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盛岡市は岩手県の中央に位置する県庁所在地で、県の中でも最大の都市です。
面積は東京23区の約1.4倍となっており、自然豊かで美しい景観が魅力。
市街地の中心からは、北西に岩手山、西に駒ヶ岳、東に早池峰山のほか、北に姫神山、南に南昌山や東根山を望むことができます。
北上盆地の中央に位置する盛岡市は「内陸性気候」であり、盛岡地方気象台の過去最高気温は37.2度(1924年)、過去最低気温は-20.6度(1945年)を記録し、夏冬、昼夜とで寒暖差が大きいのが気候の特徴。
また、盛岡市街地は本州の中では年間の平均気温が最も低い県庁所在地と言われており、桜の開花は東京よりも1ヶ月ほど遅く、ゴールデンウィークに満開になる傾向にあります。
そのため、ゴールデンウィークの時期になると、満開の桜を求めて全国から多くの観光者が訪れます。
その他、盛岡と言えばご当地グルメも人気を集めています。
わんこそばや盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺は「盛岡三大麺」と呼ばれ、マスコミに取り上げられる機会も多いことから全国的にも有名です。
JR盛岡駅周辺には、盛岡のシンボルとも言われる建造物や美しい景色を楽しめる公園、由緒ある神社、文芸ゆかりの地などがあり、徒歩圏内で名所を周ることが可能。
また、観光スポット周辺には盛岡名物の有名店が多くあり、グルメを堪能することもできます。
車で30分ほどのところには歴史ある温泉や、子どもが楽しめるテーマパーク、カップルにも人気の夜景スポットなどがあり、観光・グルメ・温泉を満喫できるのが盛岡の魅力です。
盛岡藩初代藩主・南部信直のもと1633年に完成した盛岡城で、不来方城(こずかたじょう)」とも呼ばれていた城の旧跡です。
明治維新の時に壊されてしまいましたが、花崗岩を積み上げて造られた石垣が当時の姿のまま残っています。
盛岡城跡公園は、春の桜や秋の紅葉が美しく、「日本の都市公園100選」にも選ばれています。
春には「桜まつり」が開催されるなど様々なイベントが行われ、盛岡の定番スポットにもなっています。
園内の花木を観賞しながら、のんびり散策するのがおすすめです。
住所 : 岩手県盛岡市内丸1-37
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 019-639-9057(都市整備部 公園みどり課)
営業時間 : 入園自由
公式サイト : 盛岡市公式ホームページ
1911年(明治44)に、東京駅の設計者でもある建築家・辰野金吾らによって設計された旧岩手銀行本店。
2012年(平成24)に銀行としての営業を終了し、約3年半におよぶ保存修理工事を経て、2016年(平成28)に「岩手銀行赤レンガ館」として公開施設に生まれ変わりました。
赤レンガとルネッサンス様式の造りが特徴で、盛岡のシンボル的存在になっています。
館内は無料で見学できる「岩手銀行ゾーン」と、有料の「盛岡銀行ゾーン」があり、有料ゾーンでは応接室や重役室などの重要施設が当時のまま復元されており、再現された内部を観賞したり、展示された資料を見たりすることができます。
白壁と木のコントラストやシャンデリアなどが美しいレトロな空間は、その時代にタイムスリップしたような感覚になることでしょう。
住所 : 岩手県盛岡市中ノ橋通1-2-20
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 019-624-8212
定休日 : 火曜日、12/29~1/3
営業時間 : 10:00~17:00(入館最終時間16:30)
料金 :
公式サイト : 岩手銀行赤レンガ館
1924年(大正13)に発刊された、宮沢賢治の唯一の童話集「注文の多い料理店」の出版元として有名な「光原社(こうげんしゃ)」。
宮沢賢治と創業者が高校の先輩・後輩の関係であったこともあり、社名は宮沢賢治によって光原社と名付けられました。
光原社本店には、光原社うるし工房製作の漆器をはじめ、全国の陶器やガラス製品の器など、職人の手によって作られた品が多く並んでいます。
敷地内には、宮沢賢治直筆の原稿や写真、初版本などが展示された資料館のほか、岩手県の名産品や世界の民芸品などを扱うお店があり、ちょっとした散策にもぴったり。
また、敷地内にある「可否館」では、コーヒーやくるみクッキー、アイスクリーム、ワインゼリーなどを頂くことができ、レトロな落ち着きある空間でゆっくりするのもおすすめです。
住所 : 岩手県盛岡市材木町2-18
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 019-622-2894
定休日 : 毎月15日(15日が土日祭日の場合翌日に振替)
営業時間 : 10:00〜18:00
公式サイト : 光原社公式ホームページ
明治40年創業の「東家 本店」は、岩手名物わんこそばで有名なそば料理のお店です。
名物のわんこそばコースのほか、伝統のそば料理をコースにした「南部そば会席」や、郷土料理で南部の“晴れ食”を再現した「南部お振舞い膳」など、岩手の伝統料理を堪能することができます。
お椀にはひと口ほどのそばが入っており、お椀が空になると「はい、じゃんじゃん!」という給仕のかけ声と共にテンポ良くそばが投入されます。
食べた分のお椀が重ねられ、テーブルはお椀でいっぱいに。
食のエンターテインメントを楽しむことができます。
100杯以上食べると「わんこそば証明手形」をもらうことができ、ちょっとした観光の記念品にもなります。
わんこそばの老舗「東家 本店」で、わんんこそば100杯を目指してみてはいかがでしょうか。
なお、非常に人気のお店のため、わんこそばにチャレンジする場合は事前に問い合わせや予約をしておくことをおすすめします。
住所 : 岩手県盛岡市中ノ橋通1-8-3
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 :
定休日 : 不定休(12/30〜1/1定休日)
営業時間 : 11:00〜20:00(ラストオーダー 20:00)
公式サイト : そば処 東家(あずまや)公式ウェブサイト
「盛岡八幡宮」は1680年(延宝8)第29代南部重信公によって建立された古社で、大火などの災害や風雪被害の影響で再建がくり返され、現在の社殿になりました。
農業や工業、商業、学問、衣食住など生活の起点の神として、昔から崇敬を集めています。
木々に囲まれた色鮮やかな朱塗りの社殿は美しく、県下一の大社としての風格が漂っています。
境内には拝殿のほか、学問・受験合格の神様の「盛岡天神社」や健康の神々が祀られている「健康神社」、縁結びの「縁結美神社」など数多くの社殿があり、広い敷地内を散策しながらパワースポット巡りをするのもおすすめです。
住所 : 岩手県盛岡市八幡町13-1
マップ : Googleマップ
アクセス : JR盛岡駅よりバスで約15分 「松尾前」下車 徒歩5分、東北自動車道 盛岡ICより車で約15分
電話番号 : 019-652-5211
営業時間 : 境内自由
公式サイト : 【公式】盛岡八幡宮|岩手県
盛岡地方裁判所の中庭にある、1923年(大正12)に国の第1号天然記念物に指定された推定樹齢350〜400年のエドヒガンザクラ。
落雷によってできた岩の割れ目に桜の種が入り、そのまま成長したのが今の「石割桜」だと言い伝えられています。
周囲21mもの巨大な花崗岩の中央に大きな割れ目があり、岩を割って伸びる桜は迫力があると共に生命力を感じます。
毎年4月中旬頃からきれいな花を咲かせ、この時期になると多くの市民や観光客で賑わいます。
桜の見頃は4月中旬から下旬頃。
春の暖かさを感じながら、のんびりとお花見デートをするのもおすすめです。
住所 : 岩手県盛岡市内丸9-1 盛岡地方裁判所敷地内
マップ : Googleマップ
アクセス : 盛岡駅から徒歩約15分~20分
電話番号 : 019-604-3305(盛岡観光コンベンション協会)
営業時間 : 見学自由
公式サイト : 盛岡市公式ホームページ
盛岡市の東に位置し標高約340mのところにある「岩山展望台」からは、市街地をはじめ岩手山、姫神山・早池峰山の北上山系、八幡平の奥羽山系の山並みを一望できます。
展望台周辺には、野鳥や植物観察ができる散策路が整備されており、緑に親しめるレクリエーションの場として休日には多くの家族連れが訪れます。
岩山展望台といえば、盛岡市街のパノラマ夜景を楽しめるデートスポットとしても人気があり、「日本夜景遺産」や「夜景100選」にも選ばれています。
展望台にはベンチが用意されているので、座りながらゆっくりと夜景を鑑賞することができますよ。
カップルにもおすすめのデートスポットです。
住所 : 岩手県盛岡市新庄字岩山52
マップ : Googleマップ
アクセス : JR盛岡駅よりバスで約25分「岩山展望台」下車 徒歩5分、東北自動車道 盛岡南ICより車で約30分
電話番号 : 019-604-3305(盛岡観光コンベンション協会)
営業時間 : 年中無休
公式サイト : 盛岡市公式ホームページ
冬にワカサギ釣りが楽しめるスポットとして知られ、日本一美しい人造湖とも言われている「岩洞湖(がんどうこ)」。
湖畔は白樺林に囲まれ、新緑や紅葉など四季折々の美しい景色を観ることができます。
岩洞湖の周辺にはキャンプ場や遊歩道、きれいな芝の広場が整備され一年を通して楽しめますが、おすすめの季節は冬。
凍った湖面に丸い穴を開け、そこから釣り糸を垂らすワカサギ釣りは、子どもから大人まで楽しることから人気です。
氷に穴を開ける専用ドリルや釣り道具などはレストハウスにてレンタル可能なので、初めての人でも気軽にワカサギ釣りができるのも嬉しいポイント。
冬の盛岡で、ワカサギ釣りに挑戦してみてはいかがでしょうか。
住所 : 岩手県盛岡市薮川字亀橋33-4
マップ : Googleマップ
アクセス : JR盛岡駅よりバスで約50分「岩洞湖レストハウス前」下車 徒歩1分、東北自動車道 滝沢ICより車で約45分
電話番号 : 019-681-5678(岩洞湖監視詰所)
注意点 : 氷上ワカサギ 1月中旬〜3月下旬
公式サイト : 盛岡市公式ホームページ
数多い盛岡グルメの中でも、特に人気がある「盛岡冷麺」。
その盛岡冷麺の生地作りから盛り付けまでを体験することができ、作りたての冷麺をその場で食べられるのが「ぴょんぴょん舎冷麺工房」です。
冷麺工房では、麺やスープ、キムチの製造を行っており、常時製造工程の見学が可能。
店内は落ち着いた雰囲気になっており、1階は体験エリア、2階はギャラリーや製麺ライン見学ができるようになっています。
その場で食べる作りたての冷麺はまさに絶品!
体験時間は15〜30分で気軽にでき、大人から子どもまで楽しめます。
体験が可能な時間は11:00〜15:00なので、立ち寄る前に時間を確認するようにしてください。
住所 : 岩手県盛岡市繋字尾入野64-119
マップ : Googleマップ
アクセス : JR盛岡駅よりバスで約30分 「尾入野」下車 徒歩9分、東北自動車道 盛岡南ICより車で約21分
電話番号 : 019-691-7611
定休日 : なし
営業時間 : 10:00〜16:00(体験時間:11:00〜15:00)
料金 : 1,166円(体験)
公式サイト : 冷麺工房-ぴょんぴょん舎
市内の中心部から車で20分ほどのとこにある「つなぎ温泉」は、「盛岡の奥座敷」とも呼ばれています。
平安末期、「前九年の役」で本陣をこの地に置いた源義家が発見したと言われている歴史ある温泉です。
愛馬の傷をこの温泉で洗うと快癒したため、義家も愛馬を石に繋いで入浴したと言われたことから、「つなぎ温泉」と呼ばれるようになったと伝えられています。
温泉街には、源泉掛け流しの「ねこいし足湯」や「おちあい足湯」などがあり、「源泉公園」では、足湯のほか温泉たまご作り体験ができます。
設置されたカゴに卵を入れ、40分ほど待つと温泉たまごの出来上がり(日によって時間は異なります)。
作りたての温泉たまごを頂くことができますよ。
また、周辺には温泉の名前の由来にもなった馬を繋いだ「つなぎ石」や、歴史のある「藤原神社」などがあり、温泉街を散策しながらのんびり過ごすのがおすすめです。
住所 : 岩手県盛岡市つなぎ字湯の館
マップ : Googleマップ
アクセス : JR盛岡駅よりバスで約30分「つなぎ温泉」下車 徒歩すぐ
電話番号 : 019-689-2109
公式サイト : つなぎ温泉観光協会
盛岡市内には観光スポットが数多くあるため、初めての場合はどのように周れば良いのかわからないこともあるでしょう。
迷われている方は、以下の順で観光するのがおすすめです。
(1)盛岡城址公園(岩手公園)
(2)岩手銀行 赤レンガ館
(3)わんこそば老舗 東家本店
(4)盛岡八幡宮
(5)光原社
(6)岩山展望台
ホテルが多く立ち並び、観光にも便利なJR盛岡駅周辺を出発点とします。
駅から徒歩15分、バスで10分ほどのところに「盛岡城址公園(岩手公園)」があります。
時間に余裕があれば、市内散策を兼ねて徒歩で行くのも良いでしょう。
盛岡城址公園の駐車場付近にある出口から「岩手銀行 赤レンガ館」までは、徒歩2分ほどで行くことができます。
ここでは内部鑑賞はもちろん、盛岡のシンボルともいわれる建築物の写真撮影が楽しめます。
「岩手銀行 赤レンガ館」から徒歩1分ほどのところに、わんこそばの老舗「東家 本店」があります。
中津川を背にして左、1本目の角を左に曲がり直進したところにあるので、迷わずに行くことができるでしょう。
駅近くのメインスポットの観光を終えたところで、お腹が空いてくるタイミングに。
そこでおすすめなのが、そば処「東家 本店」でわんこそばをお腹いっぱい食べることです。
わんこそば100杯に挑戦し、証明手形をゲットしてみてはいかがでしょうか。
わんこそばをお腹いっぱい食べたあとは、「盛岡八幡宮」で境内散策をするのがおすすめです。
東家本店から国道106号線に出て、お店を背にし道なりに進むと、徒歩11分ほどで盛岡八幡宮の入り口に着きます。
車だと約3分で行けるので、お腹の具合を見ながら交通手段を選ぶのが良いかもしれません。
広い境内には社殿や見どころが数多くあるので、食後の運動も兼ねてパワースポット巡りを楽しみましょう。
盛岡八幡宮から「光原社」までは車で約10分。
境内散策を楽しんだあとは、「光原社」にあるカフェで足休めをするのがおすすめです。
また、光原社本店には陶器やガラスの器、雑貨などが販売されているので、お土産にお気に入りの一品を見つけるのも楽しみのひとつです。
光原社から岩山展望台までは車でおよそ15分ほど。
ただ、渋滞しやすい道であり最後は山道になるため、所要時間は20分ほどを目安に、時間に余裕をもっておくと安心です。
人気観光スポットの「岩山パークランド」や「盛岡市動物公園ZOOMO(現在休園中で、2023年春にリニューアルオープン予定)」のすぐ近くにあるので、日中テーマパークで楽しんだあと、岩山展望台で夜景を楽しむのもおすすめです。
ベンチでのんびりパノラマ夜景を眺めながら、旅の1日を締めくくりましょう。
今回は盛岡の人気観光スポットやおすすめのモデルコースをご紹介しました。
「盛岡」というと、観光よりもグルメのイメージが強いかもしれませんが、グルメ以外にも魅力的な観光名所が数多くあることがおわかり頂けたと思います。
観光・グルメ・温泉の三拍子を満喫できる盛岡を、ぜひ次の旅行先候補にしてみてはいかがでしょうか。
盛岡を旅行する際、ぜひ本記事の内容を参考にして頂けたら幸いです。
最終更新日 : 2022/09/22
公開日 : 2022/06/10