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八戸市(はちのへし)は青森県の南東部に位置する市です。
太平洋に面していて、市域の南部は岩手県に接しています。
人口はおよそ22万5千人、面積は約30平方kmにおよび、人口密度は青森県で1番高い都市です。
八戸は青森や弘前と共に、青森県の三大都市のひとつに数えられています。
八戸は古くから漁業が盛んな土地で、現在も漁業は八戸の代表的な産業です。
そのため、市内の数ヶ所で開かれる朝市や活気あふれる市場は、八戸の風物詩となっています。
また、現代では重化学工業も盛んで、八戸は東北有数の工業都市でもあります。
なお、2002年(平成14年)に東北新幹線が八戸駅まで延び、観光客が増加しています。
主な名物に「南部せんべい」や南部せんべいを使った「せんべい汁」が有名です。
さらに、八戸は2006年(平成18年)に第1回「B-1 グランプリ」が開催された場所としても知られています。
それ以降、八戸はB-1グランプリの常連となりました。
八戸へ鉄道を使ってアクセスする場合、新幹線が便利です。
東京駅からは最短で3時間弱で八戸駅へ着きます。
飛行機では、三沢空港が八戸の最寄り空港です。
三沢空港は東京(羽田空港)・大阪(伊丹空港)・札幌(丘珠空港)の便が発着しています。
三沢空港から八戸の間は自動車で約50分、連絡バスも運行しているので便利です。
自動車で高速道路を利用する場合は、八戸自動車道を利用します。
市内には八戸・八戸北・八戸西・南郷の各インターチェンジがあり、一般道へ連絡可能です。
また、八戸久慈自動車もあり、八戸中心部から東部へ移動できます。
まずは本八戸駅周辺の観光スポットをご紹介します。
八戸市の中でも最も栄えているこのエリアでは、観光のみならずショッピングやグルメも存分に楽しめます。
「八戸屋台村みろく横丁」をはじめ、どこか懐かしい雰囲気が漂う横丁もあるので、ぜひ足を運んでみましょう。
三八城公園は八戸市中心部にある公園です。
JR本八戸駅のすぐ南側、八戸市役所のすぐそばにあります。
三八城とは「三戸郡(さんのへぐん)にある八戸城」とう意味で、三八城公園は江戸時代に築城された八戸城の本丸跡を公園として整備されたものです。
八戸の中心市街地は江戸時代の八戸城の城下町が起源であるため、三八城公演は現在も八戸市民の憩いの場として親しまれています。
公園は高台にあるので見晴らしがよく、市街を一望できるのもポイントです。
公園の中には芝生広場や遊具、展望台、池などが整備されていて、春には約50本の桜が咲く市内屈指の桜の名所となっています。
さらに、夏には子どもたちが水遊びをすることができ、秋になると紅葉も楽しめます。
その他、城の遺跡である古桜門や、八戸城主・南部氏を祀った三八城神社などの歴史スポットも人気です。
三八城神社があるところは、南部氏の御殿があったと言われています。
住所 : 青森県八戸市内丸1-14-49
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0178-43-9141(八戸市公園緑地課)
八戸ポータルミュージアム はっちは、八戸市中心部にある施設です。
2011年(平成23年)に八戸の観光拠点としてオープンしました。
館内では八戸の観光スポットや八戸の魅力を展示しており、八戸観光に訪れたときの参考になります。
さらには、アーティストの作品展示や市民の様々な活動の拠点となるシアターとギャラリーも併設されているのもポイントです。
また、カフェや売店も併設されていて、観光ついでにお土産も買うことができます。
住所 : 青森県八戸市三日町11-1
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0178-22-8228
休館日 :
第2火曜日(休日の場合は開館して翌日に休館)
12月31日・1月1日
開館時間 :9:00〜21:00
料金 :無料
公式URL : 八戸ポータルミュージアム
八戸市の交通の要所である八戸駅から、JR八戸線を利用しておよそ11分ほどのところにある小中野・湊。
海に面した場所に位置するこのエリアは、新鮮な魚介類がズラッと並ぶ朝市が人気です。
八戸に訪れるなら、港町独特の快活な雰囲気が味わえるこちらの観光スポットはぜひ押さえておきましょう。
陸奥湊駅前朝市は、JR陸奥湊駅前の大通りで開かれている朝市です。
陸奥湊駅前朝市が開かれるのは毎週月〜土曜の朝。
会場の駅前通りには小売店や卸店が所狭しと並びます。
また、会場にある八戸市営魚菜小売市場も注目スポットです。
1953年(昭和28年)に開設された八戸市周辺の市民の台所として親しまれています。
陸奥湊駅前朝市では、八戸の新鮮な海鮮を使った朝ごはんが人気です。
朝市で刺身や惣菜、八戸市営魚菜小売市場で買ったご飯やみそ汁などを合わせ、自分ならではの朝食メニューが楽しめます。
住所 : 青森県八戸市湊町 陸奥湊駅前通り周辺0178-33-6151(八戸市営魚菜小売市場)
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0178-33-6151(八戸市営魚菜小売市場)
休催日 : 毎週日曜日、正月
開催時間 :
毎週月~土曜日 3:00〜12:00
(八戸市営魚菜小売市場での朝食は5:00~10:00頃)
館鼻岸壁朝市は、JR陸奥湊駅の北およそ500mの場所にある、海沿いの広場で開かれる大規模な朝市です。
陸奥湊駅前朝市と並ぶ漁業の街・八戸を代表する朝市として有名で、来客数が多い全国有数の朝市としても知られています。
開催されるのは毎週日曜日の朝で、毎週1万人以上の人が訪れる人気スポットです。
全長800メートルに渡り、300店以上の屋台が並ぶ光景は圧巻。
八戸ならではのイカ・サバなどの新鮮な魚介、さらに魚介を使った干物といった食品が名物として人気があります。
さらに、魚介だけでなく野菜・果物・総菜、さらには雑貨まで、多種多様な品揃えなのも館鼻岸壁朝市のポイントです。
住所 : 青森県八戸市新湊 館鼻岸壁
マップ: Googleマップ
電話番号 : 080-5734-3251(湊日曜朝市会事務局)
休催期間 : 1〜3月
開催時間 :毎週日曜日 日の出〜9:00頃
公式URL : 館鼻岸壁朝市
八戸駅からJR八戸線を利用して約33分のところにある種差。
太平洋をバックに、青々とした芝がどこまでも広がる、何とも贅沢なロケーションが人気です。
他では味わえない自然を存分に満喫してください。
種差海岸は、八戸市東部にある海岸です。
天然芝生が波打ち際まで広がっていることで知られており、三陸復興国立公園の一部となっています。
芝生が広がっているため、古くから種差海岸一帯で馬の放牧が行われていました。
現在では乗馬体験が人気のアトラクションです。
その他にも、種差海岸インフォメーションセンターが開催する毎週土曜朝のヨガやキャンプ場、展望台などもあります。
美しい海と迫力ある岩場、そして一面に緑が広がる天然芝生の光景は、八戸有数の写真撮影スポットです。
住所 : 青森県八戸市大字鮫町字棚久保
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0178-51-8500(種差海岸インフォメーションセンター)
公式URL : 種差海岸インフォメーションセンター
蕪島(かぶしま)は八戸市東部にある小さな半島です。
種差海岸の北に位置していて、以前は島でしたが、現在は陸続きとなっています。
蕪島はウミネコの繁殖地となっており、国の天然記念物に指定されました。
ウミネコの他にも、5月にはたくさんの菜の花が咲くことでも知られています。
菜の花の時期には、菜の花の黄色と蕪島神社の鳥居の赤色、さらにウミネコと青空の素晴らしいコラボレーションが見事な景観を作り出します。
住所 :青森県八戸市大字鮫町字鮫56-2
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0178-34-2730(蕪嶋神社)
公式URL : 蕪嶋神社
八戸市の玄関口である八戸駅と、そこから南に広がるように位置していているこちらのエリア。
海岸沿いとはまた打って変わって、史跡や神社、博物館や美術館など八戸の歴史を感じられる観光スポットのが特徴です。
ゆったり趣深い雰囲気を味わいたい、大人な旅にぴったりなスポットと言えるでしょう。
櫛引八幡宮は八戸市西部にある神社です。
鎌倉時代初期の1222年(貞応元年)に建てられたという古い歴史があります。
もとは四戸八幡神社と呼ばれていました。
江戸時代には八戸藩主・南部氏の所領の総鎮守として保護されています。
本殿は江戸時代前期の形式で、国の重要文化財です。
他にも赤糸威鎧や白糸威褄取鎧が国宝に指定されています。
また、境内の「明治記念館」は青櫓守県に現存する最古の洋風建築として有名となっています。
それ以外にもたくさんの宝物や貴重な文化財があり見どころ満載の神社です。
なお、櫛引八幡宮の主祭神は八幡大神(はちまんおおかみ)で、文化興隆、商売繁盛、武運勝負、安産守護、商業・工業・農政・漁猟・交通・土木などの殖産興業に御利益があると言われています。
住所 :青森県八戸市八幡字八幡丁3
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0178-27-3053
公式URL : 櫛引八幡宮
根城の広場は、八戸市の西部にある史跡公園です。
根城は、南北朝時代に南朝方の南部 師行(なんぶ もろゆき)が1334年(建武元年)に築城した城です。
その後、およそ300年に渡って八戸周辺の政治の拠点となりました。
現在は跡地として残っており、主殿や工房・納屋・馬屋などの建物が忠実に復元されています。
さらに、南部実長が創建した日蓮宗総本山・久遠寺からしだれ桜が移植されているのも見どころです。
毎年春になると見事な花を咲かせ、八戸市内屈指の桜スポットとして知られています。
根城は1941年(昭和16年)に国の史跡に指定され、その後「日本100名城」のひとつにも選ばれました。
住所 : 青森県八戸市大字根城字根城47
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0178-41-1726
休観日 :
月曜日(第1月曜・祝日は開館)
祝日の翌日(土・日曜は開館)
12月27日~1月4日
拝観時間 :9:00~17:00(入場は16:30まで)
料金 :
一般 250円
高校・大学生150円
小・中学生 50円
小学生未満 無料
公式URL : 根城の広場
八食センターは、八戸市北西部にある施設です。
市場のような活気のある大きなお店で、地元客から観光客まで多くの人が訪れます。
こちらでは八戸港で水揚げされた新鮮な魚介類をはじめ、地元で採れた野菜や八戸周辺でおなじみの食品が販売されています。
施設内には全長およそ170mの通路があり、約60店が軒を連ねている光景が印象的です。
他にも「厨スタジアム」「味横丁」という2つの飲食街でグルメも楽しめます。
また、市場で買った魚介類をその場で七輪で焼いて食べられる「七厘村」も注目です。
住所 : 青森県八戸市河原木字神才22-2
マップ: Googleマップ
電話番号 : 0178-28-9311
休業日 : 水曜日(厨スタジアムは年中無休)
営業時間 :
市場棟 9:00〜18:00
味横丁 9:00〜18:30
厨スタジアム 9:00〜21:00
公式URL : 八食センター
八戸市南部に位置する是川・南郷。
八戸駅からは、バスを乗り継いでおよそ1時間10分ほどの場所にあります。
今も里山の面影が残るこのエリアでは、緑豊かな自然を体感することが出来ます。
お子様が楽しめるようなレジャースポットもあるので、家族旅行も楽しめます。
八戸公園は八戸市南部にある公園・遊園地です。
敷地は約37haと広大で、1981年(昭和56年)に八戸市によって開設されました。
園内は9つのゾーンに分かれていて、「こどもの国」と呼ばれるジェットコースターなどの大型遊具がある「遊園地ゾーン」、様々な植物が栽培されている「緑化植物園ゾーン」、サルや小動物と触れ合える「動物放牧ゾーン」などがあります。
特に遊園地ゾーンと動物放牧ゾーンは子どもたちに大人気です。
朝から夕方まで飽きが来ない子供にとっては天国のような場所で、休日を中心に多くの家族連れで賑わっています。
また、八戸公園は八戸市内最大の桜の名所としても有名です。
春になると約2000本のソメイヨシノ・ヤマザクラ・ヤエザクラなどの種類の桜が満開になり花見客で園内がいっぱいになります。
住所 : 青森県八戸市大字十日市字天摩33-2
マップ: Googleマップ
電話番号 :
0178-96-2932(植物園)
0178-96-3409(こどもの国)
休園日 :
月曜(月曜が祝日の場合は翌日)、年末年始
こどもの国:月曜(月曜が祝日の場合は翌日)
開園時間 :
植物園 9:00〜17:00
こどもの国 4月1日〜11月3日までの9:00〜16:45
料金 :無料(こどもの国の遊戯施設は別途使用料が必要)
公式URL : 八戸公園
八戸のおすすめ観光スポットをご紹介しました。
古くから港町であった八戸ならではの、新鮮な魚介類が味わえる朝市や市場が一番のおすすめスポットです。
朝市や市場では新鮮でたくさんの種類の海鮮が楽しめ、せんべい汁をはじめとしたご当地グルメも楽しめます。
その他にも種差海岸や蕪島、三八城公園などの美しい景観も押さえておきたいところです。
八戸へ観光や旅行で訪れる際には、ぜひ本記事を参考しにしてみてください。
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最終更新日 : 2023/08/18
公開日 : 2019/05/07