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おすすめテント2:snow peak(スノーピーク)「トルテュ Lite」(4人用)
さあ、テントを買おう、と決心したあなたにまずしてほしいこと。
それは、「キャンプサイトをイメージする」ということ。
キャンプをするとき、何人ぐらいで行くのか、どういった場所にテントを張るのか、どの交通手段で行くのかなどを想像することが大切です。
イメージができたら、以下を読み進めてください。
さて、まずはキャンプ場にテントを張るという目標に向けて、まずは自分の中でどんなキャンプサイトにしたいかイメージを膨らませましょう。
以下に代表的なレイアウトを紹介します。
キャンプサイトにテントのみを設営するタイプです。
タープなどを設置しないため、軽量・省スペースで設営や撤収がとても楽です。
テントとタープを設営するタイプです。
地形や状況に合わせて様々なレイアウトができるため、自由度や開放感は抜群。
タープがあるため、雨などにも対応できますが、張り網やペグの数が多くなるので、子どもの怪我などには気をつけましょう。
寝室であるテントと、家で言うダイニングキッチンにあたる調理・団欒用スペースに分かれたテントを設営する方法です。
テントからタープまでがつながっているため居住性は抜群ですが、長いスペースが必要なので、キャンプサイトに事前に確認することをオススメします。
まずはここから。
テントを張るエリアが区画されているキャンプサイトも多いですが、そうでないキャンプ場もありますし、テントエリアが傾いているキャンプ場もあります。
寝転んだときに不快にならないよう、平らな場所を確保しましょう。
これが意外と重要なポイントとなります。
石や小枝がテントの下に敷くグラウンドシートの中に入りこんだまま、テントを設営しペグダウンしてしまうと、意外と取り出せません。
事前に丁寧に取り除きましょう。
風上に出入り口を持ってきてしまうと、荒天時に雨や風が吹き込んでくることになります。
また、吹き込んだ風でテントが膨らみ、破損や転倒してしまうこともあるので注意したいところ。
子どもが走り回ることも多いキャンプ場。
ロープやペグで転倒してしまう事故も多いです。
できるだけ人の通り道を避けてペグダウンしましょう。
どうしても導線付近にロープを張る必要のあるときは、目立つ色のロープを使うなど工夫しましょう。
難しそう!という印象のテント設営ですが、慣れてしまえばとても簡単に設営することができます。
ここでは、一般的なドームテントの張り方を紹介します。
さて、続いてはテントの撤収です。
丁寧にたたまなければスタッフバッグに入れるのに苦労することもあります。
また、忘れ物には注意してください。
特に多いのがペグを打ったまま忘れてしまうこと。
次の人の安全のためにも、ペグの本数はきちんと管理しておいてくださいね。
撤収の中で余裕があれば、いつもは家に帰ってから行うメンテナンスをここで少しやっておきましょう。
キレイに泥を落として、たたむ前にロープにかけて乾かしてください。
結露や朝露、地面の泥などでテントが汚れていることも多いはずです。
ペグも泥を落とし乾燥させておきましょう。
その他のメンテンスについては次の項目で紹介します。
テントやタープを長持ちさせるために、メンテナンスは不可欠です。
使う度に土や泥を落とし、乾燥させておかないと経年劣化が早まります。
また、カビやサビで大切なテントがすぐダメになってしまうこともあります。
キャンプから帰ったら、まずはフタッフザックからテントやタープを出して、泥や汚れを落としてから風通しの良い場所で日陰干しをしてください。
よく乾燥させましょう。
メンテナンスが終わったらスタッフザックに収納し、風通しの良い場所で収納しましょう。
湿気が多い場所、温度が変わりやすい場所、直射日光が当たる場所に置かないことがテントを長持ちさせるポイントです。
さて、ここまではテントを張る流れについて解説してきました。
ここからは、テントにはどんな種類があるのか、どういった基準でテントを選んでいくかといったポイントを紹介します。
キャンプ用のテントは大きく分けると以下のように分かれます。
テントと聞いて、まずみなさんの頭の中に思い浮かぶのはこちらではないでしょうか。
軽量さと収納時のコンパクト性が特徴で、テントの中では最も主流と言えるモデルです。
ただ、このタイプのテントだけでは直射日光や雨風を凌ぐ場所が少ないのが難点です。
別でタープを張るか、前室が大きいテントを選ぶのがいいでしょう。
入門モデルからハイエンドモデルまで価格帯も幅広く、サイズもファミリー向けから1〜2人用のものまで、各社たくさんのラインナップを展開しています。
「1.テントサイトのレイアウト」を考えよう、でも紹介したスタイルです。
ドーム型テントにスクリーンタープを追加して設営します。
キャンプをこれから始める!という方は、最初はドーム型テントを購入して、慣れてきたらスクリーンタープを追加で購入するのも良いかもしれませんね。
ドームテントの前室を伸ばし、リビングスペースを延長したのがツールームテントです。
各メーカーの定義は様々ですが、先ほど紹介したドームテント+スクリーンタープのような2部屋が一体型になっているものが多いです。
テントとタープを別々で購入するよりもコストパフォーマンスに優れ、また設営や撤収が一気に行えてしまうという特徴があります。
ワンポールテント(ティピー)とは、中央を1本のポールで支えるテントのことを言います。
もともとネイティブ・アメリカンが移動型住居として使用していたんだとか。
おしゃれでフォトジェニックな外観、居住空間の広さから人気のタイプです。
何本かのフレームでテントを支えるテントとは違い、生地と一本のポールでできたテントですから、設営には少しコツが必要です。
しっかりと練習してからキャンプに臨みましょう。
最後に少し変わり種テントをご紹介します。
ポップアップテントは円盤のように折りたたまれた本体を広げると一気にテントになります。
ワンタッチテントはフレームが傘のようになっているといったものです。
百聞は一見にしかず。動画でご覧ください。
とても簡単に設営できることがおわかりでしょうか?
レジャー用から本格的に泊まれるタイプまで、様々な種類があります。
テントにはさまざまなサイズがあります。
1〜2人用から、大学の山岳部が団体で使うような20人用のテントなど、とても幅広くラインナップされています。
サイズ選びの際、覚えておいていただきたいのは「メーカーによって収容人数の基準はさまざま」ということです。
極端な例ですと、メーカーが3人用と謳っていても実際は大人2人でちょうどのサイズだった、などという話も聞いたことがあります。
メーカーの表記を鵜呑みにせず、面積やネットの評判を調べてみるのが大切です。
それでも不安であれば、ショップに行って実際に設営してもらうのも良いと思います。
テントのフライシートには、水に対してどれだけ抵抗力があるか、という数値である耐水圧というものがあります。
耐水圧が高いほど水を通さず、低ければ大雨などの際に水が漏れてしまう、というものです。
では、耐水圧が高ければ高いほどいいか、というとそうではありません。
耐水圧が高すぎてしまうと内部にたまった蒸気が逃げられず、結露としてテント内の蒸れにつながるからです。
一般的には耐水圧1,500m〜2,000mmのフライシートを選ぶといいと言われています。
感覚的な数値になりますが、一般的な目安として500mmで小雨、1,000mmで普通の雨、1,500mmで強い雨、とされていることが根拠です。
以下に紹介するような主要アウトドアブランドのテントは、どれもこの耐水圧1,500m〜2,000mmの基準をクリアしていますが、ネットショップなどには耐水圧が極端に低かったり高かったりするテントもあるので気をつけてくださいね。
ここからはいよいよ、オススメのテントを紹介します!
はじめに紹介するのは、国産メーカーの中でも圧倒的なネームバリューを誇るsnow peakから「アメニティドーム」です。
アメニティドームの特徴は、細部まで考え抜かれた品質の高さにあります。
風の流れに対し計算しつくされたフォルムは、空気抵抗を受けづらい設計です。
また、テントのフレームには軽量で剛性の高いジュラルミンを使用し強度を確保。
さらに一般的なテントより交差点が多い仕様となっており、耐久性も確保されています。
生地は耐水圧1,800mmに設定されています。
前室も広く、荷物などを置くスペースとしても使うこともできます。
なお、フレームとテントのアジャスト部分が色で視認しやすくされており、初心者でも組み立てやすい設計で、非の打ち所がありません。
他ブランドのテントに比べてエントリーモデルのテントとしては少し高いと感じられるかもしれませんが、それでも品質の高さから考えると抜群のコストパフォーマンスを誇る一品です。
店頭ではテント設営講習会が開催されたり、工場に万全の修理体制が確保されていたりするなど、手厚いサポートは国産ブランドならではでしょう。
同じモデルで3人用の「アメニティドームS」もあります。
先ほど紹介したsnow peakの「アメニティドームM」と並ぶ初心者用ファミリーテント2大巨頭といえばこちらColeman(コールマン)の「タフワイドドーム4/300」。
その特徴は、何と言ってもその居住性。
アメニティドームに比べこんもりとしたシルエットをしており、天井高が185cm(アメニティドームは150cm)。
背の高い方でもストレスを感じません。
雨風への耐久性は大丈夫?という声が聞こえてきそうですが、そこもしっかり考えられています。
フライシートには、耐水圧2,000mmの素材を使用。
これはsnow peakのフライシートよりも厚い生地になります。
気流を利用した「サークルベンチレーション」機能も搭載。
内部の熱気を丈夫のベンチレーションから排出できる設計のため、テント内に熱気がこもることはありません。
登山をされている方などにとってはおなじみ「アライテント」。
ブランドのキャッチコピーは「ヒマラヤからウラヤマまで」。
品質の高さが伺えますよね。
この「ベーシックドーム4」はその堅牢な設計がポイント。
厳冬期の冬山登山から、ファミリーキャンプまであらゆるシチュエーションで使えるというのですから、その安心感は計り知れません。
ジュラルミンで作られたフレームや、全ての縫製部分に防水のためのシームテープが施されているあたりはさすがというところでしょうか。
登山にも使えるので、登山が趣味の方、これから登山に挑戦してみたい方はこちらがおすすめです。
フライシートは別売りとなっているので注意してください。
その高いデザイン性とコストパフォーマンスで話題のWholeEarth(ホールアース)からエントリーモデル「DURA W ROOM+」をご紹介します。
ナチュラルなデザインが特徴です。
「ウッドアイテムと合わせたらどうなるかな・・・」などとテントのインテリアと合わせて想像するのも楽しいですね。
フレームのジョイントを差し込むだけで組み立てられる設営のしやすさや、外側からのプライバシーを考えられたメッシュ窓などがあり、機能性も兼ね揃えています。
人と変わったテントがほしい、という方はアメリカ発のブランドNEMO(ニーモ)のワゴントップ4Pはいかがでしょうか。
特徴はその独特でダイナミックなデザインもさることながら快適な居住性。
各面には大型の開閉可能なメッシュベンチレーションがあり、四季を通して快適です。
高さは198cmあり、前室も約1.5畳と広いのでストレスなく過ごせます。
複雑そうな設計に見えて設営は簡単。初心者でも扱いやすいテントと言えるでしょう。
オーソドックスな形のツールームテント。
このテントの特徴は、何と言っても1面がテントに接続、3面がキャノピー(テント入り口に設けられたひさし)になっているというもの。
スクリーンテント内部だけでなくキャノピーも利用すれば、より大人数で楽しむことができますね。
テントと前面のスクリーンタープを同時に組み立ててしまうような設営方法のため、設営も簡単。
公式サイトには組み立て動画もUPされています。
シェルタータイプのツールームテントです。
丈夫で空気抵抗を計算しつくされたフォルムはsnow peakならでは。
寝室とリビングを兼ねそなえたツールームテントですが、寝室であるインナールームを取り外してリビングを広く使う、といった使い方もできます。
また、このモデルはよりハイスペックな「トルテュ Pro」もあります。
本体の色のほか、メッシュパネルがより多くなり、本体生地にシールド加工されているという違いです。
こだわりがありお財布に余裕のある方はこちらを選択してもいいかもしれません。
同じsnow peak(スノーピーク)から比較されることの多い「ランドロック」をご紹介します。
さきほどの「トルテュ」と比較されることも多いですが、その最も大きな違いは居住性と機動性。
ランドロックのほうが大きく6人用となっており、インナーテントの高さも190cmありとても快適です。
対するトルテュはコンパクトな分収納サイズも小さく、濡れて乾かしたりする際もスペースをとりません。
キャンプスタイルに合わせどちらを選ぶか選択されてはいかがでしょうか。
そのキャッチーなフォルムで人気の「カマボコテント」。
あまりの人気に入荷次第即完売が続いており、運良く在庫を見つけられたあなたはすぐにでも購入を決断する必要があるかも。
現在後継となる「カマボコテント2」が登場も、あまりの人気ぶりに抽選販売となっています。
機能性も優れています。
テント内が暑くなりやすい夏は側面に取り付けられた大きな窓が翼のように展開して通気性を確保できます。
窓にはモスキートネットが貼張られており、蚊の心配もありません。
また、冬キャンプでの寒さ対策として、フライシート下部にはスカートがついています。
ここではブラックを紹介していますが、もっともポピュラーなのはナチュラルなベージュです。
組み立てが簡単で居住性に優れたトンネル型ドームテント。
別売りのタープを接続して拡張することができたり、フライシートのみで独立してスクリーンタープとして利用できたりといった、応用が効くのもうれしい仕様ですね。
ワンポールテントで最初に紹介させていただくのはCAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)から「ヘキサゴン300UV」です。
とにかくモノポールテントが欲しい!というあなたにオススメのテント。
特徴は何と言ってもそのコストパフォーマンス。
他テントと見比べていただければわかるかと思いますが、モノポールテントは全体的に、ドームテントなどと比べると高額設定になっています。
そのなかで30,000円という価格は魅力ではないでしょうか。
耐水圧は2,000mm、ベンチレーションを装備しているなど、性能には申し分ありません。
その姿をキャンプ場でちらほら目にするようになったのは数年前。
ここ最近ではキャンプ場で見ない日はない、というほどポピュラーになった北欧のアウトドアブランドNordisk(ノルディスク)。
特徴は、ひと目見てわかるシンプルでスタイリッシュなデザインと、コットン素材で作られていることです。
コットン製なので火に強く、テント内でストーブや薪ストーブを使うことができます。
グランピング、インスタ映え、そんな言葉とともにアウトドアシーンの表舞台にたったのも納得です。
キャンプ場での存在感は半端ではありません。
ただ、難点を上げるならば、逆にそのおしゃれさが仇となるのですが・・・コットンで作られているということ。
コットンは綿なので、水を吸収します。
耐水圧は驚きの「350mm」。
そうとはいえ、コットンには水を吸収すると膨れるという特性があるため、少々の雨では水が漏れてくるということはありません。
ただ、水に弱いのは事実ですので、初心者の方は雨での使用は避けたほうが無難かもしれません。
同じくNordisk(ノルディスク)からのご紹介です。
こちらは先ほどのアルフェイムとのデザイン違いで、モンゴルのゲル(パオ)のような形で人気のモデルです。
入り口が前に突き出しているため、アルフェイムに比べて雨が入り口から吹き込みにくくなっています。
ちなみに、アルフェイムにも共通しますが、12.6というのは、広さが12.6平方メートルということ、すなわち約7畳程度の広さになります。
「circus300」 続いては、アウトドアショップ「WILD-1」からオリジナルブランド「tent-Mark DESIGN」をご紹介します。
こちらのブランドは国産メーカーならではの製品に対する工夫やこだわりで注目されています。
ワンポールテントのデメリットである「地面部分立ち上がりがデッドスペースになる」「前室がないため雨の日の出入りの際に水が入ってくる」などといった問題が解消されています。
その他にも、グラウンドシートに土間スペースが設けられていたり、日本のテントサイトに最適な3m×3mサイズで設計されていたりと工夫が満載。
もちろん素材も耐水圧1,500と雨にも強いです。
モノポールテントの中でも優等生的な存在と言えるでしょう。
新潟発、創業30年を誇る国産老舗アウトドアブランドUNIFLAME(ユニフレーム)。
同ブランドのテントの特徴は、前室がないというモノポールテントの問題を解消したということです。
雨の日にも濡れずに出入りが可能ですね。
また、別商品である「REVOタープ」との親和性がとても高いのもポイント。
セットで一気に揃えるのも良いかもしれません。
「ポップアップテント」を広めたといっても過言ではない「Quechua(ケシュア)」。
その名の通り広げて2秒で自立するので、それをペグダウンするだけ。1分ほどで設営が完了します。
ただ、フライシートとテントが一体化したシングルウォール仕様のため、秋〜春のキャンプではテント内の結露に悩まされてしまうかもしれません。
ワンタッチシステムのテントにして5人まで収容可能、耐水圧1,500mmのフライシート装備、キャノピーがあり日陰が作れる、と本格的なテントの仕様。
ただ、強風には弱いので、強風の際はしっかりとペグダウンするのをおすすめします。
キャンプの要である「テント」について、設営方法からおすすめテントまで見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
経験から言うと、テントが悪いと寒さや不安で夜眠れないことも。
自分にとって良いテントを使うことはそのままキャンプの満足度に直結します。
キャンプに行って雄大な大自然を楽しむには、しっかりとした「住まい」であるテントが不可欠です。
ここで学んだ知識をテント選びに活かし、みなさまのアウトドアライフが一層充実すればとても嬉しいです!
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最終更新日 : 2023/04/14
公開日 : 2018/02/07