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4. セブンティアイランド(Seventy Islands)
太平洋に浮かぶ楽園・パラオは、海が美しいビーチリゾート地として、近年急速に人気が高まっています。
また、ダイビング好きの人には、一度は行ってみたい憧れのダイビングスポットとして有名な場所です。
しかし、具体的にどの辺にあるのかわからない、またどんな国なのかわからないという人も多いと思います。
そこでまず、パラオがどのような国なのか解説します。
パラオ共和国(Republic of Palau: Beluu ęr a Belau)は、1994年に独立したばかりの新しい国です。
ミクロネシアに属する国ですが、どちらかといえばフィリピンやインドネシアなど東南アジアに近い場所に位置しています。
非常に小さな島も含めると400あまりの島嶼から成り立っていますが、ほとんどが無人島で、人が住んでいる島は10島くらいしかありません。
人口は2万人程度で、うち先住民のパラオ人が7割程度、日系人の割合も高く25%にも及ぶとの統計もあります。
現在の首都はマルキョク(Melekeok)ですが、旧首都・コロール(Koror)が最大の都市で、全人口の過半数がこの街に居住しています。
パラオの公用語はマレー・ポリネシア語系のパラオ語で、国土の7割で使用されています。
米国の旧信託統治領だった影響で英語も公用語として普及し、また移民や出稼ぎ労働者の言語としてタガログ語や中国語も話されています。
詳細は後述しますが、日本語も普及しており、一部地域では日本語が公用語のひとつに数えられています。
パラオを理解するうえで、この国の歴史を知っておく必要があります。
日本との深い関わりがわかってくるはずです。
4000年も前から人が住んでいたと考えられるパラオは、16世紀の大航海時代にヨーロッパ人によって発見されました。
はじめにスペイン、その後ドイツの支配を受けることになります。
第一次大戦が勃発すると、連合国側に参戦した日本はパラオを占領、戦後処理によって日本の委託統治領になりました。
日本の統治下は26年間に及びましたが、この期間に学校や病院、道路など各種インフラストラクチャーが整備され、パラオの近代化が行われています。
しかし、第2次世界大戦で日本は敗北し、パラオも激戦地となります。
日本の撤退後は米国の信託統治領となり、1994年の独立を迎えることになりました。
そのため、パラオには土着の文化のほか、この国を統治した4か国の文化が混在しています。
パラオは世界でも有数の親日国と言われています。
パラオの大統領が日本復帰を熱望したというエピソードまで残っています。
この国の親日ぶりは、どんなところにあるのでしょうか。
まずパラオの国旗は日の丸とそっくりですよね。
真ん中の黄色い丸は月、周りの青は太平洋の海をイメージしています。
丸が少し中央からずれているのは、日本に配慮したからとも言われています。
もちろん、政府の公式見解では「日の丸を真似した」とは言っておりませんが、日本人にとって親近感が湧きますね。
同じ有色人種として、世界の大国にのし上がった日本への憧れもありますが、最大の理由は日本統治下の善政にあります。
それまでパラオを支配してきたスペインやドイツは、パラオ人に利益となるようなことをしてきませんでした。
ところが、日本統治時代になるとインフラを整備し、教育に力を入れました。
日本人と現地人の差別はなく、この統治期間に未曽有の経済発展を遂げたことは台湾にも似ています。
第2次世界大戦中にパラオは激戦地となりましたが、当時の駐留陸軍は現地人を安全な場所に避難させ、戦渦に巻き込むことを避けました。
そのため、現地人での戦死者が発生しなかったとも言われています。
こうした事実は日本では知られていませんが、パラオでは崇敬の対象として長く語り継がれています。
パラオ語は本来、マレー・ポリネシア系の言語であり、日本語と親戚関係にある言葉ではありません。
ところが現在のパラオ語は、単語の25%以上が日本語から借用されているユニークな言語です。
例えば、元気を出して(Genki dasite)、弁当(Bento)、気がつく(Kigatsku)、じゃんけん(Ziangkempo)などがあります。
こんな面白い単語もたくさん存在します。
ハンガー(Emonkake)、インスタントラーメン(Sapporo Ichibang)、ブラジャー(Tsitsibando)、知らん顔(Sirangkao)など、面白いですね。
日系人も多いのですが、現地のパラオの人も日本語由来の名前を付ける傾向もあります。
「タロウ」や「ヨシコ」、「カズエ」さんなどの名前のほか、「ジンジャ」さん何て名前の人もいるようです。
日本統治下を経験した人は日本語が流暢に話せますし、南部のアンガウル州では、日本語が公用語のひとつとなっています。
日本からパラオまでのフライトは、成田空港から直行便(現在はチャーター便のみ)が運行されており、所要時間は4時間30分です。
他にグアムやソウルを経由する乗継便が運行されていますが、7〜8時間かかります。
30日以内の観光目的の訪問であれば、ビザの取得は不要です。
消費税はありませんが、宿泊に伴うホテル税(料金の12%)と、出国時に環境税($30)が徴収されます。
また、ダイビングや釣りを行う場合や、特定の地域への観光には別途有料の許可証を取得する必要があります。
なお、パラオの通貨は米ドルです。
パラオは平均気温が28℃の熱帯性気候です。
雨の少ない乾季(日本では冬)が狙い目ですが、旅行代金が高めになります。
雨季の始まる5月初旬ごろもおすすめです。
また、パラオと日本との間には時差がないのも嬉しいところです。
パラオは、美しい海に囲まれたトロピカルリゾート地です。
特色のある海域やビーチ、島が多いことも魅力的。
しかし、パラオの観光スポットは海だけではありません。
見ておきたい場所がたくさん存在します。
首都マルキョクを有するバベルダオブ島は、パラオ全土の7割を占める同国最大の島です。
パラオ本島と呼ばれる島ですが、島の大部分がジャングルに覆われており、手つかずの自然が残されています。
日本統治下の遺構や神秘の滝、謎の遺跡など見どころも豊富にあります。
ビーチが有名なパラオですが、内陸部にも素晴らしい観光スポットが存在します。
ガラスマオの滝はパラオ最大の滝であり、バベルダオブ島の最高峰・ゲルチェレチュース山(標高242m)の近くにあります。
落差30m、幅37mの瀑布で、水の威力はそれほど強くなく、水のカーテンのような雰囲気が漂います。
滝に打たれて水遊びを楽しんだり、滝の裏側まで近づくことも可能です。
滝の入口から40分位のトレッキングコースとなりますが、途中日本軍のトロッコ廃線跡あり、吊り橋あり、沢登りありと冒険気分を楽しめます。
名称 : Ngradmau Waterfall
住所 : Ngradmau Waterfall,Babeldaob,palau
マップ: Googleマップ
アクセス : コロールから車で1時間
バベルダオブ島最北端・アルコロン州に存在するミステリアスな遺跡です。
海沿いにある草原地帯に、玄武石の巨大な石柱が50基ほど並んでいますが、いったい誰がいつ造ったのか詳細はわかりません。
唯一わかっていることは、この石はパラオでは産出されていないことです。
石柱には人の顔をかたどったような「ストーンフェイス」はいくつも存在し、ますます謎だらけ。
この遺跡から見下ろす珊瑚礁の海は絶景です。
名称 : Stone Monoliths
住所 : Babeldaob,Ngarchelong
マップ: Googleマップ
アクセス : パラオ国際空港から約25分
バベルダオブ島の南西に位置するコロール島は、旧首都コロールを有し、パラオの中で最も栄えている島です。
パラオ観光の拠点となる島であり、ショッピングやお土産探しをたっぷりと楽しむことができます。
バベルダオブ島のほか、マラカル島、アラカベサン島など周辺の島と橋で繋がっています。
日本とパラオの親密な関係を最も象徴している建造物です。
コロール島とバベルダオブ島の間を412.3mで繋いでいます。
車でも徒歩でも渡ることができ、美しい海と爽やかな潮風を感じながらの通行は快適です。
元々は1977年に韓国が橋を建設(KB橋)していましたが、1994年に崩落してしまいました。
その後、2002年に日本政府のODA(政府開発援助)によって無償で再建されました。
橋のたもとの記念碑には友好の象徴として日本とパラオの旗が描かれており、日本人には嬉しいスポットです。
名称 : Japan-Palau Friendship Bridge
住所 : コロール島-バベルダオブ島間
マップ: Googleマップ
アクセス : パラオ国際空港から車で約7分
「ベラウ」とは、パラオ語でパラオを指します。
この博物館は、まだパラオが独立する前の1955年に設立されたミクロネシアで最も古い博物館です。
現在は新館が建てられていますが、旧舘は日本統治時代に気象観測所庁舎だった建物です。
ゆっくり見学しても2時間程度で見てまわれるこじんまりした博物館ですが、パラオの歴史がぎっしりと詰まっています。
特に日本統治下の写真や資料などの展示物は、日本人観光客にとっては興味深いところです。
パラオに代々伝わる伝統建築物・バイも再現されていてこちらも必見です。
名称 : Belau National Museum
住所 : P.O. Box 666, Koror, 96940
マップ: Googleマップ
アクセス : WCTCショッピングセンターから徒歩約10分
電話番号 : +680-488-2265
定休日 : 祝日
営業時間 : 平日9:00-17:00 土曜日10:00-17:00 日曜日13:00-17:00
料金 : 大人10$ 小人5$
コロール市内から車で10分程度走ると、橋で繋がっているマラカル島があります。
そのマラカル島からボートで10分程度の場所に、野生のイルカが生息している湾・ドルフィン・ベイが存在しています。
世界最大規模のイルカ専用天然プールで、直接イルカと触れ合える楽しい施設が設置されています。
ドルフィン・ベイで、イルカたちにたっぷり癒してもらいましょう。
水族館のイルカショーでは満足できない人も、ここではきっと満ち足りた気分になるはず!
「ドルフィンズ・パシフィック」は、誰もが楽しめる環境教育をコンセプトとしたレジャー施設です。
専属のトレーナーのもと、イルカと一緒に泳げる各種プログラムが用意されています。
初心者用にライフジャケットを着用して泳ぐ「ドルフィンシンフォニー」や、イルカと一緒にダイビングできる「ドルフィン・ダイビング」などプログラムも盛りだくさん。
一日トレーナー体験や、ヨガ・ピラティスなんて珍しいコースもあります。
透き通った海を泳ぎながら、野生のイルカと触れ合えるとは贅沢なスポットです。
名称 : Dolphins Pacific
住所 : P.O.Box 10044 Koror,96940
マップ: Googleマップ
アクセス :
コロール市内から専用バスで10分
受付センターからボートで約10分
電話番号 : +680-488-8582
料金 : プログラムにより異なる
公式URL : Dolphins Pacific
コロール島から南部にあるペリリュー島にかけて、大小400近くの島々が存在しています。
多くは無人島であり、通称「ロックアイランド」と呼ばれています。
マッシュルーム状の緑の島々や紺碧の海が織りなす自然美が特徴で、マリンレイクとよばれる内海の汽水湖は抜群の透明度を誇ります。
多種多様な生態系が残り、2012年に「ロックアイランド群と南ラグーン」としてユネスコ世界遺産されました。
セブンティアイランドは、ロックアイランドのシンボル的な存在です。
可愛らしいマッシュルーム型の小島が群集していますが、セブンティ(70)ほどはなく、実際には40くらいの島々で構成されています。
タイマイなどウミガメの産卵地であり、希少な生物が生息している場所として、野生動物保護区に指定されているエリアとなっています。
そのため、人の上陸はもちろんのこと船舶で近づくこともできません。
ヘリコプターに乗って、上空からその絶景を鑑賞することになります。
名称 : Seventy Islands
住所 : Seventy Islands,Rock Islands
マップ: Googleマップ
アクセス : コロール市内などからヘリコプターを利用
注意点 :自然保護区のため立ち入り禁止
ウルクターブル島は、面積19.09km2とロックアイランド最大の島です。
かつては集落があったと伝えられていますが、現在は周辺の島々を含めて無人島になっています。
ロックアイランドで唯一マングローブが群生しているマリンレイクがあり、マングローブ林の中をカヤックで楽しむことができます。
この島一番の観光スポットである「ミルキーウェイ」も見逃せません。
ミルキーウェイとは英語で「天の川」のこと。
パラオでは、この島にある独特の色をした入り江を指します。
パラオの海は世界有数の透明度を誇りますが、この入り江の海は他と異なり、神秘的な乳白色が特徴です。
長い時間をかけて海に溶け込んだ石灰岩が泥になり海底に溜まって、この独特の景観を生み出しています。
この泥には美白効果、保湿効果があると言われ、全身泥パックになるのが人気となっています。
名称 : Milky Way
住所 : Ngeruktabel island
アクセス:コロール市内から船で約40分
マップ: Googleマップ
オモカン島は、ロックアイランドの中心部に近い無人島です。
ダイビングやシュノーケリングの絶好スポットとして、ダイバーには知られた存在です。
通称「2ドッグビーチ」と言われるように、島の南北に2か所の美しいビーチがあり、それぞれ趣が異なる景観を楽しむことができます。
特に南にあるビーチは「ロングビーチ」の名前で、大人気の観光スポットです。
オモカン島のロングビーチは、引き潮の時にしか現れない幻のビーチです。
潮の満ち引きは、日によって時間帯も度合も異なるため、タイミングが合わなければ出現しません。
抜群のタイミングに恵まれれば、約800mの白砂が続く透明のビーチを楽しむことができます。
その絶景に感動して泣きだす人もいるほどの美しさです。
名称 : Long Beach
住所 : Omekang island
マップ: Googleマップ
アクセス : コロール市内から高速艇で約45分
マカラカル島も絶景スポットの宝庫・ロックアイランドの島々の中で必ず立ち寄りたい島です。
19㎢の島には、10個以上のマリンレイクが存在しており、シュノーケリングの絶好スポットとなっています。
特に「ジェリーフィッシュレイク」は、ここでしか体験できないアクティビティを満喫できます。
ジェリーフィッシュとは、クラゲのことです。
このマリンレイクには、多い時で数百万匹ものクラゲが生息しています。
クラゲがいっぱい住んでいる海で泳ぐなんで考えられないと思われるかもしれません。
しかし心配ご無用、ここに住んでいるクラゲたちは、触手が退化して毒をほとんど持っていないので刺される心配はありません。
タコクラゲの仲間・ゴールデンジェリーフィッシュという種類で、見た目もとても可愛らしいです。
大きさも様々なゴールデンジェリーフィッシュに囲まれた光景はとても幻想的です。
ジェリーフィッシュレイクでのシュノーケリング体験は、パラオ観光の貴重な思い出となること間違いありません。
名称 : Jellyfish Lake
住所 : Mecherchar island
マップ: Googleマップ
アクセス : コロール市内から高速艇で30分
注意事項:入場には許可証が必要
カープ島はロックアイランド南部に位置するプライベートアイランドです。
面積は1㎢、星型の島は豊かな森林と純白の砂浜に囲まれています。
のんびりと時が流れ、南国の優雅なリゾートを楽しむには最適な島です。
また、この周辺の海域は世界でも有数のダイビングスポットとして知られています。
名称 : Carp island(Ngercheu)
住所 : Ngercheu,Peleliu
マップ: Googleマップ
アクセス : コロール市内から高速艇で1時間
ロックアイランド南部に位置するガムリス島は、観光客が比較的少ない穴場スポットです。
青く透き通った遠浅の海と、細かい粒の白い砂浜が特徴のリゾート地で、極上のバカンスを期待できます。
この島の周囲は、パラオの中でも特に透明度が高く、住んでいる海洋生物も豊富です。
世界でも屈指のダイビングスポットが集結しています。
ガムリス島の北西部に位置する海域がブルーコーナーです。
この海域は、外洋の潮流が直接当たる場所のため透明度が高く、600種類以上の魚を目撃することができます。
南国のトロピカルフィッシュを一度に見られる世界屈指のダイビングスポットで、ダイバーなら一度は訪れたい垂涎のエリアです。
ナポレオンフィッシュやサメ、ギンガメアジ、バラクーダやウミガメなど大型水生生物が間近に現れる光景は迫力満点で、その大パノラマに魅了されます。
今までの世界観が変わってしまうかもしれません。
名称 : Blue corner
住所 : ガムリス島沖
マップ: Googleマップ
アクセス : コロール市内から船で1時間
ジャーマンチャネルは、ガリムス島の東に位置している内海と外海を繋いでいる水路です。
ドイツ統治時代に築かれた人工の水路である頃から、この名前で呼ばれています。
この海域最大の魅力は、パラオで唯一マンタ(オニイトマキエイ)のウォッチングが楽しめることにあります。
ジャーマンチャネルの水深20m付近にマンタのクリーニングステーションが存在します。
この場所で、マンタたちがホンソメワケベラやチョウチョウウオに体を掃除してもらうために集まってくるのです。
その光景や、マンタが餌を食べるシーンを観察することができます。
マンタ以外にも魚が多く生息し、サメやギンガメアジ、バラクーダの大群に遭遇できるかもしれません。
名称 : German Channel
住所 : ガムリス島東方海域
マップ: Googleマップ
アクセス : コロール市内からボートで50分
南部のペリリュー島は、パラオを構成する主要島のひとつです。
この島にもパラオきっての美しいビーチが広がっており、南国のバカンスを満喫できます。
今や穏やかな南国ムードが漂っている島ですが、この地は太平洋戦争の激戦地として知られています。
戦跡が島の至るところに残されており、ほかの島にはない歴史の重さを体験できる島です。
2015年には上皇陛下ご夫妻が同島を訪問されています。
太平洋戦争末期の1944年9〜11月にかけて、このペリリュー島で日米両国の激戦が繰り広げられました。
両国間で膨大な犠牲者が発生したのですが、予めの強制避難により、現地の人には死者・負傷者は出なかったと言われています。
「ペリリュー平和記念公園」は、1985年に戦死者を悼んで日本の厚生労働省が建設した公園です。
ペリリュー島最南端・オムルウム岬に位置しています。
周囲には砲弾の残骸が残っており、当時の状況が生々しく感じられます。
平和記念碑には日本の方角に向けた矢印が設置されていますが、これは英霊が迷わないようにとの配慮からです。
水洗トイレも完備したな公園で、今や緑の多いの憩いの場所として現地の人からも愛されています。
名称 : Peleliu Peace Memorial Park
住所 : Peleliu island
マップ: Googleマップ
アクセス : コロール市内から高速艇で90分
ミクロネシアの楽園・パラオがとっても身近に感じられたはずです。
とびきり美しい海だけでなく、日本と特別な結びつきのあるパラオで極上のバカンスを楽しんでください。
最終更新日 : 2022/09/05
公開日 : 2019/06/18