オランダ発祥のデザイナーズタイプのホテルで、ロンドン塔が目の前という中心地ながら、リーズナブルなのが嬉しい4つ星ホテルです。
一般的なロビーはなく、チェックイン用のカウンターがあるのみ。
事前に宿泊施設のモバイルアプリ(citizenM)をダウンロードしておけば、チェックイン、チェックアウトもセルフで、低層階、高層階、ビューなどもアプリから自分で選ぶ事が出来ます。
もちろんスタッフの方がいらっしゃるので、手伝ってもらうこともできます。
客室は全370室。
お部屋のタイプは、キングサイズベッドが1台というコンフォートルーム1種類のみで、シティビューのお部屋が少し高くなります。
ベッドが窓際に置かれているので、目覚めるとすぐにロンドンの真ん中にいることを感じられますね。
部屋内での操作(照明やテレビなど)はすべて置かれているiPadで完了と、どこまでもモダンです。
14㎡というコンパクトサイズなので、二名利用はやや手狭な感じになるのは否めません。
お部屋がコンパクトなのを踏まえて用意されているのが、広々としたロビースペースです。
おしゃれな居心地が良いスペースがいくつかあり、ついつい長居してしまいそう。
7階のバーからは、ロンドン塔、ザ・シャード、ロンドンブリッジなどがパノラマビューで楽しめるので、昼・夜と訪れてみてください。
住所 : 40 Trinity Square, London EC3N 4DJ
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 20 3519 4830
営業時間 : チェックイン 14:00~/チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Trip.com Hotels.com
「エイペックス シティオブロンドンホテル」は、タワーヒル駅から徒歩約3分という立地の4つ星ホテルです。
ロンドン塔までは5分程度、ロンドン橋までは12~13分という中心地に位置しています。
場所柄、ビジネス利用の方が多めで落ち着いた雰囲気。
立地からするとかなりリーズナブルで、派手さはないシンプルなスタイルながら、居心地の良さやスタッフの方のサービスの良さから、ホテル予約サイトでも高評価を得ています。
客室は全209室。
無料Wi-Fi、46インチテレビ、デスク、セーフティーボックス、冷蔵庫、ティー/コーヒーメーカー、無料ボトルウォーター、デザイナーズバスアメニティ、バスローブ、スリッパなど必要なものはしっかり揃っています。
スタンダードなダブル、ツインルームでも広さは23㎡あり、ゆったりしています。
デラックスルームのバルコニー付きを選ぶと、広めのバルコニーから、ロンドン塔やロンドンブリッジを眺めることができます。
特に夜景が美しいので、ちょっと奮発してみてください。
住所 : 1 Seething Ln, London EC3N 4AX
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 20 7702 2020
営業時間 : チェックイン 14:30~/チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Trip.com Hotels.com
ここまでにご紹介したシチズンMと、エイペックスのちょうど中間あたりに位置する「ダブルツリーbyヒルトンロンドン タワー オブ ロンドン」。
ダブルツリーbyヒルトンは、ヒルトングループのブランドで、フレンドリーなおもてなしと快適な空間でお客様をお迎えするというコンセプトのもと、日本でも展開している人気ホテルです。
チェックイン時に焼き立てのチョコチップクッキーがプレゼントされるのも、ダブルツリーbyヒルトンの特徴。
シティの中心地にあるヒルトンホテルながら、4つ星ということもあり、比較的リーズナブルなのも人気の理由の1つです。
客室は全583室。
無料Wi-Fi、49インチテレビ、iMacエンターテイメントシステム、セーフティーボックス、デスク、冷蔵庫、電気ケトル、デザイナーズバスアメニティなど、必要な物はしっかり備わっているので安心です。
床から天井までの大きな窓は、曇りがちな冬のロンドンでも少し明るい気分にさせてくれますね。
屋上のスカイラウンジでは、ロンドンのスカイラインを眺めながら、飲み物を片手にくつろぐのに最適。
特に夕暮れから夜景にかけての時間帯がおすすめです。
非常に人気のラウンジなので、予約を入れてから行くようにしましょう。
住所 : 7 Pepys St, London EC3N 4AF
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 20 7709 1000
営業時間 : チェックイン 15:00~/チェックアウト ~12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Trip.com Hotels.com
今回はロンドン塔の見どころとロンドン塔周辺の観光スポット、おすすめホテルをご紹介しました。
歴史と近代が織り交ざるロンドンはこの他にも観光名所がたくさんあります。
ロンドン市内を堪能するだけでも、1週間ほどはかかるかもしれません。
そんなときは本記事の見どころを参考に、効率よくロンドンを回ってみてください。
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最終更新日 : 2023/05/31
公開日 : 2020/10/08