top > 東アジア・中国・台湾 > 日本 > 東京
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
「人形町」は、水天宮や甘酒横丁などの魅力的な観光スポットがある、下町らしさが今も残るエリア。
水天宮を中心に、七福神を祀る(たてまつる)八つの神社を大切に保存する土地柄なのが特徴です。
人形町駅を降りるとすぐ近くには、江戸火消しからくり櫓(やぐら)が出迎えてくれ、人形町独特の雰囲気がすぐ伝わってくるでしょう。
街並みを見ながら散策する七福神巡りは、約2時間の散策コースで老若男女問わず人気があります。
また、江戸時代から続く老舗のお店が多いのが特徴で、古き良き日本を随所に感じられるのも魅力の一つ。
たい焼きや人形焼きなどをはじめとしたスイーツ店など、様々な飲食店が立ち並びます。
食べ歩きを楽しむのも人形町観光ならではの醍醐味です。
街はコンパクトなので、半日もあれば十分回ることができますよ。
人形町周辺は、都内にいながら落ち着いた雰囲気なので、ゆっくり観光や散策を楽しみたい人にはぴったり!
週末観光にもおすすめです。
人形町は東京でありながら人がそこまで多くなく、観光しやすい街です。
ここでは、人形町のおすすめ観光スポットを厳選してご紹介します。
「江戸火消しからくり櫓(やぐら)」は、人形町のシンボルモニュメントと言える時計台です。
人形町という地名の由来でもある人形劇が描かれています。
人形町駅A2出口を出て、左の方向に歩くとすぐに見えてきますよ。
この時計台の内部には人形たちが隠されていて、 11時〜19時までの「00分」に約2分間からくり人形たちが踊ります。
タイミングが合えばぜひ見てみてください。
また、反対側にある「江戸火消しからくり櫓」も人形町観光での見どころの一つ。
向かいの通りを歩くと見えてきます。
江戸火消しからくり櫓(やぐら)と同様、11時〜19時の間「00分」になると人形たちが踊ります。
こちらの時計台は、かつて芝居小屋が立ち並ぶ繁華街でもあった人形町を表現しているのだとか。
人形町では欠かせないスポットです。
住所 :東京都中央区日本橋人形町2-6-5
マップ: Googleマップ
アクセス :
東京メトロ日比谷線「人形町」駅A1またはA2出口からすぐ
東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅から徒歩約5分
「甘酒横丁」は、人形町の食べ歩きスポットとして有名な通りです。
長い歴史があり、老舗の名店や甘酒横丁でしか味わえないグルメもありますよ。
そんな甘酒横丁では、たい焼きやがんも、甘酒、アイスクリームなどが味わえるお店が軒を連ねています。
おすすめの店舗は後ほど取り上げますが、魅力的な食べ物がたくさんあって、ついつい目移りしてしまうほど。
食べ歩きはもちろんのこと、どこか懐かしさを感じながらゆったりと街歩きを楽しめるでしょう。
水天宮へのお参りの後などにぜひ訪れてみてください。
なお、毎年3月末には「甘酒横丁 桜まつり」が開催されます。
住所 :東京都中央区日本橋人形町2-4
マップ: Googleマップ
アクセス :
東京メトロ日比谷線「人形町」駅A1出口すぐ
都営浅草線「人形町」駅A3出口から2分
半蔵門線「水天宮前」駅7番出口から2分
都営新宿線「浜町」駅A2出口から2分
定休日 :店舗によって異なる
営業時間 :店舗によって異なる
公式URL : 甘酒横丁
「大観音寺(おおかんのんじ)」は、人形供養で有名な寺院です。
こちらにある「鉄造聖観世音菩薩(ぼさつ)」は、東京都指定有形文化財に指定されています。
階段右下には百度石があり、本堂は階段を上がった2階にあります。
本堂右手には「江戸三十三観音札所第三番」の文字とともに、馬頭観音(ばとうかんのん・めづかんのん)が祀(まつ)られています。
馬頭観音は頭上に馬の頭を乗せているのが特徴で、観音菩薩が変化した「六観音」の一尊だと言われています。
民を煩悩から救ってくれる仏なんだそうです。
さらに、本堂の奥には、御本尊の巨大な鉄の観音様の頭部像が安置されています。
通常は、この頭部像(鉄造菩薩頭)は見られませんが、毎月11日と17日のご縁日の日だけ開帳されます。
また、境内には走りの守護神である 韋駄天尊(いだてんぞん)が祀られているほこらもあります。
ランナーの聖地にもなっており、お参りや盗難防止の神として崇められています。
街中にひっそりと佇んでいて一見目立ちませんが、人形駅から歩いてすぐのところにあり、アクセスも良好です。
住所 :東京都中央区日本橋人形町1-18-9
マップ: Googleマップ
アクセス :
東京メトロ日比谷線「人形町」A1出口駅から徒歩1分
東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅5番出口から徒歩5分
電話番号 :03-3667-7989
定休日 :なし
営業時間 :7:00~17:00
料金 :拝観無料、御朱印300円、御朱印帳1500円
注意点:駐車場はありません
「水天宮」は、安産や子授け、水難除けのご利益があるとして夫婦やカップルに人気のある神社です。
2016年には大規模な改修がなされて、さらに魅力がアップしました。
前までは久留米藩有馬家上屋敷内に祀られていましたが、1872年に今の場所に移りました。
戌の日になると、安産を祈願する妊婦の姿が多く見られます。
水天宮は、元々有馬家の屋敷にあった神社でした。
その神社が、参勤交代の際に有馬家の藩主が江戸でも参拝できるようにするために、福岡県久留米市から分霊したのが現在の水天宮です。
江戸時代には、有馬家以外からの信仰も厚かったため、塀の外から賽銭を投げ入れる人が後を絶たなかったと言われています。
水天宮は水難や除災の神として信仰されていましたが、その当時は水難から逃れたくて漁師が多く参拝していたのだとか。
今の水天宮とは違い、安産祈願のために訪れる神社ではなかった んですね。
水天宮が「安産祈願の神様」として崇められるようになった経緯には諸説あります。
一つは、徳川綱吉から犬を賜ったことが関係しているとの説。
昔から犬は「安産の象徴」と言われていたため、そこから派生したのではないかと言われているそう。
また、御祭神の一人である天御中主神が関係しているという説もあります。
天地創造の神といわれ、「すべてを生み出す」神様として安産祈願へつながったのではないかというものです。
改修された水天宮は、白木を基調とした爽やかな造りになっています。
代々受け継がれてきた錺金具や、彫刻などもしっかり施されているようです。
改修工事によって免震対策も取り入れられるようになり、今の時代に即した社に変わりました。
安産祈願だけでなく、厄除けや交通安全、商売繁盛などを祈願しに来ても良いでしょう。
住所 :東京都中央区日本橋蛎殻町2-4-1
マップ: Googleマップ
アクセス :
東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅(5番出口)より徒歩1分
東京メトロ日比谷線「人形町」駅(A1出口)より徒歩6分
都営地下鉄浅草線「人形町」駅(A3出口)より徒歩8分
都営地下鉄新宿線「浜町」駅(A2出口)より徒歩12分
※東京駅八重洲口からはタクシーで約15分
電話番号 : 03-3666-7195
定休日 :なし
営業時間 :7:00~18:00
料金 :拝観無料、初穂料8,000円
公式URL : 水天宮
「小網神社(こあみじんじゃ)」は、中央区有形文化財に指定されている、日本橋地区で唯一現存する戦前の神社です。
1466年に疫病封じのため造られました。
今の社殿は1929年に竣工され、鎮座550年の年にあたる2016年に社殿神楽殿の銅板をふき替えました。
小網神社で見どころなのが、 社殿に施されている向拝の「昇り龍・降り龍」。
昇り龍・降り龍は、強運厄除の御神徳があるとして崇められています。
参拝者の祈りや願いを受けて神様に伝えるのが「昇り龍」で、神様からの徳(神徳)を参拝者に授けるのが「降り龍」です。
また、社殿に向かって右側にある「養老の滝」の彫刻は、親を思う息子が滝の水を父親にもてなす酒に変えたという逸話をもとに作られています。
さらに、神楽殿は五角形の形になっており、他に見ない珍しい造りで出来ていますよ。
主祭神は倉稲魂神(稲荷大神)で、御祭神の一柱・市杵島比売神(弁財天)は「東京銭洗い弁天」として信仰されています。
境内にある「銭洗いの井」で金銭を清め、財布や小銭入れなどに収めると、金運を授かると言い伝えられているようです。
その他にも福禄寿や健康長寿だけでなく、人徳・福徳・財徳の三徳があり、日本橋七福神の一柱として信仰されています。
人形町駅や水天宮駅のどちらの駅からも近く、アクセス良好なスポットです。
住所 :東京都中央区日本橋小網町16-23
マップ: Googleマップ
アクセス :
東京メトロ日比谷線「人形町」駅A2出口より徒歩5分
都営地下鉄都営浅草線「人形町」駅A5出口より徒歩7分
東京メトロ東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅8出口より徒歩10分
東京メトロ東京メトロ東西線「茅場町」駅10出口より徒歩15分
電話番号 :03-3668-1080
定休日 :なし
営業時間 :9:00~17:00
料金 :参拝無料、初穂料:願い事1件につき5,000円、授与:5,000円~
公式URL : 小綱神社
人形町に来たら合わせて訪れたい、おすすめのグルメスポットをご紹介します。
アイスクリームやたい焼きなどの和スイーツや、惣菜が味わえるお店まで様々なグルメスポットがあります。
食べ歩きできるものは100円台から味わえるものばかりなので、観光の合間にぜひグルメも満喫してください。
「森乃園」は、大正3年創業の老舗の健康ほうじ茶専門店です。
お店のコンセプトは「からだにいいをおいしくする」で、健康に良く、味わい深い自家焙煎ほうじ茶を販売しています。
創業は古く、店内はこじんまりとしているのですがきれいな内装でした。
1階ではお茶やアイスクリームが、2階では甘味処としてほうじ茶を使った和スイーツが販売されています。
1階の販売スペースでは様々な商品が販売されており、1個売りだけでなく、パックで3個入っているお得なものもあります。
2階の甘味処は白を基調とした店内になっており、広々として落ち着いた雰囲気の中スイーツを味わえますよ。
おすすめは、人気商品でもある「ほうじ茶アイスクリーム」380円(税込)。
ほうじ茶の苦味は感じず、口の中で徐々に香り広がっていき、さっぱりとした味わいでした。
1階の販売スペースの横に、ベンチがあるのでそこに座って味わってみてください。
コーンとカップのいずれかを選べるので、お好きな方をどうぞ。
店頭でお茶を買うこともできるので、良さそうなものがあればお土産に良いですね。
オンラインショップもあるので、気に入れば後日ネットでも購入できます。
住所 :東京都中央区日本橋人形町2-4-9
マップ: Googleマップ
アクセス :
東京メトロ日比谷線「人形町」駅A1出口より徒歩30秒
都営浅草線「人形町」駅A3出口より徒歩2分
東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅A7出口より徒歩4分
都営新宿線「浜町」駅A2出口より徒歩5分
電話番号 :03-3667-2666
定休日 :年末年始
営業時間 :
【1階お茶・甘味販売】
平日:10:00~19:00、土日祝:10:00~18:00
【2階甘味処】
平日:13:00~21:00、土日祝:13:00~21:00
公式URL : 森乃園
「柳屋」は、上でご紹介した森乃園のちょうど向かい側にある、創業大正5年のたい焼き屋さんです。
麻布十番の「難波屋総本家」、四谷の「わかば」と並んで『東京三大たいやき』の一つに数えられています。
平日でも行列ができる程の人気店なので、30分待ちは覚悟した方が良いでしょう。
並びたくなければ、開店直後を狙うのがおすすめ。
筆者が行ったのは休日だったためかなり混み合っており、外まで列ができていました。
並んでいる時に、ガラス越しにスタッフさんがそばでたい焼きを作ってる様子を見られます。
焼きたての熱々のたい焼きをその場で味わうことができますよ。
1個~でも購入可能ですが、6個から箱詰めにしてくれるので、お土産にも最適です。
筆者もたい焼きを食べましたが、 表面の皮はパリッとしていて、焼き立てということもあって中のあんこが熱々。
甘さ加減もちょうど良い塩梅で、とても美味しくいただけました。
小腹が空いたときやおやつにもぴったり!
人形町でたい焼きを味わいたいなら、柳屋に行きましょう。
住所 :東京都中央区日本橋人形町2-11-3
マップ: Googleマップ
アクセス :
東京メトロ日比谷線「人形町」駅A1出口より徒歩30秒
都営浅草線「人形町」駅A3出口より徒歩2分
東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅A7出口より徒歩4分
都営新宿線「浜町」駅A2出口より徒歩5分
電話番号 :03-3666-9901
定休日 :日曜日、祝日
営業時間 :12:30~18:00
公式URL : 柳屋
「とうふの双葉」は甘酒横丁内に店を構える、創業明治40年の豆腐店です。
人形町の豆腐・甘酒といえば 「とうふの双葉」といわれるほどの有名店。
店内は1階が売店、2階が食事処となっています。
創業以来、変わらないこだわりの味を守っているのが特徴。
店内には、豆腐や納豆、油揚げなどがズラリと並んでいます。
食べ物だけでなく、甘酒もおいしいのでおすすめ。
紙コップで飲める甘酒は女性でも飲みやすく、甘さ控えめでスッキリした味わいです。
食べ歩きのお供にもぴったりですよ。
甘酒味のソフトクリームもあるので、こちらを試してみても良いですね。
3個入りから買える、豆乳を使った「豆乳ドーナツ」もおすすめです。
甘さが控え目な味わいで、家に持ち帰り、レンジで軽く温めて食べてもおいしいでしょう。
また、店内では豆腐を使ったランチやディナーも楽しめます。
ランチメニューは全品1,000円(税込)で、「揚げ出し豆腐定食」「肉豆腐定食」「焼き厚揚げ定食」などバラエティに富んだ豆腐料理が味わえます。
ランチタイムはご飯おかわりが無料なのも嬉しいところ。
人形町観光で、ガッツリご飯が食べたい時にはぴったりです。
住所 :東京都中央区日本橋人形町2-4-9 人形町双葉ビル 2F・3F
マップ: Googleマップ
アクセス :
東京メトロ日比谷線「人形町」駅A1出口より徒歩30秒
都営浅草線「人形町」駅A3出口より徒歩2分
東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅A7出口より徒歩4分
都営新宿線「浜町」駅A2出口より徒歩5分
電話番号 :03-3666-1028
定休日 :なし
営業時間 :
【月~土】7:00~19:00
【日】10:00~18:00
公式URL : とうふの双葉
「人形町今半 惣菜本店」は創業明治28年の、コロッケやメンチカツ、肉まん、弁当などが販売されている惣菜店です。
人形町以外にも都内や千葉、埼玉にも店舗を構えています。
今半には惣菜店と飲食店の2つがあり、それぞれ分かれて別の場所にあります。
今回は惣菜本店をご紹介します。
おすすめは、リーズナブルに楽しめる「すき焼きコロッケ」182円(税込)。
じゃがいもと黒毛和牛のすき焼の具材がたっぷり中に入っています。
今半自家製の割下で味付けしており、肉肉しさをダイレクトに感じられるでしょう。
まとめ買いしてお土産に買っても良いですね。
今半で食べてほしいのは、コロッケだけではありません。
銘柄豚であるジューシーなやまと豚を使用した「やまと豚まん」486円や、黒毛和牛を使用し、すき焼の具材をたっぷり包んだ「すき焼き肉まん」626円(各税込)もおすすめ!
筆者はやまと豚まんを食べましたが、生地はフワッとしており、ジューシーなお肉がたくさん入っていて絶品でした。
その他にも、ポテトコロッケやハムカツ、カキフライなどの揚げ物が味わえます。
お肉やお惣菜、タレなども販売されているので、普段の食卓のおかずにもぴったりです。
また、惣菜店の近くには本店もあり、本店ではランチやディナーが楽しめます。
食事を楽しみたい人は、近くにある本店に行くのも良いでしょう。
住所 :東京都中央区日本橋人形町2-10-3
マップ: Googleマップ
アクセス :
東京メトロ日比谷線「人形町」駅A1出口より徒歩2分
都営浅草線「人形町」駅A3出口より徒歩2分
東京メトロ半蔵門線「水天宮前」駅A7出口より徒歩3分
都営新宿線「浜町」駅A2出口より徒歩5分
電話番号 :03-3666-1240
定休日 :元旦
営業時間 :10:00~18:00
人形町は小さいながらも、魅力的な観光スポットやグルメスポットが詰まっています。
半日もあれば、主要スポットは回りきれるので、週末観光にもおすすめです。
観光だけでなく、食べ歩きにもふさわしいグルメスポットがたくさんある魅力的な街。
ぜひ人形町の雰囲気を味わってみてください。
※人形町の関連記事: グルメ激戦区!人形町の絶品ランチ15選
最終更新日 : 2021/11/18
公開日 : 2021/02/26