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ハンガリーは中欧に位置する内陸国。
非常に多くの歴史的建築物やクラシック音楽、温泉文化、美味しいワイン、豚肉やフォアグラが有名な国です。
日本にいるとなかなか馴染みがない国ではありますが、見所が多く、毎年世界中から約300万人もの観光客が訪れている人気観光国でもあります。
特に古くから政治や経済、文化、交通の中心として栄えてきた首都・ブダペストには多くの観光スポットが集中しており、リピーターも多いエリア。
通りも美しく、街歩きを楽しむのに最適な街ですよ。
今回は、そんなブダペストのおすすめ観光スポットや絶品グルメをご紹介します♪
まずは、おすすめ観光スポットの前にハンガリーの基礎情報をご紹介します。
ハンガリーはEUに属する国ですが、イギリスやデンマーク、スウェーデンなどと同様に独自通貨を使っている国です。
通貨は「フォリント」(forint、通貨コードはHUF)で、1フォリントが日本円で約0.34円(2022年9月時点)にあたります。
両替は日本の空港などで行うのも良いですが、現地の街角でも両替商や銀行は多いため、現地両替もしくは現地ATMでのクレジットカードのキャッシング機能を使った両替の方がお得なことが多いです。
EU圏の国々は物価が日本と同等か高いところが多いのですが、ハンガリーの場合はEU圏でも物価が安い国として知られています。
例えば、レストランでビールと肉料理を食べる場合は1,000円程度で済ませることもできます。
生ビールも1杯150円程度なので、好きなだけお酒を飲むことも可能ですよ♪
さらに、ワインの生産地でもあるハンガリーでは、日本では数千円するワインも現地では1,000円でお釣りがくる価格で購入できます。
お土産やホテルでのリラックスタイムにワインを気軽に買って楽しめるのは嬉しいですね。
また、スーパーで購入できるパンだと、数十円で購入できます。
これだけ安いのであれば、バックパッカーとしてハンガリーを訪れることもできるでしょう。
中欧の治安が気になった方もいらっしゃるかと思います。
ハンガリーはヨーロッパの中でもかなり治安が安定していると言ってもいいほどのレベル。
ただし、駅周辺や観光スポットでは、観光客を狙ったスリ被害もあるので、貴重品の管理には注意が必要です。
首都のブダペストだと、たまに政府を対象にしたデモがあります。
トラブルを避けるために、なるべくデモ隊には近づかないようにしておけば問題ありません。
首都ブダペストは、ドナウ川を挟んで王宮がある方がペスト地区、その対岸エリアがブダ地区となっています。
1873年に両地区を1地域に統合して生まれたのが現在の首都・ブダペストなのです。
ハンガリーでは、ハンガリー語が公用語になっています。
ハンガリー語は、実はヨーロッパでは珍しいアジア系言語。
そのためなのか、言語グループが異なる英語は通じにくい傾向にあります。
筆者は首都ブダペストのみ訪れていますが、観光地ながら英語がなかなか通じなかったのに苦戦しました。
ハンガリーの最大貿易国が隣国のオーストリアやドイツなので、もしかしたらドイツ語の方が通じやすいかもしれません。
この事情も踏まえて、以下のような簡単なハンガリー語を覚えておくことをおすすめします。
すみません=Elnézést(エルネーゼーシュト)
国外からブダペストを訪れる場合、リストフェレンツ空港からブダペスト市内へアクセスすることが大半のケースかと思います。
空港から市内へのアクセスだと、以下の3つが一般的です。
空港から市内のホテルに行く場合は、 miniBUD を使うのがおすすめです。
空港からホテルへドア to ドアでアクセスできるため、荷物が多い場合はストレスフリーで市内へアクセスすることが可能に♪
1台の乗合シャトルバス(大きめのバン)を利用するminiBUDは、人数が多ければ多いほどお得になります。
空港の荷物受け取りエリアを抜けたすぐ近くにminiBUDカウンターがあるので、そこで往復分チケットを買っておけば安心です。
市内までは、6ユーロ(4名乗車時)でアクセスできます。
筆者も空港で往復チケットを購入しましたが、朝のバスや地下鉄の喧騒とは無縁で空港まで移動できたのでかなりおすすめです。
ドライバーさんがあらかじめ指定した時間通りにホテルまで迎えに来てくれたのも、安心度が高く利用しやすいポイント。
オンライン (英語)でも事前予約できるため、ぜひチェックしてみてくださいね。
ここからは、ブダペストのおすすめ観光スポットをご紹介します。
先ほどご紹介した、王宮がある「ブダ地区」、その対岸の「ペスト地区」に分けてピックアップしています♪
まずはブダ地区のおすすめ観光スポットからご紹介します。
セーチェニ鎖橋は、ブダ地区とペスト地区を最初に結んだ橋。
ハンガリーの英雄セーチェーニ・イシュトヴァーンによって建造され、1849年に完成した美しい橋です。
橋の長さは全長380mで、束ねた電球が夜間に輝く様子がまるで鎖に見えることから「くさり橋」の愛称で親しまれています。
実はこの橋は完成した同じ年に、オーストリア独立戦争時に、ハプスブルク家の軍隊によって橋の一部が壊されています。
また、第二次世界大戦時にはナチスドイツ軍が撤退時に橋を壊していきましたが、橋の完成からちょうど100年後の1949年には修復されています。
ブダ側とペスト側を結ぶ橋は4本架かっていますが、やはりくさり橋は特別。
ライトアップされた美しい姿を、クルーズ船から、対岸から、丘の上から、実際にわたってみたりと、様々な角度から楽しんでみてください。
ハンガリー語名 : Széchenyi Lánchíd
住所 : Budapest, Széchenyi Lánchíd, 1051
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1号線「ヴェレシュマルティ広場」Vörösmarty tér駅から徒歩3分ほど
存在感が抜群な、ブダペスト最大のターミナル駅です。
1881年〜1884年にかけて建築され、当時のヨーロッパでは最先端の駅舎とも言われていました。
駅舎正面の美しいファサードは、一目見た瞬間息を飲むくらい美しいですよ。
ブダペスト観光中はターミナル駅を使うことはないかもしれませんが、こちらの東駅は地下鉄の2号線も併設しているため、利用機会も多いはず。
地下鉄を利用した際に時間があれば、ぜひ一度駅舎内と駅舎周辺を散策してみてください。
どこから見ても美しい駅ですよ。
ハンガリー語名 : Keleti pályaudvar
住所 : Kerepesi út 2-4 1087 Budapest
マップ : Googleマップ
電話番号 : (1) 3136835
ブダペスト観光の一番の見どころとして、こちらのブダ城(ブダ王宮)がよく挙げられます。
1987年に世界遺産登録された城で、13世紀当時は木造でしたが、モンゴル帝国の攻撃を受けて石造に、14世紀には当時のハンガリー王・ラヨシュ1世によりゴシック様式の城に改築。
その後、17世紀にはオスマン帝国に王宮を破壊されモスクに、18世紀にはハプスブルク家によりバロック様式に改築されました。
19世紀には火災に見舞われたり、2回の大戦で大きな被害に遭うなど、これまでに何度も崩れては再建を繰り返してきた複雑な歴史を持つ城です。
ブダ城には、美しい庭園や城内部だけでなく、ハンガリー国立美術館やブダペスト歴史博物館、軍事歴史博物館、図書館も併設されています。
これらの施設は一般の観光客でも観覧できるので、城の長い歴史や美術品に興味がある方はぜひ訪れてみてください。
庭園からは美しいドナウ川沿岸の景色が眺められることもあり、毎日多数の観光客が訪れています。
ハンガリー語名 : Budavári Palota
住所 : Budapest, Szent György tér 2, 1014
マップ : Googleマップ
アクセス : 王宮ケーブルカーの終点から徒歩7分ほど
電話番号 : (1) 4878800
定休日 : 月曜
営業時間 :
料金 : 大人4,500HUF 学生(6〜26才)2,250HUF シニア(65歳以上)1,950HUF *6歳以下の子供は無料
公式サイト : ブダ城(ブダ王宮)
13世紀の中頃に、ハンガリー国王ペーラ4世によって建設された教会です。
15世紀にマーチャーシュ王により、大規模な増改築が行われたのち、マーチャーシュ教会と呼ばれるようになりました。
歴代の王の戴冠式が行われた神聖な場所で、ハンガリー人にとっても特別な場所なのだそう。
建設当初はゴシック様式で建設されましたが、オスマン帝国に支配されモスクに姿を変え、その後はバロック様式に再建築されました。
これまでの700年で、様々な姿に変えてきた内部のステンドグラスは一見の価値ありなので、ぜひ中に入って見学してみてください。
ハンリー語名 : Matyas Templom
住所 : Szentharomsag ter 2, Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス : ケーブルカーの終点から徒歩10分ほど
電話番号 : (1) 4887716
定休日 : なし
営業時間 :
料金 : 無料
注意点 : ミサや行事によっては立ち入りに制限がかかることがあります。
公式サイト : マーチャーシュ教会
漁夫の砦は、1895年〜1902年にかけて「ハンガリー建国1000年」を記念して建築されたものです。
中世時代に、ドナウ川で漁をする漁夫たちの自治団体があったことから、この名前が付けられました。
とんがった塔やカタツムリのような渦巻きデザインが特徴的な漁夫の砦は、先ほどご紹介したマーチャーシュ教会の設計に携わったフリジェシュ・シュレクによるデザインです。
塔には意味があり、とんがった塔はハンガリー人の祖先である遊牧民・マジャールの人々のテントを、7つある塔は7つあるマジャールの部族の数にちなんでいます。
塔を登ってみると、眼下に広がるドナウの絶景が堪能できますよ!
天気の良い日にぜひ訪れてみてください。
筆者はよく晴れた日の昼下がりに訪れましたが、人の数もそこそこで散策しやすかったです♪
ハンガリー語名 : Halaszbastya
住所 : Budapest, Szentháromság tér, 1014
マップ : Googleマップ
アクセス : 三位一体広場から徒歩1分ほど
営業時間 : 9:00〜23:00
料金 : 無料
ゲッレールトの丘は、ブダ王宮、漁夫の砦と並んで人気のサンセット&夜景スポットです。
ハンガリーにキリスト教を伝道した修道士の名前をとって、ゲッレールトと名付られました。
川を挟んで左手にブダ地区、右手にペスト地区がはっきりと見渡せます。
中心地より少し離れているので、訪れる観光客は他の夜景スポットよりは少なく、地元の人多めのちょっと穴場的な存在。
街が夕焼けに染まり始める頃、ブダペストの街がオレンジ色に輝いて一番きれいに見えるとも言われています。
標高235mの頂上には、ナチスドイツからの解放を記念し、ソ連軍を讃えて建てられた記念碑が建っています。
時期にもよりますが、夜景観賞の際には女性の単独行動は避けるようにしましょう。
ハンガリー語名 : Gellert Hegy
住所 : Citadella Setany, Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス :
ゲッレールトの丘のふもとに位置するホテル「Danubius Hotel Gellért」内にある温泉施設です。
1912年~1918年にかけてアール・ヌーボー様式で建てられた優美な建物は、第二次世界大戦で被害を受けましたが、のちに再建されています。
ゲッレールトの丘から湧き上がる源泉をひいた温泉は、神経痛や関節痛に効能あり。
水温が26℃の屋内プール、36℃、38℃と温度の違う浴場、サウナ、水風呂など合わせて13の浴槽とプール、スチームバスやフットバスなどの設備を楽しめます。
温度が低めなので、長く浸かっていても疲れることがなく、ゆっくりと過ごすことが出来ます。
施設内は水着着用で、プールでは帽子が必要です。
水着やバスタオルはレンタル可能ですが、できれば持参する方が良いです。
他に小さなタオルやビーチサンダル、濡れたものを入れるビニール袋などがあると便利ですよ。
ハンガリー語名 : Gellért Gyógyfürdö
住所 : Xl. Kelenhegyi ut 4, Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄3号線「カールヴィン広場」 Kálvin tér駅からトラム47、48、49番で聖ゲッレールト広場 Szent Gellért tér下車
電話番号 : (1) 466-6166
定休日 : 無休
営業時間 : 6:00~20:00
料金 : 大人ロッカー利用 8,100HUF(8,600HUF)キャビン利用6,700HUF(7,100HUF)()内は週末料金
公式サイト : ゲッレールト温泉
ここからは、対岸・ペスト地区のおすすめ観光スポットをご紹介します。
ブダペストの中でも活気がある場所といえば、ブダペスト中央市場。
ヨーロッパの中でも最大規模を誇る庶民的な市場です。
ブダ側から自由の橋を渡ってすぐの場所にあります。
1897年創業の市場は、とても可愛らしくどこかオリエンタルな印象。
一目見ると、外からは市場とはわからないほどおしゃれです。
伝統的なタイルを敷き詰めて作り上げられており、フォトスポットとしても人気ですよ。
市場は3階建てで、1階が生鮮食品やワイン、2階はお土産さんやレストランが並んでいます。
ハンガリー名産のパプリカのパウダーが、可愛い瓶や缶に入っているものはお土産にピッタリ。
ちょっとした食事をとれるレストランもあるので、お土産選びとランチにいかがでしょうか。
ただ、お昼時はレストラン利用客でとても混み合うので、少し時間をずらしていくと回りやすいです。
ハンガリー語名 : Nagyvásárcsarnok
住所 : Vámház krt. 1-3. Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄4号線「フェーヴァーム広場」(Fővám tér)駅から徒歩1分ほど
電話番号 : (1) 3663300
定休日 : 毎週日曜
営業時間 : 6:00〜18:00 ※月曜は17:00まで、土曜は15:00まで
緑豊かな市民公園の一角にある温泉です。
一角といってもかなり広く、ヨーロッパ最大級の温泉で、露天風呂が3つ、屋内温泉が15もある温泉のため、ここで1日過ごすこともできますよ。
その他にも、スパやビール風呂、ネイルサロンなどの施設も充実しています。
タオルや水着のレンタルもでき、貴重品用ロッカーも充実しているため気軽に立ち寄れます。
日程に余裕があれば、ぜひ1日ここでリラックスしてみてください。
ハンガリー語名 : Széchenyi Gyógyfürdő és Uszoda
住所 : Kerület Állatkerti körút 9-11 Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1号線「セーチェニ温泉」(Széchenyi fürdő)駅から徒歩1分ほど
電話番号 : (1) 3633210
定休日 : なし
営業時間 : 6:00〜22:00
料金 : 大人ロッカー利用 8,100HUF(8,600HUF)キャビン利用7,100HUF(7,600HUF)()内は週末料金
注意点 : シャワーの際に必要な洗面用具を持参しておくことをおすすめします
公式サイト : セーチェニ温泉
こちらも先ほどご紹介した「漁夫の砦」と同じく、ハンガリー建国1000年を記念して建設された建築物。
カトリック教会の大聖堂で、1851年〜1905年にかけて建設されました。
高さが96mもあるこの大聖堂は、ブダペストの建築物の中でも最も高い建築物と言われています。
半世紀もかかったのに納得できるほどの精密な造りと緻密なデザインは、見ていてうっとりしてしまうほど。
祭壇には、初代国王のイシュトヴァーンが祀られているだけでなく、彼の右手(聖なる右手)も安置されるなど、王の聖遺物を見ることもできます。
大聖堂内部も荘厳で美しい装飾でいっぱい!
大聖堂内に足を踏み入れると、時が流れるのを忘れてしばらくその雰囲気に圧倒されることでしょう。
また、大聖堂には364段もある階段があり、そこを登ればドームからブダペストの美しい景色を一望することも可能です。
エレベーターも設置されているので、ぜひ時間をとってドームまで登ってみてください。
ハンガリー語名 : Szt.Istvan Bazilika
住所 : Szent Istvan ter 1, Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1号線 「バイチ・ジリンスキ通り」駅(BAJCSY-ZSILINSZKY UT)から徒歩5分ほど
電話番号 : (1) 3382151
営業時間 : 9:00~19:00(日曜は7:45~18:00)
料金 : 大人1200HUF
注意点 :
公式サイト : 聖イシュトヴァーン大聖堂
世界で3番目に大きいハンガリーの国会議事堂。
ドナウ川沿岸にあり、中央のドームや左右の塔、黄金や宝石が散りばめられた内部の美しい装飾など見所満載です。
ちなみに、議事堂の内部を彩る宝石はなんと50万粒、黄金は重さにして40kgにもなるそう。
その他、ハンガリー王族が代々引き継いできた刀剣や王冠も展示されています。
国会議事堂という名前ではありますが、歴史ある美術品を拝見できる美術館とも言えるでしょう。
内部は英語での見学ツアーも開催されているので、興味がある方はぜひ参加してみてくださいね。
また、国会議事堂は夜になると全体が美しくライトアップされます。
照明が川に反射してなんとも素晴らしい景色が楽しめます。
夜景を楽しむなら、ドナウ川対岸から見るのがおすすめです。
ハンガリー語名 : Országház
住所 : Kossuth ter 1-3, Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄2号線「コシュート テール」(KOSSUTH TER)駅から徒歩5分ほど
電話番号 : (1) 4414415
定休日 : 儀式開催日
営業時間 : 8:00~16:00(夏季は8:00〜18:00)
料金 : 大人8400HUF 子供(6歳〜24歳)4200HUF
注意点 : カジュアルな服装で入館でき、撮影もOK。ただし場所によっては撮影禁止の場所もあるためご注意ください。
公式サイト : 国会議事堂
アンドラーシ通りは、ハンガリーの中心地として1872年から長い間栄えてきた全長2.3kmにおよぶ大通りです。
厳密に言うと観光スポットではないのですが、実はこの通りはブダペストの地下鉄1号線と一緒に世界遺産登録されている場所なのです。
ブダペストの地下鉄1号線は1896年に開業し、世界で3番目に古い地下鉄として知られています。
この通りが作られた当時から存在する美しい邸宅やルネサンス様式の宮殿はもちろん、ルイヴィトンやグッチなどのブティックやレストランなどが無数に並んでいます。
東京でいう、歩行者天国ではない銀座といったところでしょうか。
19世紀にタイムスリップしたかのような通りをゆっくり散歩するだけでも楽しいですよ。
ハンガリー語名 : Andrássy út
住所 : Andrássy út, Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1号線 「バイチージリンスキ通り」(Bajcsy-Zsilinszky út)駅から「ヘーシェク テレ」(HOSOK TERE)駅までの各駅
街の中心から続くアンドラーシ通りの終点となるのが英雄広場です。
広々とした広場の中心には高さ36mのポールがあり、上には大天使ガブリエルの像が立っています。
ポールの下には7体の騎馬像があります。
896年、ウラル山脈からハンガリーにたどり着いたマジャール人の7つの部族の部族長たちで、正面中央が彼らを導いてきた部族長アルパードです。
それから100年後、アルパードの子孫となるイシュトバーンがキリスト教に改宗し、ローマ教皇より王冠を与えられ、西暦1000年に初代ハンガリー国王になりました。
広場の後方の半円形の装飾台には、左側から右に向かって年代順に功績のあったハンガリーの国王や軍人や政治家などの像が14体並びます。
1番左が、初代国王イシュトバーンで最後の14番目はハンガリー革命の指導者コシュート・ラヨシュで、ハンガリー人に人気がある英雄。
英雄達の像の上には、さらに4体の像があり、左から、仕事と繁栄、戦争、平和、学問と栄光の象徴です。
中心地からアンドラーシ通りをぶらぶらと散歩しながら英雄広場に行き、帰りは有名な地下鉄一号線に記念乗車して戻るルートがおすすめです。
ハンガリー語名 : Hosok Tere
住所 : 1146 Budapest, Hősök tere
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1号線 「ヘーシェク テレ」(HOSOK TERE)駅から徒歩1分
2013年にブダペストの街、エリザベート広場に初めて登場して、周りを驚かせたのが大観覧車ブダペストアイです。
期間限定という触れ込みでしたが、現在もエリザベート広場にあります。
高さは65mで、約10分間楽しむ事が出来ます。
通常キャビンは8名定員ですが、1台だけ4名定員のVIPキャビンがあります。
外からは中が見えないラウンジ仕様になっていて、30分間貸し切りでシャンパン付きという豪華バージョン。
回転速度がかなり速いと噂の観覧車に乗って、ブダペストの街を一望してみるのも良いでしょう。
ハンガリー語名 : Budapest Eye
住所 : Erzsébettér、1051
マップ : Googleマップ
電話番号 : +36706360629
定休日 : 無休
営業時間 : 月火10:00~23:00 水木日10:00~24:00 金土10:00~01:00
料金 :
公式サイト : ブダペストアイ
ヨーロッパの国でありながらアジア人を祖先に持つハンガリーでは、日本人の私たちにも食べやすい料理も意外と多いです。
ここでは手軽に食べられるものや、実際に筆者が現地で食べてみて美味しかったものをご紹介します♪
ハンガリーの量り売りパイのファストフード店。
店頭では一口サイズのパイが多く並んでおり、味はカレーやお肉系からジャムやチョコレートなどのお菓子系まで様々。
焼きたてのタイミングで訪れることができたらラッキーです!
好きなものや気になったものを指差しで袋に入れてもらいましょう。
オーダーし終わったら会計して、熱々のうちに頬張ってくださいね。
筆者のおすすめはアプリコットとピザパイ。
バターの風味が効いた生地とアプリコットジャムのハーモニーが最高です。
また、迷ったらピザパイをオーダーしておくと後悔しません♪
トマトソースとチーズの組み合わせは鉄板です。
フォルネッティは地下鉄駅構内や周辺、大きな通りを中心に点在しています。
もしお出かけ中にオレンジのFORNETTIの看板を見つけたら、ぜひオーダーしてみてください。
フォルネッティはサイズが小さいので、いくつかオーダーして食べ歩きするのにもぴったりですよ。
揚げ物が続きますが、ハンガリーのソウルフードの1つに「ランゴシュ」という揚げパンがあります。
カリッとあげた平たい揚げパンにサワークリームやチーズがのったものがポピュラーです。
このランゴシュ、相当なカロリーとはわかっているのですが、ビールととても合うある意味罪な食べ物。
サクサクの揚げパンにチーズとサワークリームがどっさり乗ったビジュアルに圧倒されます。
チーズ系以外にも、パンの上にチキンパプリカが乗ったものもありますよ。
普通サイズでも成人男性の手のひら以上の大きさなので、2人以上で旅する予定の方は皆でシェアして食べるのがおすすめです。
お店によっては人数分にパンをカットしてから揚げてくれるところもあります。
ハンガリー人の方に教えてもらったお店の選び方としては、「ローカルの人が並んでいるスタンドでオーダーする」のが正しいそう。
観光地のショップでオーダーのも良いですが、せっかくならローカルの安いランゴシュ屋さんで食べてみましょう。
カリカリの熱々が頂けますよ♪
ハンガリー料理で外せないのが、グヤーシュです。
グヤーシュはハンガリーの人々にとってのハンガリーを象徴する料理と言われています。
たっぷりのパプリカとたまねぎ、ジャガイモや牛肉を使った具沢山スープはほっとする味わいです。
もともと「グヤーシュ」は「肉のパプリカ煮込み」という意味で、お店によっては牛肉だけでなくチキンなどを使ったグヤーシュもあります。
お好みでサワークリームをプラスするとさらにマイルドに。
パンを付けながら食べるのも美味しいですよ。
ハンガリー料理屋さんに行くと必ずメニューに載っているので、一度は食べてみてください。
たっぷりのパプリカでチキンを煮込んだ「パプリカチキン」。
お店では、小さなすいとんのようなパスタと一緒にサーブされることが多いです。
基本的な味付けは塩のみで、見た目よりも優しいほんのり甘い味付けです。
クレープに近い、薄く焼いたパンケーキ生地にジャムなどを包んだお菓子。
ハンガリー以外にも、ドイツやルーマニア、オーストリア、チェコなどの周辺国でも広く親しまれています。
バリエーションも日本のクレープ並みに豊富で、ジャムだけでなくチョコレートやアイスクリームなどバラエティ豊か。
一般的なレストランやカフェでオーダーできるため、食後のお腹に余裕があれば召し上がってみてください。
キャビア、トリュフと並んで世界三大珍味と称されているフォアグラ。
フランス料理のメニューに登場する事はあっても日本人にとっては、あまり一般的に口にする食材ではないですよね。
なんといっても高級品というイメージが強いのではないでしょうか。
ハンガリーは古くからフォアグラの生産が盛んな国。
フォアグラをとる前のアヒルやガチョウをフランスへ輸出し、フランスで数週間飼育するとフランス産と呼ぶことができます。
実際にフランス産のフォアグラの半分以上が、ハンガリーで育てられたアヒルやガチョウだといいます。
そんなハンガリーでは、安価でフォアグラを食する事が出来るという話がバックパッカーなどの間で広まり、市場で購入してキッチン付きの宿で調理するのが定番的になっています。
もちろん、街の食堂やレストランでも安くて美味しいフォアグラ料理がいただけます。
ヨーロッパの中でも物価が安めなハンガリーでは、他国に比べると豪華な5つ星でも意外にもリーズナブル。
また、ブダペストにはデザイナーズホテル、ブティックホテルなど、おしゃれなホテルも増えています。
おすすめエリアは、やはりペスト地区。
中でもドナウ川沿いや、レストランやカフェが多く賑やかなヴァーツィ通り周辺がおすすめです。
ドナウ川沿いのホテルから見える王宮や鎖橋のライトアップは、忘れられない景色になることでしょう。
ブダペストの中心、デアーク広場に面して建つ「アナンタラ ニューヨーク パレス ブダペスト ホテル」は、ブダペストを代表する最高級ホテルの一つです。
ホテルの正面は美しい彫刻で飾られ、時計塔がそびえる姿はまるで宮殿のよう。
19世紀に、ニューヨーク保険会社として建てられた建物は、何度かの改装ののち、ホテルとして生まれ変わりました。
ドナウ川からは少し離れていて、徒歩約20分程度。
ホテルの裏手には、ショッピングストリートのヴァーツィ通りがあります。
185室の客室とスイートルーム。
クラッシックなスタイルに、モダンな快適さを備えた客室のインテリアは、その多くがイタリアから取り寄せたもの。
スタンダードなお部屋でも30平米あり、ゆったりとした気分が味わえます。
カフェ文化が発達しているブダペストで、世界的に有名なカフェといえば「ニューヨーク・カフェ」。
1世紀以上に渡り、ブダペストの芸術家や作家たちが集うカフェとして知られるニューヨーク・カフェは、世界で一番美しいカフェと呼ばれるほど。
1歩中に入ると、クリスタルの大きなシャンデリア、大理石の円柱、天井のフレスコ画など、豪華な装飾に圧倒されてしまいます。
常に行列ができていますが、ホテル宿泊者は特別なテーブルが用意されているので並ぶ必要なし!
アフタヌーンティーや、伝統的なハンガリー料理、イブニングドリンクなど、滞在中に一度は利用してみてくださいね。
住所 : Erzsebet krt.9-11,Budapest,1073,Hungary
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄2号線「ブラハ ルイザ広場」駅(Blaha Lujza tér)から徒歩3分
電話番号 : (1) 886 6111
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜/12:00
公式サイト : アナンタラ ニューヨーク パレス ブダペスト ホテル
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
ドナウ川沿いには高級ホテルが並びます。
中でもセーチェニー鎖橋のすぐそばに位置する「インターコンチネンタル ブダペスト IHG ホテル」は、昼間の景色はもちろんのこと、夜景観賞に最高のロケーションを誇る5つ星ホテルです。
ドナウ川の対岸には、丘の上にそびえるブダ城(ブダ王宮)の姿が遮るものなく見えて圧巻。
もし奮発してこのホテルに泊まるならば、奮発ついでにリバービューのお部屋を選びましょう。
それだけの価値がある景色が、ブダペスト滞在を彩り豊かにしてくれるはずです。
ゆったりした広さがある客室には、無料Wi-Fi、薄型テレビ、ミニバー、セーフティーボックス、バスローブ、各種アメニティと必要な物はしっかり揃っています。
ホテルライフを楽しみたい方は、フィットネスジムや、スパ、温水の屋内プールなどを利用してリフレッシュするのも良いですね。
料金は高めではありますが、このクラスのホテル、この景色としては他のヨーロッパの大都市ではあり得ないお値段。
ホテル予約サイトで比較検討して、予算に合ったお部屋を見つけてください。
住所 : Budapest Apaczai Csere J.U. 12-14 Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1号線「ヴェレシュマルティ広場」駅(Vörösmarty tér)から徒歩4分
電話番号 : (1) 3276333
チェックイン/チェックアウト : 15:00〜24:00/12:00
公式サイト : インターコンチネンタル ブダペスト IHG ホテル
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
老舗ホテルが多いブダペストでは比較的新しく、2015年に開業した「プレステージホテルブダペスト」は、旅行通に人気の4つ星ホテルです。
セーチェーニ鎖橋から徒歩1分ほどという、最高のロケーション。
19世紀のタウンハウスを改装しているので、正面玄関はクラシカルな雰囲気です。
吹き抜けのロビーの中央には、美しいシャンデリアがあり印象的。
オレンジ系のインテリアがアクセントになってモダンでエレガントな雰囲気です。
ロビーを囲うように客室が配置されているのはタウンハウスの名残ですが、ホテルとしては斬新ですね。
客室はゴールドやパープルを使用した内装で、高級感に溢れています。
高級家具、無料Wi-Fi、書き机、ミニバー、テレビ、セーフティーボックス、ネスプレッソマシン、バスローブ、各種アメニティなど、必要なものはしっかり揃っています。
1階には、ハンガリーで最初にミシュランの星を獲得したというポルトガル人シェフが監修したレストラン「Costes Downtown」があり、カジュアルな雰囲気の中で、本格的な料理が味わえると評判です。
住所 : Vigyázó Ferenc utca 5 Budapest
マップ : Googleマップ
アクセス : 地下鉄1号線「ヴェレシュマルティ広場」駅(Vörösmarty tér)から徒歩7分
電話番号 : (1) 9201008
チェックイン/チェックアウト : 14:00〜24:00/12:00
公式サイト : プレステージホテルブダペスト
予約サイト : Expedia Booking.com Hotels.com
「ドナウの真珠」の愛称を持つブダペストのおすすめ観光スポットやグルメ、ホテルをご紹介しました。
日本ではあまり馴染みがない都市かもしれませんが、食事は日本人に親しみやすいものばかりで、温泉文化もあるなど親近感の湧きやすい国ですよ。
筆者はブダペストを一度訪れて以降、その美しい景色とついつい長居してしまう温泉、美味しいグルメの虜になってしまいました。
一度訪れると癖になる美しい都市・ブダペスト、きっとあなたもその魅力にどっぷりハマってしまうかもしれません。
最終更新日 : 2023/08/31
公開日 : 2019/03/28