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人狼ゲームとは、役職ごとに大きく2チームに分かれて戦うテーブルトークRPGのことです。
ゲームの設定(物語)の中で与えられた 役職になりきり、プレイヤー同士で話し合いながらゲームを進行 していきます。
人狼ゲームでは役職を決めるカードやアプリさえあれば、道具は特に必要ありません。
難しいルールはなく、 話し合いと推理を繰り返すだけ でOKです。
3名〜100名などプレイヤー人数の縛りがあまりないのも人狼ゲームの特徴。
5〜20名程度が最も楽しみやすい人数 だと言われています。
心理戦で、プレイヤーが変わると場の雰囲気やノリが変わるため、メンバーを変えて何度でも遊びたくなるゲームです。
役職やゲームの流れを説明する前に、人狼ゲームの設定について知っておきましょう。
人狼ゲームの舞台は、とある平和な村。
ある日、村人のひとりが人狼に食い殺されるという状況からゲームが始まります。
村人の平和を取り戻すためには、 善良な村人たちの中から人間のふりをした凶悪な人狼を探しだし、村人が全滅する前に処刑 しなければなりません。
具体的には、生き残っている村人チームのプレイヤー人数が、人狼チームの人数と同数になれば人狼チームの勝ち。
そうなる前に、人狼役のプレイヤーを全員処刑できれば村人チームの勝利です。
ゲームは 昼のターンと夜のターンを交互に繰り返して進行 します。
昼のターンで村人たちは話し合いを行い、情報を元に誰が人狼かを推理して怪しい人物に投票します。
もっとも票数が集まったプレイヤーが、毎日ひとりずつ処刑(=ゲームから脱落)されます。
夜のターンでは、人狼プレイヤーは村人プレイヤーを襲い、村人チームの中で特殊能力を持った占い師や騎士といったプレイヤーは能力を使うことが可能です。
アプリやカードゲーム作品によって異なるケースもありますが、ざっくりとこのようなルールになっています。
人狼ゲームでは、村人チームと人狼チームに分かれてゲームを行いますが、役職は「村人」「人狼」だけではありません。
役職によってできること・能力が異なるところがゲームを盛り上げる要素です。
ルール同様、アプリやカードゲーム作品によって役職が異なりますが、ここでは基本的な役職を紹介します。
村人(市民/人間)は特別な能力を持っておらず、昼のターンでの投票のみ行えます。
怪しいと思う人物を炙り出せるように、議論の時間で積極的に発言しましょう。
また、人狼だと疑われて処刑されないように堂々と振る舞うことも大切です。
村人の1票が人狼の処刑に繋がります。
人狼は夜のターンに人狼以外の人物を襲うことができます。
議論の時間では人狼であることを隠して自分が怪しまれないように演技し、処刑を回避するために誰かが怪しまれるように仕向けてください。
ゲームの設定で、人狼はひとりだけでなく複数人にすることも可能です。
人狼同士は誰が人狼かわかるようになっています。
村人チームに属する占い師(預言者)は、夜のパートでプレイヤーの中からひとりを選択し、人狼なのか人間なのかを占うことができます。
人狼の正体を暴ける存在であることから、人狼に狙われやすいです。
また、人狼チームのプレイヤーが場を混乱させるために占い師を名乗ることがあり、疑われやすい=処刑される可能性も高い役職です。
どの段階で占い師であることを話すか、矛盾なく堂々と議論できるかが重要になってくるでしょう。
霊媒師(霊能力者)は占い師同様、村人チームに属します。
夜のパートでは、すでに処刑されたプレイヤーが人狼だったのか人間だったのかを視ることが可能です。
占い師と似た役職ではありますが、占い師は生きているプレイヤーを、霊媒師はすでに死んでしまったプレイヤーを占えます。
霊媒師は誰が嘘をついていたのかを知れる重要な役割。
議論を正しい方向に持っていけるように頑張りましょう。
騎士(狩人/守護者/ボディガード)は、夜のパートでプレイヤーを1名選択して人狼から守ることができる村人チームの役職です。
ただし、連続で同じプレイヤーは守れません。
守られたプレイヤーは、人狼に襲われても生き残れます。
能力のある占い師や霊媒師を守り、真実を見極める手助けをしなければなりませんが、人狼から狙われやすい役職です。
基本的には自分の役職をカミングアウトしない方が吉。
本当のことを言っている人を判断して的確に守り、自身も怪しまれないように振る舞いましょう。
狂人(裏切り者/多重人格)は人狼チームのプレイヤーです。
村人と同じく特別な能力はありませんが、人狼の勝利が自分の勝利となるため、村人チームが勝利しないように議論を混乱させる必要があります。
役職者のふりをしたり、わざと矛盾だらけの発言をしてもいいかもしれません。
狂人は占い師や霊媒師に占われても人狼チームであることは判らず、「人間」として表示されます。
アプリやカードゲーム作品によってはこれらの役職以外にも、コスプレイヤーや双子、恋人、妖狐、独裁者などの役職が存在します。
人狼ゲームはまず役職を決め、昼のターン→夜のターン→昼のターン→夜のターン…というふうに繰り返していきます。
ここでは、人狼ゲームの基本の流れと各場面で行うことを説明します。
まずはじめに各プレイヤーに役職を割り当てます。
※ゲームに参加せず進行を担当するGM(ゲームマスター)を別で用意するケースもあり。
アプリの場合は、プレイヤー登録を行なった際にランダムで役職が表示される仕組み。
カードゲームの場合は、各プレイヤーに役職が書かれたカードが配られる仕組みです。
通常は人狼同士や双子・恋人などの特別な役職以外、 それぞれ何の役職であるかはわからない ようになっています。
オフラインで人狼ゲームをするときは、プレイヤー全員で円になるように座るとプレイしやすいです。
それぞれが自分の役職を把握したあとは、最初の昼のパートがスタート。
初日は情報が少ないため推理が難しいパートです。
制限時間内で話し合いを行い、各プレイヤーは順番にもっとも怪しいと思うプレイヤーに投票します。
得票数が多くもっとも疑われたプレイヤーが処刑 され、処刑されたプレイヤーは幽霊となってゲームから脱落、発言は一切禁止となります。
2名以上が同票数になった場合は「決選投票」 が行われます。
決選投票されるプレイヤーが弁明したり、それ以外のプレイヤーがひとりずつ質問したりして推理→投票を再度行ってください。
再投票でも処刑者が決定されない場合は、誰も処刑されないまま夜のパートを迎えるか、ランダムで選ばれる仕組みです。
ちなみに、アプリやカードゲーム作品によっては初日の夜からスタートするパターンもあります。
初日の夜があるケースだと、初っ端から占い師が能力を行使できるので、村人チームが有利になったりしますよ。
処刑された人が人狼だった場合、かつ人狼がひとりだった場合は昼の時点で村人チームの勝利となり、ゲームは終了。
人狼が残っている場合はゲームが継続され、夜のパートに進みます。
夜のパートでは、 能力のある役職についたプレイヤーのみ行動可能 です。
翌朝、昨晩人狼に襲撃されたプレイヤーが発表され、 殺されてしまったプレイヤーはゲームから脱落 となります。
人狼が襲撃したプレイヤーと騎士が守ったプレイヤーが同じだった場合は、誰も脱落しません。
このように 話し合い→投票→処刑→襲撃を繰り返すのが人狼ゲームの基本の流れ です。
再びやってきた昼のターンでは、初日の昼同様、再度残っているプレイヤー同士で話し合いを行って処刑するプレイヤーを選びます。
このとき、占い師や霊媒師は、昨晩占った結果を伝え、議論を正しい方向へ導いてください。
人狼チームと村人チーム、どちらかの陣営が勝利すればゲーム終了です。
先述の通り、 人狼を全員処刑できれば村人チームの勝ち 。
市民チームの人数が人狼チームの人数と同じになれば人狼チームの勝ち となります。
昼のターンで人狼チームは村人チームのフリをして、他のプレイヤーに人狼の疑いをかけたり、嘘の主張をしたりしてきます。
村人チームは嘘に惑わされずに真実を見極め、無実の村人を処刑しないように注意しなければなりません。
※本記事では村人チームと人狼チーム、2種類の陣営のみのパターンを説明しましたが、妖狐など第3の陣営が用意されている人狼ゲームもあります。
▼今回ご紹介したアプリはこちら
実際に人狼ゲームをする場合は、アプリやカードを使ってオフラインでプレイする方法や、ZOOMやLINEといったツールを使ってプレイする方法があります。
現在はスマートフォンのアプリを用いて人狼ゲームをプレイする方法が主流です。
移動時間や旅行先などどこでも手軽に遊べます。
オフラインはもちろん、オンラインで遊ぶことも可能。
GM(ゲームマスター)の役割をアプリが行ってくれるので司会者が不要で、全員がプレイヤーとして楽しめます。
人狼アプリにはさまざまな種類がありますが、以下おすすめのアプリを紹介します。
こんな人におすすめ!
牢獄の悪夢は、人狼ゲームアプリの中でもっとも有名なアプリです。
2011年のリリース以降、850万回以上ダウンロードされており、多くのユーザーにプレイされています。
オンライン対戦はできないものの、ZOOMやSkypeなどのビデオチャットツールを使えばリモートで対戦が可能。
役職が多く、戦いをさらに複雑にさせる特殊カードも用意されているので、何度プレイしても楽しいアプリです。
こんな人におすすめ!
人狼ゲームとワードウルフの両方の要素が入っているアプリです。
ワードウルフとは、プレイヤー全員でそれぞれに与えられたワード(お題)について話し合い、他のプレイヤーとは異なるワードを与えられた少数派(ワードウルフ)を探し出すゲームです。
1つのアプリで2つのゲームを楽しめるので、気分に合わせてプレイできます。
他のアプリ同様オフラインでもプレイできますが、オンライン対戦にも対応◎
友達と遊べるのはもちろん、暇なときにひとりでもプレイできる万能アプリです。
こんな人におすすめ!
ワンナイト人狼は、人狼ゲームを少人数でもっと簡単に遊べるようにしたゲームです。
通常の人狼ゲームでは昼のターンと夜のターンを何度か繰り返しますが、ワンナイト人狼では名前の通り昼・夜1ターンずつでゲーム終了となります。
昼のパートで議論・投票を行い、人狼をひとりでも処刑できたら村人側の勝ちです。
人狼には専用のカードゲーム(アナログゲーム)もあります。
カードゲームだと役職が豊富なものも多く、 じっくりと本格的に人狼ゲームをプレイしたい方におすすめ です。
カードを使ってプレイする場合、基本的にはゲームを進行したりカードを配ったりするGMが必要となります。
最近ではWeb会議ツール「 ZOOM(ズーム) 」を使用したプレイ方法も登場。
「オンライン人狼」「リモート人狼」などと呼ばれています。
ZOOMでは基本的に顔を出してプレイしますが、全員が正面を向いている状態で画面に表示されるため、オフラインで円になってプレイするよりも 表情を読み取れることが多い かもしれません。
ZOOMでプレイする際は、まずルーム(ZOOM上の会議室)を用意し、参加者を招待します。
GMがプライベートチャット機能を使って各プレイヤーに役職を教えたらゲームスタート。
昼のターンでは通常どおり話し合いを行い、全体のチャット機能で投票を行います。
夜のターンでは全員顔を伏せ、人狼や能力のある役職者はGMの指示で起きて行動を行いましょう。
GMを用意しない場合は、「人狼Online」や「ブラウザでワンナイト人狼」などのサイトを合わせて活用することをおすすめします。
LINEを使って人狼ゲームをプレイする場合は、参加者でLINEグループを作成し、 「人狼GM」というLINEアカウントをグループに招待 すればOK。
「人狼GM」はGMの役を担ってくれるbot形式のアカウントです。
グループのトークに「@人狼」とメッセージを送ってゲーム開始。
人数や役職の決め方、参加者などの基本設定を行い、通常どおり昼のターンと夜のターンを繰り返してゲームを進めてください。
LINEでの人狼ゲームではLINE上でのメッセージ交換のみで話し合いが行われ、表情を読み取ることができません。
テキストのみで伝える力が必要 となります。
芸能人やYouTuberもプレイしていることから、再ブレイクしている人狼ゲーム。
人狼ゲームの醍醐味は、プレイヤーの人間性や性格、ずる賢さなどが見えるところです。
読み合いや心理戦を楽しんでくださいね。
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最終更新日 : 2023/05/10
公開日 : 2021/06/29