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神津島への移動手段は、船か飛行機かの2択になります。
ここでは、それぞれの方法についてご紹介します。
東京から船で神津島へ行く場合、浜松町の「竹芝桟橋」から船が出ています。
大きく分けると船は2種類あり、一般的な大型客船で行くか、ジェット船で行くかになります。
大型客船は神津島に行くのに最も一般的な方法で、「東海汽船」が運営しています。
東京の竹芝桟橋を出発し、横浜に寄ってから、伊豆大島、利島、新島、式根島をそれぞれ経由してから神津島に到着します。
東京から神津島までの時間は9時間55分とかなりの長丁場になりますが、東京発の場合は23時に出発し、翌朝の8時55分に神津島に到着するため、船では寝てるだけでそこまで時間が気になることもありません。
到着が朝なので、そのまますぐに神津島を楽しめるのも嬉しいところ。
客席も2等、特2等、1等、特1等、特等と様々な部屋が用意されています。
もちろん2等が一番安く、片道8,000円以下で行くことが出来ます。
対して特等であれば、室内にはシャワー・トイレ付きで、ふかふかのホテルのようなベッドで眠ることができます。
2等は定員が4人〜12人までの雑魚寝のようになってしまうので、小さいお子さんがいて心配という方は、特1等が定員4人のファミリータイプの部屋となっていておすすめです。
4人よりも大人数のグループで行く場合は、1等が8人までの部屋となっています。
雑魚寝は嫌だけど値段は抑えたいという方は、特2等がドミトリー式の部屋となっており、カーテンを閉めればプライベート空間も確保できるのでおすすめです。
どちらも東海汽船の竹芝桟橋から出港しています。
竹芝桟橋へは、JR浜松町駅の北口出口を右に出てずっと真っ直ぐなので、初めてでも迷うことはないでしょう。
竹芝桟橋の向かい側にはコンビニがあるので、船で飲むためのお酒やおつまみ、軽食などを買うこともできますし、竹芝桟橋の待合室にもお土産や飲み物を販売している売店はあります。
大型客船で行く場合、神津島方面行きは23時出港ですが、三宅島、御蔵島、八丈島行きの大型フェリーが22時30分出発なので、22時過ぎあたりに竹芝桟橋に行くと待合室は乗船客でごった返しの状態です。
混雑を避けたい場合は、22時20分頃に到着するように行くと、八丈島行きの乗船客は船に乗りはじめているため比較的空いています。
また、大型客船で行く場合の注意点として、到着が朝の9時ごろになってしまうことから、神津島で宿泊する宿でまだチェックイン出来ない場合もあります。
そのため、チェックイン前でも荷物を預かってもらえるサービスを行っているかどうか、事前に宿に確認しておくと良いでしょう。
ジェット船で神津島に行く場合は、東京の竹芝桟橋から3時間5分で到着できるので、圧倒的に大型船よりも時間が短く、長時間船に乗っているのが苦手という方におすすめです。
航路は竹芝桟橋からだけでなく、熱海からも出港しており、熱海からであれば神津島まで1時間55分で到着します。
ジェット船と聞くとスピードが早いのでとても揺れるのではないかと思う方も多いかもしれませんが、実は大型客船よりも乗り心地は良いです。
東海汽船で使用しているジェット船はアメリカの航空機メーカーが開発したジェット船で、1番の特徴は船体が浮き、海から離れて航行すること。
船体から海に向かってジェットエンジンで水を吹き出し、海水から浮力を得ているために船体は浮きながら航行します。
航空機にも搭載されている「自動姿勢制御装置」を搭載しており、船体を自動調節し常に最適な船体姿勢を保っているため乗り心地は抜群です。
また、緊急装置も完備しており、緊急時には自転車並みの短い距離で停船することが可能なため、安全性にも優れている船となっています。
ジェット船と聞くと料金が高そうなイメージですが、大型客船の一番安い料金の2等よりは高いですが、2番目に安い特2等よりも安い料金です。
船内は全て座席となっており、航行中は外に出ることはできませんが、なるべく移動時間を短くしたいという方にはおすすめです。
出港時間は朝の7時35分に竹芝桟橋を出発し、10時40分に神津島に到着します。
夜発の大型客船よりは到着が遅くなってしまいますが、それでも1日遊ぶに十分な時間があります。
注意点として、竹芝桟橋からは朝の7時代の4便、午後にも2便が出港しますが、7時35分発以外は手前の新島や式根島までしか行かないので、間違えて乗ってしまわないようにしてください。
大型客船、ジェット船どちらで行くにしてもチケットの予約が必要となりますが、インターネットで予約すると通常期であれば20%、繁忙期でも15%の割引が効きます。
往復で20%の割引があるとかなり安くなるので、電話ではなくインターネットで予約するようにしましょう。
また、一度予約したチケットを変更するには手数料がかかってしまいます。
神津島の旅行シーズンである夏は、台風などによって旅行の変更を強いられる時もあるでしょう。
その場合に往復でチケットをとっていると一度どちらもキャンセルして再予約という形になるので、手数料が往路と復路で2倍かかってしまいます。
最初に予約する際に往路は往路だけで予約、復路は往路だけで予約すると、チケットの変更がスムーズに行えるためおすすめです。
特に台風シーズンの9月10月あたりに神津島へ行く場合は、臨機応変に対応できるようにしておきましょう。
あまり知られていませんが、空港があるため神津島へは飛行機で行くこともできます。
しかし、飛行機と言っても羽田や成田から向かうのではなく、調布飛行場からのみとなります。
飛行機を使えば、調布飛行場から神津島へはなんと片道45分。
1時間もかからずに到着できるとはさすが飛行機ですね。
1日3便出ているので、船よりも自分のタイミングで行けるのも飛行機の良いポイントです。
ただ、やはり料金が少し高めなので、基本的には船の移動がおすすめです。
荷物は5kgまでは無料ですが、超過した分については超過料金がかかり、神津島の場合は1kg超過につき300円別途料金が発生します。
神津島へサーフィンや釣りが目的で行く方も多いと思いますが、サーフボードや釣竿、大型のクーラーボックスなどは事前に申請が必要となるので注意してください。
また、神津島で到着する神津島空港は神津島の南側に位置し、神津島の集落からはかなり距離があります。
歩いて行くことはできず、宿の送迎か村営バスを利用する必要があるので、事前に確認しておくと到着後の移動がスムーズになります。
神津島は、車があれば1時間ほどで島を一周できるので、移動にそこまで時間をとられることはありません。
最もお金をかけずに移動したい場合は、村営のバスを利用するようにしましょう。
「西海岸ルート」や「内回りルート」、「外回りルート」など多くのルートがあり、神津島の大体の観光スポットへはバスが出ているため問題なく観光できます。
料金も大人200円、小人100円と気軽に乗ることができます。
しかし、本数はそこまで多くなく、バス移動を基本とした場合はバスの時間中心に行動することになるので、どうしても行動が制限されてしまいます。
18時前には全てのバスの運行が終わってしまうため、特に夜は行動ができないことになってしまいます。
そこで、自由に行動したいという方にはレンタカーがおすすめです。
車さえあれば島の名所を回りながら1周することもできます。
島にはレンタカーが1つしかないため、7月〜9月の観光シーズンはかなり混み合います。
予約しないと借りることができないこともよくあるので、レンタカーを使って島を回る場合は早めに計画を立てるようにしましょう。
3つ目の移動手段として、島にはレンタバイクやレンタサイクルを行っている店舗もあります。
一人旅や荷物が少ない場合は、風を感じながら島の綺麗な自然を感じることができるバイクが気持ち良いのでおすすめです。
行きたい目的地によっては自転車でも十分事足りるので、宿泊している宿の近場しか回らない日などを決めてサイクリングするのも良いでしょう。
神津島には様々な観光スポットがあります。
ここでは、特におすすめの場所を厳選してご紹介します。
島の北端に位置する「赤崎遊歩道」。
赤崎遊歩道は、赤崎地区に元々あった周囲をゴツゴツした岩に囲まれた入江に全長500mにもなる木造の遊歩道が設置された場所です。
透明度が日本一とも言われている神津島の海は、遊歩道から眺めると非常に綺麗です。
遊歩道は頬を撫でるような程よい風が吹いていて、遊歩道を散歩するのはとても気持ち良いです。
しかし、赤崎遊歩道へ行ったら散歩だけで終わってしまってはもったいありません。
ここの一番の特徴は、岩場と岩場も結ぶように架けられた吊り橋に設置された飛び込み台から、エメラルドグリーンの海に向かって飛び込みができること。
ジャンプ台はいくつか設置されており、高いものや小さいものもあるので、慣れるまでは小さい方から飛んで、徐々に大きい方から飛ぶこともできます。
潮位によって高さは変わりますが高いもので5m、小さいものでも3mほどの高さから飛ぶことができます。
飛び込みはやっぱり少し怖いという方でも、遊歩道からは海へ降りる階段が設置されているので、飛び込み以外のアクティビティも十分に満喫することができます。
入江になっているため波はとても穏やかで、綺麗な天然のプールのよう。
入江は場所によっては大人でも足がつかないような深さになっていて、ベラやスズメダイ、ハマフエフキなど様々な魚がいるため、シュノーケリングやダイビングにも絶好のポイントです。
飛び込み以外の目的でも人が多く集まります。
足がつかないほどの深い場所はありますが、波がないので、ライフジャケットや浮き輪を使えば子供でも安心してエメラルドグリーンの海を満喫できます。
浅瀬の磯になっている部分もあるため、子供と貝やカニを探して遊ぶのも面白いですね。
夏季シーズンは海の家がオープンするので軽食や飲み物を購入することも可能で、夜は満点の星空を見ることができるため、1日を通して楽しむことができます。
神津島というとどうしてもマリンスポーツばかりが注目されてしまいますですが、もちろんマリンスポーツ以外にもおすすめのアクティビティがあります。
それが島の最高峰となる天上山登山です。
天上山は、神津島の中央に位置している山で、島のどこにいても天上山が視界に入ってくるため、島のシンボルとなっています。
標高は600m以下と高尾山よりも低いですが、登山道を登り始めてすぐに視界が開けて眺望が広がるうえ、山頂からは何も遮るもののない360°の大パノラマを楽しめます。
登山距離も時間程度と登山として考えるならばかなり短く、道もしっかりと整備されている上に景色も綺麗で飽きないので、登山を経験したことがない人におすすめしたい山です。
天上山の登山ルートは「黒島登山道」と「白鳥登山道」の2ルートがありますが、おすすめは黒島登山ルートです。
黒島登山道は、10合目まで階段がメインとなる整備した道があるので、登山道としてはかなり歩きやすい道となっていいて、登山道からたった5分ほど登っただけですぐに眺望が広がります。
1合目から10合目までそれぞれのポイントに看板があるので、自分が今どこまで登っているのかがわかり、気持ち的にとても楽に登ることができます。
ポイント毎に休憩できるベンチが置いてあるため、自分のペースで登れば登山初心者でも簡単に登ることができます。
10合目まで到着すると傾斜は一気に緩やかになり、綺麗な景色を見ながら天上山の観光ポイントを回ることができるハイキングコースを楽しむことができます。
おすすめのポイントは、稜線部分にある「表砂漠」、「裏砂漠」と呼ばれるエリアです。
天上山は838年の噴火によって火砕流や火砕サージを噴出し、現在の形状を形成したと考えられています。
噴火口の周辺は長い年月が経った今でも草木が生えないため、雨風によって侵食されることによって、山頂付近に砂漠が出来上がってしまっています。
表砂漠はカルストのような白い砂漠が広がっており、まるでどこかの惑星にでも来てしまったかのような不思議な光景です。
裏砂漠は表砂漠よりも規模が大きく、まるでテレビのドキュメンタリー番組の中にいるような世界が広がっています。
裏砂漠にはベンチなどは設置されていませんが、表砂漠には休憩できるベンチやテーブルが設置されているので、軽食などを持っている場合は表砂漠で休憩するのがおすすめです。
天上山頂上までの登山時間は1時間程度ですが、そこまで歩くのが大変という方は、白島登山道を登りましょう。
白島登山道には6合目に車でアクセスすることができる駐車場があるので、登る時間は30分程度で山頂付近のハイキングコースにたどり着くことができます。
神津島は水がとても綺麗で、集落の水道水は地下水を利用しているほど。
島の至るところから綺麗な水が湧き出ています。
そもそも神津島という名前は、昔は「神集島」という文字を当てていたそうです。
そうというのも、神話によると伊豆七島の神々が神津島に集まり、それぞれの島への水の分配のための会議をしたという伝説があるためです。
それほど神津島の水は昔から綺麗で美味しい水なんですね。
多幸湧水は、東京からのフェリーが到着する神津島港の反対側となる多幸湾付近にあります。
しかし、天候が悪い時は多幸湾に到着することもあり、多幸湧水は多幸湾から歩いて1分ぐらいのところにあるので、多幸湾に到着した場合は必ず訪れたいスポットです。
水が湧き出ているところは囲いがあり、中に入ると天上山で育まれた水が絶え間なく湧き出ています。
多幸湧水は東京の名水57選にも選出されており、飲んでみると癖がなく、真夏でも冷たくてゴクゴク飲める美味しさでした。
多幸湧水の目の前はビーチになっており、海に入ることもできるため、多幸湧水のところにも天然の地下水を利用したシャワーが設置されています。
しかし、水はかなり冷たく、頭から浴びる場合は注意が必要です。
ここの水は持ち帰ることができるので、多幸湧水へ行く時は水筒やペットボトルを持参するようにしましょう。
前浜海岸は、島の玄関口となっている神津島港から歩いて徒歩3分ほどのところにあるアクセス抜群の海水浴場です。
多くの民宿などの宿が近くにあるため、宿泊場所次第では徒歩で簡単に来ることができるので、空いてる時間などを見つけて手軽に行けます。
海水浴場の幅は800mもあり、砂がとても白いので、長々と続く白浜と綺麗な青い海は絶好の景色です。
海水の透明度は抜群で、筆者は伊豆の白浜や屋久島にも行ったことがありますが、日本ではここの海水の透明度の方が高かったです。
とても綺麗ですが、島ということもあってかそこまで人で溢れることもないのが嬉しいところ。
海岸の沖には防波堤が設置してあるため波も穏やかで、夏場のシーズンにはライフセーバーも配置されるため、子供連れでも安心して海を満喫することができます。
海岸沿いの道路にはベンチなども整備されており、海に入らなくても海を見ながらのんびりするにもおすすめの場所です。
海岸通り沿いにはトイレやシャワーなどが完備され、夏には海の家もあるので軽食や飲み物も購入することができます。
また、前浜海岸は海水浴だけでなく神津島屈指のサンセットスポットとして有名です。
島の西側に位置しているため、時期によっては前浜海水浴場がもっとも綺麗に夕日が見える場所ですので、ぜひ夕日の時間にも訪れてみてください。
前浜海岸近くの宿に宿泊すれば、毎日こんなに綺麗な夕日を見ることができます。
神津島の絶景秘境ポイントとして有名なのが「千両池」です。
千両池は池という名前がついていますが、実際には海と繋がっている内海です。
入江となっているためパッと見ると池のように見えますが、ちゃんとした海です。
千両池が人気の理由が、秘境の絶景ポイントだということ。
神津島の観光地は大体がバスが通っていますが、千両池がある南方面は空港へしかバスは通っておらず、空港行きも夏場のシーズンであっても1日に1本しかありません。
空港から直線距離では近いのですが、道が通っていないため結局空港からでも1時間弱は歩かなければ行けません。
千両池の入り口には小さいですが駐車場があるので、車をレンタルして行くか、原付をレンタルして行くのがおすすめです。
駐車場からの景色もすでに綺麗なので、千両池まで行かなくても駐車場まで景色を見に行くだけでもおすすめできる場所です。
千両池が秘境と言われている所以が、バスが通っていないことの他に、千両池までの道がかなり険しいことにあります。
入り口から入って最初は整備された階段が続くのでなんともないように見えますが、階段を越えると、まるで登山のような本格的な岩場の道が広がります。
千両池は海なので、ビーチサンダルで向かいたいと思う方もいるかもしれませんが、入り口から千両池までの途中の道はとても険しく、筆者は道中でヘビとも遭遇したことからビーチサンダルでは危険です。
千両池へ向かう道の看板にも「サンダル履きはダメ!」と書いてあるので、必ずスニーカーなどで行くようにしましょう。
15分ほど険しい道を進むと、岩に囲まれた千両池にたどり着きます。
千両池は道が険しい分、観光客も数える程度しかおらず、綺麗な海を満喫できる穴場スポットです。
千両池でおすすめなのは、シュノーケリング。
そうというのも、千両池は海に入ってすぐに水深が4〜5mほどとかなり深くなります。
中央付近に満潮でなければ人が立てるぐらいの岩があるのですが、その周辺はまさに魚の宝庫でたくさんの魚を見ることができます。
赤崎遊歩道も海は綺麗ですが、千両池には赤崎にいなかったフグなども見れるため、シュノーケリングだけでいえば千両池の方がおすすめです。
子供や泳ぎが苦手な方が行く場合は、ライフジャケットや浮き輪がないと危険な場所なので気を付けてください。
神津島温泉保養センターは、神津島に唯一ある日帰り温泉施設です。
伊豆七島で随一の大きさを誇る天然露天風呂が有名な神津島温泉保養センターへは、神津島港からバスで5〜6分で行くことができます。
温泉保養センターから道を挟んだところに水着着用の混浴露天風呂があるため、道から柵越しに露天風呂がどんなものか確認することもできます。
温泉保養センターで受付を済ますと、通常の温泉のように男湯と女湯に分かれます。
脱衣所から露天風呂までは露天風呂用の専用通路があるので、そちらの通路を進みましょう。
神津島温泉保養センターには3種類の露天風呂があり、通路沿いに最初に出てくる露天風呂は「小露天風呂」です。
小露天風呂と行っても通常の温泉の露天風呂を同じほどの大きさはあるので、15人ほどは入ることができる大きさです。
奥側は温泉保養センターの隣にある「沢尻海岸」が見渡せるようになっており、温泉に浸かりながら浜辺の景色を楽しむことができます。
小露天風呂から通路を奥に進むと、神津島温泉保養センターのメインとなる「大露天風呂」に出ます。
大露天風呂は広さ275平方メートルという巨大な露天風呂で、浴槽は温泉というよりもプールを連想させる形となっています。
浴槽のすぐ近くは岩場となっており、満潮時には波がすぐそこまで迫ってくるので、大自然の景色を楽しみながら温泉に浸かることができます。
浴槽の周りは寝そべることができるように傾斜がついているため、波の音を聞きながらのんびりと温泉に横たわることができますよ。
そして、筆者が最もおすすめしたい露天風呂が、大露天風呂の横にある「展望露天風呂」です。
大露天風呂の横に設置された木製の階段を登ると、海を見下ろせるところに温泉が設置されていて最高の眺め。
大露天風呂だと比較的同じ目線に海があるのですが、展望台風呂は海が眼下に見えるので、神津島の海を一望しながら温泉に浸かることができるので最高のロケーションです。
露天風呂全てに言えることですが、温泉の温度もあまり高くなく、少しぬるいくらいなので景色を楽しみながら長湯ができます。
温泉とは別に、もちろん内湯を楽しむこともできます。
露天風呂は水着着用ですが、内湯は水着を着用することはできないので、一旦脱衣所へ行き水着を脱いでから内湯に入るようにしましょう。
内湯の種類は豊富で、サウナや水風呂、打たせ湯、低音風呂、ジャグジーのように泡が出ている気泡風呂など様々な種類があります。
温質は少し黄色の色が入った茶褐色の色をしていて濁っており、舐めるととてもしょっぱく、塩の浮力でお風呂の中でも少し体が浮いたような感じがします。
その温泉に含まれる塩分の働きで、肌の殺菌効果や切り傷にも効果があるため、神津島で様々なアクティビティを楽しんだ締めとして入るのにおすすめです。
温泉保養センターの向かいには無料の足湯もあります。
ここでどのような温質か確かめることができるので、最初に試しで入ってみてもいいかもしれません。
住所 : 東京都神津島村字錆崎1-1
マップ : Googleマップ
アクセス : 神津島港よりバスで5分
電話番号
: 04992-8-1376
開館時間 :
利用料 : 大人 800円、子供 400円
「よっちゃーれセンター」は、神津島港にある食堂です。
神津島はあまり飲食店の数がないので、昼食をどこで食べるかは悩みどころですが、真っ先におすすめしたいのがこのよっちゃーれセンターです。
「よっちゃーれ」とは神津島の方言で「寄っていってね」という意味を表す言葉で、島の中心部となる神津島港にあり、全ての村営バスが発着する場所なので、バスの待ち時間などに気軽によることができます。
村営の2階建の建物となっており、2階は神津島近海で漁獲された新鮮な魚介類を提供している食堂となっています。
島の人々もお昼ご飯に訪れる、島で最も有名な食堂となっており、観光客がお昼を食べるならまずはここに行くという神津島で定番の食堂です。
メニューは「刺身定食」、「漬丼定食」、「金目鯛煮付定食」、「生姜焼定食」、「お魚フライ定食」、「お魚カレー定食」の6種類に子供用の「お子様カレー」となっており、魚の種類は時期などによって変わります。
どれも人気メニューではありますが、やはり神津島に来たのならお魚を食べたいところ。
なかでも旬の地魚を楽しむことができる刺身定食が人気です。
筆者が行った時は「ツムブリ」、「キンメダイ」、「アカイカ」の3点盛りでしたが、どれも最高においしかったです。
どのお刺身も今まで食べた刺身よりも甘みが強く、何日間か寝かせた刺身のような味わいがありました。
特に一般的に高級魚の「ケンサキイカ」として知られており、島の特産品にもなっているアカイカは旨みと甘みがとても強く、イカなのにとても柔らかかったので驚きました。
また、島で取れた魚介類のあら汁や神津島特産の明日葉のおひたし、こちらも島の特産となっている「天草」から作ったところてんなど、定食に付いてくる豊富な小鉢もとても満足できます。
これで1,000円はお得なので、神津島滞在中には何度も行ってしまう観光客が口を揃えておすすめする食堂です。
営業は11時〜14時まででお昼の時間しか行っておらず、夜には食べることができないのでぜひお昼に行ってみてください。
よっちゃーれセンターの1階は、地元の新鮮な海産物を加工販売する海産物販売センターとなっています。
神津島で獲れた新鮮な魚介を干物などで販売しており、なかなか見ない「たかべ」や「オゴダイ」の干物なども販売しています。
中でもおすすめは神津島で人気のお土産となっている丸金商店の「イカの塩辛」。
イカの塩辛というと通常はスルメイカを使っていることが多いですが、神津島のイカの塩辛は、通常のスルメイカに加えて神津島特産のケンサキイカも使用しています。
甘みがとても強く柔らかいケンサキイカをスルメイカと併用することで、それぞれの良いところを引き立てたてあうので美味しさが倍増します。
そして、丸金商店の塩辛は塩にもこだわっています。
通常の塩辛では工場で生産された塩を使うのが一般的ですが、丸金商店の塩辛は、神津島のご近所さんである伊豆大島で生産された天然の塩を使用。
工場製品には再現できない天然のミネラルをたっぷりと含んでいるため、イカに馴染んでイカの旨みを引き出します。
さらに、丸金商店の塩辛にはトビコも加えられています。
トビコとはトビウオの卵ですが、もちろんトビウオも神津島の海で獲れたもの。
元々神津島ではトビウオを材料にクサヤを作っていましたが、その際に取り除くトビコを塩辛に入れてみたそうです。
アカイカの柔らかい食感にトビコのプチッとした食感が塩辛全体の食感に緩急を生むので、食べていても飽きがこない絶妙の隠し味となったそうです。
塩辛は塩気が強くてどこで食べても同じと感じる方もいると思いますが、丸金商店の塩辛はここまで素材にこだわりしっかりとイカの旨みを引き出しているので、通常の塩辛よりも塩分を最大60%カットしており、塩辛を食べた時に感じる「ただしょっぱいだけ」という感じが全くありません。
神津島内にある丸金商店はもちろん、よっちゃーれセンターでも販売しているので、ぜひ神津島のお酒のお供として買ってみてください。
住所 : 東京都神津島村37-2
マップ : Googleマップ
アクセス : 神津島港より徒歩で1分
電話番号 : 04992-8-1342
営業 :
定休日 : 火曜日(夏季は無休)、年始
Cafe’&Diner AILANAは神津島で唯一本格的なハンバーガーとステーキ、ピザを食べることができるレストランです。
アイラナとはハワイ語で「島」を意味し、店舗の外装もあまり派手さはないですが、ハワイアンな外装となっています。
内装はジャズなどのBGMが流れており、目の前にビーチが広がっていることも相まって、まるでハワイに来てしまったような印象を受けるレストランです。
ランチとディナーの営業を行っており、ランチはつなぎを一切使用していないビーフ100%のパティがを使用しており、本格的なハンバーガーを楽しむことができるほか、ディナーは完全予約制になるもののステーキやハンバーグ、ピザなどを楽しむことができます。
アイラナは島の中心部となる島唯一の信号の登ったところにあり、目の前が前浜海岸となっているたね、ランチに訪れるのには最高の立地にあります。
そのため、ランチをアイラナで食べる方も多いですが、ぜひ食べてもらいたいのがアイラナの人気メニューとなっている「アボカドバーガー」。
通常のハンバーガーでは考えられないほど分厚く切ってあるアボカドに、レタス、タマネギ、トマトが入っており、特性BBQソースとチェダーチーズがよく絡んでとても美味しいです。
アボカドとパティがとても分厚いのでボリュームはかなりあり、小食の方の場合はフレンチフライはセットにせずにハンバーガーだけで足りてしまうかと思います。
神津島では畜産を行っている農家はおらず、民宿の食事やレストランをはじめ基本的に食事は海産物が多いです。
もちろん魚も美味しいのですが、お肉が食べたくなる時もあるかと思います。
そんな時におすすめなのが店の名前がついた「アイラナダブルバーガー」。
元々分厚いパティを贅沢に2枚も使い、ベーコンまで入っているお肉好きにはたまらないハンバーガーです。
感覚としてハンバーグを食べているのと変わらないぐらい、お肉の存在感がすごいです。
高さがあるので食べづらいのですが、それ以上に問題なのが肉汁がものすごく出てくること。
ビーフ100%のパティからはかぶりつく度に肉汁が出てくるので、食べ終わる頃にはハンバーガーを包んでいる紙は肉汁でびしゃびしゃになります。
食べる時は十分に注意してくださいい。
住所 : 東京都神津島村 667
マップ : Googleマップ
アクセス : 神津島港より徒歩で5分
電話番号 : 04992-8-0128
休業日 : 不定休
営業時間 :
近年はご当地のクラフトビールが人気となっていますが、実はここ神津島にもあります。
神津島で唯一のクラフトビールを製造しているのが「Hyuga brewery」です。
元々神津島にはクラフトビールはありませんでしたが、Hyuga breweryのオーナーさんが「神津島のおいしい湧水を使ってビール作りができないか」と考えたところから始まり、2017年に自家製醸造ビールが完成しました。
現在では5種類のクラフトビールを販売しており、スモーキーでコクがあり肉主体の食事に合うブラウンエールの「燈」や、飲んだ瞬間フルーティーな味わいが広がり後味がとてもスッキリしていてビールが苦手な方におすすめしたい「向日葵」などを販売しています。
中でもおすすめなのが、神津島特産の天草を使った「じもてぃらがぁ」と、これまた特産の明日葉を使った「Angie」です。
ところてんの原料となる天草を使用したじもてぃらがぁは、麦芽ほぼ100%となっておりモルトの香ばしさと爽快な苦味が広がるビールです。
Angieは独特のクセがある明日葉をふんだんに使用しているため、飲んだ瞬間にほんのりと明日葉独特の香りが鼻を突き抜け、その後に甘いような苦いような味を楽しむことができる今までに飲んだことがないビール。
その独特の味が評価され、2019年にはジャパン・グレートビア・アワーズで銅賞を取得しています。
明日葉を使ったビールは世界初なので、神津島に行った際はぜひ飲んで欲しいビールです。
Hyuga breweryはクラフトビールの他に食事も提供しており、ビールのおつまみとなる「ピクルスの盛り合わせ」や「もつ煮」などから、ジェノベーゼパスタやカオマンガイなどしっかりとした食事も提供しています。
中でもおすすめなのが、明日葉をこれでもかというぐらい乗せた「明日葉ピザ」。
明日葉は湯がいてからピザに乗せているので、明日葉特有のえぐみや苦味は全く感じません。
驚いたことにツナマヨのコッテリした感じと、明日葉の爽快な後味がとてもマッチしており、全体としてそこまでコッテリとしておらずかなり美味しいです。
筆者が神津島で最もおすすめする料理ですが、1日限定5枚までしか販売していないので、明日葉ピザ狙いの場合は早めに行くようにしましょう。
住所 : 東京都神津島村142-2
マップ : Googleマップ
アクセス : 神津島港より徒歩で10分
電話番号 : 04992-7-5335
定休日 : 火曜日
営業時間 : 18:00〜22:30 ※東京都の緊急事態やまんえん防止措置などにより変更の可能性があります。
神津島は東京都心からそこまで離れていませんが、離島ならではのキレイなビーチと自然のアクティビティを楽しめるスポットです。
連休の休みが取れる時は、ぜひ神津島へ遊びに行ってみてください。
最終更新日 : 2022/01/13
公開日 : 2021/09/03