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江戸川橋とは、東京都文京区関口にある地下鉄有楽町線の駅の名前。
駅前を流れる神田川に架かっているのが「江戸川橋」で、駅名の由来となっています。
この近辺は都心でありながら緑が多く、四季折々の自然を楽しめます。
また、徒歩圏内には歴史を感じさせる名所やカルチャースポットが点在しています。
アクセスは地下鉄有楽町線で、池袋駅から3駅という便利さ。
有楽町駅までも、乗り換えなしで行くことができます。
そして、治安の良さは都内有数。
丘の上の高級住宅街もありながら、庶民的な商店街でのお買い物も楽しめます。
そんな江戸川橋は、ちょっとした暇つぶしやお散歩にも最適です。
江戸川橋周辺では、美しい自然を楽しみながらほっと出来る場所がたくさんあります。
また、ここでしか見ることのできないアートや文化の拠点、歴史的な建造物も点在しています。
今回は江戸川橋近くに長年暮らしていた筆者が、特におすすめの観光スポットを選りすぐってご案内します♪
文京区音羽にある「鳩山会館」は、かつて内閣総理大臣を務めた鳩山一郎の邸宅を一般に公開している記念館です。
その地名から別名「音羽御殿」とも呼ばれ、戦後の政治史において重要な舞台の一つに数えられています。
美しいイギリス風の洋館は、関東大震災の翌年大正13年に岡田信一郎の設計で建てられたとのこと。
時が経ち一郎の没後、建物の傷みがひどくなったそうですが、修復されて現在一般公開されています。
ここでは当時の応接室や居間、鳩山家歴代の愛用品、記念品等を見学することができます。
1階の居間は開放的なつくりになっており、小川三知の手によるステンドグラスが印象的。
明るいサンルームの向こうにはバラの庭園があり、そちらも見学することができます。
筆者が伺った日はお天気が良く、木々の美しさが際立っていました!
庭園の中に鳩山一郎と、鳩山和夫夫婦の銅像があります。
鳩山会館の美しい中庭はバラの名所として知られています。
その数は約90種類、140株のバラを春と秋の2回楽しむことができます。
ブラックティ、サマーレディ、ジョン・F・ケネディ、レッグクイーン、芳純、マダム・ミユキ、ピース、スーパースター…などの名前の付いたバラが咲き誇ります。
鳩山家の精神でもある、友愛という名のバラもあるとか。
紅葉とのコントラストも見事です!
大正期を代表する住宅建築と名高い、洋館の全体が見えます。
建物に戻り、2階に上がってみましょう。
階段の踊り場にあるステンドグラスには鳩のモチーフが。
この作品は日本のステンドグラスのパイオニアとして大正時代から活躍した小川三知の作品だそうです。
どことなく、和風情緒が溢れています。
2階の大広間にも綺麗な光が溢れていました。
住所 : 東京都文京区音羽1-7-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-5976-28
休館日 : 月曜日(但し、祝日は開館、翌日休館)
開館時間 : 10:00〜16:00(最終入館15:30)
入館料 :
公式サイト : 鳩山会館
「椿山荘」は文京区関口の丘の上にある庭園。
敷地内には結婚式場や国内外のVIPが宿泊する場所として有名な、ホテル椿山荘東京を併設しています。
この名前の由来は、南北朝時代に椿が自生する景勝の地「つばきやま」と呼ばれていたことから。
軍人・政治家であった山縣有朋が明治11年にこの土地を購入し、庭と邸宅を建設、「椿山荘」と名付けたそうです。
戦後、藤田興業がオーナーとなり、「戦後の荒廃した東京に緑のオアシスを」という思想の元、一万有余の樹木を移植して復興しました。
こちらのエントランスから中に入ります。
庭園は、ホテル椿山荘内の商業施設を利用すると見学することができます。
ロビーの向こう側に庭園が広がっています。
右手にはゆったりとしたカフェスペースがあり、一息つくことができますよ。
庭園内だけでも史跡などの見どころが沢山あります。
音声ガイドアプリをインストールすると、手持ちのスマートフォンで説明を聞くことができます。
庭園に入ると、ここが東京の真ん中であることを忘れてしまうような風景が広がっています。
U字坂を下った先には、通称「赤橋」とも言われる弁慶橋が。
初夏にはこの近辺で蛍の幻想的な光を見ることができるそうです。
さらに奥へ進むと、約50cmの石像が20体ほど見えてきます。
江戸時代中期の画家、伊藤若冲の下絵による五百羅漢の内の一部で、元々は京都南郊・伏見の石峰寺に置かれていたものだそう。
その隣には、道教の庚申信仰に由来すると言われる石塔が。
青面金剛像が彫刻されています。
こちらは4m76cmの高さがある、十三重石塔。
戦国時代の武将で茶人でもあった織田有楽(織田信長の弟)由縁のものと伝えられる層塔です。
庭園の奥に進むと、視界が開けて瓢箪型の幽翠池が現れます。
この池は、山縣有朋が庭園を造った当初からの池で、庭園内の景勝地の一つ。
この日も、池のほとりで結婚式や観光客の記念撮影が行われていました。
ホテルの部屋からも、四季折々の庭園風景が堪能できます。
住所 : 東京都文京区関口2-10-8
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3943-1111
開園日 : 無休
入園料 : 無料 ※庭園の利用はホテル内営業施設の利用者のみ
公式サイト : ホテル椿山荘
「江戸川橋地蔵通り商店街」は、江戸川橋駅から徒歩1分のところにあります。
この地蔵堂を起点として、約70店舗が軒を連ねる商店街。
その始まりは明治初期にまで遡り、以来長年に渡って地元の人たちに愛され続けています。
肉屋・魚屋・青果店はもちろん、煎餅・和菓子・洋品・手芸・金物・靴・米・パン・お茶・惣菜などのお店が並んでいます。
新鮮な生鮮品が並ぶお店の他に、商店街にはスーパーもあるので何でも揃います。
こちらのお花屋さんでは季節ごとの商品の他に、植物を使った空間プロデュースやいけばな教室もされているそうです。
ランチから夜のちょい呑み、テイクアウトまで出来る焼き鳥屋さんもあります。
このおしゃれな店構えのお店は、コーヒー専門店。
世界中の50種類以上もの銘柄が用意され、オーダーを受けてからお店の中で焙煎してくれるそうです。
通りの真ん中に「子育て地蔵のひみつ」が掲げられていました。
子どもを抱いたこの優しいお地蔵様は、戦災や大火にこの地が見舞われないことから別名「火伏せ地蔵」とも呼ばれているそうです。
「印刷博物館」は、文京区水道のトッパン小石川ビルにある印刷に関する博物館です。
開館以来20年以上に渡り、印刷が人々の生活に果たした役割を展示活動を通じて広く公開しています。
印刷博物館はトッパン印刷のビルに入っていますが、この周辺では江戸時代から紙すきが盛んに行われていたとのこと。
その名残りで印刷会社や製本所、製紙所、本屋がたくさんあるそうです。
ビルのエントランスでは、アートプロジェクトが開催されていました。
こういった展示を通して、トッパン印刷では「社員一人ひとりに無限の可能性や才能があるというメッセージ」を伝えているそう。
1階には、企画展の図録・関連書籍やオリジナルグッズを販売しているミュージアムショップがあります。
また印刷に関する資料を約7万冊収蔵しているライブラリーもあり、閲覧のほか複写やレファレンスサービスが受けられます。
地下一階には展示室の他、印刷体験が出来る工房や、VRの技術を巨大スクリーンで体感できるシアターもあります。
住所 : 東京都文京区水道1-3-3トッパン小石川本社ビル
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-5840-2300
休館日 : 毎週月曜日(ただし祝日・振替休日の場合は翌日) / 年末年始 / 展示替え期間
開館時間 : 10:00〜18:00(入場は17:30まで)
入館料 : 一般 400円、学生 200円、高校生 100円 ※中学生以下および70歳以上の方無料
公式サイト : 印刷博物館
「草間彌生美術館」は2017年10月に開館した、新宿区弁天町にある美術館です。
前衛芸術家・草間彌生によって設立されたこの美術館では、初期から今日に至る主要作品が公開されています。
入場は日時指定の完全予約・定員制になっており、チケットは 公式ウェブサイト のみで販売されています。
年2回の展覧会と講演会を通じ「世界平和と人間愛」というメッセージを世界発信、多くの人たちが現代美術に慣れ親しめる美術館を目指しているとのことです。
住所 : 東京都新宿区弁天町107
マップ : Googleマップ
アクセス :
開館日 : 木・金・土・日曜日および国民の祝日(完全予約・定員制)
開館時間 : 11:00〜17:30
入場料 : 一般 1,100円、小中高生 600円
公式サイト : 草間彌生美術館
「文京区立江戸川公園」は江戸川橋駅近くの神田川沿いに東西に広がる、細長い公園です。
江戸川公園は、都内でも屈指の桜の名所として有名です。
神田川沿いに長い桜並木が続き、桜が開花すると多くの花見客で賑わいます。
かつては台地の斜面に自生する雑木林と園路を主体とした公園でしたが、昭和59年に神田川の拡幅工事に伴い改修されたそうです。
川沿いの園路を歩いていくと、様々な景色がパノラマのように展開していきます。
公園の奥の方には、空中遊歩道があります。
深い樹間を曲がっていくと、その一端のひとつがこの滑り台になっていて広場に降りる仕掛けになっています。
休日には、たくさんの子どもたちが夢中になって遊んでいて楽しそうでした♪
住所 : 東京都文京区関口2-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 東京メトロ有楽町線江戸川橋駅下車徒歩3分
電話番号 : 03-5803-1252(文京区みどり公園課)
公式サイト : 文京区立江戸川公園(文京区ホームページ)
「新宿区立漱石山房記念館」は、夏目漱石の生誕150周年を記念して新宿区が開設した記念博物館です。
ここは、漱石が数々の名作を世に送り出した地。
晩年の9年間を過ごした「漱石山房」を再現し、日本初の本格的な漱石記念館として2017年にオープンしました。
記念館の隣には「漱石公園」があります。
こじんまりとした公園ですが、漱石の関連パネルが展示された道草庵や、猫の墓があります。
公園の入口にある胸像は富永直樹の作で、平成3年に建立されました。
公園の隣に、漱石山房の入口があります。
入口を入るとすぐ左手には、猫のモチーフが印象的な「CAFE SOSEKI」が。
ここでは、お茶を飲みながらくつろぐことができます。
記念館の中では当時の書斎・客間・ベランダ式回廊などが再現されており、漱石が暮らした時代の雰囲気を体験することができます。
通常展のほか、特別展や講座・イベントなどが随時開催。
まさに、漱石のすべてがわかる「情報センター」です。
住所 : 東京都新宿区早稲田南町7
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3205-0209
休館日 :
開館時間 : 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
公式サイト : 新宿区立漱石山房記念館
ちょっとした暇つぶしから一日観光まで、様々な楽しみが詰まった江戸川橋のおすすめスポットをご案内しました。
季節ごとに違った景色が楽しめる江戸川橋は、まるで都会のオアシス。
訪れるたびに、新しい発見がありそうですね。
最終更新日 : 2023/01/10
公開日 : 2023/01/10