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ザンビア共和国は、アフリカ南部に位置するイギリス連邦の加盟国です。
コンゴ民主共和国、タンザニア、マラウイ、ボツワナ、ジンバブエ、モザンビーク、ナミビア、アンゴラに囲まれた内陸国となっています。
広大な土地に少ない人口なので、人々は伸び伸びとと暮らし、温厚でシャイな性格の人が多いです。
2018年の世界平和指数では48位となっており、アフリカの中でも最も平和な国の1つとなっています。
そんな広大な土地は、天然資源に恵まれています。
日本語にすると「銅の帯」と訳されるカッパーベルト州は、世界的な銅の産地として知られ、2005年には銅の世界生産量の約50%を生産するほどの一大生産地。
近年では、銅の副産物であるコバルト生産も盛んに行われ、目まぐるしい経済発展を遂げています。
国内には、国の名前の由来ともなったザンベジ川が流れています。
そんな水資源に恵まれたザンビアには、世界最大のダム湖であるカリバダムがあり、2012年の国内電力の90%以上を水力発電で生産しています。
本記事では、そんなアフリカの大自然を享受しているザンビアの魅力をご紹介します。
アフリカでは多いことですが、西欧諸国によって無理やり国境を引かれたため、1つの国に様々な民族が存在し、それは時に様々な対立を生み出します。
民族対立の顕著な例として、ルワンダの大虐殺などは有名でしょう。
ザンビアも他のアフリカ諸国と同じように、様々な民族が存在し、70以上の民族があります。
しかし、ザンビアでは民族の対立はこれまで起こっていません。
初代大統領が民族間の結婚を推奨したりと民族融和の政策をとったこともありますが、やはりザンビア人の人柄によるところが大きいのではないでしょうか。
ザンビアはとても温厚で、シャイな人が多いです。
アフリカ地域では、トウモロコシの粉を少し水で加えた固めたものを主食としている国が多いです。
主食は国によって多少変わり、ケニアやタンザニアでは「ウガリ」と呼ばれ、ウガンダでは「ポショ」、マラウイやザンビアでは「シマ」と呼ばれます。
それぞれで食感も異なり、ウガリは日本ではおからが一番近い食べ物で、パサパサしていて食べにくいです。
シマはもちもちな食感になっており、おからよりは餅の方が近い印象。
そしてポショは、その2つの中間といった感じです。
ザンビアでは、基本的に毎食このシマを食べます。
もちもちのシマを、豆などのスープや、野菜の炒め物と一緒に食べることが多いです。
都市部ではパンが人気の食べ物となっており、首都のルサカではいたるところにパン屋さんがあります。
ザンビアは、イギリスの植民地だったことがあるため、英語が公用語になっています。
首都ルサカなどの大都市や地方都市では、まず英語が話せればコミュニケーションに困ることはありません。
ただ、地方の街などに行くと、英語を話せない人が増えてきます。
商店やレストランをやっている人は話せますが、市場で商品を売っているような人は話せないこともよくあります。
村に行くと英語を話せない人がさらに増えますが、村長さんには必ず英語を話せる人がなっています。
もし村に行く場合があれば、まずは村長さんを探しましょう。
通貨はザンビア・クワチャ(ZMW)を使用しており、1ザンビア・クワチャ=4.94円(2020年11月時点)です。
そのため、ザンビアに行った際は"1クワチャ=5円"と考えればとても計算がしやすいです。
両替所は、ルサカであれば街中にいくつもあるショッピングモール内に必ずあります。
地方では銀行に行けばできますが、ルサカにはショッピングモールがたくさんあるので、首都にいる間に両替をしておいた方が楽です。
ショッピングモールでの両替所では日本円からでも両替できますが、レートはとても悪くなります。
日本出国前に、日本円から米ドルに両替をしておきましょう。
米ドルからクワチャへ両替する際、小額紙幣だと高額紙幣よりも両替のレートが悪くなります。
日本円から米ドルへ両替するときは、50ドル札以上で受け取るようにしましょう。
物価は安く、ローカルレストランでは200円〜250円ほどで食事をすることができます。
ザンビアでは、「Zambeef(ザンビーフ)」というブランド牛が有名です。
今はブランド牛の名前になりましたが、本来は1つの企業名でした。
首都ルサカには、8,000ヘクタール(東京ドーム1,700個分)の灌漑農地で育てられた、柔らかくて分厚いザンビーフのステーキ屋さんが名物となっています。
そんな名物ステーキも、日本円で1,000円〜1,500円ほどで食べられるので、ザンビアに行った際はぜひアフリカのブランド牛であるサンビーフを食べてみてください。
SIMカードは、「Airtel」と「MTN」という2社が大手通信会社となっています。
ザンビア全てで繋がるSIMカードはなく、ある地域はAirtelは繋がるけどMTNは繋がらない。
ある地域はMTNは繋がるけどAirtelは繋がらないという状況です。
そのため、ザンビアで販売されているスマホは、SIMカードが2枚入るデュアルシムの場合が多く、大抵の人はこの2社のSIMカードを持っています。
SIMカード自体は50円ほどで購入できるので、ザンビアに行った際は両方買ってしまっても良いでしょう。
データ通信の買い方は、街で金額が書かれた(例えば10クワチャ)スクラッチカードを購入します。
そのスクラッチを削ると番号が出てくるので、その番号をスマホに打ち込みます。
そうすると、SIMカードに買った金額(今回は10クワチャ)がチャージされるため、その金額を使いスマホでデータ通信量を購入します。
ザンビアは、アフリカの中でも1位2位を争うほど治安がいい国です。
街中を歩いていても、治安の悪さを感じることはありません。
もちろん、治安がいい国と言っても、日本ほど治安がいいわけではありません。
特にアフリカでは、歴史的な関係から白人は一定数いるのですが、あまり歴史的に関係がないアジア人は白人以上に目立ちます。
貧しい国ではあるので、スリやひったくりには気を付けましょう。
アフリカ人が日本人のことを見た場合、大抵の場合は中国人だと思われます。
アフリカ人の中には中国人に対して悪いイメージを持っている人も多く、街中では差別的な言葉をかけられることもあります。
「チンチョンチャン!」、「チャイナチャイナ!」とからかわれるような言葉をかけられることもありますが、特に危害を加えてくる訳ではないので無視しましょう。
そのような人たちに限って、日本人ということがわかると態度が180度変わることも多いです。
ザンビアは、年間半年ずつの雨季と乾季があります。
国土が広いため、地域によって違いはありますが、雨季は11月〜3月頃、乾季は4月〜10月頃となっており、雨季は北側から始まり徐々に南下していきます。
赤道近くのアフリカ諸国では、1年を通して気温差はあまりありませんが、ザンビアは少し離れているため、気温差が時期によってかなりあります。
例年4月末〜7月頃が最も気温が寒く、最低気温は5度〜10度、最高気温は真昼でも20度ぐらいです。
10月が最も暑くなり、最高気温は30度を少し超える程度、最低気温は20度前後ぐらいとなります。
4月〜7月頃は日本でいうところの冬にあたり寒くなります。
軽めのダウンなどをもっていきましょう。
ザンビアの観光は、主に屋外での観光が多くなるので、雨でスケジュールが乱されることがない乾季に行くのがおすすめです。
ザンビアはアフリカの国ですが、黄熱病の予防接種は必須とされていません。
そのため、イエローカードがなくても入国できますが、黄熱病は一度打ってしまえば一生有効な予防接種なので、この機会に打ってしまっても良いでしょう。
その他、経口感染するA型肝炎や狂犬病の注射を打っておくと、より安心な旅行になります。
野外活動やスポーツをする場合は、土壌に生息している破傷風菌にかかる可能性があるので、破傷風の予防注射もしておくことをおすすめします。
一年を通してマラリアの感染リスクがある国なので、マラリア予防薬を服用しましょう。
マラリア予防薬はいくつか種類がありますが、最も一般的で週に一度飲めばいいだけの「メフロキン」がおすすめです。
また、コレラや腸チフス、アメーバ赤痢などの感染症は、雨季を中心に常に発生しています。
なるべく生野菜や氷などの加熱されていないものは食べるのを控え、水は市販されているミネラルウォーターを飲むようにしましょう。
ザンビアへは直行便がないため、乗り継ぎが必要になります。
最も一般的なのはドバイ経由で、約22時間の長時間のフライトとなります。
その他に南アフリカ経由などがありますが、乗り継ぎが二回になってしまいますので注意しましょう。
ザンビアに行く際にはビザが必要になります。
日本のザンビア大使館や空港で取得することができます。
日本から行く場合は、空港で揉め事に巻き込まれないためにも、日本の大使館であらかじめとっておくことをおすすめします。
6ヶ月以上の有効期限があるパスポートや、パスポートサイズの写真、書類などを持参して申請します。
2019年4月からは、電子滞在許可申請システム開始し、通常30日間までの滞在のところを90日間まで延長することができます。
また、ビクトリアフォールズに観光に行く場合は、「KAZA VIZA」という便利なビザがあります。
KAZAビザは、ザンビアとジンバブエの共通ビザとなっており、両国に入国が可能です。
有効期間は30日となっており、期間内であれば入国回数の制限なしに両国を行き来することができます。
取得金額は50ドルなので、両国のビザをそれぞれ別々に取るよりお得です。
ビクトリアフォールズは、ザンビアとジンバブエ両国にまたがっており、それぞれの国で見え方が異なります。
ビクトリアフォールズに行く際はKAZAビザを取得し、両国からビクトリアフォールズを訪れてみると良いでしょう。
なお、KAZAビザは日本で事前に申請することができません。
ザンビアの首都にあるルサカ国際空港やジンバブエの首都のハラレ空港、それぞれの国のビクトリアフォールズ近くの空港であるハリームワンガナンブラ空港、ビクトリアフォールズ空港で取得することができます。
空港で取得を迷うことがないように、あらかじめ観光スケジュールを立て、KAZAビザを取得するかどうか決めておきましょう。
ザンビアの観光スポットは、東側にサウスルアングワ国立公園とロウワーザンベジ国立公園、南にビクトリアフォールズ、北にタンガニーカ湖とかなり離れています。
交通アクセスも悪く、全て一度首都のルサカを経由しなければ行けないので、全てを回りきるのはかなり大変です。
そのため、旅行前にしっかりとスケジュールを立て、計画的に回ることが必要になります。
ぜひ本記事を参考に、自分の好みにあったスケジュールを立ててみてください。
ビクトリアフォールズは、アルゼンチンのイグアスの滝、ナイアガラの滝と共に世界三大瀑布の1つとなっています。
滝の最大落差は3つの中で最も高く、その高さは105m、横幅1,708mの世界最大規模です。
雨季と乾季で滝の水量は大きく異なり、雨季の最も水量が多い時期であれば、水量は1秒あたり3,000㎥の水量にもなります。
友人の声が聞き難いほどの地鳴りのような水の轟音と、断崖絶壁の水の壁はまさに圧巻の景色です。
これぞまさにアフリカの大自然なのだということを実感できる瞬間です。
滝の水しぶきはまるでシャワーを浴びているように降り注ぐので、レインコートがない場合は下着まで全てビショビショになります。
現地でレインコートの貸し出しも行なっているため、濡れたくない場合は利用しましょう。
カメラなど、水に弱いものを持ち歩く場合は、ビニール袋なあると安心です。
ビクトリアフォールズは、その水量の多さのため常に虹ができています。
そして満月の夜になると、満月の光と水しぶきのために夜のビクトリアフォールズに虹がかかります。
この現象は「ルナレインボー」と呼ばれ、雨季の満月で晴れている時にしか見ることができないとても珍しい現象です。
満月の光に照らされた滝と虹のコントラストはとても美しく、言葉を失うほどの景色です。
ビクトリアフォールズに雨季に行く場合は、ぜひこのルナレインボーを狙って満月の時に行きましょう。
ビクトリアフォールズには、滝だけでなく様々なアクティビティも用意されています。
その中で最も人気なのが、ビクトリアフォールズを空から見ることができる「マイクロライトフライト」です。
プロペラによって推進する小型の飛行機に乗り、空からビクトリアフォールズを見学するアクティビティです。
空から眺めると、ビクトリアフォールズの深い谷を全て見ることができます。
野生のカバやゾウが歩いている様子なども肉眼で見ることができ、滝の水煙と音をよりリアルに感じられるため、とてもエキサイティングです。
カメラを持って搭乗することはできませんが、翼に付いているカメラで撮った写真は購入することもできます。
そこまで揺れたりすることはないですが、高所恐怖症の方にはかなり怖いと思いますので、やめておいた方が良いでしょう。
さらに、水量が多い雨季だけでできるアクティビティとしてラフティングがあります。
一般向けのラフティングでは、最も難易度の高いレベル5のコースです。
激流うずまくザンベジ川を下りおりるラフティングはとてもエキサイティングで、基本的に一度参加したら少なくとも一回はボートがひっくり返ります。
これだけのスリルがあるラフティングは、日本ではまず味わうことはできません。
ラフティングをした後は、自力で岩場を登らなければいけません。
体力が必要なアクティビティですが、リビングストーンを訪れた際は、ぜひラフティングにも挑戦してみてください。
住所:Victoria falls, Zambia
マップ: Googleマップ
アクセス:ルサカからバスで8時間
定休日:なし
料金:入場料$25
乾季になると、ビクトリアフォールズはまた違った姿を見せてくれます。
ザンベジ川の水量が極端に減り、滝が一部分しかなくなってしまいます。
代わりに姿を見せるのが、雨季は水しぶきで見えない断崖絶壁の崖です。
その姿は迫力満点なのですが、岩肌は様々な形をしており、時の流れや地球ができた頃の姿を感じます。
人によっては、こちらの方が好みという人も多くいます。
さらに、乾季には水量が減ることによって、雨季には危険で行けない場所にも行けるようになります。
その代表的なものが、デビルズプールです。
デビルズプールは、水量の少なくなった乾季のみに現れる天然のプールです。
悪魔のプールという名前は、その立地の怖さからきています。
デビルズプールがあるところは、滝が落ちるすぐ直前。
目の前には、100m以上の断崖絶壁が広がります。
その高さと、水の轟音に足がすくみます。
端が少し凸状になっているため落ちにくいですが、柵などは全くありません。
写真がとてもSNS映えするので、みんな身を乗り出して写真を撮っています。
あまりにはしゃぎすぎると落ちてしまうので気を付けましょう。
リビングストーンには、その他に通年できるアクティビティとして、バンジージャンプも人気です。
バンジージャンプがある場所は、ザンビアとジンバブエの国境にあるビクトリアフォールズ橋。
この橋は100年以上前に建設され、老朽化のために一度に通れる車は1台のみとなっています。
そのことも、バンジージャンプのスリルを高めてくれます。
ザンビアの税関で当日だけ有効のハンコを押してもらえば、ジンバブエのビザがなくてもビクトリアフォールズ橋までは行くことができます。
橋は崖に渡されており、その高さは橋に立つだけでも足がすくむ高さです。
そんなところからザンベジ川の壮大な崖を眺め行うバンジージャンプは、他では味わえない経験です。
その他、通年できる人気アクティビティとしてはライオンと散歩をしたり、2ショット写真を撮ることができる「ライオンウォーク」や、最も人気のある「サンセットクルーズ」があります。
ライオンウォークでは、レンジャーとともに鎖や紐に全く繋がれていないライオンと散歩をします。
ライオンに触ることはもちろん、超至近距離で2ショット写真を取ることができます。
体はとても筋肉質なのでライオンの強さを感じますが、それとともに缶や猫じゃらしのようなもので遊んでいる姿を見ると、猫と同じ可愛さを感じることができます。
サンセットクルーズは、ザンベジ川をクルーズ船に乗ってお酒やバーベキューを楽しみながら、サンセットを見ることができます。
途中には、カバなどの野生動物を見ることができます。
ザンベジ川をゆっくり下りながら、とてもゆっくりできるので、ビクトリアフォールズの観光を、サンセットクルーズで締める人がとても多いです。
ビクトリアフォールズには、これ以外にもヘリコプターからビクトリアフォールズを鑑賞するツアーやボートサファリなど、様々なアクティビティがあります。
もしビクトリアフォールズを訪れた際は、色々なアクティビティに挑戦してみてください。
住所:Victoria falls, Zambia
マップ: Googleマップ
アクセス:ルサカからバスで8時間
定休日:なし
料金:入場料$25
ザンビアの国立公園はどれも首都のルサカから遠いですが、このロウワーザンベジ国立公園はルサカから150kmなので、比較的簡単に行けます。
ロウワーザンベジ国立公園は、ザンベジ川の北岸に位置し、川の向こう岸にはジンバブエのマナプールズ国立公園があります。
ロウワーザンベジ川の特徴は、観光客が他の国立公園よりも少ないことと、とても広大な土地に全く開発されていない土地が広がるため景色が良いことです。
サファリといえばケニアとタンザニアが有名ですが、ロウワーザンベジ川はケニアのマサイマラ国立公園の2倍の面積に、なんと9軒しかロッジがありません。
ケニアやタンザニアのサファリでは、1頭のライオンを10台のサファリカーが取り囲むということは珍しくありません。
しかし、ロウワーザンベジ川では宿泊スペースがあまりないので、そんなことは起こりません。
特にゾウの楽園として知られ、世界で最も多くのゾウが見られる国立公園として有名です。
100頭のゾウの大群を目にすることも珍しくありません。
もちろん、その他にもライオンやバッファロー、ヒョウ、ワニなど様々な種類の動物を見ることができます。
ただ、唯一キリンは生息していないため、キリンをどうしても見たい場合は別の国立公園に行きましょう。
住所:Lower Zambezi National Park, Zambia
マップ: Googleマップ
アクセス:ルサカから車で3時間
定休日:なし
料金:ツアー料金に込み
サウスルアングワ国立公園は、ザンビア東部に位置する国立公園。
ウォーキングサファリの提唱者である、ノーマン・カーによって設立された保護区です。
首都のルサカからセスナに乗って1時間でムフウェという街に行き、そこから車で1時間のところにサウスルアングワ国立公園はあります。
サウスルアングワは、グレートリフトバレーのルアングワ川とムチンガ断崖の間の広大なエリアが指定されています。
氾濫原とサバンナが混じり、アフリカ中央部、東部、南部が交わるこの場所は、多種多様な野生動物が見られることで有名です。
中でも有名なのでが、ウォーキングサファリとナイトサファリです。
ウォーキングサファリの発祥地であるサウスルアングワでは、動植物の知識が豊富なガイドに連れられて、サファリ内を自分の足で歩くことができます。
車から見るよりも目線が低いため、よりリアルにアフリカの大自然を感じることができます。
ライオンの足跡を見つけることもあり、緊張感があってとてもスリリングな体験をすることができます。
さらに、サウスルアングワ国立公園は、ナイトサファリができる数少ない国立公園です。
ナイトサファリでは、昼間は寝ていることが多い夜行性の動物が活発に活動している姿を容易に見ることができます。
暗闇に照らされた動物は、これまた迫力がありスリリングです。
サウスルアングワ国立公園に行った際は、ウォーキングサファリとナイトサファリをぜひ体験しましょう。
住所:South Luangwa, Zambia
マップ: Googleマップ
アクセス:ルサカから車で12時間
定休日:なし
料金:ツアー料金に込み
日本で国内旅行を考えた時、草津や別府などの温泉街は必ず候補に出てくると思います。
実はここザンビアにも、温泉があります。
「アフリカの温泉なんて大丈夫なの?」と思うかもしれません。
海外の温泉に行ってみて、クオリティーが低いためがっかりしたことがある方も多いと思いますが、カピシャ温泉はクオリティーがとても高い温泉なのでおすすめです。
しかし、アフリカの温泉なので、日本の温泉とは違い、携帯の電波も通らないジャングルの中にあります。
ジャングルの中にある、辺り一面透明で透き通ったお湯は絶景です。
一見、水のように見えますが、下からお湯が湧き出ており、お湯の温度は35℃前後あります。
日本の温泉のように熱くないので、何時間でも入っていられます。
近くにロッジがあり、奥地にあるので、ロッジに宿泊することが多いですが、ロッジ宿泊者は24時間入浴が可能です。
ロッジの経営者は白人で、トランポリンやプールなどもあり、とても綺麗な場所です。
「アフリカのジャングルで温泉に浸かってゆっくり過ごす」なんてことはここでしかできないでしょう。
ぜひザンビアに行った際は、ここでしかできない体験をしてみてください。
住所:Kapisha hot spring, Zambia
マップ: Googleマップ
アクセス:ムピカからバスで14時間
定休日:なし
料金:なし
カサンカ国立公園は、首都ルサカから車で12時間ほどで行ける国立公園です。
ザンビアでも最も小さく、面積は450㎢しかありません。
乾燥地から湿地帯まであるため、様々な種類の動物を見ることができます。
そんなカサンカ国立公園の1番の目玉は、オオコウモリの大移動です。
毎年10月末頃から12月までの期間、1,000万匹のオオコウモリが中央アフリカから集結。
1,000万匹のコウモリが、サッカーコート2面ほどの場所に密集するため、枝という枝をコウモリが埋め尽くします。
NHKやイッテQでも紹介されていたので、知っている方もいるかもしれません。
コウモリ達は、夕方になると一斉にねぐらを飛び出し、空は文字通りコウモリによって黒く染まります。
その姿も素晴らしいですが、その音もまた凄まじいです。
今まで静かだった森が、一瞬でコウモリの騒音に包まれるのは迫力満点です。
ルサカからかなり時間のかかるツアーとなりますが、ぜひこのコウモリ大移動の大迫力を現場で聞き、感じてきてください。
住所:Kasanka national park, Zambia
マップ: Googleマップ
アクセス:ルサカからセスナで1時間
定休日:なし
料金:ツアー料金に含む
ビクトリアフォールズにジャングルの中の温泉、コウモリの大移動など、ザンビアではここでしか見れないものがたくさんあります。
アクセスが悪いこともあり、30日間のビザをとっても全ては回りきれないかもしれません。
アフリカは、なかなか何度も行けるような国ではありません。
ぜひザンビアに行く際は、長期の休暇を取り、思う存分ザンビアを満喫しましょう。
最終更新日 : 2020/12/04
公開日 : 2020/12/04