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もう少し足を延ばして・・・請島・与路島・ハンミャ島(瀬戸内町)
広い奄美大島の観光スポットは、島全体に点在しています。
そこで今回は、奄美大島を下記3つの地域に分け、それぞれのおすすめ観光スポットをご紹介します。
空の玄関口・奄美空港を有する北部は、美しい海と、一面に広がるサトウキビ畑の景観が印象的です。
景勝地のあやまる岬をはじめ、土盛海岸や倉崎海岸など、奄美を代表するビーチもあり、観光客に人気となっています。
北部の龍郷町は、奄美の伝統産業でもある大島紬発祥の地とされ、泥染めなど大島紬関連の施設が集中しています。
その他、西郷隆盛が奄美流刑中に暮らしていた家や、画家・田中一村の美術館もあります。
奄美空港から車で15分ほどの「あやまる岬」は、奄美大島を代表する景観スポットです。
あやまる岬の素晴らしさは、展望台から望む、360度に広がる海岸線の大パノラマにあります。
コバルトブルーに輝く太平洋の海原は絶景で、「奄美十景」のひとつに数えられます。
左手に奄美最北端・笠利岬、正面に雄大な太平洋、右手には奄美を代表するビーチ・土盛(ともり)海岸が一望できます。
あやまる岬という変わった名前は、むかし奄美の乙女たちが遊んでいた「手毬」に由来します。
この周辺のなだらかな地形が、「綾に織られた手毬」に似ていることから, ”あやまり”と命名されたと言われています。
展望台に設置されている石碑に、その名前の由来が書かれています。
あやまる岬展望台の下には、ファミリー向のレジャー公園・「あやまる岬観光公園」があります。
子供用の遊具や波のない海水プール、ミニゴルフ、展望台など、自然条件や地形を活用した観光公園となっています。
トロピカルムードたっぷりの「ソテツジャングル」も必見です。
住所 : 鹿児島県奄美市笠利町大字須野
マップ: Googleマップ
アクセス : 奄美空港から大笠利方面へ車で15分
定休日 : 無休(12月31日・1月1日を除く)
営業時間 : 通年(遊泳期間は7月20日-8月31日)
龍郷町にある倉崎海岸は、奄美でも抜群の透明度を誇るビーチです。
真っ白な砂浜は、珊瑚の欠片を多く含み、コバルトブルーの海とのコントラストは絵画のような美しさ。
笠利湾の内海にあるため、基本的に波も穏やかです。
倉崎海岸は、ダイビング、シュノーケリングのメッカとしても知られています。
海水浴も楽しめますが、自由に使えるトイレ・シャワー・更衣室などの設備はないのが難点です。
砂浜を散策したり、ゆったりと海を鑑賞するのも楽しいでしょう。
住所 : 鹿児島県大島郡龍郷町芦徳
マップ: Googleマップ
アクセス :
名瀬新港から車で40分
奄美空港から車で20分
ハートロックは沖縄・古宇利島にある岩が有名ですが、奄美大島にも存在します。
ただし、奄美のハートロックは岩ではなく、海岸の波打ち際にある天然の潮だまりです。
その潮だまりの形がハートの形のように見えるため、通称「ハートロック」と呼ばれています。
カップルで訪れると幸せになれるパワースポットとして、その存在を知られるようになりました。
ただ、せっかくハートロックを鑑賞しに行ったのに、見ることができなかったという人が続出しています。
実はこのハートロック、いつでも見ることができるものではないのです。
干潮の時にだけ出没するため、訪れたタイミングが満潮だと海の中に隠れてしまいます。
そのため、潮見表を確認しながら干潮時に到着する必要があります。
ハートロックに行くには、県道82号線沿いにある駐車場に車を停め、林の中を突っ切っていかなければなりません。
林の入口から海岸までは2〜3分ですが、林の中へ入るとクワズイモやアダンなどの植物が広がっており、奄美の自然を体験することができます。
夏にはアカショウビンの鳴き声が聞こえ、また冬になると「リュウキュウアサギマダラ」という蝶が集団越冬する様子が見られます。
ただし、ハブが出没する危険があるので注意が必要です。
住所 : 鹿児島県大島郡龍郷町赤尾木
マップ: Googleマップ
アクセス : 国道82号線沿い「Heart Island Cafe」前より林の中を経由、海岸まで徒歩
奄美大島最大級の観覧型観光施設です。
広大な敷地内には、奄美の文化や自然を紹介した「奄美の郷」があり、無料ゾーンと有料ゾーンに分かれます。
有料ゾーンは「海の道」「森の道」「シマの道」に分類され、映像や模型、ジオラマで奄美大島について詳しく学ぶことができます。
シアターも設置されており、奄美の自然や固有の動植物の姿や、自然と生きる人々の姿を高品質な大画面で描き出しています。
無料ゾーンでは、奄美大島以外の「奄美群島」の島々を映像や立体模型、展示物で紹介しており、それぞれの島の特徴がわかります。
昔ながらの茅葺民家を移築した「遊びの庭」も必見です。
奄美パーク内には、画家・田中一村(1908〜1977)の作品を展示した「田中一村記念美術館」という、もうひとつの見どころも設置されています。
栃木県 に生まれた一村は、50歳の時に中央画壇との関係を絶って奄美大島に移住、亜熱帯の植物や動物を描き続け、独特の世界をつくりあげました。
紬工場で染色工として働き、蓄えができたら絵を描くという生活を繰り返した孤高の画家は、「日本のゴーギャン」の異名を持ちます。
記念美術館では、一村の愛した奄美の作品を中心に、450点あまりの作品が展示されています。
また、パーク内には広々とした芝生が広がる多目的広場や、笠利や喜界島を一望でき、空港を離発着する飛行機が大迫力で見ることができる展望台も設置されています。
まさに奄美の魅力をまるごと体験できるテーマパークです。
住所 : 鹿児島県奄美市笠利町節田1834
マップ: Googleマップ
アクセス :
奄美空港からバスで5分
名瀬港からバスで55分
電話番号 : 0997-55-2333
定休日 :
毎月第1・第3水曜日(祝日の場合は翌日)
(4月29日-5月5日、7月21日-8月31日、12月30日-1月3日は開園)
営業時間 : 9:00-18:00(7月・8月は9:00-19:00)
料金 :
奄美の郷・田中一村記念美術館共通入場券
大人620円 高校・大学生410円 小中学生310円 幼児無料
公式URL : 奄美パーク
中部には奄美の中心地である名瀬地区(旧名瀬市)が存在します。
官公庁や金融機関が集まるほか、大型スーパーや宿泊施設・飲食店も数多く営業している場所です。
繁華街の喧騒から少し離れると、「大浜海浜公園」のような有名な海水浴場があります。
また、中部は自然が豊かなところです。
奄美市住用地区は、おだやかな内海とマングローブ原生林が共存しており、この場所で最高されるカヌーツアーはとても人気があります。
この周辺は、アマミノクロウサギなど野生動物の宝庫となっています。
大和村は大自然豊富な土地となっており、中でも幻想的な「マテリアの滝」は必見です。
もちろん、海の綺麗なビーチが点在しています。
名瀬から車で20分ほど、市街地から最も近くにあるビーチです。
コバルトブルーに輝く美しい海が印象的です。
丘台にある「みはらし公園」から、その雄大な景観を鑑賞できます。
大浜海岸は、海水浴施設が整った快適なビーチで、「日本の快水浴場100選」や「日本の渚100選」にも選出されています。
また、ウミガメの産卵地としても知られています。
ビーチ以外にもキャンプ場や公園、水族館などの施設が併設されている「大浜海浜公園」は、一日中南国気分を満喫できるスポットです。
夕日が美しいスポットとして地元の人にも愛されています。
市街地から近いため、夕日を眺めながらのデートスポットとしても有名です。
住所 : 鹿児島県奄美市名瀬小宿字大浜701-1
マップ: Googleマップ
アクセス : 奄美市街地から車で20分
金作原(きんさくばる)原生林は、名瀬の山奥近くに位置する亜熱帯広葉樹の原生林です。
あたかも太古・恐竜の時代を彷彿させるような木性のシダ植物が群生し、照葉樹とシダ植物が作る亜熱帯の森を間近に感じることができます。
高さ10mにもおよぶ巨大なヒカゲヘゴは、この原生林のシンボルで、天に向かって傘をさすような姿を写真でご覧になった方も多いと思います。
この太古の森は貴重な動植物の宝庫でもあり、天然記念物のルリカケスやアマミノクロウサギ、キノボリトカゲに出会えるかもしれません。
金作原原生林の散策は、往復2kmほどの平坦な未舗装道です。
悪路のため、2〜3時間の時間を要します。
虫よけスプレーの携帯と長ズボン、履きなれた運動靴などの装備が必要となります。
危険箇所も存在するため、ネイチャーガイドによるツアー(3500円)に参加することをおすすめします。
住所 : 鹿児島県奄美市名瀬大字朝戸字金作原
マップ: Googleマップ
アクセス :
奄美市内から車で約30分
名瀬新港から車で約25分
電話番号 : ツアーの申し込み:観光ネットワーク奄美(0997-54-4991)
料金 : ツアー参加:大人3500円~
奄美大島の中部には、先ほどご紹介した「金作原原生林」のように豊かな森林地帯が広がっています。
珊瑚礁のビーチリゾートとは一味違う、亜熱帯の島・奄美大島の魅力を実感できる場所がたくさんあります。
「奄美フォレストポリス」は、奄美群島の最高峰・湯湾岳の麓に広がる約20ヘクタールの広大な森林公園です。
手つかずの奄美の山林を活かして整備された公園で、奄美の自然をたっぷりと満喫できる構成となっています。
奄美フォレストポリスには、「ふれあいゾーン」「水辺ゾーン」「渓流ゾーン」「キャンプゾーン」の4つのゾーンがあります。
フィールドアスレチックを楽しんだり、希少種・イボイモリなどが生息する水辺で遊んだり、キャンプで宿泊することもできます。
一部遊具の利用やキャンプ場での宿泊以外は、基本的に無料で利用できる公園であり、一日中滞在しても飽きないほどです。
奄美フォレストポリス・渓流ゾーンの中に、神秘の滝であるマテリアの滝が存在します。
この滝も奄美のパワースポットして知られています。
周囲は昼間でも薄暗い、鬱蒼したジャングルで、かつて森がもっと深かった時、この滝壺のあたりだけが明るかったようです。
太陽の光を浴びて輝く滝は、神々しいまでに美しく、当時の人々は「マ・ティダ・ヌ・コモリ」(“本当に美しい太陽の滝壺”という意味)と名付けました。
このマ・ティダ・ヌ・コモリが、「マテリアの滝」の名前の由来と言われています。
マテリアの滝の高さは、約12mとそれほど高くはありません。
しかし、滝壺の深さは7m近くあり、その影響もあって滝周辺の水は、エメラルドグリーンの美しいグラデーションを醸し出しています。
住所 : 鹿児島県大島郡大和村名音1476
マップ: Googleマップ
アクセス : 名瀬市街地から車で1時間
電話番号 : 0997-58-3166
料金 : バンガロー・キャンプサイト利用は別料金
公式URL : 奄美フォレストポリス
マングローブとは、熱帯・亜熱帯の河口域だけにみられる生態系です。
国内では 沖縄 の西表島や沖縄本島北部・山原(やんばる)地域が有名ですが、奄美大島は西表島に次いで2番目の規模を誇ります。
奄美大島・住用町に位置するマングローブ原生林は、住用川と役勝川が合流する河口に広がり、広さ約71ha、東京ドーム15個分の広さがあります。
「オヒルギ」と「メヒルギ」を中心に構成する植物は30種類あり、300種類以上の珍しい生き物が生息しています。
「黒潮の森・マングローブパーク」は、「道の駅・住用」と併設されており、アクセスも良好なのが嬉しいところです。
施設は無料エリアと有料エリアに分かれており、有料エリアは、「マングローブ館」への入場からスタートします。
マングローブ館では、マングローブを構成する植物の紹介や、生息するイシカワカエルやオットンカエルなどの希少な生き物が水槽で見学できます。
アマミノクロウサギなどの剥製も展示されており、奄美大島のマングローブについて事前に学ぶことができるようになっています。
外に設置されている「川のトンネル」の上には川が流れ、沖縄では絶滅して奄美のみに生息する「リュウキュウアユ」が泳ぐ姿を鑑賞できます。
この「マングローブパーク」の裏手には、広大な「国立公園・マングローブ原生林」が広がっています。
園内にある展望台に登ると、その雄大な姿を眺望することが可能です。
そして、最大の魅力はマングローブ原生林でのカヌー体験です。
約1時間のガイド付きで、マングローブの中での探検を楽しめます。
潮の干満によってマングローブは表情を変え、カヌーから観察できるものも違ってきます。
珍しい動植物に出会うことができる、貴重な体験を楽しんでください。
住所 : 鹿児島県奄美市住用町石原478
マップ: Googleマップ
アクセス :
奄美空港から車で70分
名瀬市街地から路線バス古仁屋行き「マングローブパーク前」下車、西仲間行き「西仲間」下車 徒歩7分
電話番号 : 0997-56-3355
定休日 : 元旦
営業時間 : 9:30-18:00
料金 :
大人(高校生以上)500円 小人(小・中学生)300円 幼児(4歳以上)100円
カヌー体験:(入園料込・1時間ガイド・損害保険付き)大人2000円 小中学生1800円
公式URL : 黒潮の森・マングローブパーク
奄美空港から2時間以上離れた南部は、交通が不便なため観光客が少ない地域です。
開放的な気分で、のんびりとした時間を過ごせます。
特徴はなんといっても、加計呂麻島をはじめ離島が近いこと。
時間が許せば、フェリーで離島を観光してみるのも楽しいと思います。
宇検村には奄美最高峰の湯湾岳(標高694m)が存在し、この展望台から眺める焼内湾は息を呑む絶景です。
中でも夕景は「奄美十景」に数えられる美しさとなっています。
焼内湾はタエン浜や屋鈍海岸など、観光客も地元の人も少ない格別のビーチに恵まれています。
瀬戸内町は、奄美大島第2の都市・古仁屋があります。
島を縦断するバスの終着地である古仁屋は、南部を観光する際の拠点となります。
加計呂麻島、請島などの離島が、複雑な地形の大島海峡を囲むように位置しており、この海峡周辺も抜群の景勝地となっています。
珊瑚礁の美しい魚が多く生息し、ダイビングスポットとして有名なスポットも多く存在します。
焼内湾は、美しい珊瑚礁の宝庫~色鮮やかな熱帯魚が群をなして泳いでいます。
その焼内湾の出入口付近に位置する「屋鈍浜」は、奄美を代表するビーチのひとつです。
しかし、奄美空港からも名瀬港からも片道2時間を要する秘境の地で、観光客だけでなく、地元の人もなかなか来ない場所です。
真っ白な砂浜と、どこまでも透明な海が広がり、熱帯魚と戯れながら極上のビーチリゾートを満喫できます。
海水浴はもちろんのこと、”奄美一番の珊瑚礁” でシュノーケリングを体験してみるのも楽しいです。
水平線の向こうに拝む島は、枝手久島~奄美群島最大の無人島です。
屋鈍浜ビーチは、トイレやシャワーも完備しているので安心です。
人も少なく開放的で、プライベートビーチのような感覚を味わうことができるのも嬉しいところ。
時間をかけてでも訪れる価値が充分にあります。
住所 : 鹿児島県大島郡宇検村屋鈍
マップ: Googleマップ
アクセス :
・奄美空港から奄美市名瀬・住用町経由で、宇検村まで車で約1時間40分
宇検村役場から屋鈍まで車で30分
・名瀬港から100分
奄美大島の最南部に位置する「ホノホシ海岸」は、今までご紹介したビーチとな全く異なります。
この海岸には、白い砂浜と波静かなエメラルドグリーンの海は期待できません。
太平洋から打ち上げる荒波と、切り立った断崖・奇岩が目立つ荒々しい雰囲気があります。
この光景が、かえって奄美を代表する絶景スポットとして人気を集めています。
ホノホシ海岸の名前は、むかし漁師が海を経由せずに、この海岸で船を担いで歩いたことに由来します。
船で陸を超えたことから「船越」、転じて「ホノホシ」となったと言われています。
こちらの海岸も、名瀬市街地から1時間30分、奄美空港からだと2時間以上かかる辺境の地です。
ホノホシ海岸を最も特徴づけているものは、海岸一面に広がる「玉石」です。
荒波にもまれて、海岸線を行き来しているうちに、石・砂利のカドが丸くなってしまったと考えられています。
この玉石は波が引くごとに、ゴロゴロと太鼓のような音をたてます。
波の音と、石が転がる音の絶妙なハーモニーが、この海岸の魅力を引きたてます。
この玉石はとても綺麗なので、記念に持ち帰りたくなりますが、実は持ち出し厳禁となっています。
天然記念物のように法律で禁止されているわけではなく、怖い言い伝えがあるからです。
玉石には霊が宿っており、持ち帰った人に災いをもたらすと言われています。
実際に持ち帰って不幸な目にあった人が、わざわざこの海岸に戻しに来るなんて話もあります。
信じるか信じないかは本人次第ですが、玉石は鑑賞するだけにしておきましょう。
住所 : 鹿児島県大島郡瀬戸内町蘇刈
マップ: Googleマップ
アクセス :
奄美空港から車で2時間
名瀬港から車で1時間20分。
注意点 : 海岸の玉石は持ち出し厳禁
対岸に加計呂麻島を望む奄美大島最南部は、複雑な海岸美が織りなす風光明媚な地域です。
目の前に広がる大島海峡は、海の中もパラダイスで、圧巻の珊瑚礁に、色彩々の熱帯魚がたくさん生息しています。
そんな美しい海の中を濡れることなく鑑賞したい場合は、海中観光船での海中散歩がおすすめです。
「水中観光船せと」は、古仁屋港から出港し、大島海峡の海中を約40分間水中案内してくれます。
水中観光船せとは、赤と青のクジラの形がユニークな半潜水式水中観光船です。
海中散策のスポットに到着するまでの間は、加計呂麻島の雄大な眺望や、美しい珊瑚礁の海を眺めながら優雅なクルージングが楽しめます。
5分ほどで目的地に到着すると、船内の階段を降りて展望室へ向かいます。
展望室のガラス越しに鑑賞する奄美の海中は、まさに天国のよう。
宝石のような珊瑚や色鮮やかな熱帯魚の群れが泳ぐ光景はとても幻想的です。
海中の遊覧コースは3つのコースが設定されており、当日の気象・海象状況によりコンディションの良いコースを案内するかたちになっています。
奄美の海には、珊瑚だけでも5種類以上が生息し、それぞれ個性に溢れています。
魚はスズメダイ、ツノダシ、ナンヨウハギ、クマノミなど、水族館で会うようなカラフルな熱帯魚がいます。
住所 : 鹿児島県大島郡瀬戸内町古仁屋字大湊26-14 古仁屋漁港ターミナルビル1階
マップ: Googleマップ
アクセス :
奄美空港より110分
名瀬港より70分
電話番号 : 0997-72-1326
定休日 : 年中無休
営業時間 :
8:30-17:30
第1便9:30~ 最終便16:30~
料金 : 大人2500円 小人1250円
公式URL : 水中観光船せと
奄美大島の最南部まで到着したら、大島海峡を渡って加計呂麻(かけろま)島まで足を延ばしてみましょう。
古仁屋港からフェリーで約15分の船旅です。
人口1200人くらいの細長い島で、複雑に入り組んだ海岸線で囲まれています。
穴場的な場所のため、本当に手つかずの自然が残り、のんびりとした時間を過ごすことができます。
抜群の透明度を誇る極上のビーチ、ディゴやガジュマルなどの南方植物、けだるい雰囲気など、都会で疲れた心身を癒してくれます。
ダイビングやシュノーケリング、シーカヤックなどのマリンスポーツを楽しむのもよし、サイクリングで島を散策してみるのも楽しいです。
島にはホテルや大型旅館はありませんが、ペンションや民宿、ゲストハウスが数軒あるので、泊りがけで観光を満喫することも可能です。
全国的に知られた観光スポットはありませんが、訪れてみると心落ち着く見どころがたくさんあります。
島内の移動は「加計呂麻バス」を利用するか、レンタカーをフェリーに乗せるか、現地でレンタサイクルを利用するかいずれかとなります。
島内は意外に広く、車でも1周するのに6〜7時間の時間を要します。
地元でも「実久ブルー」と称される、どこまでも青い海が美しい加計呂麻屈指のビーチです。
いろいろな表情を見せる海の青さは、一度目にしたら感動すること間違いありません。
遠浅の海岸が長く続き、その白い砂浜は加計呂麻島屈指の美しさを誇ります。
海水浴やシュノーケリングだけでなく、浜辺でキャンプやBBQも楽しめます。
実久(さねく)海岸のある実久集落は、加計呂麻島北西部に位置しています。
加計呂麻島の玄関口・瀬相港から車で約35分くらいの場所です。
集落はサンゴの石垣が並ぶ情緒たっぷりの風情で、南国気分たっぷり。
海岸から眺める抜群の星空も、おすすめです。
観葉植物としても有名なガジュマルは、国内では南西諸島や小笠原諸島に自生する熱帯植物です。
大きく育つと20m以上にもなり、沖縄では妖怪・キジムナーが棲んでいると伝えられています。
この於斉(おさい)のガジュマルは、於斉海岸を望む場所に自生する樹高30m、幹周8mの巨木で、瀬戸内町の天然記念物に指定されています。
くねくね曲がった巨木には、こちらにも妖怪が棲んでいそうな気配があり、とても神秘的です。
なお、このガジュマルにはブランコやターザンロープが設置されています。
目の前にある海を見ながら、童心に戻って、思いっきりブランコ遊びを楽しんでみましょう。
住所 :鹿児島県大島郡瀬戸内町 加計呂麻島
マップ: Googleマップ
アクセス :
古仁屋港「せとうち海の駅」よりフェリーで20分
古仁屋~瀬相間 1日4便 古仁屋~生間間 1日3便
電話番号 :
フェリーかけろま
古仁屋待合所 0997-72-3771
生間待合所 0997-76-0619
瀬相待合所 0997-75-0430
料金 : フェリー運賃:大人360円 子供180円 往復690円
加計呂麻島のさらに南には、請島・与路島・ハンミャ島と3つの島があります。
有人等である請島・与路島は、奄美大島の古仁屋港から1日1〜2便しか定期便がありません。
また、請島と与路島の中間にあるハンミャ島は無人島で、渡航するには許可が必要です。
しかも船を貸切る必要があります。
アクセスを考えたら、沖縄の離島よりもずっと不便で、おそらく国内で最も遠い島々かもしれません。
これといった観光スポットは存在せず、買い物等も不自由する島ですが、離島特有ののんびりとした「シマ気分」を味わうことができます。
請島は奄美群島のなかでは2番目に小さな島で、人口200人程度です。
自然が豊かな島で、島の名前の由来となった固有種・請ユリをはじめ、ルリカケスやここでしかみられない「ウケジママルバネクワガタ」が生息しています。
ハブが棲んでいるため、隣の与路島同様にハブ除けの「用心棒」が民家に立てかけられています。
秘境の極上ビーチ・クンマ海岸や、最高峰・大山ミヨチョン岳までのトレッキングを楽しむことができます。
島内には民宿が2軒ありますが、商店や自動販売機・飲食店はがないので、渡島前に予め調達しておくようにしましょう。
与路島は、奄美群島の有人島で最も小さな島で、人口も80人くらいしか住んでいません。
珊瑚石を積み上げた石垣が、集落の特徴的景観を保っています。
こちらの島も自然が豊かで、リュキュウイノシシが生息しています。
民宿は3棟営業していますが、請島同様に商店や自販機はありません。
ハンミャ島は、請島と与路島の間にある無人島です。
「ハンミャ」とは現地の言葉で”狭間”を意味します。
砂浜が山の斜面まで連なる独特の景観があり、バラエティ番組・『いきなり!黄金伝説。』の ”無人島生活” ロケ地にもなりました。
住所 : 鹿児島県大島郡瀬戸内町
マップ: Googleマップ
アクセス :
請島・与路島:古仁屋港より町営連絡船「せとなみ」乗船(1日1-2便 与路島まで請島経由で100分)
古仁屋港より海上タクシーを利用
ハンミャ島:海上タクシーをチャーター
料金 :
古仁屋港-池地(請島)大人930円 小人470円
古仁屋港-与路(与路島)大人1030円 小人520円
ハンミャ島チャーター:15000-20000円位
奄美大島は、豊かな大自然と珊瑚礁の美しい海に恵まれた島です。
リゾート地として本格的な開発が進んでいないため、手つかずの自然を満喫できます。
アクセスも格段に向上し、ぐっと身近になった奄美大島で、身も心も癒されてください。
最終更新日 : 2021/05/08
公開日 : 2018/12/20