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手つかずの自然がいっぱいの鹿児島の奥座敷と呼ばれる北薩摩。
風光明媚な阿久根市、ツルの越冬で知られる出水市、豪快な滝など観光スポットも盛りだくさん。
鹿児島市内からは車で1時間15分程度なので、ちょっとしたドライブにぴったりです。
滝幅210m、高さ12m、千畳岩の岩肌を激しく流れ落ちる水流と轟音が豪快な事で知られる「曽木の滝」。
東洋のナイアガラとも称され、そのスケールや迫力が人々を魅了します。
周辺一帯は「曽木の滝公園」として整備されていて、春には桜やツツジが、そして秋には見事な紅葉を楽しむことができます。
毎年11月下旬にはもみじ祭りが一週間ほど開催され、滝や紅葉のライトアップ、ステージイベントなどが行われ、多くの人が足を運びます。
曽木の滝から下流に向けて30分ほど歩くと「曽木発電所遺構」があります。
明治42年に竣工し、当時は国内最大級の出力を誇っていました。
昭和40年に鶴田ダムの完成に伴い水没しましたが、現在では渇水期の5月から9月の間、レンガ造りの全貌を見せてくれます。
建物には入れませんが、対岸にある「曽木発電所遺構展望所」からその姿を眺めることが出来ます。
住所:鹿児島県伊佐市大口宮人628番地41
マップ: Googleマップ
アクセス:大口バスセンターからバスで20分
鹿児島県出水市の荒崎地区は日本最大のツルの渡来地で、毎年10月中旬になるとシベリアから第一陣が到着し、3月頃まで1万羽を超えるツルが越冬していきます。
途中、中国などで休憩をしながら約1か月かけて3000キロの旅をしてやってくるのは、主にナベヅルやマナヅルといった種類です。
毎年数羽ですが、カナダヅル、クロハヅル、などの種類も確認されています。
出水にツルが渡来し始めたのは江戸時代と古く、ツルを大切にするという幕府の方針を薩摩藩が厳守したため、その数が増えていきました。
ツルたちが過ごすのは主に干拓地で、「出水市ツル観察センター」がすぐ目の前に建っています。
センターは、11月1日から3月の第4日曜日までのツルの飛来中のみオープンしています。
2階の展望室や屋上からは、ツルがのんびりと羽づくろいする姿や、大空に舞い上がる姿などを観測することができます。
これだけ多くのツルを一度に見る事が出来るのはとても珍しいので、ぜひ足を運んでみてください。
住所:鹿児島県出水市荘2478-4
マップ: Googleマップ
アクセス:出水駅からタクシーで約20分
営業時間:9:00~17:00
休日:公開日:11月1日~3月第4日曜日(期間中無休)
料金:大人210円、小・中学生100円
大隅半島の付け根にあたるのが霧島・姶良です。
観光のメインになるのは霧島の山地や高原地帯で、多くの観光スポットが点在しています。
鹿児島県霧島アートの森は標高700mの高原にあり、栗野岳のふもとにあります。
自然豊かで、その自然を生かした現代アートを野外に展示している、野外美術館としても有名です。
屋内展示やイベントも充実しています。
野外には、国内のみならず海外で活躍されている芸術家の作品が数多くあります。
ポップなカラーのドット柄が目を引く草間彌生さんの大型作品や、鳥の巣をイメージして制作された通畠義信さんの作品など、自然と融合して設置されている様は見惚れてしまいます。
自然も含めての芸術という表現も味わえる、まさに現代アートの天国。
芸術好きな方はもちろん、少し不思議な空間を味わいたい方もぜひチェックしてみてください。
鹿児島県霧島アートの森では野外展示と屋内展示を行っています。
野外には、実に23もの作品が展示されています。
それぞれ個性派の作品が多く、そしてどの作品も自然と見事に融合しています。
屋内展示では、数多くの作家が手掛けた作品を会期に分けて見ることが可能です。
美術館というとなんとなく絵画や陶器など、テーマが決まっているものが展示されているイメージかもしれませんが、鹿児島県霧島アートの森の屋内展示は空間造形や彫刻が主です。
色々な素材が使用されていて、作家の個性が輝きます。
屋内展示物も野外同様に、日本や世界で活躍する数多くの芸術家が手掛けており、野外展示よりも多くの展示物を見ることができます。
なお、開催されるイベントは公式サイトで一年間の予定を確認することができます。
旅行期間のイベントはどんなものがあるのかを事前に確認してみると、思ったよりも芸術が堅苦しいものではないと感じるかもしれません。
野外展示では、いろんな写真が撮れます。
個性的な展示物に負けないようなショットを収めてみましょう。
作品の陰からひょっこり出てみたり、遠近法を上手に活用して作品を手の上や頭の上に乗せているようなショットを撮るのも面白いですね。
住所:鹿児島県姶良郡栗野町木場6430-220
マップ: Googleマップ
アクセス:九州道栗野ICより霧島方面へ20分
料金:
大人:320円
高校大学生:210円
小中学生:150円
※グループ特典:20名以上2割引
営業時間:9:00~17:00(夏休み期間土日祝~19:00)入館~各30分前
休館日:月曜日(祝日の場合は翌日休館)
公式サイト: 霧島アートの森
建国神話に登場する「ニニギノミコト」を祀る、全国有数の観光パワースポットの神社です。
ここのパワースポットでのおすすめキーワードはズバリ「開運」ですね。
朱塗りの社殿は、大きな杉の木立ちに囲まれ、荘厳さに心が凛とします。
亀石、神さまの頭に見える木のコブなどの、霧島七不思議を見つけていくのもいいですね。
人工的なものではない自然の成せる不思議さが、観光名所と言われる所以です。
坂本龍馬、お籠の記念パネルが二の鳥居と三の鳥居の真ん中あたりにあります。
日本人初の観光の新婚旅行のために、坂本龍馬夫妻がここに立ち寄りました。
住所:鹿児島県霧島市霧島田口2608-5
マップ: Googleマップ
アクセス:JR霧島神宮駅から タクシー5分
複合火山である、霧島連山の南西に点在する温泉を総称して「霧島温泉郷」と呼びます。
新湯、林田、硫黄谷、丸尾、栗川、湯之谷、殿湯、関平、野々湯と、大小9つの温泉からなり、泉質も硫黄泉、単純温泉、炭酸水素塩泉などさまざま。
いずれも標高が400mから850mと高い場所にあるので、風光明媚な場所でのんびりと温泉を楽しむことができます。
霧島温泉郷は、あの坂本龍馬が妻のお龍と新婚旅行で訪れたことでも知られています。
霧島温泉郷には豪華な旅館から民宿まで様々な宿泊施設がありますが、ちょっと冒険してみたい方におすすめなのが野湯です。
霧島温泉市場など、観光施設が集まる霧島温泉郷の中心となる丸尾温泉から県道1号線を登っていくと「丸尾自然探勝路入口」に到着します。
ここから徒歩1分の場所にあるのが、霧島最古の岩風呂「目の湯」です。
野湯といっても、ちゃんと標識があるので迷うことはありません。
地下に浸透した雨水がマグマによって加熱されて、岩の割れ目から湧き出しているためかなり温度が高いです。
1人しか入れないサイズの岩風呂で、脱衣所や囲いはないので注意が必要です。
こちらは「目の湯」からすぐ脇に流れる川に湧く温泉、「川の湯」です。
川からもうもうと湯気が上がっているとはいえ、温度は様々なのでぬるいと感じたら上流へ行ってみましょう。
足元はドロドロで滑りやすいのでご注意を。
こちらも脱衣所も囲いもないので、入るのには勇気がいりますが、これこそ野湯の醍醐味ともいえるのでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
かなり濁っているので外からは見えず、逆に入りやすいかもしれません。
霧島温泉へは、鹿児島駅からJRで50分の霧島神宮駅へ向かい、そこからタクシーなどで20分程度。
鹿児島空港からだと、タクシーやレンタカー、バスなどを利用すれば約30分。
山の中の温泉地なのに、意外とアクセスが良いのも人気の理由の1つと言えます。
住所:鹿児島県霧島市牧園町
マップ: Googleマップ
アクセス:JR霧島神宮駅から車で20分
薩摩半島の南西部で、西側と南側が東シナ海に面しています。
南薩摩の観光の目玉と言えば、なんといっても指宿の砂むし温泉です。
お茶の名産地である知覧や、イッシーで知られる池田湖など、観光スポットもたくさんある人気のエリアです。
鹿児島に観光にきたら、是非この指宿の砂湯に入ってください。
浴衣に着替え、砂に横たわると、係りの方が砂をスコップでかけてくれます。
波の音を聞きながら暫し砂むし温泉に入っていると極楽気分です。
そこで20分くらいすると、身体中がぽかぽかになり、汗が噴き出すほど温まります。
どの施設でも湯上りの冷水やお茶が用意されているので、しっかり水分補給をしてくださいね。
すなむし温泉に入ったあと、裸になって自分の身体を調べましょう。
どこか妙に赤くなったら要注意です。
なぜなら、赤くなった場所(例えば内臓)は何かしらの問題があると昔から言われているからなんです。
実は、鹿児島見物に来る方の多くは、この指宿に宿を取る方が多いです。
宿代は多少高めですが、ゆっくり砂湯につかり(普通のお湯も充実した温泉場になっています)、旅の疲れを癒すことができます。
住所:鹿児島県指宿市湯の浜5丁目
マップ: Googleマップ
アクセス:JR山川駅 よりタクシーで10分程
料金:砂蒸し会館 砂楽の立ち寄り温泉は 大人920円 小人510円
砂楽営業時間:8:30~20:30
九州最大規模のカルデラ湖である、池田湖。
湖の周囲は15km、深さは223mあります。
池田湖の底のは湖底火山があり、湖周辺には美しい花が咲いていて非常に絵になります。
指宿市指定の天然記念物である大ウナギが生息していて、その大きさは2m近い個体も確認されています。
周辺では大ウナギの展示を行っている場所もあるため、どれくらいの大きさになるのかを見てみると、その大きさに驚くかもしれませんね。
神の御池とも言われていて、古くから今もある湖であり、恐竜の目撃情報で一躍有名になりました。
昭和4年(1929)年の水質は世界でも有数とされていましたが、生活汚水の影響で水質環境が崩れ、一時は昭和58(1983)年には赤潮まで発生したこともあります。
その後「池田湖ブルー化計画」が実施され、徐々に水質も改善されてきました。
池田湖の状態も改善し、今では開聞山と周辺の花々との美しい姿を見ることができます。
池田湖では周辺に四季折々の花が咲きます。
池田湖と開開山との組み合わせはばっちり。
観光客だけでなく、マラソンが趣味の方にも人気の場所となっています。
1月には、湖周辺に菜の花が一気に咲きます。
春の訪れを感じる最初の花となる菜の花ですが、池田湖周辺は九州の中でも早くて1月に見ることができます。
九州最南端の鹿児島だからこその風景であり、少し早く春を感じることができますよ。
その他の時期でも、季節にあったお花がキレイに咲いています。
約40年ほど前に目撃情報が多発した、恐竜イッシー。
世界や日本の各所で湖や池では未確認生物がホームカメラに収められていますが、その正体はいまだに不明。
湖での目撃情報の多い生き物としては、ネス湖のネッシーが有名ですが、湖に出現したこととイッシーにもネッシーのようなこぶがあるという目撃情報があったため、「イッシー」という名前が付けられました。
一説によると池田湖に生息している大ウナギの影などを見た人が、未確認生物と勘違いしたのではないかと言われています。
しかし、そうなると水面から出たこぶの説明がつかず、色々な説があるものの確証はまだない状態と言えます。
もしかすると伝説のイッシーが出現するかも...!?
下車の際にはカメラ所持、いつでも起動させる準備をしておくと良いかもしれません。
住所:鹿児島県指宿市池田
マップ: Googleマップ
アクセス:指宿駅から車で20分
電話番号:0993-22-2111
園内が花にあふれ、通年花を楽しむことのできるフラワーパークかごしま。
イベントも豊富に開催されていて、花まつりの他にもギャラリー展示会や園芸教室なども随時開催しています。
花が少ないと言われている寒い時期でも15種類以上の草花が咲いていて、春から夏にかけての時期は40種類を超える草花が美しく咲きます。
園内は非常に広く、歩いて回るといい運動になりますよ。
歩きたい気持ちはあるけれど、妊娠中だったりお子さんが小さいご家族、また年齢的にすべて歩くのは体力的に不安という方もご安心ください。
園内にはバスが走っていて、西洋庭園までは5分ほど。
園内のどこからでも乗車できるというのも嬉しいポイントです。
どこを歩いていても景色が良く、手入れも良く行き届いているので散策が楽しくなります。
たくさん体を動かした後は、園内にあるレストランで食事をするのもいいですね。
フラワーパーク内には四季折々の花がたくさん咲いています。
1つの種類の花でも、カラーバリエーションがあるため、見ごたえ十分です。
ツツジやバラなど季節を代表する花も植えられていますが、時期ではないと咲いていないことも当然あります。
園内の整備が非常に整っていて、時期ではない花もしっかりと手入れがされています。
枝が飛び出していたり、草が伸び放題になっているという状態にはならず、葉だけでも美しい状態を保っていますよ。
季節に合わせた花が咲くといっても、特別お花に詳しいという方以外は知っている花の種類も限られてきます。
見たことのない花に遭遇したら、どんな名前なのかを見てみるのも良いですね。
お花に対しての知識も増え、ガーデニングを行うきっかけになることもあるかもしれません。
園内には蝶の館というブースがあり、温室となっています。
豊富な植物も見所ですが、なんと言っても見所はオオゴマダラという日本最大級の蝶です。
オオゴマダラの大きさに最初は驚くかもしれませんが、優雅に温室内を飛ぶオオゴマダラに視線は釘付け。
虫好きな方はぜひチェックしておきましょう。
温室内ではオオゴマダラが卵から育ちます。
オオゴマダラはもちろん、植物にむやみに触るのは良くありません。
卵は小さいため、誤って潰してしまう可能性があります。
ハウス内では羽化した幼虫はもちろんハウス内で育ちます。
さなぎの色は黄金色。
触りたい気持ちもわかりますが、そこはグッと我慢して珍しい色のさなぎを観察しましょう。
普段なかなか見ることのできない蝶の観察、育つまでの過程にも触れられる環境が整っています。
冬になると、冬季限定でパーク内ではイルミネーションを開催しています。
寒い時期だからこそ空気が澄んでいて、電球一つ一つの美しさが際立ちますね。
ただ、鹿児島といえども冬はかなり冷え込みます。
防寒対策を万全にして、イルミネーションを見学しましょう。
住所:鹿児島県指宿市山川岡児ヶ水1611
マップ: Googleマップ
アクセス:山川駅からバスで15分
電話番号:0993-35-3333
営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
休園日:12/30~12/31
料金:
大人(高校生以上):620円(団体割引490円)
小中学生:300円(団体割引240円)
※幼児・県内在住の70歳以上の方:無料
※団体割引は20名以上から
公式サイト: フラワーパークかごしま
開聞岳は、鹿児島県の薩摩半島の南端に位置する標高924mの火山です。
円錐型の美しい独立峰でその美しい姿から薩摩富士と呼ばれ、日本百名山にも選ばれています。
開聞岳はぐるりと山を回るようにらせん状の登山道が整備されていて、3時間程度で登頂することができます。
標高は924メートルと比較的低めですが、海抜0m付近からの登山となるため、登山の際の標高差は900m以上になります。
霧島や屋久島など鹿児島の観光名所を見渡すことができますよ。
住所:鹿児島県指宿市開聞十町
マップ: Googleマップ
アクセス:JR開聞駅から 徒歩で20分
開聞岳の南東側、薩摩半島の最南端に位置する岬「長崎鼻」。
真っ白い灯台、対岸には開聞岳、反対側には佐多岬、天候によってですが、屋久島や種子島まで望める絶景の地です。
夏になると周辺の砂浜にウミガメが産卵の為に上陸する事から、浦島太郎伝説の発祥の地と言われるようになりました。
実際には国内のあちこちに浦島太郎伝説発祥の地が存在しますが、ここ長崎鼻は、浦島太郎が竜宮城へ旅立った場所だと伝えられています。
豊玉姫(乙姫様)をご祭神とする龍宮神社があり、浦島太郎と乙姫様が出会ったことから、出会いの神様、家内安全、商売繁盛、航海安全などを祈願する人が多く参拝に訪れます。
また、好きな貝殻を選んで願い事を書き、かめ壺に奉納してから本殿で鈴を鳴らして願い事をもう一度念じると願いが叶うという貝殻祈願も人気。
龍宮神社から岬の先端にある灯台までの遊歩道には、浦島太郎とウミガメの石像があります。
男性は左から、女性は右から2回ぐるっとまわった後に、ウミガメに触ると願いが叶うと言われています。
昭和52年につくられた六角形の長崎鼻灯台は今なお現役で働いています。
黒い溶岩の上に建つ美しい灯台は、日本ロマンチスト協会が認定する恋する灯台プロジェクトによって、「恋する灯台」に選ばれています。
灯台の中に入る事はできませんが、人気の撮影スポットですので、ぜひ足を運んでみてください。
住所:鹿児島県指宿市山川岡児ケ水長崎鼻
マップ: Googleマップ
アクセス:JR山川駅から車で15分
あまり知られていないのですが、鹿児島にも観光名所としての小京都の様な場所があります。
この知覧武家屋敷もおすすめスポットなのです。
街並みは静観としており、道の周りは緑の生垣、土屏できています。
変わっているのは、門をくぐると直ぐ、行く手を遮る土作りの塀が直ぐにあるのです。これは不思議な造りですね。
260年前から変わらない姿の、手入れの行き届いた庭園が美しいです。
本州の萩津和野を思わせる観光名所です。
700メートルにわたる武家屋敷の通りにはそれぞれに趣向を凝らした7つの庭園があります。
時間の許す限りゆっくりと巡るのがおすすめです。
また、知覧には太平洋戦争時代には、特効隊として敵船艦に体当たりして自爆していった零戦の基地がありました。
今は、記念館となって、悲しい過去の負の遺産に涙する観光客で賑わっています。
武家屋敷から直ぐなので、バスを乗り継いで行くのが良いでしょう。
住所:鹿児島県南九州市知覧町郡6198番地
マップ: Googleマップ
アクセス:鹿児島交通バス 「武家屋敷入口前」下車すぐ
営業時間: 9:00~17:00
休日:無休
料金:大人500円 小人300円
公式サイト: 知覧武家屋敷
第二次世界大戦時に、陸軍の飛行基地が置かれていた知覧の町。
戦争末期の沖縄戦では、爆弾を積んだ飛行機に乗り込み、敵軍に体当たりするという特攻作戦のために、多くの若者が知覧の地から飛び立って行きました。
二度と帰ることが無い「必死」の出撃をしていった若者たちの本当の気持ちはどうだったのでしょう。
元特攻隊員だった初代館長が、特攻隊員達の死を無駄にせず、恒久の平和を願って建設したのが「知覧特攻平和会館」です。
特攻隊員たちの遺品や遺影、特攻作戦の関連資料や特攻機の残骸などを展示し、記録を後世に残していくことが真の平和に繋がるとの思いが込められています。
若者がお母さんに宛てて書いた遺書は、涙なくしては読めない重みがあります。
そう遠くはない昔にどんなことが起こったのか、そして彼らはどうして特攻戦死をしなければならなかったのかを知ることは、今の平和な世の中に生きる私たちにとって大切な何かを教えてくれるでしょう。
住所:鹿児島県南九州市知覧町郡17881
マップ: Googleマップ
アクセス:鹿児島中央駅からバスで75分
営業時間:9:00~17:00
休日:無休
料金:大人500円、小・中学生300円
公式サイト: 知覧特攻平和会館
最終更新日 : 2024/09/03
公開日 : 2016/06/10