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みなさんは、「厚木」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか。
シロコロホルモン、東名厚木IC、厚木基地などが出てくるかもしれませんが、この中でも実際には厚木にないものが存在します。
厚木基地(厚木海軍飛行場)のある場所は、同じ県央エリアにありますが、厚木市とは隣接していない綾瀬市および大和市です。
同じようなケースは他にもあり、小田急線の「厚木駅」や繊維メーカーの「アツギ」本社も、厚木ではなくお隣の海老名市に存在します。
まるで神奈川県央エリアの代名詞のような扱いのある「厚木」ですが、現実にこの地域最大の中核都市となっています。
神奈川県のほぼど真ん中に位置する厚木市は、近年「暮らしやすい街」としても人気が急上昇している街です。
第一の理由は、交通アクセスが抜群に良好なこと。
主要駅である小田急線の本厚木駅からは、都心・横浜ともに最短45分で到着することができます。
また、高速道路網も充実しており、東名高速道や圏央道、小田原厚木道路に直結しているため、県内各地や遠方の観光地などへの移動にも便利です。
第二の理由として、生活する住環境に恵まれていることが挙げられます。
都心や横浜市内と比べて地価・物価が安いため、生活費が大幅に抑えられるほか、商業施設が多くて買い物に困らないこと、リフレッシュできる公園が多数存在していること魅力的な要素が盛り沢山。
中でも子育て世代にとって一番嬉しいのが、「子育て支援」が非常に充実している点でしょう。
中学生までの医療費が無料なだけでなく、乳幼児向けの紙おむつ無料支給、若年世代が市内に住宅を購入すれば助成金が交付されるなど、至れり尽くせりです。
厚木市は財政力指数が全国でもトップクラスの豊かな市であり、子育て支援に対する財源が豊富なことも理由のひとつになっています。
第三の理由としては、豊かな自然に囲まれていることです。
一級河川である相模川が市の南北に流れ、丹沢山系の山々が市域にあるため、本格的な登山からハイキング、釣りやキャンプなどのアクティビティを身近に楽しむことができます。
そんな大自然を使用した緑豊かな自然公園も多数設置されており、そのほとんどが無料で開放されているのも嬉しいところです。
また、知名度こそ低いのですが、市内には泉質抜群の本格温泉もあり、秘湯の温泉旅行気分を味わうこともできますよ。
そして第4の理由は、グルメが充実していること。
農業や畜産も盛んな厚木には、この地ならではの美味しい食べ物がたくさんあります。
B級ご当地グルメとして全国的にも知られる「シロコロホルモン」や「とん漬」、相模川の鮎を使った「鮎料理」や「しし鍋」など、厚木グルメは観光客をも魅了します。
また、クラフトビール工場が3社存在し、ここでしか味わえない絶品地ビールも堪能できます。
「暮らしやすい街」厚木は、観光客にとっても「過ごしやすい街」なんです。
意外に思われるかもしれませんが、厚木市内には小田急線小田原線の1本しか鉄道の乗入れがありません。
駅も「本厚木」と「愛甲石田」の2駅しか存在しませんが、ゲートウェイとなる本厚木駅は、ロマンスカーも停車する県央エリア最大の駅となっています。
新宿駅から特急を利用すれば最短43分なので、他の都心主要駅からも1時間圏内、横浜駅からは相鉄線の海老名乗換で最短40分(乗換時間含まず)で到着します。
厚木の玄関口である本厚木駅周辺は、さすが県央エリア最大の都市といった景観です。
駅前は繁華街で、多くのショッピングセンターや飲食店、ホテルなどが立ち並び、大変賑やかです。
しかし駅から少し離れれば、緑が多い牧歌的な景観が広がります。
市内には規模の大きな公園がたくさん存在し、どの公園も個性的な上、ほとんどが入場無料で楽しめるのも魅力的です。
市の郊外に足を運べば、そこには丹沢山系の大自然が広がっています。
森林の中には快適なトレイルロードが整備され、気軽にトレッキングやハイキングを楽しむことができます。
眼下を見渡せる絶景スポットも点在しているので、ぜひ訪れてみましょう。
山歩きを楽しんだ後には、秘湯の名湯が待ってますよ。
それでは、厚木で満喫したいおすすめの観光スポットを、本厚木周辺から取り上げていきます。
お隣の海老名といえば「ビナウォーク」、厚木といったら「ミロード」!
本厚木ミロードは、神奈川県央エリア随一の繁華街・本厚木駅周辺を代表するショッピングモールです。
本厚木駅直結の大型ステーションビルで、北口の「MYLORD1」「MYLORD2」、南口の「南館」および中央館の「MYLORD EAST」で構成されています。
一般的にミロードといったら、ショッピングモールやレストラン街のある「MYLORD1」「MYLORD2」を指すことがほとんど。
共に7階から地下1階までが商業施設で、4階部分の連絡通路(スカイロード)で繋がっています。
本厚木ミロードに出店している店舗は、全部合わせて約175店にも及びます。
衣類や家電、雑貨などの大手量販店のほか、100円ショップや書店など、あらゆるジャンルの店舗が出店しており、ここだけで殆どの買い物を済ますことができることも魅力です。
ショッピング以外にも、レストラン街やライフスタイル関連の店舗も充実しています。
のんびりと各階を周りながら散策してみるだけでも楽しいです。
かつては県央エリアで最大級のショッピングモールとして知られていましたが、最近では海老名駅の「ビナウォーク」や「ららぽーと」にすっかりお株を奪われてしまった感じがします。
市外では、あまり話題に上ることも少なくなってしまいました。
それでも厚木市民の間では、根強い人気がある存在であることに間違いありません。
連絡通路(スカイロード)の壁に、厚木市の自慢を詠ったかるたが掲示してありました。
厚木の玄関口・本厚木のシンボルとして、いかに市民に愛されているかわかりますね。
住所 : 神奈川県厚木市泉町1-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 046-230-3111(代表)
定休日 : 不定休(店舗により異なる)
営業時間 :
公式サイト : 本厚木
相模川を挟んで、厚木市とお隣の海老名市を繋いでいる「あゆみ橋」。
三層に繋がるアーチ状のシルエットが魅力的な橋であり、特にライトアップされる夜の景観は抜群の美観を誇り、デートスポットとしても根強い人気があります。
海老名を代表する観光名所として知られていますが、対岸の厚木市民の間でも身近に愛される存在です。
厚木の夏の風物詩である「あつぎ鮎まつり」花火大会の会場にもなっており、開催中は多くの市民で賑わいます。
本厚木駅から海老名方向に歩いて10分程度で到着します。
元々は「もぐり橋」といわれる簡易の沈下橋だった「相模小橋」に代わって、現在のあゆみ橋が完成したのは平成8年(1996年)。
すぐ隣にある「相模大橋」とともに厚木・海老名間の重要な交通路となっていますが、あゆみ橋は大型車の通行は禁止され、小型車のみが通行可能な橋となっています。
また、歩行者用通路は上流方面の片側のみしかありません。
橋の途中には半円状の展望スペースが設けられ、眼下の相模川や大山など丹沢山系の山々の眺望を楽しむことができます。
「相模大橋」は県央地域における交通の大動脈で、昭和30年(1955年)に開通しました。
こちらは大型車両も通行可能のため、日常的に交通量が多い橋です。
あゆみ橋と違って大した特徴もない橋ですが、夜間は欄干部分が青くライトアップされ、あゆみ橋とのコントラストが抜群の美観を誇ります。
ご当地バンド「いきものがかり」のヒット曲「SAKURA」の歌詞にも登場するので、ファンの方には馴染みがあるかもしれませんね。
本厚木駅から相模大橋を渡って、対岸の海老名市方面に向かいます。
小田急線の鉄橋を望む、相模川下流側の眺望も素晴らしいです。
海老名市側に到着して、右手に少し進むと、小田急線・JR相模線の「厚木駅」の駅舎が見えてきます。
海老名にあるのに「厚木駅」を名乗る所以として、開業した当時(大正15年)の海老名には何もなかったため、対岸にある大きな街・厚木の名前を借用したからだとか。
相模大橋に隣接する「あゆみ橋」を通って、厚木市内に戻ります。
大山をバックにしたアーチ型のシルエットには惚れ惚れしますね。
橋の上から見上げるアーチの姿は圧巻!
もちろん眼下にある相模川上流側の景観も最高です。
厚木市と海老名市を繋ぐ橋だけあって、こんな横断幕がありました。
厚木の「あゆコロちゃん」と海老名の「えび~にゃ」という、両市のゆるキャラ同士が共演しています。
あゆみ橋の下にある相模川の河川敷、通称「あゆみ橋河川敷」の正式名称は「相模川三川合流地点河川敷」。
厚木市内を流れる相模川・中津川・小鮎川が同時に合流している地点です。
こちらでは川遊びが間近で楽しめるほか、BBQやディキャンプなどのアクティビティを満喫することができます。
厚木の中心地からすぐの場所で、アウトドア体験が楽しめるなんて素敵ですね。
「夢未市(ゆめみいち)」は、JAあつぎが運営する大型の農産物直売所です。
農業が盛んな厚木で生産された旬の野菜・果物のほか、食肉や手作りの加工品、花や農作物の苗などをリーズナブルな価格で提供しています。
ここでしか味わえない地場産農作物を使ったオリジナルジェラートも販売されており、あまりの人気のため週末などには入場制限がかかることもあるそうです。
常時1,000アイテム以上の商品を取り揃えているので、地元の特産品のほとんどが手に入るといっても過言ではないほど。
厚木のお土産購入に迷ったら、ぜひ立ち寄ってみたいおすすめのお店です。
筆者が訪れたのは土曜日の正午頃。
すでに駐車場は満車に近い状態で、店内は多くの来客で混雑していました。
農産物直売所というよりも、地元に密着した「道の駅」のような感覚で、近所の人が気軽に買い物を楽しむお店といった印象を受けます。
全国各地から取り揃えた物産も扱っていますが、地場産の野菜・果物をはじめ、特産である豚の「とん漬」やホルモン、地元の銘酒など「メイド・イン・アツギ」商品が圧倒的です。
スーパーマーケットなどではほとんど見かけることがない珍しい地場野菜が販売されていたので、筆者もお土産に購入しました。
屋外にある園芸コーナーでは、色彩々の花や野菜の苗、ミカンやロウバイなどの苗木が販売されていました。
地元生産者の方が育てて出店したものがほとんどです。
見て回るだけで楽しい気分になってきます。
人気のオリジナルジェラート「ゆめみちゃんアイス(300円~)」は、ここでしか味わえない逸品!
地元産農作物を使用したオリジナルフレーバーから、定番の味まで多数揃っています。
主原料であるミルクも、神奈川県産の牛乳を使用している「神奈川なでしこブランド」の認定商品です。
その場で味わうだけでなく、お土産のカップアイスも販売されていますよ。
筆者は他ではあまりみかけることのない「くるみ」を注文してみました。
濃厚かつクリーミーな食感で、かといって甘すぎず、ナッツの味わいが充分に楽しめる絶品の味でした。
住所 : 神奈川県厚木市温水255
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 046-290-0141
定休日 :
営業時間 : 9:30~17:00(ジェラートコーナー 10:00~16:00)
公式サイト : JAあつぎ(夢未市)
厚木市中部の荻野地区には、道路を挟んで2つの魅力的な公園が隣接しています。
「荻野運動公園」は、その名前のとおり運動施設が充実した公園ですが、子供向け遊具や薬草園など、スポーツ以外でも楽しめる設備が豊富にあります。
一方、「あつぎこどもの森公園」は、大自然の中に大型遊具が複数設置され、丸一日滞在しても飽きない素敵な公園です。
本厚木駅からバスで30分の場所に位置していますが、どちらも無料で利用することができます。
時間があれば、ぜひとも両方の公園を訪れてみたいものです。
厚木市で開催される多くのイベントの会場としても利用され、厚木市民の間でも愛着の深い公園です。
約16ヘクタールを有する敷地内には、本格的な陸上競技場やプール、テニスコートなどの運動施設のほか、広大な野草園や芝生広場、花原や遊具広場などが設置されています。
スポーツを楽しむ目的以外に、自然散策や家族連れでのお出かけなど、誰で楽しむことができる充実した内容となっています。
入場料だけでなく、駐車場も無料で開放されているので、時間を気にすることなくのんびりと滞在できる点も嬉しいところです。
体育館と陸上競技場の間にある通路が「中央広場」。
屋外のイベント会場として利用されることも多く、筆者が訪れた時にもアウトドア関連のイベントが催され、多くの出店で賑わっていました。
陸上競技場は、全天候型トラックと芝生フィールド、ナイター設備や観客席を備えた本格的仕様です。
日本陸上競技連盟に「第2種陸上競技場」として認定され、多くの大会が行われるほか、厚木市民体育祭やあつぎマラソンなどのイベント会場としても利用されています。
競技場の外周にはジョキングコースが設けられ、ランニングを楽しんでいる人も大勢見受けられました。
広大な芝生が広がる「多目的広場」です。
天気が良い日にはテントを張るなどして、のんびりと一日を過ごすことができます。
運動公園らしく、広場内には1周200mのサブトラックや健康器具なども設置されており、トレーニングを楽しむにも効果的です。
多目的広場を見下ろす丘の斜面には「野草園」が設置されています。
約34,000㎡の広大な敷地内には、200種・80,000株あまりの野草が植樹され、季節の花々を愛でながら森林浴を楽しめます。
入場無料で利用できますが、春から秋にかけてのみ開放され、冬期(12~2月)は閉園するので注意が必要です。
子供たちに大人気なのが、高低差20m、全長60mのロング滑り台!
野草園の花畑から多目的広場までを一挙に滑走します。
素材はローラータイプではなく超高分子量ポリエチレンを使用しているため、お尻も痛くならず滑り心地も抜群とのことです。
ロング滑り台のほかにも、子供向けの楽しい遊具施設がたくさん設置されています。
多目的広場の奥にある、砦のような「遊具コーナー」には、ターザンロープやゴンドラ、吊り橋などユニークな大型遊具が満載です。
この公園だけでも充分楽しめますが、すぐ隣にある「こどもの森公園」にも、子供たちが喜ぶ仕掛けがたっぷり用意されていますよ。
住所 : 神奈川県厚木市中荻野1500
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 046-225-2900(管理事務所)
定休日 : 年中無休
営業時間 : 8:00~21:00(各運動施設は個別に設定)
料金 : 無料
荻野運動公園から道路を挟んで真向かいにある「あつぎこどもの森公園」は、丹沢の自然をたっぷり満喫できる里山公園です。
平成28年(2016年)に開園したばかりの新しい公園ですが、その圧倒的なスケールで、子供たちだけでなく大人も楽しめる満足度が高い公園となっています。
総面積約8ヘクタールの広大な敷地内には、日本最大級の超ロング滑り台や、動物の動きを体感できる遊具など、他にはないユニークな大型遊具が点在しており、公園全体がまるで巨大なアスレチック施設の様相!
地上10mの高さに設置された全長745mの「空中回廊」も設置され、貴重な動植物が残る里山の景観をたっぷりと観察できるのも魅力です。
これだけの素晴らしい設備が整っていながら、入場料・駐車場料金が無料で利用できるのも嬉しいですね。
こどもの森公園は、荻野運動公園から一車線の道路を挟んですぐの場所にあります。
専用駐車場も完備されていますが、運動公園から移動する場合は敢えて出庫せずに、運動公園の駐車場に停めたままにした方がいいかもしれません。
あつぎこどもの森公園は、人工的な都市公園の「荻野運動公園」とは装いが異なる、大自然の中の里山公園です。
サルなどの野生動物が棲息しており、園内で遭遇することもあるそうです。
広い敷地内の外周には散策路も設置されていますが、中心部をぐるっと一周する「空中回廊」を利用して散策するのが一番おすすめです。
園内の主要スポットには、この空中回廊経由で辿りつくことができます。
こちらが空中回廊の通路です。
アドベンチャー気分満載で、地上10mの高さから眺める眺望は圧巻!
高い木のてっぺんにも手が届きそうですね。
森に生息する貴重な鳥類や昆虫などが間近に観察できますが、時にはサルの群れが出没することもあるため注意が必要です。
眼下の道がこんなに小さく見えるほどの高さ!
スリリングな体験ですね。
園内に設置されている遊具はそれほど多くはありませんが、この公園らしいダイナミックでユニークなものが揃っています。
荻野運動公園のロング滑り台(60m)を遥かに超える全長106mの超ロング滑り台や、森に棲む動物の動きを疑似体験できるアスレチックなど、他にはない個性派ばかりです。
こちらの「リスの道」は、リスが木の上を走り抜ける疑似体験が楽しめる遊具。
直径1mほどの細長いトンネルを、ネットを伝いながら登っていきます。
「くぬぎの丘」は、ひときわ高い場所に位置する、見晴らし抜群の広場です。
開放的な原っぱが広がり、ここから大山や厚木市内の景観を一望できます。
晴れた日には快適なピクニックを楽しみたいものですね。
住所 : 神奈川県厚木市中荻野916−2
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 046-210-3433(管理事務所)
定休日 : なし(臨時休業の場合あり)
営業時間 : 9:00~17:00 ※10月~3月は16:00閉園
料金 : 無料
厚木市内には、大型遊具などを整備した大型都市公園が多数存在しますが、こちらも家族連れにぴったりの充実した大型公園です。
「ぼうさいの丘」という変ったネーミングは、防災機能を備えている公園という意味があり、災害時には2万人以上の避難民収容が可能とのこと。
事実、園内には飲料水を確保するための耐震性貯水槽や、物資器材を保管するための備蓄倉庫、ヘリポートや非常用のトイレなどが設置されています。
そのため、厚木市の広域避難場所にも指定されていますが、普段はそんな実感が沸いてこない楽しい公園です。
元々は隣接する東京農業大学が所有する土地だったそうですが、平成10年(1998年)に厚木市に売却返還されたことに伴い開園しました。
総面積9.4ヘクタールに及ぶ広大な敷地内には、ユニークな大型コンビネーション遊具や小動物園、じゃぶじゃぶ池など、子供たちが喜ぶ遊戯施設がたっぷり。
バードウォッチングが楽しめる「野鳥の池」や、野草を観察しながらの散策が楽しめる「野草の回廊」など大人向けの設備も充実しています。
また、サクラの名所としても知られ、お花見シーズンには多くの見学客で賑わう公園でもあります。
この「ぼうさいの丘公園」も入場無料で開放され、約350台収容の駐車場も無料で利用することができますよ。
ぼうさいの丘公園は、厚木市の中心部からそれほど離れていない温水地区にあります。
先ほどご紹介した「夢未市」にも近く、徒歩でも10分程度です。
約350台収容可能な無料駐車場は、公園周囲に8か所も点在しているので、停められないという心配はほとんどありません。
筆者は大学がある東口から入場することにしました。
最初に到着したのは「野鳥の池」。
池は思ったより小さめですが、周りを木々に囲まれており、野鳥が集まってきそうな環境を再現しています。
残念ながら、この日は野鳥たちと出会うことはありませんでした。
「野鳥の池」に飛来する鳥たちを紹介した案内板がありました。
タイミングが合えば、キジやカワセミなどの珍しい野鳥も観察できるそうですよ。
見晴らし抜群の「展望広場」からは、大山や丹沢山系の山々を一望できます。
災害発生時にはヘリポートとして利用されるとのことです。
コンビネーション遊具や滑り台、ターザンロープなどの遊具が充実している「遊びの丘」。
素晴らしい眺望のなかで、思いっきり遊ぶことができます。
広々とした「遊びの池」もまた子供たちに大人気!
他にも、「ふわふわドーム」や小動物園、スケートボード場など、遊び場が豊富に設置されています。
公園の一番高い場所にある「季節の丘」は、周囲を樹木に囲まれた開放感あふれる広場です。
ここは元々古墳跡だったそうで、災害時の避難場所にも指定されています。
丘台に位置しているため、園内のどこからでも厚木市内や丹沢大山の眺望が楽しめるのが魅力!
子供向けの公園ではありますが、大人が気軽にお散歩するのにも最高の公園です。
住所 : 神奈川県厚木市温水783-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 046-225-2410(厚木市公園緑地課)
営業時間 : 9:00~21:00
料金 : 無料
厚木における夜景の穴場絶景スポットとしても知られる「鳶尾山観光展望台」。
厚木市北部、愛川町との市境に近い鳶尾山(235m)の中腹に位置しています。
夜景も素晴らしいのですが、日中の眺めも最高で、厚木市街はもとより横浜や相模湾のパノラマ眺望のほか、条件がよければ東京副都心や房総半島まで一望できるという絶景ぶりです。
鳶尾山山頂までハイキングコースが設定されており、起点の鳶尾団地周辺から展望台まで約20分で到着することができます。
専用駐車場はないので、車で訪れる場合は最寄りのパーキング(天覧台公園のそばにあります)に停めることをおすすめします。
筆者は荻野運動公園の駐車場から20分くらい歩いて向かいましたが、お散歩するにはちょうど良い距離ですよ。
鳶尾山観光展望台は、「本当にこんなところにあるの?」って感じがする住宅街の近くにあります。
団地方面から鳶尾山の方角に向かって住宅街のなかを進んでいくと、「天覧台公園」という小さな公園に到着します。
「鳶尾山ハイキングコース」の看板があり、その先には長くて急な階段が待っています。
213段ある階段は正直いってかなりハードです。
階段を昇り切ったら、森林に囲まれた未舗装のトレイルをひたすら進みます。
足場は決して良好とはいえず、木の根っこなどで足を挫かぬよう注意しながら歩く必要があります。
途中で迷いそうな分かれ道がありますが、木の幹に結ばれたリボン(写真の青いヒモ)を目印に進みましょう。
15分くらい歩くと赤い鳥居が見えてきます。
ここまで到着すれば展望台はもうすぐです。
「鳶尾山金毘羅神社」は、香川県にある金刀比羅宮と同じく大物主を主神として祀る神社。
疫病治癒を祈願して慶安3年(1650年)に創建された、相模・武蔵最古の金毘羅宮です。
現在の鳥居・社殿は、令和元年(2019年)に再建されたばかりなので、とっても綺麗ですね。
神社から5分くらい上り坂を進むと、ようやく観光展望台が姿を現しました。
簡素な造りですが、急な螺旋階段を最上階まで昇っていくと、足がすくむスリル感が味わえます。
この日はあいにく筆者以外誰もいませんでした。
展望フロアは視界360℃のパノラマビュー!
こちらの方角は横浜方面で、厚木市街の向こうには横浜ランドマークタワーが見えます。
こちらからは相模湾と江の島の眺望が楽しめます。
他にも間近に迫る霊峰・大山や丹沢山系のシルエット、東京スカイツリーや新宿副都心など、どの方角からも絶景が拝める穴場スポットです。
日中の景観だけでも素晴らしいのですが、夜景の美しさといったら、さすが名所と言われるだけあって圧巻です。
ただし、日没後にはひとりでは行かないようにしましょう。
街灯が全くない真っ暗な山道のうえ、足場も悪くて、思わぬ事故に遭遇してしまう危険がありますよ。
住所 : 神奈川県厚木市棚沢(鳶尾山)
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 : 24時間開放
注意点 : 夜間は外灯がないので、懐中電灯必携
坂東三十三観音霊場のひとつに数えられ、厚木市内屈指の名刹として知られる高野山真言宗の寺院「長谷寺(ちょうこくじ)」。
厚木市西部の飯山地区にあることから、通称「飯山観音」とも呼ばれています。
縁結びや開運招福にご利益のあるパワースポットとして知られていますが、特筆すべきはそのロケーションの素晴らしさ!
丹沢の大自然に囲まれた「飯山白山森林公園」内に位置し、参拝と一緒にハイキングも楽しめるという贅沢な環境です。
また、飯山観音境内は「かながわの景勝50選」に選ばれており、春のサクラ、夏のアジサイ、秋の紅葉の名所として広く知られ、言葉を失うような絶景に出会える場所でもあります。
飯山観音の歴史は古く、奈良時代の神亀2年(725年)に高僧・行基によって創建され、大同2年(802年)に弘法大師空海が教場したことで伽藍が建立されたと伝わっています。
御本尊は「木造十一面観世音菩薩立像」で、この菩薩立像には行基自らが手彫りで施した胎内仏が納められているそうです。
鎌倉時代中期には坂東三十三観音霊場の第六番札所に選定され、古来から多くの巡礼者で賑わってきました。
樹齢400年以上と伝わる「イヌマキの木」が市指定の天然記念物、「観音堂」が市の有形文化財、鐘楼堂の銅鐘が神奈川県の指定重要文化財になっています。
飯山観音の境内までは、急な石畳の階段が続きます。
まず到着するのが山門である「仁王門」。
江戸時代の宝永6年(1709年)に造立されたと伝えられる2体の金剛力士像は迫力満点です。
仁王門をくぐって後ろを振り向くと、市内の街並みを眺望できるほどの高さに驚かされます。
仁王門の屋根に輝く棟飾りは「シビ」という国内最古の形式で、魚が水面から尻尾を出している様子を表しているそうです。
嘉吉2年(1442年)に造立された銅鐘を備えた「鐘楼堂」は、境内の右側にあります。
こちらからの眺望も抜群です。
境内のほぼ中央に安置されている「常香炉」。
線香(1束100円)をこちらの香炉に供え、その煙を浴びれば心身を清めることができるとされています。
特に体の悪い部分に煙をかけると治癒する効果があるとも言われています。
筆者も旅の安全を祈願してお供えしてきました。
御本尊を祀る観音堂は、18世紀中期に建立されたと伝わります。
こちらで有難い菩薩立像と対面して、お願い事を祈願しましょう。
なお、観音堂の左奥側には、白山山頂に繋がるハイキングコースが設置されています。
参拝を済ませた後には、快適な森林浴も楽しみたいものですね。
住所 : 神奈川県厚木市飯山5605
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 046-241-1635
営業時間 : 8:30~16:30
公式サイト : 飯山観音長谷寺
飯山観音の裏手に聳える白山(標高284m)と、その周辺の里山を整備して造られた森林公園です。
その広さは約33ヘクタールを誇り、先述の飯山観音をはじめ白山神社や金剛寺などの神社・仏閣も敷地内に含まれています。
「神奈川の景勝50選」にも選出されているサクラや秋の紅葉など、四季を通じて絶景を満喫できるスポットとして、地元でも人気が高い公園です。
市街地近くにあるとは思えないほどの原生林に囲まれていますが、園内には複数のハイキングコースやトレイルランニングコースが整備されており、気軽に散策を楽しむことができます。
また、付近には「厚木の奥座敷」として知られる、名湯・飯山温泉もあり、ハイキングの帰りに極上のリフレッシュを満喫できますよ。
飯山白山森林公園の入口ゲートでは、和風情緒たっぷりの朱い橋が出迎えてくれます。
バス停は橋の前あたりに設置されていますが、車で訪問する場合は橋を渡って坂道を進みます。
飯山観音の駐車場(1日500円)のすぐ隣には、令和4年(2022年)にリニューアルされたばかりの「桜の広場」があります。
快適な散策路や子供向け遊具が設置されているほか、ソメイヨシノやヒガンザクラ、アジサイや紅葉などが植栽されて、四季折々の植物鑑賞が楽しめますよ。
なお、毎年多くの行楽客で賑わう「あつぎ飯山桜まつり」のメイン会場としても利用されています。
飯山観音の境内を通って、白山山頂に至るハイキングコースのスタート地点に到着しました。
健脚者向けの険しい「男坂」と、比較的なだらかな「女坂」に分かれます。
男坂は、写真右側にある石段を真っ直ぐ進み、女坂は地蔵の左側に廻ると到着します。
男坂を進めば山頂まで30分程度、女坂なら20分の道程です。
自信のない筆者は、迷わず「女坂」を選択しました。
飯山森林公園内には、サルやシカ(稀にクマ)などの野生動物が暮らしています。
これらの野生動物が侵入しないよう、ハイキングコースの出入口には扉が設置されていますので、通過した後には必ず施錠するようにしましょう。
女坂といっても険しい山道が続きます。
普通のスニーカーでは滑るので、なるべくハイキングシューズやトレッキングシューズに履き替えた方が無難かもしれません。
山道は、山頂に近付くに従って険しさを増します。
ようやく白山山頂(284m)に到着しました。
頂上には小さな展望台が設けられています。
山頂展望台からの眺望は抜群!
晴れた日には、東京の街並みだけでなく、遥か100km以上離れた筑波山まで拝めるそうです。
この絶景を見るためなら、苦労して登ってくる甲斐がありますね。
帰路は白山神社を経由して、もうひとつの山・桜山(280m)の山頂を通過します。
山頂には木製のテーブルセットが1組あるだけで、訪れる人も少ないのですが、こちらも絶景は健在です。
山の中では迷ってしまう心配がありますが、随所に標識が設置されているので安心です。
それでも園内マップは必ず携帯するようにしましょう。
スマートフォンだと圏外になることがあるので、紙のマップを持参することをおすすめします。
トレイル上には、小さな渡り橋が設置されているなど、冒険心をくすぐる仕掛けも満載です。
筆者が訪れたのは真冬の時期だったので、自慢のサクラやモミジは鑑賞することができませんでした。
その代わり、蝋梅(ロウバイ)が見頃を迎えていました。
「桜の広場」すぐ近くにある「ロウバイの丘」には、2種類のロウバイ約1,000本が植樹されています。
花言葉で「奥ゆかしさ」「慈しみ」という意味を持つロウバイは、黄色くて可憐な花です。
ハイキングを満喫したあとには、山麓にある秘湯・飯山温泉で疲れを癒しましょう。
温泉を提供している施設は少ないのですが、こちらの元湯旅館では食事つきで日帰り入浴(11,000円~)が楽しめます。
後述する七沢温泉と共に強アルカリ性の湯質が特徴で、「美肌の湯」として知られています。
住所 : 神奈川県厚木市飯山5601
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 046-240-1220(管理事務所)
料金 : 無料
厚木市最西部の七沢地区には、東丹沢山系の山々に囲まれた雄大な大自然が広がっています。
「七沢森林公園」は、そんな七沢の里山をまるごと整備した広大な森林公園です。
その規模は64.6ヘクタールと、なんと横浜スタジアム24個分に相当する広さ!
神奈川県の県立公園としては、相模原市の津久井湖城山公園(77.7ha)、横須賀市の観音崎公園(70.4ha)に次いで、3番目の規模を誇ります。
1日で園内を全て巡回するには大変ですね。
自然樹林をそのまま利用した園内には、多くの散策路が整備されており、野鳥や四季折々の草花を眺めながらのハイキングやウォーキングが楽しめます。
また、大型遊具を備えたアスレチック広場やBBQ場も設置されているほか、クラフトや陶芸などの体験イベントプログラムも充実しているなど楽しみ方は無限大。
これだけ満足度が高い公園でありながら、基本的に無料で利用できる点も嬉しいところです。
ただし、大自然の中にある公園ということもあり、落石や倒木などの影響を受けやすく、園内に通行止めや利用不可となる箇所が頻繁に発生することは覚悟しなければなりません。
公園へのアクセスは、中央口に近い「七沢温泉入口」バス停か、車を利用する場合には「中央口駐車場」を利用するのが一般的とされていますが、敷地がとっても広いので、訪問する目的に沿って選んだ方が無難です。
例えば、アクレチックやBBQ場を利用したい場合には「森の里」方面のバス停の方が近いですし、複数設置されている駐車場も「第2駐車場」などより近い場所に停めた方か良いでしょう。
全部で4か所設置されている駐車場は、4~11月の土日祝のみ有料(普通車1日530円)ですが、それ以外のシーズンは無料、北口駐車場は年間を通じて無料で利用できます。
筆者は中央口方面から公園に向かいました。
まず目の前に登場するのは、七沢森林公園のシンボルである「森のかけはし」です。
長さ75.5m、高さ18mのアーチ橋は、間近に眺めると迫力満点!
夜間にはライトアップで彩られる、公園で一番のフォトスポットです。
この橋の上からは雄大な丹沢山系の山々を眺望できますよ。
管理事務所そばにある「せせらぎ広場」です。
その名前のとおり、自然石の石組みを配したせせらぎが再現され、和風情緒溢れる素敵な庭園となっています。
随所に写真撮影用のスタンドが設置されているのも粋な計らいですね。
落石や倒木の影響で複数のコースが通行止めになっていたので、迂回しながら山道を歩きます。
こちらの森は「森林セラピー」の基地にも認定されており、森林浴効果で心身に好影響があると医学的にも認められているそうです。
散策路のひとつ・「尾根のさんぽ道」はかなりハードな山道が続きます。
足元にはくれぐれも注意してください。
途中にあった「もみじ展望台」からは、厚木市内のほか、みなとみらい地区や江の島などの素晴らしい絶景を楽しめますよ。
手前がピクニック広場、その奥にある小屋があるところがBBQ場です。
見晴らしの良い開放的な空間ですね。
大きな遊具が多数設置されている「アスレチック広場」です。
中央口から一番離れた場所にありますが、公園の「森の里」ゲートのすぐ近くにあります。
地元らしい家族連れの人たちで賑わっていました。
公園内には他にも「森のアトリエ」や「さくらの園」、沢のさんぽ道などの見どころがいっぱいあるようでしたが、広すぎるうえ、入場できないエリアもあったりして、1日では辿り着くことができませんでした。
神奈川県立七沢森林公園は、訪れる度に新たな発見に出会えそうなスポットでした。
住所 : 神奈川県厚木市七沢901-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 046-247-9870(管理事務所)
料金 : 無料
七沢森林公園のさらに奥地、東丹沢の山中に佇む秘湯の温泉郷です。
「七沢温泉」「広沢寺温泉」「かぶと湯温泉」という3つの異なった温泉の総称で、いずれも源泉の湧く本格的な温泉が楽しめます。
温泉郷としても規模は小さく、一番大きな七沢温泉でも6軒、広沢寺温泉・かぶと湯温泉はそれぞれ1軒のみしかありません。
全てが温泉旅館となっていますが、どの旅館も日帰り入浴に対応しているので、宿泊しなくても気軽に湯あみを体験することができます。
江戸幕末から昭和初期にかけて創業した老舗旅館が多く、昔懐かしいノスタルジックな佇まいが魅力的です。
七沢温泉郷の歴史は古く、七沢温泉は江戸時代、広沢寺温泉とかぶと湯温泉は大正から昭和の頃に発見されました。
いずれもpH値が9以上の強アルカリ単純泉で、源泉の触感はとろみが強く、湯がぬるぬるしているのが特徴です。
保湿効果の高いメタ珪酸を多く含んでいるので、肌に優しい「美肌の湯」としても知られています。
こんな源泉をかけ流しで楽しめる旅館が多いのも嬉しいところですね。
七沢温泉郷への旅は、まず一番規模のある七沢温泉からスタートしましょう。
江戸幕末の頃より湯治場として知られた七沢温泉は、「日本の名湯100選」に数えられる名湯です。
神奈川県では当温泉と湯河原温泉のみが選出されているとのことなので、その泉質の良さがわかりますね。
温泉街としての華やかさはありませんが、場末のひなびた雰囲気がどこか旅情を誘います。
全部で6か所の温泉旅館が営業していますが、上の写真は平成になってから創業した人気旅館の「七沢荘」です。
「福元館」は、江戸幕末の安政3年(1853年)に創業した老舗旅館。
代表作『蟹工船』で知られるプロレタリア作家・小林多喜二が逗留していたこともあるそうです。
共に明治時代創業の「元湯玉川館(左側)」と「中屋旅館(正面)」。
外観は和風情緒たっぷりで、老舗の風格が感じられます。
街中は全体的に閑散としていましたが、それでも宿を使用している複数のグループを見かけました。
続いて「広沢寺温泉」は、七沢温泉から車で5分(徒歩で20分)の場所に位置しています。
東丹沢ハイキングコースの出発点にもなっており、湯治客だけでなくハイカーも多数訪れるところです。
名前の由来は、温泉のすぐ近くにある「広沢寺」という寺から命名されています。
昭和初期に開湯した広沢寺温泉は、一軒宿の温泉旅館・「玉翠楼」が唯一提供しています。
当旅館の敷地内、大沢川沿いの地下100mから湧出する強アルカリ天然の源泉です。
透明で滑らかな肌触りから「美人の湯」、または「子宝の湯」とも形容され、美容のほか、疲労回復やストレス解消など様々な効能が認められるとのこと。
ランチや日帰り入浴(大人税込 1,000円)にも対応しています。
「かぶと湯温泉」も、七沢温泉から車で5分(徒歩で20分)程度で到着します。
車で訪問する場合、温泉の入口までは狭い道となり、対向車とのすれ違いができないので注意が必要です。
この温泉が開湯したのは関東大震災が起きた大正12年(1923年)のこと。
震災により、兜型の岩が崩れたことによって発見されたという奇跡的な経緯があり、温泉名もこのエピソードに由来しています。
七沢温泉郷の中でも秘湯中の秘湯と言えます。
かぶと湯温泉もまた、一軒宿の温泉旅館・「山水楼」のみが提供しています。
強アルカリが特徴の七沢温泉郷のなかでも特にアルカリ度が高く、美肌効果や疲労回復のほか、怪我や皮膚病にも優れた効能が認められるとか。
山水楼では、この源泉を100%かけ流しで提供しており、日帰り入浴(大人税込 1,100円)にも対応しています。
住所 : 神奈川県厚木市七沢
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 : 各旅館により異なる
料金 : 日帰り入浴(1,000~1,100円)
首都圏から近い厚木市は、豊かな自然と住環境が共存した魅力的な街です。
丹沢の自然を活かした大きな公園や、悠久の相模川を満喫できるスポット、賑やかでどこか懐かしさを感じる繁華街など、充実した観光プランが楽しめます。
また、観光だけでなく、グルメや温泉まで楽しめるといったら、気軽に訪問できる小旅行には最適の場所と言えるでしょう。
厚木の周辺には、大山や宮ケ瀬など、県内有数の人気観光地も控えており、厚木からのアクセスも良好です。
そんな厚木にぜひ足を運んでみませんか?
最終更新日 : 2023/02/14
公開日 : 2023/02/14