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シェアサイクルってどんなサービス?利用方法や料金、東京都内でおすすめの3社まとめ





近年、自転車の利用者が増えていることをご存知ですか?
「運動量を増やせる」「密を避けられる」といったメリットに加え、ガソリンなどのエネルギーが不要で排出ガスもゼロという環境にやさしい点も魅力です。

とはいえ、自分で所有するとなると購入やメンテナンスにコストも手間もかかります。

そこで注目されているのが、エリア内で自転車を共有する『シェアサイクル』。
好きなタイミングと場所で、好きな時間だけ自転車に乗れるサービスです。

本記事ではシェアサイクルの仕組みや良い点・悪い点、利用手順や費用などを解説します。

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シェアサイクルとは

 

シェアサイクル とは

 

シェアサイクルとは、一定のエリア内に配置された複数の専用駐輪場(ポート/ステーション)において、自転車を自由にレンタル・返却できるサービス。

主に都市部や観光地を中心に展開されています。

「自転車シェアリング」「シェアバイク」「コミュニティサイクル」など呼び方は様々です。

 

自転車を購入して所有するのではなく、他の利用者と共有して時間単位で利用する仕組みになっています。

利用したいときは最寄りのポートから借りて、乗り終えたら好きなポートへ返却が可能。

レンタルできる自転車は電動アシスト機能付きのものが多いです。

 

利便性が良く環境負荷を減らせるクリーンな交通手段として、国土交通省も普及を推進しています。

 

レンタサイクルとの違い

 

シェアサイクル レンタサイクル 違い

 

シェアサイクルに似たサービスとして、レンタサイクルが挙げられます。

 

1つ目の違いは返却できる場所。

 

シェアサイクルは必ずしも借りた場所と同じ場所に返す必要がなく、  任意のポートに好きなタイミングで返却ができます。

一方のレンタサイクルでは、  借りた店舗に返しに行かなくてはならず、営業時間内での利用が原則  です。

 

2つ目の違いは利用時間と料金。

 

シェアサイクルでは  15分や30分など短時間単位で安価にレンタルできます。

一方のレンタサイクルでは、  1時間〜1日単位の長時間利用が前提とされているため、料金も比較的高い  です。

 

シェアサイクル 無人

 

3つ目の違いは窓口の有無。

 

店舗を持たないシェアサイクルではポートへ行ってセルフでレンタル・返却を行いますが、レンタサイクルでは有人窓口で手続きを行います。

分からないことがあれば  店舗スタッフにサポートしてもらえる  点や、自転車のチェック・メンテナンスが毎回行われている点はレンタサイクルの安心できるポイントですね。

おすすめコースを聞いたり、車体の希望を伝えたりすることもできます。

 

利用するシーンに応じてどちらを利用するか選択すると良いでしょう。

 

 

シェアサイクルを利用するメリット・デメリット

 

各社が展開エリアやポート数をどんどん拡大しているシェアサイクル。

「歩きだと若干遠い場所に目的地がある」「駅から10分の距離だけど歩くのはツラい」というときに、ラストワンマイルの移動手段として重宝されています。

 

日常から通勤、観光までさまざまなシーンで利用でき、行動範囲が広がる便利なサービスですが、利用前にメリット・デメリットを比較しておきましょう。

 

メリット1. 好きなポートでレンタル・返却ができる

 

シェアサイクル 現在地

 

シェアサイクルでは利用開始時と返却時のポートが同じでなくてもOK!

出発地と目的地、それぞれに一番近い場所のポートを利用できます。

 

レンタサイクルのように借りた場所までわざわざ返しに行く必要がないので、長距離の移動や観光にも便利です。

往路はシェアサイクルで行き、復路は疲れたから電車で帰るという風に臨機応変な対応も◎

 

ポートの設置場所は海外だと道路上が多いですが、日本だとコンビニやショッピングセンター、宿泊施設や公園などに設置されているケースが多いです。

近くのポートをチェックしたいときは、複数のシェアサイクルサービスに対応したポート検索マップを利用してみてください。

 

メリット2. 24時間自由に利用できる

 

シェアサイクル メリット

 

無人でレンタルできるシェアサイクルには営業時間や利用時間という縛りがないので、24時間好きなときに好きなだけ利用できます。

レンタサイクルのように返却時間を気にしながら利用する必要はありません。

 

ダイヤが決まっている電車やバスなどの公共交通機関に比べて、自由度の高さが魅力です。

 

終電〜始発までの早朝や深夜に使いたいときにも、数分の距離だけ乗りたいときにも便利。

また、タクシーの渋滞や電車の遅延・運休といった不測の事態の影響もほとんど受けません。

 

メリット3. キャッシュレス決済ができる

 

シェアサイクル 支払い

 

シェアサイクルでは現金決済ではなく、SuicaやICOCAといった交通系ICカードやおサイフケータイなどを利用して自転車をレンタルできます。

最初に会員登録を済ませておけば、ポートに行ってスマートフォンやICカードをかざすだけで自転車に乗れるようになるので荷物が少なくて済みますね。

 

デメリット1. レンタル・返却ができないケースがある

 

シェアサイクル デメリット

 

シェアサイクルでは、希望するポートに必ずしも自転車があるわけではありません。

すべての自転車が他の利用者にレンタルされている場合は、別のポートで空いている自転車を探す必要があります。

 

希望のポートが満杯になっていて、返却できないケースもあります。

返却場所を探している間にも利用料金が発生し続けるので、サービスサイトやアプリでポートの満空情報を調べておくことが大切です。

 

また、各ポートの自転車は駐車中に充電やメンテナンスが行われているものの、無人管理であるため、返却されたばかりの自転車だと充電切れやパンクなど不具合が生じる場合があります。

 

デメリット2. 自分で手続きをする必要がある

 

シェアサイクル 手続き

 

シェアサイクルではスマートフォンやタブレットを利用し、サイトやアプリ上で会員登録や決済情報の入力、貸出・返却手続きをすべて自分で行う必要があります。

スタッフによるサポートがないため、使い慣れていない方にとっては利用しにくいかもしれません。

 

また、サポート対応が必要なトラブルが発生した場合、問い合わせ先が分かりづらい、解決までに時間がかかるなどの可能性も考えられます。

 

 


シェアサイクルの使い方

 

電車やクルマに替わる移動手段として普及が進んでいるシェアサイクルは、街中で目にする機会も増えたのではないでしょうか?

ちょっとしたお出かけでも、効率よく移動できて便利です。

 

しかしながら、店舗がなく自分で手続きをする必要があるため、「利用方法が分からずまだ使えていない」という方もいるかもしれません。

慣れれば自分の自転車のように簡単に利用できるようになるので、下記でレンタルの手順をチェックしてみてくださいね♪

 

1. 会員登録

 

シェアサイクル 登録

 

初めて利用する際には会員登録が必要です。

利用したいサービスを選んで専用のWebサイトにアクセス、またはアプリをダウンロードし、名前や連絡先などの個人情報や決済情報を入力します。

 

スムーズに登録を進められるように、キャッシュカードや交通系ICカードを手元に用意しておきましょう。

一部のサービスでは各種キャリア決済や電子マネー、QRコード決済などを利用できる場合もあります。

 

なお、会員登録は24時間365日対応しています。

完了すればシェアサイクルの利用する準備は完了です。

 

2. 自転車のレンタル

 

シェアサイクル 利用方法

 

自転車を借りたいときは近くにあるポートをサイトやアプリで検索し、利用する自転車を選びましょう。

一部事前に利用予約ができるサービスもあります。

 

レンタル方法はサービスによってさまざま。

アプリで自転車に搭載されたQRコードを読み込む、サイトに表示されるパスワードを入力する、登録済みのICカードをかざすなどの方法で自転車を開錠できます。

 

借りる前にはタイヤの空気圧やブレーキの動作、ベル、電池残量などを要チェック!

利用中にどこかに立ち寄る際には必ず施錠して駐輪してください。

 

3. 自転車の返却

 

シェアサイクル 乗り捨て

 

返却の際は目的地付近の空きがあるポートを探し、指定の場所に自転車を停めて鍵をロックします。

 

返却の手続きもサービスによって異なるため、利用手順をよく確認しておくようにしましょう。

施錠しただけでは返却したことにならず、アプリ上で操作しなければならないケースもあります。

 

きちんと返却状態になっていることを確認しないと、料金が発生し続ける恐れがあるため注意が必要です。

 

 

シェアサイクルの利用料金の目安

 

シェアサイクル 料金

 

無人で自転車を貸し出す仕組みにより、人件費が大幅にカットされているシェアサイクル。

利用料金の相場は  30分あたり100円〜200円前後  で、使った分だけ料金が発生します。

 

レンタサイクルの利用料金は数時間〜半日で1,000円〜2,000円ほど。

また、シェアサイクルで提供されることの多い電動アシスト付きの自転車は、購入するとなると5万円〜10万円+メンテナンス費用がかかります。

これらを考慮すると、短時間の利用やたまに乗る人にとってはシェアサイクルの方がリーズナブルです。

 

料金形態は「基本料金+1分◯円」「15分ごとに◯円」など各サービスごとに異なります。

月額制度や長時間プランを用意しているサービスもあるようです。

 

利用したい時間や頻度をもとに比較すると良いでしょう。

 

 


東京でおすすめのシェアサイクル

 

東京では気軽に利用できるシェアサイクルサービスが増加中!

それぞれの料金プランや対応エリアなどを比較して、その時々に合ったサービスを選びましょう。

 

最後に、都内の代表的なシェアサイクルをご紹介します。

 

バイクシェアサービス

 

 

バイクシェアサービスは、NTTドコモグループが運営しているシェアサイクルサービスです。

 

都内23区のエリア内であれば  区をまたいでどこでも利用可能。

また東京だけでなく、仙台、大阪、広島、大分など幅広いエリアでサービスが提供されています。

 

専用アプリではポートまでの経路や自転車台数、バッテリー残量や利用履歴などを簡単にチェックできます。

乗りたい時間の20分前から予約できる点や、各種保険がついている点も魅力です。

 

なお、NTTドコモのNTTドコモのQRコード決済  『d払い』のユーザーであれば、新規の会員登録は不要。

d払いのアプリ内から自転車のレンタルや決済が可能です。

 

都度利用だけでなく、基本料金2,200円を支払えば月に何度でも30分無料で利用できる『月額会員』プランや、1,650円で1日乗り放題の『1日パス』などのプランも提供されています。

 

ポート数や自転車台数も十分に用意されているので、都心での利用が多い人にとっては自分の自転車感覚で乗れて非常に便利ですね。

 

バイクシェアサービスのサービス情報

 

利用料金:30分ごとに165円(税込)

対応エリア:全国

ポート数:2,400箇所以上

自転車台数:17,800台以上

 

バイクシェア アプリ

 

appstore

googleplay

 

HELLO CYCLING

 

 

HELLO CYCLING(ハローサイクリング)は、ソフトバンクグループが全国で展開しているシェアサイクルサービス。

 

都内では23区だけでなく、  区外のエリアにも幅広くポートが設置  されています。

駅前やコンビニに併設されているポートが多く、黄色いロゴマークが目印です。

 

クレジットカード決済に加えて各種キャリア決済やPayPay、Yahoo!ウォレットなど  支払い方法が豊富  なところが魅力。

様々な手段でチャージできる独自の電子マネーも用意されています。

 

また、使用30分前からのレンタル予約や返却予約も可能。

1つのアカウントにつき  自転車を4台まで予約できる  ので、家族や友達といっしょに使いたいときに役立つでしょう。

ICカードを事前に登録すれば、予約不要で利用できます。

 

HELLO CYCLINGのサービス情報

 

利用料金:利用開始30分130円(税込)+延長15分ごとに100円(税込)、12時間1,800円(税込)

対応エリア:全国

ポート数:4,800箇所以上

自転車台数:22,000台以上

 

HELLO CYCLING アプリ

 

appstore

googleplay

 

 

LUUP

 

 

LUUP(ループ)は、電動キックボードや電動アシスト自転車をシェアできるサービスです。

 

東京をはじめ大阪や横浜、京都といった都心部を中心にエリアを拡大中。

インフルエンサーが多く利用していることや車体がスタイリッシュなデザインであることから、特に若者の利用者が増えています。

 

LUUPのポートは駅前や施設だけでなく、マンションなどの  わずかな空きスペースにも設置  されており、より希望に近い場所でレンタル・返却がしやすくなっています。

レンタルから支払いまではすべてアプリ内でスムーズに完結。

自転車だけでなく、  免許証をアップロードすればキックボードも利用できる  点も他のサービスと違うポイントです。

 

利用料金の計算が1分刻み  なので、「ちょっとだけ乗りたい」というときに便利。

 

また、一定回数無料で利用できる『タダ乗りフェス』や『半額乗り放題キャンペーン』など、お得なイベントも頻繁に開催されています。

初めてシェアサイクルを利用する人でもトライしやすいサービスだと言えるでしょう。

 

LUUPのサービス情報

 

利用料金:基本料金50円(税込)+1分あたり15円(税込)

対応エリア:東京その他

ポート数:1,200箇所以上

自転車台数:5,000台以上(キックボードも含む)

 

LUUP アプリ

 

appstore

googleplay

 

 

日常生活の中で、「自転車があったらいいな」と思うシーンは案外多いはず。

移動方法のひとつとしてシェアサイクルという選択肢を持っておくことで、毎日がちょっと便利になります。

 

行動範囲が広がって、街の新しい魅力を発見するきっかけになるかもしれませんよ♪


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