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1. アメリカを代表するブーツブランド「Danner(ダナー)」
Danner(ダナー)おすすめブーツその1:「ダナーライト」
Danner(ダナー)おすすめブーツその3:「エクスプローラー」
Danner(ダナー)おすすめブーツその4:「マウンテンライト」
Danner(ダナー)おすすめブーツその5:「ブルラン II」
Danner(ダナー)おすすめブーツその6:「ポストマンシューズ」
Danner(ダナー)おすすめブーツその7:「リッジトップ」
Danner(ダナー)は1932年、チャールズ・ダナー氏によりオレゴン州ポートランドで創業したアウトドアブーツブランドです。
創業時はワークブーツメーカー、森林伐採者向けのワークブーツを主に製造していましたが、第二次世界大戦が開戦した後は工場の作業靴を大量生産。
そのため、ダナーは「造船所の靴」として知られるほどでした。
第二次世界大戦の後、アメリカで起こったアウトドアブームに向けて、アウトドアシューズやクライミングシューズを製造し始めました。
1961年には名作「マウンテントレイル」を開発。
バックパッカー雑誌に「一番山を登りやすいブーツ」として、12社以上のブーツメーカーの中で最優秀賞を獲得し、その名をアメリカ中に轟かせました。
1979年には世界で初めてゴアテックスを採用したブーツ「ダナーライト」を製造。
今やアウトドアブーツのほとんどがそうである「防水で蒸れないシューズ」の原点とも言えるダナーライトの発売で、ダナーのアウトドア業界での地位は確固たるものになったのです。
こうして生まれた定番モデル「ダナーライト」や「マウンテンライト」は、発売されてから何十年もの間、ほとんど形を変えることなく現在も愛されています。
本記事では、流行に左右されることなく、時代・世代を超えて支持され続けるダナーの魅力に迫ります!
世代を超えた「定番」として愛されるダナー。
ブランドの歴史は80年以上になり、代表的なモデルは発売してからほとんど形を変えず現在も販売されており、人気の高さが伺えます。
ダナーの魅力としてまず挙げられるのが、ゴアテックスやビブラムソールなどのハイテクな機能性もさることながら、そのデザイン性です。
「ダナーライト」や「マウンテンライト」はシンプルなデザインで合わせやすく、メンズ・レディースを問いませんし、アウトドアなスタイリング以外にも、カジュアルコーデや、きれいめコーデ、トラッドなコーデにもばっちりハマります。
日常使いでもフィールドでも積極的に使えるデザインのブーツは、めったにありません。
非常にバランスのとれたデザインと言えるでしょう。
1979年に誕生した名作「ダナーライト」は、世界で初めて防水透湿性素材「GORE-TEX(ゴアテックス)」を採用したことで知られています。
ゴアテックスとは、アメリカの素材メーカー「GORE(ゴア)」社が開発したフィルム素材。
フィルムには無数に細かい孔が空いており、雨や水分は通すことなく、水蒸気は透過させます。
つまり、「完全防水ながら蒸れない」という性質を持つ驚きの素材なのです。
雨などを通さないのはもちろん、登山などで沢に入っても、水が染み込まない「完全防水」がフィールドでは必要不可欠な仕様となっています。
ゴアテックスは現在、多くの登山靴に採用されていますが、「ダナーライト」はそのプロトタイプとも言えるのです。
同じくダナーの定番「マウンテンライト」を始め、他のアイテムにもゴアテックスは採用されています。
1952年、ダナーはアメリカのシューズメーカーとして初めてイタリアの名門ゴムメーカー「Vibram(ビブラム)」社のソールを採用しました。
現在でこそ、多くの登山靴のソールに採用されているビブラムソールですが、いち早くそのグリップ力と剛性に注目していたことは、ダナーの先見の明がとても優れていることがわかります。
現在でも、「ダナーライト」や「マウンテンライト」をはじめ、ダナーの代表的なモデルの多くにはビブラムソールが採用されています。
ビブラムソールは、雨でも滑らないためのグリップ力や、地面から来る衝撃の吸収性に優れているのがポイント。
フィールドでは雨に濡れた岩場など、滑りやすい場面が多々あります。
そんな時のために信頼の置けるビブラムソールが採用されているのは、ダナーが一流のアウトドアシューズブランドである証なのです。
丈夫な皮革素材を採用しており、何十年と履けるのがダナーの特徴です。
ただ、それはもちろん定期的なメンテナンスが前提です。
剛性に定評のあるダナーとはいえ、手入れを怠るとすぐに傷んでしまいます。
革靴のメンテナンス方法はその素材によって異なりますが、ここでは代表モデル「ダナーライト」のメンテナンス方法について解説します。
ダナーライトを長く履くにはメンテナンスが不可欠です。
そうとはいえ、あまり頻繁にメンテナンスを行うと、革の剛性がどんどん落ちて柔らかくなりすぎてしまいます。
ダナーは過保護にしすぎてもいけないブーツなのです。
季節や使用環境によってタイミングはまちまちですが、革が乾燥してきたなと感じたらミンクオイルを入れてあげてください。
革に栄養が行き届き、さらに革のエイジングも進んでぐっとカッコよくなりますよ。
まずはブラシを使い、ホコリを落とします。
もちろん、インソールやシューレース(靴ひも)は外していってくださいね。
水で固く絞ったウエスで汚れや、残った油を拭き取ります。
汚れがひどかったり、表面にカビが生えてしまったりといった場合には、薄めたアルコールで拭くとキレイに拭き取ることができます。
表面、タンなど、の革部分にミンクオイルを塗っていきます。
ウエスを使ってもいいですが、ミンクオイルは指で塗るのがベスト。
指の熱で溶かしながら塗り込んでいきます。
このとき注意したいのが、塗りすぎないこと。
ミンクオイルには革を柔らかくする作用があるため、硬い部分のカカトやつま先部分を中心にして、周りに油を広げていくというイメージで行うと良いです。
革全体に油がまわり、オイリーになるとともに、細かいキズなども馴染んでカッコよく仕上がります。
オイルを入れたら、風通しの良い場所で防水スプレーをふって仕上げにかかります。
防水スプレーはコーティングの効果があるため、細かい汚れやキズがつきにくくなります。
「ダナーライト」や「マウンテンライト」に採用されているソールは、ビブラム社の「クレッターリフト」ソール。
これは、岩の上などで滑らずグリップが強くかかるよう、街履きが前提のスニーカーなどよりも柔らかめの素材です。
そのため、コンクリートの上などを歩いているとすぐにソールが削れてしまいます。
ソールが削れたら、街の靴屋さんで修理してもらうことができます。
靴屋さんにもよりますが、修理方法はクレッターリフトソールの全交換になり、修理費用はだいたい一足5,000円〜10,000円程度。
ソールを交換し、繰り返し使えるのもダナーの魅力なのです。
天然皮革を用いているダナーは、カビの温床になりやすいので注意しましょう。
靴箱の中や購入時の箱の中に入れっぱなしにしてしまうと、じめじめした梅雨の時期などには湿気がたまり、黒カビ・白カビが生えてしまうことも。
特にメンテナンスがしっかりとされて湿度たっぷりのダナーはカビに好まれるので、風通しの良い場所で保管するようにしましょう。
2018年に登場しアウトドア業界に衝撃を与えたのがダナーの新作「Danner Field(ダナーフィールド)」。
デザインやスペックはブランドを代表する名作「ダナーライト」とほとんど同一ながら、何が衝撃かというと、ズバリその値段。
27,000 円 という、なんとダナーライトの定価(55,000円)の半額以下で販売されているのです。
安さの最大の理由はズバリ「生産国の変更」。
「Made in USA」を貫くダナーライトに対してダナーフィールドはベトナム製。
そのため、ダナーライトにある「USA」タグはありません。
また、生地も微妙に変更され、厚みが薄くなっています。
ただ、「ダナーライト」のアイデンティティであるゴアテックスやビブラムソールは継承しており、機能性もそこまで遜色ないといって良いでしょう。
大量生産と生地の変更によりコストカットを実現した「ダナーフィールド」。
これまで価格が理由で手が届かなかったダナーファンの方や、2足目のダナーライトとして色違いをお求めの方にもおすすめできる一足です。
ダナーは様々なアウトドアメーカーとコラボアイテムを展開していることでも知られています。
中でも注目は、日本のアウトドアブランド「 snowpeak(スノーピーク) 」とコラボした「Danner FIELD Pro.(ダナーフィールドプロ)」。
先ほどご紹介した、ダナーライトの廉価版であるダナーフィールドの別注アイテムです。
アウトドアブランドの頂点に君臨する「ダナー」と「スノーピーク」という2大ブランドのコラボとあって、アウトドア業界は沸き立ちました。
特徴は、シューレース部分にキャンプではお馴染みの自在パーツが付いていること。
日常使いでも、さりげなくキャンパーとしてのこだわりをアピールができます。
カラーは、スノーピークらしいグレー基調のアースカラー「Greigio」とブラックの2色展開となっています。
本記事の中で何度も紹介している「ダナーライト」や「マウンテンライト」の他にも、ダナーにはいくつかの「定番」と呼ばれるモデルがあります。
ここでは、流行に左右されず何十年もの間愛されている定番モデルを中心に、ダナーのおすすめのモデルを一挙紹介していきます!
1979年に、世界初のゴアテックス採用ブーツとして開発されたのが、「ダナーライト」です。
販売されてからほとんど形を変えることなく、ブランドのアイコンとして君臨し続けるプロダクトです。
発売開始以来80年以上にわたり、Made in USAにこだわって作られています。
アッパーは、フルグレインレザーをベースに1000デニールのコーデュラナイロンがあしらわれた仕様で、耐久性にも通気性にも配慮された設計。
ソールはビブラムソールの中でもグリップ力に定評の高い「クレッターリフトソール」が採用されています。
もちろん、ソール部分とアッパー部分にも防水のゴアテックスフィルムが張られているため、山でも川でもトラベルユースでも、あらゆるアウトドアフィールドで大活躍する一足です。
また、フィールドだけでなく色々なシチュエーションでも使えるデザインも人気の秘密。
カジュアルやトラッド、あるいはドレスなど、どんなコーディネートにも合わせやすく、応用の効くのも嬉しいポイントです。
丈夫なフルグレインレザーで作られているため、メンテナンスを繰り返せば10年、20年と使えるのも、ヘビーデューティーなギアを愛するアウトドア好きの方にとってたまらないポイント。
美しいレザーには、使っているうちにもちろんキズがついていきますが、そのキズがブーツの歴史となっていき、使えば使うほどカッコよくなっていくブーツです。
「ジャグ」は80年代から90年代に展開されていたモデルの復刻版です。
当時の面影を残したレトロなデザインはそのままに、防水機能の搭載や履き心地をより良いものにするインソールの使用など、現代に合わせてアップデートされています。
ソールは、軽やかな履き着心地を実現する軽量EVAミッドソール、様々な地形に対応するレトロダナーワッフルソールラバーを採用。
爪先部分にはメッシュ加工が施されており、通気性も抜群となっています。
ブーツが持つずっしりとした重厚感を感じさせつつも、そのデザインからスニーカーのようなカジュアルな印象をも与えてくれるため、服を選ばず普段使いがしやすい一足です。
その風合いを活かし、デニムやチノでラフにまとめるのがおすすめ。
ダナーライトは、定番なだけに履いている人も多いのがたまにキズ。
キャンプなどに出かけると必ずと言っていいほど目にします。
他人と被るのが嫌な人には「エクスプローラー」がおすすめです。
ダナーライトをベースに、ナイロン部分がスエードに変更されたのが「エクスプローラー」。
スエード素材なので、ダナーライトに比べて多少通気性は劣りますが、耐久性はさらにUPしています。
ダナーブランドの中でも、先ほども紹介した「ダナーライト」と人気を二分するプロダクトが「マウンテンライト」です。
「マウンテンライト」は、「マウンテントレイル」をベースに、1982年に誕生しました。
1961年に誕生したウンテントレイルは、バックパッカーマガジンによって12社を超えるブーツメーカーの製品の中から「最も優れた一足」として選ばれ、アウトドアブーツメーカーとしての「ダナー」の名をメジャーにした名作。
ダナーファンの中では伝説になっているモデルです。
そのマウンテントレイルの後継が「マウンテンライト」。
マウンテンライトのフォルムはそのままに、ゴアテックス、クレッターリフトソールなど、1979年に開発した「ダナーライト」で培った技術による改良を加えて生まれ変わったのです。
ぼてっとした「マウンテンブーツらしい」フォルムは、タウンユースにもぴったり。
デニムやカーゴパンツ、もしくはハーフパンツなど、さまざまなコーディネートに合わせることができます。
ボリュームがあるので、三角形のシルエットを作るのにぴったりの一足です。
ダナーがアメリカにおいて一躍有名になったのは、第二次世界大戦中にクオリティの高いワークブーツを手がけたことでした。
当時「造船所の靴」との異名を持っていたことからもわかる通り、ダナーのルーツは実はワークブーツにあるのです。
現在ではマウンテンブーツのイメージの強いダナーですが、ワークブーツも生産し続けています。
ダナーにおけるワークブーツといえばこの「ブルラン II」です。
「ブルラン II」のポイントは、クラシックなワークブーツのデザインながら、ゴアテックスを内蔵した全天候型ブーツであり、ビブラムソールを採用されていること。
マウンテンブーツのノウハウを存分に活かしたバツグンの機能性は、レッドウィングの名作「アイリッシュセッター」をはじめ、様々なライバルのワークブーツを圧倒しているポイントです。
また、履き口のアメリカ国旗タグはMade in USAの証。
ワークブーツにおいても機能や品質を追求し続ける姿勢からは、ダナーのプロダクトに対するこだわりが感じられます。
ダナーはマウンテンブーツやワークブーツだけでなく、ウィングチップやチャッカブーツなど、スーツにも合わせられるシューズも作っています。
その代表が「ポストマンシューズ」です。
その名の通り、郵便配達員(ポストマン)のために作られたこのシューズは、ガラスレザーを用いてセミドレスシューズに仕上がっています。
それでいて、丈夫でしっかりした作りであることと、クッション性と歩きやすさに定評のあるダンキャットソールが採用されるなど、ワークブーツとしての機能性も◎
ガラスレザーの風合いとソールの無骨さが相まって、フォーマルなコーディネートに入れるとアクセントになるアイテムであること間違いなし。
ソール部分もフラットになっているため、カジュアルに合わせても良いでしょう。
ドレスシューズとしても普段使いとしてもまた休日履きとしても、便利に使える一足です。
ここ数年、冬の足元として注目を集めているダナーの「リッジトップ」。
ファーがセットされた履き口を見ればおわかりの通り、暖かさがウリのウインターブーツです。
なんとその耐寒性能は、マイナス40℃まで対応というズバ抜けた仕様になっています。
靴の内部にはラディアンテックスという保温素材が張られており、靴の中を暖かく乾燥した状態で保ってくれるのです。
防水レザーを採用しているため雪の中でもへっちゃら。
冬の普段使いはもちろん、スキーやスノーボードなどウインタースポーツでのアプローチシューズとしてもおすすめの一足です。
80 年以上にわたって愛され続けている定番ブランド「 Danner (ダナー)」。
気に入ったモデルが見つかりましたでしょうか。
モノづくりの町・アメリカ ポートランドの職人のクラフトマンシップに基づき、素材や縫製に徹底的にこだわって作られているのが、ダナーが 80 年以上も愛されてきた大きな理由の一つ。
革のブーツのため価格は決して安くはないですが、大切にメンテナンスして履けば、一足を 10 年、 20 年と使うことができます。
どのモデルもデザインがシンプルで合わせやすく、コーディネートを選ばないのも魅力。
フィールドではもちろん、普段履きにも大活躍してくれますよ!
公開日 : 2018/10/10