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ウガンダ共和国は東アフリカに位置する共和制の国家で、イギリス連邦の加盟国となっています。
国土面積は約24.1万㎢。
日本の本州とほぼ同じ大きさの国に、人口約4300万人が暮らしています。
国はケニア、タンザニア、ルワンダ、コンゴ民主共和国、南スーダンに囲まれ、内陸国となっています。
長く内戦が続きましたが、現在はムセベニ大統領によって、独裁政権ではあるものの政治的に安定した国となっています。
人口の8割近くが30歳以下、15歳以下の人口割合が世界で2位の48%となっている経済発展が目覚ましい国です。
琵琶湖の100倍もの面積を誇るビクトリア湖をはじめ、多くの湖や河川が点在しています。
赤土の大地に緑が溢れるこの国は「アフリカの真珠」と呼ばれています。
土壌が肥沃なこともあり、国民の80%が農業に従事しているこの国は、アフリカから連想される食糧不足とは全く結びつきません。
決して裕福ではありませんが、食べるものがある状況なので、人々の性格はとても温厚でフレンドリーです。
ウガンダは多民族国家となってます。
最も人口が多いガンダ族をはじめ、ソガ族、ニャンコレ族、カラモジャ族、テソ族など、60以上の民族が暮らしています。
各地域では、今だにそれぞれの部族語を話しています。
そのためウガンダ人同士でも、英語が話せない人とは会話ができないということもあります。
イギリス植民地時代に連れてこられたインド系の人種も多く、ウガンダの大企業はインド人によって経営されていることも珍しくありません。
なお、ウガンダの主食はマトケと呼ばれるバナナです。
一般的にはプランテーンと呼ばれるもので硬く、ナイフを使わなければ皮も剥けません。
マトケをふかしてマッシュしたものが、ウガンダ人が最も食べる主食です。
その他にもウガンダには多くの主食があり、ポショと呼ばれるトウモロコシの粉を固めたものやキャッサバ、イモ、チャパティ、コメなどがあります。
ウガンダは、イギリスの植民地だったこともあり英語が公用語になっています。
スワヒリ語とガンダ語も公用語となっていますが、ほとんどの人が英語でコミュニケーションを取ることができます。
ウガンダの英語を「Ugalish(ウガリッシュ)」と言い、他の英語圏にはない独特な表現もありますが、日本人の話す英語はちゃんと理解してもらえます。
通貨はウガンダ・シリング(UGX)を使用しており、1ウガンダシリング=約0.028円(2020年11月時点)となっています。
カンパラであれば、両替所は大手スーパーマーケットの近くに行けばあります。
USDから両替する場合、20ドル札以下の小額紙幣は50ドル、100ドル札に比べてレートが悪くなります。
日本の空港などで日本円から米ドルに両替する際は、高額紙幣で受け取るようにしましょう。
物価はとても安く、地方のマーケットにいけば、時期による多少の変動はありますが、ジャガイモが1kg30円で売っています。
レストランにいけば、1食100円ほどで食べることができます。
内陸国のため肉料理よりも魚料理の方が高いです。
ウガンダの携帯会社は何社かありますが、「MTN」と「Airtel」が主要な通信会社となっています。
この2つが一番繋がりやすいので、空港でどちらかのSIMカードを購入するようにしましょう。
ウガンダのデータ料金は前払い購入制となっており、先にSIMカードにお金を入金します。
その後、必要なデータ量(例えば5GB)を選び、SIMカードに入金した金額から購入します。
その購入したデータ量(5GB)を使い切ったら、再びSIMカードから購入するというシステムです。
SIMカードに金額が入っていれば、どこにいてもすぐにデータを買い足すことができるので便利です。
SIMカードを買った際には、3万シルぐらいを入金しておくと良いでしょう。
ウガンダは南半球に位置している赤道直下の国です。
赤道直下の国にも関わらず、国土の平均標高が1200mとなっているため、年間平均気温は23℃と過ごしやすい気候です。
1年を通して気温はほとんど変わらず、季節は雨季と乾季が年間2回ずつあります。
その年によって多少前後はありますが、12月〜2月と6月〜8月が乾季、3月〜5月と9月〜11月が雨季となっています。
雨季の時期は、毎日バケツをひっくり返したようなスコールがきます。
そのため、観光目的であれば乾季に行った方が良いでしょう。
乾季は2ヶ月以上全く雨が降らないこともあります。
一度雨が降ればその後1週間ほどは涼しくなるのですが、雨が降らないと気温はどんどん上昇し、日中は暑くなります。
乾季のウガンダに行く場合は、水分は常に持ち歩くようにしましょう。
ウガンダは、アフリカの中でも治安が良い国として知られています。
おそらくそれは豊富な緑のおかげで、他のアフリカよりも食料に困っていないというところがあるのかもしれません。
外務省での危険度レベルも、ほとんどの地域がレベル1となっています。
そのため、日中であれば1人で街を歩いていてもあまり危険を感じることはありません。
しかし、やはり海外からの旅行者はお金を持っているため、スリやひったくりの対象になります。
夜間の外出は、他の国同様に控えた方が良いでしょう。
特に首都のカンパラやムバララ、ジンジャなどの大都市は、地方に比べて犯罪が多くなっています。
筆者もジンジャで友人の男性5人と街中を歩いていた際、後ろからいきなり友人が殴られ、ポケットに入っていたものを取られたことがあります。
幸い怪我は大したことはなかったのですが、男性が5人で歩いていても襲われるので、安全を考えれば女性は基本的に夜間は外出しない方が良いでしょう。
ウガンダの北側半分は長く内戦が続いていた主戦場であったため、南側地域に比べ発展が遅く、貧しい人が多く住んでいます。
近年は南スーダンからの難民が大量に押し寄せていることもあり、南部に比べて治安は悪くなっています。
観光目的のみであれば、観光地は比較的南側に集中しているので、北部には行かなくてもいいかもしれません。
ウガンダは黄熱病の感染国となっています。
そのため、ウガンダに渡航するためには、黄熱病予防注射の証明書「イエローカード」が必要となります。
黄熱病は一度打ってしまえば一生有効なので、旅行好きの方はこの機会に打っておきましょう。
黄熱病の予防接種は、東京検疫所など、日本の特定の病院で打つことができます。
予防接種ができる病院は限られているので、観光シーズン前は予約が1ヶ月以上取れないこともあります。
余裕を持って予約するようにしてください。
また、ウガンダで最もメジャーな病気はマラリアです。
マラリア予防もウガンダを渡航する場合には考えなければいけません。
マラリアは、予防薬を飲んで予防するのが一般的です。
予防薬の中には1週間に1回飲めばいいもの、毎日飲まなければいけないものなど数種類ありますので、購入する際に医師に相談して決めましょう。
最後に、ウガンダの隣国のコンゴ民主共和国では、近年エボラ出血熱が流行しています。
ウガンダとの国境ではしっかりと入国者をチェックしていますが、2019年にはウガンダでも感染者が発見されました。
入国の際に熱があると、厳重にチェックされることになります。
渡航前の健康管理は特に注意するようにしましょう。
日本からウガンダへの直行便はありません。
エチオピア経由か、カタール、ドバイなどの中東経由で行くことができます。
ウガンダの国際空港は「Entebbe(エンテベ)国際空港」となっています。
カタール航空、エミレーツ航空は高いですが、エチオピア航空は比較的値段が安いので、安く抑えたい方はエチオピア航空で行きましょう。
ウガンダに行く場合、ビザの申請が必要となります。
ウガンダのエンテベ国際空港でも取得できますが、その場合は有効期間が1ヶ月のものしか取得できません。
また、現地では何かとトラブルにあうこともあるので、前もって取得することをおすすめします。
日本でビザを取得する場合、東京のウガンダ共和国大使館で取得可能です。
申請書1枚(ホームページでダウンロード可能)、写真2枚、6ヶ月以上有効のパスポートが必要となります。
料金は、3ヶ月間有効のシングルビザで6,500円、6ヶ月有効のマルチビザで13,000円かかります。
ただし、観光目的の滞在は3ヶ月までとなっています。
東京から遠方に住んでいる方は、ビザの代理申請を行う会社がありますので、そちらの会社を使ってビザを取得するのが良いでしょう。
ウガンダには、その緑豊かな自然を活かした観光名所がたくさんあります。
ここでは、中でもおすすめの観光スポットを厳選してご紹介します。
カンパラはウガンダの首都であり、最大の都市です。
国際空港があるエンテベからは、車で約1時間〜1時間半ほどで到着します。
カンパラでランドマークとなっているのが「カダフィモスク」です。
リビアのカダフィ大佐の資金援助で建てられたことから、このような愛称で呼ばれています。
2011年のカダフィ大佐没後は、資金援助がなくなったため、正式名称は「Uganda national mosqe」となっています。
東アフリカで最大のモスクとなっており、観光客も入場することができます。
中でも高さ50mのミナレット(塔)の最上階からは、カンパラの街並みを一望できます。
カンパラに着いたら、まずカダフィモスクから街並みを眺めてみると良いでしょう。
観光の際は、モスクなので服装に注意が必要です。
短パンやサンダルなどのカジュアルすぎる格好では行かないようにしてください。
住所:Kampala,Uganda
マップ: Googleマップ
アクセス:カンパラ市内から車で20分
定休日:なし
料金:15,000UGX
カンパラは人口密度が高く、街は活気に溢れていて、東南アジアの国に来たような印象を受けます。
中でもカンパラの中心部である「ナカセロ」地域の活気は、特に圧倒されます。
ナカセロには、「オールドタクシーパーク」という、日本でいうバスターミナルのようなものがあります。
ウガンダでは、地方に行く際、バスは主要都市行きしか出ていません。
バスが出ていない地域に行く場合は、全て「マタツ」と呼ばれる乗合タクシーに乗る必要があります。
オールドタクシーパークは、そんなマタツが集まっている場所。
カンパラからどこか地方に行く場合は、このオールドタクシーパークか、すぐ近くにある「ニュータクシーパーク」から行くことがほとんどです。
そして、このオールドタクシーパークが、外国人にとっては観光スポットの1つとなっています。
どうやって出るのかわからないほどぴったりと駐車されたマタツ、その風景はまさに圧巻です。
この写真からだけでも、カンパラがどれだけ活気に溢れている街なのかが想像できますよね。
タクシーパークには多くの人が集まるので、周辺には露天や行商なども多く集まります。
ここで、ウガンダ名物の「ロレックス」というチャパティでオムレツを挟んだものや、「セネネ」というバッタを唐揚げにしたものを食べ歩きするのも面白いです。
また、ナカセロにはウガンダ最大のマーケットもあります。
ところ狭しとウガンダ全土から集まった野菜や果物、日用品や服などを販売しています。
強い日差しをたっぷりと浴びたウガンダのフルーツはとても美味しいです。
特にパイナップルは、まるでマンゴーを食べているかのような甘さと、スイカのように水分が豊富でとても美味しいので食べてみてください。
その他、ナカセロでは世界最大のフルーツ「ジャックフルーツ」も売っています。
見た目はドリアンのような姿をしていますが、ドリアンほど強烈な匂いはなく、ほど良い甘さとなっています。
ウガンダ人の大好物なフルーツであり、シーズンでは街中で持ち歩く人をよく見かけます。
パイナップルもジャックフルーツも、1個丸々買うのは大きいですが、頼めばその場でカットしてくれますので、少量購入することも可能です。
ぜひウガンダの豊富な日光を浴びて育った、甘み満点のフルーツを試してみてください。
住所:Kampala,Uganda
マップ: Googleマップ
アクセス:エンテベ空港から車で1時間半
定休日:なし
料金:なし
ブウィンディ原生国立公園は、ウガンダの南西部のカバレにある世界遺産です。
アフリカにはいくつも国立公園がありますが、中でもこの国立公園の特徴は、絶滅危惧種となっているマウンテンゴリラが見られることです。
マウンテンゴリラは数を減らし、絶滅危惧種に登録されています。
ここブウィンディ原生国立公園には、世界に生息しているマウンテンゴリラの約半数が生息しています。
ゴリラの観察は1グループ8人まで、1日4グループまでしか認めらていないため、1日に32頭しか見ることができません。
そのため、ゴリラ許可証は数ヶ月前に完売することもあるほど人気となっています。
なお、ゴリラを見に行くためには山の中をトレッキングする必要があります。
お互いに連絡を取り合っているレンジャーの指示にしたがってゴリラを探すことになります。
もちろんゴリラも移動するため、1時間でゴリラに会えることもあれば、2時間以上歩かなければ会えない場合もあります。
一般的な車で行くサファリとは違い、会うまでが大変だった分、会った時の喜びは一入でしょう。
ゴリラと会うことができたら、1時間を上限にゴリラを観察することができます。
ゴリラは群れで行動するので、じゃれあう子供のゴリラなど、可愛らしい姿を見ることができます。
運が良ければ、ゴリラが相手を威嚇するために行う「ドラミング」を見ることができるかもしれません。
住所:Kanungu District, Uganda
マップ: Googleマップ
アクセス:カンパラから車で7時間
定休日:なし
料金:ツアー料金込み
マーチソンフォールズ国立公園は、ウガンダ北西部にある国立公園です。
ウガンダにはいくつか国立公園がありますが、その中でも最大の国立公園となっています。
公園内にはナイル川があり、公園内を南部と北部に分断しています。
そのため、サバンナや森林などはもちろんのこと、湿地帯など様々な土地条件が揃い、豊富な種類の動物を観察できます。
中でも野鳥の数は約500種類が確認されており、野鳥愛好家に大人気の国立公園となっています。
ウガンダの国鳥にもなっている、ホオジロカンムリヅルは美しいの一言。
日本でも人気となっている「ハシビロコウ」にも会うことができます。
ハシビロコウは「動かない鳥」として人気を集めており、その愛くるしい顔も相まって、最近はテレビで取り上げられることも多く、写真集が発売されるほどです。
マーチソン・フォールズ国立公園では、運が良ければそんなハシビロコウの狩りを見ることができます。
そして、マーチソン・フォールズ一番の目玉は、その名前にもなっているマーチソン滝です。
マーチソン滝は、連続した滝がいくつかありますが、全体の落差は120m。
一番有名な最後の滝は落差42mとなっており、毎秒350㎥もの水が流れ落ちる姿はまさに圧巻の景色です。
マーチソン・フォールズ国立公園では、サファリで一般的なサファリカーでの散策はもちろん、ボートサファリや、森でのウォーキングサファリを楽しむことができます。
一味違ったサファリを楽しみたい方に、おすすめの国立公園です。
また、ブウィンディ原生国立公園や、クイーンエリザベス国立公園など、ウガンダ国内にある他の国立公園と比べ、カンパラからのアクセスが格段に良いです。
そのため、カンパラからの送迎付きのツアーもたくさんあります。
ウガンダに行った際は、ぜひ野生のハシビロコウを見にマーチソン・フォールズ国立公園まで足を伸ばしてみてください。
住所:Masindi Dstrict,Uganda
マップ: Googleマップ
アクセス:カンパラから車で5時間
定休日:なし
料金:ツアー料金込み
ウガンダの南東部に位置するジンジャは、ウガンダ3番目の大きな都市であり、街には白人をはじめ多くの外国人が住んでいます。
首都カンパラからは、マタツと言われる乗合タクシーに乗って3時間ほどで到着します。
ジンジャが観光地として有名となっている理由の1つが、ジンジャに「ナイル川の源流」があることです。
ナイル川は、アフリカ10カ国を流れる世界最長の川。
ウガンダのジンジャで始まり、6,695kmの道のりを経て地中海へと流れています。
実際に水が湧き出ている場所に行くには、ボートに乗っていかなければいけません。
水が下から湧き上がっている様子を見ることができる珍しい場所です。
源流までのツアーはいくつかあるので、ジンジャの街で申し込むことができます。
岸でボートに乗って、15分ほどで源流の場所に着きます。
実際に下から水が湧き上がっていて小さな島があるので、そこに降り立つことができます。
この小さな島には記念の看板があるので、写真撮影をしましょう。
土産物屋さんもあり、ここでしか買えないアイテムもあります。
住所:Jinja District, Uganda
マップ: Googleマップ
アクセス:ジンジャ市内から車で15分
定休日:なし
料金:20,000UGX
ジンジャには、ナイル川を使ったアクティビティもたくさんあります。
その中でも一番人気なのが、激流のナイル川を下るラフティングです。
ナイル川は川の流れが強いところもあり、日本では危険で禁止されてしまうような場所もあります。
しかし、ここでは全てラフティングで下ることができます。
ラフティングのツアー会社もいつくかありますが、首都のカンパラからシャトルバスで送迎してくれるところもあるので、カンパラから行く場合は送迎付きの会社を選びましょう。
おすすめは「Nile River Explorers」か「Adrift」という会社です。
カンパラから出発の場合、カンパラを朝の7時頃出発し、ジンジャに9時に到着。
10時まで朝食と安全面のブリーフィングを行います。
その後、ナイル川まで移動し、川でボートがひっくり返る時の避難方法などを練習してから、出発します。
ものすごい轟音を発しているそれぞれの激流ポイントには、レベルが1から5まで設定してあり、レベル4を超えるとボートがひっくり返るのは当たり前。
場合によっては、ボートがひっくり返る衝撃で人が放り投げられます。
こんな大迫力なラフティングは、まず日本ではできません。
ボートの周りには、カヌーに乗ったスタッフが常に救助できる体制を整えているので、安全面も問題ありません。
ラフティングの所要時間は約4時間となっており、途中、川の上に作られたログハウスでサンドイッチの昼食を挟みます。
ラフティング終了後のスナックとビール、天気が良ければラフティングの後にできるナイル川クルーズも料金に含まれています。
ナイル川ほどの水量と速さがある川は日本にないため、ぜひナイル川を遊び尽くしてください。
住所:Jinja District, Uganda
マップ: Googleマップ
アクセス:ジンジャ市内から車で30分
定休日:なし
料金:14USD
シピ滝は、ウガンダの北東部、シピ県にある大小3つの滝をまとめて言います。
ウガンダは標高が高い国ですが、その中でもさらに標高は高く、標高は2,000mにもなります。
そのため、ウガンダの大自然を見渡せる景色は絶景で、ウガンダの景勝地として有名です。
シピ滝を見に行くためには、ツアーを申し込む必要があります。
ツアーの所要時間は2〜3時間ほどで、料金は大体1人20USDほど。
最初は緩やかな道が続きますが、20分ほど歩くと本格的な山道となるので、運動できるような靴で行きましょう。
最も大きい滝の場合、その落差は30mになります。
シピ滝はすぐ近くまで行くことができるので、滝の裏側から滝を見たり、迫力満点の滝壺をすぐ間近で見ることができます。
マイナスイオンたっぷりですが、その分水しぶきもかかります。
シピ滝に行く際は、レインコートなどを持って行った方が良いでしょう。
また、シピ滝ではトレッキング以外のアクティビティも充実しています。
東アフリカはコーヒーが有名な地域です。
キリマンジャロコーヒー、エチオピアコーヒー、ルワンダコーヒーなど、有名なブランドは多くありますが、ウガンダも標高が高く、寒暖差が大きいことから、コーヒー生産はとても盛んな地域です。
特にこのシピは、ウガンダの中でも標高差が高いことからコーヒーの一大生産地となっています。
コーヒーツアーでは、コーヒーの豆の収穫からカップにコーヒーを注いで飲むまでの、一連のプロセスを学ぶことができます。
さらに、シピで今最も注目を浴びているのが「アブセーリング」です。
アブセーリングとは、腰にロープをくくりつけ、そのロープ1本を頼りに岩壁や滝などを下降するというアドベンチャースポーツです。
ロープ1本に自分を預けるのはかなりの恐怖感がありますが、特にスキルが必要なわけではないため、誰でも気軽にスリル満点な空中浮遊を味わえるアクティビティです。
下降している最中の景色も絶景なので、ぜひシピを訪れた際は、スリル満点のアブセーリングを経験してみてください。
シピへ行くにはカンパラから車で7時間ほどかかるため、朝早くにカンパラを出るようにしましょう。
カンパラの出発時間が遅くなってしまった場合は、途中のムバレで宿泊するのが良いです。
住所:Sipi district, Uganda
マップ: Googleマップ
アクセス:ムバレから車で1時間半
定休日:なし
料金:1人20USD
ウガンダには、富士山よりも高い山がいくつかありますが、そのほとんどはコンゴ民主共和国との国境沿いになるルウェンゾリ山地に属します。
ルウェンゾリ山地は、特別な登山スキルが必要なところが多く、コンゴ民主共和国との国境沿いのため治安が悪いです。
ルウェンゾリ山地を除くと、ウガンダにある標高が高い山はエルゴン山のみとなります。
エルゴン山は、ウガンダの北東部のケニアとの国境にまたがる山となっており、山頂はウガンダ側にあります。
標高は4,321mと、とても覚えやすい数字です。
1日で頂上まで行くことはできず、道中は野生動物が出ることもあるので、銃を持ったレンジャー付きの3泊4日のツアーに申し込む必要があります。
スタートはカプチョルワのKapkawe exploration centreから始まり、下山はムバレの街の方に下りてきます。
泊りがけの登山になるため、もちろんテントや食料も持ち運ばなければなりません。
そのため、ほとんどの観光客はポーターを雇うことになります。
筆者の場合は、登山客3人に対し、レンジャー2人、ポーター3人を雇いました。
エルゴン山はとても植生が豊かです。
山を登って行くと、次々と新たな植物が出てくるので、飽きずに登ることができます。
ここまで標高の高い山を、こんなにも気軽に登れる場所はあまりありません。
観光地であるシピ滝からは、車で30分ほどのところにあります。
普段登山に出かけない方でも、ウガンダに行った際は、シピ滝を訪れたついでに、エルゴン山登山にチャレンジしてみるのもいいかもしれません。
注意点として、歩行距離がとにかく長いので、長く歩くことを苦に思う方はやめておきましょう。
住所:Kapchorwa District, Uganda
マップ: Googleマップ
アクセス:ムバレから車で2時間
定休日:なし
料金:USD300~USD400
砂漠や赤土のイメージが強いアフリカですが、ウガンダは「アフリカの真珠」と言われる通りとにかく緑が多い国です。
「百聞は意見にしかず」、ぜひアフリカのイメージが覆される緑に囲まれたウガンダの大地を訪れてみてください。
最終更新日 : 2020/11/19
公開日 : 2020/11/19