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5. ANIMAL WONDER REZOURT(市原ぞうの国)
養老渓谷は、千葉県の市原市と夷隅郡の大多喜町を流れる養老川に沿って形成された渓谷で、ちょうど房総半島の中央あたりに位置します。
房総半島の中でも山奥の方にあるため、その渓谷の静かな佇まいも相まって「房州の奥座敷」と呼ばれる秘境です。
養老渓谷一帯は、独特の黒い色をした「黒湯」として温泉地としても有名です。
ナトリウム炭酸水素塩・塩化物泉の源泉はとろりとした肌触りで、肌がすべすべになると人気の温泉となっています。
また、温暖な房総半島に属するため、「関東一遅い紅葉スポット」としても知られています。
特に渓谷沿いは紅葉が有名で、渓谷を流れる川とのコントラストが美しく、房総きっての景勝地です。
養老渓谷は山奥にありますが、近くに駅があるため、車でも電車でもアクセスすることが可能です。
ここでは車、電車それぞれでのアクセス方法をご紹介します。
千葉県のローカル線・小湊鉄道の駅である「養老渓谷駅」を目指しましょう。
東京方面から養老渓谷駅へ向かう場合は、まずはJRを使いJR五井駅まで行きましょう。
小湊鉄道は五井駅から出ているので、ここで小湊鉄道に乗り換えます。
小湊鉄道は大正時代に作られたレトロな駅舎と、房総半島の綺麗な花の絶景が広がるノスタルジックな景色を見れることで有名なローカル線です。
3月〜12月は、窓ガラスが外された仕様で開放的なトロッコ列車も走っています。
トロッコ列車は養老渓谷駅まで走っているため、電車で養老渓谷へ行く場合はトロッコ列車に乗って行くのがおすすめです。
養老渓谷駅からは、そのまま駅から徒歩で行けるハイキングコースと、バスに乗ってからハイキングコースの入り口まで移動しなければいけないコースがあります。
バンガロー村・弘文洞跡ハイキングコースと大福山・梅ヶ瀬ハイキングコースはそのまま駅から入ることができますが、滝めぐりコースは養老渓谷駅から粟又行きのバスで移動が必要となります。
あらかじめどのハイキングコースに行くかを決めておくと良いでしょう。
車でアクセスする場合は、主に3つのルートがあります。
東京方面から向かう場合は、館山自動車道の「市原IC」を目指しましょう。
市原ICで高速道路をおり、国道297号で牛久へ向かい、牛久で県道81号に乗り養老渓谷へと向かいます。
市原ICから養老渓谷へは約35km、50分ほどの道のりとなります。
神奈川方面から養老渓谷へ向かう場合は、東京湾アクアラインを使うと良いでしょう。
アクアラインを使い千葉側へ渡ったら、木更津東ICで高速道路を降りてください。
その後は国道410号で久留里方面へ向かいます。
久留里で県道32号へ乗り換え、道なりに進むと養老渓谷へ到着します。
木更津東ICから養老渓谷へは約21km、約30分ほどで養老渓谷へ到着します。
養老渓谷ではそれぞれのハイキングコース毎に駐車場があります。
他のハイキングコースの駐車場に止めてしまうと、他のハイキングコースまで何kmも歩かなければいけなくなるので、目的のハイキングコースの駐車場に駐車するようにしましょう。
養老渓谷には主に「滝めぐりコース」、「バンガロー村・弘文洞跡コース」、「大福山・梅ヶ瀬コース」と3つのハイキングコースがあります。
ここでは、それぞれのハイキングコースについて解説していきます。
養老渓谷で一番人気のハイキングコースです。
滝めぐりコースは渓流沿いの遊歩道をハイキングすることができますが、道中に5つの滝があり、全て間近で見ることができることから人気のコースとなっています。
滝めぐりコースは水月寺方面からハイキングコースに入るルートと、滝見苑方面からハイキングコースに入るルートを2つがあります。
どちらから入っても構いませんが、養老渓谷一番の目玉となる粟又の滝をハイキングの最後に見ることとなる水月寺方面から入るのがおすすめです。
水月寺方面から入る場合、バスであればバス停「原ノ台」、車であれば原ノ台バス停の向かいにある「小沢又駐車場」がおすすめです。
駐車場の方から歩き始めると、最初は民家が並んでいる道を通ります。
道がわかりにくいですが、曲がり角には滝めぐりコースへ誘導する看板があるので、看板の指示通りに進みましょう。
看板通りに進むと行き止まりにぶつかりますが、行き止まり手前の階段を降りると養老渓谷の遊歩道に到着します。
養老渓谷は渓流が穏やかに流れており、自然の空気が澄んでいて気持ち良いです。
滝めぐりコースを歩いて最初に見えるのが「見返りの滝」。
見返りの滝は最初の滝らしく規模が最も小さく、地図を見ながら出ないと気づかずに通り過ぎてしまうような滝です。
地図を見ながら通り過ぎないように気を付けてください。
そのまま遊歩道を進み、2つ目の曲がり角のところに見えるのが2つ目の滝となる「昇竜の滝」です。
昇竜の滝は滝めぐりコースで見られる滝で、唯一川の対岸にある滝です。
滝は高く、名前の由来ともなった龍が天に昇るように見える姿はとても綺麗です。
昇竜の滝を過ぎてから3つ目の「万代の滝」までは少し距離があるので、ゆっくりと養老渓谷を楽しむながら進みましょう。
右側に「子宝もみじ」が見えたらそれを過ぎれば万代の滝に着きます。
万代の滝は落差は10mほどありますが、水が岩肌を滑るように流れいている滝なので、そこまで迫力があるわけではありません。
しかし、とても清涼感がある滝で、マイナスイオンを感じながらリラックスすることができます。
万代の滝を過ぎて5分ほど歩くと、4つ目の滝である「千代の滝」に着きます。
千代の滝を通りすぎると、遊歩道の最後にある「粟又の滝」に到着します。
粟又の滝は落差が100mにもなる養老渓谷最大の滝です。
滝のサイズが大きく迫力がありますが、水は岩肌を滑るように流れているため、100mの大きさの割には物静かな感じがあります。
粟又の滝の向かいにはゆっくり座ってのんびりできるスペースもあるので、ここでランチを食べるのもおすすめです。
粟又の滝は少し滑りやすく危ない道を通りますが、上から見ることもできます。
遊歩道を歩いてもまだ体力が残っている方は、そちらに行ってみるのも良いでしょう。
バンガロー村・弘文洞跡ハイキングコースは、3つのハイキングコースの中で真ん中に位置するハイキングコースです。
養老駅からハイキングコースに入ることも可能ですが、養老渓谷駅からだと道が少しわかりにくいので、養老渓谷温泉街の方面から入った方が道がわかりやすいのでおすすめです。
車で行く場合は、養老渓谷駅から県道81号を進み、「鶴乃屋」を過ぎ「嵯峨和」周辺に駐車場がいくつかあるためそちらに駐車するのが良いでしょう。
バスで行く場合は、「弘文洞入口」というバス停があるのでそちらを利用しましょう。
県道81号からバンガロー村・弘文洞跡ハイキングコースに入ると、すぐに「二階建てトンネル」があります。
この洞窟は不思議なことに入り口が1つなのに対し、なんと出口が2つになっているトンネルです。
なぜこのような不思議なトンネルになったかというと、このトンネルも元々は高い位置にある出口だけのトンネルでした。
しかし、利便性をよくするためにトンネルの出口がもっと下にあった方が良いということになり、新たにトンネル工事が行われ現在の一階にあたる出口ができました。
その時に元々あった出口を埋めなかったため、不思議な二階建てのトンネルが完成したのです。
二階から差し込む光によって緑がかったトンネルとなり、そのノスタルジックな姿がSNSで話題となりました。
トンネル内部からよく見ると手掘りで行ったトンネルの表面がしっかりと確認することができ、昔の工事の大変さを認識させられます。
トンネルを超えて共栄橋を越えると、中瀬遊歩道への道とバンガロー村方面への道と二手に分かれます。
中瀬遊歩道方面を進むと、渓流沿いの道となります。
この辺りの渓流は水の流れが弱く、透き通っている渓流の中にはコイがのんびりと泳いでいます。
中瀬遊歩道を少し歩くと、弘文洞跡に到着します。
弘文洞跡は養老川の支流である夕木川を、川廻しした際に作られたトンネルです。
川廻しとは、養老渓谷周辺の千葉県上総地方でよく見られる、蛇行した河川を農地に転用するために短絡させる工法です。
その際に出来た巨大なトンネルが「弘文洞」と呼ばれ、昔から景勝地として有名な場所でした。
しかし、1979年(昭和54年)に突如繋がっていた上の部分が崩落し、現在の「弘文洞跡」となりました。
崩落した後も独特の雰囲気が人気となり、景勝地として人気の場所となっています。
本来であれば、弘文洞跡を左手に中瀬遊歩道を進めばバンガロー村・弘文洞跡ハイキングコースを進むことが出来ますが、現在は中瀬遊歩道の一部が崩落しているため通行止めとなっています。
そのため、共栄橋の分岐に戻り、バンガロー方面に進むことになります。
バンガロー村方面は昔の田舎風景が広がったハイキングコースが続きリラックス出来ますが、特に代わり映えしない景色が続くので飽きてしまう方もいるかもしれません。
バンガロー村・弘文洞跡ハイキングコースでもう一つ見ておきたいのが、「観音橋」と「出世観音」です。
出世観音の入り口にあるシンボル的な存在になっているのが、2つのアーチ状の橋が綺麗な「観音橋」です。
写真に撮っても綺麗ですが、観音橋の上から見た養老川は絶景です。
ぜひ観音橋を写真に収めるだけでなく、橋を渡って上から養老川を眺めてみてください。
観音橋を渡って傾斜が急な道を5分〜10分程度進むと、養老温泉街を見渡せるところに「養老山立国寺」という小さなお寺があります。
昔、平治の乱で敗れた源頼朝が再起を誓い、「三日三晩一心不乱に観音経を唱えて戦勝祈願した」場所とされているお寺です。
後に頼朝が征夷大将軍になったことから、この立国寺は出世観音と呼ばれ「開運招福の観音様」、「祈祷の名刹」として昔から親しまれています。
立国寺では三日間の体験修行もでき、内観修行、読経、浄戒行(掃除など)、仏教講義などを通し強い精神力を鍛え、自分を見つめ直すことができます。
先着10名で締め切られますが、興味がある人は体験修行をしてみるのも良いでしょう。
観音橋と出世観音は、県道81号線沿いにあります。
県道81号沿いの駐車場に止めれば、二階建てトンネル、弘文洞跡、観音橋・立国寺を簡単に回ることができるのでおすすめです。
大福山・梅ヶ瀬ハイキングコースは、養老渓谷の3つのハイキングコースの中で最も難易度が高いコースです。
ハイキングコースを全て歩くと約12km、4時間ものコースになり、沢ルートを通る場合は靴が濡れる覚悟が必要です。
一番本格的なコースとなるので、他の2ルートをすでに行ったことがあるという方におすすめです。
養老渓谷駅で地図をもらうと大福山展望台を通り、尾根ルートを進んで沢ルートを進み、大福山と梅ヶ瀬渓谷をぐるっと回るルートが地図に描いてあります。
しかし、2021年4月現在は尾根ルートが崩落により通行止めとなっています。
そのため、大福山の展望台から沢ルートへは行けず、養老渓谷駅と大福山展望台のピストンルートになるので気を付けてください。
大福山・梅ヶ瀬ハイキングコースのスタートは、養老渓谷駅です。
駅から県道81号線を養老渓谷温泉街方面に歩くと、右側に梅ヶ瀬コースへの看板が見えてくるので、ここで右折しましょう。
この辺りは「アートハウスあそうばらの谷」の看板が多くあります。
アートハウスあそうばらの谷はハイキングコース上にあるので、その看板をたどって進んでも良いでしょう。
道なりに進むと、バンガロー村コースへの分岐の看板が見えます。
板通りに梅ヶ瀬コース方面へ進みましょう。
舗装された道を進んでいくと、女ヶ倉の分岐地点に出ます。
この道を右に進むと梅ヶ瀬渓谷、左に進むと大福山方面となります。
尾根ルートが通行止めとなっているため、梅ヶ瀬ルートに行った場合は養老渓谷駅から梅ヶ瀬渓谷のピストンルート。
大福山方面へ向かった場合は、養老渓谷駅と大福山展望台のピストンルートとなります。
まだ舗装された道が続きますが、ここからは傾斜がきつい道に変わります。
コース沿いの緑をみながら歩いて行くと、大福山の展望台に到着します。
螺旋階段になっている展望台の階段はかなり高く、下を見ると足がすくんでしまいます。
しかし、その分景色は絶景です。
大福山は房総半島の真ん中あたりにあるので、展望台からは房総半島をぐるっと360度満喫することができますよ。
大福山展望台を過ぎると、左手に尾根ルートがあるのですが、2021年4月現在、尾根ルートは崩落により通行止めとなっています。
梅ヶ瀬渓谷へ行きたい場合は、女ヶ倉の分岐地点まで戻り、梅ヶ瀬方面へ進みましょう。
梅ヶ瀬渓谷方面へ進むと、砂利道になります。
しばらく進むと梅ヶ瀬渓谷への駐車場が見えてくるので、駐車場が見えると梅ヶ瀬渓谷を通る沢ルートはすぐそこです。
沢ルートは、自然に囲まれた流れが緩やかな渓流沿いを歩くことができて癒されます。
注意点として、川をジグザグに渡りながら進むので、必然的に足が濡れたり靴に泥が付きます。
大福山・梅ヶ瀬ハイキングコースは道が少しわかりにくく迷いやすいです。
養老渓谷駅で養老渓谷周辺の地図を手に入れ、地図を見ながら進みましょう。
養老渓谷周辺には菜の花畑が一面に広がる場所や、陽の光が差し込みハート型の景色が浮かぶ場所など、観光スポットが多くあります。
ここでは、養老渓谷周辺のおすすめ観光スポットを紹介します。
養老渓谷には、養老渓谷温泉旅館組合が制定した「養老渓谷八景」というものがあります。
その中の一つになるのが、滝めぐりコースのハイキングコースの横に位置する水月寺です。
水月寺は、1384年に開かれた臨済宗妙心寺派の禅宗です。
水月寺の1番の見どころは、お寺の建造物などではなく境内に咲き誇るイワツツジです。
住職さんが60年〜100年ほど前に種から育てたというイワツツジは、約500本も植えられピンク色の他にも赤や白など色とりどりのツツジで埋め尽くされとても綺麗です。
首都圏からも多くの人が訪れるのも納得の絶景ですので、ぜひ滝めぐりコースを通る場合は、水月寺にも立ち寄ってみてください。
なお、ツツジの見頃は3下旬〜4月下旬までとなっています。
住所 : 千葉県大多喜町小沢又578
マップ : Googleマップ
アクセス : 養老渓谷駅からバス粟又の滝行き「水月寺前」下車徒歩2分
定休日 : 無休
電話番号
: 0470-82-2196
「養老渓谷観光センター 山の駅 喜楽里」は、旧養老渓谷観光センターが2020年8月1日にリニューアルオープンしたところです。
山の駅喜楽里では無料の休憩スペースやトイレなどがあるのはもちろん、天然あゆの塩焼きや地元の農産物の販売やお土産の販売、キッチンカーによるハンバーガーの販売なども行っています。
また、2021年1月30日には「養老食堂」がオープンし、おいしい蕎麦をテラスで食べることができます。
養老渓谷の観光情報も集まっているので、ハイキングコースに行く前にここに寄って情報収集するのがおすすめです。
住所 : 千葉県夷隅郡大多喜町小田代 老川十字路前
マップ : Googleマップ
アクセス : 養老渓谷駅より車で7分
営業時間 : 9:00〜17:00
定休日 : 木曜日
電話番号
: .0470-85-0005
房総半島と言われて菜の花をイメージする方も多いのではないでしょうか。
それほど房総半島は菜の花が多く、春になると一面に菜の花が咲き誇る場所として有名です。
特に養老渓谷から隣の駅の上総大久保駅へ行く途中の石神の菜の花畑は、一面に菜の花が広がり「まさに房総半島!」といった圧巻の景色を見ることができます。
電車から見るのもとても綺麗ですが、石神の菜の花畑は少し小高いところから見ることもできます。
無料の駐車場があるので車でも行けますし、養老渓谷駅から歩いて10分ほどなので歩いて行くこともできますよ。
休日になるとその絶景を写真におさめようと多くの人が訪れ、特に小湊鉄道の電車が通る時間は混み合います。
ぜひトロッコ列車が通る時間を狙って行きましょう。
濃溝の滝と亀山の洞窟は千葉県君津市にある清水渓流広場内にある観光スポットで、養老渓谷から車で20分ほどのところにあります。
駐車場は無料なので、気軽に遊びに行けるのが嬉しい場所ですね。
駐車場から濃溝の滝と亀山の洞窟までは、歩いて数分です。
数分ほど歩くと休憩所となっている建物があり、その建物を正面に見て右手に見えるのが濃溝の滝です。
よく間違えられているのですが、一般的にSNS映えすると言われている場所は亀山の洞窟であり、濃溝の滝は右手に見える岩を水が滑るように流れている滝の方です。
草木があるので見にくいものの、水の流れを感じることができ、マイナスイオンを感じられて気持ちの良い場所です。
濃溝の滝の反対側には「幸運の鐘」があります。
せっかくなので鳴らしてみましょう。
幸運の鐘の裏手にある階段を降りると、清水渓流広場の目玉である亀山の洞窟につきます。
洞窟の間を水が流れる光景はそれだけで神秘的ですが、ここがSNS映えスポットとして有名なのはこれだけではありません。
毎年3月と9月の早朝になると、洞窟に光が差し込み、水面に反射した姿がハート型になります。
この景色が話題になり、この時期には早朝にも関わらず多くの人がハート型の光景を一眼見ようと訪れます。
亀井山の洞窟を過ぎれば、駐車場へと続く木道を通ります。
木道も自然が多く気持ちいいですが、実はここは夏になるとホタルの鑑賞スポットとして人気の場所となります。
ここでは、ゲンジボタルとヘイケボタルの二種類のホタルを見ることができます。
ゲンジボタルは6月上旬〜6月下旬に多く、比較的ところを飛び4秒間ぐらい点滅するのが特徴です。
いっぽいヘイケボタルは、6月下旬〜7月中旬に多く、比較的低いところを飛び、点滅の時間が短くパカパカ光っているように見えるのが特徴です。
11月中旬〜12月上旬にかけては紅葉も綺麗なスポットなので、ぜひ目当てのものの時期に訪れてみてください。
住所 : 千葉県君津市笹1954-17(清水渓流広場内)
マップ : Googleマップ
アクセス :
養老渓谷から車で25分ほどのところにあるのが、ANIMAL WONDER REZOURTです。
ここは昔から「市原ぞうの国」と親しまれていた場所が、2021年3月23日にリニューアルオープンしました。
園内は「市原ぞうの国エリア」と「サユリワールドエリア」の2つに分かれています。
ANIMAL WONDER REZOURTはただの動物園ではなく、市原ぞうの国エリアがあるようにぞうの飼育にとても力を入れている動物園です。
映画にもなった「星になった少年」で有名になったランディをはじめ、東京ドームがすっぽり入ってしまう広大な敷地には国内最多の12頭ものぞうを飼育しています。
市原ぞうの国エリアの特徴は、やはりぞうです。
ぞうというと危険なイメージがあるため、なかなか近づける動物園は少ないですが、市原ぞうの国はとにかくぞうとの距離が近いです。
ぞうを囲っている柵の感覚も広いので、ぞうが近づいて来てくれれば直接触ることもできます。
これもすべてぞうの飼育に長けた市原ぞうの国ならでは。
市原ぞうの国はこれだけでは終わりません。
一番の目玉は、1日2回開催される園内のぞうが総動員で行われるショーです。
ショーの行われる会場へ一斉にぞうが移動しますが、大きなぞうが一斉に移動するだけでも迫力があります。
軽快なBGMとともに始まるショーでは、ぞうが長い鼻を器用に使ってフラループを回したりタンバリンを回したります。
また、巨体を華麗動かしてダンスをしたりサッカーのPK戦を行ったり、ぞうってこんなに華麗に動くことができたのかと驚かされます。
そして、このショーの1番の見所は、ゆめ花・りり香姉妹によるお絵かきショーです。
メディアにも度々取り上げられるのでご存知の方も多いかもしれませんが、ここのゆめ花・りり香姉妹はなんと鼻を器用に使って絵が描けるんです。
しかもその腕前はかなりのもの
正直ここまでぞうがうまく絵を描けることにはかなり驚かされました。
ショーで描く絵は毎回違うので、何回行っても楽しめるイベントです。
ぞうのショーが終わったあとはぞうとの触れ合いの時間があり、ぞうの鼻にぶら下がることができる「ぞうさんリフト」やぞうの背中位に乗って広場をお散歩する「ぞうさんライド」などができます。
ぞうの鼻にぶら下がるなんてアニメの世界のようでなかなかできる体験ではないですよね。
大人の方もできるのでぜひここでしかできない体験を経験してみてください。
市原ぞうの国エリアではぞうだけでなく、ケープペンギンやカピバラ、クロカンガルーなど約70種類もの動物に会うことができます。
おやつをあげることができる動物も多く、普通の動物園のように様々な動物と触れ合うこともできますよ。
また、市原ぞうの国エリアに隣接されているサユリランドエリアでは、「動物同士の共存」「人間と動物の共存」がをテーマとしており、キリンをはじめ約30種類の動物に触れ合うことができます。
なお、ANIMAL WONDER REZOURTへ電車で行く場合は、養老渓谷駅から小湊鉄道で「高滝駅」を目指しましょう。
高滝駅からは市原ぞうの国へ無料送迎バスが出ています。
車で行く場合は、養老渓谷から25分ほどでANIMAL WONDER REZOURTまで到着します。
住所 : 千葉県市原市山小川937
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 : 10:00〜16:00
休園日 : 木曜日
入園料 : 大人2,000円 / 小人900円
電話番号 : 0436-88-3001
公式サイト : 市原ぞうの国
養老渓谷から車で20分微ところにあるのが大多喜町です。
大多喜町は古くから城下町として栄え、徳川家康が江戸に移封となった際には、南にいる里見氏に対抗するために、徳川四天王の1人である本多忠勝が城主と任じられました。
古くから城下町として栄えた大多喜は、現在でも房総の小江戸として人気の観光スポットとなっています。
街の中には江戸時代や明治時代に建てられた建物が今も多く残り、豪商が住んでいた「渡辺家住宅」や様々な商売道具などが展示されている「商い資料館」などがあります。
特に商い資料館の隣にある「釜屋」は、内部を見学することができるのでおすすめです。
中には担当の方がいて、釜家の構造などについて説明してくれるのですが、明治9年に建設されたこの家の家主はかなりの金持ちだったらしく、家の装飾がとても素晴らしいです。
障子は一つ一つ全てデザインが異なっており、欄間は表と裏でデザインが異なっているとても手の込んだものです。
ふすまに描かれている絵もとても美しく、柱に釘が打ってあるところには釘隠しとして鶴などの装飾が施されています。
また、家の裏には個人の家では大変珍しい稲荷があります。
稲荷に飾ってある手彫りの装飾がとても細かく、ものすごく綺麗なのでぜひ見てみてください。
城下町から少し離れたところにあるのが、大多喜城です。
本多忠勝が城主を勤めた大多喜城は、現在では「千葉県立中央博物館大多喜城分館」として歴史資料館になっています。
資料館の内部は4階建てになっており、中世時代の無事の暮らしぶりや城郭に関する資料や、当時の城下町の人々の暮らしぶりを示す資料など、貴重な資料を多く展示しています。
入館料は200円のみなので、ぜひ大多喜に行った際には大多喜城まで足をのばしてみてください。
住所 : 千葉県夷隅郡大多喜町大多喜481
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 : 9:00〜16:30(入館は16:00まで)
休園日 : 月曜日、年末年始
入園料 : 大人 200円/高校生・大学生 100円/中学生以下 無料
養老渓谷は、東京湾アクアラインを使えば都心から1時間〜2時間程度で行くことができ、都会の喧騒を忘れてのんびりとリラックスできる場所です。
ぜひ今度の週末には養老渓谷へ足を伸ばしてみてください。
最終更新日 : 2023/03/23
公開日 : 2021/04/15