top > 東アジア・中国・台湾 > 日本 > 東京
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
都内有数の高級住宅地として知られる、白金台(しろかねだい)。
南麻布や広尾、田園調布などと並ぶ、富裕層が多く住む人気のエリアです。
ひと昔までは「シロカネーゼ」と呼ばれるセレブ女性たちがメディアを中心に注目を集めたのが記憶に新しいでしょう。
白金台が位置するのは、東京都港区の南西部。
最寄り駅は、都営三田線および東京メトロ南北線の「白金台駅」です。
洗練された雰囲気が漂う街には、おしゃれなレストランやカフェ、海外ファッションを取り揃えるインポートショップなど様々な見どころがあり、お出かけスポットとしても人気。
また、公園や博物館などの公共施設も充実しているので、家族連れにもおすすめです。
閑静な住宅街ということもあり、治安が非常に良好なので、小さなお子さまと一緒でも安心して過ごせますよ。
高級でありながらも親しみを感じさせる落ち着いた雰囲気は、白金台ならでは。
すぐ近くには シェラトン都ホテル や ホテル雅叙園東京 などの有名なホテルもあるので、遠方からお越しの際は白金台を観光拠点に選ぶのも良いでしょう。
以下では、白金台の主な楽しみ方をご紹介します。
白金台を訪れる際は、ぜひ参考にしてください。
白金台を訪れるなら絶対に足を運んでおきたいのが、「プラチナ通り」です。
正確には「外苑西通り」という名前なのですが、白金台交差点と白金台5〜6丁目周辺を結ぶ約1kmの区間は「プラチナ通り」という名でも親しまれています。
既にお気付きの方も多いかもしれませんが、これは「白金」がプラチナを意味することに由来するのだそう。
都内在住の方であれば、訪れたことが無くても名前だけなら聞いたことがあるかもしれませんね。
通り沿いには、ファッションやジュエリーはもちろん、海外からの輸入商品を取り揃えるセレクトショップから有名なチョコレート専門店まで、ハイセンスなお店が多く立ち並んでいます。
その他、セレブ御用達のカフェやレストランも多く、オシャレな雰囲気が楽しめるのが特徴です。
ゆっくりと歩きながら、素敵なお店に立ち寄ってみるのも良いでしょう。
江戸時代を中心に栄えた東京ですが、白金台界隈は意外と古い地域であるのをご存知でしょうか。
その歴史は、室町時代(1394~1428)頃まで遡ります。
白金という地名は、当時この辺りに住んでいた豪族・柳下上総之介(かずさのすけ)一族が「白金長者」と呼ばれていたことに由来するそうです。
約600年以上の歴史を有する白金台には、古いお寺がいくつも点在しています。
実は、そのうち3ヵ所は「山手七福神」の巡礼札所に指定されているパワースポットなんです。
白金台にパワースポットがあるなんて意外ですよね。
また、その他にもJR目黒駅周辺に3ヵ所あり、計6ヵ所の寺院で構成されています。
七福神巡りをすると、七難即滅・七福即生(七つの災難から逃れ、七つの福徳を授かる)のご利益があるとされています。
【山手七福神のお寺】
白金台の西側には、東京ドーム4個分の広大な敷地面積を誇る森林緑地があります。
意外かもしれませんが、白金台は都内に住んでいても知らない人が多い穴場の自然スポットなんです。
都心では、都市開発などを理由に手付かずの自然環境に触れられる場所が限られていますが、ここなら都会の喧騒を逃れてゆっくりと自然を満喫することができますね。
白金台では、四季を通じて様々な種類の植物が見られるので、基本的にいつ訪れても楽しめます。
東京では珍しい湿地もあるので、水生植物や昆虫、魚、鳥なども観察できるんですよ。
まさに「都会のオアシス」と呼ぶに相応しい、理想的な環境と言えるでしょう。
ここでは、白金台にあるおすすめ観光スポットを紹介していきます。
緑豊かな自然に囲まれた癒しスポットからパワースポット、雨の日でも楽しめる博物館、ロマンチックなデートスポットまで多様なジャンルの見どころを厳選しました。
白金台にある美術館や博物館の入場料は手頃なものが多いので、ちょっとしたお出かけにもおすすめです。
また、無料で楽しめる見どころもいくつかあるので、ぜひチェックしてみてください。
八芳園(はっぽうえん)は、約1万2,000坪の広大な日本庭園を有するレストラン・結婚式場です。
都内でも有数の結婚式場であり、これまでに芸能人やスポーツ選手が挙式したことでも知られています。
正面の入口からは想像できないほど美しい庭園を有するのですが、実際に訪れてみるとその広さに驚くことでしょう。
ここは、かつて譜代の江戸幕府旗本・大久保忠教が屋敷を構えていた場所なのだそう。
その後、明治期にかけていくつかの人物の手に渡ることになりました。
八芳園が現在見られるような形に整備されたのは、大正4年(1915)のこと。
当時、この地は実業家・久原房之助が所有していましたが、その邸宅を築く際に美しい庭園が整備されたと言われています。
八芳園を創業したのは、それから35年後にあたる昭和25年(1950年)です。
庭園の名は「四方八方どこを見ても美しい」という言葉に由来するのだそう。
その名の通り、敷地内には大名庭園さながらの見事な回遊式庭園が整備されており、訪れる人々の心を魅了します。
樹木や石、水など造園の基本要素を絶妙に配した庭園の中には、和の趣と美しい自然の調和が見られます。
四季の移ろいを感じさせる落ち着きのある空間は、何度足を運んでも飽きないでしょう。
施設内にはカジュアルなイタリアンレストランも併設されているので、日常でも気軽に訪れられます。
お食事だけでなく、アフタヌーンティーのプランも人気で、特に女性の方にはこちらがおすすめです。
広大な庭園を眺めながら、都会の喧騒を忘れさせる優雅なひと時を過ごしてみてください。
ちなみに、庭園エリアの入場自体は無料です。
庭園の散策を希望する方は、施設入口のスタッフに見学希望の旨を伝えるとスムーズでしょう。
住所 : 東京都港区白金台1-1-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 0570-064-128
営業時間 : 10:00〜20:30 ※土日は9:00から
料金 : 無料
公式サイト : 八芳園
古地老(こじろう)稲荷神社は、文政12年(1829年)創建の由緒ある神社です。
目黒通りと桜田通りを結ぶ「桑原坂」を高輪台方面へ下ると左手に見えてきます。
八芳園のすぐ隣に位置しているため、非常に分かりやすい立地です。
小さな神社ではありますが、意外と歴史が古く、興味深い御由緒もあるので合わせてご紹介します。
古地老稲荷神社は、江戸時代から白金台に鎮座する地域ゆかりの神社です。
江戸の度重なる火災により混乱した人々の不安を鎮めるために築かれたのがはじまりで、創建当時は日吉坂上に位置していたと伝えられています。
御祭神は、日本神話に登場する女神「宇迦御魂命(うかのみたまのみこと)」。
この神様は、全国に3万社以上ある稲荷神社の御祭神として親しまれる有名な神様です。
稲荷神社といえば、「お稲荷さん」の愛称でお馴染みですよね。
古くより「日本には八百万の神様がいる」と言われていますが、この神様はその中でも私たちにとって大変身近な存在なのです。
五穀豊穣や商売繁盛にご利益があるとされ、現在でも多くの人々から篤い信仰が寄せられています。
古地老稲荷神社は、これらに加え「火伏せ」のご利益もあるのだとか。
かつて江戸(東京)は木造建築が主流であったため、火災が日常茶飯事だったそう。
この辺りも例外ではなく、明和9年(1772)に目黒行人坂の大円寺より発生した火災で甚大な被害を受けました。
この神社は、人々の心理的な不安を解放へと導くため「宗教的な試みの一環 」として設置された興味深い歴史背景を持ちます。
偶然かもしれないですが、当社を設置して以降火災は起きなくなったそうです。
現在の場所には、大正4年(1915)に遷座しました。
関東大震災や東京大空襲でも火災に遭わなかったといわれる霊験あたらかな神社です。
パワースポットがお好きな方は、ぜひ参拝しに訪れてみてくださいね。
住所 : 東京都港区白金台1-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
営業時間 : 参拝自由
覚林寺は、「清正公(せいしょうこう)」という名でお馴染みの日蓮宗の寺院です。
加藤清正の位牌や像を祀ることから、地域住民からは「清正公さま」の愛称でも親しまれています。
目黒通りと桜田通りの交差点付近に位置しており、近代的な景観に溶け込む存在感のある佇まいが魅力。
寛永8年(1631)創建の古刹で、誕生寺18世・可観院日延の隠居寺として開山されました。
日延は、文禄・慶長の役の際に朝鮮半島から連れてこられた人物で、清正公に所縁があることで知られています。
加藤清正といえば、名だたる歴史人物の中でも非常に高い人気を誇る戦国武将。
豊臣秀吉に仕えた肥後の大名として有名ですが、この地に位牌があるのも納得ですね。
ちなみに、清正公の墓は加藤家代々の菩提寺・本妙寺(熊本県)にあります。
現在見られるのは、弘化2年(1845年)に発生した火災の後に再建されたものです。
境内の「清正公堂」および「山門」は、再建後のものではあるものの、約150年以上の歴史を有することから港区の指定有形文化財に登録されています。
本殿のガラス戸には加藤家の家紋があしらわれているので、参拝に訪れる際は確認してみてください。
戦においては「負けなし」であったとされる最強武将・清正公。
覚林寺をお参りすれば、きっと勝負運を授けてくれることでしょう。
また、この寺院には災難避けを司る毘沙門天が祀られています。
この後に紹介する「瑞聖寺」および「妙円寺」と共に『山手七福神』に数えられているパワースポットなので、ぜひ合わせて訪れてみてください。
住所 : 東京都港区白金台1丁目1-47
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3441-9379
営業時間 : 24時間
寛文10年(1670)に創建された禅宗の寺院で、約350年以上の歴史を誇ります。
江戸時代の始めに中国・明から来日した僧・木庵性瑫(もくあんしょうとう)が開山し、摂津麻田藩2代藩主・青木重兼(しげかね)が開基しました。
江戸期には、「三禅宗」の1つに数えられる『黄檗(おうばく)宗』の中心寺院として親しまれたそう。
この寺院は、天保年間に出版された「江戸名所図会」でも紹介されている古刹です。
かつては、山門・天王殿・大雄宝殿・禅堂等を備えた巨大な寺院であったそうですが、これまでに2度にわたる火災によって大きな被害を受けました。
火災が発生したのは、亨保11年(1726)と延亨2年(1745)の計2回。
現在見られるのは、宝暦7年(1757)に再建された建物です。
以来、台風や地震などで破損しては修復を繰り返し、現在に至ります。
覚林寺と同様に、こちらも「山手七福神」のパワースポットとして知られています。
瑞聖寺に祀られているのは、福をもたらすといわれる「布袋尊」。
大きな袋を担いだインパクトのある見た目は、誰もが1度は目にしたことがあるでしょう。
千客万来・家運隆盛・家庭円満・商売繁盛などにご利益のある縁起の良い神様で、財運アップを祈願する人も多いそう。
覚林寺から徒歩約7〜8分の立地なので、お時間に余裕のある方はぜひ合わせてお参りください。
住所 : 東京都港区白金台3-2-19
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3443-5525
営業時間 : 9:00〜16:30
公式サイト : 瑞聖寺
妙円寺は、瑞聖寺から約500mほど離れた場所にある日蓮宗の寺院です。
詳しい創建年代は不明とされていますが、元和6年(1620)頃に瀧本院日忍によって開山されたと伝わります。
当時、碑文谷に屋敷を構えていた瀧本忠光が邸内に妙見堂を築いたのがはじまりとされ、延宝6年(1678)に現在地へと移されました。
寺院は目黒通りから少し中に入ったところに位置しているため、場所がやや分かりにくいかもしれません。
入口には、ご覧のように妙円寺の山号「誠瀧山」が記されたゲートが設置されているので、こちらを目印にアクセスすると良いでしょう。
本堂は、目黒通りから坂道を約20m下った先の右手にあります。
すぐ隣に建つ「妙見堂」と共に東京大空襲で焼失してしまったそうですが、昭和29年(1954)に再建されました。
本堂には、足利尊氏の念持仏といわれる妙見大菩薩像が安置されています。
これは、室町幕府第13代将軍・足利義輝(よしてる)が、元禄7年(1564)にその家臣・瀧本弾正忠光へと授けたものなのだそう。
妙見菩薩は、神道や仏教の他、儒教などにも登場する御神仏。
北極星を神格化した仏教の天部の1つとされ、国家守護や眼病平癒、財宝充満など様々なご利益があります。
また、妙見堂には七福神の「福禄寿尊」と「寿老人尊」が祀られており、「幸福・財・長寿」や「生命・知恵・学芸」などにご利益があるとされています。
目黒および白金台界隈には、七福神を祀る寺院がいくつかありますが、二体を同じ場所に祀っているのはここだけなのだそう。
こちらでも初穂料300円で御朱印をいただけるので、ご希望の方は本堂横にあるインターホンでお問い合わせください。
住所 : 東京都港区白金台3-17-5
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3441-3593
営業時間 : 9:00〜17:00
平成30年(2018)11月、白金台のゆかしの杜にオープンした博物館。
館内では、主に港区の自然や文化、歴史の魅力を様々な展示を利用して紹介しています。
大学のキャンパスを思わせる壮大な建物は、かつて公衆衛生院として使用されていたものなのだそう。
ゴシック様式の建築が美しいレトロな佇まいは、外観だけを目当てに訪れる人も居るとされるほど魅力的です。
館内は一般公開されており、講堂や旧院長室・旧次長室などの施設もそのままの状態で残されています。
館内西側の3〜4階には、常設展示室が設けられています。
展示エリアは大きく分けて3つのテーマで構成されており、考古学的な要素から江戸の町づくり、近現代における暮らしまで港区エリアをあらゆる視点で紹介しています。
講堂や旧院長室・旧次長室を含む、館内の東側は入場無料で見学することができます。
1〜2階には、カフェやミュージアムショップも併設されているので、気軽に立ち寄れますよ。
カフェは「八芳園」とコラボレーションしたもので、提携農家から届く新鮮な野菜を使用したカラダに優しいメニューが自慢です。
テイクアウトも可能なので、屋外で食べながらピクニック気分を味わうのも良いでしょう。
住所 : 東京都港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-6450-2107
定休日 : 毎月第3木曜日・年末年始
営業時間 : 9:00〜17:00(土曜は20:00まで)
料金 : 一般 300円/高校生以下 100円
公式サイト : 港区立郷土歴史館
プラチナ通りから程近い場所に位置する私立美術館です。
この美術館では、松岡地所の創設者・松岡清次郎が半世紀以上かけて収集した美術品の数々を所蔵・展示しています。
個人が趣味で集めたコレクションと聞くと、なんとなく小規模なものを想像してしまうかもしれませんが、侮るなかれ。
何を隠そう、松岡氏は無類の書画骨董好きとして名高い熱心なコレクターだった人物です。
コレクションの数は約1,800点におよぶとされ、その内容は日本画から西洋美術、考古学的な古代オリエント美術まで多岐に渡ります。
これらの多くは、ロンドンやニューヨーク、香港などで開催されるオークションで落札したのだとか。
松岡氏は国内外を問わず、これまでに様々な美術館を訪れたといいます。
生涯を通じて注ぎ続けたとされる「美」への情熱は、恐らくアート好きなら松岡氏と共感する部分があるのではないでしょうか。
主な見どころは、クロード・モネ 「ノルマンディの田舎道」、狩野山楽 「老松古木花鳥図屏風」、3世紀頃のものと考えられる「ガンダーラ 仏説法浮彫」など。
その他、古代ローマや古代エジプト、古代ローマ・ギリシアの美術作品など幅広いジャンルの作品が展示されています。
日本ではなかなか見られないような作品も多く所蔵しているので、世界各国の美術館を巡るような感覚で、アートの魅力をご堪能ください。
住所 : 東京都港区白金台5-12-6
マップ : Googleマップ
アクセス : 都営三田線・南北線 「白金台駅」1番出口より徒歩7分
電話番号 : 03-5449-0251
定休日 : 毎週月曜
営業時間 : 10:00〜17:00(最終入館 16:30)
料金 :
公式サイト : 松岡美術館
昭和8年(1933年)に建造された旧朝香宮邸を利用した都立美術館です。
この建物は、国内で唯一現存する本格的なアール・デコ建築とされ、新館を除くすべての建造物が国の重要文化財に指定されています。
朝香宮家の宮廷の他、外務大臣公邸および迎賓館としても使用された歴史があり、昭和58年(1983)以降は「東京都庭園美術館」として公開されています。
所蔵品の常設展示は行っておりませんが、企画展が開催されるタイミングで訪れれば、内部の貴重な文化財なども見学可能です。
普段は庭園エリアのみが一般公開されており、芝庭をはじめ、日本庭園、西洋庭園の3エリアを訪れることができます。
敷地内には、モダンなカフェやフレンチレストランも併設されており、女性客を中心に人気です。
特に新館1階の「Cafe TEIEN」は、自然光がたっぷりと差し込む開放的な空間とハイセンスなスイーツが話題となっております。
白金台でおしゃれなカフェをお探しの方は必見のスポットです。
住所 : 東京都港区白金台5-21-9
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3443-0201
定休日 : 第2・4水曜/年末年始
営業時間 : 10:00〜18:00(〜最終入館17:30)
料金 : 大人 200円、大学生 160円、中高生 100円
公式サイト : 東京都庭園美術館
自然教育園は、東京ドーム4個分に匹敵する広大な敷地に天然の自然環境が広がる緑地です。
都市開発が進む都心部では大変珍しい自然の森で、人の手が加えられていないのが特徴。
ここは、室町時代に豪族が邸を構えていたとされる土地です。
冒頭でも既にお伝えした通り、白金という地名はこの場所に住んでいた『白金長者』に由来しています。
一族がこの辺りに住んでいたのは、室町時代頃まで遡るそう。
江戸時代には高松藩主・松平頼重の下屋敷、明治時代には陸海軍の火薬庫、そして大正時代には宮内庁の白金御料地として利用されました。
このような歴史的背景から、この地には一般人が立ち入ることが無かったとされています。
特に、明治以降は国有地として扱われたので、都市開発の対象にならなかったのでしょう。
「国立自然教育園」として一般公開されたのは、昭和24年(1949)。
同年に、園内の全域が「旧白金御料地」として天然記念物および史跡に指定されました。
敷地内には遊歩道が整備されており、固有の植物をはじめとする自然を観察しながら、散策をお楽しみいただけます。
・物語の松
江戸時代に存在した下屋敷の面影を伝える老松
回遊式庭園の名残りを感じさせます。
・ひょうたん池
園内の中心部に位置する、瓢箪(ひょうたん)形の池
こちらも回遊式庭園の一部だったとされています。
・水性植物園
四季折々の植物が色鮮やかな花を咲かせる湿地
「ハナショウブ」や「クサフジ」など、季節に応じて様々な植物が見頃を迎えます。
運が良ければ、カワセミやウグイスなど野鳥も見れるかもしれません。
・森の小道
湿地沿いに広がる落葉樹林を抜ける細い道
紅葉が見事で、思わず都心に居ることを忘れてしまうような美しい景観が楽しめます。
住所 : 東京都港区白金台5-21-5
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3441-7176
定休日 : 毎週月曜(月曜が祝日の場合はその翌日)
営業時間 :
料金 : 一般 320円(高校生以下・65歳以上は無料)
公式サイト : 国立科学博物館附属自然教育園
最後は、プラチナ通りに位置する人気のお店「プラネタリウムBAR」をご紹介します。
「星が見えにくい都心でも素敵な星空を見てみたい」、そんな願いを叶えてくれるスポットです。
隠れ家的な雰囲気の小さなバーなのですが、プラネタリウムに使用する機材は科学館にあるものと同じレベルとされ、かなり本格的な体験ができるのが特徴。
また、それぞれ種類の異なる2台の機材が備えられているので、1時間ごとに景色が変わるのも嬉しいポイントです。
ドーム型の天井には、約500万個の星が映し出され、ロマンチックな雰囲気が漂うワンランク上のデートが楽しめます。
大切な人と訪れれば、いつもより特別な時間を一緒に過ごせるでしょう。
満天の星空を眺めながらお酒を嗜むという、大人だけに許された贅沢を味わいに、プラネタリウムBARを訪れてみませんか?
プラネタリウムBARは、こちらの建物の5階に入居しています。
店内は真っ暗なので、訪れる際は足元に十分お気を付けください。
入口のドアを閉めたら一瞬だけ暗闇に包まれるので、目が慣れるまでその場に留まりましょう。
少しすると、タイミングを見てお店の方が席へと案内してくれます。
店内はアロマの香りが漂っていて、癒し効果も抜群。
客層はカップルがメインですが、もちろん1人で訪れることもできます。
住所 : 東京都港区 白金台4丁目9−23 ツツイ白金台ビル 5F
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3440-2595
定休日 : 不定休
営業時間 : 19:00〜翌2:00(金・土は翌3:00、日・祝は24:00まで)
チャージ : 1人あたり 880円(1組あたり2時間まで)
公式サイト : プラネタリウム BAR
※東京 プラネタリウムの関連記事: 東京のおすすめプラネタリウム10選!有楽町の最新スポットから世界一の星空まで♪
白金台のおすすめ観光スポットをご紹介しました。
白金台は高級住宅地であるだけに、なんとなく敷居が高いようなイメージをお持ちの方が多いでしょう。
もちろん、白金台やその周辺にお住まいの方もいらっしゃるとは思いますが、 本記事は「白金台の魅力」をより多くの方に幅広くお楽しみいただけるよう執筆を心がけました。
都内でも有数の「セレブな街」として名高い白金台ですが、親しみやすい見どころも兼ね備えています。
この辺りには観光でも楽しめる魅力的なスポットがたくさんあるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
最終更新日 : 2021/09/15
公開日 : 2021/09/15