top > 東アジア・中国・台湾 > 日本 > 東京 > 葛西/葛飾
本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
葛西は東京ベイエリアの最東端、東京都江戸川区の南部に位置するエリアです。
このエリアは西に荒川、東に旧江戸川、そして南は東京湾と三方を水域に囲まれており(北は新川)、特に東側は川を挟んで千葉県との県境となっています。
対岸の千葉県浦安市側は、国内屈指の人気観光スポット「東京ディズニーリゾート」となっているので、憧れの「夢の国」が目の前に広がっているという贅沢な環境。
そんな葛西自体もまた、観覧車や水族館などを備えた「葛西臨海公園」など、魅力的な観光資源が豊富な、都内を代表する人気行楽&デートスポットです。
葛西は暮らしやすい街としても人気で、都内の「住みたい街ランキング」で常に上位にランクインされています。
東京都の外れにあるにも関わらず、交通アクセスは良好で、東京メトロ東西線を利用すれば、主要駅の葛西駅から都心の「大手町駅」まで最短15分で到達することができます。
新宿や渋谷、池袋など副都心にも40分程度で到達できるほか、西船橋駅まで15分、千葉駅までも40分と、千葉県方面へのアクセスも抜群です。
東京ディズニーリゾートまでは、JR京葉線を利用すれば「葛西臨海公園駅」から「舞浜駅」まで1駅、わずか3分で到達することができます。
最近では都心に勤務する外国人の間でも人気急上昇中との理由も頷けますね。
駅前を中心に開発著しい葛西ですが、駅から少し歩けば、古き下町の情緒が残っていることも魅力のひとつです。
昔ながらの商店やスナック、銭湯などが今もなお現役営業しており、昭和にタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。
また、住民の憩いの場となる公園の数も充実していることも特徴で、素晴らしい庭園美を誇る公園や、動物園を併設した公園など、地元以外では知られていない素敵な公園がたくさんあります。
遅くまで営業しているスーパーマーケットや飲食店も多く、生活するには不自由しない街です。
葛西には、北に東京メトロ東西線、南にJR京葉線が乗り入れています。
地下鉄の東西線は葛西エリアに至る主要路線で、「西葛西駅」と「葛西駅」の2駅が設置されています。
中野と西船橋を繋ぐ東西線は都心や千葉方面とのアクセスが良好で、すでにご紹介したように、東京駅(大手町)や西船橋から15分で到着可能です。
葛西臨海公園周辺を訪れるなら、京葉線を利用する方がおすすめ。
京葉線の「葛西臨海公園駅」までは、東京駅から直通で13分で到着します。
東西線の葛西駅と葛西臨海公園間の移動は、徒歩だと40分程度の道程です。
葛西は車でのアクセスも良好です。
首都高速湾岸線および中央環状線の「葛西IC」か、中央環状線の「清新町IC」が最寄りとなります。
一般的には葛西ICを利用するのが便利ですが、葛西駅や行船公園方面は清新町ICの方が近いですよ。
葛西の規模はそれほど広いとはいえませんが、休日を丸一日かけて遊ぶことができるスポットが集中しています。
水族館やアトラクションを兼ね揃えた「葛西臨海公園」をはじめ、潮干狩りやBBQまで楽しめる「葛西海浜公園」、日本庭園と動物園のある「行船公園」など、魅力的なスポットが満載です。
地元以外ではあまり知られていない穴場スポットも多数存在し、一度訪ねたらすっかりハマってしまうかもしれません。
今回は実際に現地へ足を運び、葛西観光の魅力と最新情報をお届けします。
葛西を代表する観光スポットとして、真っ先に名前が挙がるのが「葛西臨海公園」ですね。
水族館や大観覧車も併設した、総面積約80ヘクタールにも及ぶ広大な公園で、その敷地は5つの趣が異なるゾーンに大別されています。
あまりにも広すぎて徒歩での移動が大変なため、園内を周遊する「パークトレイン」が運行されているほどです。
埋立や汚染などで破壊された東京湾岸の自然環境を再生する目的で、平成元年(1989年)6月に開園しました。
一部施設を除いて公園内は無料で開放され、家族向にもピッタリな行楽地およびデートスポットとして、休日には大混雑する人気の公園です。
葛西臨海公園のアクセスは抜群!
JR京葉線の「葛西臨海公園」駅を下車してすぐ、マイカーで訪問する場合にも駐車場(1時間300円~)は目の前です。
ただし、とても広大な公園なので、訪れたいエリアによっては歩くことを覚悟しなければなりません。
まず訪問したのは、公園の中心部にある「芝生広場ゾーン」です。
広々とした芝生広場を中心に、宿泊施設や蓮池、花畑などが設置されています。
花畑では年間を通して、菜の花やコスモス、スイセンなどが楽しめますが、筆者が訪れた時にはスイセンが見頃を迎えていました。
この「芝生広場ゾーン」で忘れてはならない存在が、公園のシンボルである「ダイヤと花の大観覧車」ですね。
直径111m、高さ117mの堂々たる観覧車で、大阪の「REDHORSE OSAKA WHEEL(123m)」に次いで国内第2位の規模を誇ります。
約17分間の空中散歩では、東京ディズニーリゾートや海ほたる、東京スカイツリーや富士山など、南関東周辺の有名観光名所を一挙に眺望することが可能です。
夜間はライトアップされ、煌びやかで幻想的な雰囲気に包まれます。
こちらが大観覧車の乗り場です。
利用料金は大人800円、土日祝日は 10:00~20:00(平日は19:00まで)の営業時間となりますので、夜景鑑賞もバッチリですね。
他に「マーメイドパラダイス」というアトラクションや、アミューズメント施設「ファンタジアハウス」が設置されています。
続いて海に面し、潮風が心地よい「汐風の広場ゾーン」。
「芦ケ池」付近にある海岸沿いの道にはヤシの木が植樹されており、南国ムードたっぷりです。
「葛西海浜公園」に至る渚橋まで、快適な散策路が繋がっています。
お散歩だけでなく、ランニングやサイクリングを楽しむのにも最高の環境ですね。
お洒落な美術館のような総ガラス張りの建物は、展望レストハウス「クリスタルビュー」です。
地上2階地下1階で構成され、2階部分には東京湾を望む展望スペースが設置されています。
透明なガラス越しに眺める眺望は抜群で、特に夕景や夜景の絶景はおすすめです。
地下にはカフェ「CRYSTAL CAFE」があり、店内でピザなどの軽食が楽しめるほか、ピクニック用にテイクアウトにも対応しています。
葛西臨海公園内には、水上バス・「東京水上ライン」の発着場もあります。
こちらから、お台場海浜公園や浅草、両国方面までのクルージングも体験できますよ。
時間があれば、ぜひ利用して東京湾の海上散歩を満喫してみましょう。
葛西臨海水族園は、この発着場からすぐの場所にあります。
公園敷地面積の半分近くを占める「鳥類園ゾーン」。
他のゾーンと比べて訪れる人も少ない穴場スポットです。
筆者も今回初めて足を運んでみました。
樹木に囲まれた散策路は、海辺のゾーンとは趣が異なるお散歩を楽しめます。
鳥類園で見られる野鳥の数は何と196種類以上!
カモメやアジサシなどの水鳥や、カワセミやアオサギなど珍しい野鳥を四季を通じて見学することができます。
園内には淡水の「上の池」、汽水の「下の池」と2つの池があり、池を囲むように散策路が設置されています。
鳥類園では、バードウォッチングだけでなく、四季折々の植物鑑賞も楽しめます。
筆者が訪れた時には、梅が見頃を迎えていました。
野鳥が間近で観察できるように、随所に観察窓が設置されています。
観察窓には、その場所で観察できる鳥類や水生生物の紹介版もありますよ。
巡り会えたらラッキーですね。
鳥類園の端は、東京都と千葉県の県境でもあります。
散策路から旧江戸川の河川敷に出ると、川向うは千葉県の浦安市。
東京ディズニーリゾートが目と鼻の先ですね。
住所 : 東京都江戸川区臨海町6丁目地内
マップ : Googleマップ
アクセス : 京葉線、東京メトロ 葛西臨海公園駅から徒歩2分
定休日 :
営業時間 :
料金 : 各施設により異なる
公式サイト : 葛西臨海公園
「ダイヤと花の大観覧車」と共に、葛西臨海公園のシンボルとして知られる「葛西臨海水族園」。
地上30mにも及ぶ巨大なガラスドームの外観が特徴で、東京都を含む世界中の海から集められた600種類以上の生物が展示されています。
圧巻はクロマグロなどが群泳する巨大なドーナツ型の大型水槽で、2,200トンの水槽越しに眺める景観は迫力満点です。
イルカやアザラシなどの海獣類は展示されていませんが、国内最大級のペンギン展示場や海鳥、ほかではあまり見られない希少な魚が展示されているなど、見どころは満載!
大人700円と水族館としては格安な入場料金にも関わらず、これだけの充実した展示が楽しめるとは嬉しい限りですね。
葛西臨海水族園のエントランスは、滝のように水が流れるお洒落な演出。
この一角は「水の広場」とよばれており、レストハウスやギフトショップも設置されています。
ここからチケット売り場までは少し歩きます。
チケットを購入して水族園内に入場すると、葛西臨海水族園のシンボルであるガラスドームが目の前に現れます。
ガラスドームの周りには噴水池が設置されていて、時折吹き上げる水しぶきが幻想的です。
ガラスドームの柱の隙間から、東京ディズニーランドのシンデレラ城が拝めました。
こちらの入場口は水族館本館の3階部分で、入場後にエスカレーターで展示コーナーがある2階に進みます。
展示コーナーはガラスドーム本館の1~2階部分となっています。
世界中の海の中を再現した「世界の海」コーナーや、深海の生物、北極・南極の魚など、見応えのある展示が満載です。
大型のサメやエイが泳ぐ大水槽も迫力満点!
葛西臨海水族園の代名詞といったら、クロマグロなどが群泳するアクアシアター・「大洋の航海者」ですね。
2,200トンもの水量を誇る巨大なドーナツ型の水槽の中を、多くのマグロ類の魚たちが悠々と泳いでいます。
食卓でお馴染みのマグロを、こんな間近で見られる水族館はほとんどありません。
1階の屋外エリアに設置された「渚の生物」ゾーンです。
波打ち際にある海の浅瀬をそのまま再現しており、海のなかで棲息している魚たちの様子も鑑賞することができます。
ヒトデやネコザメなどのタッチング体験ができるコーナーも用意されています。
「渚の生物」の向かい側には、広々とした空間でペンギンを見学できる「ペンギンの生態」ゾーン。
フンボルトペンギンやミナミイワトビペンギン、フェアリーペンギンやオウサマペンギンが飼育されている国内最大級のペンギン展示施設です。
岩場や水の中でのびのびと暮らすペンギンたちの姿に癒されますね。
「東京の海」といっても、東京湾だけではありません。
小笠原諸島や伊豆七島も東京都なので、こちらの暖かい海に棲息する魚も含まれます。
東京の海の豊かさを実感できるコーナーです。
葛西臨海水族園はレストランも併設しています。
「シーウィンド」では、伊豆七島の地魚やウツボなどの珍しい食材を使ったメニューなど、ここでしか味わえない料理を楽しむことができますよ。
テラス席も設置してあるので、天気が良い日には屋外で食事が楽しめます。
葛西臨海水族園の楽しみは、水族館ばかりではありません。
出口方面に至る屋外にも見どころがたくさんあるんです。
自然が豊かだった頃の東京の水辺を再現した「水辺の自然」も、快適な散策路です。
タンチョウやコウノトリが水辺で餌を食べる様子が見学できる「水辺の鳥」コーナーも必見ですよ。
池沼や渓流に棲む生物を展示した「淡水生物館」。
周りの自然や水のなかを再現しており、海の生物とは違った鑑賞を楽しむことができます。
水族館だけでない、楽しみ方無限大の「葛西臨海水族園」。
入場料700円では申し訳ないほど充実した観光スポットです。
住所 : 東京都江戸川区臨海町6-2-3
マップ : Googleマップ
アクセス : JR京葉線「葛西臨海公園駅」下車から徒歩5分
電話番号 : 03-3869-5152
定休日 : 水曜日(国民の祝日や振替休日、都民の日が水曜日と重なった場合、その翌日)、年末年始
営業時間 : 9:30~17:00(入園は16:30まで)
料金 :
公式サイト : 葛西臨海水族園
葛西臨海公園の沖合に広がる2つの人口干潟とその水域は「葛西海浜公園」と呼ばれ、葛西臨海公園から独立して設置されています。
人工干潟は臨海公園から向かって左側が「東なぎさ」、右側が「西なぎさ」で、公園として一般開放されているのは西なぎさだけです。
西なぎさエリアとは、葛西臨海公園から全長約150mの「葛西渚橋」で結ばれており、この橋が唯一のアクセス手段。
総面積15ヘクタールの「西なぎさ」には、人口砂浜やBBQ場、原っぱなどが設置されていて、海水浴や潮干狩り、ディキャンプ等のアクティビティを楽しむことができます。
東なぎさエリアと共に、保護すべき湿地帯としてラムサール条約に登録されていますが、東なぎさは環境保全のため立入は禁止されています。
葛西臨海公園から望む海浜公園の入口です。
終日開放している臨海公園とは異なり、開園時間が決まっているので注意しなければなりません。
時期により変動しますが、原則 9:00~17:00 まで、夏の時期には時間延長があります。
葛西臨海公園駅からは徒歩12分程度の道程です。
葛西渚橋はヨットの帆柱をイメージして造られているそうです。
正面からはわかりづらいのですが、横から見るとそんな感じがしますね。
歩行者専用なので、自転車では渡ることができません。
橋を渡り切った先の海浜公園には、臨海公園とは全く異なる光景が広がっています。
東京23区内にあるとは思えないほど広々とした砂浜、そして干潟です。
磯遊びや釣り、潮干狩りなども楽しめますが、テントを張ってのんびり寛いでみたくもなりますね。
遥か海の向こう側には、東京ゲートブリッジが確認できます。
平成30年(2018年)に、ラムサール条約湿地に登録された当公園は、海辺の生き物の宝庫です。
スズガモやミサゴ、カンムリカイツブリなどの鳥類のほか、トビハゼやコメツキガニ、ウナギ、アサリなど様々な生物が棲息しています。
条件が良ければ、こうした生物たちと出会うことができますよ。
葛西臨海公園側の眺望です。
臨海水族園のガラスドームがとっても映えますね。
こちらのアングルからは「ダイヤと花の大観覧車」が確認できます。
対岸に見えているのは、立入禁止エリアである「東なぎさ」です。
保護活動の結果、野鳥のサンクチュアリとよばれるほど様々な鳥類が飛来してくるそうです。
東なぎさの護岸に沿って沖方面に進んでみました。
ゴツゴツした岩場となり、足元に注意が必要ですが、三方を海に囲まれて開放的な気分に浸れます。
葛西海浜公園では、何と無料でBBQやディキャンプを楽しむことができます。
BBQの器材や食材は、こちらの案内所でレンタルできますので、手ぶらで訪問しても安心です。
潮風を受けながらの浜辺のBBQが、楽しい思い出になることでしょう。
住所 : 東京都江戸川区臨海町6丁目 / 東京都江戸川区臨海町6丁目地先
マップ : Googleマップ
アクセス : 葛西臨海公園駅より徒歩11分
電話番号 : 03-5696-4741
定休日 : なし
営業時間 : 9:00~17:00(時季により延長、1月1日は6:00開門)
料金 : 無料
公式サイト : 都立葛西海浜公園
「総合レクリエーション公園」は、公園が多い葛西エリアの中でもひときわ規模が大きな公園です。
西側は東西線の西葛西駅前から、東側は旧江戸川の河川敷まで東西に約3km、総面積約22ヘクタールに及ぶ広さを誇ります。
この公園、実はひとつの公園ではなく、その敷地内には野球場やテニスコートといったスポーツ施設のほか、趣が異なる10種類以上の公園が設置されているんです。
複数の公園群で構成されているから「総合レクリエーション公園」と呼ばれていますが、個々の公園もユニークで個性的なものばかり。
小さな子供たちから大人まで幅広い層が楽しめる憩いの場となっています。
恐竜の遊具などが設置された子供向けの公園から、フィールドアスレチックやBBQ場が設置された公園、フラワーガーデンや牧場など、個々の公園は多種多様。
徒歩で始点の「子供の広場」から、旧江戸川沿いの終点「なぎさ公園」まで移動した場合、1時間以上の時間を要します。
中間地点付近のフラワーガーデンから、一番先のなぎさ公園まではシャトルバスが運行しているので、こちらを利用してみるのもおすすめです。
そんな「総合レクリエーション公園」の全貌を確認すべく、西端から東端まで取材してみました。
長い総合レクリエーション公園のはじまりは、東西線の西葛西駅南口から徒歩3分程度の場所に位置する「子供の広場」です。
駅前からの広い道路、通称「虹の道」通りを真っすぐに進むと、右手に緑豊かな公園が見えてきます。
入口に設置された、虹をイメージした時計塔が目印です。
砂場に設置された2体のリアルな恐竜遊具がシンボルで、通称「怪獣公園」とも呼ばれています。
ヤシの木の下で佇む恐竜像は、まるで恐竜が生きていた時代にタイムスリップしたかのようで臨場感たっぷり!
砂場のほか滑り台もあり、小さな子供向けの公園ですが、平日の昼時にはランチを楽しむサラリーマンの憩いの場でもあります。
葛西はインド出身の外国人が多く暮らしている街としても知られています。
筆者が訪れた時には、公園内でインドのお祭りが開催されており、多くのインド系の人たちで賑わっていました。
道路を挟んた向かい側にある「江戸川区球場」。
電光スコアボードとナイター設備を備えた、収容人数4,000人の本格的野球場です。
少年野球や高校野球地区予選会のほか、プロ野球のイースタンリーグでも利用されています。
「虹の広場」は、子供たちに大人気の水遊びスポット!
奥にある壁面(壁泉)と手前の半球型のオブジェは噴水になっています。
普段は静かな公園広場ですが、毎年7~8月の真夏の時期には、多くの子供たちで賑わう最高の遊び場に変わります。
特に全長50mの壁泉から流れる「ナイヤガラ」は圧巻です。
この壁泉の水しぶきで晴れた日には虹が発生することがあるこが、名前の由来だとか。
特に何もないから「自由広場」、フリマ会場にも利用されるそうです。
以前は「新田6号公園」と呼ばれていました。
その名前の通り、樹木が生い茂った森のような「新田の森公園」。
遊具などは設置されておらず、緑に囲まれた細長い散策路が続きます。
自然を感じながらウォーキングしたり、ちょっとした休憩をするには最適の公園です。
プール施設の老朽化に伴い、その跡地に開園した「葛西防災公園」。
大震災時に対応できるよう防災設備を備えた公園です。
テニスコートや多目的コートを設置したスポーツ公園でありますが、子供向けの遊具や芝生広場もありますよ。
総合リクリエーション公園の連続は、この防災公園の対面にある「新田はらっぱ公園」で一時中断します。
「新左近親水公園」を経由して、左近通りを跨ぐ「さくら橋」の陸橋を渡って臨海公園方面に南下すると、再び総合リクリエーション公園の敷地に入ります。
「子供の広場」から、ここまで歩いて30分以上経過していました。
健康増進のために区民のウォーキングを推進しているのか、歩道上には江戸川区の「健康の道」の標識が設置されています。
総合レクリエーション公園の続編は、「ファミリースポーツ広場」からスタート。
運動広場や壁打ちテニス場などのスポーツ施設が設置された、広々とした空間の公園です。
「相撲場」なんて、とってもユニークな施設もあったりして。
総合レクリエーション公園はまだまだ続きます。
環状七号線道路を挟んで、フラワーガーデンから最東端の「なぎさ公園」まで連続した長い公園群が繋がっています。
ここから先を周遊する園内バス「パノラマシャトル」を利用してみるのもおすすめです。
トレインスタイルの可愛らしいバスで、ブルーとピンクがありますよ。
「フラワーガーデン」は、四季折々の花々が楽しめる西洋風庭園です。
雰囲気のよさから、CMやドラマのロケ地として利用されることも多いようです。
小川のせせらぎを模した水路や噴水などが設置され、美しい花の香りを楽しみながら、心地よい散策が楽しめます。
特に100種類以上約600株のバラが植えられたバラ園は圧巻で、春と秋に見頃を迎えるので、この時期の訪問はおすすめです。
園内にある噴水も涼し気でした。
フラワーガーデンから、こちらの橋を渡り切れば「富士公園」です。
緑豊かなアクティビティ溢れる公園で、フィールドアスレチック遊具とBBQ場を設置しています。
こちらがBBQ場で、開放的な空間でデイキャンプも楽しむことができます。
1区間2,100円で、通年利用可能です。
公園の一番高い場所に位置する「江戸川富士」。
ここから園内を一望可能で、見晴らし抜群です。
江戸川富士から、眼下のフィールドアスレチック場を拝みます。
こちらの橋の向こう側は、いよいよ終着の「なぎさ公園」です。
旧江戸川に近い「なぎさ公園」は、野球場などのスポーツ施設や遊具広場、展望の丘、ポニー牧場などが設置されています。
ちょうど公園内パノラマシャトルが到着したところです。
展望の丘は工事中(2023.3月現在)で入場できませんでしたが、河津桜が見頃を迎えているのが確認できました。
「なぎさポニーランド」では、ポニーの乗馬を無料で体験することができます。
ポニーは全部で7頭飼育されています。
ヤギとのふれあいコーナーもありますよ。
受付はこちらのサービスセンターにて行います。
子供たちにとっては楽しい思い出になること間違いありません。
なぎさ公園から道路を挟んだ向こう側は、旧江戸川の河川敷です。
河川敷には遊歩道が設置されているので、のんびり散策してみるのも楽しいでしょう。
旧江戸川の対岸は千葉県!
スタートからの主要時間は1時間ちょっと、遠くまで歩いてきたと実感します。
お散歩目的で全ての公園を制覇するのも楽しいかもしれませんが、正直キツイ道程です。
そんな総合レクリエーション公園を訪れる際には、予め行ってみたい公園を絞っておいた方が良いでしょう。
住所 : 江戸川区西葛西6丁目11番~南葛西7丁目3番
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3675-5030(富士公園サービスセンター)
定休日 : なし
営業時間 : 24時間常時開放
料金 : 無料
「行船(ぎょうせん)公園」は葛西エリア北部、地下鉄東西線の西葛西駅から徒歩15分程度の場所にある、地元で大変人気のあるスポットです。
「行船」という変わった名前は、この公園敷地を寄付した地元・葛西の政治家、田中源(げん)の屋号が「行船」だったことに因みます。
葛西村長や国会議員を歴任した田中が、昭和8年(1933年)に公園用地として東京都に寄付したものを、昭和25年(1950年)に江戸川区に移譲したことに伴い開園しました。
公園内には庭園美が素晴らしい「平成庭園」や後述する「自然動物園」を軸に、遊具広場や釣り堀まで設置されており、家族連れを中心に多くの来訪者で賑わっています。
船堀街道(都道308号線)側から公園に入場して、一番手前にあるのが遊具の広場です。
広々とした空間で、ジャンボスライダーやアスレチックなどの大型遊具や噴水が設置されており、子供たちの賑やかな声が響きます。
この広場の奥が「自然動物園」となっています。
賑やかな公園の様子を高台から優しく見守っているのが、公園の寄付者・田中源翁の銅像です。
昭和52年(1977年)に郷土の先覚者として、旧居住地跡に建立されました。
こちらの銅像前から公園の全貌が一望できます。
公営公園には珍しく、釣り堀が設置されていることも魅力的です。
江戸川区の管理でヘラブナが放流されており、無料で利用することができます。
キャッチ&リリースが基本で、竿や仕掛け、餌は各自持参となりますが、時間制限はなく、開園時間内であれば1日のんびりと釣りを楽しめますよ。
行船公園で最大の見どころといえば、平成元年(1989年)に開園した「平成庭園」です。
自然動物園と向かい合いように、公園の一番奥側に存在しています。
池を囲む緑豊かな「築山池泉廻遊式」の日本庭園で、池の畔には源心庵・林泉亭・つつじ亭といった建造物があります。
庭園の外周に散策路が設置されており、桜や紅葉、花菖蒲など四季折々の自然美を身近に感じることができます。
小さな空間ではありますが、都心にいることを忘れるかのような静寂感を味わえますよ。
筆者が訪れた3月初旬の時期には、梅の花が咲き誇っていました。
池の畔にある優雅な建造物が「源心庵」です。
浮御堂様式の月見台がある数寄屋造りの純日本建築で、お茶会や句会などに利用することができます。
こちらの庭も見事な枯山水で、見栄えたっぷりです。
行船公園の隣にある大きな公園は「宇喜田公園」。
江戸川区内の花見の名所としても知られています。
行船公園には駐車場がないので、車で訪れる際には、この公園の駐車場を利用するようにしましょう。
野球場やゲートボール場などが設置されているスポーツ中心の公園ですが、ユニークな大型遊具や芝生広場もあり、家族連れでもたっぷり楽しめます。
時間があれば、こちらにも足を運んでみることをおすすめします。
住所 : 江戸川区北葛西3丁目2番1号
マップ : Googleマップ
アクセス : 西葛西駅より徒歩14分
電話番号 : 03-3680-0777
定休日 : 公園は常時開放、平成庭園・源心庵は12月28日~1月4日まで休館
営業時間 :
料金 : 無料(源心庵のみ利用料あり)
「江戸川区自然動物園」は、行船公園内にある公営動物園です。
一周するのに5分もかからない小さな動物園ですが、展示している動物の種類は驚くほど充実しています。
レッサーパンダやオオアリクイ、オタリアなど、この規模の動物園では見かけることの少ない珍しい動物たちを間近で観察することができるんです。
全体では哺乳類や鳥類、爬虫類や魚類など合わせて60種類以上にも及びます。
しかも入場無料で楽しめるなんて、嬉しい限りですね。
自然動物園のエントランスは、行船公園の遊具広場奥にあります。
左手にあるサービスセンターでは、園内のパンフレット配布や案内窓口を行っているので、必要な人は立ち寄ってみてください。
こちらでは展示している動物たちのイラストや写真が入った、缶バッジやミニタオルなどのオリジナルグッズも販売されています。
ちょっとしたお土産にも最適ですね。
正面ゲートを通過して、すぐ目の前に登場するのは「ふれあいコーナー」です。
ヤギやヒツジ、ウサギなど、お馴染みの動物たちがお出迎え。
コーナーの中に入ることはできませんが、外から動物たちと触れ合うことができます。(※新型コロナ感染防止対策のため、2023年3月現在休止中)
こちらは南米北部原産の「ブラウンケナガクモザル」のサル山です。
絶滅危惧種に指定されている希少動物で、日本国内では当園を含めて3園でしか展示されていません。
当園で産まれたベビーを含めて17頭が飼育されています。
水槽が並ぶ「水生コーナー」では、主に江戸川区内に生息する各種淡水魚や金魚等が展示されています。
特に江戸川区は金魚の「日本三大産地」のひとつに数えられ、地元自慢の13種類の金魚たちが優雅に泳ぐ姿には癒されます。
南米チリからやってきたアシカの仲間・オタリア。
当動物園では雌2頭が飼育されています。
暖かい春の陽気を浴びて、とっても気持ち良さそうですね。
オオアリクイは自然動物園の人気者!
どこよりも多くの観客で賑わっていました。
ちょうど食事の時間です。
赤ちゃんアリクイを背負った母アリクイの姿にも心が和みます。
大きな動物園にはない、アットホームな雰囲気も江戸川自然動物園の魅力ですね。
住所 : 江戸川区北葛西3-2-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3680-0777
定休日 : 月曜日(祝休日の場合は翌日)、年末年始(12月30日~1月1日)
営業時間 : 10:00~16:30 ※土日祝は9:30開園
料金 : 無料
公式サイト : 江戸川区自然動物園
「水」に恵まれた江戸川区内には、多くの親水公園が設置されています。
全国で初めて親水公園を造ったのは江戸川区で、昭和43年(1968年)開園の古川親水公園が最初、今や区内に23か所の親水公園・親水緑道があるそうです。
「新左近川森林公園」は、新左近川の河川敷に広がる広大な公園で、その規模は全長750mにも及びます。
園内にはディキャンプやBBQが楽しめる芝生広場やカヌー場、子供向け遊具などが設置されており、区民から高い人気を誇る公園のひとつです。
途中で分断される総合レクリエーション公園の、ちょうと繋ぎ目のあたりに位置しています。
新左近川とは自然の河川ではなく、旧江戸川に注いでいた左近川を拡張し、荒川河口までを繋いだ人工水路のことです。
ラグビースポーツパーク付近にある海岸水門から、荒川河口水門までの水域が該当し、その流域エリアが公園として整備されています。
新左近川に沿って、快適なプロムナードが続きます。
沿道には434本のサクラが植樹されており、江戸川区内でも有数の花見の名所としても知られています。
こちらがデイキャンプ場です。
水辺の開放的な空間で、とびきりのBBQ等を楽しむことができます。
この公園は、都心では珍しいカヌーを体験できるのも魅力のひとつ。
カヌーのレンタルも行っており、全くの初心者でも気軽に楽しめます。
利用料金は大人1時間100円、レンタルも1時間100円という圧倒的なコストパフォーマンスです。
楽しめるカヌーの種目も様々。
スラロームやポロ、スプリント等専用のカヌー場も用意されていますよ。
川辺をのんびりとカヌーを漕いでみるのも気持ち良さそうですね。
カヌー乗り場から橋で対岸に渡ります。
この付近はマリーナが設置されていたこもあり、南国リゾート風のヤシ並木が高級感たっぷりですね。
アーチのシルエットが映える「つばさ橋」。
終点の荒川河口まではあと一息です。
荒川に到着しました。
川に沿ってアスファルトの遊歩道が整備されているので、こちらも散策してみるのもおすすめですよ。
住所 : 東京都江戸川区臨海町3丁目地先
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3675-5030(富士公園サービスセンター)
定休日 : なし
営業時間 :
料金 : 公園無料、デイキャンプ場は1区画2,100円
「新長島親水公園」は、上記新左近川親水公園に隣接して存在します。
新左近川を跨ぐ大きな橋「かもめ橋」を渡り切ってすぐの場所にあり、新左近川親水公園とは直結しています。
規模は「新左近川」よりも小さく、全長530mほどですが、新左近川(4番目)よりも古い3番目の親水公園として開園しました。
細長い園内には小さな川が流れており、川に沿って遊歩道が設置されています。
川岸には四季折々の植物が植林されており、特に20,000株以上植えられたスイセンが咲き誇る冬の光景は圧巻です。
遊歩道の途中にじゃぶじゃぶ池や噴水広場が設置され、夏の時期には地元の子供たちの水遊びスポットとしても賑わいます。
こちらの公園内の水、実はとってもピュアで安全なんです。
旧江戸川の水を使用していますが、この川水は新長島親水公園の最上流部で濾過されているため、濾過したての綺麗な水で遊ぶことができるんですよ。
この濾過された水は、新長島親水公園を通って新左近川親水公園に流れ込んでいます。
隣接する新左近川親水公園と比べて遥かに地味な公園ではありますが、川のせせらぎを感じながらの散策は癒し効果抜群ですよ。
新左近川親水公園だけでなく、総合レクリエーション公園も徒歩圏内なので、時間があれば一緒に楽しんでみましょう。
新長島親水公園に並行して、西葛西駅方面に「清新町緑道」が設置されています。
緑豊かな遊歩道で、沿道にはサクラや温州ミカン、ガザニアなどが約100種1500本もの街路樹が植樹されており、こちらも快適な散策が楽しめます。
途中に色々な彫刻やオブジェが設置されているので、散策の途中で発見してみるのも楽しいですよ。
住所 : 江戸川区清新町2丁目8番・9番・10番先
マップ : Googleマップ
アクセス : 西葛西駅より徒歩15分
電話番号 : 03-3675-5030(富士公園サービスセンター)
定休日 : なし
営業時間 : 24時間開放
料金 : 無料
世界最初の地下鉄は、1863年のロンドンで産声をあげました。
日本では、昭和2年(1927年)に、東京の上野~浅草間の2.2kmで開通したのがはじまりです。
今や交通手段として地下鉄の存在は欠かせないものとなり、首都・東京の地下だけでも、13路線286駅が張り巡らされています。
「地下鉄博物館(ちかはく)」は、そんな地下鉄に対する理解と知識を広めるべく、昭和61年(1986年)に開館しました。
東京メトロが運営する「地下鉄博物館」は、東西線・葛西駅の高架下にあります。
ここでは、地下鉄の歴史や建設技術、車両の構造のほか、実際に使われた地下鉄車両の展示や運転シュミレーター体験など、地下鉄に関する知識を楽しみながら学ぶことができます。
小中学生など若い世代をターゲットにした構成が中心ですが、専門的な領域の説明も多く含まれており、鉄道に興味がある大人でも充分楽しめるミュージアムです。
早速入場してみましょう。
地下鉄博物館の入場料は、大人220円、中学生までの子供100円と良心的な価格設定!
入場口が自動改札機になっている点も遊び心満載です。
この自動改札機は実際に駅で使われていたもので、切符型の入場券を通して入場します。
ちなみに、自動改札の奥にあるのは、昔懐かしい有人改札当時のボックスです。
こちらの写真は、平成25年(2013年)まで入場券販売用に使用されていた券売機。
実際に丸ノ内線の中野新橋駅で使用されていた券売機を移設したものです。
昭和59年(1984年)当時の連絡運輸区間、および運賃を表しています。
入場してまず一番最初に登場するのが、2台の年代物の地下鉄車両。
向かって左側の赤い車両は「丸ノ内線301号」、右側の黄色い車両は「地下鉄車両1001号」です。
丸ノ内線開業時の1950年代の面影を残す「301号」の内部は常時開放されています。
レトロな感覚を味わいながら、実際の座席に座ったり等の疑似体験ができますよ。
「地下鉄1001号」は、国内で初めて地下鉄が開通した当時に使っていた貴重な車両です。
その歴史的な重要性から、平成29年(2017年)に国の重要文化財に指定されました。
中に入ることはできませんが、昭和初期のハイカラな衣装を着た乗客の人形が当時の様子を再現しています。
車両の窓の外には、開業当時の上野駅構内の様子も再現されています。
レトロな看板や駅名表示にノスタルジックな雰囲気が漂っていて、臨場感抜群ですね。
地下鉄が開通してから現在に至るまでの歴史が詳しく紹介されています。
足跡を物語る展示品も豊富です。
東京メトロ創立者で、「地下鉄の父」と称される早川徳次の胸像。
当初は政府等からの理解が得られず、大変な困難を乗り越えての開業だったそうです。
副都心線・池袋~渋谷間の沿線地形を断面にした模型です。
都内の名所を再現したジオラマ模型もありますよ。
東京の地下をどんな様子で走って走っているのかわかります。
続いて「地下鉄をつくる」コーナー。
トンネルの掘り方や、建設技術を紹介しています。
地下鉄を造る作業がいかに大変なものか実感しますね。
「地下鉄をまもる」コーナーでは、総合指令所の指令体験することができます。
「単線シールドトンネル」の実物大模型、こちらも迫力満点ですね。
トンネル内に設置された設備を確認できます。
お待ちかねの地下鉄運転シュミレーターコーナーです。
銀座線のほか、有楽町線・東西線・半蔵門線・日比谷線が週替わりで2路線がラインナップ!
本物と同じ電車の運転台で操縦できるだけでなく、運転中の揺れなども体験できます。
実際の経路を画面で確認しながらの運転は、臨場感たっぷりですよ。
「東京高速鉄道129号車」の実物車両です。
操縦席に入っての操作体験や、安全運転のしくみなどを学べます。
「ちかはくミュージアムショップ」には、ここでしか販売されていない限定のオリジナルグッズがたくさんあります。
入館の思い出に、気になったアイテムをゲットしましょう。
地下鉄博物館は、リーズナブルな入場料にも関わらず展示品が豊富で充実しており、とっても満足度が高いミュージアムです。
住所 : 東京都江戸川区東葛西6丁目3番1号 東京メトロ東西線葛西駅高架下
マップ : Googleマップ
アクセス : 東京メトロ東西線葛西駅から徒歩1分
電話番号 : 03-3878-5011
定休日 : 年末年始、毎週月曜日
営業時間 : 10:00~17:00(最終入館16:30)
料金 : 大人220円、こども(満4歳から中学生)100円
公式サイト : 地下鉄博物館
葛西臨海公園にも近い「葛西市場(東京中央卸売市場葛西市場)」は、都内にある11か所の中央卸売市場の中でも有数の規模を誇ります。
敷地面積は約50ヘクタールと東京ドームの1.6倍に相当する大きさで、豊洲市場、大田市場に次ぐ第3位にランクインされています。
青果と花卉を取り扱っており、江戸川区や葛飾区、江東区などの都内東部エリアが主な供給対象地域です。
基本的に市場関係者以外の入場はできないのですが、一般の人でも気軽に利用できる施設も存在しています。
「葛西食品市場」は、市場の場外にある食品卸売問屋です。
長年親しまれてきた「葛西場外市場」が平成28年(2018年)5月に閉場したことに伴い、同年10月に開店しました。
店舗は小さいのですが、野菜や水産物、肉や加工品などあらゆる食品を取り扱っており、とても優しい「業務用価格」で提供しているんです。
小売店や飲食店などの関係者が業務用に購入しているほか、一般でも気軽に入店して買い物を楽しむことができます。
市場カレンダーに従って営業しているため、日曜・祝日と水曜日(休市日)は休みとなります。
また、早朝5時30分から営業していますが、正午には閉店してしまうため、なるべく午前中の早い時間に訪れるようにしましょう。
筆者は土曜日の11時頃に訪問しましたが、店内には他の来客が少なく、ゆっくりと買い物をすることができました。
旬の野菜から刺身、食肉や菓子類など、どれも信じられないほど安い価格で販売されており、思わず大人買いをしたくなる欲望に駆られます。
この日は冷凍品が半額セールで、通常のスーパーマーケットでは見かけることがない珍しい商品も販売されていました。
容量たっぷりの冷凍たこ焼きが189円、やはり大容量のハムが448円という圧倒的な安さ!
缶コーヒーも1本38円という値段で販売されていたので、思わずまとめ買いをしてしまいました。
セール品は日々変わるので、訪れるたびに嬉しい発見に出会えそうですね。
住所 : 東京都江戸川区臨海町3丁目3-1
マップ : Googleマップ
アクセス :
電話番号 : 03-3878-2443
定休日 : 日曜、祭日、水曜日(隔週)
営業時間 : 5:00~12:00
公式サイト : 葛西食品市場
水と緑に囲まれた葛西は、街全体がテーマパークと思えるほど、魅力的な観光スポットの宝庫です。
個性的な公園の数も多く、すべて満喫するには一日で回りきれないほど。
地元以外ではあまり知られていないスポットでも、一度訪れたらお気に入りの場所になってしまうかもしれません。
今度の休日には、定番の葛西臨海公園周辺を含め、じっくりと観光を楽しみたいものですね。
最終更新日 : 2023/03/23
公開日 : 2023/03/23