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駒込(こまごめ)は、東京都豊島区の東部から文京区の北部にまたがるエリアにあります。
電車でのアクセスは、JR山手線駒込駅と東京メトロ南北線の駒込駅が隣接。
この二つの駅を利用できることで、都内主要駅へのアクセスが抜群に良く便利です。
JRの駅から地下鉄の駅までは、駅前の橋を渡ってすぐです。
都心の便利な場所ではありますが、どこか落ち着いていて治安が良いエリアとしても知られています。
そんな駒込には、広々とした公園や歴史的な建造物、地元の人たちから長く愛される神社仏閣やちょっと物知りになれる無料の博物館など見所がいっぱい。
ちょっとした暇つぶしやお散歩にも最適ですね。
「駒込」という地名の由来は、やまとたけるのみことが東征の際にこの近辺に陣を張り、「駒込(こまご)みたり」(駒が集まっているという意味)といったのが始まりだとのこと。
また、江戸時代の頃は大名屋敷が多く、現在でもその屋敷の後が整備されて、六義園などの観光名所として残っています。
散歩していると、ここが都会の真ん中であることを忘れてしまうような自然いっぱい。
忙しい日々の中でほっと一息つけること間違いなしです。
ここからはそんな歴史のある駒込で、大人も子どもも楽しむことができる観光スポットをたっぷりとご紹介します。
六義園(りくぎえん)は、小石川後楽園と並んで江戸の二大庭園に数えられてきた美しい都立庭園。
関東大震災や東京大空襲の戦火を逃れ造園時の面影をそのまま残している六義園は、1953年国の特別名勝に指定されました。
造園時の歴史は元禄8年(1695年)に遡ります。
五代将軍・徳川綱吉より下屋敷として与えられた駒込の地に、柳澤吉保が自ら設計・指揮して平坦な武蔵野の一隅に池を掘り、7年の歳月をかけて「回遊式築山泉水庭園」を造りあげました。
そんな昔の面影を残す六義園に入ってみましょう。
入口では普通の入場券の他に、お得なチケットを販売しています。
近隣の見どころとセットになったチケットも、ここで買うことができます。
今回は、旧古河庭園にも入場できる「園結びチケット」を購入してみました。
両方のチケットを、その日のうちに使い切れなくても大丈夫です。
使用期限はないので、いつでも使うことができます。
外国人観光客の姿も多くみられる六義園。
春夏秋冬、季節ごとの工夫された装飾で来場者を出迎えています。
取材時は1月だったので、お正月飾りが目を楽しませてくれました。
よく見ると、干支のうさぎがあちこちにいてかわいい♪
庭園は、中の島を有する大泉水が正面に見えます。
その周りを樹林が取り囲み、紀州和歌の浦の景勝や和歌に詠まれた名勝の景観が八十八境として映し出されています。
あまりに大きな池なので、回遊路のあちこちに救命具の浮き輪が!
散策の際には、足元に気をつけて歩きましょう。
7年の歳月をかけて起伏のある形状が形作られたという六義園。
紀州の藤白坂にちなんで名づけられた「藤代峠」を登っていくと…
富士見山と呼ばれる頂で、素晴らしい眺望を目にすることができます。
江戸時代には、江戸城や大名屋敷の数々、遠くには富士山も見えたとか。
大名様の気分が味わえますね♪
吹上茶屋では、お茶とお菓子をいただきながら一休みできます。
静かな大泉水のほとりで、四季折々の風景が楽しみましょう。
取材時は冬支度が始まっており、吹上茶屋のそばにそびえる老松にも三角形の雪吊りが施されていました。
住所 : 東京都文京区本駒込6-16-3
マップ : Googleマップ
アクセス : 駒込駅から徒歩約7分、千石駅から徒歩約10分
電話番号 : 03-3941-2222
定休日 : 年末年始 (12/29~翌年1/1)
営業時間 : 9:00~17:00(入園は16:30まで)
料金 : 一般300円、65歳以上150円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
公式サイト : 六義園
六義公園は、六義園のすぐ脇にある児童公園です。
ゆったりとしたスペースに大きめの遊具が配置されていて、子どもたちの元気な声が響いています。
背の高い樹が多くて、緑豊かな気持ちの良い公園。
中央の木製アスレチックは3階建てになっていて、階段やボルダリング、はしごや網で登ることができます。
小学生くらいのお子さんが、楽しそうに遊んでいました。
こちらは、高さ低めのアスレチックです。
その他にも、ブランコなどの遊具があります。
自転車置き場が公園内にあるので、気軽に遊びに行けますね♪
住所 : 東京都文京区本駒込6-16-10
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3941-2222
開園時間 :
旧古河庭園は、東京都北区西ケ原にある都立庭園です。
1919年(大正8年)に、古河財閥の古河虎之助男爵の邸宅として建設。
敷地内に、洋館・西洋庭園・日本庭園があり、国指定の名勝として登録されています。
ここは元々、明治時代には外務大臣等を務めた政治家・陸奥宗光の別邸があった場所で、その後、古河財閥の所有になったそうです。
「旧岩崎邸」の洋館などを手掛けていたジョサイア・コンドルが建設を担当。
建物だけでなく、庭園の設計もコンドルが手掛けた…と明記されているのは、旧古河庭園ぐらいだとか。
旧古河庭園は、都内屈指のバラの名所としても有名。
春には約100種200株ものバラが華やかに咲き誇り、洋風庭園と重厚な洋館のコントラストが魅力的です。
バラと紅葉の季節には夜もオープンしていて、ライトアップのイベントなどを行っているそうです。
住所 : 東京都北区西ヶ原1-27-39
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3910-0394
休館日 : 年末・年始(12月29日~翌年1月1日)、その他維持管理のための休館日あり
開館時間 : 9:00~17:00(入園は16:30まで)
入館料 : 一般 150円、65歳以上 70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)
公式サイト : 旧古河庭園 ※洋館(旧古河邸)については別途 こちらのサイト をご参照ください
広く一般の方々に東洋学について興味を持ってもらうことを目的として開設された、東洋文庫ミュージアム。
その歴史は約90年に及び、アジア最大の東洋学センターとして国際的にも世界5指の1つに数えられています。
内部の施設も魅力的ですが、東洋文庫ミュージアムの建物そのものが、スタイリッシュで美しいです。
設計は三菱地所設計が担当し、2013年にグッドデザイン賞を受賞しました。
展示のメインは、何と言っても「モリソン書庫」。
総面積170平方メートルにも及ぶ巨大な本棚に、約24,000点もの書籍が収められています。
この本棚は、その厳かな佇まいから「日本一美しい本棚」とも呼ばれています。
閲覧室は、アジア諸地域の文化・歴史の調査・研究のために、東洋文庫の所蔵資料を閲覧したい人のために開放されています。
じっくり見学してお腹が空いたら、併設のミュージアムレストラン、オリエント・カフェで一休み。
小岩井農場がプロデュースした、オムライスやビーフシチューなどのメニューが楽しめる小岩井ビーフのお店です。
住所 : 東京都文京区本駒込2-28-21
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3942-0280
定休日 :
営業時間 : 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
料金 : 一般 900円、65歳以上 800円、大学生 700円、中・高校生 600円、小学生 無料(但し、中学生以上の要保護者同伴)
公式サイト : 東洋文庫ミュージアム
駒込・富士神社は、東京都文京区本駒込にある神社です。
境内の真ん中に、大きなカヤの御神木があります。
拝殿は、富士山に見立てた富士塚上に。
この富士神社は、江戸時代の富士信仰の拠点の一つであり、地元の人たちからは「お富士さん」と呼ばれて今でも親しまれています。
火消頭の組長などから奉納された町火消の纏(まとい)を彫った石碑が目を惹きます。
江戸時代後期に「江戸八百八講、講中八万人」と言われるほど流行した富士講の中でも、ここは町火消の間で信仰されたそう。
毎年8月には山開きに対応する山じまいの祭礼、「鎮火祭」が行われるそうです。
住所 : 東京都文京区本駒込5-7-20
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03‐3823‐7894
公式サイト : 富士神社
住宅街に突然現れる個性的な建物、これが駒込倉庫です。
ここは「東京のアートシーンに浮かび上がる良質なプロジェクトをすくい上げ、実現の場を提供する実験スペース」として作られたとのこと。
既成の展覧会形式に囚われない企画と、運営方法を模索しているそうです。
展覧会に限らず、パフォーマンス、映像、制作スタジオ、パーティー会場として利用されていますよ。
他にはない個性的なイベントが行われていて、目が離せません。
住所 : 東京都豊島区駒込2-14-2
マップ : Googleマップ
アクセス : JR山手線・東京メトロ南北線 駒込駅下車 徒歩2分
休館日 : 月曜日、火曜日
開館時間 : 13:00〜19:00
料金 : 無料
公式サイト : 駒込倉庫
染井銀座商店街は、駒込駅から徒歩7分ほどの場所にある昔ながらの商店街。
「染井」という名前は、駒込が「ソメイヨシノ」発祥の地であるため付いているそうです。
通りのあちこちに桜のモチーフがあって、一年中お花見気分。
地元の人たちの生活に欠かせない商店街です。
昭和の時代から、変わらぬ風情のお店が軒を連ねています。
電話ボックスの公衆電話も健在です♪
染井銀座商店街から続く形で、しもふり商店街に入っていきます。
この看板のロゴも、レトロでかわいいですね。
住所 : 東京都豊島区駒込6-26-13
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3915-3234
東京染井温泉SAKURAは、細い路地を抜けた先にあるとてもおしゃれな銭湯。
エントランスには情緒溢れる日本庭園が広がり、 都心にいながらまるで京都へ小旅行に来たような気分が味わえます。
ゆったりとしたお風呂の他にも、レストラン、リラクゼーションルーム、整体、エステサロン、ヘアサロン、岩盤浴、談話室など施設が充実しています。
駐車場で、マルシェをやっている日もあります。
新鮮な野菜や、こだわりの食材、雑貨などが手に入りますよ。
住所 : 東京都豊島区駒込5-4-24
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-5907-5566
定休日 : 無休(メンテナンスによる休業あり、要問合せ)
営業時間 : 10:00~23:00(22:30受付終了、最終浴室利用時間 22:50まで)
入館料 : 大人 1,320円、子ども(子どもは3歳〜小学生)770円
公式サイト : 東京染井温泉SAKURA
染井霊園は、東京都豊島区駒込にある都営霊園です。
その名の通り、約100本のソメイヨシノが植えられていて、桜の名所としても有名です。
そして、高村光太郎・智恵子夫妻、安岡 正篤、二葉亭四迷など、文学者を中心に多くの著名人が眠る霊園としても知られ、多くの人たちが訪れています。
住所 : 東京都豊島区駒込5-5-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3918-3502
定休日 : 管理事務所(年末年始 : 12月29日~1月3日)
開所時間 : 管理事務所(8:30~17:30、書類受付は16:30)
公式サイト : 染井霊園
ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」は、日本人がかつて所有していた自然についての感覚、美意識をとりもどしてもらうことを目標に昆虫や植物についての情報提供を行う資料館。
入場料無料で、誰でも楽しむことができます。
昆虫の標本はもちろん質問コーナーなどもあるので、自由研究等に活用できます。
時代を超えて今も科学の世界に問いを投げかけ続ける「虫の詩人」ジャン・アンリ・ファーブル。
この昆虫館の地下には故郷であるサン・レオン村のファーブル生家内部が再現されています。
1階展示室では直筆ノート、また「ファーブル昆虫記」にちなんだ標本などが展示され、ファーブルの世界観が体感できます。
住所 : 東京都文京区千駄木5-46-6
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-5815-6464
休館日 : 土曜日、日曜日
開館時間 : 13:00~17:00
入館料 : 無料
公式サイト : ファーブル昆虫館「虫の詩人の館」
都心にありながら、豊かな緑に囲まれる駒込。
歴史的な建造物や、神社仏閣、また子どもがのびのびと遊べる場所からぶらりとお散歩が楽しいスポットまで魅力が満載です。
行く度に、新たな発見がありそうですね。
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最終更新日 : 2023/02/05
公開日 : 2023/02/05