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空前のワンポールテントブームに殴り込みをかけた「サーカスTC」
テントといえば、強風下での安定感が抜群で、設営もしやすいドーム型が主流。
安全性第一の登山はもちろん、キャンプにおいてもファースト・チョイスはドーム型でした。
ところが近年、「インスタ映え」の流れやグランピングブームもあり、おしゃれな見た目と広い居住空間を持つワンポールテント(モノポールテント)が一躍ブームになっています。
ワンポールテントにおいては、北欧のブランド「Nordisk(ノルディスク)」の天下でしたが、そこに割って入ったのがテンマクデザインの「サーカスTC」だったのです。
おしゃれな見た目、トレンドを抑えたベージュ配色、ノルディスクよりもリーズナブルな価格設定とあって爆発的にヒットしました。
今ではキャンプ場で見ない日はないほどです。
こういったバランス感覚の良さが、テンマクデザインの大きな魅力となっています。
キャンプの代名詞といえば「焚き火」。
夜中に囲んで語り合うキャンプファイヤーとしても、昼間の調理用の炭火としても欠かせない存在です。
ただ、アウトドアアイテムの主力素材であるポリエステルは、火に非常に弱いのが欠点。
焚き火の下で使うと穴が空いてしまうため、火の粉が飛ばないよう距離を離して設営する必要があったのです。
テンマクデザインは、そんな焚き火にいち早く目をつけ、難燃性コットンでできた「ムササビウイング 焚き火エディション」をリリース。
以来、ワンポールテント「サーカスTC」をリリースすることになるのですが、「TC」とは難燃素材のこと。
後の「パンダ」においても燃えにくいTC素材を積極的に採用し、焚き火を楽しむためのギアを製造し続けています。
「焚き火ギア=テンマク」といっても過言ではありません。
テンマクデザインといえばタープ「ムササビウイング」やテント「サーカスTC」に代表されるように「幕系」のアイテムが中心です。
しかし、「焚き火台」や「エプロン」「シュラフ」といった、様々なアイテムも積極的に展開しています。
また、キャンプに関するギアだけでなく、トレッキングに使えるバッグも密かに手がけているのです。
幕系のアイテムでファンから絶大な信頼を得たテンマクデザインが、今後どのようにギアを展開していくのか目が離せません。
「テンマクデザインはおしゃれ・・・というけど、実際どうなの?」という方のために、ここではテンマクのアイテムを使ったおしゃれキャンプサイトをご紹介していきます。
さすがは人気セレクトショップ「WILD-1」が手掛けたアウトドアブランドだけあって、サイトにまとまりをつくってくれるテントやタープがラインナップされていることがわかります。
テンマクデザインの「ド定番」アイテムともいえるワンポールテント「サーカスTC」とタープ「ヘキサTCタープ」を組み合わせた、基本中の基本とも言えるスタイル。
とんがり帽子のサーカスTCは非常に絵になりますね。
サーカスTCは、単体ではグラウンドシートがついておらず、シェルターのみのシンプルな設営方法をとります。
グラウンドシートやインナーテントなど、様々なオプションが用意されており、応用が効くのがサーカスTCの人気の秘密。
ここで紹介するキャンパーの方は、サーカスTCの中にコールマンのツーリングテントを入れ込み、そこを寝室とし、あとのスペースを調理や焚き火といったリビングとして使うスタイルで設営しています。
テンマクデザインといえば、先ほどご紹介したとんがり帽子が印象的な「サーカスTC」が代表アイテムですが、その進化系とも言える大型の「サーカス440」という選択肢もあります。
最大収容人数12人という巨大なテントで、またワンポールテントならではのフォトジェニックさもポイントです。
軽量性に優れた「パンダ」と、定番タープ「ムササビウイング」を組み合わせた軽量キャンプスタイル。
いずれもテンマクデザインのお得意「TC素材」のタイプにすることで、ベージュの統一感あるテントサイトになっていますね。
2つのサーカスTCの間にタープを挟み込んで設営した「連結張り」。
中央がリビング、両サイドのサーカスTCが寝室というパターンで設営されています。
一方のサーカスTCを寝室にして、片方はリビング、タープ下をキッチンにといった設営方法など、様々ななバリエーションでの設営が可能です。
テンマクデザインの代名詞といえば、まず名前が挙がるのが「サーカスTC」です。
ワンポールテントならではのシルエットの美しさ、トレンドを抑えたベージュのカラーリングが魅力的。
中央のセンターポールと幕だけでできたシンプルな構造で、一人でもカンタンに組み立てることができます。
また、見た目もさることながら、商品名にある通り、難燃性のTC素材を使用しているのが最大のポイント。
通常のテントに使われるポリエステルナイロンに加えてコットン生地を織り込むことで、熱に強い仕様になっています。
焚き火のそばで使えるだけでなく、なんと薪ストーブも使うことができます。
冬キャンプの定番ともいえる薪ストーブですが、実は一般的なナイロン製テントでは使うことができません。
熱に弱いナイロンは溶けてしまったり、引火して全焼してしまったりする可能性があるのです。
サーカスTCのとんがり屋根から薪ストーブをちょこんと出して、テントの中でまったり楽しむ冬キャンプ、なんてとても素敵だと思いませんか?
なお、サーカスTCは1人〜2人用ですが、さらに大きい「サーカスTC ビッグ」やオールコットン仕様で経年劣化が少なく風合いを楽しめる「サーカス コットンバージョン」など様々な仕様のサーカスが販売されています。
また、テント下部に敷くためのグラウンドシートや、半分サイズで土間を作ることができる「グラウンドシート ハーフ」、虫よけや結露防止に役立つインナーテントなど、豊富なオプションも用意されています。
この「サーカスTC」、現在キャンプ用テントの中で最も人気と言っていいほど熱狂的に支持されており、入手が非常に困難な状況です。
定価は3万円台後半ながら、上記サイトでもプレミア価格が付けられています。
販売のメドが立ち次第公式サイトで告知される予定になっているため、購入したい方は公式サイトのアナウンスを待つのが良いでしょう。
先ほどご紹介した「サーカスTC」は1〜2人用、快適性を重視したTC素材という仕様だったのに対し、軽量性を重視してより気軽にテント泊を楽しめるよう作られたモデルが「PANDA (パンダ)」。
イラストレーターであり「女子キャンプ」を発信する存在である「こいしゆうか氏」とのコラボにより生まれたアイテムです。
「パンダ」は1,940gという軽めに仕上がっており、ソロキャンプはもちろんトレッキング、フェス、ツーリングなど、荷物に制限のあるアクティビティ向けのテントなのです。
気軽に持ち出せるため、男性はもちろん女性の方にもおすすめです。
インナーテントやグラウンドシート(フットプリント)などオプションも用意されており、拡張性が豊富なのはテンマクデザインらしいポイント。
また、テンマクデザインお得意の難燃性素材を用いた「PANDA TC(パンダTC)」もラインナップされています。
この「パンダ」「パンダTC」ともに、「サーカスTC」と同じくテンマクデザインの看板アイテム。
入手困難な状況が続いていますので、気になる方は公式サイトをチェックしてみましょう。
クラシックなA型シルエットが珍しい「PEPO(ペポ)」。
あまり目にしない「A型テント」ですが、クラシックなシルエットと設営のしやすさが魅力のテント。
実は2018年あたりから密かにブームになっており、テントメーカーのogawa(オガワ)やNordisk(ノルディスク)などもA型テントをラインナップしています。
そのクラシックな雰囲気からオールドコールマンのクーラーボックスやランタン、カーミットチェアといったアメリカンヴィンテージなアイテムと合わせるのにぴったりのレトロテントです。
レトロテントといいつつ、もちろん素材や技術は最新鋭。
要とも言えるクロスポールには、軽くて丈夫なアルミ合金で作られています。
また、テンマクデザインならではの、遮光性、通気性、難燃性に優れたTC素材で作られており、ウレタンコーティングもされていないため劣化も少ないのもポイントです。
2019年夏の発売前から大きな期待を背負っているアイテムで話題性も高いため、他のテンマクデザインのアイテムと同様、もしかすると早々に売り切れてしまう可能性もあります。
興味のある方はお早めに手に入れることをオススメします。
A型テントとともに流行の兆しを見せているのが「パップテント」。
パップテントは、もともとは簡単な寝床を確保するための軍用シェルターとして使われているアイテム。
ナイフ一本でキャンプを楽しむブッシュクラフトスタイルと共に流行している、非常にワイルドなテントです。
テンマクデザインが作ったパップテントが「炎幕」です。
軍放出品と異なり、テントメーカー・テンマクデザインが作ったテントらしく使いやすい工夫がされているのが嬉しいところ。
フロントパネルにはハトメとファスナーが付いていて、跳ね上げて前室にすることが可能だったり、虫が多い季節のためにインナーテントが用意されていたりと、テントとして使いやすい仕様になっています。
シンプルな「炎幕」に加え、サイズはそのままに寒さ対策のスカートといった機能がついた「炎幕 DX」がラインナップされています。
ご自身のキャンプスタイルに合わせて選ぶと良いでしょう。
サーカスTCとともにテンマクデザインを代表するアイテムといえば、見た目の美しさが「ムササビウイング 焚き火バージョン」です。
ムササビウイングは、かつて数十張のみ販売された「TULSATIME ムササビウイング」という伝説のタープを復刻したアイテム。
5角形をしたウイングタープで、風に強く、とにかく形が美しいのが特徴です。
また、このムササビウイングを復刻するにあたり、本体素材にはテンマクデザインを代表する、ポリエステル×コットンの混紡素材「TC」を採用しています。
これにより、通常のタープが苦手とする焚き火のそばでも使えるようになりました。
通常のタープと比べ、焚き火から飛ぶ火の粉での穴開きのリスクがぐっと低いアイテムです。
なお、TC素材は難燃性ですが、タープ内での焚き火などには対応していません。
事故の元になりますので、使用するときはタープの外で焚き火を楽しむようにしてくださいね。
先ほどご紹介した名作タープ「ムササビウイング」は、その美しさが魅力的なアイテムでした。
ただ、その一方でウイングタープの弱点は「陰が小さい」こと。
風を受け流すフォルムをしているため、作り出す日陰がどうしても小さくなってしまうのです。
より大きな日陰を作り出したければ、おすすめは「焚き火タープ コットン ヘキサ」です。
4本のポールを用いて設営することで、大きな陰を作り出してくれます。
本体部分はコットン100%でつくられており、ポリエステルのタープに比べて遮光性が高く濃い陰ができるので、夏場でも涼しくキャンプを楽しむことができます。
また、コットンは火にも強いため、タープの下で焚き火を楽しむことができるのもポイントです。
「焚き火タープ コットン ヘキサM」は460×435cmと区画サイトでも使いやすいコンパクトサイズですが、570 × 560 cmと大型の「焚き火タープ コットン ヘキサ」もおすすめです。
背が高く開放感を楽しめるタープとして定番なのが「青空タープ」です。
この「青空タープ」は今までポリエステル素材で作られたものしかなかったのですが、近年、テンマクデザインの代名詞ともいえる「TC素材」を用いた「青空タープTC」の販売を開始。
広々とした開放感の中で焚き火を楽しめるとあって、瞬く間に人気商品になりました。
とがった中央にはベンチレーションが配置されており、下で焚き火を楽しめるほか、薪ストーブだって設置できるスグレモノなのです。
テントサイトを壁で囲んでしまえるアイテムが「陣幕」。
キャンプサイトに行くと、必ずと言っていいほど目にするアイテムです。
風が強い日でも風防として焚き火を守ってくれるほか、キャンプにおいて貴重なプライベート空間を確保してくれる役目も果たします。
「サーカスTC」や「ムササビウイング」など、テンマクデザインのアイテムと併用しているユーザーが多い印象。
幅510cm×高さ140cmの「陣幕」のほか、幅300cm×高さ100cmの「陣幕 ミニ」、幅855cm×140cm(1パネルの幅165cm)とワイドサイズの「陣幕 ワイド」の3サイズ展開です。
どのパネルも熱に強いTC素材で作られており、焚き火のそばで使えるのもポイントです。
テンマクデザインの焚き火台「ORU(オル)」。
その名の通り折りたたみ式の焚き火台で、220×220×高さ80mmと1人〜2人で使うのに最適な仕様となっています。
ボックス型にカンタンに開くことができ、シンプルな構造で薪の投入から調理まで使いやすい焚き火台です。
1mm厚ステンレスで作られていて、595gと軽量なのもポイント。
収納したときも185×165×高さ30mmとコンパクトで、ツーリングなどで気軽に焚き火を楽しみたい、という方にぴったりのサイズ感となっています。
338gと非常に軽量なチタン製の「ORU チタン」もラインナップされています。
キャンプや日常の調理シーン、DIYや園芸にと欠かせないのが「エプロン」ですよね。
焚き火や調理に関するアイテムにはとりわけ定評のあるテンマクデザインが作ったエプロンが「キャンプエプロン」です。
丈夫な帆布生地でできており、衣服を様々な汚れから守ってくれます。
革グローブが収納できる大型ポケットや、ハンマーを吊ることができるデイジーチェーンやループなど、キャンプに便利な工夫が満載されています。
このキャンプエプロン、使い勝手や堅牢性、おしゃれなデザインをうまく取り入れたアイテムとして2017年にはなんとグッドデザイン賞を受賞したアイテム。
その使いやすさが高く評価されているのです。
お値段も3,000円台とお手頃なので、キャンプの「正装」としてぜひ一つ購入してみてはいかがでしょうか。
調理はもちろん、薪割りやテントサイトの設営などハードワークには欠かせないアイテムになること間違いなしです。
テントやタープといった「幕系」のアイテムでのファースト・チョイスとも言える「tent-Mark Designs(テンマクデザイン)」についてご紹介してきました。
テンマクデザインが手がけるアイテムは、どれもクオリティ、デザイン性ともに申し分なく、またリーズナブルなのが嬉しいポイント。
今回取り上げたテントサイトも、どれもおしゃれにまとまっていましたね。
また、幕系のアイテムだけでなく、焚き火台といったギアも展開しているのは、ご存じない方も多かったのではないでしょうか。
キャンプブームの中、どんどん快進撃を続けているブランドだけに、今後の展開に目が離せません。
最終更新日 : 2023/05/08
公開日 : 2019/08/29