本ページに掲載のリンク及びバナーには広告(PR)が含まれています。
・イギリス式・フランス式・アメリカ式バルブに対応した空気入れ
通勤や通学、買い物など、自転車は生活の必需品ですよね。
どんな自転車でも空気が入っていないと、乗り心地が悪いだけでなく、パンクの原因にもなってしまいます。
そんな、自転車に欠かせないアイテムと言えば「空気入れ」。
町の自転車屋さんでも空気を入れてもらうことは可能ですが、意外と面倒に感じることも多いのではないでしょうか。
そこまで高価なものでもないので、ぜひ一つ「マイ空気入れ」を購入することをおすすめします。
本記事では、バルブによる違いやバルブ別の空気の入れ方、さらにはおすすめ空気入れについてご紹介していきます。
ホームセンターで販売されているような安価なタイプから数万円するような空気入れまでたくさんの種類が販売されています。
ぜひ購入し、こまめに空気を入れて快適なサイクルライフを楽しみましょう!
後ほど改めて説明しますが、自転車のバルブは「イギリス式」「フランス式」「アメリカ式」の3つの種類に分けられます。
そのバルブによって空気入れの形状も異なるため、購入の際はお持ちの自転車と空気入れの形状が対応しているかを確認するようにしましょう。
近年では、電動で空気を入れる「電動空気入れ」も登場しています。
気圧を設定してスイッチを押すだけで、指定した気圧まで自動でポンピングしてくれるというスグレモノ。
まるで自転車屋さんのように、ラクラクと空気を入れることができますよ。
さて、気になるのが「空気入れの目安」や「空気入れの頻度」ですよね。
空気入れの目安としては、指でつまんでみて少し凹むようになったら空気を入れた方が良いサインと言えるでしょう。
もちろん、ロードバイクでは空気圧ゲージを使い、適正空気圧との間にどれだけの差があるのか確認するのが良いでしょう。
空気入れの頻度は、乗っている自転車のタイプによって異なります。
「ママチャリ」と呼ばれるような一般的な自転車の場合、目安としては1ヶ月に1度程度空気を入れるのがおすすめとされています。
ただ、これはあくまでも代表例。
2週間に1度くらいは、タイヤの空気圧を確認してみるようにしましょう。
ちなみに、乗っていなくても空気は自然と抜けていくので、長期間乗っていない自転車は必ず空気圧を確認しましょう。
クロスバイクやロードバイクなどスポーツタイプの自転車は、意外と頻繁な空気入れが求められます。
高気圧が必要かつ、比較的空気が抜けやすいフランス式バルブを採用していることが要因となっています。
走行距離や頻度、タイヤのスペックなどによるので一概には言えませんが、毎日通学・通勤などで乗る方ですと3日に1回〜2週間に1度程度空気入れが必要と言われています。
※合わせて読みたい: 元・自転車メカニックが紹介するロードバイクの空気入れ10選!
自転車のバルブには、実は種類があるってご存知ですか?
「イギリス式」「フランス式」「アメリカ式」の3種類あり、空気の入れ方も異なります。
ここでは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
最も一般的なのは、イギリス式バルブ(英式バルブ、ウッズバルブ)と呼ばれるタイプ。
ポンプが非常に安価で幅広く普及しているため、空気も入れやすいことがメリットとなっています。
「ママチャリ」と呼ばれる自転車や、一部のクロスバイクに普及しています。
エアが漏れやすいこと、微妙な空気圧の調整ができないことがデメリットとなっています。
フランス式バルブ(仏式バルブ、プレスタバルブ)の特徴は、高圧の空気を入れることができて軽量なところ。
そのため、ロードバイクやクロスバイクなど、スポーツタイプの自転車に多く採用されています。
このフランス式バルブですが、衝撃に弱いのがデメリットです。
フランス式バルブでは空気を入れるためにポンプを押し込む必要があるのですが、この時バルブを曲げてしまうこともあります。
空気入れを行う際は注意して行うようにしましょう。
本格的なマウンテンバイクやBMXなどに乗っているなら、アメリカ式バルブ(米式バルブ、シュレーダーバルブ)が採用されている可能性が高いです。
高気圧に耐えうる耐久性を持ち、また衝撃に強いのがアメリカ式バルブの特徴。
車やバイクのタイヤに採用されていることからもその耐久性の高さがわかりますね。
ただ、アメリカ式バルブは重いのがデメリット。
そのため、スピードを追求するスポーツバイクや一般的なママチャリには採用されていません。
ここでは、意外とわからない空気の入れ方を解説していきます。
最も一般的に普及しており、誰でも見たことがある「イギリス式」と、スポーツバイクに多く採用されている「フランス式」についてご紹介します。
アメリカ式バルブは、競技用バイクなど少し特殊な自転車に採用されていることが多いため、ここでは割愛させていただきます。
キャップを外し、英式クリップと呼ばれるクリップ型アダプターをバルブにセットします。
この時、バルブ上部のトップナットを緩めないことに注意。
緩めると空気が抜けてしまいます。
イギリス式バルブは、トップナットを緩めなくても空気が入っていきます。
空気入れの基準は人によりまちまちですが、軽くつまんでみて凹まないくらいといった具合でしょうか。
終えたらキャップを締めて空気入れは完了です。
あまりに入れすぎるとチューブがバーストしてしまうこともあるので注意してくださいね。
まずは、タイヤに記載されている必要な空気圧を確認してください。
キャップを外し、バルブの先端を回して緩めます。
バルブコアを緩めたら、指でバルブコアを押して空気を少し抜き、空気の通り道を確保してあげましょう。
バルブに対し垂直に空気入れをセットし、レバーを持ち上げてバルブを固定します。
この時ポンプヘッドがナナメに入っていたりすると、バルブコアを曲げてしまったりと故障の原因になりますので、十分に注意してくださいね。
1で確認した適正空気圧まで空気を入れましょう。
空気圧の確認のため、エアゲージがついた空気入れが望ましいです。
キャップを締める際はバルブコアの締め忘れにくれぐれも注意してください。
ツーリングに出かける際は、必ず空気入れを持っていくようにしましょう。
もしパンクしてしまった場合、自転車屋がそばにあるとは限らないからです。
ツーリングに必要なのは、空気入れと予備のチューブ。
コンパクト・軽量な持ち運び用の空気入れが販売されているので、1つは持っていくようにしましょう。(グループで行く場合はグループに1つあればいいですね)
もしパンクしてしまった場合はチューブごと交換するのが鉄則です。
パンクしたチューブは持ち運び途中で自転車屋を探すか、時間のあるときに自分でパンク修理キットを用いて修理すると良いでしょう。
携帯用の空気入れはあくまで非常用。
一般的な空気入れが全身を使って入れるのに対して、携帯用空気入れは腕だけの力で空気を送り込む仕組みとなっています。
実際のところ、適正空気圧まで空気を入れようとするとかなりの労力が必要です。
そんな時に便利なのがガスボンベタイプの空気入れ。
ボンベを装着してバルブをひねるだけで、二酸化炭素が送り込まれると言う仕組みになっています。
ツーリングで非常用の空気入れとして利用するには十分なアイテムですよ。
さて、ここからはおすすめの空気入れをご紹介していきます。
イギリス式のみに対応している安価なものから、イギリス式・フランス式・アメリカ式の3つに対応しているモデル、またデザインにこだわったおしゃれなタイプなど、様々なタイプがありますよ。
イギリス式バルブの自転車をお使いであれば、おすすめはBRIDGESTONE(ブリヂストン)の「スマートポンプ」です。
一般的なスチール製やアルミ製ではなく、プラスチックで作られているため非常に軽量なのが特徴。
プラスチック製とはいえ耐久性が低いわけではなく、ポンピングは5気圧まで対応しています。
一般的な自転車に空気を入れる程度でしたら十分と言えるでしょう。
また、1700円というロープライスもおすすめポイント。
イギリス式バルブにのみ対応となっているので、スポーツタイプの自転車には使えないことが多いです。
腕でポンピングするのがどうしても疲れるという方には「フットポンプ」 がおすすめです。
こちらは「楽々ポンプ エアゲージ付き」と同じくパナレーサーから発売されているフットポンプ。
足で踏んで空気を入れることができるので疲れませんし、構造上非常にコンパクトなため収納に困らないのも特徴です。
浮き輪やビニールボート用アダプター、ボート用アダプターも付属しているので、自転車だけでなくレジャーにもぴったりのアイテムと言えます。
フランス式やアメリカ式バルブにも対応しているのですが、空気が入っていると押し込めないという仕様になってしまっているのがマイナスポイント。
空気を入れようと思うと、一度かなりの空気を抜いてから入れ始めなければならず不便です。
そのため、イギリス式バルブ専用空気入れとして紹介しました。
ロードバイクやクロスバイクのようなスポーツタイプの自転車をお持ちで、初めて空気入れを購入するという方におすすめなのがPanaracer(パナレーサー)の「楽々ポンプ エアゲージ付き」。
2700円というプライスながら、イギリス式、フランス式、アメリカ式の3つのタイプのバルブに対応しており、さらにはエアゲージも搭載しているという汎用性の高さが魅力のアイテムです。
家族で色々なタイプの自転車を持っている方にもおすすめです。
デメリットは、フランス式・アメリカ式バルブへの空気入れにおいて7気圧までしか入らないという空気圧の低さ。
本格的なロードバイクの空気入れとしては少々不十分と言わざるを得ません。
また、フランス式バルブに関して言えばアダプターをかませる必要があるので、ひと手間かかってしまうという点もマイナスです。
ただ、ママチャリはもちろんクロスバイクであったり、ロードバイクでも気圧をそこまで必要としないタイヤを使っている方にはおすすめできるアイテム。
空気入れで浮いたお金を工具やドリンクホルダーなど、他のパーツに使うということも選択肢として出てきますね。
スポーツサイクルに関するアクセサリーを専門にしているブランドTOPEAK(トピーク)。
こちらの「ジョーブロー マックス」はTOPEAKの定番空気入れです。
もちろん3つのバルブ形式に対応しているのみならず、先ほど紹介した「楽々ポンプ エアゲージ式」とは異なり、ポンプヘッドのレバーを引くだけでアメリカ式/フランス式を切り替えることができるスグレモノ。
3700円台とこのクラスの空気入れにしては安価ながら、11気圧まで充填可能、エアゲージ付きと機能的には必要十分となっています。
また、便利なのがTOPEAKの空気入れに特徴的な「エアリリース」ボタン。
ポンプヘッドの先にあるボタンを押すと空気を少しづつ抜いて調整できるので、適正空気圧よりオーバーしてしまった場合に役立ちます。
一般的な空気入れはどうしてもスポーツライクなデザインになってしまいがち。
インテリアに置くとそこまで「映え」るものではないものがほとんどです。
「部屋の中に置ける、おしゃれな空気入れが欲しい・・・」
そんなこだわり屋さんのあなたにおすすめなのが、ドイツの老舗空気入れメーカーSKS(エスケーエス)から発売されている「レンコンプレッサー」です。
レンコンプレッサーの発売は、なんと1966年と50年以上も昔。
それ以来ほとんど形を変えていないというのは、世界中で愛されている証です。
今回紹介するレンコンプレッサーは発売50周年を記念して作られたモデル。
発売当時のカラーリングや木製ハンドルなど復刻したおしゃれなデザインが特徴です。
レンコンプレッサーの人気の秘密は、ポンプヘッドやパッキンなど様々な交換用パーツが用意されていること。
劣化しても交換して使い続けることができるヘビーデューティーな空気入れなのです。
先ほどご紹介したドイツの「レンコンプレッサー」と並びデザイン性が高い空気入れを作っているのがイタリアのブランド「SILCA(シリカ)」。
アルミの削り出しで作られた美しいシルバーボディーが特徴です。
3.2kgとやや重たいですが、しっかりとした本体と木製のハンドルがバツグンの安定感をもたらしてくれます。
値段も一般的な空気入れと比べると非常に高価ですが、スタイリッシュで高級感あふれるデザインは唯一無二といっても過言ではありません。
手動の空気入れは、どれだけ良いものを購入してもやはりしんどいもの。
その点、電動での空気入れなら、空気圧を設定してボタン押せばその空気圧まで自動でポンピングしてくれます。
QITONGの小型充電式電動ポンプは軽量・コンパクトなのが特徴で、その大きさは500mlペットボトル程度となっています。
コンパクトにも関わらずとてもパワフル。
自転車だけでなく車やバイクの空気入れとしても使えるほどです。
5000円台という良心的な価格設定も魅力的ですね。
フランス式とアメリカ式バルブにのみ対応しており、イギリス式バルブには対応していないので注意してください。
電動ドリルのようなフォルムが特徴的なQZTの「電動エアコンプレッサー」。
こちらも車やバイクのタイヤにも対応している高出力が特徴です。
使い方は簡単で、先に伸びているエアホースをバルブに接続し、空気圧を設定します。
あとはトリガーボタンを押せば、設定した空気圧まで自動でポンピングしてくれるという仕組みになっています。
ポイントは、カーアダプターやイギリス式バルブに必須のクリップなど、付属品が充実しているという点。
車のパンク対策として車載しておき、普段は自転車用空気入れとして使用するなどという使い方も考えられますね。
携帯用空気入れをお探しなら、おすすめはPanaracer(パナレーサー)の「ミニフロアポンプ」。
一般的な携帯用空気入れは、ポンプを腕のみで動かして空気を入れるタイプが多いのですが、これではポンピングはかなりの重労働になってしまいます。
Panaracer(パナレーサー)の「ミニフロアポンプ」はフットステップが付いているので、携帯用ながら一般的な空気入れと同じように全身を使って空気を入れることができます。
全長が340mm、重量が200gと、他社から発売されている携帯用空気入れと比較すると少し大型にはなりますが、それにもまして、安定して空気が入れられる機能性を取るならこちらがおすすめです。
携帯用空気入れは、自転車のフレームにつけて走るのが一般的。
そのため、デザインにはできるだけこだわりたいですよね。
そんな方のためにおすすめなのが自、転車用アクセサリーブランド「LEZYNE(レザイン)」の携帯用空気入れです。
LEZYNEは2008年、ドイツ人がアメリカで創業したというルーツもあり、自由な発想と高度なデザイン力が特徴なブランド。
この「ライトドライブ」もLEZYNEらしい一品で、 一見すると自転車用ポンプに見えないデザイン性の高さが嬉しいですね。
本体上部からホースが伸び、下部はポンピングハンドルになるという仕様。
カラバリも豊富なので、お使いの愛車に似合うタイプをチョイスしてみてください。
自転車のメンテナンスに欠かせない「空気入れ」についてご紹介してきました。
簡単に思えそうな空気入れですが、意外と奥が深いとお思いになった方も多いのではないでしょうか。
今まで空気入れは自転車屋さんに行っていたという方も、ぜひ一台マイ空気入れを購入してみてください。
こまめな空気入れが、タイヤを長持ちさせる秘訣ですよ。
最終更新日 : 2023/10/06
公開日 : 2019/01/23