本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
2. 王の家・市庁舎(Maison du Roi・Hotel de Ville)
3. ギャラリーサンチュベール(Galeries St-Hubert)
2. ノートルダム大聖堂(Onze Lieve Vrouwe Kathedraal)
3. アントワープ中央駅(Antwerpen Centraal Station)
4. アントワープ王立美術館(Koninklijk Museum voor Schone Kunsten Antwerpen)
1. 埠頭グラスレイ・コーレンレイ・クラーンレイ(Graslei・Korenlei・Kraanlei)
2. 聖バーフ大聖堂(Sint Baafs kathedraal)
3. 聖母教会(Onze Lieve Vrouwekerk)
ベルギーは、 オランダ 、 ドイツ 、 フランス 、そして ルクセンブルク に囲まれた、日本の 九州 ほどの小さな国です。
ベルギー語はなく、フランス語、オランダ語、ドイツ語の3つの公用語を持っています。
もちろん、多くの市民が英語も話すことができるので、旅行者にとっては有難い限り。
北部から南部、東部から西部まで満遍なく観光できる都市が広がっており、どこに行っても中世ヨーロッパの美しさとあまり知られていない「水の都」としての一面も色濃く残しています。
街や自然の美しさだけでなく、ベルギーは食べ物も注目されている国です。
ベルギービールやワッフル、そして王室御用達も多いチョコレートの美味しさは国外からも多くのファンを集めるほど。
今回は見所の多いベルギーの都市の中から、ブリュッセル・アントワープ・ゲント・ブルージュ、そしてベルギーの南半分を占めるアルデンヌ地方の観光スポットを紹介していきます。
国名:ベルギー王国
首都:ブリュッセル
国土:3万528平方キロメートル
人口:約1,165万人(2022年時点)
民族:ベルギー人、オランダ人、フランス人、ドイツ人
言語:フランス語、オランダ語、ドイツ語
宗教:キリスト教(ローマ・カトリック、プロテスタント)、イスラム教、ユダヤ教
日本との時差:冬マイナス8時間、夏マイナス7時間
通貨:ユーロ 1€=141円(2023年2月時点)
日本からベルギーへの直行便は運航されていませんでしたが、2015年から成田からブリュッセルまで ANA が毎日運行しています。
その他はヨーロッパのヘルシンキ(フィンランド)、 アムステルダム (オランダ)、 フランクフルト (ドイツ)を経由して乗り継いでいくことになります。
この他にも ロンドン 、 パリ などからも鉄道で首都ブリュッセルに行く方法もあります。
交通網が発達していて気軽に隣国に行くことができるので、旅行の幅が広がります。
ベルギーはシェンゲン協定国なので、滞在日数の合計が90日以内の観光目的の旅ならビザ取得の必要はありません。
パスポートの残存期間は入国時3ヶ月+滞在日数以上必要となるので、事前にパスポートの残存期間をチェックしておきましょう。
ベルギーの観光スポットをご紹介する前に、ベルギーについて知っておいてもらいたいキーワードをいくつか取り上げます。
どのキーワードも観光スポットごとに関係してくるので、事前にチェックしておいてください。
ベルギーを観光する上でよく耳にする言葉が「ギルドハウス」です。
「ギルドハウス」とは、中世からはじまり近世まで続いた、西ヨーロッパ都市の商工業者間でお互いに助け合う目的で結成された「同業者組合の家」のことです。
商人ギルドや手工業ギルドなど、そのバリエーションは様々ありましたが、閉鎖的な組織構成であったため、現在は解体されており、銀行やレストランに生まれ変わっています。
ギルドハウスごとに紋章や用途が異なるので、建物も少しずつ異なっており、それを目当てに観光に来る旅行者もいるほどです。
ベルギー料理には、バターやクリームを使ったソースやグラタン料理が多くあります。
春はホワイトアスパラガス、冬はシコンなどの野菜が美味しく、魚介類は北海で捕れるエビ、ムール貝、日本でもおなじみのウナギなどが有名です。
一例を挙げると、サラダ感覚の前菜「トマト・オ・クルヴェット」、エビ入りクリームコロッケ「クロケット・オ・クルヴェット」、グラタン料理「シコン・オ・ジャンボン」、クリームシチュー「ワーテルゾーイ」などがあります。
また、「カルボナード」という牛肉のビール煮込みもコクがあってお肉好きには堪らない一品です。
ベルギーはビール王国です。
中世時代から修道院でビールが生産されている歴史があり、その種類は800種類以上もあり、醸造所は120社もあります。
有名どころでは以下のようなベルギービールがあります。
ベルギーには現在2,000軒以上のチョコレートショップがあります。
数メートル歩いたらすぐチョコレート専門店が登場するくらい、様々な種類に出会えます。
日本でも有名なゴディバ(Godiva)、メリー(Mary)、ガレ(Galler)などの名店もありますし、まだまだ無名ですが、美味しいチョコレートショップもあります。
中には王室御用達の老舗もあり、チョコレート選びはとても楽しいです。
基本的には完成品を箱に入れて売っていますが、中にはグラム売りの場合もあるため、ちょこっとだけ食べたい人にはそちらがおすすめです。
チョコレート以外にも、有名なベルギーワッフルやケーキも美味しいので、お土産選びの日は多めに時間を確保しておきましょう。
16世からレース産業がはじまり、19世紀には5万人もの女性がレース産業に携わっていたと言われています。
ブリュッセル、アントワープ、ブルージュでは、レース店が数多くあり、糸の魔術を堪能できます。
カーテンやテーブルクロスなどの大物は数十万もしますが、ブラウスやショールであれば、3万円以内で手に入るものもあります。
中国製の機械編みになると数千円まで値が落ちるので、気にならない人はそちらを旅行土産に買ってみるのも良いかもしれません。
もちろん、買わなくても見るだけでその美しさを堪能できるため、レース店があったらぜひ入ってみてください。
19世紀から20世紀にかけて世界的に前衛絵画が主流となってきたときに、ベルギーはシュールレアリスムで主役を演じました。
その中でも日本で有名なのは、ルネ・マグリットです。
夜の光景の背後に昼間の空があったり、鳥の形に切り取られた青空があったり、現実にはありえない光景を描く絵画は見るものを魅了してきました。
他にもポール・デルヴォー、オステンド、ジェームズ・アンソール、ピーテル・ブリューゲルなどがいますので、ベルギーの美術館を訪れた際にはチェックしてみてください。
19世紀から20世紀への転換期に、ベルギーは人口増加に伴う都市計画が求められ、斬新な設計が歓迎されました。
その時、革命的とも言えるヴィクトル・オルタのデザインが脚光を浴びました。
優雅な曲線が踊るバルコニーの手すり、表情豊かなガラス窓、特に首都ブリュッセルには数多くのアール・ヌーヴォー様式を見ることができます。
芸術に興味のある人は、ブリュッセル中央駅やボザール、MIM、ベルギー漫画センターなどを押さえておくと良いでしょう。
ベルギーの首都ブリュッセルは、EUの本部が置かれている国際的にも重要な都市です。
フランス語とオランダ語の両方が公用語となっている、ヨーロッパの中でも珍しい国際色豊かな都市でもあります。
言葉だけでなく、複数の文化が交わっていることもブリュッセルを特徴づけている要因です。
外観も歴史深く、中世に築かれた城壁に沿って街を五角形に囲むように大道路が走っています。
その内側が街の中心街で、西をグラン・プラス、東を王宮とに分け、メトロやトラムもありますが、すべて徒歩で回れるくらいの距離感です。
街の中心であるグラン・プラスは、中世には馬上槍試合も行われた場所であったり、プロテスタントの殉教者が火刑に処されたり、フランス軍に攻撃されたりと、ベルギーの様々な歴史を見てきた場所です。
戦争により木造建築の多くが破壊されてしまいましたが、商工業ギルドが石造りの建物を再建することで、現在の美しい外観に復活しています。
ベルギーを代表する歴史的建造物に囲まれているグラン・プラスは、まさにEUの本拠地であるブリュッセルにふさわしい観光名所です。
また、この広場は1998年に商業都市の成長と繁栄を如実に表現している場所として世界遺産にも登録されています。
写真は、2年に1度開催されるフラワーカーペット。
8月15日前後の4日間、グランプラスはテーマに沿った花の絨毯に彩られ、世界中から多くの人が鑑賞に訪れます。
まずは、ヨーロッパの中心であるグラン・プラスから旅を始めてみましょう。
グラン・プラスでひときわ異彩を放っているのが、王の家です。
12世紀以降パン工場として使われていた木造建築を、15世紀に石造りに改築しました。
その改築した建造物をブラバント公が行政庁とし、その後ブラバント公がスペイン王になったため、「王の家」という名称が付くことになります。
したがって、実際に王が住んでいたわけではありません。
19世紀にはネオ・ゴシック様式に改築、市立博物館として利用され、ベルギー全国の絵画などの美術工芸品や書物が内蔵されています。
一方で、王の家の向かい側にある市庁舎も旅行者の多く訪れる観光スポットです。
グラン・プラスの主人とも言われ、堂々とグラン・プラスを見下ろしています。
目印は高さ96mの塔にいる守護聖人ミカエル像。
後期フランス・ゴシック様式を取り入れたただずまいも17世紀には破壊されてしまいますが、見事18世紀に再建し、今の状態を保っています。
地上階には観光案内所が入っていて、各種パスの購入やツアーの申し込みなどができるので、訪れてみてください。
住所 : Grand Place , Brussels , Belgium
マップ : Googleマップ
アクセス : ブリュッセル中央駅から徒歩5分グラン・プラス外周
定休日 : 【王の家】月曜定休、【市庁舎ガイドツアー】月・木
営業時間 :
料金 :
グランプラスからすぐ、この美しいアーケードは、1847年に完成しました。
全長212mで、名だたるブランドショップや、カフェ、チョコレートショップなどが60軒立ち並びます。
どのお店もディスプレイにこだわっていて、センス抜群。
見ているだけでも楽しくなるので、ぜひ一度は歩いてみてください。
グランプラス方面からアーケードを歩いて100mほどの十字路を左折すると、有名な食べ物横丁に繋がっています。
観光客向けのちょっと悪質なお店もあるので要注意。
ムール貝料理の人気店、 シェ・レオン なら美味しくて安心です。
ブリュッセルのことを知らなくても、小便小僧は多くの人が聞いたことがあると思います。
名前はジュリアン君と名付けられています。
逸話として、フランス軍を放尿で追い払ったという英雄伝説を持っており、市民にも広く愛される存在です。
一時盗まれたりするなど大変な目にあったこともありますが、現在では毎日ブリュッセルの街角でその姿を見ることができます。
世界中からジュリアン君の衣装が送られてきており、運が良ければ服を着用した小便小僧を見ることができるかもしれません。
ちなみに、着用した衣装は900着以上にものぼり、先ほど紹介した王の家の博物館に展示されています。
小便小僧だけではなく、ブリュッセルには女の子版としてJeanneke Pisという像もあるので、興味のある方はぜひ訪れてみてください。
Jeanneke Pisは1987年にガン・エイズ撲滅運動を目的に建てられています。
住所 : Manneken Pis , Brussels , Belgium
マップ : Googleマップ
アクセス : ブリュッセル中央駅徒歩5分
営業時間 : 24時間
料金 : 無料
ブリュッセルのもう1つの見所が東地区の王宮です。
夏だけの一般公開なので、それ以外の季節では見られないことを頭に入れておきましょう。
王宮の周辺である東南地方は、公園や庭園、美術館が集まっており、静かで美しい佇まいが印象的なエリアです。
王宮も王族が狩りを楽しんだと言われているブリュッセル公園の隣に位置しています。
屋根に国旗が掲げられている場合は、国王が仕事中であるという合図です。
ブリュッセルでも最も美しい建物と言われており、ブリュッセル公園の反対側には国会議事堂があります。
さらに、南には最高裁判所があるなど政治的な中心地でもあります。
最高裁判所からより南の方面には、高級ホテルやブティックが立ち並ぶ気品溢れるブリュッセルの雰囲気を楽しめるため、ぜひ散策してみることをおすすめします。
最高裁判所があることからも周りは安全ですので、中世の魅力とともに高級感を楽しんでください。
住所 : Place des Palais, Bruxelles
マップ : Googleマップ
アクセス : トラム92番94番Royal下車すぐ
電話番号 : (02)5512020
定休日 : 公開期間中の月曜日
営業時間 : 10:30~16:30
料金 : 無料
注意点 : 一般公開は夏のみ
公式サイト : 王宮
※ブリュッセルの観光スポットやおすすめホテルについては下記記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
→ 【ベルギー観光】元添乗員がおすすめするブリュッセルの観光スポット17選!
アントワープはベルギー第2の都市であり、古くからヨーロッパ屈指の貿易港として名を馳せ、現在も世界で5番目に大きな港でも知られています。
また、ダイヤモンドの取引高は世界の70%がこの街に集中しています。
最近では、王立芸術アカデミーから輩出されたファッションデザイナーの活躍もあって、モードの発信拠点として注目も浴びており、世界各国からアカデミーに学びに来ています。
街を見渡すと中世の建築物が所狭しと並び、アール・ヌーヴォー様式、近代様式など様々な美しいデザインを目にすることができます。
アントワープ目当ての観光者も多く、特にファッションの意識は高いので、街を歩く人々の服装をチェッックするのも面白いでしょう。
アントワープで一番美しい場所と言われている、グローテマルクト広場。
広場を囲むように、アントワープ市庁舎、ギルドハウス、カフェやレストランなどがあり、いつも多くの人で賑わっています。
ひときわ目立つ建物がアントワープ市庁舎で、16世紀にルネッサンス様式で建てられました。
当時、商業都市として急速に発展したアントワープは、その富と権力を内外に示すために、立派で美しい市庁舎を建てる必要があったのです。
建物正面には、ベルギー国旗、フランダース地方旗、そしてアントワープの市旗の他、日によってはヨーロッパユニオンや国連加盟国の国々の国旗が掲揚され、カラフルで写真映えします。
グローテマルクト広場の中央に立つのがブラボーの噴水。
これには伝説があり、その昔、悪漢アンティゴーンという巨人が波止場に来る船員達に高額のお金を要求し、支払いを拒否すると船員達の手を切り落としていました。
そこで英雄ブラボーが、ある日巨人の「手」(“ant”)を切り取って川に「投げ入れた」(“werpen”)ので、その後船員達は安心してこの波止場を利用できるようになったというお話。
このant とwerpenがantwerpen、つまりアントワープという街の名の起源だという説があります。
英雄ブラボーがまさに投げようとしているのが巨人の手で、この手をモチーフにしたチョコレートやビスケットがアントワープ土産として、あちこちで売られています。
フラマン語名 : Grote Markt
住所 : Grote Markt, Antwerpen
マップ : Googleマップ
アクセス : グルーンプラッツ(GROENPLAATS)駅より徒歩5分
およそ169年もかけて、1521年に完成したノートルダム大聖堂は、ベルギー地方最大の123mにもおよぶゴシック建築物です。
街のシンボルともいえる鐘楼には47個の鐘があり、美しい鐘の音が街に響き渡ります。
この鐘楼は、「ベルギーとフランスの鐘楼群」の1つとして、1999年に世界遺産に登録されています。
ノートルダム大聖堂は、単なる宗教施設ではなく絵画を多く所蔵しており、美術館としての役割も担っています。
中でもルーベンスの代表作である「キリスト磔刑図」、「キリスト降架」、「キリスト復活」、「聖母被昇天」は四大傑作と言われています。
また、日本でも有名な「フランダースの犬」の舞台にもなっており、大聖堂の中で最後を迎えたネロとパトラッシュの記念碑が大聖堂前の広場に設置されています。
住所 : Groenplaats 21, Antwerp 2000
マップ : Googleマップ
アクセス : アントワープ中央駅から徒歩20分
定休日 : なし
営業時間 : 10:00〜17:00(土曜15:00まで、日曜・祝日13:00〜16:00)
料金 : 大人12€ 18歳以下無料
公式サイト : ノートルダム大聖堂
アントワープ中央駅は誰もが使う駅ですが、その佇まいからして駅には見えません。
まるで中世の宮殿か何かと勘違いしてしまうほど立派な建物です。
もちろん、その中も映画の1シーンに登場していてもおかしくないほど美しい鉄細工とネオ・バロック様式の大ホールから構成されています。
44mの高さと185mの長さを持つ鉄鋼建築の最高傑作は世界で最も美しい駅と言われており、その見栄えから「列車のための大聖堂」とも言われています。
1998〜2007年までの改築により、国際高速列車タリスも発着し、ダイヤモンド商店街も含むなど巨大な駅へと生まれ変わっています。
アントワープ駅に降り立った際には構内の素敵なカフェで一息ついてから観光に出発するのも良いですね。
フラマン語名 : Antwerpen-Centraal / Middenstatie
住所 : Koningin Astridplein 27, Antwerpen
マップ : Googleマップ
電話番号 : +32 2 528 28 28
営業時間 : 5:45〜22:00(駅窓口)
アントワープを代表する「アントワープ王立美術館」。
2011年から休館し、大掛かりな修復、拡張工事を行っていましたが、2022年9月にようやく再オープンしました。
改装で中庭だった部分も展示室になり、圧倒的に展示数が増え、以前にも増して見応えがある美術館になりました。
絵画、彫刻、デッサン、版画など多くの芸術作品を所蔵し、中心となるのはルーベンスなどフランダース絵画やその後の表現主義、ジェームズ・アンソールやリック・ウォーテルスなど。
特徴的なのは、時代を追わず作品のテーマに沿った展示方法。
古典の展示の中に、テーマに沿った現代画も展示されているという珍しさが注目を集めています。
フラマン語名 : Koninklijk Museum voor Schone Kunsten Antwerpen
住所 : Leopold de Waelplaats 1, 2000 Antwerp
マップ : Googleマップ
電話番号 : +32 3 224 73 00
定休日 : 12/25 、1/1
営業時間 : 10:00~17:00 (木曜は22:00まで、土日祝は18:00まで)
料金 : 大人20ユーロ、18歳~26歳10ユーロ、18歳以下無料
公式サイト : アントワープ王立美術館
※アントワープの観光スポットやおすすめホテルについては下記記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
→ 【ベルギー観光】スタイリッシュな街アントワープで外せないおすすめ観光スポット11選!
ゲントはベルギー第3の都市であり、スヘルデ川とレイエ川に挟まれた街です。
古くからこの2つの川のおかげで、水運にも恵まれ、中世には街も賑わっていました。
年代ごとに異なるギルドの建物が今も残っており、運河沿いの街並みの美しさはゲントの特徴の1つです。
また、立地的にも首都ブリュッセルとアントワープが近く、どちらからも車で1時間以内で来れるため、多くの旅行者が2大都市とセットで来訪しています。
ゲントは、神聖ローマ皇帝カール5世生誕の地ということでも有名な都市であり、街のいたるところで世界制覇を成し遂げたカール5世のエピソードが散りばめられています。
さらに、ゲントは「花の都」とも呼ばれ、歴史ある花の祭典「ゲント・フロラリア」を5年に1度開催しているので、興味のある人はタイミングを合わせることをおすすめします。
街中を散策するよりも、まずチェックしてもらいたいのが埠頭グラスレイ・コーンレイ・クラーンレイです。
どのスポットもゲントを象徴する美しい水辺の風景を楽しめます。
運河沿いの交易が盛んだったこともあり、埠頭には数々の宝飾されたギルドが立ち並んでおり、それそれの時代の雰囲気を感じることができます。
特に夕暮れ時は水辺からの反射も美しく、ギルドを改築したレストランやカフェで時間を使うのもおすすめです。
住所 : Graslei, 9000,Gent、Korenlei, 9000,Gent、Kraanlei, 9000,Gent
マップ : Googleマップ
アクセス : いずれも聖バーフ大聖堂から徒歩10分
聖バーフ大聖堂は、世界制覇を成し遂げたカール5世が洗礼を受けたことでも知られる、ゲント最古の教会です。
後期ロマネスクから後期ゴシックまでの様式が見られる、建造物としても興味深い作品です。
聖バーフ大聖堂には、祭壇画「神秘の子羊」という名作が所蔵されており、これを目当てに訪れる旅行者も多数。
その他にも、ベネルクス最大(オランダ、ベルギー、ルクセンブルクの総称)と言われるオルガンも必見です。
中世フランドル絵画の最高傑作とも称される「神秘の子羊」は、ヤン・ファン・アイク兄弟により、1432年に完成した祭壇画。
上下に12枚の絵を組み合わせた構図になっていて、上段がキリストの勝利、下段にはキリストを表現した子羊が描かれています。
兄のフーベルトが書き、亡くなった後に弟のヤンが仕上げたと言われていますが、どこからどこまでをどちらが書いたかははっきりしていません。
大がかりな修復作業を2020年に終えて、聖バーフ大聖堂に戻ってきた「神秘の子羊」の本物を見るのは有料になっています。
おすすめはARが付いた音声ガイドで、日本語もあり、とても分かりやすいと好評です。
住所 : Sint-Baafsplein, 9000 Gent
マップ : Googleマップ
アクセス : コーレン・マルクトから徒歩5分
定休日 : 1/1、12/25
営業時間 : 8:30〜18:00 ※11〜3月は17:00まで
料金 : 大聖堂は無料、神秘の子羊12.5€ AR付き16€
公式サイト : 聖バーフ大聖堂
ベルフォート鐘楼はゲントのシンボルとしても有名で、高さが90mもある6階建での建物です。
14世紀にギルドによって建てられており、ゲントの自治権の象徴とも言われています。
鐘楼には歩いて登る必要はなく、エレベーターで登ることができ、ゲントの美しい街並みを見ることができます。
スヘルデ川、レイエ川、リヴェ川の合流の様子を眺めることも可能です。
また、尖塔には金箔のゲントを守護する竜の像が置かれ、毎日15分ごとに屋根の下の53のカリヨンから厳かな音色を聞くこともできます。
その他、鐘楼の下には15世紀に建造された毛織物商人たちの会議場や取引所としての繊維ホールがあり、こちらも人気スポットになっています。
住所 : Sint-Baafsplein, 9000 Gent
マップ : Googleマップ
アクセス : 聖バーフ大聖堂から徒歩1分
定休日 : 1/1、12/25,26,31
営業時間 : 13:00〜18:00 ※土曜は10:00~
料金 : 10€
公式サイト : ベルフォート鐘楼
ブルージュからもアントワープからも近いので、ゲントへは日帰りで訪れる方が多いのですが、日程に余裕があればぜひ1泊だけでもしていただきたい美しい街です。
せっかく泊まるならば、ちょっと珍しいタイプのホテルはいかがでしょうか。
ここでは、中世の街並みをゆっくりと散策できるロケーションが良いホテルをご紹介します。
ホテル「1898 The Post」は、元郵便局の建物を改装して造られた4つ星のブティックホテル。
ホテル名の1898年に営業開始し、2001年まで使われていた郵便局で、3年に1度開催される「光の祭典」ではプロジェクションマッピングの舞台として使用され、多くの観客が訪れます。
外観は古めかしい雰囲気ですが、一歩入るとスタイリッシュで最新設備を整えているというギャップも魅力です。
旧市街の中心となるコーレンマルクト広場に面し、周辺にはショップや飲食店も多く便利。
ホテルの一階には、オランダ発祥の人気スーパーマーケット「アルバートハイン」が入っているのも嬉しいポイントです。
客室はスイートを含む全37室。
すべて異なるデザインの客室は、元郵便局という事で、「THE STAMP(ザ・スタンプ)」や「THE POSTCARD(ザ・ポストカード)」、「THE LETTER(ザ・レター)」といった名前が付けられています。
無料Wi-Fi、薄型テレビ、デスク、セーフティーボックス、ミニバー、エスプレッソマシン、電気ケトル、無料ボトルウォーター、バスローブ、デザイナーズバスアメニティなど必要な物はしっかり揃っています。
客室からの眺めは様々なので、ホテル予約サイトの写真で確認してください。
住所 : Graslei 16, 9000 Gent
マップ : Googleマップ
アクセス : トラムgent korenmarkt perron3 駅すぐ
電話番号 : +32 9 391 53 79
営業時間 : チェックイン 15:00~/チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ゲントの観光スポット、レイエ川のグラスレイとコーレンレイというエリアには、中世に建てられたギルドハウス(商工業者組合の寄合所)が立ち並んでいます。
コーレンレイ側のギルドハウスは20世紀に建て直された物が多く、その中の1つである16世紀のギルドハウスを改装した「ゲント マリオットホテル」は、人気の4つ星ホテルです。
ベルギーらしい赤レンガに、二羽の白鳥がついた外観が特徴。
中に入ると、外観とは真逆ともいえるガラス張りアトリウムの解放感があるロビーが広がります。
客室は全150室。
客室タイプは、ゲストルーム、ファミリールーム、エグゼクティブ、ジュニアスイート、スイート、プレジデンシャルスイートなどのカテゴリーがあり、一番小さなゲストルームでも28㎡あり、広々ゆったりとしています。
無料Wi-Fi、48インチ薄型テレビ、セーフティーボックス、デスク、ミニバー、コーヒー/ティーメーカー、バスローブなど、必要な物はしっかり揃えられているので安心。
少し料金はアップしますが、ぜひリバービューのお部屋を選んで、運河の雰囲気を楽しんでください。
住所 : Korenlei 10, 9000 Gent
マップ : Googleマップ
アクセス : 聖バーフ大聖堂から徒歩10分
電話番号 : +32 9 233 93 93
営業時間 : チェックイン 16:00~/チェックアウト ~12:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ブルージュはヨーロッパでも有数の古都です。
ベルギーらしい中世ヨーロッパの街並みを残しつつ、ゲントと同じく運河に囲まれたとしてであり、「水の都」の異名を持ち、歴史地区全体が世界遺産にも登録されたほどの景観の美しさを誇ります。
「屋根のない美術館」と言われほどの街並みには、中世のレンガ造りの家や運河の美しさだけでなく、ゴシック様式の建造物など街全体が世界遺産にふさわしいクオリティを秘めています。
それほど大きくない街ですが、ベルギーにとって重要な都市であり、世界遺産の街であるブルージュはベルギー旅行には外せません。
マルクト広場はブルージュの中心地的な存在です。
三方をネオ・ゴシック様式の西フランドル州庁舎、ベルフォート、ギルトハウスに囲まれており、そこにいるだけ絵画や絵本の中にいるような気分を味わえます。
歴史博物館もありますので、中世のブルージュの生活様式を垣間見ることもできます。
また、中央には1302年フランスから街を救った英雄ピーター・ド・コニングとヤン・ブレイデルの像が立っており、ブルージュ市民の待ち合わせ場所となっています。
ブルージュ観光の前にレストランやカフェで小休憩して、中世の雰囲気とともに旅行計画を練ってみてはいかがでしょうか。
住所 : Markt, Brugge
マップ : Googleマップ
アクセス : ブルージュ駅からバス(2-4,13番) 10分 マルクト(MARKT)停留所下車すぐ。
公式サイト : マルクト広場
ブルージュの旧市街を歩いていると、どこからでも目に入る高さ83mの鐘楼。
ブルージュの旧市街全体が世界遺産に登録されていますが、それとは別に「ベルギーとフランスの鐘楼群」としても登録されている価値の高い建物です。
13世紀に建てられはじめ、途中何度も破壊や消失があり、最終的に完成したのは上部の八角形の部分が付けられた15世紀のこと。
外から見ても立派な建物で、広場のカフェに座って、美しい鐘の音を聞くのも良いですが、時間と体力があればぜひ展望所まで登ってみましょう。
エレベーターはないので、366段の螺旋階段を登るしかありません。
石造りの階段はなかなかハードで息が上がりますが、途中で休憩スペースがあるため、ゆっくり行っても大丈夫。
眼下に広がるブルージュの街並みは、赤茶色に統一されていて、街を蛇行する運河も見えてまさに絶景。
人気があり、お昼を過ぎるころには入場制限がかかって行列ができることもあるので、できれば朝一番にに訪れて美しい朝の景色を眺めてください。
住所 : 7 Markt , Brugge
マップ : Googleマップ
アクセス : ブルージュ駅からバス(2-4,13番) 10分 マルクト(MARKT)停留所下車すぐ。
電話番号 : (050)448711
定休日 : 1月1日、キリスト昇天祭、12月25日
営業日 : 9:30~18:00
料金 : 大人12ユーロ、シニア14ユーロ、25歳以下12ユーロ、5歳以下無料
公式サイト : 鐘楼
聖母教会は、高さ122mのレンガの尖塔がブルージュでも一際目立つ教会です。
気高さを象徴する白大理石の「聖母子像」には、時代を超えて多くの人々から祈りを捧げられてきています。
この聖母教会は13世紀から15世紀にかけて建造されており、ブルゴーニュ公国の統治時代にはシャルル公爵家の礼拝堂として使用され、その娘マリーの結婚式にも用いられています。
ここには、霊廟であるシャルル公爵とマリーが隣同士で眠っています。
教会内は先ほど紹介したミケランジェロの「聖母子像」の他にも、ヤン・ファン・アイクの「十字架上のキリスト」も有名です。
住所 : Mariastraat, Brugge
マップ : Googleマップ
アクセス : マルクト広場から徒歩8分
電話番号 : (050)448711
定休日 : 1月1日、キリスト昇天祭(午後)、12月25日
営業時間 : 9:30~17:00
料金 :
ブルージュ観光の中で忘れてならないのは、運河クルーズです。
旧市街の中に乗り場が5か所ありますが、どこから乗っても料金もルートも同じなので、待ち時間が少なそうな所から乗船しましょう。
所要時間は約30分で、1時間に2便運行しています。
石畳の街を歩くのも良いですが、運河からの景色はまた格別。
低い目線からブルージュの数々のモニュメントを見るのはまた違った美しさがあります。
クルーズは英語、フランス語、オランダ語の案内があります。
住所 : Nieuwstraat 11, 8000 Brugge (Boattour Bruges)
マップ : Googleマップ
アクセス : マルクト広場から徒歩5分程度
定休日 : 11月~3月
営業時間 : 10:00~17:30(最終便)
料金 : 大人12ユーロ、子供(4~11歳)7ユーロ、幼児(3歳以下)無料
ブルージュは海が近いので、魚介類が豊富に獲れ、市民も日頃から魚介類を選びに朝からやってきます。
そんなブルージュの魚市場は、1821年に建てられた回廊のような作りになった歴史ある魚市場です。
火曜~土曜日の朝8:00頃からで、お昼過ぎにはクローズとなります。
もちろん、ホテルでは魚を調理する事はできませんが、ベルギーではどんな魚を食べているのかなどをチェックするのも旅行の醍醐味です。
ちょっとしたお惣菜感覚で食べられる魚介もあるので、ホテルに帰ってからのビールのおつまみに買ってみるのも良いでしょう。
北海からの新鮮な魚介類が毎朝上がってきて、とても活気のある市場となるため、朝ブルージュにいるのであれば回っておきたい観光スポットです。
近くのシーフードレストランで昼食を食べるのもおすすめです。
住所 : Vismarkt, 8000 Brugge, ベルギー
マップ : Googleマップ
アクセス : ブルグ広場から徒歩2分
定休日 : 日曜、月曜
営業時間 : 午前中
料金 : 無料
※ブルージュの観光スポット、おすすめホテルについては下記記事で詳しくご紹介しているので、ぜひご覧ください。
→ 女子旅におすすめ!カリヨンの音が響くベルギーの古都ブルージュのおすすめ観光スポット13選
ベルギーの南半分を占めるフランス語圏のワロン地方。
その南東部に位置するアルデンヌ地方は、昔から交通、戦略上の要衝として知られ、中世から18世紀にかけて多くの要塞や古城が建てられました。
うっそうとした緑の丘陵地帯に古城が点在しており、画家や詩人に愛されてきた豊かな地。
古城ホテルやレストランもあり、ベルギー周遊をするなら、大都市だけではなくぜひ足を伸ばして欲しい地方です。
アルデンヌ地方観光の玄関口になるのが、ナミュールです。
ムーズ川の真珠と称される美しい街へは、ブリュッセルから列車でわずか1時間程度。
二つの川と山に囲まれた自然の要塞として古くから歴史を刻んできました。
ナミュールでまず最初に向かっていただきたいのが城砦(La Citadelle)です。
駅からバスも出ていますが、歩いても1km程度なので、散歩しながら行くのがおすすめ。
現在見られる城砦は17世紀のもので、敷地の中にはカフェや森林博物館、野外劇場などもある広大な庭園になっています。
展望台からは、ナミュールの街並みはもちろん、渓谷や川、街の向こうの山々まで絶景が楽しめます。
住所 : Route Merveilleuse 64, Namur
マップ : Googleマップ
アクセス : ディナン駅から徒歩5分でシャルルドゴール橋、橋を渡ってロープウェイか徒歩
定休日 : 無休
営業時間 : 10:00~18:00 ※11月~2月は17:00まで
料金 : 施設により異なる、展望所は無料
公式サイト : 城砦
ナミュールから列車で約30分で、ディナンに到着します。
ナミュールとディナンの2か所のみの観光で時間があるならば、片道はムーズ川の遊覧船でのアプローチがおすすめです。
春から秋にかけて運航している遊覧船でムーズ川をさかのぼる事約3時間半、ムーズ渓谷の景色を楽しみながらゆったりとした時間が過ごせます。
ディナンもまた、渓谷に囲まれた小さな街。
ノートルダム寺院と、その背後にそびえる断崖とその上にある城砦がディナンを代表する景色になっています。
城砦までは、ロープウェイか、16世紀から存在する408段の石段を登って行きましょう。
のどかな街並みからは想像しがたいですが、大戦中、ディナンは中立を宣言していたにも関わらずドイツの攻撃を受け、戦いの中心になっています。
何度も滅び再建を繰り返してきたディナンの波乱の歴史は、城砦の資料館で学ぶことができます。
実際に使っていた大砲、武器、ドイツ占領下で使用された地下牢やギロチン、処刑室など。
兵士だけではなく、多くの市民が犠牲になったディナンの歴史を物語る貴重な資料を見たら、展望台から現在の平和で美しいディナンの街並みを眺めてみましょう。
ディナンはサクソフォンの発明者、アドルフ・サックスが生まれた街。
街のあちこちでサックスのモニュメントを見ることができます。
川沿いのメインストリートは彼の名を冠したアドルフ・サックス通りで、ディナンの特産品である真鍮細工、ディナンドリーの店が並びます。
こちらはディナン名産の、クックドディナンというお菓子で、材料は小麦粉とはちみつのみというシンプルさ。
動物や花、風景など100種類ほどの木型があり、どれも写実的でお菓子という感じはしません。
なんと三か月日持ちがするのと、ちょっとやそっとでは割れない程硬いので、お土産にピッタリです。
結構大きいため、手で割りながら紅茶に浸して食べるのがおすすめです。
メインストリートに何軒かお店がありますが、どこも型も値段も同じなので、買いやすそうなお店で選ぶと良いでしょう。
住所 : Place Reine Astrid 3, 5500 Dinant
マップ : Googleマップ
アクセス : ディナン駅から徒歩5分でシャルルドゴール橋、橋を渡ってロープウェイか徒歩
定休日 : 無休
営業時間 : 10:00~18:00 ※季節によりクローズ時間が異なるので要確認
料金 : 大人12€、子供(4~12歳)10€
公式サイト : ディナンの城塞
世界一小さな町と呼ばれるデュルビュイは、美食の町としても知られています。
ブリュッセルからだと、列車でリエージュまで行き乗り換えてバルヴォーへ、そこからタクシーか観光シーズンに出ているシャトルバス。
ちょっとアクセスに時間がかかるので、ブリュッセル発の日帰りオプショナルツアーに参加するか、レンタカーが便利です。
レンタカーを借りると、周辺の古城めぐりも合わせて出来るという利点があります。
観光バスも乗り付ける人気の小さな街には、レストランやカフェがたくさんあり、かなりレベルが高いので、週末ともなるとブリュッセルからも、オランダ、ルクセンブルクやドイツ方面からもグルメが集まってくるのだそう。
1977年に周辺の自治体広域合併がなされ、デュルビュイとしては人口1万人程度ですが、合併以前は、2ヘクタールの中に人口わずか500人。
自治体として運営するのに必要な全ての機能が整っていたことから、世界最小の町と認められ、ギネス認定されています。
デュルビュイ城や教会、公園など観光スポットはありますが、筆者のおすすめは可愛らしい町を散策してランチタイムを楽しむこと。
現天皇陛下夫妻が皇太子時代に訪れて宿泊・食事をされたという「 ル・サングリエ・デ・ザルデンヌ 」をはじめ、いくつもの有名店があります。
アルデンヌ地方は猪肉や鹿肉ジビエが有名なので、ぜひチャレンジしてみてくさい。
アルデンヌ地方には、中世から18世紀頃にかけて建てられた古城が多く残されています。
内部見学できる古城もあり、古城めぐりと称したツアーも催行されるほどの人気です。
そんな古城を改装してつくられたホテルは、ヨーロッパの人たちにも人気が高く、夏のハイシーズンにはすぐに予約で埋まってしまうほど。
中世の貴族になった気分で、優雅な宿泊、そして美食で知られるアルデンヌ地方の郷土料理を味わってみませんか?
アルデンヌ地方の人気観光地でもあるナミュールを代表するホテルといえば「シャトードゥナミュール」。
格式がある古城ホテルの割には意外にリーズナブル、ナミュールの観光にも便利なので、人気が高いホテルです。
城砦のある小高い丘の上に位置しているので、美しい景色が望めるのはもちろん、広大な庭園のお散歩も楽しめるのが魅力。
2017年にリノベーションを行っており、お城の優雅な雰囲気とモダンで機能的な設備を兼ね備えているのが特徴です。
客室は全29室。
ゆったりとした客室は、上品なインテリアでモダンな雰囲気にまとめられています。
無料Wi-Fi、テレビ、デスク、ミニバー、コーヒー/ティーメーカー、バスアメニティなど必要な物は揃っているので安心。
眺望は、パークビュー、バレービューなど様々なので、ホテル予約サイトで確認してください。
シャトーナミュールに宿泊するなら、美味しいと評判のレストラン「エルミタージュ」でディナーを楽しみましょう。
シャトーナミュールは州立ホテル学校が経営している事もあり、レストランではホテル学校の学生が、ウェイターやウェイトレスとして働き研修をしています。
そういう面からもカジュアルな雰囲気で、リーズナブルに宿泊できるので、気軽に古城ホテル体験をしてみたい方におすすめです。
住所 : Avenue de l'Ermitage, 1 - B-5000 Namur
マップ : Googleマップ
アクセス : フラウィンヌ駅から車で8分
電話番号 : +32 81 72 99 00
営業時間 : チェックイン 15:00~/チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
アルデンヌ地方の小さな町マルシュ・アン・ファメンヌの近郊に位置する「シャトー・ダッソンヴィル」は、先述の「シャトーナミュール」とは少し違い、外観も中身も重厚な雰囲気で、古城ホテルらしい古城ホテルと言えるでしょう。
17世紀、太陽王と呼ばれたフランス国王ルイ14世が狩猟場として造らせたお城なので、周りは深い森に囲まれていて、その敷地はなんと52ヘクタールもあります。
館内には数か所のサロンがあり、食事の前にアペリティフを楽しんだり、暖炉を囲んで午後のティータイムを過ごすといった大人の時間が楽しめます。
客室は全20室。
シャンデリアが付いたヨーロピアンクラッシックな雰囲気で統一されたお部屋は、落ち着いた雰囲気で居心地が良いと評判です。
眺望は中庭、庭園と様々なので、ホテル予約サイトで確認してください。
敷地内にはハイキングトレイル、サイクリングトレイルが整備され、貸し自転車も用意されているので、お城に招かれたゲストになった気分で、ホテル周辺を散策してみましょう。
また、数々の賞を受賞している併設レストラン「Le Grand Pavillon 」での本格フレンチディナーもおすすめです。
住所 : route d'Hassonville 105, Marche-en-Famenne
マップ : Googleマップ
アクセス : マルロワ駅から車で3分
電話番号 : +32 84 31 10 25
営業時間 : チェックイン 14:00~/チェックアウト ~11:00
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ご紹介した以外にも、ベルギーにはまだまだたくさんの魅力的な観光スポットがあります。
可愛いと美味しいがたくさん詰まっているベルギーは、女子旅にもぴったりです。
次の海外旅行の候補に、ベルギーはいかがでしょうか。
最終更新日 : 2024/03/11
公開日 : 2019/06/21