top > 東アジア・中国・台湾 > 日本 > 大分
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
アフリカンサファリとは、昭和51年に大分県宇佐市安心院町南畑に開園した日本最大級のサファリパークです。
およそ70種、1300頭の動物 が飼育されています。
アフリカンサファリでは野生動物がなるべく自然に近い形で暮らせるように生態環境を再現し、本来持つ生態を活かせるように工夫しています。
約150平方メートルの園内を生かし、山岳、草原、岩場、林間、水辺、砂場という環境を組み合わせています。
動物たちが野生で暮らす環境に近い状態を再現することにより、のびのびと仲間と遊んだり、食事をしたりする姿を観察できるようになっているのです。
通常の動物園では見ることのできない、ありのままのダイナミックな動物たちを観察できる点が「九州自然動物公園アフリカンサファリ」の最大の魅力と言えるでしょう。
まずは九州自然動物公園アフリカンサファリに行くためのアクセス情報をご紹介します。
「JR別府駅」まで行き、JR別府駅から「亀の井バス」の「別府駅西口⇔サファリ線」に乗車します。
JR別府駅からバスで約50分です。
各方面から「別府北浜バスセンター/別府駅前」行きに乗車します。
福岡からの場合は別府・大分「とよのくに号」に乗車してください。
バスを降りた後、「JR別府駅」まで行き、JR別府駅から「亀の井バス」の「別府駅西口⇔サファリ線」に乗車します。
JR別府駅からバスで約50分です。
アフリカンサファリの最寄りのインターチェンジは以下の通りです。
1500台収容できる、広い駐車場が完備されています。
アフリカンサファリに入園前後にチェックしておきたいものをご紹介します。
セブンチケット、ローソンチケットを使った場合、またクレジットカードで精算した場合は大人200円、小人100円引きとなります。
ジャングルバスに乗車すると、ライオンやゾウに直接エサを与える体験しながら観察が可能です。
毎日運航しており、雨の日でも決行することはありません。
平日は20~30分毎、土日祝日は10分~15分毎に運行されています。
ジャングルバスの料金
※ジャングルバスは2020年5月現在運休となっております。
園内をガイドしてくれるDVDやガイドをレンタルしています。
動物たちと同じ目線で観察することができ、マイカーでの観察がより楽しくなるのでおすすめです。
DVD・タブレットレンタルの料金
車いすは無料、ベビーカーは300円で貸出しています。
数には限りがあるため注意してください。
アフリカンサファリに入園したら、まずは「園内ガイド」をゲットしましょう。
園内ガイドには園内のマップは展示されている動物や、園内の楽しみ方が案内されています。
アフリカンサファリの動物ゾーンでチェックすべきポイントをご紹介します。
今回は筆者の息子(4才)も連れて遊びに行きました。
動物ゾーンを巡る場合、自家用車でまわるよりも、ジャングルバスに乗る方がおすすめです。(所要時間は50分程度)
大人(高校生以上)1,100円、小人(4歳~中学生)900円 の別途料金がかかりますが、それでも十分に価値があると思います。
※ジャングルバスは2020年5月現在運休となっています。
ジャングルバスの中は大きな窓で覆われており、広い視野で園内が見渡せるようになっています。
この窓のすぐ目の前に動物たちが現れるので、大迫力です。
ジャングルバスでは一人ひとりにエサが与えられます。
各動物によって与えて良いエサが決まっており、ガイドさんが案内してくれます。
間違ったエサを与えないように気を付けてくださいね。
ジャングルバスが最初に入るのは「クマ・山岳動物セクション」です。
山岳地帯を再現した岩肌を駆け上がったり、岩かげでゆっくり過ごす動物の姿を観察することができます。
中に入ると、ムフロンシープというウシ科の動物の群に出会いました。
結構小柄な動物なんですが、これもウシの仲間なんですね。
ジャングルバスは停車し、集まってきたムフロンシープへのエサやりの時間となります。
エサははさみのような形をした器具を使って直接与えます。
器具が長いので、子どもでも怖がらずに楽しみながら与えることができました。
ある程度ふれあいが終わると、ジャングルバスはゆっくり進んでいきます。
次はアメリカクロクマのエリアです。
道を歩く自然なクマを間近に見ると、動物園にはない緊迫感がありました。
視線がエサにロックオン。
バクッと食べてくれました。
息子も間近で見る大きなクマに圧倒された様子。
クマを見つけた時には「クマだ!」と騒いでいましたが、エサをあげるときには黙ってしまいました。
バスが動き出すと、ちょっぴり寂しい。
またね、クマさん。
クマ・山岳動物セクションを抜けると、次はライオンセクションです。
ライオンが見えてきました。
すごい、たくさんいる…!
こんなに間近でライオンを見たことがないので、大人でも興奮しちゃいます。
ライオンにエサをあげてみましょう。
エサを顔に向けると、大きな口を開けてくれました。
こうやって見ると、ちょっとかわいいかも。
まさかライオンにかわいいと思える日が来るとは思いませんでした。
息子も怖がりつつも、なんとか直接ライオンにエサをあげることができました。
「子どもの目の前にライオンがいる」という事実がちょっと生理的に受け入れるのに時間がかかり、親である僕も何だかハラハラして複雑な気持ちに。
安全に、かつ気軽に子供がライオンにエサをあげる体験ができるジャングルバス…。 すごい。
バスは進み、草食動物セクションに入りました。
ライオンセクションとは壁で仕切りがあり、ジャングルバスが来た時だけ扉が開くようになっています。
バスはすぐに「ファロージカ」というシカの群れに囲まれました。
エサを求めて見つめる瞳がかわいいです。
ライオンですっかり慣れた息子は、ファロージカへ楽しそうにエサをあげていました。
すっかり動物に声掛けしながらエサをあげられるようになっています。
バスではファロージカの角が見学用に回されて盛り上がりました。
鹿の角は、近くで見ると大きくてびっくり。
息子も鹿の角を手に笑顔。
「おっき~!」と喜んでいました。
ファロージカゾーンを越え、ジャングルバスはアメリカバイソンの群れに到着。
アメリカバイソンって、頭をぶつけ合ってケンカしているイメージがあります。
そのイメージ通り、頭をぶつけ合っていたので驚きました。
ガイドさんによると、これはじゃれ合って遊んでいるだけとのことです。
こんな姿が見られるのはアフリカンサファリならではですね。
近づくと大きくてびっくり。
体長は2.7m、体重は1.35tあるとのこと。
近付いて気付いたのですが、そもそも「アメリカバイソン」って普通の動物園でもあまりお目にかからないですよね。
そんなことを考えながら、アメリカバイソンの群れをよく見ると、一頭だけシマウマがいることに気付きました。
ガイドさんが言うには、 このシマウマは「自分のことをアメリカバイソンだと思っている」とのことでした。
「えっ、そんなことあるの!?」とバス内は爆笑。
あまりにも自然にアメリカバイソンの中に混じっているシマウマ。
鏡を見せたらどんな反応をするのかなあ…。
草食動物セクションにはアジアゾウもいます。
もちろん、直接エサを与えることが可能です。
他にも間近でアミメキリンやシロサイなど、大きな動物を間近で見られます。
ライオンセクションの後、草食動物セクションと聞いて「癒し系かな」と思っていたんですが、意外と大迫力でかなり楽しめました。
トラセクションでは「ベンガルトラ」を見ることができます。
インド・アジア全般に生息しているトラです。
トラはライオンとは違い、群れではなく個体で生活するという特性があるそうです。
確かにライオンとは違って、それぞれで好きなように行動していました。
ライオンと同じ狩りをする肉食動物なのに、暮らし方に違いがあるんですね。
ハイエナにも単独でセクションが用意されています。
ハイエナは動物の死骸を漁ったり、他の動物がつかまえた獲物を横取りするような意地悪なイメージが強いですが、実は優秀なハンターとのこと。
アフリカンサファリにいるのは「ブチハイエナ」という種類です。
足が速く体力もあり、自ら捕えた獲物を多く食べるそうです。
また、顎の力が非常に強く、動物の骨を噛み砕くほどのパワーがあるとのことでした。
「チーターはどこかな…」と探していると…。
なんと、チーターから近付いてきてくれました。
そのままバスと一緒に横を歩いてくれました。 サービスがいい。
ちなみにチーターは九州の動物園ではここしかいないのだそう。
なお、こちらのチーターセクションですが、同じセクション内にシマウマもいます。
「グラントシマウマ」という種類のシマウマです。
肉食動物であるチーターと草食動物であるシマウマが共存していることを不思議に思うかもしれませんが、チーターはライオンやトラとは違い、基本的に自分より大きな体の動物を襲うことがないそうです。
このような動物の特徴を体感しながら観察できるのが、アフリカンサファリの良いところですね。
最後はレイヨウセクションです。
「レイヨウ」とは、ウシ科に属して四肢の細長い種類を指します。
こちらはブラックバックという、ウシの仲間です。
その他にも、シロオリックス、ローンアンテロープ、エランドなどの動物達の観察が可能です。
レイヨウセクションにいた動物の中で、もっとも迫力があったのはフタコブラクダ。
ラクダもこんなに間近で見たのは初めてです。
体長は220~350cm、体重が300~650kgあるとのことで、かなり迫力がありました。
エサを与えると2頭で激しく取り合うので、息子と一緒に2頭同時に与えることにしました。
別れ際にはバスと一緒に歩いてくれて、大きなコブをじっくり観察できました。
バスと一緒に歩いてくれて、サービスがいいのかと思いきや、閉園前最後のジャングルバスだったので、厩舎への門に向かっているだけでした。
ラクダたちは時間が分かっているようで、最後のバスが来たのを合図にいっせいに門へ向かうようです。
フタコブラクダのみなさん、お疲れ様でした!
アフリカンサファリの「ジャングルバス」に乗ってみて、自家用車で行くよりもバスの方がかなり楽しめると思いました。
大きな動物たちへのエサやり体験は大人でも盛り上がりますし、子どもにとっては貴重な体験になることでしょう。
動物とのふれあいが苦手な方でも、「ジャングルバス」なら動物に手を触れることはないので「意外と大丈夫だった」という声も多いようです。
また、ジャングルバスのガイドさんが動物の案内をしてくれて、そのトーク内容がとっても面白く、勉強になることばかりで楽しめました。
ぜひアフリカンサファリに行くときには、ジャングルバスを利用してみてください。
アフリカンサファリは「ジャングルバス」や自家用車で巡る動物ゾーンだけでなく、さまざまな動物とふれあえるゾーンもあります。
アフリカンサファリにはミニチュアホース、クォーターホースがおり、乗馬体験ができるようになっています。
今回は息子にミニチュアホースの乗馬体験をしてもらうことにしました。
ミニチュアホースは500円で乗馬体験が可能となっています。
ミニチュアホースは、遊園地などでよく見かけるポニーよりもさらに小さな馬で、4歳の息子でも怖がらずに乗れました。
自転車くらいのサイズ感でとても可愛い、思わず口角が上がってしまいました。
最後はミニチュアホースをなでながら「ありがとう」と言ってお別れです。
息子にも貴重な体験をさせてあげられました。
ちなみにミニチュアホースは、100円でエサやり体験もできるようになっています。
ミニチュアホースなら、4歳の子どもでもそのまま手を伸ばせば口に届きます。
小さな子どもでもふれあいが楽しめるのでありがたかったですね。
※乗馬体験はミニチュアホースの体調や天候により、お休みの場合もあります。
カンガルー・ふれあいの森ではアカカンガルーが放し飼いにされており、自由にふれあうことができます。
こちらでもエサを購入すると、エサやり体験が可能です。
息子にもやってもらうことにしました。
中に入ると、アカカンガルーがたくさん。
まるでオーストラリアに来たかのような光景です。
意外と大きくて迫力のあるカンガルーが少し怖いのか、息子は固まってしまいました。
でも、せっかく買ったエサはあげたい…!
息子が一生懸命エサを差し出すと、カンガルーが気づいて寄ってきました。
よし、がんばれ!
しかし、もう一歩というところで「こわい」と逃げてしまいます。
カンガルーは遠くで見ると優しそうでかわいいんですけど、近づくとけっこう迫力あるんですよね…。
大人の筆者でも少し「うっ」と思うところはあるので、息子の身長から見る世界だとけっこう怖いというのも頷けます。
一度は逃げてしまいましたが、もう一度勇気を出して近付くことに。
勇気を振り絞って近付くと…。
バクッ!と食べてくれました。
アカカンガルーは体長が75~160cmと、子どもの身長くらいのサイズはあるため、ちょっと圧倒されるかもしれませんが、とてもおとなしい動物です。
大人でもカンガルーとのふれあいは楽しめると思うので、ぜひ行ってみてください。
九州自然動物公園アフリカンサファリには、ほかにも動物と触れ合えるスポットがたくさん用意されています。
ふれあい牧場では屋内でモルモットが触れるほか…。
屋外でたくさんのウサギと戯れることもできます。
リスザルの森では、頭上や真横を縦横無尽に駆け回るリスザルたちとふれあえます。
ふとエサ売場に目をやると、リスザルたちが虎視眈々とエサを狙ってて笑いました。
こちらでも100円でエサやり体験ができます。
アフリカンサファリにはレストランが6店舗入っています。
おすすめは大型レストランのサルビアです。
カレーやパスタ、定食や丼ものの他、軽食などのメニューが揃っています。
店内は広々としており、開放的な雰囲気の中で食事が楽しめます。
他にも園内にはカレーショップやファストフード、パン工房などのショップが揃っており、食べ物に困ることはないでしょう。
九州自然動物公園アフリカンサファリのお土産を買うのであれば、ショップ「アローザ」がおすすめです。
お土産売り場では、動物のぬいぐるみやジャングルバスのおもちゃなど、さまざまなグッズが取り揃えてあります。
職場をはじめ、大勢の人に配る場合はジャングルバス型のクッキーがおすすめです。
20枚入りが650円で販売されています。
九州自然動物公園アフリカンサファリは、一般的な動物園とはまったく違う体験ができるため、大人から子どもまで楽しめる施設です。
ライオンやクマに直接エサを与えたり、カンガルーとふれ合う経験はなかなかできるものではないので、ぜひ足を運んでみてください。
住所:大分県宇佐市安心院町南畑2-1755-1
マップ: Googleマップ
公式HP: 九州自然動物公園アフリカンサファリ
公開日 : 2020/05/22