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3. SUUNTO(スント)のコーディネート紹介 〜フィールドからフォーマルまで〜
<SUUNTO 3 FITNESS(スント 3 フィットネス)>
存在感のあるハイテクウォッチで有名なウォッチブランド「SUUNTO(スント)」。
アウトドアウォッチとして機能性が高く、かつ普段着でも使えるおしゃれかつスタイリッシュなデザインが特徴で、アウトドアユース・タウンユースともに人気の時計です。
本記事では、そんなスントの魅力やラインナップの解説、オススメモデルの紹介など盛りだくさんでお届けしていきます。
「SUUNTO(スント)」は、北欧・フィンランド生まれのメーカーです。
その歴史は80年以上と非常に長く、創業は1936年に遡ります。
創業者は、オリエンテーリングのプレイヤーでもあるトーマス・ヴォホロネン氏。
技術者でもあったヴォホロネン氏は、普段使っていた乾式コンパスのクオリティに納得がいかず、世界で初めて液体封入式コンパスを開発したのです。
今でこそ登山用、ダイバー用などの時計が有名なスントですが、そのルーツはコンパスにあるんですね。
そんなブランドのルーツである「コンパス」も、今もなおラインナップされています。
その精度は非常に高く、プロの登山家たちに愛用されています。
スントの主力アイテムといえばハイテクウォッチです。
GPSや気圧計、コンパス、心拍計測機能を備えたモデルや、100m防水機能やサファイアガラスの耐久性を備えたモデルなど、用途となるアクティビティによって多種多様な機種がラインナップされています。
近年では、アンドロイドOSを搭載したスマートウォッチも登場しました。
スントのウォッチが本来持つ機能性に加え、スマートフォン連携やマップ表示など、ハイテク機能を満載したスマートウォッチになっています。
ハイテクウォッチの代表ともいえるスント。
スントに搭載されているハイテク機能は多岐にわたり、それぞれのモデルは想定されたアウトドア・アクティビティによってチューンナップされています。
代表的な機能をご紹介すると、下記のように様々。
さらにここ最近ではスマートウォッチも開発しており、アクティビティに合わせて80種類以上のアプリケーションが提供され、高機能化は止まりそうにありません。
モデルごとの詳しいスペックについては、本記事のラスト、ラインナップ紹介の中で解説しているので、ぜひご一読してみてください。
スントの魅力として挙げられるのが、タフであるということです。
戦時中、フィンランド軍の将校がロシアの狙撃兵に撃たれた際、胸ポケットに入っていたスントのフィールドコンパスに当たって助かったという逸話も。
以来、丈夫さはスントのDNAとして、現在の製品にも生き続けています。
スントでは、社内のテストチームや世界中のプロアスリートにより、ヒマラヤや海底など極限の環境で何千時間にも渡るストレステストが行われています。
そういったフィードバックを反映して、あらゆる環境に耐え得るよう設計されているのです。
スントは2000年から2010年ごろにかけて、今はなき「ベクター」というモデルで爆発的なヒットを記録しました。
タウンユースにおいて、アウトドアウォッチが注目されるきっかけを作ったのはベクターといっても過言ではありません。
大ヒットの理由は、タウンユースでも使えるデザインや豊富なカラバリ、そして日常にはオーバースペックなまでの機能性が挙げられます。
「ベクター」は部品供給の問題から近年販売を中止しましたが、その後も「コア」や「アンビット」など、アウトドアアイテムでありながらBEAMSなどファッションセレクトショップが取り扱うような名作ウォッチを次々発売し、その地位は不動のものになりました。
アウトドアウォッチ、スポーツウォッチといえば、CASIO(カシオ)やGARMIN(ガーミン)、EPSON(エプソン)、SEIKO(セイコー)など競合他社がひしめいていますが、中でもスントのデザイン性はバツグンです。
アウトドアウォッチらしくボリュームがあるうえ、かつスタイリッシュという独特なデザインは、他のブランドにはない特徴です。
本格的にフィールドで使う方はもちろん、日常のコーディネートに加えてもコーディネートのアクセントになってくれますよ。
また、ユニセックスで使えるデザインなので、ペアで揃えられるのも良いですね。
大切な人へのギフトにもピッタリのアイテムです。
スントの良さは、機能性や耐久性に加え、北欧ブランドらしいスタイリッシュなデザインです。
登山用やダイバー用だからといってゴツゴツしたハイテクデザインになりすぎず、十分街で普段使いできるフォルムは、スントの時計全てに共通して言えるポイントなのです。
ここでは、色々なコーディネートで活躍するスントをご覧ください。
ひと目でフェスやキャンプなどが好きなんだなとわかるおしゃれなコーディネートです。
モノトーンを中心としながらスントのグリーンが差し色で効いています。
カジュアルコーデに「スント コア」を取り入れた着回しです。
存在感があり、かつスタイリッシュなフォルムなので、どんなコーディネートでも活躍します。
モノトーンのカジュアルコーデに、ライム色のベルトが印象的なスントを取り入れて、ワンポイントアクセントになっています。
ちなみに、手にまとっているのはスントの最新スマートウォッチ「SUUNTO 9」です。
まずは定番の山コーデからご紹介。
男性でも女性でも使えるデザインはスントの魅力の一つです。
涼しげな夏コーデにホワイトの「スント ベクター」を合わせたコーディネートです。
カジュアルととても相性が良いですね。
白シャツにスントのスマートウォッチ「スパルタン」を合わせたコーディネートです。
ハイテクウォッチにも関わらず、キレイめコーデにも合います。
スントは、登山用ウォッチやトレイルランニング用ウォッチ、ランニング用ウォッチ、ダイバーズウォッチなど、様々なアスリートの方のためにチューンナップした時計をラインナップしています。
購入層も幅広く、プロからアマチュア、さらにはライトユーザーまで多様なニーズがあります。
結果としてたくさんの時計がラインナップされ、特に初めて目にした方にとってはどれを買ったら良いかわからなくなりがちです。
そんな方のために、ここではスントのラインナップを紹介します。
現在ラインナップされているのは、スマートウォッチである「SUUNTO 9」「SUUNTO SPARTAN」「SUUNTO 3 FITNESS」、GPSウォッチである「TRAVERSE」「AMBIT 3」そして従来型の「CORE」の6モデル展開です。
ここではこの6モデルに加え、廃盤にはなりましたが根強い人気を誇る「VECTOR」を加えて解説していきます。
2018年に登場したスントのニュー・モデルが「SUUNTO 9(スント 9)」です。
「SUUNTO SPARTAN(スント スパルタン)」の後継機種で、スパルタンよりGPSの精度とバッテリーの性能を高めたモデルになります。
スント9の特徴は、これまでのスマートウォッチが直面していた「バッテリーの持ちの悪さ」に本気で取り組んでいること。
基本的にスマートフォンと同じ仕組みであるスマートウォッチは、常時スマートフォンとの通信やGPSによるトラッキングを行うことでバッテリーを消費します。
これまでのスマートウォッチの中には、一日でバッテリーを使い切ってしまうモデルもしばしばありました。
スント9に搭載された「インテリジェントバッテリーモード」はこの対策として、バッテリー残量が少なくなるとバッテリーモードを変更するよう提案してくれます。
バッテリーのモードは「Performance(パフォーマンス)」「Endurance(エンデュランス)」「Ultra(ウルトラ)」の3種類。
最もバッテリー持続時間の長い「Ultra」モードにおいてはGPSの受信レートを落としたり、Bluetoothを切るなどして省電力を行い、最大120時間のバッテリー持続時間を実現しています。
登山など重量にシビアなアクティビティに挑む場合は特に、バッテリーの持ちが良いというのは嬉しい仕様ですね。
通常モデルの「SUUNTO 9」のほか、気圧計が内蔵され、より正確な高度が計測可能な「SUUNTO 9 BARO」の2モデルで展開されています。
登山やトレイルランニング、スキーやスノーボードなどがメインのアクティビティで、高度を正確に知りたいという方には「SUUNTO 9 BARO」がオススメです。
スントのスマートウォッチを代表する「SUUNTO SPARTAN(スント スパルタン)」。
カラータッチスクリーンや気圧計、GPSを備えているうえ、80種類以上のスポーツモードを搭載しており、あらゆるスポーツに特化したアプリケーションを使うことができます。
スパルタンは「SPORT(スポーツ)」「TRAINER(トレーナー)」「ULTRA(ウルトラ)」の3モデル展開です。
・SPORT
タッチパネルを備え、100mの防水性を持つモデルです。
心拍計測機能、気圧計を備えたモデルなどもラインナップ。
・TRAINER
重さが56gとスパルタンシリーズの中で最軽量のモデルです。
スクリーンはタッチパネルなし、50m防水など、SPORT、ULTRAに比べると機能が削減されています。
・ULTRA
シリーズで最も大容量のバッテリーを装備。
気圧計や100m防水も備えた、マルチスポーツ向けのモデルです。
これに「WRIST HR(リスト ハートレコード=心拍計測機能)」「BARO(バロメーター=気圧計)」が加わったモデルが存在します。
スパルタンの後継機種である「SUUNTO 9(スント 9)」が登場し、公式サイトでも30%の値下げが行われており、スントのラインナップの中ではお買い得なモデルともいえます。
2018年に登場したのが「SUUNTO 3 FITNESS(スント3 フィットネス)」。
アスリート向けのプロダクトが多いスントにおいて、健康への意識が高いユーザーをターゲットに開発されたフィットネス用スマートウォッチです。
フィットネスジムのみならず、オフィスでも使えるようなデザインは、スントらしさといったところでしょうか。
職場からランニングで帰ったり、通勤帰りにジムで汗を流したりするような使い方ができますね。
GPS機能や気圧計などのアウトドアに関する機能は省かれていますが、その分値段が抑えられているのも嬉しいところ。
「日常で使うスント」としてオススメの一本です。
スントのアウトドアウォッチシリーズ中、フラッグシップと位置づけられるのが「SUUNTO TRAVERSE(スント トラバース)」。
GPS機能、高度計、気圧計、コンパス、100m防水、「SUUNTO MOVESCOUNT」連携などなど、さまざまな機能がてんこ盛りのいわば「全部入り」のアウトドアウォッチです。
位置情報も、北米の「GPS」と、ロシアが展開する「GLONASS」とをサポートしており、正確な位置情報を割り出すことができます。
また、機能性だけでなく耐久性も高く、トラバースシリーズでも最上位の「SUUNTO TRAVERSE ALPHA」は、アメリカ国防総省が定める基準、いわば「ミル・スペック」をクリアしたGPSウォッチです。
ライフルの振動を検知し、射撃した日時・場所を記録する機能など日常にはオーバースペック過ぎるまでのハイスペックも、コダワリの強いかたには魅力的なのではないでしょうか。
トラバースシリーズは、ミル・スペックを満たした「ALPHA」のほか、機能は同じでデザインや素材が異なる「AMBER」、「BLACK」、「WHITE」「GRAPHITE」、「SLATE」、「SAPPHIRE BLACK」の6モデル展開となっています。
2012年に、GPS機能を搭載したウォッチとして登場したのが「SUUNTO AMBIT(スント アンビット)」。
「AMBIT 3(アンビット3)」はその3代目となるプロダクトで、主にランニングやトレイルランニングなどのアクティビティを想定したウォッチです。
特徴的なのは、スマートフォンやPCから「SUUNTO MOVESCOUNT」というアプリケーションとの連携機能です。
事前にルートを設定しておけば、地図をアンビットに読み込むことができたり、アンビットで記録したログを「SUUNTO MOVESCOUNT」上で立体マップで再現してくれたりと、ハイテクな機能が満載。
スマートウォッチと異なりOSを搭載しないため、バッテリーも1度充電すれば200時間持続と高耐久になっており、スマート・アウトドアウォッチ全盛の今も根強いファンを持つアイテムです。
アンビットシリーズは、「Peak(ピーク)」「RUN(ラン)」「VERTICAL(バーティカル)」の3ライン展開になっています。
それぞれに得意なアクティビティがあるので、ご自身の用途に合わせてチョイスするとよいでしょう。
・Peak
気圧計、100m防水、大容量バッテリーを備えたアンビットのフラッグシップモデル。
堅牢性に優れたサファイアガラスを搭載したモデルも存在します。
・RUN
アンビットシリーズのエントリーモデル。
70gとシリーズで最も軽いので、ランニングに最適です。
スポーティーなデザインが特徴です。
・VERTICAL
ダウンヒルやトレイルランニング、スキー・スノーボードなど標高差を競うスポーツを欧米では「バーティカルスポーツ」と呼びます。
「アンビット3 バーティカル」はバーティカルスポーツに特化したウォッチです。
例えばGPS信号から距離を得る際、上昇距離と下降距離を考慮して計測する「3Dディスタンス機能」など、特徴的な機能を備えています。
また、バイブレータ機能を備えており、事前に「SUUNTO MOVESCOUNT」を使用してトレーニングプランを組むと、トレーニング中にアンビットが振動してトレーニングをガイドしてくれるなど、かなりアスリート向けの仕様となっています。
2007年に登場した、「スント ベクター」の後継モデルです。
高度計、気圧計、コンパス機能に加え、天気情報を見ることができる機能を搭載しており、登場以来数々の賞を受賞しています。
スント コアはさまざまなデザインで展開しており、そのテイストも様々。
フォーマルでも合わせられるスタイリッシュなものからポップなデザインのものまでラインナップされています。
スント コアには、一部ダイバーズ向けのモデルもありますが、それを除けば機能的にはほとんど同じため、デザインで選ぶのが良いでしょう。
1998年に登場したハイテクウォッチ「SUUNTO VECTOR(スント ベクター)」。
今ではほとんどのアウトドアウォッチの基本ともいえる高度計、気圧計、コンパスといった機能を備えており、多くの登山家に愛用されました。
ハイテクウォッチながら、ポップ感のあるデザインと豊富なカラバリでタウンユースにおいても大ブームになった、一世を風靡した一本です。
大人気だったものの、部品供給の関係から、2015年に惜しまれつつ生産が中止してしまいました。
現在はデッドストックかユーズド品のみとなっています。
状態のいい掘り出し物を見つけた方はとてもラッキーです。
在庫のあるうちに手に入れることをオススメします。
アウトドア・ハイテクウォッチの代表的ブランド「SUUNTO(スント)」。
GPSや心拍計測機能、気圧計などさまざまな機能に、スマートウォッチならではの拡張性も加わってその勢いは留まることを知りません。
EPSON(エプソン)やCASIO(カシオ)、GARMIN(ガーミン)など、ライバルがひしめくハイテクスマートウォッチ分野。
スントはデザインはスタイリッシュでカラーリングも豊富とあって、その中でも不動の地位を確立したブランドといえます。
一本持っておけば、タウンユース・フィールドユース問わず大活躍してくれますよ。
公開日 : 2018/11/22