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オランダは、西ヨーロッパの立憲君主制国家です。
東はドイツ、南はベルギー・ルクセンブルクと国境を接し、北と西は北海に面しています。
正式名称は「ネーデルランド王国」。
人口はおよそ1700万人、面積は4万1526㎢で九州ほどの大きさ。
憲法上の首都はアムステルダム、政治の中心はデン・ハーグ。
日本との時差は、サマータイム(夏時間)の3月終わり〜10月終わりは7時間、それ以外は8時間です。
おすすめの観光スポットをご紹介する前に、オランダを観光する時に気を付けて頂きたいことをお伝えします。
オランダのお店に入るときに気を付けてもらいたいのが「コーヒーショップ」。
日本のようにコーヒーを飲めるお店ではなく、合法ドラッグのお店です。
オランダではマフィアに過度な力を与えないために、あえて依存性の少ないドラッグを合法としています。
「Coffee Shop」とはそれらのドラッグを吸う店を指しており、コーヒーを飲みたい人は「Cafe」に行かなければなりません。
オランダの共通語はオランダ語。
しかし、もともとゲルマン語族で似た言語である英語を得意とする人は多いです。
特に都市部や観光地では、ほとんどの人が流暢な英語を話すことができます。
ただし、イギリス英語を話す人が多いので、日本人にとっては聞き取りづらいこともあると思います。
また、言語的に非常に似ているため、ドイツ語を話せる人も多いです。
英語やドイツ語も通じますが、「Hallo(ハロー)、Goedendag(フーデンダハ):こんにちは」「Dank u(ダンクゥー):ありがとう」などのオランダ語だけでも覚えておくと、機械的な英語での接客よりは愛想良く接してくれることもあるでしょう。
通貨単位はユーロですが、1セントや2セントコインは実質使用されておらず、現金での買い物の場合、一桁部分は切り捨てられたり切り上げられたりします。
そのため、おつりが少なかったり多かったりすることがありますが、詐欺ではありません。
むしろ一桁に対して1セントや2セントコインで支払うと嫌な顔をされることもあります。
ただ、この習慣はお隣ドイツでは一般的ではなく、細かいコインでの支払いが必要です。
少額の買い物であっても、クレジットカードやデビッドカードの使用が一般的なので、現金を無理に用意する必要はありません。
日本からの渡航の場合、観光目的の旅であれば3ヶ月間はビザは不要です。
ただし、就労や留学のためにはそれぞれのビザが必要となります。
アムステルダムは、オランダの最大都市であり首都です。
商業や観光が盛んなヨーロッパ屈指の世界都市と言えます。
アムステル川が流れ込む港町は、自由な都市として各地で迫害された人々を受け入れて成長してきました。
日本人駐在も多い地域なので、日本食屋や日本人の味覚に合うお店も多いです。
※合わせて読みたい: 元添乗員が解説!オランダ・アムステルダムのおすすめ観光スポット12選
「アムスのおへそ」「アムスの心臓」と呼ばれる町の中心地。
ダムでアムステル川をせき止めたことから始まるこの町の、歴史の始まりとも言える場所です。
ダム広場付近にはショッピングに最適なお店やレストラン、カフェが並ぶ道と近接しており、人通りの多さはアムステルダム随一。
西側には迎賓館として現在は利用されている王宮があり、見どころもぎゅっと詰まっています。
オランダ語名 :Dam
住所 :Dam, 1012 HG Amsterdam(王宮)
マップ: Googleマップ
アクセス :アムステルダム中央駅よりトラムで5分
ダム広場の東側、ダム通りから中央駅までは俗に言う飾り窓地帯です。
昼夜問わず、下着姿の女性がガラス窓から客引きを行なっています。
ここでの写真撮影は禁止。
観光目的で行くなら昼間にしましょう。
比較的安全なアムステルダムの中で、最もスリをはじめいかがわしい人達が歩いている場所なので夜は危険です。
昼でも十分に注意してください。
観光以外の目的で訪れる際も、「日本人は英語が得意ではないのでぼったくりやすい」とされていることもあるため用心を。
風俗イメージが強いこのスポットですが、もともとはアムステルダム商人発祥の地と言われています。
旧教会や涙の塔、屋根裏部屋の教会など、当時の暮らしを知ることができる建造物も多数残っています。
アクセス :アムステルダム中央駅より徒歩10分、ダム広場より徒歩15分
1885年に開館したオランダ最大のミュージアム。
アムステルダム中央駅と同じ設計者による建物と、中世・ルネサンス〜20世紀の絵画や工芸品などが時代ごとに展示されています。
一番の目玉は、世界三大名画と名高いレンブラントの『夜警』。
壁一面の大きな作品は一見の価値ありです。
他にも、フェルメールの『牛乳を注ぐ女』など、オランダ黄金時代の有名な絵画がたくさんあり見応えがあります。
公式アプリから無料でダウンロードできるマルチメディアガイドは、日本語にも対応しています。
見所45分ツアー、90分ツアーなどに従って要点を抑えた見学ができ、とても便利なので、あらかじめ日本でダウンロードしていきましょう。
住所 :Kalverstraat 92, 1012 PH Amsterdam
マップ: Googleマップ
アクセス :アムステルダム中央駅よりトラム2,5 Hobbemastr.下車または3,12,16 Museumplein下車で15分
料金 :大人 20€(オンライン19€)、子供(18歳以下) 無料
第二次大戦中のユダヤ被害者として最も有名なアンネ・フランクが、フランクフルトから逃げてきてアウシュビッツ強制収容所に送られるまでの2年間を暮らした家です。
当時の家の様子をそのままに、回転式本棚の後ろに続く抜け道の階段、その先のアンネ・フランク一家が隠れていた屋根裏部屋を展示しています。
物音を立てずに、存在を知られないように生きていたアンネたちの生活を偲ばせるものが保存されており、戦争の狂気と悲惨さを私たちに伝えてくれます。
現在チケットはオンライン購入のみ(変更の可能性あり)行なっています。
2ヶ月前からの販売ですが、観光シーズンや週末はすぐに枠が埋まってしまう場合もあるため、早めに予約をしておきましょう。
住所 :Prinsengracht 263-267, 1016 GV Amsterdam
マップ: Googleマップ
アクセス :トラム13,14,17 Westermarkt下車
料金 :大人 10€、子供(10〜17歳) 5€、子供(9歳以下) 無料
アムステルダム近郊の日本人がたくさん住む地域・アムステルフェーン。
この地域にある風車のレストランが、オランダ在住者に人気のレストランです。
観光雑誌に取り上げられることは少ないものの、観光者にもおすすめのお店です。
その理由は、レストランの建物全体が作り物ではなく、本物の風車小屋を改装して使用しているため。
外はオランダらしい風車でありながら、中は高級感あふれるレストラン。
料理はオランダの郷土料理ですが、日本人からするとフレンチのような感覚です。
味も良いので、レストラン選びに困ったら風車を見るがてら足を運んでみてください。
住所:Amsterdamseweg 104a, 1182 HG, Amstelveen, The Netherlands
マップ: Googleマップ
電話番号:+31 20 643 3333
公式URL: デ・ヨン・ディッカート
予約:上記ホームページにて
オランダの国花であるチューリップ。
世界最大級のチューリップの公園・キューケンホフ公園を楽しみにオランダを訪れる方も少なくありません。
総面積32ヘクタールの敷地に、800種類を超える様々なチューリップがなんと700万株も植えられています。
それぞれ開花時期が少しずつ異なるので、3月半ばから5月半ばまでの開館時期ならば、チューリップを愛でることができます。
一番見頃が重なるのは大体4月下旬ごろなので、ゴールデンウィークの旅行にピッタリです。
チューリップの他にも、アネモネや水仙、ヒヤシンス、ムスカリ、バラ、カーネーションが植えられており、お花好きには堪らないスポットと言えるでしょう。
住所 :Stationsweg 166A, Lisse
マップ: Googleマップ
アクセス :アムステルダム中央(Amsterdam Centraal Stationsplein)駅からメトロ52でアムステルダム ユーロッパプレイン RAI(Amsterdam Europaplein RAI)駅へ。 そこからバス852でリッセ キューケンホフ(Lisse, Keukenhof) 下車
電話番号 :(0252)465555
定休日 :期間中は無休
営業時間 :8:00〜19:30(チケットオフィス18:00まで)
料金 :大人 17€、子供(4〜17歳) 8€、子供(3歳以下) 無料
運河に囲まれた田園風景を眺めながら、北に25kmほど向かうとたどり着くのがチーズで有名な町・エダム。
昔の町並みが残っており、レンガ造りの家やハネ橋などが箱庭のように可愛らしくまとまった町です。
オランダらしい風景を楽しむのにぴったりと言えます。
エダムの町で絶対見ておきたいのが計量所。
チーズを計り売りするために1778年に建てられた歴史ある建物です。
今は多種多様なチーズを売るお店となっています。
計量所前の広場では、夏季限定でチーズ市を開催しています。
白シャツに赤スカーフ、カラフルな帽子という出で立ちのオランダ紳士たちが、元気に昔ながらのチーズ市を再現してくれます。
住所 :Jan Nieuwenhuizenplein, 1135 WT Edam
マップ: Googleマップ
アクセス:アムステルダム中央駅よりバス312,314,316番または110,118番で30〜40分
料金 :無料
アムステルダムの西20キロメートルにある北ホラント州の州都で、ニューヨークのハーレムの地名の起源となった町です。
銀細工で有名であった過去があり、今もアンティークショップが立ち並ぶ地域となっています。
15世紀に建造されたカトリック教会。
モーツァルトが11歳のときに弾いたというパイプオルガンが有名です。
高さ80mの塔を持つ後期ゴシック様式の建物は町の中心のシンボルとなっています。
住所 :Grote Markt 22, 2011 RD Haarlem
マップ: Googleマップ
アクセス :アムステルダム中央駅より列車で15〜20分、ハーレム駅より徒歩10分
料金 :大人2.50€ 12歳~16歳1.25€
金曜朝から始まるチーズ市で有名な町。
近郊から集まるエダムとゴーダーチーズを取り扱う露店や計量所には、チーズを買い求める人で賑わいます。
チーズ市はすでにショーやエンターテインメントとされており、観光客もチーズ市を見るために集まります。
チーズ市が毎週金曜日の朝10:00から開かれます。
様々なチーズを売る露店や、重いチーズをユニークに運ぶおじさんたちなど見どころ満点です。
付近にある計量所は、14世紀に建てられた礼拝堂を1582年から計量所として使っているもの。
現在はオランダチーズ博物館として、チーズやバター製作の道具や製造過程のスライドが展示されています。
アクセス :アムステルダム中央駅よりデン・ヘルダー行きのICで約40分、アルクマール駅より徒歩15分
アムステルダムの北15km地点に位置する風車の村。
伝統的な民家や風車、景色が続き、まさにオランダと実感できるスポットです。
17世紀の頃、この周辺一帯には600基以上の風車が立てられ、風力発電、材木の切断、製粉など様々な用途に使われていました。
現在はそのうちの12基が集められ、数基の内部が公開されています。
お土産屋さん、可愛らしい木靴屋さん、レストランなどがあり、のんびりと散策できます。
アムステルダムから、列車で15分プラス徒歩で15分、バスもありアクセスも良いのでぜひ訪れてみてください。
住所 :Schansend 7, 1509 AW Zaandam
マップ: Googleマップ
アクセス :アムステルダム中央駅よりUitgeest行きの列車で約15分 Koog Zaandijk下車、その後徒歩で15分
ロッテルダムは、オランダの第2の都市と呼ばれるオランダ最大の産業都市です。
ロッテルダム港を擁する世界屈指の港湾都市で、国内の他都市に比べて近代的なビルが立ち並びます。
中世の街並みをそのまま残した地区もあり、近代都市の姿と両方の側面を楽しむことができます。
ロッテルダムを象徴する「心臓を失った男」の像です。
チャーチル広場の向かい、海洋博物館横の小さな広場に展示されています。
ナチスによる爆撃で壊滅的被害を受けたロッテルダムを表現しており、いたましい戦争の歴史が刻まれています。
住所 :Plein 1940, 3011 EA Rotterdam
マップ: Googleマップ
アクセス :トラム8,23,25 BeursまたはChurchillplein下車
ロッテルダム中心部の商店街は、世界初の歩行者天国として有名です。
17〜18世紀の大航海時代には、帆船に使用するロープ製造者たちがこの通りを利用してロープを伸ばし、出港のための準備をしていました。
現在は様々な食べ物屋やカフェが立ち並び、オランダの味覚を余すことなく楽しむことができます。
住所 :Lijnbaan, 3012 EL Rotterdam
マップ: Googleマップ
アクセス :ロッテルダム中央駅より徒歩10分
ゴーダチーズが知られており、アルクマールと並んで称されるチーズ市も有名です。
直径30cmもの平べったいチーズを、馬車から馬車へ放り投げる様子は迫力満点です。
とんがり帽を被った民族衣装の女性の姿もよく見られ、この町全体が観光スポットとして楽しめる地域となっています。
1668年に建てられたチーズの計量所。
現在はチーズ・工芸博物館になっています。
6〜8月の木曜日のチーズ市ではここにチーズが運び込まれ、民族衣装の男性たちが大きな天秤で計量します。
なんと希望するとチーズ用の天秤で体重を計ってくれるそうです。
住所 :Markt 35
マップ: Googleマップ
アクセス:アムステルダム中央駅より約55分、ロッテルダム、ハーグ中央駅より約20分、ゴーダ駅より徒歩10分
料金 :4€
デン・ハーグまたはハーグは、南ホラント州の州都です。
事実上のオランダの首都で、アムステルダムとロッテルダムに次ぐオランダ第3の都市。
国会議事堂や政府機関、各国大使館が集まる政治の中心であり、ベアトリックス前女王が住んでいた宮殿の存在から「ロイヤルシティ」とも呼ばれています。
13世紀から17世紀に建てられた由緒ある建物が集まる地域です。
中でも最も古い騎士の館は、13世紀建立の歴史を感じさせる威厳を残した建物です。
住所 :Binnenhof 8a
マップ: Googleマップ
アクセス:デン・ハーグ中央駅よりトラムで10分 2,3,4,6 Spui下車、徒歩なら15分
料金 :騎士の館 5€
17世紀オランダ・フランドル絵画を名品を多数展示する美術館です。
オランダを代表するフェルメールの「真珠の耳飾りの少女」やレンブラントの「テュルプ博士の解剖学講義」など、世界的に有名な絵画はこの美術館の至宝と言えるでしょう。
住所 :Korte Vijverberg8
マップ: Googleマップ
アクセス:ビネンホフ一角
料金 :14.5€(ハーグ市立美術館との共通券)
様々な国際間の紛争を解決する国際司法裁判所。
2017年に中国とフィリピン間での漁猟権が争われたことでも記憶に新しいスポットです。
装飾品や大理石は世界各国から寄贈されたもので、日本寄贈の西陣織の壁掛けを探してみるのも良いでしょう。
裁判所までの道には、各国の言葉で「平和」と彫られています。
こちらも日本語を探してみてください。
住所 :Carnegieplein2
マップ: Googleマップ
アクセス:中央駅よりトラム10 Vredespleis下車
料金 :8.50€
ユトレヒトは、ユトレヒト州の州都です。
オランダ第4の都市であり、アムステルダムから30キロほど南に位置しています。
交通の要所で商業も盛ん。
町には活気がありながらも、ユトレヒトのオランダ紳士は古い習慣を大切にしています。
オルゴール博物館と聞くと、日本の観光地にあるようなアンティークから最新スタイルの物まで様々な展示があり、販売しているというイメージがあるかもしれませんが、ユトレヒトのオルゴール博物館は規模もコレクション内容も桁違いです。
17世紀から現代までの、世界有数の「自動演奏楽器」のコレクションは、ヨーロッパの物が中心です。
オルゴールだけではなく、音楽時計、ストリートオルガン、ダンスオルガン、ピアノーラ、カリヨン、ヴィオリナなど、様々な珍しい楽器が展示されています。
日本語のパンフレットがあるので、これを見ながら周るのもいいですが、おすすめは無料のガイドツアーに参加することです。
毎時行われるガイドツアー(英語、オランダ語)では、様々な自動演奏楽器を演奏してくれたり、機械を動かしてくれたりするので楽しさも倍増。
英語が分からなくても、ガイドツアーでしか見ることが出来ない機械や、聞くことが出来ない演奏を楽しめるのでぜひ参加してください。
住所 :Steenweg 6, 3511 JP, Utrecht
マップ: Googleマップ
アクセス:ユトレヒト中央駅より巡回バス2番 centraal Museum 下車
営業時間:10:00~17:00
定休日:月曜日
料金 :大人13€ 子供 4~12歳 7€
世界的に有名な絵本のミッフィーは、日本ではうさこちゃんとしても知られていますよね。
このミッフィーの産みの親であるディック・ブルーナ氏は1927年にユトレヒトに生まれました。
生涯に書いた絵本124冊の中の32冊にミッフィーが主人公として登場しています。
世界50か国で翻訳され、世界中で愛されているミッフィー、オランダ語ではナインチェの名で親しまれています。
この場所は、以前はディック・ブルーナハウスとして作品を展示するスペースでしたが、2016年にミッフィー博物館としてリニューアルオープンしています。
ミッフィー博物館は、絵本の中そのもの。
子供たちが絵本の世界に入り込んで、遊びながら楽しめるアトラクションがあり大人気です。
オリジナルグッズが買えるショップや、可愛いミッフィーパンケーキが食べられるカフェもあります。
以前こちらで展示されていたディックブルーナ氏のアトリエは、向かいにあるセントラルミュージアムに移築されました。
セントラルミュージアムでは、ディックブルーナ氏の原画の展示があり必見です。
ちなみに、ユトレヒト駅から歩くと約15分ほどと分かりやすい道ですが、迷ったりしてオランダ人に聞く場合は、ミッフィーではなく、ナインチェミュージアムと聞いてください。
住所 :Agnietenstraat2
マップ: Googleマップ
アクセス:ユトレヒト中央駅より巡回バス2番 centraal Museum 下車
料金 :7歳以上6€、2歳~6歳9.5€、2歳未満無料
ユトレヒト郊外のデ・ハール城は14世紀に造られたおとぎ話に出てきそうな城。
城を囲むように張り巡らされた堀に映る城との対比が美しい、ネオ・ゴシック様式の建物です。
住所 :Kasteellaan1
マップ: Googleマップ
アクセス:ユトレヒト中央駅よりローカル線でVleuten下車、バス127番KasteelまたはBrink下車、その後徒歩20分
料金 :大人14€(ガイドツアーと庭園を含む)庭園のみは4€
アーネムは、オランダのヘルダーラント州の州都です。
ライン川に沿った美しい公園が多く、庭園都市や公園都市とも呼ばれています。
国境に近い古都で、第2次大戦中にはドイツ軍とイギリス軍の激戦区になったことでも有名です。
44ヘクタールもの広大な敷地に、80軒もの民家や風車を各地方別に再現しています。
昔のオランダ人の暮らしぶりを知ることができる人気スポットです。
ハーブガーデンや手芸実演場、オランダ名物を楽しめるレストランなど、1日いても飽きません。
広い敷地内を全て歩くのは大変です。
無料のトロッコ列車が走っているため、ぜひ利用してください。
敷地内にはウサギやアルパカが飼育されていて、餌をあげたり触れ合うことができます。
住所 :Schelmseweg89
マップ: Googleマップ
アクセス:アーネム駅よりバスで15分。3番バスでOpenlunchtmuseum下車
料金 :大人19€、16€(4~12歳)、無料(~3歳)
オランダで最も大きい自然保護区です。
5500ヘクタールの広大な国立公園で自然を堪能したり、世界的に有名なクローラ・ミュラー美術館でゴッホの作品を楽しんだりと、様々な楽しみ方ができます。
日本ではほとんどお目にかかれない野うさぎや鹿、羊などに出会えることもあります。
アクセス:アーネム駅から105番のバスでOtterlo Rontondeで106番乗り換え、Bezoekerscenter下車
料金 :8.40€(公園のみ)16.80€(美術館込み)
ズヴォレは中世の街並を持つハンザ同盟都市で、中世の繁栄と活気を今でも感じることができる町です。
週末のショッピングや芸術鑑賞、グルメと楽しみの多い町。
特に、グルメ面では世界ベスト50に選ばれるほどのレストランも多数あります。
ズヴォレで見逃せない場所といえばここ。
15世紀の聖ミヒャエル教会は、豊かな文化的歴史を持つ建物です。
雄大なゴシック建築と数多くの記念碑が有名。
また、4段鍵盤のシュニットガーオルガンも見逃せません。
住所 :Grote Markt 18, 8011 LW Zwolle
マップ: Googleマップ
アクセス:ズヴォレ駅より徒歩12分
レーワルデンは、フリースランド州の州都です。
ここには少数民族フリージアンが大勢住んでおり、オランダ語の他にフリジア語を見る機会が多くなります。
運河がぐるりと囲む町の中に観光スポットが密集しているため、観光客にとってはありがたい町と言えるでしょう。
道に迷うこともなく町歩きを楽しめます。
斜塔といえばイタリアのピサの斜塔が有名ですが、レーワルデンのオルデホーフェ斜塔もなかなかのものです。
1529年に教会の建設が開始されたものの、地盤沈下のため塔の一部は未完のまま残されています。
傾いた塔の上に登ることもでき、高さ40mからレーワルデンの町が一望できます。
少しハラハラする、旅の刺激にぴったりです。
住所 :Ordehoofsterkerkhof
マップ: Googleマップ
アクセス:アムステルダム中央駅よりICで約2時間15分、AmersfoortまたはAlmere乗り換え。レーワルデン駅より徒歩13分
料金 :大人3.50€ 12歳~18歳2.5€ 12歳以下1.5€
グローニンゲン州の州都でオランダ北部における商工業の中心都市。
天然ガスの産地であり、製紙、機械工業が盛んです。
11世紀ごろから交易の中心でもあったため、歴史的建造物も多くあります。
オランダ北部の造船と航海に関する資料が展示された博物館です。
船の模型や航海道具、海図など、海の男たちの世界を感じさせる品々が並びます。
18世紀江戸が唯一交易していたヨーロッパの国ならではの、長崎港を描いた掛け軸も展示されています。
博物館の建物は中世の商人の館を使用しており、こちらも見る価値があります。
住所 :Brugstr.24
マップ: Googleマップ
アクセス:アムステルダム中央駅よりICで2時間20分。AmersfoortまたはLelystad, Almere乗り換え。グローニンゲン駅より徒歩15分
料金 :6€
ミデルブルフはオランダ南西部の都市で、ワルヘラン半島に位置するゼーラント州の州都です。
オランダの中でも、中世の雰囲気を残す最も美しい町のひとつ。
コンパクトな町のため、すべての見どころが徒歩圏内と、観光客には嬉しいスポットです。
頭にかんざしを付ける民族衣装が特徴的で、夏の「フォークロアの日」にはこの衣装を見ることができます。
15世紀の美しいゴシック建築が特徴的。
建物正面にはゼーラント地方を治めた25人の伯爵と伯爵夫人の像が飾られており、見どころのひとつとなっています。
ガイドツアーでのみ見学可能で、オランダ語だけでなく、リクエストがあれば英語、ドイツ語、フランス語が可能です。
住所 :Markt Middelburg
マップ: Googleマップ
アクセス:アムステルダム中央駅よりVlissingen行きに乗車して2時間45分。ミデルブルグ駅より徒歩10分
料金 :4.25€
ブレダは、北ブラバント州にある都市で、ロッテルダムの南南東30kmに位置するオランダ南部の主要都市です。
古くから通商の要所として栄えた歴史があり、ビールの町としても有名になっています。
町の中心グローテ・マルクトの一角にそびえるプロテスタント教会。
15世紀から16世紀にかけて建てられたブラバンド・ゴシック様式の優雅な建物です。
ベギン会修道院が完璧な形で残っているのは、オランダではこことアムステルダムのみ。
内部にはたくさんの墓があり、ナッソー家のエンゲルベルト2世夫妻のものが有名ですよ。
住所 :Kerkplein2
マップ: Googleマップ
アクセス:デン・ハーグ中央駅よりICで約1時間、ロッテルダムより約30分。ブレダ駅より徒歩10分
料金 :無料(4月中旬〜12月)4€(1月〜4月中旬)
マーストリヒトはリンブルフ州の州都で、マース川沿いの河港都市。
古くから隣国ドイツ、オランダと密接な関係を築いていた地域であり、町の雰囲気がオランダ離れしています。
料理もオランダの郷土料理というよりは、フランスのように洗練された味。
古い建物が残る落ち着いた町です。
マーストリヒトの南2kmに広がる聖ピーターの丘の下の洞窟。
ローマ時代からマール石を建築材として切り出した結果生まれた深さ12m、通路の長さ200mに渡る洞窟です。
迷路のような通路のあちこちに、採鉱夫たちによって描かれた壁画やサインが見られます。
古いものでは1570年のものも。
第2次世界大戦中にはシェルターとしても使用されており、レンブラントの「夜警」もここに隠されていたとのこと。
住所 :Luikerweg71(北側洞窟)
マップ: Googleマップ
アクセス:アムステルダム中央駅よりICで約2時間半。マーストリヒトマルクト広場より4番バスで約10分 Mergelweg下車
料金 :5.75€
オランダは古き歴史を多く残しながらも、新たな価値観を積極的に取り入れる国です。
日本では味わえない非日常、景色を味わえます。
今回ご紹介したおすすめ観光スポットはもちろん、それ以外にも見どころは満載です。
どこを切り取っても絵になる楽しい街並みを感じることができますよ。
最終更新日 : 2024/08/27
公開日 : 2017/12/12