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ALTRA(アルトラ)の特徴的なテクノロジー「ゼロドロップシューズ」
ALTRA(アルトラ)はトレイルランニングやランニングシューズを作るスポーツシューズメーカーで、元アメリカ代表の長距離ランナー、ゴールデン・ハーパー氏が作ったブランドです。
後ほどご紹介する「ゼロドロップシューズ」や「フットシェイプデザイン」に代表されるように、「自然体で走る」というコンセプトで作られたアイテムが多くラインナップされています。
「自然体で走る=ベアフット・ランニング」という考え方は世界的にブームとなっており、アルトラはベアフット・ランニング・ブームの火付け役となった存在なのです。
アルトラを代表とするテクノロジーといえば、まず挙げられるのが「ゼロドロップシューズ」です。
通常のランニングシューズは、つま先とかかとの地面からの高さが1:2で設計されています。
ゼロドロップシューズは、それぞれの高さを1:1にしているのです。
従来のフットウェアで、通常のランニングフォームで走るとかかとから着地することになります。
かかとから着地すると、ひざに直接負担がかかってしまう(ヒールストライクと言います)ため、故障のリスクが増えてしまいます。
ゼロドロップシューズは、故障のリスクを減らし、より自然体で走るというコンセプトで作られたシューズなのです。
先程ご紹介した「ゼロドロップシューズに代表されるように、アルトラのコンセプトは「自然体で走ること」。
これは「ベアフット・ランニング」と呼ばれ、現在裸足サンダルで走るのがブームになっていますが、その流行のきっかけを生み出したのがアルトラだと言えるでしょう。
「フットシェイプデザイン」もベアフット・ランニングのコンセプトに基づいた考え方で、つま先部分が通常のシューズに比べて幅広なのが特徴です。
つま先部分が広いため、足を締め付けられることなく足全体で着地できます。
地面からの反発を高いクッション性で受け止めてくれるので、着地時のリスクを減らすことができるのです。
実際にアルトラのシューズに足を入れてみると、足が広がりとてもリラックスでき、走り心地も非常にソフトです。
マラソンやジョギング、トレイルランニングは、生涯楽しむのが一番大切というアルトラの考え方がプロダクトから伝わってきますね。
アルトラといえば思い浮かべるのはトレイルランニングシューズやランニングシューズですよね。
ベアフット・ランニングの印象が強いアルトラですが、トレイルランニングから一般的なトレッキングにも対応したモデルもラインナップされています。
テントやシュラフなど荷物をたくさん持ってピークハントに挑むような本格登山と異なり、身軽に楽しめる日帰り登山であればローカットシューズでも十分対応できますし、モデルによっては足首に負担がかかりにくいミッドカットタイプも販売されています。
もちろん「ゼロドロップシューズ」「フットシェイプデザイン」といった、アルトラならではのテクノロジーは採用されており、身体に負担がかかりにくい、自然体での山歩きを楽しむことができます。
アルトラのアイコンでありベストセラーモデルが「ローンピーク」。
これまで何度か改良を繰り返しており、現在は7.0が最新エディションです。
トレイルランニングや登山にも使えるユーティリティーなシューズとなっています。
ゼロドロップシューズやフットシェイプデザインといった、アルトラの基本コンセプトを市場にインプットさせたとも言える一足。
アッパーには耐久性が高い素材が採用されており、ガシガシと野山を駆け回っても壊れることのないヘビーデューティーさが魅力です。
アウトソールのパターンも非常に深く刻まれ、土をしっかり捉えてくれます。
実際に履いてみて、やはり感じるのはアルトラならではの履き心地の良さ。
トゥボックスが広めの設計になっており、足へのしめつけが他のトレイルランニングシューズとは比べものにならないですし、ゼロドロップ構造は膝や腰に負担をかけず、本当に楽に感じますよ。
デザインもよく、街履きにもぴったりですが、アルトラのローンピークには一つ問題点があります。
それは、あまりに履き心地がよく身体全体が楽に感じられるため、他の靴を履けなくなってしまうこと...
ハイキングからトレイルランニング、そしてタウンユースまで、ヘビーユースになること間違いなしです。
100km以上にも渡る距離を走るウルトラマラソン向けに作られたのが「オリンパス」です。
長距離を走るためにソールはかなり厚めに作られており、足、膝、腰への負担を最小限に抑えるため工夫されています。
また、厚いというだけでなく、イタリアが誇るソールメーカー「Vibram(ビブラム)」社の「MEGAGRIP(メガグリップ)」という素材が採用されており、スリッピーな場面でもしっかりとグリップ力を発揮してくれるのです。
アッパーも丈夫な素材が採用されており、耐久性が非常に高いシューズとなっています。
もちろん、ゼロドロップ、ワイドなトゥーボックスというアルトラならではの特徴は健在で、マックスクッションのソールと相まってその履き心地の良さは抜群です。
「アルトラ史上最高傑作」とまで言われるのが、この「スペリオール4.0」。
中長距離を走るレース向けで、ローンピークやオリンパスに比べるとライトなモデルです。
ミッドソールには弾力ある素材が、アウトソールには粘り気あるグリップ力を持つMaxtracが採用され、素晴らしいクッション性としっかりした足裏感覚を味わえるのがスペリオール4.0の特徴です。
先ほどご紹介した、ミディアムクッションでバランスの取れた「ローンピーク」と、マックスクッションで長距離に対応した「オリンパス」。
その中間に位置するのが「TIMP TRAIL(ティンプ トレイル)」です。
非常にバランスがとれたモデルに仕上がっており、アルトラ所属のアスリート、ジェフ・ブラウニング氏がこのシューズで「Hardrock 100」「Western States 100」において新記録を叩き出すなど、近年のトレイルシーンを代表するモデルになりつつあります。
「ESCALANTE(エスカランテ)」は、アルトラからロード用のモデルとしてラインナップされているゼロドロップのランニングシューズです。
特徴的なデザインのアウトソールは、極限まで足の接地面積を減らして地面との抵抗を少なくし、快適なランを可能にしてくれます。
ミッドソールには衝撃吸収能力に優れた「アルトラEGOミッドソール」を採用し、アルトラの特徴的なゼロドロップと合わさって足への負担が少ない設計になっています。
ニット素材のアッパーは伸縮性があり、靴下のように足にピッタリフィットしてくれます。
普段のランニングからフルマラソン、ウルトラマラソンまでオールラウンドに対応できる「トレーニングシューズ」にあたるモデルが「TORIN(トーリン)」。
アメリカのロードシューズで一番売れているとまで言われるベストセラーモデルです。
そこまで売れている理由は、そのクセのなさ。
ランニングをこれから始めるという初心者でもとっつきやすい履き心地やクッション性は、一方でマラソンランナーにもトレーニングシューズとして認められており、両者からのニーズがあると言います。
アルトラのロードシューズの中で最高のクッション性を誇るのが「PARADIGM 4.0(パラダイム 4.0)」です。
同じアルトラのロード用シューズの中でも、ミッドソール、アウトソールともに柔らかくソフトな走り心地が特徴だった「TORIN(トーリン)」に対して、パラダイムはアウトソールが硬く、足裏感覚や地面からの反発をダイレクトに受けやすいのが特徴。
アウトソールが硬いため、ロードだけでなくトレイルで使えるのも、ロードよりのトレイルランナーから選ばれている理由です。
ロードやトレイル、そして普段使いと気軽に履けるのが「VANISH(バニッシュ)」。
アルトラ最軽量なのがポイントで、なんと片足100gという驚きの軽さで足に負担を欠けません。
アッパー素材はメッシュ生地を採用しており、通気性が良く、濡れたときの水はけも最高。
サンダル感覚で履けるアルトラに仕上がっていますので、日常でもゼロドロップで過ごしたい方には特におすすめしたいモデルです。
なお、今回ご紹介しているモデルの中では、唯一のユニセックスモデルです。
自然体で走る「ベアフット・ランニング」を提唱し、業界をリードするシューズカンパニー「ALTRA(アルトラ)」についてご紹介しました。
アルトラが提唱するゼロドロップシューズは近年トレイルランニング・ロードランニング業界においてブームを巻き起こしており、asics(アシックス)など大手メーカーも開発に着手するようになりました。
ゼロドロップシューズの負担の少なさは市民権を得ているように思えます。
アルトラを代表するアイテム「ローンピーク」はとても人気モデルで、毎回、新規モデルが発売されるタイミングには品薄状態になってしまうほどです。
身体に負担が少なく、履き心地が最高で、さらにデザインも良いと3拍子揃ったアルトラ。
本記事を読んで興味を持ってくださった方は、ぜひ一足騙されたと思って履いてみてください!
最終更新日 : 2023/08/07
公開日 : 2019/08/16