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1. ウェストミンスター宮殿(Palace of Westminster)
3. バッキンガム宮殿(Buckingham Palace)
1. カンタベリー大聖堂(Canterbury Cathedral)
5. セント・マイケルズ・マウント(St. Michael's Mount)
1. ガスストリート・ベイシン(Gas Street Basin)
2. オックスフォード大学自然史博物館(Oxford University Museum of National History)
4. ストラトフォード=アポン=エイヴォン(Stratford-upon-Avon)
6. ボートン・オン・ザ・ウォーター(Bourton-on-the-Water)
2. ビートルズ・ストーリー(The Beatles Story)
6. ビアトリクス・ポターの世界(The World of Beatrix Potter Attraction)
2. カーナーヴォン城(Caernarfon Castle)
3. スノードニア国立公園(Snowdonia National Park)
2. スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス(The Scotch Whisky Experience)
日本でイギリス、または英国と呼んでいるこの国の正式名称は「グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国」という長い名前です。
略して「連合王国」、英語では ”United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland(UK)”と表記します。
名前の通りブリテン島に位置するイングランド、 スコットランド 、ウェールズと、アイルランド島北部の北アイルランドで構成される連合国家です。
イギリス王室を君主として掲げる「立憲君主制」を敷いていますが、それぞれの「国」が自治権を持っているという複雑な体制を持っています。
つまり、構成国は「連合王国」に留まるのが嫌なら、住民投票の結果によって脱退しても構わないのです。
イギリスのEUからの離脱によって不利益を被るスコットランドなどの構成国が、住民投票で「独立」を検討する動きが見られるのはこのような事情からです。
日本よりも狭い国土ながら、これらの構成国は民族も異なりますし、独自の言語を持っています。
イギリスの領土は、ブリテン島と北アイルランドだけではありません。
かつての「大英帝国」の名残で、今でもヨーロッパ、アジア、アフリカ、アメリカ大陸に海外領土を所有しています。
海外領土の他にも、ブリテン島の近くにマン島やチャネル諸島などの「王室属領」が存在します。
本国だけでは世界76位の国土面積(日本は61位)ですが、これらの領土を含めると14位にまでランクアップする「広い国」です。
ちなみ、日本語の「イギリス」という言葉は、ポルトガル語でイングランドを指す「Inglez」(イングレス)が語源となっています。
今では全領土合わせて14番目の面積のイギリスですが、かつては「太陽の沈まない国」と称され、世界一の規模を誇る大帝国でした。
16世紀後半から本格的に海外進出に乗り出し、産業革命の成功も後押しして、18世紀頃には世界最強の大国として国際舞台に君臨することになりました。
最盛期には北米、アジア、オーストラリア、アフリカ大陸など世界中に広大な植民地を抱えるまでになったのです。
しかし、第2次世界大戦後になって、植民地が続々と独立を果たしたことで急速に凋落し、その地位は後継国・アメリカ合衆国に譲ることになりました。
戦後はヨーロッパの一員としてEUの主要国でしたが、2016年に行われた国民投票の結果、EUからの離脱を決定しました。
今後はどのような道を歩んでゆくのか、動向が見逃せない状況です。
ヨーロッパにありながら、イギリスはフランスなど大陸にある諸国とは異なる習慣・文化を根強く持っています。
例えば車の運転、大陸では左ハンドル・右側通行が主流ですが、イギリスでは右ハンドル・左側通行です。
数量や長さの単位も、大陸がメートル法なのに対して、イギリスはヤード・ポンド法。
EUに加盟していたにも関わらず、共通通貨ユーロを導入せずに自国通貨・ポンドを採用していました。
宗教の面でも、ローマ・カトリックやプロテスタント系とは異なる「英国国教会」が主流となっています。
頑なまでに「オレ流」を貫くイギリスの習慣・文化は、大英帝国の膨張とともに世界中に広まり、中には国際的にスタンダードとなっているものも少なくありません。
新しい領土への移民や植民地政策によって、イギリスの習慣や文化は世界各地に広まりました。
例えば英語(イングランド語)は、今や世界で最も重要な国際言語としての地位を不動なものにしています。
議院内閣制も鉄道もイギリス発祥、マナーや慣習など無形のものに至るまで影響力は計り知れません。
明治以降、日本もこの国を手本に近代国家を築き上げてきました。
スポーツの面ではサッカーやラグビーもイギリスから始まっています。
現代のイギリス文化も世界に大きな影響を与えています。
往年のビートルズをはじめ、ローリングストーンズ、クイーン、ディープ・パープルなど「ブリティッシュ・ロック」は全世界憧れの的です。
ポップスなどの他ジャンルの人気も高く、いわゆる「洋楽」の分野では、アメリカ発の音楽と双璧を成しています。
文学も魅力的で、湖水地方をモデルにしたピーター・ラビットや、「ハリーポッター」シリーズも世界中に多くのファンを持ちます。
音楽や文芸のみならず、ファッションなど多くの分野で情報の発信源として注目されています。
こうした新しい刺激を求めて、伝統の国・イギリスを訪ねる人も多くなりました。
伝統と格式の国、また新しい文化の発信源でもあるイギリスを訪ねてみましょう。
ここでは、イギリス旅行についての基本情報をご紹介します。
日本から首都・ロンドンまでは直行便が運航されています。
気軽な直行便を利用すれば、12時間程度で到着することができます。
時間はかかりますが、他都市を経由する乗継便もたくさん存在します。
ロンドン以外の都市に赴きたい場合は、基本的にはロンドンを経由して国内線に乗り換える必要があります。
しかし、他のヨーロッパ諸国を経由する便を利用すれば、直接その都市に到着することも可能です。
日本人がイギリスに入国する場合、あまり煩わしい手続きは必要ありません。
主に観光目的で6ヶ月未満の滞在であればビザは不要です。
2019年5月から入国カードも廃止され、自動化ゲート(eGate)も利用できるようになりました。
入国手続きは格段に便利になってきています。
既にご紹介したように、イギリスはEUに加盟していたにもかかわらずユーロを導入していません。
自国通貨・ポンド(£)を使用しています。
2022年8月現在の為替レートは、1£=約162円となっています。
スコットランドや北アイルランド、チャネル諸島は独自の通貨を持っています。
スコットランドと北アイルランドの通貨はイングランドでも利用できる場合もありますが、チャネル諸島の通貨は利用できません。
こうした通貨は、日本帰国後は換金できなくなってしまうので注意が必要です。
イギリスで買い物をする場合、ほとんどの商品に「VAT」と呼ばれる付加価値税・20%がかかります。
旅行者は手続きをすれば、手数料を除いた税金が戻ってくる特典があります。
この対象はショッピングに限定されるので、レストランでの飲食代やホテル代は還付されません。
イギリスの物価は、日本と比較すれば「高め」に感じられます。
ロンドンなど都市部では特に顕著です。
しかし、生活必需品は非課税となるので安め、タバコやホテル代、外食費は高めと全体的にばらつきがあります。
EU離脱により特恵関税が受けられなくなると、さらに物価が高騰することが考えられます。
日本とイギリス間の時差は9時間です。
イギリスが午前0時ならば、日本は午前9時となります。
イギリス国内での時差はありません。
ただし、3〜10月の期間中は、サマータイムが導入されるため時間が1時間早くなり、日本との時差は8時間となります。
ちなみに世界のタイムゾーンは、イギリスのグリニッジ標準時(GMT)を基準としています。
イギリスの公用語は、いうまでもなく英語(イングランド語)です。
しかし、スコットランドやウェールズ、北アイルランドでは独自の言語が存在し、今でも日常的に使用されてます。
スコットランドではスコットランド語、ウェールズではケルト系のウェールズ語、北アイルランドではアイルランド語です。
これらの言語は第2外国語にも指定されています。
英語だけでもイギリス旅行は楽しめますが、こうした独自の言語を知っていたらもっと楽しくなることでしょう。
今回イギリス全土を対象に、おすすめの観光スポットをご紹介します。
日本人観光客が少ないウェールズや北アイルランド、マン島の観光地も含まれています。
日本ではあまり知られていない絶景を満喫してみてください。
首都・ロンドンのはじまりは、2000年前のローマ帝国時代に創建された都市・ロンディニウムと言われています。
世界屈指の大都市であり、人口もヨーロッパ都市部では最大、パリと並んで有数の観光都市でもあります。
長い伝統を持つ歴史的建造物が多く存在し、シンボルであるロンドン塔やウェストミンスター宮殿は、ユネスコ世界遺産に指定されています。
「霧の都」の愛称で知られ、市内を走る2階建てバス(ダブルデッカーバス)はロンドンの風景に欠かせません。
ロンドンを最も象徴する建造物であり、一番の観光スポットが「ウェストミンスター宮殿」です。
この建物のシンボル的な存在が時計塔「ビッグベン」の愛称で知られています。
ビッグベンの前に立ち、通り過ぎる2階建てバスを眺めると、ロンドンに来たという実感が湧いてきます。
テムズ川に面したウェストミンスター宮殿は、11世紀にエドワード懺悔王によって建設されたと言われています。
16世紀以降は、国会議事堂として使用されるようになり現在に至っています。
現在の建物は1834年の火災焼失の後、ネオ・ゴシック様式で再建されたものです。
ウェストミンスター宮殿は、事前予約すれば内部の見学が可能。
夜間はライトアップされ、昼間とは違った幻想的な風景を楽しむことができます。
住所 : Westminster, London SW1A 0AA
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ウェストミンスター駅より徒歩2分
電話番号 : +44 20 7219 3000
休館日 : 土日
開館時間 : 10:30〜15:00にガイドツアー催行
料金 :
注意 : 議事堂内部の見学は要予約
公式サイト : ウェストミンスター宮殿
※ビッグベンの関連記事: ロンドンの定番観光スポット!ビッグベン(国会議事堂)の見どころ、アクセス、人気のお土産は?
こちらもユネスコ世界遺産に指定されている、有名な観光スポット・ロンドン塔。
「塔」の名前がありますが、実際には堅固な要塞で、正式には「女王陛下の宮殿にして要塞」という名前です。
また、全体の外観が白いため、別名ホワイトタワーとも呼ばれています。
現在は礼拝堂としても使用されているほか、博物館として公開されています。
ロンドン塔の歴史は、1078年にウイリアム征服王が要塞の建設を命じたことに始まります。
20年近い年月をかけて完成し、1625年までは宮殿としても利用されていました。
その後、銀行や動物園、造幣局など様々な用途に利用されていきましたが、監獄・処刑場として利用された暗い過去も持っています。
そのため、ロンドンで最も有名な心霊スポットとしても知られています。
16世紀前半のイングランド王だったヘンリー8世は、名君・エリザベス1世の父だった人ですが、実は大変な暴君でした。
寵愛するアン・ブーリンと結婚するため、最初の妃との離婚を決意、離婚を認めないカトリック教会に代わる新しい教会(英国国教会)を創設します。
その政策に反対したトーマス・モアら重臣をロンドン塔で処刑、妃との離婚とアン・ブーリンとの再婚を実行しました。
エリザベス1世を産み、2番目の妃となったアン・ブーリンですが、最後は姦通罪の濡れ衣を着せられて、やはりロンドン塔で処刑されてしまいます。
無念の死を遂げたアン・ブーリンの亡霊が、今もなおロンドン塔に彷徨っていると言われています。
現在のロンドン塔では歴代王族が使用した鎧や武具、血なまぐさい拷問器具などが展示公開されています。
また、王冠や世界最大級のダイヤモンドなどの至宝も見学することもできます。
イギリスの暗黒の歴史から栄光の時代まで、あらゆる角度から知ることができる貴重なスポットです。
住所 : HM TOWER OF LONDON, London, EC3N 4AB
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄タワーヒル駅より徒歩1分
電話番号 : +44 20 3166 6000
定休日 : 1/1、12/24〜26
開館時間 :
料金 : 大人29.90£、子ども(5〜15歳)14.90£
公式サイト : ロンドン塔
※ロンドン塔の観光関連記事: 監獄に怪奇現象!イギリス・ロンドンきっての恐怖スポット「ロンドン塔」の見どころを一挙紹介
ウェストミンスター宮殿(国会議事堂)と並んで、ロンドンを代表する観光スポットです。
総面積は約1万坪、総部屋数は775もある壮大な建造物で、内部には美術館や舞踏会場まで設置されています。
1703年に建造され、1837年のヴィクトリア女王即位の際に王室の公式宮殿に指定されました。
さすがに現王室が住まう宮殿なので、基本的には内部見学はできませんが、期間限定で見学は可能です。
内部の見学をしてみたい人は、エリザベス女王がスコットランド滞在している7月下旬から9月頃に訪問してみましょう。
公開期間の詳細は 公式サイト に掲載されるので、事前に確認してから旅行の予定を立てるのが理想です。
この時期は公式諸間の19室が一般公開されます。
また、緑あふれる宮廷庭園には、終日無料で入場することができます。
バッキンガム宮殿には見どころがたくさんあります。
王室の美術コレクションが鑑賞できる「クイーンズギャラリー」や、公用車などが保管されている「ロイヤルミュウ」など、見逃せない観光スポットの宝庫です。
その中でも必見なものと言えば、やはり衛兵の交代式でしょう。
黒い帽子に赤い制服の衛兵は、イギリスのシンボルでもあります。
毎週、月・水・金・日曜の午前11時から宮殿前で開催されているので、ぜひお見逃しなく。
無料で見学できますので、ロンドン旅行の思い出にぜひ見学したいものです。
衛兵交代式に関する情報は こちら でご確認ください。
住所 : Buckingham Palace, Buckingham Gate, London, SW1A 1AA
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄ヴィクトリア駅またはグリーン パーク駅より徒歩10分
電話番号 : +44 303 123 7300
休館日 : 11〜6月
開館時間 : 【7〜8月】9:30〜19:30(最終入場17:15)【9〜10月】9:30〜18:30(最終入場16:15)
料金 :
公式サイト : バッキンガム宮殿
日本語では「大英博物館」と訳していますが、言語はそのまま「イギリス博物館」です。
世界最大級の博物館であり、800万点もの収蔵品を所有、常設展示されているだけで15万点という途方もない数です。
古今東西の美術品や書籍や略奪品など多岐に渡り、学術的に貴重なものを多く含んでいます。
イギリス本国よりも世界各国から収集(略奪)したコレクションの方が圧倒的に多く、この国の過去の栄華が感じられます。
大英博物館の膨大なコレクションを全て見てまわるには、とても一日では足りません。
博物館全体をさっと一周してみるだけで5〜6時間を要します。
中でも充実しているのは、古代エジプト・ギリシャの収蔵品です。
有名な「ロゼッタ・ストーン」をはじめ、ファラオの胸像、パルテノン神殿のレリーフなど、考古学好きの人にはたまりません。
これだけ充実した内容にも関わらず、入場無料で鑑賞できることは嬉しいところです。
しかも、常設展示品は写真撮影も許可されているという太っ腹。
大英博物館は、時間をかけてでも見学する価値充分です。
住所 : GREAT RUSSELL STREET, LONDON, WC1B 3DG
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 20 7323 8299
定休日 : 1/1、12/24、12/25、12/26
開館時間 : 10:00~17:00(最終入場16:00) ※金曜は20:30(最終入場19:30)まで
料金 : 無料(特別展は有料)
公式サイト : 大英博物館
※大英博物館の関連記事: 大英博物館の見どころ12選!絶対見逃せない展示作品とおすすめのお土産、見学ルートとは
伝統と格式のある観光スポットが多いロンドンですが、新しい見どころも増えてきています。
「ロンドン・アイ」は、1999年のミレニアム・プロジェクトの際に造られた大観覧車です。
今はコカ・コーラ社がスポンサーとなっているため、正式な名称は「コカ・コーラ ロンドン・アイ(Coca-Cola London Eye)」となっています。
高さは135mあり、完成した当時は世界最大の観覧車でした。
今では米ラス・ベガスの「ハイ・ローラー(168m)」に世界一の座を奪われましたが、ヨーロッパで一番の高さを誇っています。
ロンドン・アイは、ボックスがカプセル型になっています。
1つのカプセルは広く、最大で25名も乗ることができます。
一周30分ほどの空の旅ですが、135mの高さから見下ろすロンドン市内の美しさは抜群です。
住所 : Riverside Building, County Hall, London SE1 7PB
マップ : Googleマップ
アクセス : 鉄道または地下鉄ウォータールー駅より徒歩5分
電話番号 : +44 20 7967 8020(チケットオフィス)
休業日 : 12/25、メンテナンス時
営業時間 : 11:00〜18:00
料金 :
公式サイト : ロンドンアイ
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イングランド南部には、のどかで風光明媚な田園地帯が広がっています。
歴史的な遺産も多く、先史時代の遺跡ストーン・ヘンジや、ローマ帝国時代を偲ばれるバースも南部地方に位置しています。
ドーバー海峡など美しい海岸線にも恵まれている地域です。
また、独自の文化が残る、イングランド人憧れの地・コーンウォール地方も見逃せません。
ロンドンから日帰り旅行も可能なエリアです。
14世紀に執筆された、チョーサー原作の『カンタベリー物語』で有名な街です。
この物語の舞台そのままに、城壁に囲まれた街は中世の面影を色濃く残しています。
決して広いエリアではありませんが、魅力的な建物やお店がたくさん存在します。
カンタベリー大聖堂は、カンタベリーを代表する建物で、一番の観光スポットです。
英国国教会の総本山として多くの国民に崇敬される存在で、ユネスコの世界遺産にも指定されています。
大聖堂の敷地総面積は18.17haと広大で、この大きさはカンタベリーの街1/5を占めています。
カンタベリー大聖堂の歴史は古く、前身は597年に建造されたと言われています。
16世紀になって、ヘンリー8世の離婚問題に端を発した英国国教会の成立以降、同教会の総本山としての役割を持つようになりました。
信者が崇敬する神聖な場所でありますが、旅行者にも一般開放されています。
高さ80mを誇る大塔・ベル・ハリー・タワーなど荘厳な外観が魅力的ですが、内装の美しさも格別です。
重量感ある石柱が並ぶ身廊や、中世に描かれたステンドグラスの美しさは、ぜひ見ておきたいものです。
住所 : Cathedral House, 11 The Precincts, Canterbury CT1 2EH
マップ : Googleマップ
アクセス : カンタベリー東(CANTERBURY EAST)駅から徒歩10分
電話番号 : +44 1227 762862
休業日 : 12/25
営業時間 : 【月〜土曜】09.00 – 17.00 (最終入場 16:00)【日曜】11:30〜17:00(最終入場 16:00)
料金 : 大人14£、学生(18歳~24歳)14£、子ども(17歳未満)無料
公式サイト : カンタベリー大聖堂
ミステリースポットしてあまりにも有名なストーン・ヘンジは、南部ソールスベリーの街から13kmの場所に位置しています。
石を環状に配置した古代遺跡で、推定5000年前に造られたものと考えられています。
円陣状に並んだ直立した巨石とそれを囲む直径115mの土塁から成り、土塁のなかには30もの巨石が、直径30mほどの円陣状に直立しています。
不明な点がとても多く、いったい誰が何の目的で造ったのかはっきりしていません。
墓地や礼拝堂、または天文台と様々な説が飛び交っています。
ストーン・ヘンジはユネスコ世界遺産に指定されており、年間100万人もの観光客が訪れる人気観光地となっています。
クリスマスの時期を除き1年中観光は可能ですが、基本的には立ち入り禁止となっており、見学するにはチケットを購入するかツアーに参加するしかありません。
石の周辺は柵に囲まれており、指定された通路に従って見学することになります。
しかし、夏至・冬至・春分の日・秋分の日の朝に限り、一般観光客でも柵内に入って間近に見学することができます。
ストーン・ヘンジが造られた目的のひとつに「天文台説」があるように、朝日に包まれたストーン・ヘンジは神々しいまでのオーラを放ちます。
住所 : Nr Shrewton, Wiltshire SP4 7DE
マップ : Googleマップ
アクセス : ソールスベリー(Salisbury)駅からストーンヘンジ行きバスで約20分、ロンドンからは2時間
電話番号 : +44 370 333 1181
休業日 : 12月25日
営業時間 : 9:30〜19:00(季節によって変動あり)
料金 : 大人21.8£ 子供(5歳~17歳)13£
公式サイト : ストーンヘンジ
フランスを対岸に望む、英仏海峡の海岸に広がる絶景スポットです。
白亜のチョーク層から成る海岸壁が美しく、イギリス国内だけでなく世界中から観光客が訪れます。
白い海岸壁はドーバーにあるものが有名ですが、規模はこちらの方が上です。
崖の頂きが7つあり、その光景が修道女が並んでいるように見えたことから「セブン・シスターズ」と名付けられたと言われています。
セブン・シスターズはイギリス南部・イースト・サセックス州、シーフォードとイーストボーンの間にあります。
ロンドンから鉄道、バスで2時間30分程度の道程となります。
周囲には田園風景が広がり、都会の喧騒から解放されたリフレッシュ感を覚えます。
セブン・シスターズの絶景は、ビーチ側から見上げても、丘台から見下ろしても、違ったアングルから満喫することができます。
ビーチとは縁がなさそうなイギリス旅行で、海遊びも同時に楽しんでみましょう。
住所 : Seven Sisters Country Park, Exceat, Seaford BN25 4AD
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 345 608 0193(ビジターセンター)
営業時間 : 24時間(ビジターセンターは10:00〜17:00)
イングランド南西部にある街・バースは、ロンドンに次いで2番目に観光客が多い都市です。
また、イギリスで唯一温泉の源泉が湧出する街であり、保養地としても知られています。
古代ローマの時代から温泉街として栄え、この街で入浴が楽しめることから「Bath」と命名されたと言われています。
ローマ帝国時代や18世紀の建造物が多く残り、市街地はユネスコ世界遺産に指定されています。
ローマン・バスは、ローマ帝国時代の公衆浴場跡であり、バースで最も人気のある観光スポットです。
2000年前に造られた浴場のほか、神殿や博物館、聖泉で構成されています。
建設当時はサウナや床暖房、プールまであったと考えられ、ローマの技術力の高さがうかがえます。
現在は入浴は禁じられていますが、今でも天然温泉が湧出しています。
ローマン・バスは、年間100万人の観光客が見学に訪れます。
併設する博物館には、出土したコインや女神の胸像などが展示されており見応え充分です。
夜間は施設がライトアップされて、とても幻想的な雰囲気に包まれます。
住所 : Abbey Church Yard, Bath BA1 1LZ
マップ : Googleマップ
アクセス : バース・スパ駅より徒歩10分
電話番号 : +44 1225 477785
休業日 : 12/25〜26
営業時間 : 9:00〜18:00(時期により変動あり)
料金 :
注意点 : 14歳未満は大人同伴
公式サイト : ローマンバス
ブリテン島南西部に突き出したコーンウォール半島は、独自の文化・言語、帰属意識を有する地域です。
長い海岸線が広がり、海とともに発展してきたエリアで、他のイングランド地域とは異なる雰囲気が漂います。
日本ではあまり馴染みがない地域ですが、魅力的な観光スポットの宝庫です。
コーンウォールの沖合にある島・タイダル島にある「セント・マイケルズ・マウント」は、あの有名な世界遺産にそっくりな修道院です。
直訳すれば「聖ミカエルの山」、フランスにある「モン・サン・ミシェル」のイギリス版と言えます。
モン・サン・ミシェルと同じように小島に修道院があり、干潮時にのみ歩いて歩いて渡ることができます。
セント・マイケルズ・マウントは、フランスにある「本家」を真似たものではなく、実は古代ケルトの時代から聖地として知られていました。
そして、12世紀には修道院が建造され、修道士が生活していたと言われています。
現在では恋愛が成就するパワースポットとして知られ、各地から多くのカップルが参拝に訪れます。
住所 : Marazion, Cornwall, TR17 OHS, England
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 (0)1736 887822 (月〜金 10:00〜14:00)
営業時間 : 【夏季(4〜10月)】9:30〜17:00【冬季(11〜3月)】日によって異なる
料金 :
注意 : チケットは要事前予約(詳しくは公式サイトを確認)
公式サイト : セント・マイケルズ・マウント
※モン・サン・ミシェルの関連記事: 死ぬまでに行きたい世界遺産「モンサンミッシェル」の見どころとは?おすすめホテルやお土産も徹底解説
イングランド中部は「ミッドランド」とも呼ばれています。
第2の都市・バーミンガムをはじめ、名門大学で有名なケンブリッジやオックスフォードもこの地域に含まれます。
牧歌的な田園風景が広がるコッツウォルズは、人気急上昇の注目エリアです。
ロンドンから最も近い地域で、気軽に日帰り旅行が楽しめます。
バーミンガムは、18世紀後半の産業革命により発達した街です。
産業革命の名残を感じさせる観光スポットも、市内には多く存在しています。
当時から物流に使われた運河は今も健在で、バーミンガムを代表する景観となっています。
ガスストリート・ベイシンは、バーミンガム中心部にある運河です。
この周辺は18世紀後半に造られたバーミンガム運河と、ウスター・バーミンガム運河が交差しています。
1990年代に再開発され、近くにあるオシャレなレストランで食事を楽しみながらの運河散策が楽しめます。
産業革命当時から使用されている荷役船・ナロウボートに乗って、水上から運河を眺めてみるのもおすすめです。
住所 : 42A Gas St, Birmingham B1 2JT
マップ : Googleマップ
アクセス :
公式サイト : ガスストリート・ベイシン
オックスフォードは、12世紀に設立された名門・オックスフォード大学が拠点を置く学園都市です。
中世の雰囲気を残すアカデミックな街には、世界中の秀才が集まってきます。
大学関連の施設や博物館も多く、観光スポットとして一般公開されているところもあります。
オックスフォード大学自然史博物館は、1860年に建てられた世界有数の規模を誇る博物館です。
名前の通り自然科学の殿堂で、恐竜の骨や生き物の剥製、鉱物など自然科学全般に渡るコレクションが展示されています。
かつてアフリカ・モーリシャスに生息していた飛べない鳥・ドードーの剥製は必見!
上の階は本格的な昆虫コーナーになっており、昆虫の巨大レプリカや本物のゴキブリが飼育されていたりします。
この博物館内に併設している「ピットリバース博物館」も、珍名所として知られています。
探検家が世界各国から収集した「珍品」が所狭しと展示されています。
その数は50万点と言われ、どこかの部族の魔除けや人形、お面、武器、アクセサリーが並んでいる光景は不気味ですらあります。
本物のミイラやアマゾンの干し首、細工を施したドクロなど、謎めいた展示品も存在します。
興味のある人は勇気を出して入ってみてください。
住所 : OUMNH, Parks Rd, Oxford OX1 3PW
マップ : Googleマップ
アクセス : ロンドンからオックスフォードまで大型バス(コーチ)で90分、オックスフォード駅から徒歩約20分
電話番号 : +44 1865 272 950
定休日 : 原則無休
開館時間 : 10:00〜17:00
料金 : 無料
注意 : 要事前予約(詳しくは公式サイトを確認)
公式サイト : オックスフォード大学自然史博物館
オックスフォード郊外のウッドストックにあるバロック様式の美しいブレナム宮殿。
1704年にフランス軍を撃破した戦いで、軍功のあったマールバラ侯爵ジョン・チャーチルにアン女王から王室の土地と建設費用が贈られ、1722年に完成しました。
現在のイギリスにおいて、イギリス王室以外で宮殿を所有しているのはマールバラ侯爵家のみで、1987年に世界遺産に登録されています。
宮殿には200以上の部屋があり、豪華な調度品や装飾は一見の価値ありです。
イギリス元首相ウィンストン・チャーチルの生家としても知られ、チャーチルが生まれた部屋や、親戚となる故ダイアナ妃の写真が飾られた図書館などを見学することができます。
広大な敷地には森や湖を取り入れた庭園があり、ハリーポッター「不死鳥の騎士団」の撮影で使われた通称ハリーポッターの木はファンなら見逃せません。
ちなみに、宮殿の正面にあるグレートコートでは「007スペクター」で、ジェームスボンドがアストンマーチンに乗って爆走するシーンが撮影されています。
宮殿内の見学を終えたら、庭園に面したカフェで休憩をしてから、広い庭園をのんびりとお散歩するのがおすすめです。
住所 : Woodstock, Oxfordshire OX20 1PP
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44-01993-810530
休館日 : 原則無休(イベントなどによる臨時休業あり)
開館時間 : 10:00〜17:00(最終入場 16:45)
料金 :
公式サイト : ブレナム宮殿
『ハムレット』や『ロミオとジュリエット』など数々の名作を送り出した文豪シェイクスピア。
このシェイクスピアの生まれ故郷が、エイヴォン川の畔に佇む街・ストラトフォード=アポン=エイヴォンです。
シェイクスピアの活躍した16〜17世紀の世界にタイムスリップしたかのような街並みが魅力で、年間250万人もの観光客がこの街を訪れます。
ストラトフォード=アポン=エイヴォン観光といえば、やはりシェイクスピア抜きには語れません。
シェイクスピアの生家(Shakespeare's Birth Place)をはじめ、妻の生家、シェイクスピアが埋葬されている教会などシェイクスピア関連の観光名所づくしです。
小さな街に観光スポットが集中しているので、中世の雰囲気を楽しみながら徒歩で散策してみるのも楽しいでしょう。
また、イギリスが誇る劇団「ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー」が拠点にしている劇場があるので、生誕の地で鑑賞するシェイクスピアの劇は貴重な思い出になることでしょう。
住所 : Bridge Foot, Stratford-upon-Avon CV37 6GW
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 1789 264293(観光インフォメーションセンター)
営業時間 : 24時間(インフォメーションセンターは9:00〜17:00)
料金 : 無料(各施設に入場する場合はチケットの購入が必要)
公式サイト : ストラトフォード=アポン=エイヴォン
コッツウォルズはイングランド中央部に位置する自然豊かな丘陵エリアで、美しい街並みとのどかな田園風景が広がる人気観光地です。
コッツウォルズとは「羊の丘」を意味し、標高330mの高原にあることから名付けられました。
はちみつ色の建物が特徴の小さな町々が160kmに渡って点在しており、古き良きイギリスの原風景を満喫できます。
バイブリーは、コッツウォルズで最も人気がある町です。
19世紀の詩人ウィリアム・モリスに、「イギリスで最も美しい村」と絶賛された景観は今でも多くの人を魅了します。
また、昭和天皇がイギリス旅行中にこの町に滞在したこともあります。
町一番の見どころは「アーリントン・ロウ」。
14世紀に建てられた羊毛貯蔵所がコテージに改装されたもので、イギリスのパスポートカバーの内側に描かれています。
小さなお店とカフェ、郵便局兼雑貨屋さんくらいしかお店はありませんが、とても絵になる場所なので、のんびりと散策を楽しみましょう。
住所 : Bibury, Cirencester, Gloucestershire GL7 5BB
マップ : Googleマップ
アクセス : オックスフォードから車で1時間
料金 : 無料
公式サイト : バイブリー
※コッツウォルズの観光関連記事: まるで童話の世界!イギリス・コッツウォルズの見どころを一挙紹介
コッツウォルズの真ん中に位置する、人口4,000人くらいの街です。
街中を流れる川(ウィンドラッシュ川)を中心に町並みが整備され、その景観は「コッツウォルズのベニス」と称されています。
川沿いには、コッツウォルズらしいはちみつ色の建物が並び、遊歩道を散策しながら美しい景観を楽しめます。
街中から少し離れると、見渡す限りの草原が広がり、羊の群れに遭遇するなどのどかな雰囲気が漂っています。
ボートン・オン・ザ・ウォーター一番の見どころは、この街を1/9サイズにミニチュア化した観光施設「モデル・ビレッジ」です。
教会から讃美歌が聞こえるなど、細部まで忠実に再現され、子供から大人まで楽しめる観光スポットとなっています。
住所 : Victoria Street, Bourton-on-the-Water, Gloucestershire, GL54 2BU
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 1451 820211(ビジターセンター)
営業時間 : 24時間(ビジターセンターは月〜土曜の10:00〜16:00)
料金 : 無料
公式サイト : ボートン=オン=ザ=ウォーター
イングランド北部は魅力的な都市も多く、観光資源に恵まれたエリアです。
中世の雰囲気が残る街・ヨークや、サッカーの強豪クラブで有名な文化の街・マンチェスターなど目白押し。
港湾都市・リヴァプールは、ビートルズゆかりのスポットが多い聖地としてファン憧れの街です。
大小500以上の湖が点在する「湖水地方」は、イングランドで最も美しい景観が楽しめる観光地として人気が高まってきています。
長城といえば、中国・北京郊外にある「万里の長城」が有名ですが、イギリスにも存在します。
「ハドリアヌスの長城」はイングランド北部、カーライルからニューカッスル・アポン・タインまで118kmに及ぶ城壁です。
この城壁は現在もイングランドとスコットランドの境界線になっています。
ハドリアヌスの長城が造られたのは、遥かローマ帝国の時代の西暦112年。
10年の歳月をかけて建設されました。
建設を指示した第14代皇帝ハドリアヌスの時代は、ローマ帝国が最大版図にまで拡大した絶頂期の頃でした。
ブリタニアを制服したハドリアヌス帝は、いまだ従わないケルト人の侵攻を防ぐ目的で長城の建設に着手したと言われています。
壁の高さは4〜5m、厚さは3mにも及びました。
ローマ帝国の衰退後も城壁は使用され続け、イングランドがスコットランドからの侵入を防ぐ目的で、17世紀まで利用されました。
ハドリアヌスの長城はユネスコ世界遺産に指定されており、多くの観光客が見学に訪れます。
崩壊している箇所も少なくありませんが、長城を見学しながら周囲ののどかな田園風景を満喫できます。
住所 : Gilsland, Brampton, Cumbria, CA8 7DD
マップ : Googleマップ
アクセス : ニューカッスル・アポン・タインより車で約1時間
休業日 : 不定休(公式サイトで事前の確認が必要)
営業時間 : 10:00〜17:00(最終入場 16:30)
料金 : 大人 9£/シニア(65歳以上)8.1£/子ども 5.4£/5歳以下 無料
公式サイト : ハドリアヌスの長城
イングランド北部にあるリヴァプールは、18世紀から重要な港湾都市として栄えた街です。
港の繁栄を偲ばせる数々の名所は、ユネスコ世界遺産「海商都市リヴァプール」の登録遺産に指定されています。
強豪サッカークラブがあることでも知られるリヴァプールですが、この街を最も有名にしているのはやはり「ビートルズ」です。
ご当地出身のビートルズは、解散後50年近く経っていますが、今もなお色あせない新鮮なサウンドが人々を惹きつけます。
市内にはジョン・レノンやポール・マッカートニ―の生家や、歌に登場する「ペニーレイン」、「ストロベリー・フィールズ」などファン垂涎の名所が各地に点在しています。
ビートルズ市内観光ツアー「マジカル・ミステリーツアー」に参加すれば、効率よく聖地を巡礼することができます。
数ある聖地の中でも必見スポットは、1990年にオープンした「ビートルズ・ストーリー」で、年間30万人の観光客が訪れます。
ビートルズ・ストーリーは、ビートルズ結成から解散までの足跡を、ヒットナンバーをBGMに鑑賞できるアトラクションです。
メンバーが実際に使っていた楽器や、ゆかりの地を再現したセットなど展示物は非常に興味深いものばかり。
ジョン・レノンが1980年に殺害される直前まで使っていたピアノや、丸メガネなどファン必見のレアものも展示されています。
オーディオガイドは日本語対応もしているので、英語に自信がなくてもたっぷりと楽しむことができます。
住所 : Britannia Vaults Albert Dock, L3 4AD
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 151 709 1963
休業日 : 12/25〜26
営業時間 : 9:00〜17:30(最終入場 16:00) ※営業時間は時期に応じて変動
料金 : 大人 18£/子ども(5〜15歳)10£/学生・シニア(60歳以上)14£
公式サイト : The Beatles Story
※リヴァプールの観光関連記事: 【イギリス】リヴァプールのおすすめ観光スポット16選!ビートルズゆかりの地からリヴァプールFCのスタジアムまで
ロンドンから列車で2時間の場所に位置するヨークは、中世の雰囲気を感じさせる街並みが魅力の街です。
この街の歴史は古く、紀元71年にローマ帝国が軍事要塞を築いたことがはじまりとされています。
こじんまりとした街内には、イギリスの激動の歴史を感じさせる必見の観光スポットが多数存在しています。
ヨーク市のランドマークである「ヨーク・ミンスター」は、英国国教会の大聖堂であり、ヨーロッパ北部最大級の宗教施設です。
この教会は627年に木像で建造され、幾多の修復の結果、1472年に現在の形になりました。
1408年に完成したチャペル内のステンドグラスは、中世に造られたものとしては世界最大級です。
荘厳なヨーク・ミンスターの内部は、観光客でも見学が可能です。
この場所はかつてローマの要塞などが存在したところで、遺跡が現存する地下部分は博物館になっています。
ここから出土した貴重な発掘物が展示されており、教会の美しさだけでなく、ヨークの街の歴史も楽しむことができます。
大聖堂の塔に登ることも可能で、頂上から眺めるヨーク市内の眺望は圧巻です。
住所 : Deangate, York YO1 7HH
マップ : Googleマップ
アクセス : ヨーク駅から徒歩15分
電話番号 : +44 1904 557200
営業時間 : 【月〜土曜】9:30〜16:00【日曜】12:45〜15:15
料金 :
公式サイト : ヨークミンスター
ロンドンからおよそ400km、イングランド北西部に位置する「湖水地方(Lake District)」は、風光明媚な景観が人気の観光地。
16の湖と500以上の沼が点在し、その起伏にとんだ景観は2017年には世界文化遺産に登録されています。
氷河時代の痕跡が残る大小無数の湖が至る所にあり、のどかで絵本のような世界が広がっています。
個人では行きづらいエリアと言われますが、ロンドンから列車で4〜5時間程度で訪れることができます。
ウィンダミアは湖水地方の玄関口に位置し、このエリア観光の中心となる町です。
ウィンダミア湖はイングランド最大の湖で、湖畔には中世の面影が残る石積の街並みが広がっています。
絵葉書のような景観が楽しめるフットパス(散策コース)が設置され、多くの絶景を楽しむことができます。
特におすすめのコースは、標高239mのオレスト・ヘッドです。
気軽に登ることができ、この山頂から眺めるウィンダミア湖の眺望は言葉を失うほど。
時間があればウィンダミア湖クルーズもおすすめです。
45分のショートコースから3時間のロングコースまで設定されていて、湖上から雄大なウィンダミアの大自然を満喫できます。
住所 : Victoria St, Windermere LA23 1AD
マップ : Googleマップ
アクセス : 【列車】ケンダル(Kendal)駅より最短14分【車】ケンダル中心部より約18分
電話番号 : +44 15394 46499(インフォメーションセンター)
定休日 : なし
営業時間 : 24時間(インフォメーションセンターは9:30〜16:30)
料金 : 無料
公式サイト : ウィンダミア・インフォメーションセンター
湖水地方は、可愛らしいうさぎが登場する絵本『ピーターラビット』のふるさとです。
この絵本の原作者であるビアトリクス・ポター(1866-1943)は、湖水地方で晩年を過ごし、『ピーターラビット』シリーズを書きあげました。
この地を深く愛した彼女は、この景観が将来開発されて失われないようにと、絵本の印税で湖水地方の多くの土地や農場を買い取って、景観保護団体ナショナルトラストに遺贈しています。
ビアトリクス・ポターが77歳で亡くなるまで暮らしていたヒルトップ農場。
彼女が実際に愛用していた品々がそのまま展示されており、当時の暮らしぶりが良くわかります。
小さな家なので入場は時間制になっています。
グループ以外は事前予約ができないので、まずは最初に訪れて、時間指定された入場券を入手しましょう。
併設のお土産屋さんは、小さいですがこだわりの品が多いのでお見逃しなく。
村のメインストリートからヒルトップへ向かう途中にあるパブ「タワー・バンク・アームズ」は「あひるのジマイマのおはなし」に登場する事で知られています。
村で唯一のパブなので、ぜひ中に入ってお茶タイムを。
パブといっても、ビールやお酒だけでなく紅茶もコーヒーも、ソフトドリンクもあり、ランチ利用にもおすすめです。
「こねこのトムのおはなし」の挿絵に登場した建物は、バックルイートという名のB&B(ベッド&ブレックファスト)です。
ピーターラビットのお父さんが捕まってパイにされてしまった怖いマクレガーさんの人形が、建物の前のベンチに腰掛けているのもご愛敬。
他にも、挿絵に登場する景色が点在しているニアソーリー村には、いつも世界中のピーターラビットファンが訪れています。
ヒルトップのチケットを買うと貰えるマップに、ピーターラビットのお話に関連している場所が記されているので、マップを片手に巡ってみてください。
住所 : Near Sawrey, Hawkshead, Ambleside, Cumbria LA22 0LF
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 15394 36269
定休日 : 11~2月は休業(ショップと庭のみ土・日曜オープン)
営業時間 : 10:00~17:00(2‐3月は~15:30)
料金 : 大人 14£/子ども 7£
公式サイト : ヒルトップ
ピーターラビットの世界をもっと満喫したいのなら、アトラクション・「ビアトリクス・ポターの世界」がおすすめです。
湖水地方の自然と動物たちが織りなす絵本の世界が再現されており、まるで絵本の世界に迷い込んだかのような体感を味わうことができます。
音響だけでなく、匂いまで再現されている凝り様で、ピーターラビットファンにはたまらない構成となっています。
館内の菜園で収穫した野菜が食べられるカフェや、ここでしか買えないレアなグッズなど、楽しみ方は他にもたくさんあります。
伝統のアフタヌーンティーや、スコーンをいただくクリームティーなどを楽しむのもいいですね。
日本語の対応もしているので、英語に自信がない人でも安心して遊ぶことができます。
住所 : Crag Brow, Bowness-on-Windermere, Cumbria LA23 3BX
マップ : Googleマップ
アクセス : ウィンダミア駅から徒歩約25分
電話番号 : +44 15394 88444
定休日 : なし(12月25日および1月下旬から2月上旬の約2週間は毎年メンテナンスのため休業)
営業時間 : 10:00〜17:30
料金 : 大人 9£/子ども(3〜16歳)5£/シニア(60歳以上) 8£/幼児(0〜2歳)無料
公式サイト : The World of Beatrix Potter Attraction
ロンドンから西へ200km、ウェールズは連合王国を構成する「国」のひとつです。
ケルト系のウェールズ人が大部分を占め、独自の言語と文化を持っています。
13世紀にイングランドに征服されましたが、その抵抗の歴史は英国皇太子を「プリンス・オブ・ウェールズ」と呼ぶ慣習に名残を残しています。
日本人には馴染みが薄いエリアですが、美しい大自然と多くの世界遺産に恵まれた、観光資源が豊富なところです。
ブリテン島とアイルランド島の間に位置するマン島もまた、ユニークなエリアです。
イギリスの領土ではなく、王室属領という不思議な立場にあり、こちらもまた独自の言語と通貨を使用しています。
知られざる両エリアのおすすめ観光スポットをまとめました。
ウェールズは世界で最も城跡が多い国と言われています。
カーディフ城は、首都カーディフの中心部に位置するランドマーク的な存在です。
この城の歴史は古く、西暦75年頃にウェールズを征服したローマ帝国軍により要塞が築かれたのがはじまりとされています。
現在の建物は、12世紀にフランスからやってきたノルマン人によって建てられたものです。
カーディフ城の見どころは、外観だけでなく豪華絢爛な内装にもあります。
エキゾチックなアラブの間や、装飾が美しい宴の間など、当時の栄華が偲ばれます。
城壁から眺望するカーディフ市内の景観もまた絶景です。
この城は『天空の城ラピュタ』のモデルになったとも言われています。
住所 : Castle Street, Cardiff CF10 3RB
マップ : Googleマップ
アクセス : ロンドンから電車で2時間30分
電話番号 : +44 29 2087 8100
休館日 : 12月25〜26日・元日
開館時間 :
料金 : 大人14.50£ 子供(5歳~16歳)10£
公式サイト : カーディフ城
ウェールズ北西部カーナーヴォンにある古城で、ユネスコ世界遺産に指定されています。
この城は1283年、ウェールズを征服したエドワード1世によって建造が開始されました。
建造にあたっては、ビサンチン帝国のコンスタチノープルの要塞を参考にしたと言われています。
1323年に現在の形になりましたが、いまだに完成していません。
ところで、イギリス皇太子は「プリンス・オブ・ウェールズ」の称号を持っています。
この経緯の舞台となったのがカーナーヴォン城で、エドワード1世が息子のエドワード1世に称号を与えたことがはじまりです。
ウェールズを併合したエドワード1世は、イングランドの支配を喜ばない現地諸侯の反抗に悩んでいました。
そこでこの城で生まれたばかりの息子を諸侯に見せ、「この方はウェールズで生まれ、英語を話さない王子」であると言って、一同を賛同させたとか。
この慣習が今も残り、現チャールズ皇太子もこの城で叙位式典を行っています。
カーナーヴォン城の中庭には8本の塔が周囲を囲んでいます。
この塔の上から見渡す光景は絶景です。
住所 : :Castle Ditch, Caernarfon LL55 2AY
マップ : Googleマップ
アクセス : バンゴール(Bangor)からバス30分
電話番号 : +44 300 025 2239
休業日 : 12月24〜26日・元日
営業時間 : 9:30〜18:00(時期により異なる)
料金 : 大人 11.1£/子ども(5〜17歳)7.80£/シニア(65歳以上)10.60£
公式サイト : カーナヴォン城
ウェールズ最高峰・スノードン山(1085m)の麓に広がる国立公園です。
山岳美と湖が織りなす景観は絶景で、ウェールズだけでなくイギリスを代表する景勝地となっています。
麓にあるスランベリスから山頂まで徒歩で登ることもできますが、 スノードン登山鉄道 を利用してみるのもおすすめです。
この鉄道で使われている機関車は100年以上の歴史があり、あの「機関車トーマス」のモデルになったそうです。
広大なスノードニア国立公園の見どころはたくさんあります。
フェアリー・グレンは妖精や小人の伝説がある神秘的な峡谷で、多種多様な植物の宝庫となっています。
また、赤やエメラルドグリーンに彩られた水面が神秘的な洞窟・Llechwedd Slate Cavernsは、圧巻の美しさを誇ります。
ここには高さ55mのトランポリンが設置されていて、非日常の空間でアトラクションを楽しめます。
スノードニア国立公園は、イギリス有数の降水量が多い地域なので、雨具の携帯は忘れないようにしてください。
住所 : Royal Oak Stables, Betws-y-Coed LL24 0AH
マップ : Googleマップ
アクセス : バーミンガム(Birmingham)より車で約2時間半
電話番号 : +44 1690 710426
開園時間 : 24時間(ビジターセンターは9:30〜12:30/13:00〜17:00)
料金 : 入園無料
公式サイト : スノードニア国立公園
アングルシー島は北西部にあるウェールズ最大の島で、ウェールズ本土とはメナイ吊り橋で結ばれています。
紀元前の古代ケルト時代から登場する歴史のある島で、13世紀にはウェールズ同様イングランドに併合されました。
美しい海岸線と良質な砂浜に恵まれ、海水浴やマリンスポーツが楽しめる島として、年間200万人の観光客がこの島を訪れます。
アングルシー島は、聖バレンタイン(セント・ドウィンウェン)が永眠した地であり、恋人の聖地としても知られています。
現王室のウイリアム王子が結婚後に新居を構えたのも、このアングルシー島です。
目立った観光資源はありませんが、のんびりと海を眺めながらバカンスを楽しめるスポットです。
住所 : Isle of Anglesey,Wales
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 1248 713177(観光インフォメーションセンター)
公式サイト : アングルシー島
ピール城は、マン島西岸の町ピールの岬・セントパトリック島にある古城です。
この城は11世紀にヴァイキング王マグヌス3世によって築かれましたが、もともとはケルトの修道院があった場所でした。
ヴァイキングの支配が終わった後は、再び教会として利用されましたが、18世紀には廃墟となりました。
この城には黒い妖怪犬・モーザ・ドゥーグが出没するとの伝説があり、つい最近でも目撃情報があります。
ピール城の中に一歩足を踏み込むと、1000年前の時代にタイムスリップしたかのような雰囲気に包まれます。
城壁内には13世紀に造られた聖ジャーマンの教会遺跡が存在し、この城が持つ特殊な歴史を実感します。
海に面した城からの眺望は抜群で、運が良ければラッコやウバザメに出会えるかもしれません。
住所 : West Quay, Peel, Isle of Man M5 1TB,Isle Of Man
マップ : Googleマップ
アクセス : マン島まではリバプール、マンチェスターから国内線で45分、空港から車で1時間
電話番号 : +44 1624 648090
営業時間 : 10:00〜17:00(季節に応じて変動)
料金 : 大人 8£/学生 4£/子ども(18歳以下)無料
公式サイト : ピール城
連合王国を構成する残りの2つの国、スコットランドと北アイルランド。
英語と異なる独自の言語を持ち、民族色が濃厚なエリアです。
過去にイギリスから離脱する動きが盛んだった時期がありましたが、今もなおEU離脱によって予断を許さない状況になりつつあります。
ブリテン島北部に位置する スコットランド と言えば、バグパイプやタータン・キルト、そしてスコッチウイスキーが思い浮かびます。
1707年まで独立国であり、現在でも独立志向が高い地域です。
エディンバラやグラスゴーといった大都会だけでなく、豊かな自然環境に恵まれた観光資源が豊富に存在します。
北アイルランドは、宗教上の対立等もあり、アイルランド独立後もイギリスに残留したエリアです。
30年近く前まではテロが多発しており、とても観光旅行などできる状態ではありませんでしたが、現在では治安も落ち着いて気軽に旅行できるようになりました。
アイルランドとイギリスが混ざった文化があり、知られざるユニークな観光スポットが点在しています。
スコットランド第2の都市・エディンバラのシンボルで、エディンバラの街はこの城の城下町としてきました。
市内を一望できるキャッスル・ロックという岩山の上に建ち、その偉容は「エディンバラ旧市街」の構成要素としてユネスコ世界遺産にも指定されています。
スコットランドの激動の歴史を見守ってきた城であり、戦争による破壊・修復を繰り返して現在に至っています。
ハリーポッターに登場する魔法学校ホグワーツのモデルとなった事でも知られ、作者J.Kローリングは第1巻を街のカフェ「エレファントハウス」で書き始め、最終巻も市内のホテルで書き上げています。
エディンバラ城の歴史は、6世紀頃にケルト人築いた軍事要塞がはじまりとされています。
11世紀のマルコム3世の治世に本格的な城砦が建設され、1707年にイングランドに併合されるまでスコットランドの王宮として利用されていました。
城内には当時の繁栄を感じさせる砲台や宝石庫、礼拝堂など貴重な遺産が残されています。
エディンバラ城観光は城の内部だけでなく、王宮前の広場も見逃せません。
今でも民族衣装を着た衛兵が駐留しており、スコットランドに来たという実感が湧いてきます。
お城の中に街が形成されているような造りで、内部は見どころがたくさんあるので、時間をたっぷり取って出かけてください。
住所 : Castlehill, Edinburgh EH1 2NG
マップ : Googleマップ
アクセス : ウェイヴァリー駅から徒歩10分
電話番号 : +44 131 225 9846
休業日 : 12月25〜26日
営業時間 : 9:30〜18:00(最終入場 17:00) ※10〜3月は17:00(最終入場 16:00)まで
料金 :
注意点 : webで事前にチケット購入すれば並ばずに入れる
公式サイト : エディンバラ城
スコットランドを代表する特産品といえば、スコッチ・ウイスキーが真っ先に挙げられます。
1000年近い歴史があり、世界のウィスキー生産量の7割を占めるという圧倒的シェアを誇ります。
銘柄によって差異はありますが、一般的にピート(泥炭)を焚いて乾燥させることによってもたらされるスモーキーな香りが特徴となっています。
そんなスコッチ・ウイスキーの生産プロセスを直接見学できるスポットが、「スコッチ・ウイスキー・エクスペリエンス」です。
製造工程の見学は楽しいアトラクション形式となっており、ウィスキーの樽に見立てた乗り物で周遊することになります。
また、地域によって異なるウィスキーの風味を試飲したり、500近い銘柄のボトルを見学したりと、ここではスコッチ・ウイスキーの真髄を学ぶことができます。
日本では販売されていないレアなウィスキーや、自分に一番合ったテイストのウィスキーをお土産に購入してみましょう。
住所 : The Royal Mile, 354 Castlehill, Edinburgh EH1 2NE
マップ : Googleマップ
アクセス : ウェイヴァリー駅から徒歩10分
電話番号 : +44 131 220 0441
休業日 : 12月25日
営業時間 : 10:00〜18:00
料金 : 大人 19£〜(コース設定は他にもあり)
公式サイト : スコッチウィスキーエクスペリエンス
ネス湖といえば、この湖に棲んでいると言われる恐竜型UMA・ネッシーが思い浮かびます。
595年に聖職者が目撃したのが最古の記録とされ、現在に至るまで目撃情報が絶えません。
最新の発表ではネッシーは存在せず、その正体は巨大ウナギだったとも言われていますが、真相は藪の中です。
そんなネス湖ですが、ネッシーが棲んでいても違和感がないほど神秘的な雰囲気に包まれています。
ネス湖はスコットランド北部・ハイランド地方にあります。
ハイランド地方はエディンバラからも遠く、荒涼とした手つかずの大自然が残るエリア。
長さ35km、幅2kmの非常に細長い湖であるネス湖は、最深230mもあり、ブリテン島では最大の貯水量を誇ります。
湖水は濃い茶褐色で、これは湖底にあるピート(泥炭)の影響によるものです。
ネス湖を訪れるには、エディンバラからの観光ツアーに参加する方法が一般的です。
湖畔には13世紀に建てられた廃城・アーカード城が残っていて、この城を背景にしたネス湖が一番美しいと言われています。
「ネッシー探し」のクルージングコースもあるので、参加してみるのも思い出になるでしょう。
住所 : Drumnadrochit, Inverness IV63 6TU
マップ : Googleマップ
アクセス : エジンバラからバスで4時間
電話番号 : +44 1456 450573(ビジターセンター)
休業日 : 12月25日
営業時間 : 24時間(ビジターセンターは10:00〜17:00)
料金 : ネス湖は無料で見学可 ※有料クルーズで見学するのもおすすめ(£20〜)
公式サイト : ネス湖(スコットランド国立観光局)
ジャイアンツ・コーズウェイは、北アイルランド北部・アントリム州北岸にある奇勝地です。
正六角形の石柱が海岸一帯を埋め尽くし、その距離は全長8kmにも及びます。
6000万年前の火山活動の際に形成されたと考えられ、直径40〜50cm、最高6mの石柱が約4万柱存在すると考えられています。
この雄大な景観により、1986年にユネスコ世界遺産に指定されました。
ジャイアンツ・コーズウェイは、「巨人の石道」という意味があります。
アイルランドの巨人フィン・マックールが、スコットランドの巨人ベナンドナーと戦う際に、この道を造ったとの伝説に因んで命名されたと言われています。
1692年にデリーの司教によって発見され、その後絵画や文芸の中でしばしば取り上げられてきました。
ジャイアンツ・コーズウェイには、ほかにも高さ12mもある「ジャイアンツ・オーガン」や「巨人の靴」など様々な見どころがあります。
また、一帯はパワースポットとしても知られています。
荒涼とした海岸は大自然の宝庫で、最果ての厳しい自然環境に生きる海鳥や植物が多数生息しています。
住所 : 44 Causeway Road, Bushmills, County Antrim, BT57 8SU
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : +44 28 2073 1855(ビジターセンター)
定休日 : 不定休(詳細は公式サイトへ)
営業時間 : 夜明けから日没頃まで(ビジターセンターは9:00〜17:00)
料金 : 大人 13£/子ども 6.5£
公式サイト : ナショナルトラスト
1912年4月15日、英サザンプトンからニューヨークに向けて出港した豪華客船・タイタニック号は、わずか5日で氷山に衝突して沈没しました。
1517人もの犠牲者を出したこの惨事は、レオナルド・ディカプリオ主演の映画で大ヒットし、記憶に残っている人も多いと思います。
実はタイタニック号は、北アイルランドの首都・ベルファストで造られていたのです。
2012年、タイタニック号沈没100周年を記念して建てられたこの博物館は、とても近代的な建物が印象的です。
タイタニック号の製造から処女航海、沈没に至るまでの経緯を詳しく知ることができます。
実際に使われた設計図や乗客名簿、募集のポスターなどの実物が展示され、再現された客室は臨場感抜群です。
内部には何とジェットコースターが設置され、アトラクションを楽しみながらの見学もできます。
とても充実した内容で、満足度が高い観光スポットです。
はじまりの地で、映画『タイタニック』の感動をもう一度体験してみましょう。
住所 : 1 Olympic Way, Queens Road, Titanic Quarter, Belfast BT3 9EP, Northern Ireland
マップ : Googleマップ
アクセス : Titanic Quater駅から徒歩4分、ベルファスト中心部より徒歩25〜30分
電話番号 : +44 28 9076 6386
定休日 : 12月24〜26日、閑散期は火・水休み(詳細は公式サイトへ)
開館時間 : 9:00〜19:00(時期による変動あり)
料金 : 大人21.50£/子ども(5歳~15歳)10£/5歳以下 無料
公式サイト : タイタニック・ベルファスト博物館
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・ 【北アイルランド】首都ベルファストのおすすめ観光スポット6選!合わせて行きたい観光地も
イギリス全土からおすすめの観光スポットをご紹介しました。
日本ではあまり馴染みのない観光地も多かったと思います。
本記事を参考にして、新しいイギリスを発見して頂けたら幸いです。
※イギリスの観光関連記事: グラスゴーのおすすめ観光スポット15選!ポップカルチャーの発信地・グラスゴーの魅力を紹介
最終更新日 : 2024/05/22
公開日 : 2019/09/20