本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
<オーヴェルニュー・ローヌアルプ地域のおすすめ観光スポット>
<プロヴァンス・アルプ・コートダジュール地域のおすすめ観光スポット>
フランスはヨーロッパ大陸の西側、西ヨーロッパ地域の中央部に位置しています。
総面積は640,679㎢、人口は6,660万人、首都はパリ。
世界観光ランキングによると、2016年度の観光客数は8260万人と堂々の1位です。
フランスの見どころは首都のパリ近辺だけではなく全国各地にあり、とても全部はご紹介できません。
今回は、特に人気のある観光スポットを地域別にご紹介したいと思います。
イル・ド・フランスとは、フランス北部,パリを中心にした地域圏を指します。
パリ市の人口は約225万人。
もちろん、フランス最大の都市です。
パリの観光スポットは別記事でも詳しく紹介しているので是非ご覧ください。
→ パリの観光地24選!パリ市内から郊外までおすすめ観光名所をご紹介
→ ルーブル美術館の見どころ、有名作品、おすすめの周り方は?
オルセー美術館は、セーヌ川左岸の7区の中にあります。
オルセー美術館にたどり着くには、メトロやRERといった電車を使う方法や、バスを使う方法があります。
あるいは路線バスに乗って、バスの車窓越しにパリの空気を感じるのもいいですね。
ただし、路線バスは停留場案内のアナウンスがありませんので、降りるときに注意が必要です。
電車の場合、一番最寄り駅はRER-C線の「ミュゼ・ド・オルセー駅」です。
天気のいい穏やかな日でしたら、セーヌ川挟んで反対側にあるメトロ1線のコンコルド駅で下車して川を渡るのもおススメ。
「コンコルド広場」や「ルーブル美術館」のあたりからセーヌ川沿いを散歩し、「ソフェリーノ橋」という木製の橋を渡っていくのも楽しいことでしょう。
ちなみに、「ソフェリーノ橋」にも橋の欄干に南京錠が沢山取り付けられています。
美術館の建物自体は、元はオルレアン鉄道オルセー駅の駅兼ホテルとして、1900年パリ万博に向けて建造されたものです。
しかしながら、開業して35年経ったころ、長くなった列車に対してプラットホームが短すぎて使いにくくなり、駅の役目を終えました。
それからは、駅舎にあったホテルが細々と経営を続けていたものの、やがて1973年に廃業。
いよいよ廃墟となって、取り壊される話も持ち上がりました。
それに対しパリ市民による取り壊し反対運動が起こり、パリの有力政治家をも巻き込む規模になりました。
そして1986年12月9日、パリの印象派美術を主に収蔵する「オルセー美術館」として開館することになったのです。
美術館の館内は、昔の駅舎の面影をそのまま残しています。
収蔵されている美術品は主に19世紀のもので、特に絵画は印象派のものが大半です。
ゴッホ、ミレー、マネ、モネ、アングル、コロー、クールベ、ドガ、セザンヌ、ゴーギャン、スーラ、ロートレック、マティスなど有名人ばかり。
また絵画だけではなく、アールヌーヴォーの彫刻家であるガレなどの作品もあります。
沢山の収蔵品がありますが、近くにあるルーブル美術館よりは小さいので、数時間あれば全作品を見て回ることが出来るでしょう。
疲れたら美術館内のカフェでくつろいだり、上層階の大時計越しにパリの風景を眺めるのもいいですね。
オルセー美術館からの景色
ご覧のように、オルセー美術館の大時計の内側からは、モンマルトルの丘のサクレクール寺院などがとてもよく見えます。
住所 : 62, rue de Lille 75343 Paris Cedex 07 France
マップ: Googleマップ
アクセス : RER C線 Musée d’Orsay駅 徒歩2分
電話番号 : +33 1 40 49 48 14
定休日 : 月曜日 1/1(祝)、5/1(祝)、12/25(祝)
営業時間 :
火~日曜 9:30~18:00
木曜日は21:45まで
料金 :
一般 11ユーロ
毎月第一日曜日は 無料
公式URL : オルセー美術館
モンマルトルの丘は、パリ北部18区の「サクレクール寺院」を中心とした丘一帯の事。
2001年に公開された映画「アメリ」の舞台になった場所でもある「モンマルトルの丘」ですが、ここ周辺は同じパリでもとても大衆的なところで、時間帯によっては危険な雰囲気を醸し出すところでもあります。
モンマルトルの丘に行くには、メトロを使うのが便利。
あるいは路線バスに乗って、バスの車窓越しにパリの空気を感じるのもいいですね。
ただし、路線バスは停留場案内のアナウンスがありませんので、降りるときに注意が必要です。
電車を使うならば、メトロ2線Anvers駅か12線Abbesses駅など最寄り駅は複数ありますが、Anvers駅がわかりやすいと思います。
Anvers駅を降りると、セーヌ川の反対方向にサクレクール寺院がありますので、そこに向かって歩いていきます。
写真の人々が座っているのは全部階段!
結構段数があるので階段を上がるのがしんどい人は、写真左側に短いケーブルカーがありますので乗ってみてはいかがでしょうか。
メトロの切符がそのまま使えます。
サクレクール寺院のある「丘のてっぺん」にたどり着きましたら、ぜひ一度振り返ってパリの街並みを眺めてみて下さい。
モンマルトルの丘からの眺め
エッフェル塔やモンパルナスタワーの最上部展望台ほど高くはありませんが、なかなか良い眺めです。
パリ北部に住む画家の卵が、似顔絵を描いている事で有名なテルトル広場。
素晴らしい似顔絵を描いてくれる大家の卵もいますが、ぼったくり画家もどきも客引きして強引に売りつけますので注意が必要です。
あまり面倒な目に遭いたくない人は、モンマルトルの丘一帯を案内してくれる「プチトラン」に乗ってみるのもいいですね。
これに乗れば、スリに遭ったりすることもなく安全にモンマルトルの丘周辺を見て回ることが出来ます。
例えばパリ市街地の真ん中にあるブドウ畑。
パリ市内のブドウ畑
モンマルトルの南側、ちょうど丘の下のピガール駅付近にある、有名な劇場「ムーランルージュ」
ムーランルージュ
赤い風車がランドマークのムーランルージュ。
この界隈は夜の繁華街といった風情なので、興味がない方はプチトランでサーっと流すのが賢明です。
住所 :
マップ: Googleマップ
35 Rue du Chevalier de la Barre, 75018 Paris
(サクレクール寺院)
アクセス :
地下鉄M2線 Anvers, M12線Abbesses から 徒歩10分程度
丘の上に上がるには、ケーブルカーを使うと便利
定休日 : 無休
営業時間 :
観光案内所
月~金曜10:00~16:00 (金18:00)
土・日曜10:00~13:00、14:00~16:00
プチトラン
時間:10:00~18:00(4月から9月は~24時)
料金 :
プチトラン
6.5ユーロ、12歳以下4.5ユーロ
注意点 :テルトル広場では、スリと、悪質な似顔絵描きに注意。
公式URL : モンマルトル
アルマ橋はセーヌ川に架かる橋の一つです。
セーヌ川にはパリ市内で37本の橋が架けられています。
他にも個性的な橋はいくつもあるのですが、ここでは敢えて「アルマ橋」を紹介します。
アルマ橋は、メトロM9線アルマ=マルソー(Alma / Marceau)駅を下車してすぐのところにあります。
アルマ橋は1854年から1856年にかけて建造されました。
命名はちょうどその頃勃発していたクリミア戦争の「アルマの戦い」にちなんで名付けられたものだそうです。
建設当時の橋脚は石造りでしたが沈下しやすく、川を運行する船の通行の妨げになってました。
そこで、1970年から1974年にかけて鋼鉄製の橋に架け替えられました。
この橋には二つの大きな見どころがあります。
まずはこの橋の橋脚です。
橋脚にズワヴ「アルジェリア歩兵」の銅像が立っています。
最初の橋が架けられたときは、他にも銅像はあって合計4つの銅像が立ってましたが、ほどなくして「アルジェリア歩兵」の像以外はパリの他の施設や、他の都市に移されてしまいました。
現在では「アルジェリア歩兵」の像しか残ってません。
この銅像ですが、実はとても実用的な用途に使われています。
セーヌ川の水位がこの銅像のどのあたりの高さまでに達するかによって、交通規制が敷かれることになっています。
銅像の足首のところまで水位が達すると、セーヌ川河川敷道路が冠水し始めるので、河川敷道路は通行禁止になります。
銅像の膝より上に水位が達すると、船が橋の下をくぐれなくなりますので、セーヌ川が航行禁止になります。
ちなみに、2016年6月にもパリで洪水がありましたが、このときは銅像の腰がつかるくらいまで達しました。
記録されている最高水位は1910年のパリ大洪水で、このときは銅像のあごひげのところまで達したそうです。
つづいては、橋の「セーヌ川右岸側」のたもとのオブジェです。
自由の炎
このオブジェは「自由の炎(Flamme de la Liberté)」と名付けらています。
ニューヨークの自由の女神像が1989年に修復された際、フランスの修復チームが大きく貢献したということで、アメリカからフランスに贈答されたものなんですよ。
本来ならば、「自由の炎」という名前のままで静かにこの場所に佇んでいるところでした。
ところが、1997年8月31日にイギリスのダイアナ元妃が、このオブジェの下を通るバイパストンネルで謎の死を遂げました。
パパラッチに追いかけられていたのを避けようとして起きた交通事故とされていますが、真相は闇の中。
それ以来このオブジェは、「ダイアナ追悼碑」としての役割の方が大きくなっています。
オブジェの周辺には、ダイアナ元妃の写真やダイアナ元妃にあてたメッセージカードなどがたくさん置かれています。
住所 : Pont de l'Alma, Paris
マップ: Googleマップ
アクセス : メトロM9線アルマ=マルソー(Alma / Marceau)駅下車してすぐ
フランスが栄華を極めていた17世紀から18世紀までの約100年間、ベルサイユには王宮がおかれ、絶対王政の中心地として栄えていました。
当時太陽王とまで呼ばれていたルイ14世の命により建てられたベルサイユ宮殿。
もともとはルイ13世が狩猟の館として使用していた城館をルイ14世が増築したものです。
当時の最高の職人を招いて造らせた優雅な宮殿で、他に類を見ない壮麗さを誇っています。
フランス革命が勃発するまで歴代の国王が暮らし、ナポレオンの戴冠式が行われ、第一次世界大戦の講和条約が結ばれたりと、フランス史においても重要な場所。
1979年、文化的にも歴史的にも重要な建物として世界遺産に登録され、世界中から多くの観光客が訪れるフランス屈指の観光スポットです。
ベルサイユ宮殿で一番有名な部屋は写真の「鏡の回廊」です。
この場所でベルサイユ講和条約が調印されました。
ルイ16世とマリーアントワネットの婚礼が行われた礼拝堂や、マリーアントワネットが最後の主となった王妃の寝室など見どころがいっぱい。
ゆっくり見て回ると半日はかかるでしょう。
天才造園家ル・ノートルによって造られたフランス式庭園の広さは100万㎡以上、幾何学模様やシンメトリーにこだわった美しい庭園は少しだけでも歩いてみましょう。
時間がなければ半日、時間があれば離宮であるプチトリアノン、グラントリアノンも見学して1日たっぷり過ごすのがおススメです。
住所 : Place d’Armes 78000 Versailles
マップ: Googleマップ
アクセス :
RER C線Versailles Rive Gauche駅から徒歩10分
SNFC Versailles Chantiers駅から徒歩15分
SNFC Versailles Rive Droite駅から徒歩20分
定休日 :毎週月曜日、1/1(祝)、5/1(祝)、5/15、11/11(祝)、12/25(祝)
営業時間 :
4月-10月は9:00-18:30
11月-3月は9:00-17:30
入場は閉館40分前まで
料金 : 大人18ユーロ、18歳以下無料
公式URL: ベルサイユ宮殿
オーヴェルニュー・ローヌアルプ地域はフランス南東部にあり、スイスと イタリア に接しています。
パリと並ぶ観光地、近代的な都市リヨンがあり、モンブラン、シャルトルーズ山塊、アルディッシュ渓谷など自然美にも恵まれた地域です。
リヨン(Lyon)はフランスの南東部、アルプス山脈にわりと近いところにあります。
人口はリヨン市だけでは50万人弱ですが、リヨン経済圏全体では160万人以上の人口規模を誇り、フランスで2番目の都市圏です。
飛行機は、パリのシャルル・ド・ゴール空港からの国内線乗り継ぎで1時間10分くらいで行けます。
もちろん、それ以外の他国の空港からの乗り継ぎで行くことも出来ます。
パリ市内を観光してからリヨンへ移動する計画を立てる場合、高速鉄道TGVを使うのが便利です。
パリのリヨン駅からリヨン・パールデュー駅まで、きっかり2時間で行けます。
一方、リヨンの空港・サン=テグジュペリ国際空港は、リヨンの市街地からかなり離れてます。
よって、飛行機で早く到着しても市街地への移動へはある程度の時間がかかります。
あと、運行本数はパリ・リヨン駅からのものよりは少ないですが、シャルル・ド・ゴール空港乗り入れの駅からもTGVは発着していますので、パリの空港からもTGVで移動するのが便利な時もあります。
リヨン旧市街は、ノートルダム大聖堂のあるフルヴィエールの丘の麓に広がっています。
1998年に「リヨン歴史地区」という名称で、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。
リヨン市はローマ帝国の時代から「ルグドゥヌム」という町の名前で栄え、中世もローヌ川を使った交易の中心地になっていました。
その頃からずっと営みのあるリヨンの旧市街地。
まずはフルヴィエールの丘から眺めてみましょう。
フルヴィエールの丘からは眼下に大きく旧市街地が広がるので、とても一枚の写真には収まりきれません。
オレンジ色の屋根の建物が密集している地域を、ほぼ旧市街地とみなしてもいいかと思います。
ただ、旧市街地でも特に古い地域は、この写真の下の端の緑に被っているところなのです。
この丘を降りて旧市街地に行ってみましょう。
時間に余裕があって気温が厳しくなければ、坂道を歩いて降りるのも悪くはありません。
疲れた方や興味がある方は、ケーブルカーを使って降りてみましょう。
旧市街地の中はこのような感じです。
リヨン旧市街の中
本当に古い街並みのところは自動車の通行を想定していないので、狭い中を通る車はとっても窮屈そう。
道路は石畳になっており、道の真ん中が凹んでいて、水が溜まって排水されるようになっています。
レストランのテラス席も、大きく道路に張り出しています。
ところで、リヨンはフランスの「食の都」とも言われているところで、美味しいレストランも何軒もあるんですよ。
また、リヨンには「トラブール」という名前の抜け道があり、建物の入り口から奥の勝手口へ抜けられるようなところもあります。
第二次大戦中はレジスタンスの兵士が、ナチスドイツ軍兵士の追手から逃れるための道として、よく使われていたそうです。
そんなリヨンの旧市街を一通り歩いてみましたら、リヨンの街中を流れる川、ローヌ川かソーヌ川のほとりに立ってみましょう。
特にソーヌ川にかかる橋の上に立つと、川辺の建つ建物が美しくて、癒されます。
リヨン旧市街橋の上から
アクセス : メトロD線Vieux Lyon駅下車すぐ
料金 :メトロ乗車料金 1回1.8ユーロ
ノートルダム大聖堂のあるフルヴィエールの丘は、リヨンの市街地を流れるローヌ川・ソーヌ川の左側、旧市街のさらに奥にあります。
大聖堂は、丘の麓からもこのように見えます。
麓からのノートルダム大聖堂
尖塔がない教会なので、ぱっと見では「丘の上にある放送局」のようにも見えてしまいます。
丘の上に行ってみたいのですが、標高差が100m近くあるので、麓の旧市街から歩いて登るのは大変です。
地下ケーブルカーに乗れば数分で上がれるので、楽な気持ちで乗っていきましょう。
運賃はリヨンの地下鉄やトラム一回分と同じ値段、1.8ユーロです。5分から10分おきに運行されています。
丘の上に上がると見える大聖堂は荘厳です。
ノートルダム大聖堂
この教会は1872年から1896年の間に建設されました。
ヨーロッパの多くの教会の中でも、比較的新しい年代の建築かもしれません
なお、このノートルダム大聖堂は、1998年にリヨン旧市街と一緒にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
住所 : 8 Place de Fourvière, 69005 Lyon, France
マップ: Googleマップ
アクセス :
メトロD線Vieux Lyon駅でケーブルカーF2線に乗り換え、
フルヴィエール駅下車徒歩1分ほど
電話番号 : +33 4 78 25 13 01
定休日 : 無休
開門時間 :
教会: 7:00~19:00
公園: 7:00~21:30
料金 : 無料
注意点 : ミサの時間中、観光客は立ち入り禁止
リヨンを訪れましたら、これらの建物にダマされに行くのもいいかもしれません。
メトロC線「エノン(Hénon)駅」を下車し、地上に上がって「カヌット通り(Boulevard des Canuts)を南に1分ほど歩いていくと見えてくるこのビル・・・・
何とも言えない異様な建物が目に入ります。
一つ一つが実際の建物だと思うと、なんだかすごい違和感がありますよね。
それもそのはず、これはほとんどが絵なのです。
中には数少ないですが、本物の窓や洗濯物のもあるようです。
ただ、どれが本当の窓なのか、すぐには判りそうにもありません。
この建物を下から仰ぎ見ると、こんなように映ります。
ここまでくると、やっと本物の窓がわかりそうです。
しかし、よく出来ただまし絵ですね。
意味のない「落書き」よりは、こちらのだまし絵の方が見ていて楽しくなるような気がします。
実はリヨンには、このような「だまし絵」のビルが、他にもいくつかあるんですよ。
「だまし絵」のあるビルを探しに、リヨンの街を歩き回るのもいいですね。
住所 : 36 Boulevard des Canuts, 69004 Lyon
マップ: Googleマップ
アクセス :
メトロC線でHenon駅下車
Boulevard des Canutsという大通りを南に1分ほど歩く
問い合わせ先 :
リヨン観光・コンベンション協会
+33(0)4 72 77 69 69
定休日 :
リヨン観光・コンベンション協会
1/1, 12/25
営業時間 :
リヨン観光・コンベンション協会
9:00~18:00
料金 : 無料
注意点 : 特になし
公式URL : リヨン観光・コンベンション協会
ヨーロッパ最高峰のモンブラン(標高4810.4m)の麓にあるリゾート地、シャモニーモンブラン。
夏は登山、ハイキング、パラグライダー、ロッククライミング、ゴルフやテニスを楽しみに、冬はスキーの拠点として年中観光客が訪れて賑やかです。
シャモニーの町自体が既に標高1035m地点にあり、天候が良ければ街のどこからでもモンブランを望む事が出来るのが魅力です。
モンブランはスイスの山といったイメージがあるかも知れませんが、実はフランスとイタリアの国境にそびえる山。
イタリアではモンテビアンコと呼ばれています。
シャモニー観光のハイライト的な存在なのが「エギュイーユ・デュ・ミディ」のロープウェイです。
富士山よりも高い標高3842mの展望台までは、ロープウェイを乗り継いでわずか20分ほどで到着します。
高地に身体を慣らすためにも、途中のプラン・ド・レギュキーユ駅でちょっと小休止、周辺を散歩してから次の頂上行きロープウェイに乗車しましょう。
終着点はエギュイーユ・デュ・ミディ北峰にある展望台。
ここからエレベーターで65m上がった展望所からは、目の前にモンブランが見えて圧巻!
夏の快晴日でも展望所は気温マイナスなので、しっかり防寒する事と、雪の照り返しが強いのでサングラスも必携です。
カフェでホットチョコレートなどを飲みながら4000m級の山々を眺めるという贅沢な時間を過ごしてみませんか?
公式サイトは展望台の様子や景色が良くわかるので、ぜひご覧下さい。
住所 : 100 pl de l'aiguille du Midi 74400 Chamonix-Mont-Blanc(ロープウェイ乗り場)
マップ: Googleマップ
問い合わせ先 :+33(0)4 50 53 22 75(ロープウェイ乗り場)
定休日 :天候による
営業時間 :時期によって異なる
料金 : 大人往復 61.5ユーロ ファミリーチケットや各種割引チケットもあるのでサイトで確認して下さい。
公式URL: エギュイーユ・デュ・ミディ展望台
ルマンディーはフランスの北部にある地域です。
かの有名なノルマンディー上陸作戦の舞台であるオマハビーチをはじめとした第二次世界大戦の上陸拠点があります。
パリから車で4時間半~5時間、海岸から1キロほど沖に突き出た岩山にあるモンサンミッシェル修道院。
1979年に世界遺産に登録され、年間300万人近い観光客が訪れる人気の観光スポットです。
708年に夢の中で大天使ミカエルから、この岩山に聖堂を建てろというお告げを聞いた司教オベールが建立を命じました。
修道院、修道院付属の聖堂などは長い年月を経て、増改築が繰り返されたので、時代ごとの建築様式が入り混じっています。
修道院は牢獄や要塞として使用された事もありますが、1966年からまた修道院として蘇り現在に至っています。
修道院のある島へ渡るには無料のシャトルバスに乗るか、徒歩で橋を渡るか、馬車に乗るのいずれかです。
島につくと、グランドリュ、大通りという名の道が修道院まで続きます。
夏の観光シーズンになると真っすぐ歩けない程の人混みになりますが、両側のお土産屋さんやカフェなどをのぞきながらブラブラ行きましょう。
橋のたもと周辺のホテルはやや料金が高めですが、部屋からモンサンミッシェル修道院の姿が見えたり、夜景や朝焼けなどの写真が撮れたり、午前中のまだすいている時間に観光出来るというメリットあり。
時間があればモンサンミッシェルに宿泊するのもおススメです。
日帰り予定の方は、公共機関で時間を費やすよりも、パリ発のツアーが楽々です。
日本語ガイド付きのツアーならより安心ですね。
住所 : Abbaye du Mont-Saint-Michel, 50170 Le Mont-Saint-Michel
マップ: Googleマップ
アクセス :ポントルソン(PONTORSON MONT ST-MICHEL)駅から10km
定休日 :1/1(祝)、5/1(祝)、12/25(祝)
営業時間 :9:00~19:00(5/2~8/31)9:30~18:00(9/1~4/30)
料金 :修道院 大人10ユーロ ミュージアム 大人9ユーロ
公式URL: モンサンミッシェル
印象派の巨匠クロード・モネが亡くなるまでの晩年を過ごしたのがジベルニーの村です。
43歳から亡くなるまでという人生の大半をこの村の邸宅で過ごしました。
モネの没後、息子によって美術アカデミーに寄贈され、大規模な修復工事の後、1980年にクロード・モネ財団として開館しました。
1番のみどころは手入れの行き届いた美しい庭園。
日本びいきだったモネが作った日本風の庭園には太鼓橋がかかり、美しい池には蓮の花が咲き、あの有名な「睡蓮」の世界が広がります。
また、アトリエ兼住まいだった邸宅は当時モネが使用していた家具やインテリアがそのまま保存されています。
ダイニングルームの壁には、モネがコレクションしていた北斎や広重などの浮世絵が飾られていて圧巻です。
実はモネのコレクションの多くは、彼の死後、息子が生計を立てる為に手放した物が多かったのです。
しかし、これらの浮世絵コレクションはあまりに高価で値が付けられなかったので手元に残りました。
モネ好きならばぜひ足をのばして、モネの生活の、そして活動の痕跡を辿ってみて下さい。
住所 : 84 Rue Claude Monet, 27620 Giverny
マップ: Googleマップ
定休日 :11/2~3/23冬期間は休業
営業時間 :09:30~18:00
料金 : 一般9.5ユーロ オランジュリー美術館、マルモッタン美術館、ジベルニー印象派美術館とのペアチケットあり
公式URL: クロードモネ財団
パリから列車で1時間半、ルーアンはローマ時代から水運を利用した交易で発展し、10世紀にはノルマンディー公国の首都として栄えたという歴史がある街です。
ルーアン大聖堂は12世紀から16世紀にかけて建てられました。
見どころは建物の複雑な形状や、美しいステンドグラスの窓、有名な王の地下墓所など。
特に正面ファサードにはキリストの系図が、左右の扉には洗礼者ヨハネとステファノの殉教が彫刻で表されていて、その繊細さには驚かされるでしょう。
同じノルマンディー地方のジベルニーに住んでいたモネは、1892年と1893年にルーアンへ取材旅行に出かけ、大聖堂の西側正面の建物(現在の観光案内所の2階)にイーゼルを構えて少しずつ違う3か所のアングルから連作を描きました。
ジベルニーのアトリエに戻ってから仕上げをした作品は30以上にもなり、あちこちの美術館に残されているので目にした方も多いのではないでしょうか。
日本でも 箱根 のポーラ美術館で鑑賞する事ができますよ。
住所 : 3 Rue Saint-Romain, 76000 Rouen
マップ: Googleマップ
アクセス :パリ、Saint-Lazard(サン・ラザール)駅から電車で1時間10~1時間30分ほどのRouen Rive-Droite(ルーアン左岸)駅で下車。
定休日 :無休
営業時間 :月: 14:00-18:00, 火-土: 9:00-12:00, 14:00-18:00, 日: 8:00-18:00
料金 : 無料
オンフルールというと必ず出てくるこの写真の景色は、旧港(Le Vieux Bassin)
パリから車で約2時間、オンフルールは印象派の画家たちに多くの影響やインスピレーションを与えたノルマンディー地方の港町です。
クロードモネを筆頭に、ギュスターヴ、クールベ、ウジェーヌ・ブーダンといった画家たちはこの港の風景に魅了され描き、やがて印象派絵画へと発展するインスピレーションを得たと言われています。
オンフルールの見どころは、旧港、フランス最大の木造教会サントカトリーヌ教会、塩倉庫、海洋博物館、ウジェーヌ ブーダン美術館など。
港に面した通りにはおしゃれなカフェやレストランが、旧市街には可愛い雑貨屋さんやアンティークショップなど街歩きが楽しいので、駆け足ではなく、ゆっくり時間をとって訪れて頂きたいですね。
名産品であるシードルや、カマンベールチーズを味わうのもお忘れなく!
住所 : Boulevard Charles V, 14600 Honfleur 旧港周辺
マップ: Googleマップ
アクセス :パリからは、サンラザール(Saint-Lazard)駅から電車に乗り、リジュー(Lisieux)駅下車リジューから Verts社のバスに乗り約50分。
公式URL: オンフルール
北フランスの中心に位置するサントル・ヴァルドロワール地域。
中央には古城で有名なロワール渓谷が通り、フランスきっての白ワインの産地としても知られています。
ジャンヌダルクがそのときのフランス王「シャルル七世」に謁見した城も、このロワール渓谷にあるシノン城です。
このように、ロワール渓谷地域にある数々の城などの遺跡がとても貴重なものであると評価され、2000年に「シュリー=シュル=ロワールとシャロンヌ間のロワール渓谷」という名前の世界文化遺産として登録されました。
ロワール渓谷地域への玄関口は、地図でも参照したトゥールです。
トゥールへは、パリ・モンパルナス駅からTGVを使って1時間ほどで到着できます。
その他、パリから在来線で行けるブロワも、ロワール渓谷地域の玄関口です。
パリからブロワまでは、在来線で1時間半で到着です。
今回は、ロワール渓谷地域にある古城の中から、メインともいえる古城をご紹介します。
シャンボール城は、1519年から1547年にかけて建設された城で、ロワール渓谷にある町シャンボールにあります。
トゥールから大体80㎞、自動車で高速使って1時間程度で行けます。
城が建設される前はフランス王・フランソワ1世の狩猟小屋しかなかったのですが、王の威厳を示すために改築が施され、現在の大きさになりました。
ちなみにこのシャンボール城は、1981年から2000年までの間はお城単独で世界文化遺産に指定されています。
シャンボール城は中央に大きな楼閣(本丸?)があり、建物の四隅に大きな塔が4つそびえています。
それだけでも荘厳なのですが、圧巻なのは部屋の数などで
部屋の数:440
暖炉の数:360
階段の数:74
もあります。
暖炉の数がこんなにあるので、写真で見ても煙突の数がものすごく多いのがよくわかります。
さらに見どころなのは階段で、二重らせん構造になっています。
すなわち、どちらかを登り専用、下り専用にすることで、相手と対面することなく階段を最上階まで登ることが出来ます。
近代以前の建築で二重らせん構造を持つものは世界的にも少なく、日本の福島県にある会津さざえ堂が挙げられます。
この二重らせん構造の階段について諸説ありますが、レオナルドダヴィンチが設計したという説もあります。
住所 : Domaine National de Chambord 41250 Chambord
マップ: Googleマップ
アクセス :
鉄道: パリのオーステルリッツ駅より在来線で大体1時間半、ブロワBlois駅下車
(5月~8月はブロワBlois-シャンボール間でシャトルバス運行)
自動車: パリから高速で2時間
パリからの日帰り旅行が可能です。
電話番号 : +33 02 54 50 40 00
休館日 : 1/1、12/25
開館時間 :
4月~9月 9:00~18:00
10月~3月 10:00~17:00
最終入館30分前
料金 : 大人 11ユーロ
公式URL : シャンボール城
シュノンソー城は、同じロワール渓谷の中にありますが、ロワール川沿いではなく支流のシェール川沿いにあります。
位置としては、シャンボール城より下流側にあります。
シュノンソー城は、シェール川にせり出す形で建てられている城で、外観がとても美しいです。
フランス全体ではベルサイユ宮殿についで、二番目に観光客の多い城だそうです。
シュノンソー城は、1515年から1521年にかけて建設され、最初はそのときの国王フランソワ1世に献上されました。
しかし、1547年にフランソワ1世が崩御すると、次の国王アンリ2世はこの城を愛妾のディアーヌ・ド・ポワチエに譲ってしまいました。
ディアーヌ・ド・ポワチエはこの城と庭園を愛し、橋を作らせたりして楽しんでいました。
ところが、国王アンリ2世が1559年に崩御してからは、王妃カトリーヌによって別の城と交換させられ、追い出されてしまったのです。
王妃カトリーヌは、残った城の橋の上にギャラリーを増築し、王の妾の名残りを残さないようにしたそうです。
シュノンソー城は、二人の女性によって愛され、丁重に管理された城なので、内観も外観も本当に美しいです。
お城自体も美しいのですが、ベルサイユ宮殿同様、お城の周りの庭園もとても美しいです。
このシュノンソー城が、ベルサイユ宮殿についでフランスで二番目に観光客が多い城であることが、よくうなずけます。
住所 : 37150 Chenonceaux
マップ: Googleマップ
アクセス : 鉄道: パリ・モンパルナス駅からTGVでトゥール駅乗り換え、TER乗車約30分でトゥール=シュノンソー駅下車
電話番号 : + 33 (0)2 47 23 44 02
休館日: 無休
営業時間 :
時季により、9:00か9:30に開館、17:00/17:30/18:00/18:30/19:00/19:30に閉館
詳細は電話かホームページでお問い合わせを
5月1日(4月30、5月1), 5月8日/昇天祭 (5月5、6,7,8 日), 聖霊降臨祭(5月14、15、16日)の日は
9時~19時30分
料金 : 大人 11ユーロ
注意点 : チケットの販売は、城の閉館時間の30分前に終了。
公式URL : シュノンソー城
シノン城は、トゥールより下流で合流する支流「ヴィエンヌ川」のそばにある古城です。
この地域は「サントル・ヴァル・ド・ロワール地方」と呼ばれるところで、この城自身の基礎となる庵は、4世紀ごろに建てられたと伝えられています。
シノン城がお城として機能をし始めるのは10世紀ごろからですが、フランスの歴史の真っただ中に登場するのは15世紀の英仏100年戦争の頃です。
かの有名な女性騎士「ジャンヌダルク」がこのシノン城に参上し、城内の群衆の中に隠れていた当時王太子「シャルル七世」を見抜き、軍を立ち上げてフランスをイギリスから解放させるように訴えたとい伝えられています。
この城へ行くには、トゥールまでTGVで移動してから車で40分かかります。
大きなヴィエンヌ側のほとりの小高い丘の上にある、大きな古い城といった感じですね。
交通としては少々不便ですが、フランスの古城に入って、古(いにしえ)のジャンヌダルクの時代に思いを寄せるのもいいかと思います。
住所 : 37500 Chinon
マップ: Googleマップ
アクセス :
パリからトゥールまで、TGVで1時間
トゥールから車で40分
最寄りの鉄道駅は、シノン駅
電話番号 : +33 02 47 93 13 45
休館日: 12月25日~1月1日
営業時間 :
4月~9月:9:00~19:00
10月~3月:9:30~17:00
料金 :
大人 3ユーロ
子供(12歳以下) 無料
注意点 : 特になし
ロワール河を見下ろす小高い丘の上に建つアンボワーズ城は、シャルル7世が建築を命じ、シャルル8世が完成させ、フランソワ1世がより美しく改装し最盛期を迎えました。
イタリア遠征の際にイタリアの芸術に魅了されたシャルル8世は、著名な建築家、彫刻家、造園家を城に連れ帰り、イタリアの様式を取り入れて城を完成させています。
1516年には、ミラノ公国を占領したフランソワ1世が高齢だったレオナルド・ダ・ヴィンチを城に呼びよせ、アンボワーズ城の近くのクルーの館や年金を与えました。
亡くなるまでの3年間、この館で弟子や友人達と暮らしたレオナルド・ダ・ヴィンチはアンボワーズ城のサン・デュベール礼拝堂に埋葬されています。
フランスの歴代王に愛されてきたアンボワーズ城は、最盛期には220もの部屋があったと言いますが、フランス革命時にその多くが破壊されてしまいました。
現在は中央塔、円筒形のミニムの塔、サンデュベール礼拝堂、庭園などの見学ができます。
中でもロワール河を見下ろす庭園からの景色は素晴らしく必見です。
住所 : Montee de l'Emir Abd el Kader, 37400 Amboise
マップ: Googleマップ
アクセス :
パリからTGV(超高速列車)でサン・ピエール・デ・コール駅まで行き(約1時間)、そこからTERもしくはICに乗り換えをして、アンボワーズ駅まで。
休館日 :1月1日、12月25日
営業時間 :
1月:9:00~12:30、14:00~16:45
2月:9:00~12:30、13:30~17:00
3月:9:00~17:30
4月~6月:9:00~18:30
7月~8月:9:00~19:00
9月~11月1日:9:00~18:00
11月2日~11月15日:9:00~17:30
11月16日~12月24日:9:00~12:30、14:00~16:45
12月26日~12月31日:9:00~16:45
10月~3月:9:30~17:00
料金 :大人 11.7ユーロ、学生 10ユーロ
公式URL : アンボワーズ城
かつてのミディ・ピレネーとラングドッグが合併して誕生したのが、南仏のオクシタニー地域です。
ポンデュガールやカルカッソンヌをはじめとした8つの世界遺産がある観光地で、見どころいっぱい。
ニームは人口は15万人足らずの小さな都市。
古代ローマ帝国から、「コローニア・ネマウサ」という名前の都市で存在していました。
日本でいうところの奈良、もしくはそれ以前の都市になぞらえることができます。
ニームへのアクセスは、パリ・リヨン駅からTGVで3時間弱なので鉄道が便利。
ニームは古代ローマ時代から続く古都だっただけに、2000年級の古い遺跡があります。
ポン・デュ・ガールは、ニーム市街地から北東に22km程度離れたところにある、ガルドン川にかかるローマ帝国時代の水道橋です。
AD50年頃に、ユゼスの水源と呼ばれる場所からニームへ飲料水を送るため、約50㎞の水道路が建設されました。
このとき、途中に上り坂を作ることなくガルドン川を越えさせるために、このポン・デュ・ガールが架けられます。
長さは275mに渡り、3層構造のアーチ橋を構成しています。
この構造の水道橋が2000年も倒壊せずに残っていることが評価され、1985年にユネスコ世界文化遺産に登録されました。
ポン・デュ・ガールまでは、ニーム駅そばにあるバースターミナルからポン・デュ・ガール行きのバスに乗れば、40分程度で到着できます。
ただし、バスの本数はそれほど多くありませんので、発車時刻を良く確かめておきましょう。
バスが止まる場所からこの写真のように見える場所までは、大体8分くらいは歩くことになります。
橋の幅は広いところで25mと広いので、簡単に上を歩いて渡ることが出来ます。
この水道橋のすごいところは、橋脚の形状です。
川の水流が当たるところが三角形になっています。
こうすることで川の水流の力を分散できるようになり、2000年近くもの間おそらく何回も襲った洪水にも流されることなく持ちこたえたのでしょう。
住所 : 400 Route du Pont du Gard, 30210 Vers-Pont-du-Gard,
マップ: Googleマップ
アクセス : ニーム駅からバスで45分、バス停近くの観光案内所から徒歩8分ほど
電話番号 : +33 4 66 37 50 99 観光案内所
定休日 : 無休
営業時間 :
7:30/8:00/8:30~19:00/20:00/24:00
季節によって違うので、ホームページで確認のこと
料金 : 橋は無料
公式URL : ポン・デュ・ガール
ニームの円形闘技場は、現在の市街地の真ん中あたりにありますが、旧市街地としては南の端にあります。
建造されたのは、ローマのコロッセオが建造された頃、AD1世紀末です。
闘技場の形状も、ローマのコロッセオと同じ楕円形状をしています。
フランス南部のガリア・ローマ遺跡の中でも最大級で、大体23,000人の収容能力があります。
現在でも闘牛イベントや演劇、コンサートが行われています。
ニームの街中は、円形闘技場の他にもいろいろ古代ローマ帝国からの遺跡が残っております。
住所 : Boulevard des Arènes, 30000 Nîmes
マップ: Googleマップ
アクセス : TGVニーム駅から、徒歩10分
電話番号 : +33 0 891 701 401
定休日 : なし
営業時間 : 9:00/9:30~17:00/18:00/18:30/19:00/20:00
料金 :
大人:7.90ユーロ
子供:6.00ユーロ
団体:6.00ユーロ
注意点 :
特別イベントのある日は休業になります
子供料金は、7歳~17歳
メゾン・カレは、ニームの旧市街地の中にあります。
古代ギリシャの神殿のようにも見えますが、古代ローマ帝国の時代に建てられた神殿です。
この神殿は数奇な運命をたどっています。
ローマ帝国が破れ、キリスト教国になった際、この神殿は異教の神殿ということで危うく破壊されるところでしたが、うまく破壊を免れることが出来たとのこと。
その後も会議場に使われたり、なんとフランス革命のときは「革命政府が所有する馬につかう、馬小屋」に使われていました。
政治が安定してから国の公文書館に使われたり、1823年からは美術館として使用されています。
建築様式は、古代ギリシャ建築のコリント様式。
柱は古代ギリシャ風のエンタシスになっており、柱と屋根の付け根のところに、豪華な飾りが施されています。
元はもっともっと白い建物だったそうですが、近世の産業革命の影響があったのか、その当時の排気ガスやすすなどでかなり黒ずんでいます。
住所 : Place de la Maison Carrée, 30000 Nîmes
マップ: Googleマップ
アクセス :
ニーム駅から徒歩20分
ニーム駅から自動車で10分
電話番号 : +33 04 90 51 17 60
定休日 : 無休
営業時間 :
夏季 10am~7pm(6月), 8pm(7月8月)
冬季 10am~4:30pm
春・秋 10am~6pm
料金 :
大人 4.6ユーロ
子供 3.8ユーロ
注意点 : ニーム駅からタクシーだと、道路事情で大回りすることになります。
公式URL: メゾンカレ
「歴史的城塞都市カルカッソンヌ」とは世界遺産の登録名称です。
日本人にはあまり知られていない場所ですが、フランス国内ではモンサンミッシェルに次ぐ来訪者数を誇り、「カルカッソンヌを見ずして死ぬな」という格言があるくらい人気のある観光地です。
あまり知られていない理由の一つがアクセスで、パリからだと列車を乗り継いで5時間半かかります。
実はアクセスが良いのはスペインのバルセロナからなので、最後のアクセス情報でご紹介しましょう。
バルセロナ とカルカッソンヌという組み合わせの旅行もアリですよ。
古代ローマ時代から発展したカルカッソンヌ・シテという部分が二重の城壁に囲まれた城塞都市で、城壁は3キロにも及び、52もの見張りの為の塔が付けられています。
現在はオード門、ナルボンヌ門の2つの門から自由に行き来できますが、かつては跳ね橋が架けられ街を守っていました。
城壁内に一歩入ると、そこは中世の街並み、まるでタイムスリップしたかのよう。
映画「ロビンフッド」をはじめとする、中世を舞台とした映画のロケ地に選ばれるのも納得の街並みです。
カルカッソンヌでは予定を立てずにブラブラと散策するのが一番贅沢な過ごし方、中世の街並みにどっぷり浸かってみましょう。
アクセス :( )内は所要時間
パリから:パリリヨン駅(Paris Gare de Lyon)-TGV(3:30)→モンペリエ(Montpellier Saint-Roch)、モンペリエ(Montpellier Saint-Roch)-IC(2:00)→カルカッソンヌ
トゥールーズから:トゥールーズ・マタビオ駅(Toulouse-Matabiau)-TGV(0:40)→カルカッソンヌ(Carcassonne)
マルセイユから:マルセイユ駅(Marseille Saint Charles)-TGV(3:20)→カルカッソンヌ
バルセロナから:バルセロナ サンツ駅(Bercelona Sants)-TGV/RENFE(2:30)」→カルカッソンヌ
フランス南東部、イタリアと地中海に接するプロヴァンスは、南アルプスのカマルグ平野から丘陵地帯のオリーブ畑やブドウ畑など、美しい景観で知られています。
その南のコートダジュールにはニースやサントロペ、カンヌのような華やかなリゾートが海岸線に続きます。
フランス南東部、ローヌ川の東岸にある歴史的な街アヴィニヨン。
1309年に教皇庁が置かれた事により一躍発展をし、1377年にローマに教皇庁が戻るまでカトリック世界の中心として栄えていました。
1433年に、宮殿がローマ教皇庁の管理下に置かれてからは徐々に劣化していき、フランス革命時には破壊と略奪に遭ってしまいます。
その後、獄舎や兵舎として使われてきましたが、現在は国営の博物館として一般公開されています。
内部見学時には、日本語対応のタブレットの貸し出しがあるのでぜひ利用して下さい(無料)。
タブレットを見たい方向の天井や壁に向けると360度で当時の華やかな様子が再現されるという優れものです。
住所 :Rmg-6 Rue Pente Rapide 84000 Avignon
マップ: Googleマップ
アクセス :アビニヨン サントル(AVIGNON CENTRE)駅から1km、徒歩15分
電話番号 : (04)90275050
定休日 :無休
営業時間 :9:00~19:00 季節によって異なる
料金:大人10.5ユーロ
公式URL: アヴィニヨン教皇宮殿
天才画家として知られるフィンセント・ファン・ゴッホがアルルにやってきたのは1888年2月の事でした。
15か月間で、ひまわりやアルルの女、ラ・ムスメ、黄色い家、夜のカフェ、アルルの跳ね橋など後に有名になる作品の
ほとんどをこのアルルで描いた事になります。
ゴーギャンとの生活を夢見て黄色い家に家具を用意し、意見が合わずにゴーギャンが離れた後は精神を病み、耳切り事件を起こしたり、最後には自殺を図ったゴッホ。
彼の人生の最後の出来事は全てこのアルルで起こったと言えます。
有名な「アルルの跳ね橋」のモデルになったラングロワ橋は、第二次世界大戦で壊れてしまったので現存しません。
多くのゴッホファンが訪れるアルルに、1960年に復元されたのがこちらの橋で、市の中心から3キロ程離れた運河に架けられています。
実際の絵とはやや雰囲気が違いますが、ゴッホのファンなら一度は見ておきたい場所ですね。
住所 :Quai du Pont Van Gogh, 13200 Arles
マップ: Googleマップ
アクセス :アルル駅(ARLES - Gare SNCF)から21番バスで15分、 Mas Saint Antoine下車、徒歩15分
ニースの人口は2010年の段階で34万人超。
経済圏全体を含めると、97万人近くになります。
都市としての歴史は古く、古代ギリシャの時代(紀元前5世紀)ごろから存在していたそうです。
ニースは都市の歴史や経済的発展もさることながら、その景観が何よりの見どころと言えます。
ヨーロッパの地中海沿岸における屈指の名所、コートダジュールの中心都市として、世界中から保養などを目的とした観光客が訪れています。
特に革命記念日(7月14日)以降始まるフランスのバカンスシーズンでは、人気の観光地としてパリなどの北部大都市からこぞって保養客が訪れてより一層賑やかになります。
ニースの玄関口ニース・ヴィル駅
ニースへのアクセスは、高速鉄道は、パリ・リヨン駅からTGVに乗って5時間半かかります。
一方飛行機では、パリの空港からニースの空港まで1時間20分でアクセスできます。
空港からニース市街地まで20分から40分で到着できるので、断然飛行機が便利ですね。
ニース旧市街は、プロムナード・デ・ザングレの東側に、海岸線に沿うような形で広がっています。
「プロムナード・デ・ザングレ」や、現在のニース市街地との境界ははっきりしており、「フェリックス・フォール通り」と「ジャン・ジョレス通り」に挟まれた、「プロムナード・デュ・パイヨン」という公園が境界になっています。
ニース旧市街地の東側には「キャッスル・ヒル(コリーヌ・ド・シャトー)」という丘があり、そこを上がると絶景が広がっています。
旧市街地は、オレンジ色の屋根屋根です。
付近にある「プロムナード・デ・ザングレ」は洗練された観光地ですが、手前の旧市街地は昔ながらの雰囲気で、ローカルな雰囲気を味わうことが出来ます。
旧市街地には、昔からあるようなレストランや雑貨屋などたくさんあり、コートダジュールやプロヴァンス地方の土産物がいっぱい。
食事は旧市街地にある「サルヤ広場」に行くと、魚介類たっぷりの地中海料理や、クスクスなどの北アフリカ料理などを楽しむことが出来ます。
住所 : Vieille Ville 06300 Nice
マップ: Googleマップ
アクセス :ニース=ヴィル駅からトラム・ライトレール乗車、Opéra-Vieille Ville駅下車すぐ
電話番号 :ニース観光局:+33(0) 4 92 14 46 14
料金 :トラムの料金: 大人1ユーロ
公式URL : ニース観光局
ニースには美術館、旧市街の街並みなど、みどころは沢山ありますが、まずは海岸に足を運んでみて下さい。
ニースの海岸は、TGVの停まるニース・ヴィル駅からトラム・ライトレールに乗っていくのが便利です。
海岸線沿いに停留所はありませんが、最寄りのOpéra - Vieille Ville駅から旧市街を散歩して、海岸線に出てみましょう。
旧市街地では、南フランスならではの土産物などたくさん売っているので、それを眺めて歩くのも楽しいですよ。
海岸線沿い(プロムナード・デ・ザングレ)は、コートダジュールならではの美しい海岸と、豪華なホテルやカジノなどの夜景、遠く離れたニース空港から飛び立つ飛行機の機影が私たち旅行者を楽しませてくれます。
ニースの海岸の夕暮れ
住所 : Promenade des Anglais, Nice
マップ: Googleマップ
アクセス :ニース=ヴィル駅からトラム・ライトレール乗車、Opéra-Vieille Ville駅下車徒歩10分
電話番号 :ニース観光局: +33(0) 4 92 14 46 14
料金 :トラムの料金: 大人1ユーロ
公式URL : ニース観光局
エズは、ニースから12㎞程度離れている山の上の村。
日本の山の中の村のように谷間にあったり、斜面に張り付いているように存在しているのではなく、山の上に「トッピング」のように家々が寄り添って建っています。
このような村はエズだけではなく、コートダジュールやプロバンス地方の山中にはしばしばみられ、「鷲の巣村」と呼ばれています。
エズ村へのアクセスは、ニースのVaubanあるバスターミナルからの長距離バスを利用しましょう。
Vaubanへは、トラム・ライトレールが便利です。SNCFニース・ヴィル駅から13分で行けます。
どのバスに乗ればいいかは、最寄りの観光案内所で確認するのが一番ですが、モナコ方向に行くバスの路線図で(Eze Village)を経由するバスを見つけて下さいね。
バスは海岸のそばをじわじわと標高を上げていくので、エズに到着するまでもなく風光明媚な景観を楽しむことが出来ます。
エズに向かうバスからの車窓
バスに乗って大体20分くらいで、エズの村入り口に到着します。
エズの街並み
エズの村の中にもこっそりと立派なホテルがあり、実は世界中のセレブがお忍びで宿泊しているんだとか。
気軽にエズを楽しむなら、村のてっぺんにある植物園がおススメ。
エズからコートダジュールの壮大な景観を楽しむことが出来ます。
エズ頂上からの眺め
住所 :エズ観光案内所: Place du Gl de Gaulle - 06360 Eze
マップ: Googleマップ
アクセス :
ニース・ヴィル駅からトラム・ライトレールでVaubanまで乗車13分。
下車後、長距離バスターミナルでモナコ方面行バスに30~40分乗車、Eze Villageで下車
電話番号 :エズ観光案内所: +33 (0) 4 93 41 26 00
定休日 :植物園: 無休
営業時間 :植物園: 9:00~(16:00から19:30季節によって変動)
料金 :
トラム・ライトレール: 大人 1.5ユーロ
長距離バス: 大人 1.5ユーロ
植物園: 大人 6ユーロ
今回ご紹介したのは観光大国フランスの中のほんの一部の観光スポットです。
まだまだ魅力的な場所がたくさんあるので、随時ご紹介しますね。
最終更新日 : 2023/08/03
公開日 : 2016/10/21