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2. サンティアゴ・メトロポリタン大聖堂(Catedral de Santiago Metropolitana)
<イスラ・デ・パクスア(イースター島)のおすすめ観光スポット>
1. イースター島博物館(Museo Antropologico Padre Sebastian Englert)
<プエルト・ナタレス(パイネ国立公園)のおすすめ観光スポット>
1. トーレス・デル・パイネ(Torres del Paine)
3. パイネ・グランデ山(Cerro Paine Grande)
チリは南米大陸の中でも特殊な形をしており、南北の長さは4,329kmもあるのに対して、東西は175kmしかないとても細長い国です。
北部は海岸砂漠地帯で、南部は海岸が複雑に入り組んだフィヨルドを形成した広大な自然になっています。
他の南米の国とはアンデス山脈によって分断されています。
多種多様な景色を持つチリ。
南にはパタゴニアの自然が広がり、その先にはペンギンやアザラシのいる南極大陸が存在します。
西に行けばモアイ像で有名なイースター島もあり、大自然や遺跡スポットは山ほどある国です。
今回は見所豊富なチリの都市の中から、首都サンティアゴ、イスラ・デ・パクスア(イースター島)、プエルト・ナタレス(パイネ国立公園)、南パタゴニアの観光スポットを中心にご紹介します。
国名:チリ共和国
首都:サンティアゴ
国土:75万6950㎢
人口:約1921万人(2022年時点)
民族:チリ人、ケチュア人、アイマラ人、マプーチェ人など
言語:スペイン語、ケチュア語、アイマラ語、マプーチェ語など
宗教:キリスト教(ローマ・カトリック、プロテスタント、正教)、ユダヤ教、イスラム教
日本との時差:13時間(8月中旬から5月中旬のサマータイムの実施により12時間 )
通貨:チリ・ペソ 1チリ・ペソ=0.15円(2022年10月時点)
現状日本からチリへの直行便はありません。(2022年10月時点)
そのため、チリに行くためには北米のロスアンゼルス、アトランタ、ダラスなどを経由して行くことになります。
トータル26〜32時間かかります。
多くのアメリカ系航空会社にチリへのフライトがあるため、それぞれの運行スケジュールを事前にチェックしておきましょう。
→ アメリカン航空
→ デルタ航空
→ ユナイテッド航空
査証免除協定に基づき、3ヶ月以内の観光ならビザは不要です。
パスポートの有効残存期間は入国時6ヶ月以上必要ですので、事前に自分のパスポートをチェックしておきましょう。
また、アメリカ経由でチリに渡航する場合は、事前に電子渡航認証システム(ESTA=エスタ)にて渡航認証を取得しておきましょう。
72時間前までに ESTA専用サイト にて行います。
ここからはチリの観光スポットを紹介する上で事前に知っておいてもらいたいキーワードを紹介します。
どれも観光スポットごとに関係してくるため、あらかじめ把握しておきましょう。
チリに訪れる旅行者の多くが、パタゴニアやイースター島などの大自然を目当てにしていると思います。
その際に注意したいのは、ゴツゴツした岩場や滑りやすい雪まみれの大地です。
ちゃんとしたトレッキングシューズを履いていないと怪我の原因にもなるため、事前に準備しておきましょう。
地形だけではなく、チリは気候も特徴的です。
年間降水量が少ないところもあれば、雨だらけの土地もあります。
さらに日中は40℃を超えていても、朝晩は0℃前後に下がる場合もあるので、服装は十分に気を付けてください。
基本的には味付けはシンプルで、塩とオリーブオイル、煮込みなどがメインです。
中でも長い海岸線を持つだけあって、シーフードの新鮮さは抜群です。
海岸の街にいったら、ぜひ「Mariscos」の看板のあるレストランを探しましょう。
最も有名な料理は「パイラ・マリナ」という魚介スープです。
シーフード以外には、カスエラ・デ・アベ(鶏の骨肉とジャガイモのスープ)、チュラスコ(牛肉の鉄板焼き)、パステル・デ・チョクロ(ひき肉・オニオンのオリーブ炒め)などもおすすめです。
ビールもさることながら、特にワインが有名な国として知られています。
高品質なのに安いのがチリワインの特徴です。
風土的にブドウを育てるのに適したチリは、古くからワインの産地として有名。
日本でも有名なディアブロ(悪魔のシールが目印)は現地でも大人気のチリワインです。
ワインを飲むだけではなく、実際にワイン畑まで行けるツアーもあるため、ワイン好きの人は行ってみてはいかがでしょうか。
コンチャ・イ・トロ、サンタ・リタ、ウンドラーガのビーニャ(ワイナリー)がおすすめです。
チリワイン以外にも、チアシード、香辛料メルケン、ローズヒップなどが有名です。
また北部に行くと、アルパカなどの毛で編んだセーターがとても安価で売られています。
しかし、お土産の中で最も注目すべきは「ラピスラズリ」。
ラピスラズリは世界でもチリとアフガニスタン、ロシアでしか産出されていない鉱石です。
青色で日本では「瑠璃」と呼ばれる宝石のことです。
採掘したものをそのまま加工してアクセサリーとしているため、濃いブルーに白い模様が入っているものもあり、逆にそれが何とも言えない美しさを誇ります。
アクセサリーだけでなく、置物や小物入れ、食器など色々なものがあります。
高級店でなくても露店でも売っているので、予算に応じてラピスラズリを選んでみましょう。
チリは南米の中では治安の良い国で知られています。
危険地域の指定が多い南米にあってはかなり珍しい国です。
そうとはいっても、これは日本と同じレベルというわけではなく、スリや置き引きは日本の倍以上発生しているため注意が必要です。
特に都市部では多発しており、首都のサンティアゴは旅行者を狙った盗難が目立っています。
その他に注意してもらいたいのが観光マナーです。
例えばモアイ像に乗ったりすると逮捕されてしまうこともあるので気を付けましょう。
サンティアゴはチリの首都です。
北はアタカマ砂漠が広がっている一方で、南には氷河が大地を覆っているという、チリの特徴を体現しているような都市です。
細長いチリのほぼ真ん中に位置するサンティアゴは、標高が520mもあります。
800万人以上が住んでおり、日本のように四季はありますが、地中海性気候なので基本的には温暖な気候です。
また、一年のうち300日以上も晴天に恵まれる街でもあります。
旧市街の中心に位置しているのが、このアルマス広場です。
広場の目印はスペインからの独立後に、サンティアゴの発展に貢献したペドロ・デ・バルディビアの騎馬像です。
このアルマス広場を中心にサンティアゴ旧市街は広がっているため、サンティアゴに着いたらまずはここに向かいましょう。
近くにはサンティアゴ大聖堂や様々な博物館があり、腹ごしらえのためのレストランとカフェもあるので、休憩しながら旅の計画を練るのに適した立地です。
英名 : Armas Square
住所 : Plaza de Armas, Santiago, Región Metropolitana
マップ : Googleマップ
アクセス : メトロPlaza de Armas駅下車、徒歩1分
営業時間 : 年中無休
料金 : 無料
先ほど紹介したバルディビアが、まず最初にこのサンティアゴを侵略した際に行ったのが、このサンティアゴ・メトロポリタン大聖堂を建てることでした。
その後、この大聖堂はチリ・カトリックの総本山として存在し続けています。
多くの聖具はイエズス会の思想を反映しており、サン・フランシスコ・ザビエルの木像と重さ20kg以上もある銀のランプが見所です。
また、聖具安置所の「最後の晩餐」も人気スポットです。
熱心なカトリック信者の多いチリにおいては、今も精神的な支えとなっています。
英名 : Santiago Metoropolitan Cathedral
住所 : Calle Plaza de Armas 498, Santiago, Chile
マップ : Googleマップ
アクセス : アルマス広場より徒歩すぐ
電話番号 : +56 2 2269 6277
定休日 : 無休
営業時間 : 【月〜金曜】10:00〜19:00【土〜日曜】 9:00〜13:30
料金 : 無料
公式サイト : サンティアゴ・メトロポリタン大聖堂
サンティアゴの人々の胃袋を安定させてくれているのが、この中央市場です。
新鮮な海産物を中心に、野菜やフルーツなど様々なものが売られています。
チリは海産物が豊富で、中央市場内には小さな食堂がいくつかあるため、朝食を食べに来るのにもおすすめです。
日本人はウニが好きと有名らしく、日本人を見ると「ウニ、ウニ」と声をかけてくることがあります。
日本では高価なウニも1,000円以下で食べられるのもメリットの1つです。
また、中央市場から北に5分ほど歩くと「ラ・ベガ市場」という卸売市場もあります。
英名 : Central Market
住所 : San Pablo, Santiago, Región Metropolitana, チリ
マップ : Googleマップ
アクセス : アルマス広場から徒歩5分
電話番号 : +56 2 2697 3779
定休日 : 無休
営業時間 : 【日〜木】7:30〜17:00【金】7:30〜20:00【土】7:30〜19:00
料金 : 無料
公式サイト : 中央市場
スカイ・コスタネラは、南米で最も高いビルであるグラン・トーレ・サンティアゴの屋上にある展望台。
地上300mから見るチリのパノラマは感動ものです。
展望台へはビルに隣接するショッピングモール、コスタネラ・センターの地下1階から行きましょう。
展望台までは高速エレベーターで40秒です。
2段階式の展望台で、下層は室内で英語などの解説を聞くことができます。
上層は完全なオープンエアーになっており、定期的に無料ガイドツアーが行われています。
英名 : Sky costanera
住所 : Andrés Bello 2425, Providencia, Región Metropolitana,
マップ : Googleマップ
アクセス : メトロ「Tobalaba駅」より徒歩5分
電話番号 : +56 2 2916 9269
定休日 : 無休
営業時間 : 10:00〜21:00(最終入場〜20:00) ※祝日は変更の可能性あり
料金 :
公式サイト : スカイ・コスタネラ
チリはワインの産地としても有名な国です。
アンデス山脈の麓に広がる広大な土地と乾燥する風土が、ブドウの生育に最高の場所となっているのです。
市街地には数多くのビーニャ(ワイナリー)が点在しています。
特におすすめなのがコンチャ・イ・トロで、チリでも有名なワインを作り続けている老舗です。
市街からも近いこともあり、数多くのワイン好きが訪れています。
せっかく訪れるのであれば、時間をゆっくりとってテイスティングとワイン畑を見学するツアーに参加しましょう。
コンチャ・イ・トロ以外にも、サンタ・リタ、ウンドラーガなどのビーニャがあるので、近くに観光する際には立ち寄ってみてください。
英名 : Concha y Toro
住所 : Av. Virginia Subercaseaux 210, Pirque, Región Metropolitana
マップ : Googleマップ
アクセス : サンティアゴより車で約30分
電話番号 : +562 2476 5100(ツアー予約)
定休日 : 祝日
営業時間 : 9:00〜17:00
料金 : テイスティングツアー(所要約70分)20,000ペソ〜
公式サイト : コンチャ・イ・トロ
知っている人も多いであろうイースター島が、このイスラ・デ・パクスアです。
世界各地から多くの旅行者が訪れている、チリでも最も有名な観光スポットです。
イスラ・デ・パスクアは、1888年にチリ領になった際に名前を付けられていますが、英語にすると「イースター」となります。
元々は復活祭の日(イースター)にこの島にたどり着いたことから名付けられているんだとか。
地元ではラパ・ヌイとも呼ばれています。
モアイ像で有名なイースター島ですが、その数はおよそ1,000体近くあるそう。
中には無残に倒されたままだったり、波や風によって元の姿をまったくとどめていないものも存在します。
また、このイースター島は島の一部をラパ・ヌイ国立公園としてユネスコの世界遺産に登録されています。
国立公園として入場料がかかるので、上陸したら指定場所できちんと入場券を購入しましょう。
※イースター島の観光関連記事: 【チリ】世界遺産「イースター島」のおすすめ観光スポット10選!旅行に役立つ情報が満載
イースター島に着いたら、まずはこの博物館に行くことをおすすめします。
島の成り立ちからモアイ像に関することまでを知ることができます。
一押しの展示品は「モアイの眼」です。
「モアイの眼」は1978年にアフ・ナウナウのモアイ建設中に見つかったもので、左右35cm・天地19cmという大きさです。
モアイは眼をはめ込むことでマナ=霊力が宿ると言われており、とても貴重な存在です。
白眼の部分には白珊瑚、黒眼には赤い疑灰岩が使われています。
その他にも、モアイ像について詳しく知れたり、受付では日本語の解説書を借りることもできます。
英名 : Sebatians Englert Museum
住所 : Sector Tahai s/n, Región de Valparaíso, Isla de Pascua
マップ : Googleマップ
アクセス : タハイ儀式村から徒歩5分
電話番号 : +56 32 255 1020
定休日 : 毎週月曜、1月1日・聖金曜日・5月1日・9月18日・12月25日
営業時間 : 【火〜金】9:30〜17:30【土・日祝】9:30〜12:30
料金 : 無料
タハイ儀式村には、3つのアフ(祭壇)があります。
5体のモアイが並ぶアフ・バイ・ウリ、1体だけモアイが立っているアフ・タハイ、そしてイミテーションの眼がはめ込まれているモアイのいるアフ・コテリクの3箇所。
夕日が美しいことで有名なタハイ儀式村は、ハンガ・ロア村から歩いてすぐ行けるので、夕日のタイミングに行ってみてください。
ちなみに、ここのモアイは1968〜1970年にかけてアメリカの考古学者ウィリアム・マロイ博士によって復元されています。
モアイ像だけでなく住居跡、首長、高官の住居だったボートハウスが残されているのも貴重な史料となっています。
英名 : Sector Tahai
住所 : Hanga Roa, Isla de Pascua
マップ : Googleマップ
アクセス : ハンガ・ロア村中心部から徒歩10分
公式サイト : タハイ儀式村(ラパヌイ国立公園)
オロンゴ儀式村は、ハンガ・ロアから歩いても行けますが、非常に歩きづらい道程なので車で向かうことをおすすめします。
火山ラノ・カウの火口湖があり、崖の上からみる海はイースター島でも最高の景色の1つです。
この周辺をオロンゴ儀式村と呼び、かつては聖域とされていました。
海を見下ろすと、3つの島モトゥ・カオカオ、モトゥ・イティ、モトゥ・ヌイを見下ろすことができます。
その昔には、春の到来と共にこの海でモトゥ・ヌイまで泳いで渡り、海鳥の最初の卵を持ってくる「鳥人儀礼」という宗教儀式が行われていたと言われています。
なお、岬の先端には鳥人のレリーフが200点も刻まれています。
さらに、イースター島の水源にもなっている火口湖も、上から覗き込むと神秘的な輝きを見せてくれる観光スポットになっています。
英名 : Orongo
住所 : Orongo , Isla de Pascua
マップ : Googleマップ
アクセス : ハンガ・ロアの中心部から車で20分
営業時間 : 9:00〜17:30
料金 : 無料(国立公園入場チケットの提示が必要)
公式サイト : オロンゴ儀式村(ラパヌイ国立公園)
イースター島最大数のモアイ像が存在するのが、ここアフ・トンガリキです。
その数なんと15体です。
この15体のモアイ像は1993〜1996年にかけて日本企業(高松の「株式会社タダノ」という企業)の援助によって再建されています。
調査も含めて1億円もの膨大な資金援助(クレーン移動)を受け、見事15体の再建が成り立っています。
大地震や人為的な理由によって倒されていたモアイ像ですが、今では長さ100mにもおよぶアフ(祭壇)の上に並んでおり、その姿は圧巻です。
このモアイ像は他とは異なり、朝日を背にしたタイミングが1日のうちで最も美しく見えます。
そのため、早朝に訪れるのがおすすめですよ。
また、アフ・トンガリキのそばには日本にも来日したことのあるモアイ像も立っています。
英名 : Ahu Tongariki
住所 : Ahu Tongariki, Easter Island, Chile
マップ : Googleマップ
アクセス : ハンガロア村中心部から車で約35分
料金 : 無料(国立公園入場チケットの提示が必要)
公式サイト : アフ・トンガリキ(ラパヌイ国立公園)
アナケナビーチは、旅行者だけでなく地元の人々にも愛されているビーチです。
伝説の王であるホツマツアが上陸したことで有名なビーチは、白砂の入江とココナッツのヤシの木が美しいです。
近くにはホツマツアの像と言われるアフ・アトゥレ・フキがあります。
これは1956年に、ヘイエルダールと島民がモアイ像を建てるのにどれくらいの日数がかかるかを調査する目的で立てられました。
実際には12人がかりで18日間かかったと言われています。
その他にも、近くに帽子のようなもの(プカオ)を乗せた7体のモアイ像であるアフ・ナウナウもあります。
このモアイ像は砂に埋もれやすいため保存状態もよく、ふんどしや背中に模様が刻まれているのも詳しく見ることができます。
英名 : Playa de Anakena
住所 : Playa de Anakena , Isla de Pascua
マップ : Googleマップ
アクセス : ハンガ・ロアの中心部から車で1時間
公式サイト : アナケナビーチ(ラパヌイ国立公園)
プエルト・ナタレスという名前自体はあまり有名ではありませんが、パイネ国立公園へ行くための最寄りの街です。
もちろん、メインはパイネ国立公園の散策になります。
パイネ国立公園は世界でも有数の国立公園で、この公園だけを目的にチリを訪れる人もいるほど人気です。
日本でいうと大阪府とほぼ同じくらいの1630㎢もある自然公園で、年間を通じて厳しい気候であるため、その分圧倒的な大自然が作り出す風景を楽しめます。
氷河によって削られた3,000m級の花崗岩の岩連峰は圧巻。
それ以外にも湖や滝も楽しめる最高クラスの国立公園です。
パイネ国立公園でひときわ目立っているのが、トーレス・デル・パイネです。
これは3つの岩峰を指しており、チリでは「トーレ」はタワーという意味があるため3つの塔という意味になります。
大きさもそれぞれ2,000m超えの塔であり、南から順にトーレ・ディアゴスティーニ(2,850m)、トーレセントラル(2,800m)、トーレ・モンツィーノ(2,600m)です。
約1200万年前に地下から隆起した花崗岩の岩山で、覆っていた白亜紀の堆積岩が氷河などによって侵食されて取り除かれ今のような壮大な姿になっています。
できるだけ近くまで行って見た方が壮大さも極まりますので、ホテル・ラス・トーレスや山小屋に泊まり、麓までのトレッキングを楽しむことをおすすめします。
山小屋まではトータルでホテル・ラス・トーレスから3時間ほどで行くことができます。
英名 : Torres del Paine
住所 : Región de Magallanes y de la Antártica Chilena
マップ : Googleマップ
アクセス : ホテル・ラス・トーレスから2時間30分
料金 :
注意点 : 足場が悪いのでトレッキングシューズ推奨
公式サイト : パイネ国立公園
グレイ湖は、パイネ国立公園を代表する氷河が流れ込む湖です。
おすすめは1日4便の遊覧クルーズ。
所要2〜3時間かけてゆっくりとグレイ湖を遊覧できますので、グレイ湖氷河を堪能するにはおすすめです。
遊覧クルーズ は最寄りのホテル・ラゴ・グレイから出発し、料金は75,000〜85,000ペソですが、天候によっては欠航になる可能性もあるため事前に把握しておきましょう。
もちろん、徒歩40分かけてグレイ氷河を遠望できる展望台に行くのも貴重な体験です。
眼下にグレイ湖を見て、右に次に紹介するパイネ・グランデ山、奥にそびえ立つグレイ氷河を堪能できます。
足場は当然悪いので、トレッキングシューズで行くようにしましょう。
英名 : Lake Grey
住所 : Región de Magallanes y de la Antártica Chilena
マップ : Googleマップ
アクセス : ホテル・ラゴ・グレイから徒歩40分 ※ホテル・ラゴ・グレイまでは専用シャトルが運行
料金 :
公式サイト : パイネ国立公園
トーレス・デル・パイネと共にパイネ国立公園で重要な峰が、こちらのパイネ・グランデ山です。
チリにおいて、パイネ・グランデ山は大きさでは最高峰を誇ります。
北峰クンブレ・ノルテ、主峰クンブレ・プリンシパル、中央峰クンブレ・セントラル、バリローチェ峰の4つの峰から成り立っています。
最も高い主峰クンブレ・プリンシパルは、標高3,050mもあるんだとか。
パイネ・グランデ山の東側にはフランセス氷河が流れ出しています。
パイネ・グランデ山は、その大きさゆえにパイネ国立公園のどこからでも見ることが可能です。
他にも標高2,600mのクエルノス・デル・パイネ、標高2,668mのアルミランテ・ニエト山も近くにそびえ立っています。
パイネ国立公園の山はそれほど高いわけではありません。
しかし、降雪や強風の厳しさと共に天候の悪化も重なることで登山の難易度がとても高くなっており、頂上まで登山するのは至難の業です。
英名 : Cerro Paine Grande
住所 : Región de Magallanes y de la Antártica Chilena
マップ : Googleマップ
アクセス : ホテル・ロス・クエルノスから徒歩2時間30分
料金 :
注意点 : 登山は危険
公式サイト : パイネ・グランデ山
サルト・グランデは訳せば「パイネの大滝」です。
ノルデンフェールド湖からペオエ湖へと進みながら、急に狭まって崖から轟音と共に落下していく壮大な滝。
落差はそれほどありませんが、水量が多いため轟音が爽快です。
サルト・グランデのバックにはパイネ・グランデ山を見ることもでき、パイネ国立公園の雄大さを感じることができます。
アマルガ湖の入園口から20kmもあるので、山小屋プデートで宿泊もしくは休憩を挟んでサルト・グランデへと赴きましょう。
サルト・グランデからさらに歩くと、ノルデンフェールド湖を眼下にパイネ・グランデ山と角パイネを望む展望ポイントに行くこともできます。
英名 : Salto Grande
住所 : Región de Magallanes y de la Antártica Chilena
マップ : Googleマップ
アクセス : ホテル・ペオエから徒歩1時間、山小屋プデートから徒歩15分
料金 :
公式サイト : パイネ国立公園
チリとアルゼンチンの国境の境である南部パタゴニア。
ここにはいまだ人類の干渉を受けずにそのまま残っている広大な大自然が無数に残っており、数々の旅行者が観光に訪れています。
もともとパタゴニア地方にはセルクナム族などの先住民が住んでいましたが、ヨーロッパ人の入植によりほぼ全滅してしまいました。
その500年のうちに様々な自然が発見され、現在は立派な観光地となっています。
南部パタゴニアとして認識されている地域はアンデス山脈によって分けられ、チリ側はフィヨルドが複雑に入り組み、山と湖の変化に富んだ地形で雨も多くなっています。
しかし、このような複雑な地形と天候のために、パタゴニアには他では見られない自然の宝庫です。
チリの自然の絶景の中でもNo.1に輝いてもおかしくないのがマーブル・カテドラルです。
数多くの絶景特集で掲載されている、チリとアルゼンチンの国境にまたがるヘネラル・カレーラ湖の絶景です。
なぜこのような絶景になるかというと、それはヘネラル・カレーラ湖が氷河の侵食によって出来上がり、かつ湖の色がエメラルドグリーンをしているからです。
マーブル・カテドラルがあるのは、ちょうど湖の真ん中あたりの陸付近の孤島。
長い年月をかけて、湖水の侵食により炭酸カルシウムの岩が削られることで、絶妙な形になっています。
幾重にも重なるマーブル模様の洞窟内のカーブが、「マーブル」の由来で、その形状が教会のように見えることが「カテドラル」の由来です。
島まで自力で行くのはもちろん無理なので、ツアーに参加してボートを使ってアクセスするのが無難です。
せっかくマーブル・カテドラルまでいったら、上陸して美しい青い湖面とマーブルの光の反射を体感しましょう。
英名 : Marble Cathedral
住所 : Chile Chico, Región de Aysén del General Carlos Ibáñez del Campo
マップ : Googleマップ
アクセス : プエルト・リオ・トランキーロから半日ツアー
電話番号 : +56 95 650 1738(マールモル港)
料金 : ボートツアー 10,000ペソ(所要約90〜120分)
注意点 : 現地サンティアゴ発の3泊4日のツアーなどもおすすめ
ビーグル水道は、南米大陸の南端に繋がる部分で東の大西洋と西の太平洋を繋いでいます。
アルゼンチンとチリの国境にもなっており、その長さは全長320kmにも及び、幅はウシュアイア付近で最大10kmもあります。
進化論のチャールズ・ダーウィンの乗っていた観測船のビールグル号から名前をとっています。
ビーグル水道には小さな島や岩礁がいくつもあり、その島ごとにペンギン、アザラシ、海鳥などが生息しており、クルーズツアーではその生息を確認することができます。
訪れることができる島はロス・ロボス島、ロス・パハロス島などで、他にもクルーズツアーによっては訪れることができます。
時間のある人は、ゲーブル島のペンギンの生息地を見に行くのがおすすめです。
英名 : Beagle Channel
住所 : Canal Beagle
マップ : Googleマップ
アクセス : アルゼンチンのウシュアイアよりクルーズツアーに参加して見学
料金 : 60.5ドル〜(ツアーにより異なる)
公式サイト : ビーグル水道(パタゴニア)
南パタゴニアの最果ての街ウシュアイアからは、南極に行くこともできます。
毎年、多くの人がここウシュアイアから南極にクルーズツアーに旅立ちます。
全体の98%を南極氷床に覆われており、氷の暑さは最大で4kmを超えています。
夏なら10℃を超えることもありますが、中心部では-90℃近くにもなります。
南極最大の観光スポットの1つがペンギンです。
8種類のペンギンが生息しており、マゼランペンギン、アデリーペンギン、ジェンツーペンギン、ヒゲペンギンを見ることができます。
一般的な航路は南極半島とサウス・シェットランド諸島を訪れ、ペンギンだけでなく、アザラシ、クジラ、海鳥などの生き物を見ながら、氷山や氷河の絶景を堪能できます。
なお、南極に行く場合には事前に日本の環境省に 申請 が必要です。
時間とお金に余裕のある人は南極を目指してみましょう。
英名 : Antarctica
住所 : Antarctica
マップ : Googleマップ
アクセス : アルゼンチン・ウシュアイアから催行しているクルーズツアーに参加
料金 : 6,300〜15,000ドルが相場
注意点 : かなり人気のツアーなので事前予約推奨
チリは観光スポットが豊富にある国です。
何度行っても飽きないと言われるパタゴニアの大自然。
もちろん、旅行者を魅了しているのはチリの人々の陽気さと優しさも理由の一つかもしれません。
ぜひチリの大自然を旅して、現地の人々とチリワインで乾杯をしましょう♪
最終更新日 : 2022/10/25
公開日 : 2019/07/10