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小湊鉄道は千葉県市原市の五井駅から、夷隅郡大多喜町の上総中野駅までを結ぶ千葉県のローカル路線です。
東京湾沿いの市原市から房総半島を横断するように路線が伸びており、終点の上総中野駅からは太平洋側までローカル線のいすみ鉄道が走っているので、2つのローカル路線を乗り継げば千葉県を横断することができます。
元々は、名前の由来ともなった千葉県安房郡小湊町(現在の鴨川市の一部)へ千葉県を横断する目的で着工されました。
しかし、その後の資金難と、当時の技術では途中の清澄山の工事が難航することが予想されたこと、また当時国鉄だったいすみ鉄道が延伸され、いすみ鉄道を乗り継げば千葉県を横断できることになったため、現在の上総中野駅までとなりました。
未だに小屋のような駅舎も多く、レトロな雰囲気を感じられるので人気の路線です。
その雰囲気と花の絶景が綺麗なことから、ドラマやCMなどの撮影にも使われることが多く、2018年には千葉県によりちば文化遺産の1つに選定されました。
小湊鉄道では、冬季を除いてトロッコ列車を運行しています。
大正時代に活躍したコッペル蒸気機関車を現代にリアルに再現した、ディーゼルエンジンを使ったトロッコ列車が走っています。
天井をガラス張りにしているため開放感があり、窓は全て取り外しているため、吹き抜ける風がとても気持ち良い列車の旅を楽しむことができます。
春には、小湊鉄道の沿線は菜の花をはじめとした花が綺麗に咲き誇ります。
窓のないトロッコ列車から綺麗な景色を眺められるので、ぜひ春に訪れてみてください。
トロッコ列車は基本的には予約制ですが、席が残っている場合に限り先着順で当日券を販売しています。
列車に乗るには、通常の乗車券の他にトロッコ整理券として600円かかります。
小湊鉄道はそれぞれの駅がとてもレトロで、ノスタルジックな雰囲気があります。
全ての駅で降りてみたいという方や、要所となる駅で観光をしたいという方におすすめなのが1日乗車券です。
1日乗車券は、当日に限り小湊鉄道の全線が乗り降り自由となる切符で、1,840円となります。
始発の五井駅から養老渓谷駅まで通常通りに乗車すると片道1,280円かかります。
もし養老渓谷に日帰りをするのであれば、1日乗車券を買ってしまった方が途中下車もできてお得です。
また、小湊鉄道では1日乗車券のみならず様々なお得な切符を販売しています。
例えば、養老渓谷に1泊で行く場合にお得な切符となるのが「五井-養老渓谷 往復割引乗車券」です。
1日乗車券の場合、有効期限が1日のみなので養老渓谷に日帰りをしないといけませんが、こちらの乗車券は有効期限が2日間となっています。
養老渓谷は黒湯として有名な温泉地でもあるので、温泉に浸かりながらゆっくり1泊したいという場合にとても便利な乗車券です。
こちらの乗車券も1日乗車券と同じ1,840円となります。
こちらの乗車券を購入した場合、有効期限は2日間ありますが、五井駅〜養老渓谷駅間の駅で途中下車はできないので注意してください。
他にもANIMAL WONDER REZOURT(市原ぞうの国)や湖畔美術館など、観光スポットが多く集まる高滝湖畔に行く際に便利な「上総鶴舞・高滝周遊乗車券」もあります。
こちらの乗車券は1,420円で上総鶴舞駅〜高滝間の乗車が乗り降り自由となります。
さらに、小湊鉄道の終点となる上総中野駅から接続する、いすみ鉄道にも連続して乗車できる「房総横断記念乗車券」も販売しています。
こちらの乗車券を利用すれば、いすみ鉄道にも乗ることができ、房総半島を横断することができます。
途中で下車ができる乗車券ですが、乗車は前進のみで後戻りすることはできない乗車券なのでご注意を。
小湊鉄道沿線には、様々な観光スポットが点在しています。
ここでは、中でもおすすめの場所をご紹介します。
飯給駅(いたぶえき)は、駅自体は何の変哲もない昔ながらの駅舎があるだけですが、実はここには世界一のものがあります。
それは「トイレ」です。
頭に???が浮かんだ方も多いかもしれませんが、ここ飯給駅は世界一大きいトイレがあるということで有名な駅です。
駅を降りると一見何もないようにに見えてしまいますが、茶色い丸太に囲まれた大きなスペースがあるのが目につきます。
よく見てみると丸太に女子トイレのマークが。
そう、ここが世界一大きなトイレと呼ばれている場所です。
このトイレは、建築家の藤本壮介さんが「Toilet in Nature」というコンセプトのもと作った芸術作品です。
丸太で囲まれた部分のドアを開けてみると、中にはポツンとガラス張りのトイレが1つ。
草原の中にあるトイレをイメージしたようで、まるでおとぎ話のようです。
芸術作品ではありますが、もちろん普通のトイレとして使用することも可能です。
清掃も行き届いていて清潔ですし、手を洗う場所もあります。
女性の方であれば実際に使用することもできるので、ぜひガラス張りで開放感満点のトイレを使用してみてください。
続いて小湊鉄道でおすすめの駅は、「月崎駅」(つきざきえき)です。
月崎駅の駅舎はこじんまりとしていて、レトロな感じが素敵な駅となっています。
月崎駅に行ったら訪れたいのが、「永昌寺トンネル」です。
月崎駅から徒歩で10分ほどのところに永昌寺という曹洞宗のお寺がありますが、その下にあるのが永昌寺トンネルです。
月崎駅周辺には素掘りのトンネルがいくつかありますが、永昌寺トンネルはそのうちの一つ。
永昌寺トンネルの面白いところは、将棋の駒のような五角形をしているところです。
日本には古来から「観音掘り」というトンネルの掘り方が存在します。
観音掘りのトンネルは五角形の形によって、船の先端のように上からの地圧を左右に分散することができ、トンネルの崩壊を防ぐことができます。
綺麗な五角形をし、素掘り独特の表面をした永昌寺トンネルは、なかなか興味深いスポットの一つです。
続いて紹介する月崎駅周辺の観光スポットは、「チバニアン」(地磁気逆転期地層)です。
皆さんはチバニアンという言葉をご存知でしょうか。
地球が誕生してから46億年が経過していますが、それぞれの時代をさらに細かくいくつかの時代に分けています。
恐竜が生きていた時代をジュラ紀や白亜紀と呼んでいることは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。
ほとんどの時代の名前が既に決まっていますが、未だ名前が決まっていない時代もあります。
そのような時代に名前を付けるとき、生物の名前や地磁気(地球が持つ磁場、S極やN極)の名前を付けることがあります。
一般的に地球は北極付近がS極、南極付近がN極となっていますが、地球の歴史では理由はわからないものの、何度かそれが逆転(地磁気の逆転)していることがわかっています。
月崎駅の近くにある千葉県の市原市は、その地磁気の逆転を示す記録が残っているため、世界的に貴重な場所として認められました。
そして、この地層が発見された約77万年前の時代を、ラテン語で「千葉の時代」を意味するチバニアンとして2020年に命名されました。
日本の地名が地質年代に世界的つけられることは、初めての快挙でした。
月崎駅から徒歩で25分、車で5分のところにあるチバニアン(地磁気逆転期地層)では、そんな貴重な地層を見ることができます。
チバニアンの駐車場にはプレハブのような小さな建物があり、そこで地磁気逆転期地層についての説明を受けることができます。
ぜひ地層を見に行く前に予習をしておきましょう。
プレハブの奥にある道を真っ直ぐ進み、下り坂を下りていくと5分ほどで地層がある渓流に到着します。
地層は意外とすぐに現れますが、正直なところよくわからないという印象が強いです。
しかし、世界的に認められたとても貴重な場所なので、月崎駅に行った際はぜひ訪れてみてください。
月崎駅から行ける観光スポットでもう一つおすすめしたいのが、「いちはらクオードの森」です。
いちはらクオードの森は、月崎駅から1kmほどの距離のところにあり、徒歩で15分程度、車であれば5分もかかりません。
117ヘクタールもの敷地があり、園内には植物園や散策路、キャンプ場があります。
植物園には12,000株もの菖蒲が植えられており、6月には一斉に見頃を迎えます。
十字型に大きく巡らされた歩道を歩きながら見るのも良いですし、展望台から菖蒲園全体を見ることもできるのでおすすめです。
利用可能期間が夏季とゴールデンウィークのみと限られますが、キャンプ場もおすすめです。
いちはらクオードの森にはたくさんの鳥が生息しているので、野鳥のさえずりが響く静かな森の中で行うキャンプは、都会の喧騒を忘れてゆっくりリラックスできることでしょう。
また、いちはらクオードの森は、「いちはらアートミックス」の会場の1つにもなっています。
いちはらアートミックスとは、市原市を舞台とした様々なところで世界各国のアーティストの作品を展開する芸術祭です。
市原市の各エリアに会場がありますが、月崎エリアではいちはらクオードの森が会場になっています。
ここには、数々のチェーンソーアートの作品が並べられています。
全て1本の丸太から作られた作品で、その精巧さに驚かされます。
自然が好きな方は気に入る場所なので、自然好きな方はぜひいちはらクオードの森へ足を運んでみてください。
住所 : 千葉県市原市柿木台1011
マップ : Googleマップ
アクセス : 小湊鉄道月崎駅から徒歩で15分
電話番号
: 0436-96-1119
入場料 : 無料
キャンプ場 :
小湊鉄道の上総鶴舞駅は、大正14年に鶴舞町駅として開業した歴史ある駅です。
昭和33年に現在の上総鶴舞駅に改称しましたが、今でも創建当時の駅舎が残り、そのレトロな駅舎は国の登録有形文化財に登録されています。
アルミサッシではなく木製の枠にはめられた窓ガラスや、瓦葺の屋根、田舎の風景に溶け込んだノスタルジックな雰囲気が評価され、2000年には「関東の駅百選」にも認定されました。
都心から比較的近いこともあり、ドラマの撮影や映画、ミュージックビデオの撮影などに度々登場します。
待合室の雰囲気や今は無人となった駅長室など、とても趣があり楽しめます。
小湊鉄道に乗った際は、一度上総鶴舞駅で降りてみてはいかがでしょうか。
高滝湖は、千葉県最大の貯水面積を誇る人造湖です。
そんな高滝湖のすぐ近くにある高滝駅は、市原市最大の観光スポットである高滝湖に近いこともあり、周辺に多くのレジャー施設が集まっています。
高滝湖は有料でボートに取り付ける電動モニターやバッテリーのレンタルもでき、ブラックバスやコイ、ワカサギ、ブナなどが釣れるため、1年を通して多くの釣り人が訪れる人気の釣りスポットです。
高滝湖では釣り用のボートだけでなく、レジャー用のボートのレンタルも行っています。
デートでも良いですが、お父さんが釣りをしている間にお母さんと子供で手漕ぎボートで遊ぶなど、様々な遊び方ができるのが嬉しいですね。
高滝湖の端にある高滝湖畔公園は、ベンチがあるだけの公園ですが、高滝湖を見渡すことができ、高滝ダムも見ることができるのでピクニックにおすすめの公園です。
高滝湖のすぐ真横にある高滝神社は7世紀に創建された、市原市屈指のパワースポットです。
神社から高滝湖が見渡せるほど高滝湖の近くにあり、階段を登ると真っ赤な拝殿があります。
拝殿の大きさはかなり大きくとても立派で、真っ赤な拝殿は湖の近くということもあり、神聖な雰囲気があります。
高滝神社は昔から安産・子育てのご利益があるとされ、底なし袋の信仰があります。
底なし袋とは、底の縫っていない四角形の袋を1つ持ち帰り、この袋を一緒に腹帯に巻いておくと無事に安産できるという信仰です。
時期によっては春の稚児行列や秋の流鏑馬など、様々なイベントもあるので、高滝湖にいく際にはぜひ高滝神社に行ってみてください。
千葉県の観光地として度々名前に上がる「市原ぞうの国」は、2021年3月23日にリニューアルオープンした動物園し、名前が新たにANIMAL WONDER REZOURTとなりました。
そんなANIMAL WONDER REZOURTも小湊鉄道の高滝駅が最寄り駅となっているため、高滝駅より無料の送迎バスが出ています。
ANIMAL WONDER REZOURTは「市原ぞうの国」エリアと「サユルワールド」エリアの2つに分かれています。
必ず訪れたいのが、市原ぞうの国と名前にもついている通り、ぞうです。
ここでは、国内最多の12頭のぞうを飼育しています。
市原ぞうの国へ行ったら必ず見たいのが、1日2回開催されるぞうのショーです。
ここで飼育されているぞうが総動員されると、その大きさでいるだけでも大迫力。
ショーでは、ぞうがダンスをしたりフラフープを鼻で回したり様々なことをしてくれます。
正直なところぞうがここまで頭が良いとは驚きました。
極め付けはサッカーのPK。
あの巨体で転がってくるボールをしっかりと、タイミングを合わせて蹴ることができるんです。
しっかりと物の距離とボールのスピードを認識しているんですね。
そして、ショーの最後にはゆめ花、りり香姉妹によるお絵かきショーです。
この姉妹はなんと、鼻を器用に使って絵を描くことができるんです。
出来上がった絵を見てびっくり!
筆者が描くより上手い絵ができていました。
ショーが終わった後にはぞうの上に乗ってお散歩することができる「ぞうさんライド」や、ぞうの鼻にぶら下がることができる「ぞうさんリフト」など、他の動物園ではなかなか体験できないこともできます。
ぞうはとても頭がいい動物ですが、ぞうを自在に扱うには長年の訓練が必要だそうで、市原ぞうの国でぞうに乗ってショーをしている人は全員タイ人だぞうです。
市原ぞうの国は、その名前からぞうしかいないような印象を持ちますが、実は他の動物もいる動物園です。
市原ぞうの国エリアにクロカンガルーやトナカイ、ワラビーなど約70種類、サユリワールドエリアにはキリンやラマなど約30種類の動物がいます。
ANIMAL WONDER REZOURTでは至るところでバナナやにんじんなどの動物のエサを販売しており、エサを与えることができる動物に自由に与えることができます。
動物と触れ合いたいという方は、ぜひ小湊鉄道に乗ってANIMAL WONDER REZOURTに訪れてみてください。
高滝駅から市原ぞうの国へのシャトルバスは完全予約制です。
予約をしないとバスが来ないので注意してくださいね。
住所 : 千葉県市原市山小川937
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 : 10:00〜16:00
休園日 : 木曜日
入園料 : 大人2,000円 / 小人900円
電話番号 : 0436-88-3001
公式サイト : 市原ぞうの国
小湊鉄道の終点となる上総中野駅の1つ手前にあるのが、養老渓谷駅です。
養老渓谷駅は、自然豊かな渓流が美しい養老渓谷への玄関口として利用されている駅です。
養老渓谷は独特の黒い色をした「黒湯」として有名な温泉地でもあり、とろりとした肌触りの温泉が人気のスポットでもあります。
養老渓谷駅にも有料となりますが足湯が設置されており、養老渓谷のハイキングコースを歩いた後の疲れた足を癒してくれます。
養老渓谷には3つのハイキングコースがありますが、「バンガロー村・弘文洞跡コース」と「大福山・梅ヶ瀬コース」は養老渓谷駅から入ることができます。
養老渓谷で一番人気の「滝めぐりコース」は、養老渓谷から歩いて行くことはできないので、養老渓谷駅からバスで10分ほどの「原ノ台」バス停で降りましょう。
「粟又の滝」のバス停からでもハイキングコースへ入ることはできますが、筆者としては養老渓谷の目玉である粟又の滝を一番最後に持ってくることができる、原ノ台方面からハイキングコースに入るのがおすすめです。
車で行く場合は、原ノ台バス停の向かい側に「小沢又駐車場」があります。
500円で止めることができるため、そちらに駐車しましょう。
養老渓谷の遊歩道に向かうと、まずは民家が立ち並ぶ通りを進んでいきます。
地図も何もないと迷ってしまいますが、曲がり角には滝めぐりコースへの看板があるので、その看板の指示通りに進みましょう。
突き当たり手前の階段を降りると、養老渓谷の遊歩道に出ることができます。
遊歩道は渓流沿いに設置してあり、水のせせらぎを聞きながらのんびりと自然を感じて散歩することができますよ。
養老渓谷で滝めぐりコースのが人気の理由が、コース沿い歩くことで5つの滝を見ることができるためです。
中でも養老渓谷で最も大きい「粟又の滝」は、大きいため迫力があります。
水が岩を滑るように流れているので、水が流れ落ちる激しさはあまりありませんが、それが養老渓谷の自然ととてもマッチしていてのんびりできるので気持ち良いです。
粟又の滝の向かいには座ってのんびりできるスペースもあるので、自然の中でランチを食べるのも良いでしょう。
養老渓谷の2つ目のコースである「バンガロー村・弘文洞跡コース」は現在中瀬遊歩道が一部崩落しているので通行できません。
しかし、中瀬遊歩道の一部分以外は通行できるので、バンガロー村・弘文洞跡コースの観光スポットは歩いて行くことができます。
その場合、養老渓谷駅からハイキングコースに入るのではなく、養老渓谷駅からバスで「弘文洞入口」というバス停があるのでそちらを利用しましょう。
車で行く場合は、養老渓谷駅から県道81号を進み、「鶴乃屋」を過ぎ「嵯峨和」周辺に駐車場がいくつかあるのでそちらに駐車するのが良いでしょう。
ここからであれば、バンガロー村・弘文洞跡コースの観光スポットを簡単に回ることができます。
このコースでまず見ておきたいのが「観音橋」です。
観音橋は県道81号線沿いにあります。
赤い綺麗なアーチ上の橋がとても綺麗なので、すぐに目につくと思います。
横から見た観音橋もとても趣きがあり綺麗ですが、観音橋の上から眺める養老川が絶景なのでぜひ観音橋の上から養老川を眺めてみてください。
観音橋を渡って道なりに5分〜10分ぐらい進むと、「出世観音」と呼ばれる養老山立国寺があります。
ここは源頼朝が源氏の再起を誓い、「三日三晩一心不乱に観音経を唱えて戦勝祈願した」場所とされているお寺です。
その後に源頼朝が征夷大将軍になったことから、この立国寺は出世観音と呼ばれ、「開運招福の観音様」、「祈祷の名刹」のお寺として昔から親しまれています。
「弘文洞入口」のバス停からバンガロー村・弘文洞跡コースに入るとすぐに見えるのが、不思議な形をした二階建てトンネルと呼ばれるトンネルです。
このトンネルは入り口は普通の一つのトンネルにも関わらず、なぜか出口が2つある不思議なトンネルです。
このトンネルも昔は普通のトンネルでしたが、利便性の理由から出口をもう少し下にした方が良いという理由のために新たにトンネル工事が行われ、今の一階にあたる部分ができました。
しかし、二階の部分を埋めずにそのままにしていたため、出口が2つあるトンネルが完成してしまいました。
出口が2つあることもさることながら、二階の出口から入ってくる光の加減によってトンネルが緑色にライトアップされ、とても幻想的な雰囲気があることからSNS映えするとして人気のスポットとなっています。
3つ目の大福山・梅ヶ瀬ハイキングコースは、3つのハイキングコースの中で最も難易度が高いコースです。
歩行距離は12kmほどになり、沢を渡るために靴が濡れることは必至ですし、歩行時間も4時間ほどかかります。
そのため健脚向きのハイキングコースとなります。
大福山・梅ヶ瀬ハイキングコースでぜひ訪れたいのが、大福山展望台です。
養老渓谷は房総半島の真ん中に近いところに位置するため、足がすくんでしまうほどの高さになる螺旋階段を登ると、房総半島を360度一望できる絶景が広がっています。
徒歩で養老渓谷駅から展望台まで行こうと思うとかなりかかりますが、展望台へは駐車場があるので車で行くことも可能です。
「展望台からの景色だけが見たい!」という方は車で行きましょう。
※合わせて読みたい: 養老渓谷の見どころを徹底解説!自然を満喫しながらリラックスしよう♪
住所 : 千葉県市原市朝生原181
マップ : Googleマップ
アクセス : 上総中野駅からバスで15分
定休日 : なし
営業時間 : 紅葉ライトアップ 17:00~21:30(11月下旬から12月上旬)
入場料 : 無料
公式サイト : 養老渓谷
養老渓谷駅周辺でもう一つおすすめなのが、石神菜の花畑です。
房総半島は春になると菜の花が咲き誇ることで有名ですが、ここ石神の菜の花畑は文字通り一面が菜の花に埋め尽くされ、まるでアニメの世界に紛れ込んでしまったような美しい景色が広がっています。
菜の花が咲いている場所に立って見るのも綺麗ですが、少し小高い場所があるのでそこから見るとまた異なる美しさがあります。
ここが房総半島でも有数の菜の花畑となっている理由が、小湊鉄道です。
実はこの菜の花畑の間を小湊鉄道の線路が通っており、電車と一緒に菜の花畑を撮った景色がSNSで話題を呼び、房総半島有数の菜の花畑となりました。
小湊鉄道が通り過ぎる時は親切に汽笛を鳴らしてくれるので、シャッターチャンスを逃してしまうことはありません。
小湊鉄道は列車の本数が少ないので、時刻よりも少し余裕を持って到着できるようにしましょう。
小湊鉄道は都心から近いのにも関わらず、昔懐かしい雰囲気を感じられる場所です。
ノスタルジックな雰囲気を感じたくなったときや、自然の中でのんびり過ごしたいと思った時は、ぜひ小湊鉄道で房総半島へ出かけてみてください。
最終更新日 : 2023/03/23
公開日 : 2021/04/21