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鹿児島湾(錦江湾)をぐるっと囲む東岸が大隅半島、西岸は薩摩半島。
両半島に囲まれた桜島は、1914年の大噴火で大隅半島と陸続きになりました。
大隅半島は電車が通っておらず、ローカルバスも本数が少ないので、車が無いと個人的には周りにくい場所です。
それゆえに、観光地化され過ぎていない場所も多く、のんびりと旅を楽しみたい方にぴったり。
南大隅町の根占港と指宿の山川港間はフェリーでわずか20分なので、指宿観光と合わせて訪れるのもおすすめです。
日本本土の最南端の岬である「佐多岬」は、北緯31度線上に位置します。
佐多岬の先端部分は佐多岬公園になっていて、展望所からは開聞岳が見え、視界が良ければ種子島や屋久島まで望むことができます。
岬の沖には島や岩礁が連なっており、その中で1番大きな大輪島には、日本の灯台50選にも選出されている美しい「佐多岬灯台」があります。
この灯台は明治4年に完成しましたが、太平洋戦争で焼け、昭和25年に再建されたものです。
本土最南端へ到達した記念に、北緯31度線モニュメントで写真を撮りましょう。
本土最南端佐多岬の文字と、31°LINE SATA、そして北緯31度線がひかれた世界地図が刻まれています。
平成29年7月にオープンした観光案内所では、本土最南端到達の証明書が販売されているので記念にいかがでしょうか。
案内所では南大隅町の名産品の販売や、鹿児島観光の資料はもちろん、本土最北端、最西端、最東端の地のパンフレットまであり、情報収集にも役立ちますね。
住所:鹿児島県肝属郡佐多町馬篭
マップ: Googleマップ
アクセス:垂水港よりR220、R269、県道68経由、佐多岬方面へ車1時間40分
大河ドラマ「西郷どん」のオープニングで使われて、注目を浴びるようになった美しい「緒川の滝」。
落差約46m、幅約60mのアーチ状の滝は透明感のある滝つぼに流れ落ちます。
光の加減で、エメラルドグリーンや深い青色に色を変えて輝く滝つぼの美しさは一見の価値あり。
駐車場から滝までは約1.2kmの遊歩道が整備されているのでちょっとしたハイキング気分を楽しめます。
高低差もあり、砂利道の部分や湧き水で濡れている箇所もあるので、スニーカーなどがベスト。
2017年にできた展望所からは絶好の写真スポットなので、休日などは多くの人で賑わいます。
2019年2月現在、緒川の滝の上流にある発電所施設改修工事のために、上流の堰が解放されているので、天然の水量がそのまま滝つぼに流れてます。
水量が多く水面はエメラルドグリーンには見えませんが迫力は増しています。
工事は2019年6月までの予定です。
住所:鹿児島県南大隅町根占川北12222
マップ: Googleマップ
アクセス:
志布志港から車約1時間30分
根占港から車約10分
大隅半島の南の沖合約40kmに位置する種子島は南北に70kmの細長い島で、島内には高い山は無く、海岸を中心にリゾート開発が進んでいます。
種子島から西へ20kmに位置するのが屋久島。
種子島とは対照的に山がちな島で、九州の最高峰である宮之浦岳(1936m)を有しています。
大隅半島から約60kmの洋上に浮かぶ世界遺産の島「屋久島」。
周囲130kmという小さな島の90%が森林に覆われていて、高い山も多く、宮之浦岳は標高1936mと九州最高峰です。
屋久島といえば、ジブリ映画「もののけ姫」の舞台となった場所。
宮崎駿監督が何度も足を運んで「もののけ姫」のイメージを作り上げていきました。
作品には「白谷雲水峡」の苔むす森を描いているシーンもあります。
屋久島の代名詞とも言えるのが、樹齢7千年以上のものもある「縄文杉」です。
個人的にはなかなか訪れにくい場所なので、トレッキングツアーに参加するのがおすすめです。
圧倒的な存在感を誇る屋久杉に、地球の歴史と底知れぬパワーを感じる、島全体がパワースポットのような屋久島。
見上げると空がハートの形に見える「ウィルソン株」も見逃せませんね。
鹿児島港からジェットフォイルで2時間、鹿児島空港からは40分のフライト。
大阪や福岡からの直行便もあり、島までのアクセスは意外に良いのでぜひ1度は訪れてみてください。
住所:鹿児島熊毛郡屋久島町/上屋久島/屋久島
マップ: Googleマップ
アクセス:鹿児島港からジェットフォイルで40分
電話番号:0997-42-0100
屋久島に興味を持たれた方は、屋久島について詳しくまとめた下記記事を合わせてご覧ください。
→ 世界遺産の島・屋久島の観光名所15選!縄文杉から白谷雲水峡、ウミガメが産卵する永田いなか浜、カヤック・ダイビングなどまで
波の浸食によって出来た「千座の岩屋」は、種子島最大級の洞穴「千座の岩屋」。
千人もの人が座れるという言い伝えから、その名が付けられました。
その歴史は古く、江戸時代に薩摩藩が領地内の名所を書き記した書物にも登場しています。
干潮時には奥まで入ることが出来るので、その大きさを体感してみてください。
「種子島宇宙センター」は、1966年、科学技術庁宇宙開発促進本部によりロケット発射場として選ばれた際に開設されました。
国内最大のロケット発射場であり、宇宙開発の最先端研究、開発現場であるセンターは、施設見学を行っています(ツアーは要予約)。
併設の「宇宙科学技術館」では、日本が行ってきた宇宙開発について詳しく知ることができます。
美しいビーチが自慢の種子島では、シュノーケリングやサーフィン、カヌー遊びなど様々なマリンアクティビティをが楽しめます。
種子島への気になるアクセスは、種子島北西部の西之表港と鹿児島港はジェットフォイルで1時間半、空路は種子島空港と鹿児島空港が30分で結ばれています。
住所:鹿児島県熊毛郡南種子町大字茎永字麻津
マップ: Googleマップ
アクセス:種子島空港から車で50分
電話番号:0997-26-9244
営業時間:9:30~17:00
公式サイト: 種子島宇宙センター
種子島に興味を持たれた方は、種子島について詳しくまとめた下記記事を合わせてご覧ください。
→ 鉄砲伝来とロケットの島・種子島のおすすめ観光スポット10選!歴史あるスポットと最新の科学技術が共存
奄美群島には、奄美大島、与論島、喜界島、徳之島、沖永良部島など13の島々があります。
面積でも人口でも最大なのが奄美大島で、羽田からの直行便も運行しているほど。
他の島々は鹿児島空港からの便やフェリーが交通機関となります。
今回は奄美大島と与論島についてご紹介します。
羽田からの直行便で2時間、海外のビーチリゾートかと思うような「奄美大島」は、日本の島の中では北方領土を除くと沖縄本島、佐渡島に次いで3番目に大きな島です。
鹿児島県本土と沖縄県のちょうど中間地点に位置するため、古くから薩摩文化と琉球文化の双方の影響を受けてきました。
総人口7万人弱、手つかずの自然が多く、素朴な雰囲気の奄美大島は、自然が好きな方、マリンスポーツが好きな方、そしてのんびりと島旅をしたい方におすすめです。
奄美大島ではマリンスポーツを楽しみましょう。
沖縄同様ダイビングも盛んで、北部、南部、中部と3エリアにポイントがあり、出会える海の生物の種類も豊富です。
ダイビングはちょっと、という方にはシュノーケリングがおすすめです。
色とりどりのサンゴ礁にカラフルな熱帯魚、魚に多く出会えるポイントを逃したくない方はツアーに参加するのもいいですね。
道具はマリンショップやホテルでレンタルがあるので、手ぶらで行っても大丈夫です。
海だけではなく、森や原生林を楽しめるのが奄美大島の魅力。
奄美大島には、沖縄の西表島に次ぐ広さのマングローブの林があります。
マングローブを間近で見たいという方は、マングローブパークのカヌーツアーがおすすめです。
しっかりレクチャーがあるので、初めての方でも安心。
展望台からは壮大なマングローブ林を眺めることができます。
奄美大島では、ご飯に鶏肉、椎茸、錦糸卵などをのせ、じっくり煮込んだ鶏ガラスープをかけて味わう絶品郷土料理の「鶏飯」を味わうのを忘れないでくださいね。
住所:鹿児島県奄美市住用町石原478
マップ: Googleマップ
アクセス:名瀬から車で20分
営業時間:9:30~18:00
電話番号:0997-56-3355
料金:
大人500円、小・中学生300円、幼児100円
カヌーツアー(入園料込み)2000円
公式サイト: 黒潮の森マングローブパーク
奄美大島に興味を持たれた方は、奄美大島について詳しくまとめた下記記事を合わせてご覧ください。
→ 亜熱帯の楽園・奄美大島のおすすめ観光スポット12選!一度は訪れてみたい奄美の絶景スポットを厳選
奄美群島の南端、沖縄本島からわずか22km地点に位置する「与論島」は、周りを珊瑚礁で囲まれた小さな島です。
話題の本「死ぬまでに行きたい世界の絶景 日本編」でも紹介されている人気の島です。
与論島の1番の人気スポットと言えるのが、春から夏にかけての干潮時のみ出現する「百合が浜」です。
大金久海岸の沖合い1.5kmに現れる百合が浜は透明度抜群の砂の島。
穏やかな遠浅が続くので、小さなお子さんが砂遊びをするのに最高です。
年齢の数だけ星砂を拾うと幸せになれる、と言われているのでチャレンジしてみましょう。
百合が浜の出現スケジュールは ヨロン島観光協会 の公式サイトから確認してくださいね。
最近ではSNSの影響で人気がますますアップしているので、訪れる日が決まったら大金久海岸からの移動手段であるグラスボートやマリンバイクの予約もしておきましょう。
鹿児島のスケールの大きさが伝わりましたでしょうか。
いつ大噴火するかもしれない桜島の躍動感を体感したり、西郷隆盛を始めとした歴史人の大きな心に触れる旅も良いですよね。
もちろん、美しい海が自慢の島々もおすすめです。
次の旅行は、でっかい鹿児島に会いに行きましょう。
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最終更新日 : 2024/09/03
公開日 : 2016/06/10