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3. おすすめアウトドアチェア7選〜軽量・コンパクトタイプ〜
アウトドア用チェアにはたくさんの種類があります。
500mlペットボトルくらいのサイズにおさまるコンパクトなチェア、ハンモックのように身体を包み込んでくれるチェア、ソファーのように快適な座り心地のチェア・・・。
価格もピンキリで、1,000円程度のものから、中には20,000円を超えるものまであります。
「会社でバーベキュー!たくさんの人数分のアウトドアチェアを用意しなきゃいけない!」などでしたら1,000円の簡単なチェアで良いかもしれませんが、せめてマイ・チェアにはこだわりたいもの。
それも、これからアウトドアで大切に使っていきたいという方には、耐久性が高く座り心地も良いチェアがおすすめです。
考えてみれば、アウトドア・アクティビティにおいて、チェアで過ごす時間は意外と長いです。
思い浮かべれば、例えばキャンプなどにおいては、食事の時や火起こし、焚き火を囲んで語り合うひとときなど・・・キャンプで過ごす時間は、たいていチェアに座っているといっても過言ではないかもしれません。
また、アウトドアチェアは一つあればキャンプやバーベキュー、フェス、ピクニック、登山など、さまざまなアクティビティで活躍します。
ここからは、そんなアウトドアの相棒として、長く愛せるチェアをご紹介していきます。
アウトドアチェアは、地面からの高さ、収納方式、用途・目的によっていくつかのタイプに分けられます。
それぞれにメリット・デメリットがあります。
ご自身のアウトドア・スタイルに合わせ、お好みのものをチョイスすると良いでしょう。
アウトドアチェアは、地面からの高さによってざっくり以下のようにタイプ分けされます。
収納方式によっても大きく分けて2つに分かれます。
メインとなる用途・目的から、以下のいずれかに特化したものが多いです。
ここからは、「軽量・コンパクトタイプ」、「コンフォートタイプ」に分けて商品を紹介していきます。
ご自身がどんなアウトドア・アクティビティでの使用をメインに考えているかによって選ぶと良いでしょう。
ここからは、軽量・コンパクト性重視のチェアを紹介します。
登山やバイクパッキング、積載量をできるだけ抑えたい場合などにオススメです。
目安としては1kgを切っていれば、持ち運びも苦にならない重さと思っていいでしょう。
ポール組み立て式のロースタイルチェアといえば、このジャンルのパイオニアである 「Helinox(ヘリノックス)」 のものがオススメ。
軽量かつコンパクト、さらに座り心地も最高とあって、瞬く間にアウトドア市場を席巻しました。
以来、さまざまなアウトドアブランドがポール組み立て式のチェアを販売するに至っています。
ヘリノックスの特徴は、890g(スタッフバッグを入れると960g)という軽さ・コンパクト性、ミニマルなデザイン性、そして快適な座り心地と、全てのバランスがとれた優等生的なアイテムだということ。
特に座り心地は抜群で、シートは身体がすっぽりと包んでくれますよ。
ヘリノックスからは、チェアワンのミニサイズも販売されています。
もちろんチェアワンより軽量化され、約560gという軽さを実現しています。
耐久性が心配になるくらい小さなチェアなのですが、座り心地も悪くはありません。
また、耐荷重は80kgと十分なので、大人の方もご心配なく。
この「ヘリノックス」はもともとテントのアルミポールなどを製造するDAC社の企画。
耐久性にはとにかく定評のあるブランドなのです。
人気キャンプアニメ「ゆるキャン△」で主人公が使ったことで爆発的に人気になったチェア。
「alite(エーライト)」 は、2008年にサンフランシスコで創業されたアウトドアブランドです。
エーライトの代表的なモデルは3つ。
ここで紹介している以外にもカラーリング・デザインがたくさんあるので、気になる方は調べてみてはいかがでしょうか。
テントで寝る際寝袋の下に敷くスリーピングマットを製造していることで有名なアメリカのブランド 「THERMAREST(サーマレスト)」 。
コットやチェアも展開しており、そのクオリティには定評があります。
この「ウノチェア」は重量が993gと、今回紹介している中では少し重たくなっていますが、φ30×高さ4cmと円盤状にコンパクト収納できます。
特徴はなんと言っても、収納時のケースが脚のベースになること。
それもベースは円盤状のため、砂浜などの不安定な場所でも埋まりにくい仕様なのです。
また、座面を取り外し、ひっくり返せばなんとテーブルになるというユニークな機能も◎。
MADE IN USAという点も、こだわりキャンパーには嬉しいポイントですよね。
上記に紹介したようなポール組み立て型ではなく、2つの板でできたシンプルな構造が特徴的な「HEX2.0」。
このレッグレスチェアは、日本でいう「座椅子」。
これ以上ない、というシンプルな構造で610gという重さを実現しています。
クッション性が高く、地面に置いて座るととても楽◎
どこでもさっと座れるのがとても魅力のアイテムです。
ちょっとしたピクニックや花火大会や登山などなどに、一つあると大活躍しますよ。
ユニークなアイテム展開が特徴的な日本のアウトドアブランド 「DoD(ディーオーディー)」 。
アウトドアチェアの発想もとてもユニークです。
ここで紹介する「Vチェア」は、座るというよりも「腰掛ける」ためのチェア。
腰当てに腰を預け、あとは自分の脚を支えにして座ると言った感覚です。
移動の多いフェスなどのイベントでとても便利◎。
順番待ちやライブなどでの「ちょっとした腰掛け」として活躍します。
重量も629gととても軽いのも嬉しいですね。
高さも3段階で調節できるため、お子さんにもぴったりのアイテムです。
次もDoD(ディーオーディー)からのご紹介です。
とことん軽量性を求めるならこのタイプのチェアがダントツ。
なんと重量199gという驚きの軽さなのです。缶ジュースより軽いというのですから、とんでもなく軽いですね。
また、幅220×高さ110×奥行き30mmという収納サイズも、ザックの容量を圧迫せず素晴らしくコンパクトですね。
もちろん、ヘリノックスなどのモデルに比べて座り心地は正直言ってかなり削られていますが、登山やバックパッキングなど、重量にシビアなアクティビティにはオススメのアイテムです。
オートキャンプなどで積載量を気にする必要がなければ、コンパクト性・軽量性はそこまで重要ではありません。
そういった場合は、とことん座り心地が良いものをチョイスするのが良いでしょう。
なお、座り心地を重視したものはデザイン性が高いものが多いのも◎
アウトドアから持ち帰ったら、室内でインテリアとしても使うことができます。
ヘリノックスが2012年に立ち上げたライン「ヘリノックス ホーム、デコ&ビーチ」。
キャンプでもホームでも、ビーチでも使える快適なチェア、テーブルを展開しています。
その中でもおすすめは、「ホーム」ラインに属する、2018年から登場した「チェアホーム XL」。
もともと快適性には定評のあったヘリノックスですが、この「XL」は段違いなのです!
体全体を包み込むようなサイズ感が最高で、座ったが最後立ち上がりたくなくなるほど。
アウトドアでもインテリアでも、ソファ感覚で使えますよ。
さきほど「座り心地」で紹介したヘリノックスは、脚と地面の接着面が硬くなっているため、室内で使うと滑っていってしまうのが難点です。
そこで、地面との接地面積を増やしてしっかりグリップするのがこちらの「ボールフィート」。
室内の他、砂浜でも使用可。脚が砂浜に埋まっていってしまうのを防ぐことができます。
もちろん「XL」だけでなく、全てのヘリノックスに使用可能です。
ヘリノックスは、前述の「ボールフィート」の他にもさまざまなアタッチメントが販売されていることが特徴です。
ユニークなものとしてはこの「ロッキングフット」があげられます。
ご覧の通り、ヘリノックスにつけるだけでロッキングチェアとして使えるというスグレモノ。
もちろん、アウトドアでも使うことができます。
お子さんも喜ぶロッキングチェア・・・「ヘリノックス・ミニ」とともに一つご購入を検討してみてはいかがでしょうか。
形を見ればベテランキャンパーならおわかりでしょう!
イギリスのマクラーレン社から発売されていた「ガダバウトチェア」の復刻版です。
惜しまれつつ廃盤になってしまったかの名作を、アウトドア用品代理店「A&F(エイアンドエフ)」が復刻したものになります。
復刻版とはいえ、座り心地はガダバウトチェアのものを完全再現。ハンモックに座っているかのような快適さです。
素材も「ガダバウトチェア」より耐久性の高いものにアップデートされています。
このあたりは復刻版ならではの魅力と言えるでしょう。
また、「ガダバウトチェア」の美しさは健在。
カラーリング・デザインは流行り廃りのないクラッシックなものです。
間違いなくベテランキャンパーから一目置かれるアイテムです。
コストパフォーマンスが高いテーブルやチェア、コットなどで有名な「TENT FACTORY(テントファクトリー)」。
オススメはフルリクライニングできるこのチェアです。傾きは無段階で調整でき、お好みの位置で座ることができます。
この快適性・機能性にもかかわらず価格は1万円以下!!
キャンプサイト・バーベキューサイトで存分にくつろぎたいあなたにはマストアイテムです。
もとは英国軍の軍用車、ランドローバートラックの装備として使われていた「ローバーチェア」。
シンプルなデザインや耐久性の高さ・ミリタリー感がキャンパーに人気のアイテムです。
クラシックなスタイルやグランピングスタイルなど、どのようなスタイルのキャンプサイトにも合うデザインは魅力ですよね。
本物がほしい!という方には、実際に装備として使われていたもののデッドストックがミリタリーショップなどで売られています。
また、ここで紹介しているもののように、アウトドアメーカーからレプリカ品が販売されていますので、お好みでどうぞ。
Coleman(コールマン) の定番チェアといえばこの「コンパクトフォールディングチェア」。
キャンプの定番アイテムとして、どこのキャンプ場でも必ずと言っていいほど見かけるアイテムです。
「コンパクトフォールディングチェア」の人気の秘密は、何よりカラーによっては実売価格で5,000円を切るリーズナブルさ。
それに加え、価格の割に安っぽくないデザイン、良い座り心地が特徴です。
カラーリングも豊富なので、家族全員の分を色違いの「コンパクトフォールディングチェア」で揃える、などもいいですね。
※合わせて読みたい: アウトドアブランド「コールマン」 ド定番商品を一挙紹介!
これがアウトドア用?と見まがうようなおしゃれなチェア。
アメリカ製にこだわる Byer of Maine(バイヤーオブメイン) の「レンジリーチェア」です。
アームレストがついているためとてもおさまりがよく、ポリエステルのシートもとても張りがよく快適な座り心地を提供してくれます。
特にグランピングスタイルに欠かせないファニチャーとしても最高の一品。
使わないときはインテリアとしても活躍します。
そのラグジュアリーなデザインや素材感が特徴的な、ロゴスのグランピングライン「グランベーシック」。
「チェア for 2」は、アウトドアでは珍しい2人掛け仕様のチェアです。
1人掛け中心のキャンプサイトのインテリアとしてアクセントを与えてくれます。
なお、この「チェア for 2」は、保温性・クッション性が素晴らしい専用カバーが別売りされているのがユニークなポイントです。
室内でインテリアとして使用する際はカバーをかけてソファとして、アウトドアではシンプルにカバーを外して使用する、などもいいですね。
最後にご紹介するのは、ハイクオリティなテントで有名なアメリカのブランド 「NEMO(ニーモ)」 のチェア。
見ておわかりの通り、独自のフレーム構造が特徴です。
チェアに身体を預けると、自動的にリラックスできるポジションで落ち着き、チェアとハンモックがかけ合わせたような、素晴らしい座り心地を楽しむことができます。
価格もこの中で唯一の20.000円超えですが、その座り心地はまさに最上級です。
このチェアに座って、ウィスキーを片手に満点の星空を楽しむ・・・なんて、想像しただけで最高に贅沢ですね。
さて、ここまで軽量・コンパクトタイプ、座り心地を追求したコンフォートタイプに分けてアウトドアチェアを紹介してきました。
リクライニング機能やコンパクトに収納できる機能、専用カバーをつけてソファのような座り心地になるものまで、さまざまなタイプがありましたが、お気に入りは見つかりましたか?
ご自身のスタイルに合わせて、とっておきの「マイ・チェア」に出会えるといいですね♪
また、アウトドアチェアは、概して金額は高いですが、その分耐久性も高く座り心地も良いです。
そのため、決してアウトドア用としてだけでなく、室内用や来客用にもオススメです。
本記事があなたのアウトドア・ライフをより一層充実させるものになれば嬉しいです。
※合わせて読みたい: アウトドアの趣味を始めよう!経験者が語る、初心者向けキャンプ基本装備20選
最終更新日 : 2021/12/23
公開日 : 2018/07/23